JP2002139143A - 車両用変速機制御装置 - Google Patents

車両用変速機制御装置

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JP2002139143A
JP2002139143A JP2000337461A JP2000337461A JP2002139143A JP 2002139143 A JP2002139143 A JP 2002139143A JP 2000337461 A JP2000337461 A JP 2000337461A JP 2000337461 A JP2000337461 A JP 2000337461A JP 2002139143 A JP2002139143 A JP 2002139143A
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transmission
driving
detecting means
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Chikao Nagasaka
近夫 長坂
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機の接続状態を、そのときの車両状況に
応じた適切な接続状態に自動で切り換え制御する。 【解決手段】 SBW−ECU11は、車両が停止中に
エンジンが運転されており、変速機17が駐車状態また
は中立状態とされている運転状態を、走行状態に切り換
えることができる運転状態であると判断する。この運転
状態において運転者がブレーキ操作した状態でアクセル
操作するか、または、ブレーキ操作した状態で駐車ブレ
ーキを解除するという車両を走行させるための運転操作
が行われたとき、SBW−ECU11は運転者のシフト
操作によらず変速機17を自動で走行状態に切り換え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において変速
機の接続状態を電気制御で切り換える車両用変速機制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような車両用変速機制御装
置としては、例えば特開平5−272633号公報によ
って開示されたものがある。この変速機制御装置では、
駐車位置(P)、中立位置(N)、走行位置(D)及び
後退位置(R)の各切り換え位置を備えたシフト操作装
置におけるシフトレバーのシフト操作に基づいてシフト
バイワイヤ制御部がレンジ切換用アクチュエータを制御
する。
【0003】このような変速機制御装置を備えた車両に
おいて停止状態から車両を走行させるときには、変速機
の接続状態を駐車位置または中立位置とした状態でエン
ジンを始動させた後、運転者がシフトレバーを手動でシ
フト操作して変速機の接続状態を走行位置に切り換え
る。すると、オートマチックトランスミッションのギヤ
トレーンが接続されて車両が走行する状態となる。そし
て、この走行状態においては、自動変速制御部が車速及
びスロットル開度に基づいてギヤトレーンの組み合わせ
を自動で切り変える。
【0004】また、走行後に車両を駐車するときには、
運転者がシフトレバーを操作して変速機の接続状態を走
行位置または後退位置から駐車位置に切り換える。する
と、変速機の出力軸がロックされ、車両が自走しない状
態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、駐車状態か
ら車両を前に走行させるとき、運転者が間違ってシフト
レバーをシフト操作し、変速機を駐車状態から後退状態
に切り換えてしまうことがあった。その結果、車両が運
転者の意に反して後退することがあった。また、同じ理
由で、駐車状態から車両を後退させるときに、車両が意
に反して前進することがあった。
【0006】また、走行中の停止時にエンジンを一時的
に運転停止させるアイドリングストップを行おうとする
場合、車両を停止させた状態でシフトレバーを走行位置
から中立位置または駐車位置に切り変え操作した後に、
イグニッションスイッチをオンからオフに切り変える。
再び走行するときには、ブレーキペダルを踏んだ状態で
先ずイグニッションスイッチをオン操作してエンジンを
再始動させ、次にシフトレバーを中立位置または駐車位
置から走行位置に切り変え操作した後、アクセルペダル
を踏んで再スタートする。従って、アイドリングストッ
プを行う度にシフトレバーを切り換え操作する必要があ
った。
【0007】さらに、車両を停止させたとき、運転者が
エンジンをかけたままの状態でサイドブレーキをかけて
シフトレバーを走行位置としたままで車両を離れてしま
うことがある。このような場合、エンジンがアイドルア
ップ制御されたときに車両が運転者の意に反して自走す
る可能性がある。
【0008】また、エアバッグが作動するような衝突が
発生したとき、運転者が衝突によって運転困難な状態と
