JP2001221653A - 変位検出装置 - Google Patents

変位検出装置

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JP2001221653A
JP2001221653A JP2000342188A JP2000342188A JP2001221653A JP 2001221653 A JP2001221653 A JP 2001221653A JP 2000342188 A JP2000342188 A JP 2000342188A JP 2000342188 A JP2000342188 A JP 2000342188A JP 2001221653 A JP2001221653 A JP 2001221653A
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magnet
magnetic
magnetic flux
permanent magnet
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JP2000342188A
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Toshihiro Yamaki
利宏 八巻
Kenji Abe
賢治 阿部
Koichi Ikoma
浩一 生駒
Yasuo Shimizu
康雄 清水
Minoru Nakamura
稔 中村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械要素の変位を簡単で安価な構造で正確に検
出する。 【解決手段】変位することのできる機械要素と、機械要
素に連結して設けられ、該機械要素の変位方向に磁化さ
れた磁石と、磁石からの磁束を検知して、検知した磁束
量に応じたセンサ出力を出力する磁気センサとを備え、
センサ出力に基づいて、機械要素の変位を検出するよう
にした変位検出装置を提供する。この変位検出装置は、
構造が簡単かつ安価である。また、磁気センサとしてホ
ール素子を使用し、検出すべき変位量より長い磁石を用
いることにより、機械要素の変位に対して線形な関係を
持つ出力を得ることができ、変位をより正確かつ容易に
検出することができる。磁気センサは、ホール素子を用
いることができ、この変位検出装置を、エンジンの吸排
気バルブのアクチュエータに適用することができる。ま
た、ホール素子とスプリングの間に磁性体を設けること
により、磁場に対する外乱を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械要素の変位
を検出する装置に関し、より具体的には、アクチュエー
タにより駆動される機械要素の変位を、変位方向に磁化
された磁石から発生する磁束に基づいて検出する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】変位を検出する様々な方法が提案されて
いる。特許公報2749748号には、電磁石と可動磁
石部材の間にある空隙の磁束密度を測定して可動磁石部
材の変位を検出する方法が記載されている。また同公報
の別の実施形態として、電磁石と可動磁石部材の間にあ
る空隙のキャパシタンスを測定することにより、可動磁
石部材の変位を検出する方法が記載されている。その他
にも、例えば過電流を検出することにより、または差動
トランスにより変位を検出する方法が提案されている。
【0003】一方、一般に機械要素を駆動するアクチュ
エータにおいて、カム、ロッドなどの連結による機械的
駆動によって機械要素を駆動することの他に、電磁的に
駆動することが行われている。電磁アクチュエータによ
る駆動は、電気信号によって電磁コイルを励磁して発生
する電磁石の吸引力によって機械要素を駆動するもの
で、電気信号を制御することによって駆動のタイミング
および駆動力をいかようにも変えることができるので、
精密なタイミング制御および可変制御が望まれる分野で
多く利用されている。
【0004】車両においてもエンジンのアイドル制御
弁、燃料噴射弁、EGR制御弁等の開閉制御をはじめと
してさまざまな箇所でアクチュエータが使用されてい
る。とりわけ、今後の可能性としてエンジン吸排気バル
ブには、電磁アクチュエータを適用することが望まれて
いる。機械的な構造によりエンジンの吸排気バルブのタ
イミングをエンジン回転域により変える方式が実用化さ
れているが、電磁アクチュエータによって吸排気バルブ
を駆動すれば、バルブタイミングを多様に制御すること
が可能になり、エンジンの出力特性および燃費の改善が
可能となる。
【0005】車両におけるエンジンの吸排気バルブの開
閉は、機械的駆動および電磁的駆動のいずれの場合にお
いても、高速かつ正確なタイミングで行うことが要求さ
れている。したがって、適切にバルブタイミングを制御
できるよう、アクチュエータが駆動する機械要素の変位
を正確に検出する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した様々
な方法による変位検出においては、良好なS/N比を得
るのにシールド線などを使用するのでコストが高くなる
こと、駆動信号と検出信号とが別個であり、波形整形な
どの処理回路も必要となるので、ハーネス本数および部
