JP2002144190A - 工作機械の冷却装置 - Google Patents
工作機械の冷却装置Info
- Publication number
- JP2002144190A JP2002144190A JP2000346821A JP2000346821A JP2002144190A JP 2002144190 A JP2002144190 A JP 2002144190A JP 2000346821 A JP2000346821 A JP 2000346821A JP 2000346821 A JP2000346821 A JP 2000346821A JP 2002144190 A JP2002144190 A JP 2002144190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- housing
- machine tool
- passage
- supply device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/12—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine
- B23Q11/126—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine for cooling only
- B23Q11/127—Arrangements for cooling or lubricating parts of the machine for cooling only for cooling motors or spindles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安価な工作機械の冷却装置を提供する。
【解決手段】主軸３と、この主軸３をベアリング２を介
して回転自在に支受するハウジング１とを備えている。
そして、このハウジング１の外周面に、冷却用霧状体を
通す管体１１を巻回している。
して回転自在に支受するハウジング１とを備えている。
そして、このハウジング１の外周面に、冷却用霧状体を
通す管体１１を巻回している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の冷却装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、各種の工作機械では、主軸を
ベアリングを介してハウジングに回転自在に支受してい
るため、この回転によりベアリングが発熱し、この熱が
ハウジングに伝熱する。そこで、各種の工作機械には、
ハウジングを冷却するための冷却装置が設けられてい
る。このような冷却装置として、例えば、図４に示す主
軸装置の冷却構造が提案されている（特開平６−３１５
８５号公報）。この主軸装置の冷却構造は、ハウジング
３１と、このハウジング３１の内部に挿入固定された主
軸筒３２と、上記ハウジング３１に軸受ユニット３４お
よび上部軸受（図示せず）を介して回転自在に支受され
た主軸３３とを備えた主軸装置において、上記主軸３３
の外周面にらせん溝３５を形成し、このらせん溝３５と
軸受ユニット３４の軸受内筒３６との間に冷却液通路を
形成している。また、上記主軸筒３２の外周面にらせん
溝３７を形成し、このらせん溝３７とハウジング３１と
の間に冷却液通路を形成している。図において、３８は
冷却液供給路で、３９は冷却液排出路で、４０は冷却液
供給口で、４１は冷却液排出口である。そして、通常
は、流量調節用のオリフィスや温度管理用のセンサー等
を備えた冷却液供給装置を用い、両冷却液通路に冷却液
を供給するようにしている。
ベアリングを介してハウジングに回転自在に支受してい
るため、この回転によりベアリングが発熱し、この熱が
ハウジングに伝熱する。そこで、各種の工作機械には、
ハウジングを冷却するための冷却装置が設けられてい
る。このような冷却装置として、例えば、図４に示す主
軸装置の冷却構造が提案されている（特開平６−３１５
８５号公報）。この主軸装置の冷却構造は、ハウジング
３１と、このハウジング３１の内部に挿入固定された主
軸筒３２と、上記ハウジング３１に軸受ユニット３４お
よび上部軸受（図示せず）を介して回転自在に支受され
た主軸３３とを備えた主軸装置において、上記主軸３３
の外周面にらせん溝３５を形成し、このらせん溝３５と
軸受ユニット３４の軸受内筒３６との間に冷却液通路を
形成している。また、上記主軸筒３２の外周面にらせん
溝３７を形成し、このらせん溝３７とハウジング３１と
の間に冷却液通路を形成している。図において、３８は
冷却液供給路で、３９は冷却液排出路で、４０は冷却液
供給口で、４１は冷却液排出口である。そして、通常
は、流量調節用のオリフィスや温度管理用のセンサー等
を備えた冷却液供給装置を用い、両冷却液通路に冷却液