なり、変速機が走行状態のままで停止した状態となるこ
とがある。この場合、車両が運転者の意に反して自走す
ることが考えられる。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、変速機の接続状態を、
そのときの車両状況に応じた適切な接続状態に自動で切
り換え制御することができる車両用変速機制御装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、変速機の接続状態を切り
換えるために操作される切換操作手段の切換操作を検出
する切換操作検出手段と、前記変速機の接続状態を切り
換えるための切換手段と、前記切換操作に基づいて前記
切換手段を制御し、前記切換操作に対して予め設定され
ている接続状態に前記変速機の接続状態を切り換える切
換制御手段とを備えた車両用変速機制御装置において、
予め想定された車両状況を検出する車両状況検出手段を
備え、前記切換制御手段は、前記車両状況検出手段によ
って前記車両状況が検出されたときには、前記変速機の
接続状態を前記切換操作に基づく接続状態から該車両状
況に対して予め設定されている接続状態に切り変えるこ
とを要旨とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、予め設定
された車両状況のときには変速機の接続状態が自動でそ
の車両状況に対して設定されている接続状態に切り換え
られる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記車両状況検出手段は、前記変速機
の接続状態を含めた車両の運転状態が、そのときの接続
状態を新たな接続状態に切り換えることができる運転状
態であることを検出する運転状態検出手段と、運転者が
前記接続状態を新たな接続状態に切り換えるために行
う、前記切換操作以外の予め設定された運転操作を検出
する運転操作検出手段とからなり、前記車両状況は、前
記運転状態において前記運転操作が行われた状況である
ことを要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態を含め
た車両の運転状態が、そのときの接続状態を新たな接続
状態に切り換えることができる運転状態であることを検
出され、この運転状態において運転者が切換操作以外の
予め設定された運転操作を行うと、変速機が自動でその
車両状況に応じた接続状態に切り換えられる。従って、
運転者が手動で切換操作を行わなくても、変速機の切換
操作以外の運転操作を行うだけで変速機が自動で走行状
態に切り換えられる。その結果、停止状態から車両を走
行させるために行わなければならなかった変速機の切換
操作が不用となり、運転をより簡単な運転操作で行うこ
とができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記運転状態検出手段は、前記切換操
作検出手段、車速検出手段及びエンジン運転検出手段か
らなり、前記運転操作検出手段は、ブレーキ操作検出手
段及びアクセル操作検出手段、または、ブレーキ操作検
出手段及び駐車ブレーキ解除操作検出手段の少なくとも
いずれか一つからなり、前記運転状態は、前記変速機の
接続状態が駐車状態または中立状態であり、かつ、車速
が「0」であってエンジンが運転中である状態であり、
前記運転操作は、ブレーキ操作しながらアクセル操作す
る操作であるか、または、ブレーキ操作しながら駐車ブ
レーキを解除操作する操作であって、前記切換制御手段
は、前記車両状況のときには、前記変速機の接続状態を
駐車状態または中立状態から走行状態に切り換えること
を要旨とする。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が駐車
状態または中立状態であり、かつ、車速が「0」であっ
てエンジンが運転中である運転状態において、ブレーキ
操作しながらアクセル操作する操作であるか、または、
ブレーキ操作しながら駐車ブレーキを解除操作する運転
操作が行われると、変速機の接続状態が駐車状態または
中立状態から走行状態に切り換えられる。従って、停止
状態から車両を走行させるための運転操作を運転者が行
うと変速機が走行状態に切り換えられる。その結果、手
動で行うときのように切換操作を間違えて変速機を後退
状態に切り換えることがない。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記運転状態検出手段は、前記変速機
操作手段、車速検出手段及びエンジン運転検出手段であ
り、前記運転操作検出手段は、ブレーキ操作検出手段及
びエンジン始動用スイッチであり、前記運転状態は、前
記変速機の接続状態が駐車状態または中立状態であり、
かつ、車速が「0」であってエンジンが停止中である状
態であり、前記運転操作は、ブレーキ操作しながら前記
エンジン始動用スイッチをオン操作する操作であって、
前記切換制御手段は、前記車両状況のときには、前記変
