JP2002140960A - スライド操作式スイッチ - Google Patents

スライド操作式スイッチ

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JP2002140960A
JP2002140960A JP2000333129A JP2000333129A JP2002140960A JP 2002140960 A JP2002140960 A JP 2002140960A JP 2000333129 A JP2000333129 A JP 2000333129A JP 2000333129 A JP2000333129 A JP 2000333129A JP 2002140960 A JP2002140960 A JP 2002140960A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、小型化しても組立が容易
なスライド操作式スイッチを合理的に構成する。 【解決手段】 本体ケース2の4辺の壁部2A、2B、
2C、2Dの内面に一対ずつの電極7、7を備え、この
本体ケース2の内部に保持部4Aと4つの突出部4Bと
開口4CとスリットSを有した可撓性の付勢部材4を配
置し、この付勢部材4の保持部4Aの4辺に導電体9を
備え、付勢部材4の開口4Cの内部にスライド部材5を
嵌込むことで、スライド部材5に連結するキートップ1
を十字方向、及び、これらを合成した方向に操作自在に
構成すると共に、これらの方向に操作したことを対応す
る電極7、7と導電体9とが接触して導通状態に達する
ことで検出できるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースに対してス
ライド作動自在に収められたスライド部材と、このスラ
イド部材を非操作位置に付勢する付勢手段と、この付勢
部材の付勢力に抗してスライド部材を操作した際に電気
的な導通状態に達する導通部とを備えているスライド式
スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたスライド式スイ
ッチとして特開平10‐302576号公報に示される
ものが存在し、この従来の技術では、ケース内部に弾性
的に変形可能な4つの細長接片を備えると共に、この4
つの細長接片に挟込まれる状態でスライダを備えること
で、スライダを十字方向に操作自在に構成し、かつ、非
操作状態では細長接片からの付勢力によってスライダを
中立位置に保持するよう構成しており、スライダを操作
した場合には細長部材が弾性的に変形して固定接点と接
触することによって操作状態を電気的に検出できるよう
構成されている。又、上記のように構成されたスライド
式スイッチと類似する入力装置(スイッチ)として特開
平7‐235240号公報に示されるものが存在し、こ
の従来の技術では、円盤状あるいは環状に形成された共
通接点を操作ノブを介して操作自在に構成すると共に、
この共通接点の変形時に接当可能な位置に位置接点を配
置することにより、操作ノブを操作した際には、共通接
点と位置接点とが接触して操作状態を電気的に検出でき
るよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のスイッチは小
型化を求められると同時に組み立て易さが求められる。
しかし、従来の技術の前者の構成を考えると、4つの細
長部材を用いることから、部品点数が増大し、部品数に
応じて組立にも手間が掛かりやすいものとなっている。
特に、この構造のままスケールダウンして小型化するこ
とも考えられるが、夫々の部品を単純に小型化しただけ
では個々の部品取扱が困難となり、結果として組立に手
間が掛かるものとなり改善の余地がある。
【0004】そこで、従来の技術の後者の構成を考える
と、この構成では部品数も少なく、小型化が容易と考え
られる。しかしながら、この従来の技術の後者では共通
接点を導通が可能な素材でエンドレスの環状に成形する
ことが技術的に困難であり、又、この構成では共通接点
に電気的に導通するための導電経路を必要とするばかり
でなく、この導通経路が共通接点の位置が変動する際に