を供給するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような主軸装置の冷却構造では、高価な専用の冷却液供
給装置を用い、両冷却液通路に冷却液を供給するように
しているため、工作機械自体の価格が高価になる。
ような主軸装置の冷却構造では、高価な専用の冷却液供
給装置を用い、両冷却液通路に冷却液を供給するように
しているため、工作機械自体の価格が高価になる。
【０００４】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、安価な工作機械の冷却装置の提供をその目的と
する。
もので、安価な工作機械の冷却装置の提供をその目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の工作機械の冷却装置は、主軸と、この主軸
をベアリングを介して回転自在に支受するハウジングと
を備え、このハウジングに、冷却用霧状体を通す通路を
設けたという構成をとる。
め、本発明の工作機械の冷却装置は、主軸と、この主軸
をベアリングを介して回転自在に支受するハウジングと
を備え、このハウジングに、冷却用霧状体を通す通路を
設けたという構成をとる。
【０００６】すなわち、本発明の工作機械の冷却装置
は、主軸と、この主軸をベアリングを介して回転自在に
支受するハウジングとを備えており、このハウジング
に、冷却用霧状体を通す通路を設けている。したがっ
て、上記ハウジングに設けた通路に冷却用霧状体を通
し、この通路を通る冷却用霧状体の気化熱でハウジング
を冷却することができる。しかも、上記冷却用霧状体
は、工作機械に備えた冷却液供給装置や圧縮空気供給装
置を用い、簡単に得ることができる。すなわち、工作機
械には、冷却液供給装置として、加工工具を冷却もしく
は潤滑するために冷却液，潤滑液もしくはその混合液を
収容するタンクや、このタンク内の冷却液等を冷却液噴
射ノズルに供給するポンプ等が備えられており、また、
圧縮空気供給装置として、冷却液噴射ノズルに供給され
た冷却液等を冷却液噴射ノズルから噴射するために圧縮
空気を供給する空気圧縮機等が備えられている。したが
って、冷却液供給装置から供給される冷却液等と、圧縮
空気供給手段から供給される圧縮空気とを混合させて霧
状化させることにより、簡単に冷却用霧状体を得ること
ができる。このように、工作機械に備えられた冷却液供
給装置や圧縮空気供給装置を利用すると、高価な専用の
冷却液供給装置を必要とせず、工作機械自体の価格が安
価になる。
は、主軸と、この主軸をベアリングを介して回転自在に
支受するハウジングとを備えており、このハウジング
に、冷却用霧状体を通す通路を設けている。したがっ
て、上記ハウジングに設けた通路に冷却用霧状体を通
し、この通路を通る冷却用霧状体の気化熱でハウジング
を冷却することができる。しかも、上記冷却用霧状体
は、工作機械に備えた冷却液供給装置や圧縮空気供給装
置を用い、簡単に得ることができる。すなわち、工作機
械には、冷却液供給装置として、加工工具を冷却もしく
は潤滑するために冷却液，潤滑液もしくはその混合液を
収容するタンクや、このタンク内の冷却液等を冷却液噴
射ノズルに供給するポンプ等が備えられており、また、
圧縮空気供給装置として、冷却液噴射ノズルに供給され
た冷却液等を冷却液噴射ノズルから噴射するために圧縮
空気を供給する空気圧縮機等が備えられている。したが
って、冷却液供給装置から供給される冷却液等と、圧縮
空気供給手段から供給される圧縮空気とを混合させて霧
状化させることにより、簡単に冷却用霧状体を得ること
ができる。このように、工作機械に備えられた冷却液供
給装置や圧縮空気供給装置を利用すると、高価な専用の
冷却液供給装置を必要とせず、工作機械自体の価格が安
価になる。
【０００７】本発明の工作機械の冷却装置において、上
記通路が、ハウジングの外周部にらせん状に巻回された
管体からなる場合には、上記通路を安価な管体で作製す
ることができる。
記通路が、ハウジングの外周部にらせん状に巻回された
管体からなる場合には、上記通路を安価な管体で作製す
ることができる。
【０００８】本発明の工作機械の冷却装置において、上
記通路が、ハウジングの内部に形成されている場合に
は、ハウジングをその内部から冷却することができ、冷
却効果に優れる。
記通路が、ハウジングの内部に形成されている場合に
は、ハウジングをその内部から冷却することができ、冷
却効果に優れる。
【０００９】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
面にもとづいて詳しく説明する。
【００１０】図１は本発明の工作機械の冷却装置の一実
施の形態を示している。この実施の形態では、工作機械
として、ＮＣ旋盤が用いられている。図において、１は
主軸台（図示せず）に固定された略円筒形状のハウジン
グであり、その中央貫通穴１ａの内周面の左右両側にそ
