JP2002147260A - 電磁バルブ制御装置 - Google Patents

電磁バルブ制御装置

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JP2002147260A
JP2002147260A JP2000346243A JP2000346243A JP2002147260A JP 2002147260 A JP2002147260 A JP 2002147260A JP 2000346243 A JP2000346243 A JP 2000346243A JP 2000346243 A JP2000346243 A JP 2000346243A JP 2002147260 A JP2002147260 A JP 2002147260A
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JP
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time
valve
invalid time
electromagnetic valve
electromagnet
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Application number
JP2000346243A
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English (en)
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Toshihiro Yamaki
利宏 八巻
Minoru Nakamura
稔 中村
Yoshinori Onohara
美徳 小野原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁バルブの無効時間を正確に算出し、バルブ
タイミングの精度を良好に維持する。 【解決手段】予め決められたパラメータに基づいて、電
磁バルブの動作に関する無効時間を推定する手段と、該
推定された無効時間に応じて、今回のサイクルの無効時
間を算出する手段と、算出された無効時間に従って、電
磁バルブの電磁石への通電終了タイミングを算出する手
段と、算出された通電終了タイミングに従って、電磁バ
ルブの電磁石への通電を停止する手段とを備える電磁バ
ルブ制御装置が提供される。この電磁バルブ制御装置に
よると、パラメータが急変した場合でも適切な無効時間
が算出されるので、バルブタイミング指令に対するバル
ブの開閉動作の応答を良好に維持することができる。推
定無効時間だけでなく、前回のサイクルで計測された計
測無効時間を考慮して、今回のサイクルの無効時間を算
出することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁バルブの開
閉を制御する装置に関し、より具体的には、既知のパラ
メータから推定された推定無効時間を使用して無効時間
を算出し、該無効時間に従って、電磁バルブの電磁石へ
の通電終了タイミングを制御する電磁バルブ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】今後の可能性として、内燃機関の吸排気
バルブに電磁アクチュエータを適用することが望まれて
いる。電磁アクチュエータは、対向する一対の電磁石に
交互に電力を供給することにより、対向する一対のスプ
リングに挟まれたアーマチャーを、一方の終端位置と他
方の終端位置との間で駆動する。電磁アクチュエータに
よって吸排気バルブを駆動すれば、機械的駆動に比べて
バルブタイミングを多様に制御することが可能になり、
よって内燃機関の出力特性および燃費の改善が可能とな
る。
【0003】一般的な電磁バルブにおいては、電磁石に
吸引され着座しているアーマチャーは、電磁石への通電
が停止されることによって着座状態から解放され、対向
する一対のスプリングの力がバランスする中立位置に向
かって変位を開始する。この変位に同期して、あるタイ
ミングで他方の電磁石を通電し、アーマチャーを吸引す
る力を発生させる。
【0004】アーマチャーが他方の電磁石に近づくにつ
れ磁束が急激に増し、該他方の電磁石の吸引力による仕
事が、一方の電磁石の残留磁束によるアーマチャーを引
き戻そうとするわずかな仕事と機械的損失の和に打ち勝
つ。こうしてアーマチャーは着座位置(すなわち、他方
の電磁石)に到達し、着座する。その後、電磁石には、
アーマチャーを着座位置に保持させるための保持電流が
供給される。
【0005】実際のバルブ動作では、アーマチャー保持
時の磁気吸引力の管理が難しく、アーマチャーを解放す
るときの残留磁束にばらつきが生じる。その結果、電磁
石への通電を停止してから実際にアーマチャーが着座位
置から離れるまでの時間が変動する(この通電終了か
ら、アーマチャーが着座位置から離れてある変位に到達
するまでの時間を、「無効時間」と呼ぶ)。したがっ
て、実際にバルブの開弁/閉弁動作を起動するバルブタ
