JP2002147385A - ターボ分子ポンプのシール構造 - Google Patents

ターボ分子ポンプのシール構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐食性を有するガスや凝縮性を有するガスを
含んだシステムガスの排気を行なうターボ分子ポンプに
おいて、軸受部やモータ部へのシステムガスの浸入を防
止できるようなシール構造を提供する。 【解決手段】 ターボ分子ポンプ1の静止部材10にO
リング13a、13bを介して径方向の揺動可能に嵌入
されたブッシュ12と、該ブッシュ12の内周部に僅少
の間隙を有して回動自在に挿通するジャーナル軸部8a
とからなり、該ジャーナル軸部8aの外周部にはヘリン
グボーン形の溝8bとねじ溝8cとを凹設すると共に、
これらブッシュ12とジャーナル軸部8aとの間にパー
ジガスを導入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腐食性を有するガ
スや凝縮し易いガス等を含んだプロセスガスの排気に最
適なターボ分子ポンプのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置等に用いられている従来
のターボ分子ポンプの構造の一例を図8に示した。
【0003】図8において、aは吸気口でありbが排気
口である。プロセスガスは動翼cと静翼dの作用によっ
て吸気口aから吸入され、排気口bから排出される。
【0004】多数の動翼cを取付けて高速回転するロー
タeの中心には回転軸fがあって、ころがり軸受g、h
を介してハウジングiに支承されている。
【0005】前記ころがり軸受g、hの潤滑は、潤滑油
槽jに溜めた潤滑油が回転軸fに設けられた油穴kの内
周を、回転によって生ずる遠心力で上昇することによっ
て行なわれる。
【0006】mはラビリンスリングで、静止しており、
回転軸fとの間で排気ガスのシールを行なう。
【0007】尚、ラビリンスリングmと回転軸fとの接
触を避けるため、両者間の間隙pを従来は数百ミクロン
程度としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のようにラビリン
スリングmと回転軸fとの間隙が広いと、排気ガスの一
部がラビリンスリングmを越えて内部へ浸入するのを防
止するのはむずかしく、前記間隙に窒素ガス等のパージ
ガスを導入しても、僅かではあるが排気ガスの一部が軸
受部へ浸入して、軸受やモータ等を腐食させて、ターボ
分子ポンプに故障を誘発するという問題があった。
【0009】更に又、ターボ分子ポンプの構造を簡単に
するために、グリース潤滑式のころがり軸受の採用が望
まれているが、潤滑油を用いたころがり軸受の場合には
期待できる潤滑油による排気ガスの稀釈効果もグリース
潤滑式では期待できないという問題があった。
【0010】本発明はこれらの問題点を解消し、グリー
ス潤滑式のころがり軸受の場合にも腐食性や凝縮性を有
するプロセスガスを安全に排気することができるような
ターボ分子ポンプのシール構造を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成すべくターボ分子ポンプのハウジングの静止部材に径
方向の揺動可能に嵌入された円筒状のブッシュと、該ブ
ッシュの内周部に僅少の間隙を有して回動自在に該内周
部を挿通したジャーナル軸部とからなり、該ジャーナル
軸部の外周部又は前記ブッシュの内周部にヘリングボー
ン形の溝を回転方向に向かってへの字状に開いた形状に
凹設したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2により説明する。
【0013】図1は本発明のシール構造を有するターボ
分子ポンプ1の縦断面図であり、2は後述するシール構
造部分、3は吸気口、4が排気口である。
【0014】5はロータで、外周に多数の動翼6を放射
状に取付けて有している。
【0015】7は静翼である。
【0016】前記ロータ5の中心には回転軸8があっ
て、ロータ5と回転軸8は一体となって高速回転をす
る。
【0017】前記回転軸8は、グリース潤滑式のころが
り軸受9a及び9bを介してケーシングの静止部材1
0、11に回動自在に支承されている。
【0018】前記シール構造部分2の詳細を図2に示し
た。
【0019】即ち、シール構造部分2は、前記静止部材
10に設けた軸孔10aに径方向の揺動可能に緩嵌され
たブッシュ12と、該ブッシュ12を回動自在に挿通す
るジャーナル軸部8aとからなる。
【0020】ジャーナル軸部8aは前記回転軸8の一部
で、該ジャーナル軸部8aの外周部にはシール用のねじ
溝8cとヘリングボーン形の溝8bとが凹設されてお
り、該ジャーナル軸部8aの外周部と前記ブッシュ12
の内周部との間は5乃至10ミクロンの僅少の間隙とな
るように形成されている。
【0021】ブッシュ12は円筒状で、該ブッシュ12
の外周部と前記軸孔10aとの間は少なくとも100ミ