れぞれベアリング２が固定されている。そして、これら
両ベアリング２に略円筒形状の主軸３が回転自在に支受
されている。この主軸３には、その一側端面（図面で
は、右側端面）にチャック（図示せず）が取り付けられ
ており、その他側部（図面では、左側部）の外周面に、
ベルト５を介してモータの回転軸（図示せず）に連結す
るプーリー４が固定されている。また、上記主軸３の中
央貫通穴３ａ内にはドローバー等（図示せず）が配設さ
れている。図において、６は主軸３に外嵌される円環状
の固定具である。
施の形態を示している。この実施の形態では、工作機械
として、ＮＣ旋盤が用いられている。図において、１は
主軸台（図示せず）に固定された略円筒形状のハウジン
グであり、その中央貫通穴１ａの内周面の左右両側にそ
れぞれベアリング２が固定されている。そして、これら
両ベアリング２に略円筒形状の主軸３が回転自在に支受
されている。この主軸３には、その一側端面（図面で
は、右側端面）にチャック（図示せず）が取り付けられ
ており、その他側部（図面では、左側部）の外周面に、
ベルト５を介してモータの回転軸（図示せず）に連結す
るプーリー４が固定されている。また、上記主軸３の中
央貫通穴３ａ内にはドローバー等（図示せず）が配設さ
れている。図において、６は主軸３に外嵌される円環状
の固定具である。
【００１１】また、この工作機械は、水道水等の冷却水
（冷却液）を収容するタンク、このタンク内の冷却水を
冷却水噴射ノズル（図示せず）に供給するポンプ等から
なる冷却液供給装置（図示せず）、および圧縮空気を上
記冷却水噴射ノズルに供給する空気圧縮機等からなる圧
縮空気供給装置（図示せず）を備えている。そして、加
工時に、上記冷却水噴射ノズルに冷却液供給装置と圧縮
空気供給装置とから冷却水と圧縮空気とを供給し、上記
冷却水噴射ノズルから加工部（加工工具の加工面やワー
クの被加工面等）に向けて冷却水を噴射するようにして
いる。
（冷却液）を収容するタンク、このタンク内の冷却水を
冷却水噴射ノズル（図示せず）に供給するポンプ等から
なる冷却液供給装置（図示せず）、および圧縮空気を上
記冷却水噴射ノズルに供給する空気圧縮機等からなる圧
縮空気供給装置（図示せず）を備えている。そして、加
工時に、上記冷却水噴射ノズルに冷却液供給装置と圧縮
空気供給装置とから冷却水と圧縮空気とを供給し、上記
冷却水噴射ノズルから加工部（加工工具の加工面やワー
クの被加工面等）に向けて冷却水を噴射するようにして
いる。
【００１２】上記ハウジング１には、その外周面にらせ
ん状に延びる溝１０が形成されており、この溝１０に沿
って可撓性チューブ等の管体１１がらせん状に巻回され
ている。この管体１１は、その一端部が二股接続管１２
に連結しており、他端部が大気中に開口している。上記
二股接続管１２は、管体１１の一端部に連結する合流部
分１３と、この合流部分１３から分岐する２つの分岐部
分１４，１５とからなり、一方の分岐部分１４が上記冷
却液供給装置にホース等（図示せず）を介して連結し、
他方の分岐部分１５が上記圧縮空気供給装置にホース等
（図示せず）を介して連結している。
ん状に延びる溝１０が形成されており、この溝１０に沿
って可撓性チューブ等の管体１１がらせん状に巻回され
ている。この管体１１は、その一端部が二股接続管１２
に連結しており、他端部が大気中に開口している。上記
二股接続管１２は、管体１１の一端部に連結する合流部
分１３と、この合流部分１３から分岐する２つの分岐部
分１４，１５とからなり、一方の分岐部分１４が上記冷
却液供給装置にホース等（図示せず）を介して連結し、
他方の分岐部分１５が上記圧縮空気供給装置にホース等
（図示せず）を介して連結している。
【００１３】上記の構成において、ワークを加工するた
めに、上記冷却液供給装置および圧縮空気供給装置を駆
動させると、上記冷却液供給装置から冷却水を冷却水噴
射ノズルに供給するとともに、二股接続管１２の一方の
分岐部分１４に供給し、上記圧縮空気供給装置から圧縮
空気を冷却水噴射ノズルに供給するとともに、二股接続
管１２の他方の分岐部分１５に供給する。そして、冷却
水噴射ノズルから加工部に向けて冷却水を噴射する。一
方、各分岐部分１４，１５に供給された冷却水と圧縮空
気とが合流部分１３で合流して混合し、圧縮空気で冷却
水が微細な粒子となって霧状化し、この冷却用霧状体
が、ハウジング１の外周面にらせん状に巻回された管体
１１に流入する。この流入した霧状体は管体１１を通過
する間に、その気化熱でハウジング１を冷却し、そのの
ち、管体１１の他端部から大気中に放出される。
めに、上記冷却液供給装置および圧縮空気供給装置を駆
動させると、上記冷却液供給装置から冷却水を冷却水噴
射ノズルに供給するとともに、二股接続管１２の一方の
分岐部分１４に供給し、上記圧縮空気供給装置から圧縮
空気を冷却水噴射ノズルに供給するとともに、二股接続
管１２の他方の分岐部分１５に供給する。そして、冷却
水噴射ノズルから加工部に向けて冷却水を噴射する。一