イミング指令を実行する時点において、すでに無効時間
が経過しているのが望ましい。そうでないと、実際にバ
ルブタイミング指令を実行しても、無効時間があるため
に、瞬時にバルブの開弁/閉弁動作が開始されず、その
結果バルブタイミングの精度が悪化する。
【0006】一方、特開平6−2599号公報には、燃
料噴射弁についての無効噴射時間(燃料噴射弁に駆動信
号を印加してから実際に燃料噴射弁が開弁するまでの時
間)の変動を補正する方法が記載されている。この方法
によると、燃料噴射弁に流れる電流を検出し、該電流の
変化率から無効噴射時間を求める。前回燃料噴射弁を開
弁した時に求められた無効噴射時間を使用して、今回の
燃料噴射弁の開弁時間を決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電磁アクチュエータに
おける無効時間の長さは、電圧、エンジン負荷、保持電
流値、エンジン回転数、バルブタイミングなど、様々な
パラメータに依存して変化する。したがって、上記特開
平6−2599号公報のように、前回のバルブ駆動サイ
クルにおける無効時間を計測し、該計測された無効時間
を今回の駆動サイクルで使用するだけでは、上記のパラ
メータが急変した場合、バルブタイミングに対するバル
ブの開/閉弁動作に遅れが生じ、適切なエンジン性能を
得られない可能性がある。
【0008】したがって、無効時間をより正確に補正し
て、バルブタイミングの精度を良好に維持することので
きる電磁バルブ制御装置が必要とされている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の電磁バルブ制御装置は、予め決められた
パラメータに基づいて、電磁バルブの動作に関する無効
時間を推定する手段と、前記推定された無効時間に応じ
て、今回のサイクルの無効時間を算出する手段と、前記
算出された無効時間に従って、電磁バルブの電磁石への
通電終了タイミングを算出する手段と、算出された通電
終了タイミングに従って、電磁バルブの電磁石への通電
を停止する手段と、を備えるという構成をとる。
【0010】請求項1の発明によると、予め決められた
パラメータから推定された無効時間に応じて今回のサイ
クルの無効時間を算出するので、運転状況によってパラ
メータが急変した場合でも、良好な精度のバルブタイミ
ングを実現することができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明の電磁
バルブ制御装置において、前回のサイクルにおける無効
時間を計測する手段を備え、前記今回のサイクルの無効
時間が、前記前回のサイクルで計測された無効時間およ
び前記推定手段によって前回のサイクルで推定された無
効時間の偏差を、前記推定手段によって今回のサイクル
で推定された無効時間に加算することによって算出され
る、という構成をとる。
【0012】請求項2の発明によると、前回のサイクル
で計測された無効時間と前回のサイクルで推定された無
効時間の差が、今回のサイクルで推定された無効時間に
加算されるので、実際に計測された無効時間とパラメー
タから推定された推定無効時間とのずれを補正すること
ができ、精度の高いバルブタイミングを実現することが
できる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の発明の電磁
バルブ制御装置において、バルブタイミングおよびエン
ジン回転数に基づいて、バルブタイミング指令が実行さ
れる時点を示す目標通電終了タイミングを求める手段
と、前記求められた目標通電終了タイミングから、前記
算出された無効時間をオフセットし、該オフセットされ
た時点を前記通電終了タイミングに設定する手段と、を
備えるという構成をとる。
【0014】請求項3の発明によると、目標通電終了タ
イミングから、算出された無効時間がオフセットされた
ところを実際の通電終了タイミングに設定するので、目
標通電終了タイミングの時点においてはすでに無効時間
が経過していることとなり、バルブタイミング指令に対
するバルブの開閉動作の優れた応答を実現することがで
きる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の発明の電磁
バルブ制御装置において、予め決められたパラメータ
が、エンジン回転数、エンジンの負荷、電源電圧、バル
ブタイミング、保持電流値のうち任意のものを含むとい
う構成をとる。
【0016】請求項4の発明によると、パラメータとし
て、エンジン回転数、エンジンの負荷、電源電圧、バル
ブタイミング、保持電流値のうち任意のものが含まれる
ので、運転状況に応じたバルブタイミングを実現するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施の形態を、エンジンのバルブを駆動する電磁アクチュ
エータを例にとって説明する。図1は、本発明の通電終
了制御部57が搭載され、電磁アクチュエータ60を制
御する制御装置50、および電磁アクチュエータ60の
全体的な構成を示すブロック図である。制御装置50