クロン以上の間隙となるように形成されている。
【0022】13a及び13bはOリングで、低弾性率
の弾性材料からなり、前記軸孔10aの内周面に形成の
溝内に介入されているこれらのOリング13a、13b
によって前記ブッシュ12が前記静止部材10の軸孔1
0aに径方向の揺動可能に係止されている。
【0023】前記ブッシュ12の外周部には円周方向の
環状溝12bが凹設されており、更に該環状溝12bの
底部を貫通して貫通孔12aが設けられていて、前記静
止部材10に形成されている通気孔10bから送られて
きたパージガスが該貫通孔12aを通って前記ブッシュ
12とジャーナル軸部8aとの間の僅少な間隙に送り込
まれる。
【0024】前記貫通孔12aは、前記ジャーナル軸部
8aに凹設されているねじ溝8cとヘリングボーン形の
溝8bとの中間に開口するように形成されている。
【0025】ねじ溝8cは、前記パージガスがターボ分
子ポンプの排気口4の方に洩れるのを防ぐように斜平行
に形成されている。
【0026】矢印Fは回転軸8の回転方向を示し、前記
ヘリングボーン形の溝8bは、回転方向Fに向かってへ
の字状に開いた形状に形成されている。
【0027】尚、14は回転軸8を回転駆動するモータ
部分である。
【0028】次に本実施の形態のターボ分子ポンプ1の
作動及び効果について説明する。
【0029】ターボ分子ポンプ1は、ロータ5が回転軸
8と一体となってモータ部分14により回転駆動され
る。
【0030】回転軸8を軸支する上下2組の軸受9a、
9bは共にグリース封入式のころがり軸受であり、潤滑
油タンクや潤滑油ポンプが不要な簡便な構造となってい
る。
【0031】ロータ5の高速回転によってプロセスガス
の排気が行なわれる。
【0032】プロセスガスの一部が、矢印Zの経路を通
って前記軸受9a、9b及びモータ部分14へ浸入して
くるのを防止しているのがシール構造部分2である。
【0033】即ち、シール構造部分2を構成するブッシ
ュ12の外周部と静止部材10との間はOリング13
a、13bによって密封されているので、この間からの
前記プロセスガスの浸入は防止されている。
【0034】又、シール構造部分2を構成するブッシュ
12の内周部とジャーナル軸部8aの外周部との間は、
間隙を5乃至10ミクロンの僅少値とすると共に、この
間隙に窒素ガス等のパージガスを供給して、プロセスガ
スの浸入を防止している。
【0035】尚、高速回転をしているロータ5及び回転
軸8は、残存するアンバランス重量のために、回転軸中
心の周りを微小な振幅で振れ回り運動をする。
【0036】この振幅は10ミクロン以上あることが予
想され、もし、この振れによってジャーナル軸部8aの
外周部とブッシュ12の内周部とが接触すれば、摩擦熱
を発して焼き付きを起こす怖れがある。
【0037】しかし、これはジャーナル軸部8aの外周
部に凹設したヘリングボーン形の溝8bとブッシュ12
との間が気体軸受の如く作用して、ブッシュ12を径方
向に押圧する力が働き、前記Oリング13a、13bの
弾性変形によってブッシュ12の径方向への揺動が吸収
されるので、ジャーナル軸部8aとブッシュ12とが接
触することはない。
【0038】尚、前記Oリング13a、13bは、ブッ
シュ12と前記静止部材10とが直接に接触しないよう
に、両者間を熱的に絶縁する作用をする。
【0039】これは、前記回転軸8が、モータ部分14
の発熱や軸受9a、9bでの発熱及びシール構造部分2
における気体の撹拌による発熱などによって昇温してい
るので、前記ブッシュ12を回転軸8と同程度の高温に
保って、ブッシュ12と回転軸8(ジャーナル軸部8
a)との間に凝縮生成物が生成しないようにすると共
に、熱膨張によるジャーナル軸部8aとブッシュ12と
の間隙の大きさの減少を防止している。
【0040】本発明の第2の実施の形態のターボ分子ポ
ンプのシール構造を図3により説明する。
【0041】本実施の形態のシール構造2aは、シール
部のねじ溝等の構造が前記第1の実施の形態とは異な
る。
【0042】即ち、本実施の形態では、シール部のねじ
溝は第1ねじ溝8dと第2ねじ溝8eの2組のねじ溝か
らなり、これらのねじ溝8d、8eは互いに逆ねじで、
これら2組のねじ溝8d、8eの中間に貫通孔12aが
開口して、パージガスを供給するようにしている。
【0043】これらのねじ溝8d、8eは、回転軸8の
回転方向Fの反対方向に向かってハの字状に開いた形状
に形成されている。
【0044】本実施の形態は前記第1の実施の形態にお
けるよりもシステムガスの浸入に対する防止作用が強力
であり、又、ヘリングボーン形の溝8bへのパージガス
の供給が助長されて、気体軸受の作用が増大する利点を
有する。
【0045】本発明の第3の実施の形態のターボ分子ポ
ンプのシール構造を図4により説明する。
【0046】本実施の形態のシール構造2bは、ねじ溝
を廃止してヘリングボーン形の溝8bだけを凹設した点
が前記第1及び第2の実施の形態とは異なる。