品点数が増大すること、微弱信号を検出するので外乱の
影響を受けやすく安定した出力を得ることが困難である
ことなどの問題点があった。また、空隙の磁束密度を測
定する場合に線形な出力特性を得るには、上下の空隙の
磁束密度を計測する必要があり、やはり部品点数が増加
するという問題点があった。
【0007】したがって、この発明は、ハーネス本数お
よび部品点数の増加を招くことなく、安価な構造で機械
要素の変位を検出することのできる変位検出装置を提供
することを目的とする。
【0008】また、この発明の他の目的は、機械要素の
変位を線形に出力することのできる変位検出装置を提供
することである。
【0009】さらにこの発明の他の目的は、外乱下にお
いても良好な精度で変位を検出することのできる変位検
出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の変位検出装置は、変位することのできる
機械要素と、機械要素に連結して設けられ、該機械要素
の変位方向に磁化された磁石と、磁石からの磁束を検知
して、検知した磁束量に応じたセンサ出力を出力する磁
気センサとを備え、センサ出力に基づいて、機械要素の
変位を検出する。
【0011】請求項1の発明によると、簡単な構造で変
位検出装置を構成することができるので、部品点数を増
やすことなく安価な構造で機械要素の変位を検出するこ
とができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明の変位
検出装置において、磁気センサがホール素子であり、セ
ンサ出力がホール電圧であるという構成をとる。
【0013】請求項2の発明によると、磁気センサとし
て磁束密度に比例したホール電圧を出力するホール素子
を使用するので、変位に線形な出力を得ることができ、
さらに構造が簡単で安定した出力を得ることができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明の変位検出装置において、磁石の変位方向の長
さが、前記機械要素が変位する量より長く、磁気センサ
により検知された磁束量が、前記磁石の変位に対して線
形に変化するという構成をとる。
【0015】請求項3の発明によると、機械要素が変位
する量にわたって、変位に対して線形な出力を得ること
ができるので、変位を容易かつ正確に検出することがで
きる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載の変位検出装置において、磁石が、非
磁性部材または非磁性材の特性に近い部材を介して機械
要素に連結されるという構成をとる。
【0017】請求項4の発明によると、非磁性部材また
は非磁性材の特性に近い部材を介して磁石が機械要素に
連結されるので、磁場の乱れが抑制され、より正確に変
位を検出することができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項1に記載の変位
検出装置において、機械要素が、エンジンの吸排気バル
ブであるという構成をとる。
【0019】請求項5の発明によると、エンジンの吸排
気のバルブの変位を検出することができるので、アクチ
ュエータによるバルブタイミングの精度を向上させるこ
とができる。
【0020】請求項6の発明は、請求項5に記載の変位
検出装置において、磁石は、スプリングを支持するスプ
リングシート上に配置され、該スプリングシートは、伝
達軸を介して前記吸排気バルブに連結されており、前記
磁気センサが、前記磁石および前記スプリングの間に配
置されるという構成をとる。
【0021】請求項6の発明によると、磁石からの水平
方向の磁束を検出し、磁石の変位に対して線形な関係を
有する電圧が出力されるので、吸排気バルブの変位を容
易に検出することができる。
【0022】請求項7の発明は、請求項6に記載の変位
検出装置において、磁気センサおよびスプリングの間
に、磁性体が配置される請求項6に記載の変位検出装
置。
【0023】請求項7の発明によると、磁石から発生す
る磁束に対するスプリングの影響を軽減することができ
るので、より正確に吸排気バルブの変位を検出すること
ができる。
【0024】請求項8の発明は、請求項5の変位検出装
置において、磁石が、伝達軸を介して前記吸排気バルブ
に連結されており、該伝達軸が非磁性部材または非磁性
材の特性に近い部材であるという構成をとる。
【0025】請求項8の発明によると、漏れ磁束の影響
を軽減することができるので、より正確に吸排気バルブ
の変位を検出することができる。
【0026】請求項9の発明は、請求項8の変位検出装
置において、磁石は、伝達軸に連結されたスプリングシ
ート上に配置されており、該スプリングシートが非磁性
部材または非磁性材の特性に近い部材であるという構成
をとる。
【0027】請求項9の発明によると、スプリングシー
トが非磁性部材または非磁性材の特性に近い部材で構成
されるので、磁場の乱れが抑制され、より正確に吸排気
バルブの変位を検出することができる。
【0028】請求項10の発明は、請求項1または請求
項5の変位検出装置において、磁石が、円筒形状の永久
磁石であるという構成をとる。
【0029】請求項10の発明によると、アクチュエー
タの伝達軸に連結するよう磁石を簡単に取り付けて固定
することができるので、簡単な構造で変位を検出するこ
とができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施の形態を、エンジンのバルブを駆動する電磁アクチュ
エータを例にとって説明する。しかし、この発明は、エ
ンジンのバルブを駆動する電磁アクチュエータに限定さ
れるものではなく、広く機械要素を駆動する装置に適用
することができる。
【0031】図1は、この発明の変位検出装置65が搭
載される電磁アクチュエータ60およびその制御装置5
0の全体的な構成を示すブロック図である。制御装置5
0は、マイクロコンピュータおよびこれに付随する回路
素子で構成され、各種センサからの信号を受け取る入力
インターフェース51、中央演算処理装置53(以下
「CPU」という)、実行するプログラムおよびデータ
を格納するROM54(読み取り専用メモリ)、実行時
の作業領域を提供し演算結果などを記憶するRAM55
(ランダムアクセスメモリ)、およびエンジン各部に制
御信号を送る出力インターフェース52を備える。
【0032】制御装置50の入力インターフェース51
には、変位検出装置65から変位を表す信号が入力され
る。また、エンジン回転数(Ne)、エンジン水温(T
w)、吸気温(Ta)、バッテリ電圧(VB)、イグニ
ションスイッチ(IGSW)を表す各種センサからの信号7
9が入力され、さらに要求負荷検出手段78によって検
出された所望のトルクが入力される。これらの入力に基
づいて、制御装置50は、電力供給のタイミング、供給
する電圧の大きさ、電圧を供給する時間などのパラメー
タを、予めROM54に格納されている制御プログラム
に従って決定し、電磁アクチュエータ60を適切に制御
するための制御信号を出力インターフェース52を介し
て出力する。要求負荷検出手段78は、たとえばアクセ
ルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ
により実現することができる。
【0033】ドライバ77は、制御装置50からの制御
信号に従って、定電圧源75から供給される電圧(たと
えば、12V)を所定の電流になるようスイッチング
し、電磁アクチュエータ60の電磁石63に供給する。
【0034】電磁アクチュエータ60は、バルブ61、
アーマチャー62、電磁石63および変位検出装置65
を備える。電磁石63に印加された電圧により、電磁石
63に電流が流れ、これによりアーマチャー62に変位
が生じる。アーマチャー62の変位に応じて、バルブ6
1は開いたり閉じたりされる。
【0035】変位検出装置65は、永久磁石66および
磁気センサとしてのホール素子67を備える。永久磁石
66は、アーマチャー62の変位に従って連動する。ホ
ール素子67には、ホール素子用電圧源71から電流が
供給される。ホール素子67は、永久磁石66から発生
する磁束密度に比例した電圧を出力する。ホール素子6
7の出力端子のうち一方は制御装置50に接続されてお
り、ホール素子67の出力電圧を表す信号が入力インタ
ーフェース51を介して制御装置50に送られる。ホー
ル素子67の出力端子のうちの他方は接地されている
(図の73)。
【0036】この実施例では、1台の自動車に吸気バル
ブ8個および排気バルブ8個の計16個のバルブを搭載
しており、したがって電磁アクチュエータ60が16個
存在し、それぞれに変位検出装置65が搭載される。上
記のホール素子67のアース線73をすべての電磁アク
チュエータ60について共通化することで、信号線の数
を減らすことができる。また、ホール素子用電圧源71
からホール素子67への信号線を並列に接続することに
より、信号線の数を減らすことができる。こうして、電
磁アクチュエータ60ごとに必要な信号線は、ホール素
子67から入力インターフェース51への信号線のみと
なり、全体として16個のバルブに対し合計18線のみ
で変位検出装置65をすべての電磁アクチュエータ60
に搭載することができる。
【0037】図2は、図1に示されたこの発明の変位検
出装置65が搭載される電磁アクチュエータ60の全体
的な概略構造の断面図を示す。電磁アクチュエータ60
は、バルブ開閉部30、駆動部31および変位検出搭載
部32から構成されている。またこの実施例では、バル
ブ開閉部30、駆動部31および変位検出搭載部32に
わたって伸長する伝達軸8は、アーマチャーの挙動の振
れを防止してバルブの開閉動作を円滑に行うことができ
るよう、伝達軸8a、8bおよび8cに分割されて構成
されている。
【0038】バルブ開閉部30は、内燃機関の吸気通路
または排気通路(以下、吸排気通路という)2に設けら
れて該吸排気通路2を開閉するバルブ61を備える。バ
ルブ61は、電磁アクチュエータ60によって上方向に
駆動されるとエンジンの吸排気通路2に設けられたバル
ブシート7に密着して停止し、吸排気通路2を閉じる。
バルブ61は、電磁アクチュエータ60によって下方向
に駆動されるとバルブシート7を離れ、バルブシート7
から所定の距離離れた位置まで下降して吸排気通路2を
開く。
【0039】バルブ61には、その上方に向かって伝達
軸8が連結されている。伝達軸8aの下端はバルブ61
に一体に連結され、吸排気通路2の上壁部に設けられた
バルブガイド9によって軸方向に運動可能に保持されて
いる。さらに、伝達軸8aは、バルブガイド9の周りに