方、各分岐部分１４，１５に供給された冷却水と圧縮空
気とが合流部分１３で合流して混合し、圧縮空気で冷却
水が微細な粒子となって霧状化し、この冷却用霧状体
が、ハウジング１の外周面にらせん状に巻回された管体
１１に流入する。この流入した霧状体は管体１１を通過
する間に、その気化熱でハウジング１を冷却し、そのの
ち、管体１１の他端部から大気中に放出される。
【００１４】上記のように、この実施の形態では、ハウ
ジング１の外周面にらせん状に巻回された管体１１に冷
却用霧状体を通すことにより、その気化熱でハウジング
１を冷却することができる。しかも、工作機械に備えた
冷却液供給装置や圧縮空気供給装置を利用して上記冷却
用霧状体をつくることができ、管体１１を使用している
ものの、専用の装置を必要とせず、安価である。しか
も、水道水等の冷却水を用いているため、管体１１を通
過したのち管体１１の他端部から大気中に放出しても、
周囲環境を悪化させることがない。また、管体１１の他
端部を大気中に開口した簡単な構造である。
ジング１の外周面にらせん状に巻回された管体１１に冷
却用霧状体を通すことにより、その気化熱でハウジング
１を冷却することができる。しかも、工作機械に備えた
冷却液供給装置や圧縮空気供給装置を利用して上記冷却
用霧状体をつくることができ、管体１１を使用している
ものの、専用の装置を必要とせず、安価である。しか
も、水道水等の冷却水を用いているため、管体１１を通
過したのち管体１１の他端部から大気中に放出しても、
周囲環境を悪化させることがない。また、管体１１の他
端部を大気中に開口した簡単な構造である。
【００１５】図２は本発明の工作機械の冷却装置の他の
実施の形態を示している。この実施の形態では、上記実
施の形態において、ハウジング１の外周面に形成された
溝１０に管体１１を巻回する代わりに、上記溝１０の上
面開口を閉塞する円筒体２０をハウジング１の外周面に
液密状に外嵌し、これにより、上記溝１０と円筒体２０
の内周面との間にらせん状に延びる通路２１を形成して
いる。また、上記通路２１の一端部をホース２２を介し
て二股接続管１２に連結し、他端部を大気中に開口して
いる。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、
同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態
でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
実施の形態を示している。この実施の形態では、上記実
施の形態において、ハウジング１の外周面に形成された
溝１０に管体１１を巻回する代わりに、上記溝１０の上
面開口を閉塞する円筒体２０をハウジング１の外周面に
液密状に外嵌し、これにより、上記溝１０と円筒体２０
の内周面との間にらせん状に延びる通路２１を形成して
いる。また、上記通路２１の一端部をホース２２を介し
て二股接続管１２に連結し、他端部を大気中に開口して
いる。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、
同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態
でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【００１６】図３は本発明の工作機械の冷却装置のさら
に他の実施の形態を示している。この実施の形態では、
図１に示す実施の形態において、ハウジング１の内部に
複数本の通路２５（図面では、１本の通路２５しか図示
せず）を形成し、その一端部をホース２２を介して二股
接続管１２に連結するとともに、その他端部を大気中に
開口している。したがって、この実施の形態では、ハウ
ジング１の外周面に形成された溝１０に管体１１を巻回
していない。それ以外の部分は図１に示す実施の形態と
同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。こ
の実施の形態でも、図１に示す実施の形態と同様の作用
・効果を奏する。しかも、ハウジング１をその内部から
冷却することができ、冷却効果に優れる。
に他の実施の形態を示している。この実施の形態では、
図１に示す実施の形態において、ハウジング１の内部に
複数本の通路２５（図面では、１本の通路２５しか図示
せず）を形成し、その一端部をホース２２を介して二股
接続管１２に連結するとともに、その他端部を大気中に
開口している。したがって、この実施の形態では、ハウ
ジング１の外周面に形成された溝１０に管体１１を巻回
していない。それ以外の部分は図１に示す実施の形態と
同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。こ
の実施の形態でも、図１に示す実施の形態と同様の作用
・効果を奏する。しかも、ハウジング１をその内部から