速機の接続状態を中立状態または駐車状態から走行状態
に切り換えることを要旨とする。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が駐車
状態または中立状態であり、かつ、車速が「0」であっ
てエンジンが停止中である運転状態において、ブレーキ
操作しながら前記エンジン始動用スイッチをオン操作す
る運転操作が行われると、変速機の接続状態が中立状態
または駐車状態から走行状態に切り換えられる。従っ
て、運転者が手動で切換操作を行わなくても、エンジン
を始動して車両を走行させるための運転操作を行うだけ
で変速機が自動で走行状態に切り換えられる。このた
め、停止状態から車両を走行させるために行わなければ
ならなかった変速機の手動による切換操作が不用とな
り、運転をより簡単に行うことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記運転状態検出手段は、前記切換操
作検出手段、車速検出手段及びエンジン運転検出手段で
あり、前記運転操作検出手段は、ブレーキ操作検出手段
と、エンジン停止用スイッチ及び駐車ブレーキ操作検出
手段のいずれか一方とであり、前記運転状態は、前記変
速機の接続状態が走行状態または後退状態であり、か
つ、車速が「0」であってエンジンが運転中である状態
であり、前記運転操作は、ブレーキ操作しながら前記エ
ンジン停止用スイッチをオン操作する操作であるか、ま
たは、ブレーキ操作しながら駐車ブレーキ操作する操作
であって、前記切換制御手段は、前記車両状況のときに
は、前記変速機の接続状態を走行状態または後退状態か
ら駐車状態に切り換えることを要旨とする。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が走行
状態または後退状態であり、かつ、車速が「0」であっ
てエンジンが運転中である運転状態において、ブレーキ
操作しながら前記エンジン停止用スイッチをオン操作す
る操作か、または、ブレーキ操作しながら駐車ブレーキ
操作する操作が行われると、変速機の接続状態を走行状
態または後退状態から駐車状態に切り換えられる。従っ
て、運転者が手動で変速機の切換操作を行わなくても、
エンジンを停止して車両を駐車させるための運転操作を
行うだけで変速機が自動で駐車状態に切り換えられる。
このため、車両を駐車させるときに行わなければならな
かった手動による変速機の切換操作が不用となり、運転
をより簡単に行うことができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記車両状況検出手段は、前記変速機
の接続状態を含めた車両の運転状態が、停止状態から車
両が運転者の意に反して自走する可能性がある運転状態
であることを検出する運転状態検出手段と、前記運転状
態において停止状態からの車両の自走を防止すべき車両
情報を検出する車両情報検出手段とからなり、前記車両
状況は、前記運転状態において前記車両情報が検出され
た状況であって、前記切換制御手段は、前記車両状況の
ときには、前記変速機の接続状態を走行状態または後退
状態から駐車状態に切り換えることを要旨とする。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態を含め
た車両の運転状態が、停止状態から車両が運転者の意に
反して自走する可能性がある運転状態において、停止状
態からの車両の自走を防止すべき車両情報が検出される
と、変速機の接続状態が走行状態または後退状態から駐
車状態に切り換えられる。従って、停止状態から車両の
自走を防止するために変速機を駐車状態とすべきときに
は、運転者が手動で変速機を駐車状態に切り換える切換
操作をしなくても変速機が自動で駐車状態に切り換えら
れる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記運転状態検出手段は、前記切換操
作検出手段であり、前記運転状態は、前記変速機の接続
状態が走行状態または後退状態である状態であり、前記
車両情報は、運転者が前記切換操作手段を切換操作して
前記変速機の接続状態を駐車状態に切り換えるのを忘れ
たことを示す情報であることを要旨とする。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が走行
状態または後退状態である運転状態において、運転者が
変速機を切換操作せず接続状態を駐車状態に切り換え忘
れた状態が検出されると、変速機の接続状態が走行状態
または後退状態から駐車状態に切り換えられる。従っ
て、車両を駐車するときに運転者が駐車状態に切り換え
る切換操作を忘れても、変速機が自動で駐車状態に切り
換えられる。このため、運転者が駐車させたつもりの車
両が、エンジン運転時においてはエンジンのアイドルア
ップ制御によって、エンジン停止時においては傾斜路
面、外力等によって自走することを防止することができ
る。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記車両情報は、運転者が運転席から