設けられた下部スプリングシート10および上部スプリ
ングシート11の間に設けられた第1のスプリング部材
12によって上方に付勢されている。こうして、伝達軸
8aは、常に上方に向かって第1のスプリング部材12
により付勢力が付与される。
【0040】駆動部31は、バルブ61を駆動するため
の機構を備える。駆動部31における非磁性材料(以
下、「非磁性材」という用語には、非磁性材の特性に近
い材料も含まれるとする)のハウジング18内には、上
方位置に設けられたソレノイド型の第1の電磁石5、下
方位置に設けられたソレノイド型の第2の電磁石6が設
けられている。図1に示した電磁石63は、この第1の
電磁石5または第2の電磁石6に対応する。第1の電磁
石5は磁気ヨーク15で、第2の電磁石6は磁気ヨーク
16で囲まれている。さらに、第1の電磁石5および第
2の電磁石6の間には、アーマチャー62が配置され
る。アーマチャー62は円盤状の磁性金属によって形成
されており、第1の電磁石5および第2の電磁石6の磁
気的吸引力により上下に移動するよう構成されている。
以下、アーマチャー62の変位する方向を単に変位方向
という。
【0041】駆動部31における伝達軸8bは、伝達軸
8aの上端にキャップ部材20を介して連結され、第2
の電磁石6の内側を貫通し、非磁性材料による円筒状の
ガイド13を介して軸方向に運動可能なように支持され
ている。伝達軸8bの上端は、アーマチャー62を下方
から支持する。
【0042】駆動部31における伝達軸8cの下端は、
アーマチャー62を上方から支持し、伝達軸8bの延長
線上を上方に伸長し、第1の電磁石5の内側を貫通し、
非磁性材料による円筒状のガイド14を介して軸方向に
運動可能なように支持されている。伝達軸8cの上端
は、スプリングシート25の下側に連結される。
【0043】スプリングシート25の上方には、固定部
材24を介して設けられた上部スプリングシート17が
あり、下部スプリングシート25および上部スプリング
シート17の間の第2のスプリング部材19により、伝
達軸8cは下方に付勢されている。こうして、伝達軸8
cは、常に下方に向かって第2のスプリング部材19に
より付勢力が付与される。したがって、第1のスプリン
グ部材12の上方への付勢力および第2のスプリング部
材19の下方への付勢力により、アーマチャー62は伝
達軸8bおよび8cによって上下に支持され、第1の電
磁石5および第2の電磁石6のいずれにも駆動電流が印
加されない状態では、第1の電磁石5および第2の電磁
石6の間の中央にくるようなバランスで保持される。
【0044】変位検出搭載部32は、スプリングシート
25およびセンサハウジング22を備え、ここに、この
発明による変位検出装置65が搭載される。スプリング
シート25は伝達軸8の延長線上を上方に突出してお
り、その突出部分に永久磁石66(図示せず)が設けら
れる。センサハウジング22は、スプリングシート25
の突出部分に対向するようスプリングシート25の上方
に設けられ、円筒形状をした固定部材24の内側表面に
固定される。固定部材24の底部における外側表面に
は、スプリングシート17が設けられている。また、セ
ンサハウジング22には、スプリングシート25の突出
部分に設けられた永久磁石66(図4を参照)を収容す
ることができるよう、下向きに円筒状のガイド穴23が
設けられている。ガイド穴23の周壁には、ホール素子
67(図3を参照)が配置される。
【0045】第1の電磁石5に電流が供給されると、第
1の磁気ヨーク15およびアーマチャー62が磁化され
て互いに吸引しあい、アーマチャー62が上方向に引き
つけられる。その結果、伝達軸8によりバルブ61が上
方向に駆動され、バルブシート7に密着して停止し、閉
状態になる。第1の電磁石5への電流供給を停止し、第
2の電磁石6に電流を流すと、第2の磁気ヨーク16お
よびアーマチャー62が磁化されてアーマチャー62を
下方向に吸引する力が働き、重力の作用と相まってアー
マチャー62が下方向に駆動され、第2の磁気ヨーク1
6に接触した状態で停止する。その結果、伝達軸8によ
りバルブ61が下方向に駆動され、バルブ61は開状態
になる。
【0046】図3は、図2に示された電磁アクチュエー
タ60の変位検出搭載部32を拡大した内部の断面構造
の概略を示す。前述したように、変位検出搭載部32
は、スプリングシート25およびセンサハウジング22
を備えており、これらを介して変位検出装置65が取り
付けられる。変位検出装置65は、永久磁石66および
ホール素子67を備える。永久磁石66は、変位方向に
磁化された円筒形状の磁石である。スプリングシート2
5の上方に突出した部分は円柱形状をしており、ここに
永久磁石66が磁石止め21によって規制され、動かな
いようスプリングシート25に固定される。ホール素子
67は、センサーハウジング22のガイド穴23の周壁
に、感磁面が永久磁石66の側面に並行して対向するよ
うはめこまれる。こうして、永久磁石66が、磁石止め
21およびスプリングシート25を介して、伝達軸8c
つまりはアーマチャー62に連結されるので、永久磁石
66の変位を検出することにより、アーマチャー62の
変位を検出することができる。
【0047】図4の(a)は、図3に示された磁石止め
21によってスプリングシート25の突出部分に規制さ
れた永久磁石66およびホール素子67の形状を示し、