冷却することができ、冷却効果に優れる。
【００１７】なお、上記各実施の形態では、ハウジング
１の外周面に溝１０を形成しているが、これに限定する
ものではなく、上記溝１０を形成しなくてもよい。ま
た、上記各実施の形態において、冷却水に代えて、各種
の冷却液，潤滑液もしくはその混合液を用いてもよい。
また、図３に示す実施の形態において、通路２５をらせ
ん状に形成してもよい。
１の外周面に溝１０を形成しているが、これに限定する
ものではなく、上記溝１０を形成しなくてもよい。ま
た、上記各実施の形態において、冷却水に代えて、各種
の冷却液，潤滑液もしくはその混合液を用いてもよい。
また、図３に示す実施の形態において、通路２５をらせ
ん状に形成してもよい。
【００１８】また、上記各実施の形態では、主軸３の他
側部の外周面に固定したプーリー４とモータの回転軸と
をベルト５で連結しているが、このような主軸３の駆動
手段として、主軸３を内蔵するモータを用いることも考
えられる。
側部の外周面に固定したプーリー４とモータの回転軸と
をベルト５で連結しているが、このような主軸３の駆動
手段として、主軸３を内蔵するモータを用いることも考
えられる。
【００１９】また、本発明の工作機械の冷却装置は、Ｎ
Ｃ旋盤に限定するものではなく、マシニングセンタ，研
削盤等、各種の工作機械に設けることができる。
Ｃ旋盤に限定するものではなく、マシニングセンタ，研
削盤等、各種の工作機械に設けることができる。
【００２０】
【発明の効果】すなわち、本発明の工作機械の冷却装置
によれば、ハウジングに設けた通路に冷却用霧状体を通
し、この通路を通る冷却用霧状体の気化熱でハウジング
を冷却することができる。しかも、上記冷却用霧状体
は、工作機械に備えた冷却液供給装置や圧縮空気供給装
置を用い、簡単に得ることができる。すなわち、工作機
械には、冷却液供給装置として、加工工具を冷却もしく
は潤滑するために冷却液，潤滑液もしくはその混合液を
収容するタンクや、このタンク内の冷却液等を冷却液噴
射ノズルに供給するポンプ等が備えられており、また、
圧縮空気供給装置として、冷却液噴射ノズルに供給され
た冷却液等を冷却液噴射ノズルから噴射するために圧縮
空気を供給する空気圧縮機等が備えられている。したが
って、冷却液供給装置から供給される冷却液等と、圧縮
空気供給手段から供給される圧縮空気とを混合させて霧
状化させることにより、簡単に冷却用霧状体を得ること
ができる。このように、工作機械に備えられた冷却液供
給装置や圧縮空気供給装置を利用すると、高価な専用の
冷却液供給装置を必要とせず、工作機械自体の価格が安
価になる。
によれば、ハウジングに設けた通路に冷却用霧状体を通
し、この通路を通る冷却用霧状体の気化熱でハウジング
を冷却することができる。しかも、上記冷却用霧状体
は、工作機械に備えた冷却液供給装置や圧縮空気供給装
置を用い、簡単に得ることができる。すなわち、工作機
械には、冷却液供給装置として、加工工具を冷却もしく
は潤滑するために冷却液，潤滑液もしくはその混合液を
収容するタンクや、このタンク内の冷却液等を冷却液噴
射ノズルに供給するポンプ等が備えられており、また、
圧縮空気供給装置として、冷却液噴射ノズルに供給され
た冷却液等を冷却液噴射ノズルから噴射するために圧縮
空気を供給する空気圧縮機等が備えられている。したが
って、冷却液供給装置から供給される冷却液等と、圧縮
空気供給手段から供給される圧縮空気とを混合させて霧
状化させることにより、簡単に冷却用霧状体を得ること
ができる。このように、工作機械に備えられた冷却液供
給装置や圧縮空気供給装置を利用すると、高価な専用の
冷却液供給装置を必要とせず、工作機械自体の価格が安
価になる。
【００２１】本発明の工作機械の冷却装置において、上
記通路が、ハウジングの外周部にらせん状に巻回された
管体からなる場合には、上記通路を安価な管体で作製す
ることができる。
記通路が、ハウジングの外周部にらせん状に巻回された
管体からなる場合には、上記通路を安価な管体で作製す
ることができる。
【００２２】本発明の工作機械の冷却装置において、上
記通路が、ハウジングの内部に形成されている場合に
は、ハウジングをその内部から冷却することができ、冷
却効果に優れる。
記通路が、ハウジングの内部に形成されている場合に
は、ハウジングをその内部から冷却することができ、冷
却効果に優れる。
【図１】本発明の工作機械の冷却装置の一実施の形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図２】上記工作機械の冷却装置の他の実施の形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図３】上記工作機械の冷却装置のさらに他の実施の形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図４】従来例を示す断面図である。