離れて前記切換操作手段を切換操作することができなく
なったことを示す情報であることを要旨とする。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の作用に加えて、車両を駐車するときに、
運転者が変速機を駐車状態に切り換えないで運転席から
離れると、変速機が自動で駐車状態に切り換えられる。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、ドアが開けられたことを検出するドア
開閉検出手段と、運転席の着座状態を検出する着座状態
検出手段とからなり、前記車両情報は、運転席側のドア
が開けられ、かつ、運転者が非着座状態となったことで
あることを要旨とする。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の作用に加えて、運転席側のドアが開けら
れ、かつ、運転者が非着座状態となったことが検出され
ると、変速機の接続状態が走行状態または後退状態から
駐車状態に自動で切り換えられる。従って、運転者がド
アを開けて運転席から離れたことから判断されるので、
変速機を駐車状態に切り換え忘れたことが確実に検出さ
れる。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項6に記
載の発明において、前記運転状態検出手段は、前記切換
操作検出手段及びエンジン運転検出手段からなり、前記
運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態または後
退状態であって、かつ、エンジンが運転されている状態
であり、前記車両情報は、運転者が前記切換操作手段を
切換操作して前記変速機の接続状態を駐車状態に切り換
えることができない可能性があることを示す情報である
ことを要旨とする。
【0029】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が走
行状態または後退状態であって、かつ、エンジンが運転
されている運転状態において、運転者が切換操作手段を
切換操作して変速機の接続状態を駐車状態に切り換える
ことができない可能性がある状態が検出されると、変速
機の接続状態が走行状態または後退状態から駐車状態に
切り換えられる。従って、運転者が手動で変速機を切換
操作して駐車状態とすることができない可能性があると
きには、変速機が自動で駐車状態に切り換えられ車両の
自走が防止される。
【0030】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、前記車両情報検出手段は、エアバ
ッグを作動させるべき車両の衝突を検出する衝突検出手
段、無線で緊急信号を発信する緊急連絡手段、及び、他
車両が追突する可能性を警告する追突警告手段のいずれ
か1つであり、前記車両情報は、前記衝突検出手段がエ
アバッグを作動させるべき車両の衝突を検出したこと、
前記緊急連絡手段が無線で緊急信号を発信すること、及
び、前記追突警告手段が車両の後方から他車両が追突す
る可能性を警告したことのいずれかであることを示す情
報であることを要旨とする。
【0031】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10に記載の発明の作用に加えて、衝突検出手段がエア
バッグを作動させるべき車両の衝突を検出したこと、緊
急連絡手段が無線で緊急信号を発信すること、及び、追
突警告手段が車両の後方から他車両が追突する可能性を
警告したことのいずれか1つの車両情報が検出される
と、変速機の接続状態が走行状態または後退状態から駐
車状態に切り換えられる。従って、エアバッグが作動す
る衝突が発生したときに運転者が身体的または肉体的被
害を受けて切換操作しなかった場合であっても、車両の
自走が確実に防止される。また、持病等の原因によって
運転者の身体的または精神的状態が悪化して切換操作が
困難となった場合であっても、車両の自走が確実に防止
される。さらに、他車両が追突した場合に車両の移動が
抑制され、2次衝突が防止または緩和される。
【0032】請求項12に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記車両状況検出手段は、前記変速
機の接続状態を含めた車両の運転状態が、車両が運転者
の意に反した走行を行う可能性がある運転状態であるこ
とを検出する運転状態検出手段と、前記運転状態におい
て車両を意に反して走行させる原因となる車両情報を検
出する車両情報検出手段とからなり、前記車両状況は、
前記運転状態において前記車両情報が検出された状況で
あって、前記切換制御手段は、前記車両状況のときに
は、前記変速機の接続状態を走行状態または後退状態か
ら中立状態に切り換えることを要旨とする。
【0033】請求項12に記載の発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態を含