は、マイクロコンピュータおよびこれに付随する回路素
子で構成される。制御装置50は、各種センサからの信
号を受け取る入力インターフェース51、中央演算処理
装置53(以下「CPU」という)、実行するプログラ
ムおよびデータを格納するROM54(読み取り専用メ
モリ)、実行時の作業領域を提供し演算結果などを記憶
するRAM55(ランダムアクセスメモリ)、およびエ
ンジン各部に制御信号を送る出力インターフェース52
を備える。
【0018】制御装置50の入力インターフェース51
には、変位検出装置65から出力された変位を表す信号
が入力される。また、エンジン回転数(Ne)、エンジ
ン水温(Tw)、吸気温(Ta)、バッテリ電圧(V
B)、イグニションスイッチ(IGSW)などを表す各種セ
ンサからの信号79が入力され、さらに要求負荷検出手
段78によって検出された所望のトルクが入力される。
これらの入力に基づいて、制御装置50は、電力供給の
タイミング、供給する電圧の大きさ、電圧を供給する時
間などのパラメータを、予めROM54に格納されてい
る制御プログラムに従って決定し、電磁アクチュエータ
60を適切に制御する制御信号を出力インターフェース
52を介して出力する。要求負荷検出手段78は、たと
えばアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペ
ダルセンサによって実現することができる。
【0019】電磁アクチュエータ60は、バルブ20、
アーマチャー22、電磁石63および変位検出装置65
を備える。電磁石63は、具体的には開弁側電磁石およ
び閉弁側電磁石の一対の電磁石から構成される。電磁石
63に印加された電圧により、電磁石63に電流が流
れ、これによりアーマチャー22に変位が生じる。アー
マチャー22の変位に従って、バルブ20は開いたり閉
じたりされる。
【0020】ドライバ77は、制御装置50からの制御
信号に従って、定電圧源75から供給される電圧をパル
ス幅変調し、電磁アクチュエータ60の電磁石63に供
給する。バルブ20の開/閉動作を起動するバルブタイ
ミング指令は、この制御信号のうちの1つに相当する。
ドライバ77は、制御装置50からバルブタイミング指
令を受け取ると、開弁側電磁石または閉弁側電磁石に通
電を開始し、こうしてバルブ20の開弁または閉弁動作
が開始される。
【0021】ドライバ77には電流検出器76が接続さ
れており、電流検出器76は、電磁石63に供給される
電流の大きさを検出して制御装置50にフィードバック
する。制御装置50は、該フィードバックされた信号に
基づいて、電流制御信号を変更するためのパラメータを
ドライバ77に供給する。こうして、内燃機関の燃費向
上、エミッション低減および出力特性向上のため、ドラ
イバ77は、最適化された励磁電流を電磁石63に通電
することができる。
【0022】変位検出装置65は、任意の方法でアーマ
チャー22の変位を検出する。たとえば、アーマチャー
22の変位に従って連動する永久磁石、および変位によ
って生じた時間あたりの磁束密度の変化に応じて誘起電
圧を出力するサーチコイルを備え、該出力された誘起電
圧からアーマチャー22の変位を検出する。または、ア
ーマチャー22の変位に応じて連動する永久磁石、およ
び該永久磁石からの磁束密度を検出するホール素子を備
え、該ホール素子から検出されたホール電圧に従って変
位を検出する。変位を検出する様々な方法があり、この
実施例においてはそのうちの任意のものを使用すること
ができる。
【0023】制御装置50は、通電終了制御部57を備
える。通電終了制御部57は、既知のパラメータ(各種
センサ等によって検出され、または制御装置50によっ
て予め算出されるパラメータを含む)に基づいて推定無
効時間を算出し、該算出された推定無効時間を使用し
て、今回のバルブ駆動サイクルの無効時間を算出する。
通電終了制御部57は、算出された無効時間に従って、
電磁石への通電を停止する時を表す通電終了タイミング
を決定する。この実施例において無効時間とは、電磁石
への通電を停止した時から、アーマチャーの変位が所定
値(たとえば、1mm)に到達するまでの時間を表す。
通電終了制御部57は、決定された通電終了タイミング
に従って、電磁石63への通電を停止するための制御信
号をドライバ77に出力する。ドライバ77は、これに
応答して、電磁石63への通電を停止する。
【0024】この実施例では、1台の自動車に吸気バル
ブ8個および排気バルブ8個の計16個のバルブを搭載
しており、したがって電磁アクチュエータ60が16個
存在する。それぞれの電磁アクチュエータには、変位検
出装置65および通電終了制御部57が搭載される。
【0025】図2は、図1の電磁アクチュエータ60の
概略の構造を示す断面図である。バルブ20は、内燃機
関の吸気ポートまたは排気ポート(以下、吸排気ポート
30という)に設けられ、該吸排気ポート30を開閉す
る。バルブ20は、電磁アクチュエータ60によって上
方向に駆動されるとエンジンの吸排気ポート30に設け
られたバルブシート31に密着して停止し、吸排気ポー