も導通状態を維持しなくてはならないため、却って構造
が複雑化する面も現れるものとなっている。
【0005】本発明の目的は、部品点数が少なく、小型
化しても組立が容易なスライド操作式スイッチを合理的
に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
スライド操作式スイッチの特徴、作用・効果は次の通り
である。 〔特徴〕ケースに対してスライド作動自在に収められた
スライド部材と、このスライド部材を中立位置に付勢す
る付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してスライド
部材を操作した際に電気的な導通状態に達する導通部と
を備えているスライド式スイッチにおいて、前記付勢部
材が、スライド部材を嵌込み保持する保持部と、この保
持部からスライド部材のスライド部材の作動方向と平行
する平面に沿ってケース内面側に突出形成された突出部
とを一体化した可撓性素材で構成され、前記導通部が、
ケース内面に形成された電極と、この電極と対向する位
置において前記付勢部材の保持部に備えた導電体とで構
成され、前記付勢部材の保持部に対して前記スライド部
材が嵌込み保持された状態で、スライド部材が非操作状
態であれば該スライド部材が中立位置に保持され、か
つ、導電体と電極とが離間状態を維持し、スライド部材
を導電体が形成された方向に操作されると導電体と電極
が接触して導通状態に達するよう構成されている点にあ
る。
【0007】〔作用・効果〕上記特徴によると、付勢部
材が保持部を有した可撓性素材で構成され、この保持部
に対してスライド部材を嵌込み保持することによりスラ
イド部材の位置が決まるので、複数のバネ材を用いてス
ライド部材を付勢するものと比較して組立が容易とな
る。又、付勢部材は突出部がケース内面に接当すること
で、ケース内の位置が決まるので、非操作状態のスライ
ド部材は中立位置に保持されるものとなり、この中立位
置では突出部材が保持部に備えた導電体とケース内面の
電極とを離間させて非導通状態を維持する。そして、こ
のスライド部材を操作することにより、付勢部材の付勢
力に抗して保持部に備えた導電体と電極とが接触して電
気的な導通状態に達するものとなる。その結果、部品数
の低減が可能であるばかりか、小型化を図っても組立が
容易で、スイッチとしての機能を十分に果たすスライド
操作式スイッチが合理的に構成されたのである。
【0008】本発明の請求項2に係るスライド操作式ス
イッチの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1のスライド操作式スイッチにおいて、
前記ケースが、前記スライド部材の作動方向と平行する
姿勢の平面と直交する方向視で正方形となる4辺の内壁
面を備えて構成されると共に、前記付勢部材の保持部が
ケースの4つの内面と平行姿勢で、この4つの内壁面か
ら離間する4辺の対向面を備えて環状に構成され、か
つ、前記突出部が保持部からケース内部の角部に張出す
方向に形成され、前記4辺のケース内壁面夫々に前記電
極が形成され、この電極に対向する前記4辺の対向面に
前記導電体が形成されることで、前記スライド部材が中
立位置を基準にして十字方向に操作自在に構成されてい
る点にある。
【0009】〔作用・効果〕上記特徴によると、付勢部
材に形成された突出部がケース内部の角部に張出すの
で、この突出部がケース内部の角部に接触して付勢部材
の位置が決まるものとなる。しかも、スライド部材を十
字方向の何れの方向に操作した際にも、この付勢部材か
らスライド部材を中立位置に復元する付勢力を作用させ
るので、従来の技術の前者に示されるような4つの部材
を用いる必要が無い。又、この付勢部材に対して4つの
導電体を備え、ケース内壁面に4つの電極を備えること
で、夫々の導電体の相対的な位置関係が変動することが
なく、スライド部材を4方向の何れの方向へ操作した場
合でも導電体と電極とが接触するものとなり、この操作
の状況を電気的に検出できる。その結果、部品点数を増
大させることなく、中立位置を基準にした4方向への操
作を検出できるものとなったのである。
【0010】本発明の請求項3に係るスライド操作式ス