１ ハウジング ２ ベアリング ３ 主軸 １１ 管体
Claims (3)
- 【請求項１】 主軸と、この主軸をベアリングを介して
回転自在に支受するハウジングとを備え、このハウジン
グに、冷却用霧状体を通す通路を設けたことを特徴とす
る工作機械の冷却装置。 - 【請求項２】 上記通路が、ハウジングの外周部にらせ
ん状に巻回された管体からなる請求項１記載の工作機械
の冷却装置。 - 【請求項３】 上記通路が、ハウジングの内部に形成さ
れている請求項１記載の工作機械の冷却装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000346821A JP2002144190A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 工作機械の冷却装置 |
| EP01127028A EP1205278A1 (en) | 2000-11-14 | 2001-11-14 | Cooler for machine tool |
| US09/987,441 US20020056279A1 (en) | 2000-11-14 | 2001-11-14 | Cooler for machine tool |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000346821A JP2002144190A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 工作機械の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002144190A true JP2002144190A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18820637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000346821A Pending JP2002144190A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 工作機械の冷却装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20020056279A1 (ja) |
| EP (1) | EP1205278A1 (ja) |
| JP (1) | JP2002144190A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013024425A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-02-04 | Electric Power Dev Co Ltd | バーナ |
| KR101517905B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2015-05-06 | 한국전기연구원 | 냉각기구를 가지는 복합소호방식 가스 차단기 |
| JP2016083770A (ja) * | 2016-02-01 | 2016-05-19 | 住友化学株式会社 | 切削加工方法及び切削加工装置、光学部材の製造方法 |
| WO2021243910A1 (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 泉州市海恩德机电科技发展有限公司 | 一种冷却液分流散热的切割机 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6837065B2 (en) * | 2003-04-25 | 2005-01-04 | Stephen Permetti | Mist cooler |
| US20150285264A1 (en) * | 2014-04-07 | 2015-10-08 | Union Pacific Railroad Company | Air compressor with self contained cooling system |
| WO2017197362A1 (en) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | Nlight, Inc. | Double helix coolant path for high power fiber connector |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0811349B2 (ja) * | 1989-12-26 | 1996-02-07 | 日本電装株式会社 | 主軸構造を備えた工作機械 |
| US5150994A (en) * | 1991-09-23 | 1992-09-29 | Kaven Hsu | Spindle means of machine center |