ト30を閉じる。また、バルブ20は、電磁アクチュエ
ータ60によって下方向に駆動されるとバルブシート3
1を離れ、バルブシート31から所定の距離だけ離れた
位置まで下降し、吸排気ポート30を開く。
【0026】バルブ20には、その上方に向かってバル
ブシャフト21が連設されている。バルブシャフト21
は、バルブガイド23によって軸方向に運動可能に保持
されており、その上端には、軟磁性材料で作られた円板
上のアーマチャー22が取り付けられている。アーマチ
ャー22は、第1のスプリング16および第2のスプリ
ング17によって上下から付勢されている。
【0027】電磁アクチュエータ60の非磁性材料のハ
ウジング18内には、アーマチャー22の上方に位置す
る閉弁側電磁石11、およびアーマチャー22の下方に
位置する開弁側電磁石13が設けられている。閉弁側電
磁石11は第1の磁気ヨーク12で囲まれており、開弁
側電磁石13は第2の磁気ヨーク14で囲まれている。
第1のスプリング16および第2のスプリング17は、
閉弁側電磁石11または開弁側電磁石13のいずれにも
励磁電流が通電されていない状態で、アーマチャー22
が閉弁側電磁石11と開弁側電磁石13の間の中間に位
置するようなバランスで設けられている。
【0028】ドライバ77によって閉弁側電磁石11に
励磁電流が通電すると、第1の磁気ヨーク12およびア
ーマチャー22が磁化されて互いに吸引しあい、アーマ
チャー22は上方向に引きつけられる。その結果、バル
ブシャフト21によってバルブ20は上方向に駆動さ
れ、バルブシート31に密着して停止し、閉状態にな
る。
【0029】閉弁側電磁石11への励磁電流の供給を停
止し、開弁側電磁石13に励磁電流を通電すると、第2
の磁気ヨーク14およびアーマチャー22が磁化されて
互いに吸引しあう。アーマチャー22は、重力の作用と
相まって下方向に駆動され、第2の磁気ヨーク14に接
触した状態で停止する。その結果、バルブシャフト21
によってバルブ20が下方向に駆動され、バルブ20は
開状態になる。
【0030】図3を参照して、電磁アクチュエータ60
の駆動制御を説明する。図3の曲線aはアーマチャー2
2の変位を示す。ここで、左の軸の0mmの箇所は一方
の終端位置(たとえば、第2のヨーク14)を示し、他
方の終端位置(たとえば、第1のヨーク12)はここか
ら7mm離れた位置にある。曲線bは、電磁石に供給さ
れる電流を示し、曲線cは、電磁石に供給される電圧を
示し、曲線dは、電磁石から発生する吸引力を示す。
【0031】アーマチャー22が第2のヨーク14に着
座してバルブ20が開いている状態で、開弁側電磁石1
3に供給されていた保持電流が停止されたとする。アー
マチャー22は第2のヨーク14から解放され、第1の
スプリング16および第2のスプリング17の位置エネ
ルギーによって閉弁側電磁石11に向けて移動を開始す
る(時間0ms)。アーマチャー22が、第1のスプリ
ング16および第2のスプリング17の力がバランスす
る中立位置に達した付近(移動を開始してから約3ms
後)で、制御装置50はドライバ77に制御信号を送
り、閉弁側電磁石11に一定電圧(曲線c)を供給す
る。
【0032】電圧供給の開始当初は、アーマチャーとヨ
ークとの間の空隙が大きいため、電磁石に生じる逆起電
力は小さい。電磁石に供給される電圧は一定に保たれる
よう制御されるので、電気負荷が軽くなればドライバ7
7から供給される電流が曲線bに見られるように大きく
なり、電源から電磁石への電力の流入が増大する。この
ため、電磁石が発生する磁束が増大し、曲線dに示され
るように吸引力の成長が進む。
【0033】アーマチャー22が閉弁側電磁石11に着
座したとき、定電圧の供給を停止し、1.5アンペア程
度の保持電流を供給する定電流モードに移行する。図3
の例では、5.2ms付近で定電流モードに切り換えら
れている。定電流モードは、8msまで続いている。
【0034】次に、アーマチャー22を下方向に変位さ
せてバルブ20の開弁動作を開始するため、保持電流の
通電を停止する(時間8ms)。アーマチャー22は、
第1のヨーク12から解放され、第1のスプリング16
および第2のスプリング17の位置エネルギーによって
開弁側電磁石13に向けて移動を開始する。
【0035】前述したように、8msの時点で通電を停
止してから、実際にアーマチャーが所定位置(ここで
は、1mmだけ変位した所)に到達するまでには、ある
程度の時間がかかる。図3の例では、この時間が、矢印
で示されているように8ms〜約9.7ms、すなわち
約1.7ms(ミリ秒)である。したがって、図3の例
における無効時間は、約1.7msであることがわか
る。
【0036】このように、保持電流の通電を停止した
後、実際にアーマチャーが1mmだけ変位するには、あ
る程度の時間を要する。バルブタイミング指令の発生と
同時にバルブの開閉動作が実際に開始されるには、無効
時間の分だけ早く保持電流の通電を停止する必要があ
る。
【0037】図4は、図1に示される通電終了制御部5
7の構成を概略的に表した図である。通電終了制御部5