イッチの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項2のスライド操作式スイッチにおいて、
前記保持部のスライド部材が嵌込まれる開口と連なるス
リットを、前記突出部に形成してある点にある。
【0011】〔作用・効果〕上記特徴によると、スライ
ド部材を操作した場合には、応力が作用する部位の突出
部のスリットが拡大してスライド部材の操作を許すと共
に、スライド部材をケースの角部の方向に向けてスライ
ド部材を操作した場合でも、スリットが拡大してスライ
ド部材の作動が許容されるので、突出部を押し潰す如き
変形を伴うことがない。その結果、弾性部材を傷める不
都合を回避しながら、どの方向にも良好な操作感覚を得
るものとなるのである。
【0012】本発明の請求項4に係るスライド操作式ス
イッチの特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項2又は3のスライド操作式スイッチにお
いて、前記スライド部材に対して、該スライド部材のス
ライド作動方向と平行する姿勢の平面と直交する方向か
ら係合連結するための軸部を有した人為操作片を備える
と共に、前記ケースが底壁を有するケース本体と、この
ケース本体の開口を覆う蓋体とで構成され、このケース
本体に対して前記付勢部材とスライド部材とを収め、か
つ、前記人為操作片の軸部が貫通するための開口を前記
蓋体に形成してある点にある。
【0013】〔作用・効果〕上記特徴によると、ケース
本体に対して付勢部材を収納し、この付勢部材の保持部
にスライド部材を嵌込み、蓋体で覆い、この蓋体の開口
に対して人為操作片の軸部を挿通してスライド部材に係
合させることにより、スライド部材に対して人為操作片
の軸部が係合し、この軸部が蓋体の開口を挿通する形態
となるスライド操作式スイッチを組立得るものとなる。
つまり、基本的には電極を有したケース、導電体を有し
た付勢部材、スライド部材、蓋体、人為操作片を組み合
わせることによりスライド操作式スイッチを組立得るも
のとなるのである。その結果、少ない部品の簡単な作業
でスライド操作式スイッチを組立得るのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、非操作状態で
は人為操作片としてのキートップ1が中立位置N(非操
作位置)に保持されると共に、この中立位置Nを基準に
してキートップ1がX方向と、これに直交するY方向
と、このX方向とY方向とを合成した方向とに操作自在
に構成され、かつ、夫々の方向にキートップ1が操作さ
れたことを電気的に検出可能なスライド操作式スイッチ
が構成されている。
【0015】このスライド操作式スイッチは、家庭電化
製品のリモートコントローラや携帯電話や、ゲーム機器
のコントローラや、自動車のパネル等に備えられるもの
であり、その概略構成は前記キートップ1とケースCと
で成り、キートップ1とケースCとの間に家庭電化製品
のパネル等が配置される。そして、このスライド操作式
スイッチの構成を以下に説明する。
【0016】図1〜図4に示すように、前記ケースCは
図中においては下部に配置されるケース本体2と、この
ケース本体2の開口を覆う蓋体3とで成り、このケース
本体2の内部に対して付勢部材4と、スライド部材5と
を配置し、これらの上部を覆う位置にシート材6を配置
してあり、蓋体3の上方位置に前記キートップ1が配置
される。
【0017】スライド部材5のスライド方向と直交する
方向視(図4に示す方向視)でケース本体2は、正方形
となるよう4辺の壁部2A、2B、2C、2Dと底部2
EとをABS樹脂やPPS樹脂等の樹脂材を用いて上方
に開放した形状に構成してある。このケース本体2の底
部2Eのうち4辺の角部の近傍部位には中央部より浅く
なる支持部2Fを形成し、又、正方形を成す4辺の壁部
2A、2B、2C、2Dの内面に対して銅合金等の良導
体で成る一対の電極7、7を備え、これらの電極7、7
と一体形成された導通端子8、8をケース本体2の外面
に突設してある。更に、4辺の壁部2A、2B、2C、
2Dの外面に複数の係合突起2Gを突出形成してあり、
蓋体3はケース本体2の開口を覆う大きさの正方形で中