図4の(b)は、磁石止め21によって規制された永久
磁石66を上方から見た図を示す。図4の(b)に示さ
れるように、磁石止め21は、開口部分を有するC型形
状をしており、スプリングシート25をはめこむことが
できるよう構成されている。図4の(a)に示されるよ
うに、スプリングシート25の突出部分に上から永久磁
石66をはめた後、スプリングシート25にかませるよ
う横から磁石止め21をはめこみ、こうして永久磁石6
6はスプリングシート25に規制される。
【0048】図4に示されるように、便宜上、xおよび
y軸を設定する。アーマチャー62は、y軸に沿って変
位する。永久磁石66は、外径が8mmおよび内径が6
mmの円筒形状であり、y軸方向の長さ(以下、磁石長
という)は9mmである。永久磁石66の磁石長は、ア
ーマチャー62の検出すべき変位量より大きい値を持つ
よう定められる。これは、後述するように、永久磁石6
6の磁石長の範囲にわたって、ホール素子67により検
知される磁束密度が、y軸方向の変位に対して線形に得
られるからである。したがって、通常自動車の動弁系の
場合、アーマチャーの変位量が6〜8mmに及ぶので、
磁石長は余裕を持たせて少し長い9mmに設定される。
この実施例では、永久磁石66は、上部がN極および下
部がS極に磁化されている。磁石の形状および磁石の磁
化の強さは、センサハウジング22のガイド穴23の大
きさ、および検出される磁束の大きさを考慮して最適化
される。
【0049】永久磁石66は、他の実施例では上記とは
逆の方向に磁化することもできる。また、永久磁石66
の代わりに電磁石を用いることもでき、さらに円筒形状
とは別の他の形状の磁石を用いることもできる。
【0050】ホール素子67のx軸上の位置は、永久磁
石66の側面から所定距離離れて配置され、この実施例
では1.5mmの距離に配置される。この距離が離れす
ぎると、ホール素子67が検知できる磁束密度が大きく
低下するので、1〜2mmぐらいが好ましい。ホール素
子67のy軸方向の位置は、アーマチャー62が、図1
の第1の電磁石5および第2の電磁石6の間の中央にあ
るとき(すなわち、第1の電磁石5および第2の電磁石
6のいずれにも電流が印加されていない状態)の永久磁
石66のy軸方向の中心位置が、ホール素子67の中心
に合うよう配置される。こうして、ホール素子67は、
永久磁石66からの磁束密度のx軸成分を検知する。
【0051】ここで、図5を参照してホール素子を説明
する。ホール素子は、磁界に比例した電圧が得られる素
子であり、構造が簡単で小型、また機械的に動く部分を
持たないので丈夫で安定などの特長を持つ。図5の
(a)に示すように、図1に示されたホール素子用電圧
源71からの電圧Vccをホール素子67に印加して電流
Ihを流す。この状態でホール素子67を磁界H(すな
わち磁束密度B)の中に置くと、ホール素子67中の電
流Ihが力を受け、端子41および43間にホール電圧
Vhが発生する。電圧Vhは、以下の式(1)で表され
る。
【0052】
【数1】 Vh=Ks・Ih・Bcosθ 式(1) ここで、Bcosθは磁束密度Bのx軸成分(すなわち、
ホール素子の感磁面に対して垂直な方向)であり、以下
Bsで表す。Ksはホール係数と呼ばれるホール素子固
有の値であり、電流Ihは、電圧源Vcc(たとえば、5
V)および入力抵抗値により定められる駆動電流であ
り、いずれも使用するホール素子に応じて規定される。
【0053】式(1)から明らかなように、ホール電圧
Vhは磁束密度Bsに比例する。図5の(b)は、ホー
ル電圧Vhおよび磁束密度Bsの比例関係を示すグラフ
である。このように、ホール素子67を使用してホール
電圧Vhを測定することにより磁束密度Bsを容易に検
出することができる。さらに、ホール電圧Vhの極性に
より、磁場の極性(NおよびS)を判別することもでき
る。
【0054】次に図6を参照して、図4の形状を持つ永
久磁石66の磁束密度のx軸成分Bsと、永久磁石66
のy軸方向の変位との関係を説明する。図6の(a)
は、図4の永久磁石66を示し、さらに永久磁石66の
中心を原点として左右方向にx軸、上下方向にy軸を設
定する。永久磁石66は、y軸に沿って上下に変位す
る。また、永久磁石66の磁石長は9mmと想定する。
さらに、x軸上に原点からの距離1.5mmのところに
点Aをとる。この点Aの位置は、前述したようにホール
素子67が置かれる位置に対応する。
【0055】図6の(b)のグラフは、y軸上を永久磁
石66が上下に変位した時のy軸方向の位置に対する、
点Aにおける磁束密度Bsの変化を示す。永久磁石66
の中心がy=0の位置にあるとき、永久磁石66のN極
およびS極からの磁界がx軸方向では打ち消し合うの
で、磁束密度Bsはゼロとなる。永久磁石66は、上が
N極および下がS極として磁化されており、磁化されて
いる方向に変位するので、永久磁石66が原点から上に
(すなわちy軸の+方向)変位していくと、磁束密度B
sは負の領域で増加する(ここでの増加とは、磁束密度
Bsの絶対値としての値、すなわち|Bs|が増加する
ことを意味する)。永久磁石66の中心がy=+4.5
mmの位置まで変位したとき、磁束密度Bsは極値をも
つ。反対に、永久磁石66が原点から下に(すなわちy
軸の−方向)変位していくと、磁束密度Bsは正の領域