7は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアによっ
て実現することができる。
【0038】通電終了制御部57は、フィードフォワー
ド制御部71およびフィードバック制御部72を備え
る。フィードフォワード制御部71は、既知のパラメー
タに基づいて推定無効時間Tinvmを算出する。推定無効
時間は、それぞれのバルブの開閉動作を行うサイクルご
とに算出される。したがって、今回のサイクルのものを
Tinvm(n)と表し、前回のサイクルのものをTinvm(n-1)
と表す。
【0039】フィードバック制御部72は、前回のサイ
クルにおいて実際に計測した無効時間Tinvpと、前回の
サイクルにおいてフィードフォワード制御部71によっ
て求められメモリに記憶された推定無効時間Tinvm(n-
1)との偏差Tinvsを求める。
【0040】
【数1】偏差Tinvs=前回サイクルの推定無効時間Tin
vm(n-1)− 前回サイクルの計測無効時間Tinvp
【0041】加算器73において、今回のサイクルの推
定無効時間Tinvm(n)および偏差Tinvsが加算され、今
回のサイクルの無効時間Tinvが算出される。
【0042】
【数2】今回サイクルの無効時間Tinv=今回サイクル
の推定無効時間Tinvm(n)+ 偏差Tinvs
【0043】一方、通電終了制御部57は目標通電算出
部70を備え、目標通電算出部70は、既知のパラメー
タに基づいて、目標通電終了タイミングを算出する。目
標通電終了タイミングは、バルブタイミング指令が実行
されることとなる時点を表す。
【0044】加算器74において、目標通電算出部70
によって算出された目標通電終了タイミングから、無効
時間Tinvがオフセットされる。このオフセットされた
所に対応する時点が実通電終了タイミングであり、この
実通電終了タイミングに従って、電磁石への通電が実際
に停止される。
【0045】言い換えると、バルブタイミング指令が実
行される目標通電終了タイミングの時点で、アーマチャ
ーがすでに所定の位置まで変位していることを目標とし
ている。無効時間は、通電を停止してから、アーマチャ
ーが所定位置まで変位するまでの時間を表しているの
で、目標通電終了タイミングから無効時間をオフセット
した所で通電を停止することにより、この目標が達成さ
れる。
【0046】実通電終了タイミングにおいて電磁石への
通電が停止されると、電磁バルブ63は変位を開始し、
この変位は、変位検出装置によって検出される。変位が
1mmに到達するまでの時間が計測され、これは、計測
無効時間Tinvpとしてフィードバック制御部72にフィ
ードバックされる。
【0047】図5〜図8を参照して、フィードフォワー
ド制御部71によって実行される、既知のパラメータに
基づいて推定無効時間Tinvmを算出する方法を説明す
る。この実施例においては、既知のパラメータとして、
エンジン回転数、エンジン負荷、電源電圧、バルブタイ
ミング、保持電流値を使用する。しかしながら、他のパ
ラメータを使用して推定無効時間を算出することもで
き、または上記パラメータのうちの任意のものを使用し
て推定無効時間を算出することもできる。
【0048】図5は、エンジン回転数およびエンジン負
荷と無効時間の関係を示すグラフである。このグラフ
は、予め実験およびシミュレーション等によって求めら
れ、マップとして制御装置50のROM54(図1)に
格納されている。エンジン負荷を表すものとしてアクセ
ル開度(アクセルペダルが踏み込まれる量)が使用され
る。フィードフォワード制御部71は、エンジン回転数
(Ne)センサからエンジン回転数を示す信号を受け取
り、要求負荷検出手段78からアクセル開度を示す信号
を受け取る。次に、図5に示されるマップを参照して、
受け取った回転数およびアクセル開度に対応する無効時
間を抽出する。この無効時間を第1の無効時間とし、T
invbで表す。
【0049】図6は、42Vの電源電圧に対応する無効
時間を基準とした、電源電圧と無効時間の関係を示すグ
ラフである。このグラフは、予め実験およびシミュレー
ション等によって求められ、マップとして制御装置50
のROM54に格納されている。フィードフォワード制
御部71は、電源電圧の値を示す信号を受け取り、図6
に示されるマップを参照して、受け取った電源電圧に対
応する無効時間を抽出する。この無効時間を第2の無効
時間とし、Tinvvで表す。
【0050】図7は、下死点(BDC)においてバルブ
を開状態にしたときの無効時間を基準とした、バルブタ
イミングと無効時間の関係を示すグラフである。図7の
TDCおよびBDCは気筒の上死点および下死点をそれ
ぞれ示している。このグラフは、予め実験およびシミュ
レーション等によって求められ、マップとして制御装置
50のROM54に格納されている。フィードフォワー
ド制御部71は、バルブタイミングを受け取り、図7に
示されるマップを参照して、受け取ったバルブタイミン
グ(これは、クランク角で表されている)に対応する無
効時間を抽出する。この無効時間を第3の無効時間と
し、Tangleで表す。
【0051】図8は、保持電流値1Aを基準とした、保