央部に開口3Aを有した形状となるようアルミニウムや
鉄等の金属材やPET等の樹脂材で成る薄板で構成さ
れ、この蓋体3の端部に設けた突片状部位には前記ケー
ス本体2の係合突起2Gと係合自在な開口状の係合部3
Bが形成されている。
【0018】前記付勢部材4はシリコンゴムやエチレン
プロピレンゴム(EPDM)やニトリルゴム(NBR)
のように柔軟に弾性変形し、電気的に絶縁性を有するエ
ラストマー材(可撓性素材の一例)を用いてあり、この
付勢部材は、ケース本体2より小さい正方形の環状とな
る保持部4Aと、この保持部4Aの角部から外側に張り
出す方向に突出する4つの突出部4Bとを一体化し、か
つ、ケース本体2に収納可能な厚みに成形されている。
そして、この突出部4Bに対して、保持部4Aの開口4
Cと連なるスリットSを形成し、保持部4Aの4辺のう
ちケース本体2の壁部2A、2B、2C、2Dに対向す
る対向面に対して、樹脂等のベースに炭素を含有させた
導電性の導電体9が一体形成されている。
【0019】特に、このスライド操作式スイッチに用い
る付勢部材4は図7、図8に示すように、保持部4Aと
突出部4Bとが一体的に形成された筒状となるよう押出
し成形し、この成形物の保持部4Aの外面に帯状の導電
体9を接着固定する工程、あるいは、保持部4Aと突出
部4Bとを一体的に押出し成形する際に帯状の導電体9
をインサートする工程により、帯状の導電体9が一体に
形成された筒状物を作り出し、この筒状物をケース本体
2に収納可能な厚みに切断することにより、該付勢部材
が製造されている。
【0020】又、この付勢部材4は1つずつ金型を用い
て成形により製造することも可能であり、このように成
形する際に、図9に示すように、銅合金等の良導体で成
る導電体9をインサートして一体化しても良い。
【0021】前記スライド部材5は前記付勢部材4の保
持部4Aの開口4Cに嵌込む形状、大きさとなるよう樹
脂材で成形され、その上面の中央部には係合孔5Aが形
成されている。又、シート材6は摩擦係数が低く良好な
滑動性を有すると共に、ケース本体2に収納される大き
さで、かつ、スライド部材5のスライド方向に直交する
方向視で該スライド部材5より小さい正方形の貫通孔6
Aが穿設されて成り、キートップ1の下面側にはスライ
ド部材5の係合孔に嵌合する軸部1Aが形成されてい
る。
【0022】このように各パーツが構成されているの
で、このスライド操作式スイッチを組立る際には、ケー
ス本体2の内部に付勢部材4をセットし、この付勢部材
4の開口4Cの内部にスライド部材5を嵌込み、上面に
シート材6を重ね、蓋体3をケース本体2の側に押圧す
ることでケース本体2の複数の係合突起2Gに対し、こ
れらに対応する蓋体3の係合部3Bが係合状態に達する
結果、ケース本体2に対して蓋体3が固定されるものと
なり、この状態に達した後に、蓋体3の開口3A、シー
ト材6の開口6A夫々を挿通する状態で上方からキート
ップ1の軸部1Aをスライド部材5の係合孔5Aに圧入
して係合連結する工程を経て該スライド操作式スイッチ
が完成するものとなる。又、このスライド操作式スイッ
チを実装する場合には、基盤(図示せず)のパターン上
に該スイッチの導通端子8を重ね合わせてハンダにより
固定する、あるいは、該スイッチの導電端子8と基盤の
端子とを結線するものとなる。
【0023】そして、このうように組立られたスライド
操作式スイッチでは、キートップ1を操作しない状態、
即ち、キートップ1が中立位置Nにある状態では、その
内部は図4に示すように、付勢部材4の付勢力によって
スライド部材5がケース本体2の中央に位置し、ケース
本体2の電極7、7と付勢部材4に備えた導電体9とは
離間状態にあり、何れの電極7、7と、これに対応する
導電体9とは絶縁する状態に維持される。
【0024】次に、キートップ1を壁部2A、2B、2
C、2Dと直交する方向(X方向、Y方向の何れかに沿
う方向)として、例えば、図5において左側の壁部2D
の方向に操作した場合には、同図に示すように、付勢部
材4の保持部4Aのうち、操作方向の下手側の部位が対
向する1辺が壁部2Dに向けて変位して、この壁部2D
の一対の電極7、7と付勢部材4の導電体9とが接触し