めた車両の運転状態が、車両が運転者の意に反した走行
を行う可能性がある運転状態であることを検出され、こ
の運転状態において車両を意に反して走行させる原因と
なる車両情報が検出されると、変速機の接続状態が走行
状態または後退状態から中立状態に切り換えられる。従
って、車両が運転者の意に反して走行する可能性がある
車両状況では、運転者が手動によって変速機を中立状態
に切り換える切換操作をしなくても変速機が自動で中立
状態に切り換えられる。
【0034】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、前記運転状態検出手段は、前記切
換操作検出手段及び車速検出手段からなり、前記車両情
報検出手段は、アクセルペダルを踏み込み操作するとき
のアクセル踏力を検出するアクセル踏力検出手段であ
り、前記運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態
または後退状態であり、かつ、車速が「0」でない状態
であり、前記車両情報は、アクセル踏力が予め設定され
た踏力判定値を超える大きさとなったことであることを
示す情報であることを要旨とする。
【0035】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が
走行状態または後退状態であり、かつ、車速が「0」で
ない運転状態において、アクセル踏力が予め設定された
踏力判定値を超える大きさとなったことが検出される
と、変速機の接続状態が走行状態または後退状態から中
立状態に切り換えられる。従って、運転中に運転者がブ
レーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏込み操作し
ても、変速機が中立状態に切り換えられることからエン
ジンの動力が駆動輪に伝達されない。このため、車両が
急加速せず車両の暴走が防止できる。また、アクセルペ
ダルを踏み間違えたときに車両に自動でブレーキをかけ
るシステムと異なり、車両が運転者の意に反して急減速
しないので、他車両の追突等の2次的な事故の発生を抑
制することができる。
【0036】請求項14に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、前記運転状態検出手段は、前記切
換操作検出手段及び車速検出手段からなり、前記車両情
報検出手段は、エンジン回転数を検出するエンジン回転
数検出手段であり、前記運転状態は、前記変速機の接続
状態が走行状態または後退状態であり、かつ、車速が予
め設定された車速判定値を超えた状態であり、前記車両
情報は、前記エンジン回転数が予め設定された回転数判
定値を下回ったことを示す情報であることを要旨とす
る。
【0037】請求項14に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の作用に加えて、変速機の接続状態が
走行状態または後退状態であり、かつ、車速が予め設定
された車速判定値を超えた運転状態において、エンジン
回転数が予め設定された回転数判定値を下回ったことが
検出されると、変速機の接続状態が走行状態または後退
状態から中立状態に切り換えられる。従って、走行中に
燃料が切れたときにエンジンブレーキによる急激なブレ
ーキがかかることがないので、車両が運転者の意に反し
て急減速することがない。また、駆動輪から過大な逆ト
ルクが変速機に入力されないので、変速機のギヤトレー
ンに過大な負荷が加わることがない。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
車両用オートマチックトランスミッションの自動変速機
制御装置に具体化した第1実施形態を図1〜図8に従っ
て説明する。
【0039】図1に示すように、車両用変速機制御装置
10は、変速制御用電子制御装置(以下、SBW−EC
Uという)11、シフト操作装置12、シフト位置イン
ジケータ13、切換手段としての変速用油圧アクチュエ
ータ14及びレンジ位置検出器15を備えている。本実
施形態では、SBW−ECU11及びシフト操作装置1
2が切換操作検出手段を構成し、SBW−ECU11及
びレンジ位置検出器15が切換制御手段を構成する。
【0040】シフト操作装置12は、図2に示すよう
に、ステアリングコラムSに一体化されている。シフト
操作装置12は十字状のシフトゲート12aを備え、そ
の交点位置に切換操作手段としてのシフトレバー16が
配置されたモーメンタリスイッチからなる。シフトレバ
ー16は、交点位置である原点位置S0から略上下左右
の4方向に操作される。詳述すると、シフト操作装置1
2は、シフト操作として、図3(a)に示すように、原
点位置S0から運転者手前側の第1位置S1へ、原点位
置S0から運転者向側の第2位置S2へ、原点位置S0
から下方の第3位置S3へ、及び、原点位置S0から上
方の第4位置S4へシフトレバー16をシフト操作する