持電流値と無効時間の関係を示すグラフである。このグ
ラフは、予め実験およびシミュレーション等によって求
められ、マップとして制御装置50のROM54に格納
されている。フィードフォワード制御部71は、電流検
出器76(図1)によって検出された、電磁石に通電さ
れている保持電流の値を示す信号を受け取る。次に、図
8に示されるマップを参照し、受け取った電流値に対応
する無効時間を抽出する。この無効時間を第4の無効時
間とし、Tinviで表す。
【0052】フィードフォワード制御部71は、上記抽
出された第1〜第4の無効時間を加算し、推定無効時間
Tinvmを算出する。
【0053】
【数3】推定無効時間Tinvm=第1の無効時間Tinvb
+ 第2の無効時間Tinvv+ 第3の無効時間Tangle
+ 第4の無効時間Tinvi
【0054】こうして、既知のパラメータに基づいて、
推定無効時間Tinvmが算出される。
【0055】図9は、通電終了制御部57によって実行
される、無効時間を算出して実通電終了タイミングを決
定するフローチャートである。上記図5〜図8を参照し
て述べたように、ステップ101〜104において、第
1〜第4の無効時間を算出する。ステップ105におい
て、第1〜第4の無効時間を加算し、今回のサイクルの
推定無効時間Tinvm(n)を求める。
【0056】ステップ106は、フィードバック制御部
72によって実行されるステップであり、前回のサイク
ルの計測無効時間Tinvpおよび前回のサイクルで算出さ
れた推定無効時間Tinvm(n-1)の偏差Tinvsを求める。
ステップ107において、今回のサイクルの推定無効時
間Tinvm(n)に偏差Tinvsを加算し、今回のサイクルの
無効時間Tinvを算出する。
【0057】図9では、上記ステップがすべてシーケン
シャルに実行されているが、ステップ101〜104を
それぞれ並列に実行することができ、またステップ10
6をステップ101〜105と並列に実行することがで
きる。
【0058】ステップ108は、目標通電算出部70に
よって実行される処理であり、既知パラメータであるバ
ルブタイミングおよびエンジン回転数から、目標通電終
了ステージおよび目標通電終了時間を求める。目標通電
終了ステージを、たとえばバルブタイミング(θvt)お
よびエンジン回転数(Ne)の関数として、予めマップ
として制御装置50のROM54に記憶しておくことが
でき、同様に目標通電終了時間を、たとえばアクセル開
度(ACC)およびエンジン回転数(Ne)の関数とし
て、予めマップとして記憶しておくことができる。ステ
ップ108では、このマップを検索することにより、目
標通電終了ステージおよび目標通電終了時間を求める。
【0059】目標通電終了ステージは、バルブタイミン
グ指令が、どのクランク・パルス(クランク角回転信号
を表すパルス)のサイクルで実行されるべきかを表し、
目標通電終了時間は、上記目標通電終了ステージに対応
するクランク・パルスのサイクルの開始からバルブタイ
ミング指令が実行されるまでの時間の長さを表す。こう
して、目標通電終了ステージおよび目標通電終了時間が
求められたので、目標通電終了時間が経過した時点、す
なわち目標通電終了タイミングが特定される。
【0060】ステップ109に進み、目標通電終了タイ
ミングから、無効時間だけオフセットし、該オフセット
した所を、今回のサイクルの実際の通電終了タイミング
と設定する。実通電終了タイミングは、該実通電終了タ
イミングが含まれるクランク・パルスのサイクルを識別
する実通電終了ステージVstg、および該実通電終了ス
テージVstgに対応するサイクルの開始から実通電終了
タイミングまでの時間の長さを表す実通電終了時間Vti
meによって特定される。
【0061】こうして、実通電終了タイミングが特定さ
れたので、該特定された実通電終了タイミングに従っ
て、電磁石への通電が停止される。
【0062】図11を参照して、ステップ108および
109に示される、実通電終了タイミングを求める方法
を具体的に説明する。パルス201は、クランク・パル
スを示す。時間t1から開始するクランク・パルスの1
サイクルをステージ211と、時間t3から開始する次
のクランク・パルスの1サイクルをステージ212と仮
定する。
【0063】通電終了制御部57は、既知パラメータで
あるバルブタイミングおよびエンジン回転数から、前述
したように目標通電終了ステージおよび目標通電終了時
間を求める。図10の例では、目標通電終了ステージV
stgcmdはステージ212と求められ、目標通電終了時間
Vtimecmdは、時間(t4−t3)と求められる(実際
には、ステージVstgcmdは、気筒判別信号からのカウン
タで表される)。こうして、目標通電終了タイミングt
4がクランク・パルス上で特定され、バルブタイミング
指令は、t4において実行されることとなる。
【0064】次に、通電終了制御部57は、目標通電終
了タイミングt4から、無効時間Tinvだけ時間をオフ
セットする。オフセットされた所に対応する時間はt2
であり、このt2が、今回のサイクルで実際の通電を停