で増加し、y=−4.5mmの位置まで変位したとき、
磁束密度Bsは極値をもつ。
【0056】図6の(b)のグラフで示される磁束密度
および変位の関係は、永久磁石66の磁石長に依存して
変化する。磁石長9mmの永久磁石66が、その中心を
原点として上下に変位した場合、磁束密度Bsは、永久
磁石66の磁石長の半分の値(すなわち、±4.5m
m)に対応する位置で極値をとり、磁石長に対応する−
4.5<y<4.5の範囲において、y軸方向の変位に
対して線形な関係を持つ。したがって、永久磁石の磁石
長を、検出すべき変位量より長いものとすれば、検出さ
れる変位は永久磁石からの磁束密度と線形な関係を有す
るので、容易に変位を検出することができる。
【0057】また、図6の(b)のグラフは、永久磁石
66のSおよびN極から点Aまでの距離(この例では、
1.5mm)にも依存して変化する。すなわち、点Aの
原点からの距離を変更すると、点Aにおける磁束密度B
sの大きさが変化し、グラフに示される線形特性が変化
する。しかし、このような場合でも、磁石長が9mmな
らば、−4.5<y<4.5の範囲において磁束密度B
sはy軸方向の変位に対して線形な関係を持つ。
【0058】このように、ホール素子67を点Aに配置
すれば、図6の(b)に示される永久磁石66の変位に
対して線形な関係を持つ磁束密度Bsがホール素子67
により検知され、図5で説明したように、検知した磁束
密度Bsに比例したホール電圧Vhが出力される。
【0059】図7のグラフは、ホール素子67の出力ホ
ール電圧Vhおよび永久磁石66の変位の関係を示す。
このグラフの横軸は、図6におけるy=−4.5の位置
を基準とした変位を示す。前述したように、出力ホール
電圧Vhと磁束密度Bsは比例関係にあり、さらに磁束
密度Bsは、永久磁石の磁石長に対応する範囲における
変位に対して線形な関係をもつ。したがって、図7に示
されるように、ホール出力電圧Vhは、磁石長の範囲内
において変位に対して線形な関係をもつ。
【0060】こうして、図1に示される制御装置50
は、変位検出装置65のホール素子67から出力された
ホール電圧Vhを入力インターフェース51を介して受
け取り、これに基づいてアーマチャー62の変位を検出
し、検出された変位を使用して、電磁アクチュエータ6
0を適切に制御するよう制御信号を出力することができ
る。
【0061】なお、図3に示される、永久磁石66を規
制する磁石止め12も含め、スプリングシート25は、
非磁性材(たとえば、SUH660のような合金)また
は非磁性材の特性に近い材料(たとえば、SUS30
3)であるのが好ましい。磁性材とすると磁気的なバラ
ンスが崩れ、たとえば図8に示すように、出力ホール電
圧Vhの変位に対する線形性が劣化するからである。
【0062】ここで図3を再び参照すると、ホール素子
67の外側には、スプリング19が配置されている。ス
プリング19は磁性体であるので、スプリング19の動
き(伸び縮み)に依存して、ホール素子67によって検
出される磁束密度が変動することがある。図9を参照し
て、具体的に説明する。図9は、ホール素子67および
スプリング19の起こりうる位置関係を概略的に示して
いる。図9の(a)は、ホール素子67の背面にスプリ
ング19が存在する状態を示し、図9の(b)は、ホー
ル素子67の背面にスプリング19が存在しない状態を
示し、図9の(c)は、上記(a)および(b)の中間
の状態を示す。スプリング19が磁性体であるので、そ
れぞれの状態によって、永久磁石66から発生する磁束
の分布が異なる。したがって、永久磁石66の変位が同
じ場合であっても、スプリング19の状態によって、ホ
ール素子67から出力されるホール電圧の値が異なるこ
とがある。
【0063】この発明の第2の実施形態は、このような
スプリング19の影響を軽減するものである。この発明
の第2の実施形態を、図10および図11を参照して説
明する。図10は、ホール素子67およびスプリング1
9の間に磁性体81を設けたことを除き、図3と同じ構
造を持つ。また、図11は、磁性体81が、ホール素子
67の永久磁石66と反対側の位置に配置されているこ
とを除き、図4と同じ構造を持つ。図10および図11
から明らかなように、磁性体81は、ホール素子67の
真後ろ、すなわち、ホール素子67の感磁面とは反対側
の面に対向するよう配置される。磁性体81は、たとえ
ば0.1mmの厚さを持つ磁性材の小片である。他の実
施形態では、磁性体81の代わりに、永久磁石を用いる
こともできる。
【0064】磁性体81は、スプリング19よりも永久
磁石66に対して近い位置に配置される。永久磁石66
から発生する磁束は、ホール素子67の真後ろに配置さ
れた磁性体81に引きつけられ、ホール素子67を通過
する磁束が増加する。また、磁性体81は、スプリング
19によって生成される磁場から、ホール素子67をシ
ールドする。こうして、スプリング19によって引き起
こされる磁場の乱れを軽減することができる。
【0065】図12は、変位に対する出力ホール電圧の
変化を示すグラフである。グラフ100は、磁性体81
をホール素子67およびスプリング19の間に設けた場
合を示し、グラフ101は、該磁性体81を設けない場
合を示す。グラフ101には複数の線が表されている
が、これは、スプリングの状態に依存して出力ホール電