4つのシフト操作が行えるようになっている。シフト操
作装置12は、シフトレバー16が原点位置S0から各
位置S1〜S4にシフト操作されたことを区別して検出
し、その操作信号をSBW−ECU11に出力する。
【0041】変速用油圧アクチュエータ14は、変速機
としてのオートマチックトランスミッション(以下、変
速機という)17の構成要素であって、電気信号によっ
て操作される図示しない複数の電磁制御弁を備え、油圧
ポンプから供給される作動油を各電磁制御弁が給排制御
することでギヤトレーンの接続状態を切り換える。ギヤ
トレーンの接続状態は、中立状態(ニュートラル)N、
駐車状態(パーキング)P、走行状態(ドライブ)D及
び後退状態(リバース)Rに切り換えられる。また、ギ
ヤトレーンは、走行状態Dにおいてギヤ比が異なる4つ
の接続状態、すなわち、4段に切り換えられる。
【0042】レンジ位置検出器15は変速機17のハウ
ジング内に設けられ、ギヤトレーンの接続状態(P,
N,D,R,1〜4)を区別して検出し、その検出信号
をSBW−ECU11に出力する。
【0043】SBW−ECU11は図示しないマイクロ
コンピュータを備え、予め記憶されている制御プログラ
ムをマイクロコンピュータが実行することで変速用油圧
アクチュエータ14を制御してギヤトレーンの接続状態
を切り換える。SBW−ECU11は、シフト操作装置
12からの操作信号とレンジ位置検出器15からの検出
信号とに基づいて変速用油圧アクチュエータ14を制御
する。
【0044】詳述すると、SBW−ECU11は、変速
機17の接続状態が駐車状態Pのときには、図4(a)
に示すように、シフトレバー16が原点位置S0から第
1位置S1にシフト操作されたときにギヤトレーンの接
続状態を駐車状態Pのままとする。また、原点位置S0
から第2位置S2のときには接続状態を駐車状態Pから
中立状態Nに切り換え、同じく第3位置S3のときには
走行状態Dに切り換え、同じく第4位置のときには後退
状態Rに切り換える。ここで走行状態Dは、ギヤトレー
ンにおいてギヤ比が異なる接続状態が自動で選択される
自動走行モードでの接続状態である。そして、この自動
走行モードにおいては、SBW−ECU11に接続され
ている変速機電子制御装置(以下、ECT−ECUとい
う)18が、車速及びスロットル開度に基づき公知の制
御内容でギヤトレーンの接続状態を切り換え制御する。
尚、SBW−ECU11は、後述するブレーキスイッチ
22からブレーキ信号を入力しているときにのみ、駐車
状態Pから他の接続状態への切り換えを行うブレーキイ
ンターロック機能を備えている。
【0045】また、SBW−ECU11は、変速機17
の接続状態が中立状態Nのときには、図4(b)に示す
ように、シフトレバー16が原点位置S0から第2位置
S2にシフト操作されたときにギヤトレーンの接続状態
を中立状態Nのままとする。また、原点位置S0から第
1位置S1のときには接続状態を中立状態Nから駐車状
態Pに切り換え、同じく第3位置S3のときには走行状
態Dに切り換え、同じく第4位置のときには後退状態R
に切り換える。
【0046】また、SBW−ECU11は、変速機17
の接続状態が走行状態Dのときには、図4(c)に示す
ように、シフトレバー16が原点位置S0から第4位置
S4にシフト操作されたときにギヤトレーンの接続状態
を走行状態Dのままとする。また、原点位置S0から第
2位置S2又は第3位置S3のときには接続状態を走行
状態Dから中立状態Nに切り換える。一方、原点位置S
0から第1位置S1のときには走行状態Dを手動切換モ
ードにおける走行状態Mに切り換える。
【0047】また、SBW−ECU11は、変速機17
の接続状態が後退状態Rのときには、図4(d)に示す
ように、シフトレバー16が原点位置S0から第3位置
S3にシフト操作されたときにギヤトレーンの接続状態
を後退状態Rのままとする。また、原点位置S0から第
1位置S1のときには接続状態を後退状態Rから駐車状
態Pに切り換え、同じく第2位置S2又は第4位置S4
のときには接続状態を中立状態Nに切り換える。
【0048】さらに、SBW−ECU11は、変速機1
7の接続状態が手動切換モードにおける走行状態Mであ
るときには、図4(e)に示すように、シフトレバー1
6が原点位置S0から第3位置S3にシフト操作された
ときにギヤトレーンの接続状態を走行状態Mにおいてギ
ヤ比が1段高い接続状態に切り換え、同じく原点位置S
0から第4位置S4にシフト操作されたときにギヤトレ
ーンの接続状態を走行状態Mにおいてギヤ比が1段低い
接続状態に切り換える。また、原点位置S0から第1位
置S1のときには接続状態を手動切換モードでの走行状
態Mのままとし、同じく第2位置S2のときには接続状
態を自動走行モードでの走行状態Dに切り換える。
【0049】ECT−ECU18は、SBW−ECU1
1から自動変速モードであることを指令する信号を入力
すると、車速及びスロットル開度に基づいて変速用油圧
ユニットを制御し、ギヤトレーンの接続状態をギヤ比が