止する実通電終了タイミングに対応する。
【0065】この実通電終了タイミングを、ステージお
よびステージ開始からの経過時間で特定する。この例で
は、無効時間Vinvが目標通電終了時間Vtimecmdよりも
長いために、無効時間Vinvは、ステージ212を超え
て前のステージ211にはみ出している。したがって、
実通電終了ステージVstgは、ステージ211と求めら
れる。Vstgの開始時点t1からt2までの時間長が、
実通電終了時間Vtimeとして求められる。こうして、実
通電終了タイミングt2が、クランク・パルス上で特定
される。
【0066】次に、バルブへの通電を停止する方法を説
明する。通電終了制御部57は、ステージ211の開始
と同時に経過時間を計測し、ステージ211の開始から
実通電終了時間Vtimeだけ経過した時点(すなわち、t
2)で、通電停止信号を出力する。それに応答して、保
持電流のグラフ203に示されるように、ドライバ77
(図1)は電磁石への通電を停止する。通電が停止され
たので、アーマチャーの変位を示すグラフ202に示さ
れるように、アーマチャー(すなわちバルブ)は変位を
開始する(この例では、アーマチャーは下方向に変位す
ると仮定する)。通電を停止してから無効時間Vinvが
経過した時点(すなわち、t4)で、バルブタイミング
指令が発生する。バルブタイミング指令に応答して、ド
ライバ77は、開弁側電磁石への通電を開始し、バルブ
の開閉動作を起動する。
【0067】無効時間Vinvが適切に設定されていれ
ば、バルブタイミング指令が発生したとき、アーマチャ
ーの変位は1mmに到達しているはずである。アーマチ
ャーの変位が1mmに到達していれば、バルブタイミン
グ指令の発生に応答して、即座にバルブの開弁または閉
弁動作を起動することができるようになり、精度の高い
バルブタイミングが実現される。
【0068】図11は、バルブタイミング指令が一定
で、アクセル開度が0から100%に急変した場合の、
クランク角に対するアーマチャーの変位を示すグラフで
ある。図11の(a)は、前回のサイクルの無効時間の
みを使用して今回のサイクルの無効時間を算出する従来
の方法で計測されたグラフであり、図11の(b)は、
この発明に従う、既知のパラメータから算出された推定
無効時間を使用して今回のサイクルの無効時間を算出し
た場合に計測されたグラフである。
【0069】図11の(a)に数本の線が現れているの
は、一番右側の線302から一番左側の線301まで、
バルブタイミング指令に対する変位が、サイクルごとに
遷移していることを示している。たとえば、バルブタイ
ミングがθ1のバルブタイミング指令が実行されたとす
る。θ1の時点の変位を見てみると、一番左側の線30
1では変位が1mmに達しているのに対し、一番右側の
線302では1mmに達していない。
【0070】従来の方法では前回の無効時間のみを使用
して今回のサイクルの無効時間を算出するので、アクセ
ル開度が0から100%の状態に変化したとき、最初の
サイクルでは無効時間が適切なものよりも短く設定され
る。したがって、最初のサイクルでは、バルブタイミン
グ指令を実行した時点ではまだアーマチャーの変位が1
mmに達しない。このことは、バルブタイミング指令に
対してバルブの開弁/閉弁動作の開始が遅れる、という
ことを表している。
【0071】前回のサイクルで計測された無効時間を使
用しているので、数サイクル後には、一番左側の線30
1で示されるように、バルブタイミング指令に対して所
望の1mm変位が得られている。このように、従来の方
法によると、パラメータが急変した場合には、バルブタ
イミング指令に対する応答が遅れる。また、応答をバル
ブタイミング指令に収束させるのに、数サイクルかか
る。
【0072】反対に、本発明に従う図11の(b)を参
照すると、θ1のバルブタイミング指令に対して所望の
1mm変位がほぼ瞬時に得られている。これは、今回の
サイクルにおいて、アクセル開度のパラメータを考慮し
て無効時間が設定されたからである。このように、本発
明によれば、パラメータが急変した場合でも適切な無効
時間が設定されるので、バルブタイミング指令に対する
バルブ開閉動作の優れた応答を実現することができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明によると、予め決められ
たパラメータから推定された無効時間を使用して今回の
サイクルの無効時間を算出するので、運転状況によって
パラメータが急変した場合でも、良好な精度のバルブタ
イミングを実現することができる。
【0074】請求項2の発明によると、前回のサイクル
で計測された無効時間と前回のサイクルで推定された無
効時間の差が、今回のサイクルで推定された無効時間に
加算されるので、実際に計測された無効時間とパラメー
タから推定された推定無効時間とのずれを補正すること
ができ、精度の高いバルブタイミングを実現することが
できる。
【0075】請求項3の発明によると、目標通電終了タ
イミングから、算出された無効時間がオフセットされた