【0047】尚、本実施の形態では、パージガスを供給
する通気孔10bが、静止部材10内のころがり軸受9
aとブッシュ12との中間部へ開口するようにした。
【0048】従ってパージガスは、該ころがり軸受9a
側より前記ジャーナル軸部8aとブッシュ12との間隙
に拡散される。
【0049】本実施の形態は前記第1及び第2の実施の
形態よりも構造が簡単であり、又、ヘリングボーン形の
溝8bを大きく形成して、気体軸受の作用を増大させる
ことができる利点を有する。
【0050】本発明の第4の実施の形態のターボ分子ポ
ンプのシール構造を図5により説明する。
【0051】本実施の形態のシール構造2cは、前記第
1の実施の形態におけるブッシュ12の代りに、内周部
に3条の円周方向の環状溝15を有するブッシュ12´
を用いた点が前記第1の実施の形態と異なる。
【0052】これらの環状溝15は、ブッシュ12´の
前記シール用ねじ溝8cと相対する部位に、前記シール
用ねじ溝8cの深さの少なくとも倍の深さで凹設されて
いる。
【0053】これら環状溝15は、パージガスを封入し
てブッシュ12´の作動が安定し易くなる効果を有す
る。
【0054】尚、本実施の形態では、環状溝15をブッ
シュ12´側に設けたが、これは図6に示す如く、ジャ
ーナル軸部8a側に設けるようにしてもよい。
【0055】即ち、ジャーナル軸部8a側の外周部のシ
ール用ねじ溝8cを有する部分に、該シール用ねじ溝8
cの深さの少なくとも倍の深さで3条の環状溝16を凹
設して、ブッシュ12の作動の安定を図っている。
【0056】又、本実施の形態では、環状溝15又は環
状溝16の溝数をいずれも3条としたが、これらは3条
以外の数であってもよい。
【0057】本発明の第5の実施の形態のターボ分子ポ
ンプのシール構造を図7により説明する。
【0058】本実施の形態のシール構造2dは、前記第
1の実施の形態におけるブッシュ12の左右の両端面部
にOリングを設置した点が前記第1の実施の形態と異な
る。
【0059】即ち、ブッシュ12は、Oリング13a、
13bを介して静止部材10の軸孔10aに径方向の揺
動可能に緩嵌されていると共に、該ブッシュ12の両端
面部に該ブッシュ12と同芯にOリング13c、13d
を有しており、前記静止部材10の前記軸孔10aの前
後に設けた蓋体10cとフランジ10dとでこれらOリ
ング13c、13dを介して該ブッシュ12を両側から
挟持している。
【0060】前記蓋体10cとフランジ10dとの間隔
はブッシュ12の長さよりも少許大に形成され、該ブッ
シュ12が静止部材側と直接接触することはない。
【0061】このように本実施の形態では、前記Oリン
グ13a、13b、13c及び13dを介して静止部材
側と接するようにしたので、ブッシュ12と静止部材側
との間の熱的な絶縁性が向上し、ブッシュ12と回転軸
8(ジャーナル軸部8a)との間に凝縮生成物が生成し
たり、両者間の間隙が減少したりすることへの防止能力
が向上する。
【0062】尚、本実施の形態では、ブッシュ12の外
周部と両端面部とに設けたOリングを介して静止部材側
に係止する構造としたが、これはブッシュ12の外周部
にあるOリング13a、13bを廃止すると共に該ブッ
シュ12の外周部と前記軸孔10aとの間には少許の間
隙を存するようにし、該ブッシュ12は前記Oリング1
3c、13dを介して前記蓋体10cとフランジ10d
との間で挟持して前記静止部材10に係止するようにし
てもよい。
【0063】
【発明の効果】このように本発明によれば、ジャーナル
軸部の外周とブッシュの内周との間隙を僅少にして、シ
ステムガスの軸受部への浸入を防止することができるの
で、腐食性を有するガスや凝縮性を有するガスを含んだ
プロセスガスの排気を行なうターボ分子ポンプに最適な
シール構造を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール構造を有するターボ分子ポンプ
の縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のシール構造部の縦
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のシール構造部の縦
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のシール構造部の縦
断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のシール構造部の縦
断面図である。
【図6】同上第4の実施の形態のシール構造部の別の形
態の縦断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態のシール構造部の縦
断面図である。
【図8】従来のターボ分子ポンプの一例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ターボ分子ポンプ 2、2a、2b、2c、2d シール構造 8a ジャーナル軸部 8b ヘリングボーン形の