異なる4段階の内で順次切り換える公知の自動変速制御
を行う。一方、ECT−ECUは、SBW−ECU11
から自動変速モードであることを指令する信号を入力し
ないときには変速用油圧制御ユニットの制御を行わな
い。
【0050】シフト位置インジケータ13は、図3
(b)に示すように、変速機17の接続状態が駐車状態
Pであることを表示する駐車表示部13a、同じく接続
状態が中立状態Nであることを表示する中立表示部13
b、後退状態Rであることを表示する後退表示部13
c、及び、走行状態Dであることを表示する走行表示部
13dを備えている。また、シフト位置インジケータ1
3は、手動変速モードであることを表示する手動モード
表示部13eと、手動変速モードにおいて選択されてい
るギヤレンジを「1〜4」の数字で表示するギヤ表示部
13fとを備えている。
【0051】シフト位置インジケータ13は、SBW−
ECU11が出力する制御信号に基づいて各表示部13
a〜13fを表示制御する。駐車表示部13aは、SB
W−ECU11が変速機17の接続状態を駐車状態Pと
しているときに点灯制御され、また、中立表示部13b
は、同じく接続状態を中立状態Nとしているときに点灯
制御される。同様に、後退表示部13cは、接続状態を
後退状態Rとしているときに点灯制御され、また、走行
表示部13dは、自動変速モードでの走行状態Dとして
いるときに点灯制御される。さらに、手動モード表示部
13eは、接続状態を手動変速モードでの走行状態Mと
しているときに点灯制御され、ギヤ表示部13fは、手
動変速モードにおいて選択されているギヤ段が1〜4の
数字で表示制御される。
【0052】また、前記SBW−ECU11は、予め設
定されている車両状況が検出されたときには、変速機1
7の接続状態を、シフト操作装置12の切換操作に基づ
く接続状態から、その車両状況に対して予め設定されて
いる接続状態に切り換える自動切換制御を行う。
【0053】図1に示すように、SBW−ECU11の
入力側には、エンジン始動用スイッチ及びエンジン停止
用スイッチとしてのエンジン始動スイッチ20、アクセ
ル操作検出手段としてのアクセルスイッチ21、ブレー
キ操作検出手段としてのブレーキスイッチ22、アクセ
ル踏力検出手段としての踏力センサ23、駐車ブレーキ
操作検出手段としての駐車ブレーキスイッチ24、エン
ジン運転検出手段としてのエンジン回転数センサ25及
び車速検出手段としての車速センサ26がそれぞれ電気
接続されている。また、同じく入力側には、ドア開閉検
出手段としてのドアスイッチ27、着座状態検出手段と
しての着座スイッチ28、衝突検出手段としてのエアバ
ッグセンサ29、緊急無線通報スイッチ30がそれぞれ
電気接続されている。さらに、入力側には、レーダEC
U31が電気接続されている。SBW−ECU11は、
上記各スイッチ20,21,22,27,28,30、
センサ23,25,26,29及びECU31からの信
号に基づいて前記車両状況を検出する。
【0054】エンジン始動スイッチ20は、イグニッシ
ョンスイッチの操作によらずにエンジンの始動及び停止
を行うためのモーメンタリスイッチであって、エンジン
電子制御装置(以下、EG−ECUという)32に電気
接続されている。EG−ECU32にはエンジンスター
タ33が電気接続されている。EG−ECU32は、例
えばスロットル開度、エンジン回転数等に基づく燃料噴
射制御、吸気量及びクランク位置に基づく点火時期制御
等の公知の制御によってエンジンを運転制御する。EG
−ECU32は、エンジンを運転していないときにエン
ジン始動スイッチ20がオン操作されると、エンジンス
タータ33を制御してエンジンを始動させる。このと
き、EG−ECU32は、エンジンの始動後にエンジン
始動スイッチ20がオン操作され続けていても、エンジ
ンに引きずられないようにエンジンスタータ33を運転
制御する。一方、EG−ECU32は、エンジンを運転
しているときにエンジン始動スイッチ20がオン操作さ
れると、オン操作されている時間に関係なくエンジンの
運転を停止する。
【0055】アクセルスイッチ21はアクセルペダルが
アクセル操作されたときにアクセル信号を出力する。ブ
レーキスイッチ22はブレーキペダルがブレーキ操作さ
れたときにブレーキ信号を出力する。踏力センサ23
は、アクセル操作によってアクセルペダルに加えられる
踏力を検出し、その踏力信号を出力する。駐車ブレーキ
スイッチ24はサイドブレーキがブレーキ操作されたと
きに駐車ブレーキ信号を出力する。エンジン回転数セン
サ25はエンジン回転数を検出し、回転数信号を出力す
る。車速センサ26は車速を検出し、車速信号を出力す
る。
【0056】また、ドアスイッチ27は運転席のドアが
開けられたことを検出したときに検出信号を出力する。
着座スイッチ28は運転席に運転者が着座していること
を検出したときに検出信号を出力する。エアバッグセン
サ29は、エアバッグを作動させるべき車両の衝突を検