圧の特性が変化することを示している。グラフ100お
よび101を比較して明らかなように、グラフ100
は、グラフ101よりも良好な線形性を有する。このよ
うに、磁性体を、ホール素子およびスプリングの間に設
けることにより、スプリングのホール電圧に対する影響
を軽減することができ、より良好な線形性を有する出力
ホール電圧が得られる。
【0066】次に、図2を再び参照すると、前述したよ
うに、永久磁石66が搭載されたスプリングシート25
には伝達軸8が連結されており、該伝達軸8は、第1の
電磁石5および第2の電磁石6の内側を貫通している。
第1および第2の電磁石5および6を通電すると、第1
および第2の電磁石5および6から漏れ磁束が生じる。
通常伝達軸8は、たとえばSCM420Hのような磁性
材で構成されているので、この漏れ磁束は、伝達軸8が
連結されたスプリングシート25の上方部分にも及ぶ。
したがって、該スプリングシート25の上方に配置され
たホール素子67付近の磁場が漏れ磁束によって乱さ
れ、その結果、ホール素子67から出力されるホール電
圧が、漏れ磁束に伴って変化するおそれがある。すなわ
ち、永久磁石66の変位が同じ場合であっても、この漏
れ磁束によってホール電圧の値が異なるおそれがある。
【0067】この発明の第3の実施形態は、このような
漏れ磁束の影響を軽減するものである。この発明の第3
の実施形態では、スプリングシート25に連結される伝
達軸8を、非磁性材(たとえば、SUH660)または
非磁性材の特性に近い材料(たとえば、SUS303)
で構成する。第1および第2の電磁石5および6とスプ
リングシート25は、伝達軸8を介して配置されている
ので、伝達軸8を非磁性材で構成することにより、第1
および第2の電磁石5および6が通電されたときの漏れ
磁束の、スプリングシート25の上方部分に対する影響
を、抑制することができる。
【0068】図1に示されるように、伝達軸8は、8
a、8bおよび8cの3つの部分から構成されている。
この第3の実施形態では、少なくとも伝達軸8cの部分
が、非磁性材で構成される。しかし、伝達軸8bおよび
8cの2つの部分を非磁性材で構成することができ、ま
たは8a〜8cの3つの部分すべてを非磁性材で構成す
るようにしてもよい。また、この第3の実施形態におい
ても、前述したように、スプリングシート25は非磁性
材から構成されるのが好ましい。
【0069】図13は、時間に伴って永久磁石が変位し
たときの出力ホール電圧の遷移を示すグラフである。時
間0〜1.5msecの間はバルブが閉じた状態にある。時
間1.5〜4msecの間にわたって第2の電磁石6が通電
されると、永久磁石66は下方向に変位し、時間4msec
においてバルブが開いた状態になる。その後、時間4〜
10msecの間は、バルブが開いた状態にある。グラフ1
10は、伝達軸8bおよび8cが非磁性材で構成された
場合の出力ホール電圧の遷移を示し、グラフ111は、
伝達軸8cが磁性材で構成された場合の出力ホール電圧
の遷移を示す。グラフ110およびグラフ111の出力
ホール電圧の差が、漏れ磁束の影響に対応し、グラフ1
11は、グラフ110に比べて、特にバルブが開いた状
態で得られるホール電圧が低い。これらのグラフから明
らかなように、伝達軸を非磁性材から構成することによ
り、漏れ磁束の影響をほぼゼロとすることができ、安定
したホール電圧を得ることができる。
【0070】上記の実施形態においては、磁気センサと
してホール素子を使用したが、他の磁気センサを使用し
て変位検出装置を実現することもできる。たとえば、磁
気抵抗素子(MR素子)は、磁界の変化に比例して抵抗
が変化する。したがって、磁気抵抗素子から、抵抗の変
化に応じた出力電圧を取り出すことにより、磁場の変化
を検出することができる。したがって、ホール素子の代
わりに磁気抵抗素子を使用してもよい。
【0071】この発明による磁石は、上記の実施形態の
ようにスプリングシートに取り付けるのではなく、バル
ブの変位に連動する他の部材に取り付けるようにしても
よい。そのとき、磁気センサは、磁石からの磁束を検知
するよう、磁石の変位に合わせて配置される。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明によると、簡単な構造で
変位検出装置を構成することができるので、部品点数を
増やすことなく安価な構造で機械要素の変位を検出する
ことができる。
【0073】請求項2の発明によると、磁気センサとし
て磁束密度に比例したホール電圧を出力するホール素子
を使用するので、変位に線形な出力を得ることができ、
さらに構造が簡単で安定した出力を得ることができる。
【0074】請求項3の発明によると、検出すべき変位
量において、変位に対して線形な出力を得ることができ
るので、変位を容易かつ正確に検出することができる。
【0075】請求項4の発明によると、非磁性部材また
は非磁性材の特性に近い部材を介して磁石が機械要素に
連結されるので、磁場の乱れが抑制され、より正確に変
位を検出することができる。
【0076】請求項5の発明によると、エンジンの吸排
気のバルブの変位を検出することができるので、アクチ
ュエータによるバルブタイミングの精度を向上させるこ
とができる。
【0077】請求項6の発明によると、磁石からの水平
方向の磁束を検出し、磁石の変位に対して線形な関係を