溝 8c、8d、8e ねじ溝 10 静止部材 12、12´ ブッシュ 12a 貫通孔 12b、14、15、16 環状溝 13a、13b、13c、13d Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/10 F04D 29/10 A 29/12 29/12 Z Fターム(参考) 3H022 AA01 BA01 BA04 BA06 BA07 CA01 CA11 CA12 CA13 CA14 CA19 CA21 CA22 CA28 CA35 CA38 CA40 CA48 CA57 CA58 CA60 DA00 DA01 DA04 DA08 DA11 3H031 DA02 EA01 EA03 EA05 EA07 EA08 EA09 FA04 FA11 FA15 FA32 FA39

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ころがり軸受を介して回転軸を支承して
    いるターボ分子ポンプにおいて、該ターボ分子ポンプの
    ハウジングの静止部材に径方向の揺動可能に嵌入された
    円筒状のブッシュと、該ブッシュの内周部に僅少の間隙
    を有して回動自在に該内周部を挿通したジャーナル軸部
    とからなり、該ジャーナル軸部の外周部又は前記ブッシ
    ュの内周部にヘリングボーン形の溝を回転方向に向かっ
    てへの字状に開いた形状に凹設したことを特徴とするタ
    ーボ分子ポンプのシール構造。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュと前記ジャーナル軸部との
    間隙にパージガスを導入したことを特徴とする請求項1
    に記載のターボ分子ポンプのシール構造。
  3. 【請求項3】 前記ブッシュ内を挿通するジャーナル軸
    部の外周部に前記ヘリングボーン形の溝に隣接してシー
    ル用ねじ溝を凹設したことを特徴とする請求項1に記載
    のターボ分子ポンプのシール構造。
  4. 【請求項4】 前記シール用ねじ溝は互いに逆ねじの2
    組のねじ溝からなり、これら2組のねじ溝間にパージガ
    スを導入する構造としたことを特徴とする請求項3に記
    載のターボ分子ポンプのシール構造。
  5. 【請求項5】 前記ブッシュは外周部に少許の間隙を存
    して前記静止部材に緩嵌されると共に該外周部に嵌着し
    た少なくとも2本のOリングを介して前記静止部材に係
    止した構造とし、これらOリングの弾性により前記ブッ
    シュの径方向の揺動を吸収すると共にこれらOリングの
    介入により前記ブッシュと前記ハウジングの静止部材と
    を熱的に絶縁したことを特徴とする請求項1に記載のタ
    ーボ分子ポンプのシール構造。
  6. 【請求項6】 前記ブッシュの両端面部に各々Oリング
    を設置して、これらOリングを介して前記静止部材に挟
    着される構造としたことを特徴とする請求項1又は請求
    項5に記載のターボ分子ポンプのシール構造。
  7. 【請求項7】 前記ジャーナル軸部の外周部と前記ブッ
    シュの内周部との間隙は多くとも10ミクロン以下とな
    るように形成すると共に、前記ブッシュの外周部と前記
    静止部材との間隙は少なくとも100ミクロン以上とな
    るように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項
    5に記載のターボ分子ポンプのシール構造。
  8. 【請求項8】 前記ブッシュの外周部に円周方向の環状
    溝を凹設すると共に該環状溝を貫通する貫通孔を設け
    て、該貫通孔を前記パージガスが通過する構造に形成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載のター
    ボ分子ポンプのシール構造。
  9. 【請求項9】 パージガスを供給する通気孔の開口部を
    前記ブッシュの近傍のころがり軸受と前記ブッシュとの
    中間に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項4に
    記載のターボ分子ポンプのシール構造。
  10. 【請求項10】 前記ブッシュの内周部の前記シール用
    ねじ溝と相対する部位に、少なくとも1条の円周方向の
    環状溝を凹設したことを特徴とする請求項3に記載のタ
    ーボ分子ポンプのシール構造。
  11. 【請求項11】 前記ジャーナル軸部の外周部の前記シ
    ール用ねじ溝を有する部分に、少なくとも1条の円周方
    向の環状溝を凹設したことを特徴とする請求項3に記載
    のターボ分子ポンプのシール構造。
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