て、一対の電極7、7を導通状態に達するものとなる。
又、このように付勢部材4が変位する際には、このよう
に変位する保持部4の1辺を挟む二つの位置の突出部4
B、4BのスリットS、Sが拡大して、このスライド部
材5に対して弾性的な付勢力を復元方向に作用させなが
ら変位を許すものとなる。
【0025】又、キートップ1を主ケース2の角部に向
かう方向として、例えば、図6において上側の壁部2A
と左側の壁部2Dとの中間方向に操作した場合には、同
図に示すように、付勢部材4の保持部4Aのうち、操作
方向の下手側の2辺が対応する壁部2A、壁部2Dに向
けて同時に変位して、この壁部2A、壁部2Dの一対の
電極7、7と付勢部材4の2つの導電体9、9とが同時
に接触して、対応する一対の電極7、7を導通状態にす
るものとなる。又、このように付勢部材4が変位する際
には、スライド部材5のスライド方向の下手側の突出部
4BのスリットSが拡大してスライド部材5の移動を許
すと共に、このように拡大するスリットSを挟む二つの
位置の突出部4B、4BのスリットS、Sが拡大して、
このスライド部材5に対して弾性的な付勢力を復元方向
に作用させながら変位を許すものとなる。
【0026】このように、本発明によると1つのパーツ
として取扱が可能な付勢部材4を弾性変形が容易で製造
も容易な樹脂等の可撓性素材を用いて突出部4Bを備え
た環状に成形することにより、複数のバネ材等を用いな
いものでなりながら、非操作時には人為操作片としての
キートップ1を、付勢部材4からの付勢力によって中立
位置Nに保持し得るものとなっており、キートップ1を
操作した場合には付勢部材4に形成したスリットSが必
要に応じて拡大することにより操作感覚を悪化させるこ
となく、操作方向を電気的に検出できるものとなってい
る。特に、X方向とY方向とが合成された中間方向にキ
ートップ1を操作した場合には、突出部4Bによって操
作が妨げられる方向であるに拘わらず、この操作方向の
下手側に位置する突出部4BのスリットSが大きく開放
することにより軽い操作力で操作を行えるものとなって
おり、このように中間方向に操作した場合でも2つの壁
部に備えた電極7、7が同時に導通状態に達して操作さ
れたことを検出できるものとなる。そして、本発明のス
ライド操作式スイッチでは部品数が極めて少ないので、
小型化した場合でも組立が容易で、故障も低減できるも
のとなっている。
【0027】特に、このスライド操作式スイッチでは、
ケース本体2の底部2Eより浅く形成された支持部2F
に対して付勢部材4の突出部4Bを載付けるように支持
されているので、前述のようにスライド部材5のスライ
ド作動に伴って付勢部材4が弾性的に変形する際には、
この大きく変位する部分が底部2Eと離間する状態を維
持するので、底部2Eとの摩擦抵抗が作用すること無
く、軽快な操作感覚を現出できものとなっている。
【0028】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、図10に示すように、キートップ1を
X方向、Y方向に沿った方向に向けて操作自在となる構
成に加えて、キートップ1を押圧操作する方向、つま
り、X方向、Y方向夫々に直行する方向に操作自在に構
成し、この操作を電気的に検出できるよう構成すること
も可能である。
【0029】つまり、上記した実施の形態と同様の構造
(前記実施の形態と同じ機能を有するものには前記実施
の形態と共通する番号、符号を付している)に加え、ス
ライド部材5の下面側(同図で下側)に位置を設定し
て、ケース本体2に対して上下方向に変位自在となる中
間作動部材15に支持すると共に、この中間作動部材1
5の下面に接触するドーム状で、そのドーム状部の中央
部が上方に突出付勢された金属製のバネ材で成る可動片
16と、この可動片16と常時導通状態にある第1固定
片17と可動片16の中央部が下方に変位した際に、こ
の中央部と接触して導通状態になる第2固定片18とを
備えている。
【0030】この構成によると、前記実施の形態と同様
にキートップ1をX方向、Y方向夫々の何れに操作され
た場合、及び、X方向、Y方向が合成された方向に操作
した場合でも、その操作を電気的に検出できると同時
に、キートップ1をケース本体2の側に押し込み操作し