ところを実際の通電終了タイミングに設定するので、目
標通電終了タイミングの時点においてはすでに無効時間
が経過していることとなり、バルブタイミング指令に対
するバルブの開閉動作の優れた応答を実現することがで
きる。
【0076】請求項4の発明によると、パラメータとし
て、エンジン回転数、エンジンの負荷、電源電圧、バル
ブタイミング、保持電流値のうち任意のものが含まれる
ので、運転状況に応じたバルブタイミングを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タおよびその制御装置の全体を示すブロック図。
【図2】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タの機械的構造を示す図。
【図3】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タ駆動時の特性および無効時間を示す図。
【図4】この発明の一実施例における通電終了制御部の
構成を概略的に示す図。
【図5】この発明の一実施例におけるエンジン回転数お
よびエンジン負荷と無効時間の関係を示すグラフ。
【図6】この発明の一実施例における電源電圧と無効時
間の関係を示すグラフ。
【図7】この発明の一実施例におけるバルブタイミング
と無効時間の関係を示すグラフ。
【図8】この発明の一実施例における保持電流と無効時
間の関係を示すグラフ。
【図9】この発明の一実施例における通電終了制御部に
よって実行される実通電終了タイミングを求める処理の
フローチャート。
【図10】この発明の一実施例における実通電終了タイ
ミングを求める方法を示す図。
【図11】(a)従来方法および(b)本発明の一実施
例に従う、パラメータが急変した場合の、バルブタイミ
ング指令に対するバルブ動作の応答特性を示す図。
【符号の説明】
20 バルブ 22 アーマチャー 50 制御装置 60 電磁アクチュエータ 57 通電終了制御部 63 電磁石 71 フィードフォワード制御部 72 フィードバック制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 31/06 320 F16K 31/06 320A 385 385A (72)発明者 小野原 美徳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G018 AB09 AB16 CA16 DA41 DA43 DA45 DA70 EA01 EA02 EA11 EA17 EA21 EA22 FA01 FA07 GA02 GA03 3G084 BA23 CA05 DA05 DA07 EB08 EB12 EC08 FA00 FA02 FA03 FA10 FA33 FA36 3G092 AA01 AA11 AB02 BA02 DA01 DA02 DA07 DF05 DG09 EA01 EA02 EA17 EA19 EA28 EC02 EC06 EC07 EC09 FA09 FA11 FA12 FA43 GA03 HA04Z HA13X HA13Z HE01Z HE08Z HF02Z HF08Z HF19Z 3H106 DA08 EE04 EE10 FB04 FB08 FB27 FB29 FB45 FB46 KK18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め決められたパラメータに基づいて、電
    磁バルブの動作に関する無効時間を推定する手段と、 前記推定された無効時間に応じて、今回のサイクルの無
    効時間を算出する手段と、 前記算出された無効時間に従って、電磁バルブの電磁石
    への通電終了タイミングを算出する手段と、 前記算出された通電終了タイミングに従って、電磁バル
    ブの電磁石への通電を停止する手段と、 を備える電磁バルブ制御装置。
  2. 【請求項2】前回のサイクルにおける無効時間を計測す
    る手段を備え、 前記今回のサイクルの無効時間が、前記前回のサイクル
    で計測された無効時間および前記推定手段によって前回
    のサイクルで推定された無効時間の偏差を、前記推定手
    段によって今回のサイクルで推定された無効時間に加算
    することによって算出される請求項1に記載の電磁バル
    ブ制御装置。
  3. 【請求項3】バルブタイミングおよびエンジン回転数に
    基づいて、バルブタイミング指令が実行される時点を示
    す目標通電終了タイミングを求める手段と、 前記求められた目標通電終了タイミングから、前記算出
    された無効時間をオフセットし、該オフセットされた時
    点を前記通電終了タイミングに設定する手段と、 を備える請求項2に記載の電磁バルブ制御装置。
  4. 【請求項4】前記予め決められたパラメータが、エンジ
    ン回転数、エンジンの負荷、電源電圧、バルブタイミン
    グ、保持電流値のうち任意のものを含む請求項1に記載
    の電磁バルブ制御装置。
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