| JPH05285781A (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-02 | Sony Corp | エアスピンドルユニット |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000346821A patent/JP2002144190A/ja active Pending
-
2001
- 2001-11-14 EP EP01127028A patent/EP1205278A1/en not_active Withdrawn
- 2001-11-14 US US09/987,441 patent/US20020056279A1/en not_active Abandoned
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013024425A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-02-04 | Electric Power Dev Co Ltd | バーナ |
| KR101517905B1 (ko) * | 2013-12-13 | 2015-05-06 | 한국전기연구원 | 냉각기구를 가지는 복합소호방식 가스 차단기 |
| JP2016083770A (ja) * | 2016-02-01 | 2016-05-19 | 住友化学株式会社 | 切削加工方法及び切削加工装置、光学部材の製造方法 |
| WO2021243910A1 (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 泉州市海恩德机电科技发展有限公司 | 一种冷却液分流散热的切割机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020056279A1 (en) | 2002-05-16 |
| EP1205278A1 (en) | 2002-05-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3549194B2 (ja) | 工作加工方法およびそれに用いる霧状体供給装置 | |
| JP4609893B2 (ja) | 工具ホルダー | |
| JP3449929B2 (ja) | 工作加工方法 | |
| US20050134125A1 (en) | Cooling device for built-in-spindle type spindle motor of machine tool | |
| JP2002144190A (ja) | 工作機械の冷却装置 | |
| JPH10230434A (ja) | 回転する機械部分に流体混合物を供給するための方法及び装置 | |
| EP1190814A1 (en) | Machining method and mist supplying apparatus for use in the method | |
| US20020119019A1 (en) | Machining method and mist supplying apparatus for use in the method | |
| JP5964694B2 (ja) | ミスト供給ツール | |
| US4382638A (en) | Sealing structure of spindle device | |
| JP3961836B2 (ja) | 工具へのミスト供給方法およびその装置 | |
| JP2002144189A (ja) | 工作機械の冷却装置 | |
| JP5615735B2 (ja) | 工作機械 | |
| JP2004263816A (ja) | 転がり軸受のエアオイル潤滑構造 | |
| JP2002172539A (ja) | 工作加工方法およびそれに用いる霧状体供給装置 | |
| JP2006281322A (ja) | 工具ホルダー | |
| JP2000210836A (ja) | 工作機械用主軸装置 | |
| EP0694363B1 (en) | Machine tool having two reversible spindles | |
| JP2593425B2 (ja) | 反転可能な２軸を有する工作機械 | |
| JP3698634B2 (ja) | 工具ホルダ | |
| JP2024035388A (ja) | 工作機械 | |
| JPH0325902Y2 (ja) | ||
| JPH0752478Y2 (ja) | エア・オイル潤滑装置 | |
| JP3070657U (ja) | 回転式流体継手 | |
| JPH02224945A (ja) | 主軸冷却装置付工作機械 |