たことも電気的に検出できるものとなり、3次元方向へ
の操作を無理なく検出できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド操作式スイッチの全体斜視図
【図2】スライド操作式スイッチの分解斜視図
【図3】スライド操作式スイッチの縦断側面図
【図4】スライド操作式スイッチの横断平面図
【図5】スライド部材を操作した状態のスライド操作式
スイッチの横断平面図
【図6】スライド部材を操作した状態のスライド操作式
スイッチの横断平面図
【図7】付勢部材の製造形態を説明する斜視図
【図8】付勢部材の断面図
【図9】付勢部材の別実施の形態の断面図
【図10】スライド操作式スイッチの別実施の形態の断
面図
【符号の説明】 1 人為操作片 1A 軸部 3 蓋体 4 付勢部材 4A 保持部 4B 突出部 5 スライド部材 7 電極 9 導電体 C ケース N 中立位置 S スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに対してスライド作動自在に収め
    られたスライド部材と、このスライド部材を中立位置に
    付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してス
    ライド部材を操作した際に電気的な導通状態に達する導
    通部とを備えているスライド操作式スイッチであって、 前記付勢部材が、スライド部材を嵌込み保持する保持部
    と、この保持部からスライド部材のスライド部材の作動
    方向と平行する平面に沿ってケース内面側に突出形成さ
    れた突出部とを一体化した可撓性素材で構成され、 前記導通部が、ケース内面に形成された電極と、この電
    極と対向する位置において前記付勢部材の保持部に備え
    た導電体とで構成され、 前記付勢部材の保持部に対して前記スライド部材が嵌込
    み保持された状態で、スライド部材が非操作状態であれ
    ば該スライド部材が中立位置に保持され、かつ、導電体
    と電極とが離間状態を維持し、スライド部材を導電体が
    形成された方向に操作されると導電体と電極が接触して
    導通状態に達するよう構成されているスライド操作式ス
    イッチ。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、前記スライド部材の作動
    方向と平行する姿勢の平面と直交する方向視で正方形と
    なる4辺の内壁面を備えて構成されると共に、前記付勢
    部材の保持部がケースの4つの内面と平行姿勢で、この
    4つの内壁面から離間する4辺の対向面を備えて環状に
    構成され、かつ、前記突出部が保持部からケース内部の
    角部に張出す方向に形成され、 前記4辺のケース内壁面夫々に前記電極が形成され、こ
    の電極に対向する前記4辺の対向面に前記導電体が形成
    されることで、前記スライド部材が中立位置を基準にし
    て十字方向に操作自在に構成されている請求項1記載の
    スライド操作式スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記保持部のスライド部材が嵌込まれる
    開口と連なるスリットを、前記突出部に形成してある請
    求項2記載のスライド操作式スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記スライド部材に対して、該スライド
    部材のスライド作動方向と平行する姿勢の平面と直交す
    る方向から係合連結するための軸部を有した人為操作片
    を備えると共に、前記ケースが底壁を有するケース本体
    と、このケース本体の開口を覆う蓋体とで構成され、こ
    のケース本体に対して前記付勢部材とスライド部材とを
    収め、かつ、前記人為操作片の軸部が貫通するための開
    口を前記蓋体に形成してある請求項2又は3に記載のス
    ライド操作式スイッチ。
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