有する電圧が出力されるので、吸排気バルブの変位を容
易に検出することができる。
【0078】請求項7の発明によると、磁石から発生す
る磁束に対するスプリングの影響を軽減することができ
るので、より正確に吸排気バルブの変位を検出すること
ができる。
【0079】請求項8の発明によると、漏れ磁束の影響
を軽減することができるので、より正確に吸排気バルブ
の変位を検出することができる。
【0080】請求項9の発明によると、スプリングシー
トが非磁性部材または非磁性材の特性に近い部材で構成
されるので、磁場の乱れが抑制され、より正確に吸排気
バルブの変位を検出することができる。
【0081】請求項10の発明によると、アクチュエー
タの伝達軸に連結するよう磁石を簡単に取り付けて固定
することができるので、簡単な構造で変位を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タおよびその制御装置の全体を示すブロック図。
【図2】この発明の一実施例における電磁アクチュエー
タの機械的構造を示す図。
【図3】この発明の一実施例における変位検出装置の機
械的構造を示す図。
【図4】この発明の一実施例における永久磁石およびホ
ール素子の配置および形状を示す図。
【図5】(a)ホール素子の原理、および(b)磁束密
度とホール出力電圧のグラフを示す図。
【図6】この発明の一実施例における(a)永久磁石、
および(b)永久磁石の変位と磁束密度の関係を示す
図。
【図7】この発明の一実施例におけるホール出力電圧と
変位の関係を示すグラフ。
【図8】この発明の一実施例における、磁性材のスプリ
ングシートを使用した場合の、ホール出力電圧と変位の
関係を示すグラフ。
【図9】この発明の第2の実施例における変位検出装置
の機械的構造を示す図。
【図10】この発明の第2の実施例における、永久磁
石、ホール素子および磁性体の配置および形状を示す
図。
【図11】この発明の一実施例における、ホール素子お
よびスプリングの考えられる配置状態を示す図。
【図12】この発明の第2の実施例における、ホール出
力電圧と変位の関係を示すグラフ。
【図13】この発明の第3の実施例における、永久磁石
が時間と共に変位した場合のホール電圧の出力の遷移を
示すグラフ。
【符号の説明】 8 伝達軸 50 制御装置 60 電磁アクチュエータ 61 バルブ 62 アーマチャー 66 永久磁石 67 ホール素子 81 磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生駒 浩一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 清水 康雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中村 稔 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変位することのできる機械要素と、 前記機械要素に連結して設けられ、該機械要素の変位方
    向に磁化された磁石と、 前記磁石からの磁束を検知して、検知した磁束量に応じ
    たセンサ出力を出力する磁気センサとを備え、 前記センサ出力に基づいて、前記機械要素の変位を検出
    するようにした変位検出装置。
  2. 【請求項2】前記磁気センサがホール素子であり、前記
    センサ出力がホール電圧である請求項1に記載の変位検
    出装置。
  3. 【請求項3】前記磁石の変位方向の長さが、前記機械要
    素が変位する量より長く、前記磁気センサにより検知さ
    れた磁束量が、前記磁石の変位に対して線形に変化する
    請求項1または請求項2に記載の変位検出装置。
  4. 【請求項4】前記磁石が、非磁性部材または非磁性材の
    特性に近い部材を介して前記機械要素に連結される請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の変位検出装置。
  5. 【請求項5】前記機械要素が、エンジンの吸排気バルブ
    である請求項1に記載の変位検出装置。
  6. 【請求項6】前記磁石は、スプリングを支持するスプリ
    ングシート上に配置され、該スプリングシートは、伝達
    軸を介して前記吸排気バルブに連結されており、前記磁
    気センサが、前記磁石および前記スプリングの間に配置
    される請求項5に記載の変位検出装置。
  7. 【請求項7】前記磁気センサおよび前記スプリングの間
    に、磁性体または磁石が配置される請求項6に記載の変
    位検出装置。
  8. 【請求項8】前記磁石が、伝達軸を介して前記吸排気バ
    ルブに連結されており、該伝達軸が非磁性部材または非
    磁性材の特性に近い部材である請求項5に記載の変位検
    出装置。
  9. 【請求項9】前記磁石は、前記伝達軸に連結されたスプ
    リングシート上に配置されており、該スプリングシート
    が非磁性部材または非磁性材の特性に近い部材である請
    求項8に記載の変位検出装置。
  10. 【請求項10】前記磁石が、円筒形状の永久磁石である
    請求項1または請求項5に記載の変位検出装置。
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