出したときに検出信号を出力する。緊急無線通報スイッ
チ30には緊急無線通報ユニット34が電気接続され、
同スイッチ30がオン操作されたときにSBW−ECU
11及び緊急無線通報ユニット34に通報信号を出力す
る。緊急無線通報ユニット34は、緊急無線通報スイッ
チ30がオン操作されると、車両における緊急状態の発
生を予め設定されている基地局に無線通報するための無
線信号を発信する。本実施形態では、緊急無線通報スイ
ッチ30及び緊急無線通報ユニット34が緊急連絡手段
を構成する。
【0057】レーダECU31には車両後方監視レーダ
35が電気接続され、後方から接近する他車両が追突す
る可能性があるときに警報信号をSBW−ECU11に
出力する。本実施形態では、レーダECU31及び車両
後方監視レーダ35が追突警告手段を構成する。
【0058】そして、本実施形態では、SBW−ECU
11、シフト操作装置12、シフト位置インジケータ1
3、変速用油圧アクチュエータ14、レンジ位置検出器
15、エンジン始動スイッチ20、アクセルスイッチ2
1、ブレーキスイッチ22、踏力センサ23、駐車ブレ
ーキスイッチ24、エンジン回転数センサ25、車速セ
ンサ26、ドアスイッチ27、着座スイッチ28、エア
バッグセンサ29、緊急無線通報スイッチ30、レーダ
ECU31、緊急無線通報ユニット34及び車両後方監
視レーダ35が車両用変速機制御装置10を構成する。
【0059】SBW−ECU11は、前記自動切換制御
として、変速機17の接続状態の切り換えを自動で行っ
て運転のシフト操作を補助する補助自動切換制御を行
う。 (補助自動切換制御)補助自動切換制御として、SBW
−ECU11は図5のフローチャートで示すように、ス
テップ(以下、Sと略記する。)10で車速が「0」で
あって、かつ、S11でエンジンが運転されているとき
に、S12で変速機17の接続状態が駐車状態Pまたは
中立状態Nであるか否かを判断する。そして、S12で
接続状態が駐車状態Pまたは中立状態Nであったときに
は、さらに、S13でブレーキ操作がされており、か
つ、S14でアクセル操作されているときに、S15で
変速用油圧アクチュエータ14を制御して変速機17の
接続状態を駐車状態Pまたは中立状態Nから自動変速モ
ードの走行状態Dに切り換える。
【0060】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止しており、かつ、エンジンが運転されているととも
に、変速機17の接続状態が駐車状態Pまたは中立状態
Nとされている車両の運転状態を、変速機17を走行状
態Dに切り換えることができる運転状態であると判定す
る。そして、この運転状態において運転者がブレーキ操
作した状態でアクセル操作するというシフト操作以外の
運転操作を、変速機17の接続状態を走行状態Dに切り
換えるための運転操作であると判断する。このような車
両状況のときには、変速機17の接続状態を駐車状態P
または中立状態Nから自動で走行状態Dに切り換え、運
転者のシフト操作を補助する。
【0061】また、SBW−ECU11は、S14でア
クセル操作がされてないときであっても、S16で駐車
ブレーキが解除されたときには、変速機17の接続状態
を駐車状態Pまたは中立状態Nから走行状態Dに切り換
える。すなわち、SBW−ECU11は、車両が停止し
ており、かつ、エンジンが運転されている車両の運転状
態で、運転者がブレーキ操作した状態で駐車ブレーキを
解除するという運転操作を、変速機17の接続状態を走
行状態Dに切り換えるための運転操作であると判断す
る。
【0062】なお、SBW−ECU11は、S13でブ
レーキ操作されていないときには、変速機17の接続状
態を駐車状態Pまたは中立状態Nのままとし、アクセル
操作によるエンジンの空ふかしを許容する。
【0063】そして、図5のフローチャートで示す補助
自動切換制御においては、SBW−ECU11、シフト
操作装置12、エンジン回転数センサ25及び車速セン
サ26が運転状態検出手段を構成し、アクセルスイッチ
21、ブレーキスイッチ22及び駐車ブレーキスイッチ
24が運転操作検出手段を構成する。
【0064】また、補助自動切換制御として、SBW−
ECU11は図6のフローチャートで示すように、S2
0で車速が「0」であって、かつ、S21でエンジンが
運転されているときに、S22で変速機17の接続状態
が駐車状態Pまたは中立状態Nであるか否かを判断す
る。そして、S22で接続状態が駐車状態Pまたは中立
状態Nであったときには、さらに、S23でブレーキ操
作がされておらず、S24でアクセル操作されておら
ず、かつ、S25で駐車ブレーキが2度続けて解除操作
されたときに、S26で変速機17の接続状態を駐車状
態Pまたは中立状態Nから後退状態Rに切り換える。
【0065】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止しており、かつ、エンジンが運転されているとき
に、変速機17の接続状態が駐車状態Pまたは中立状態
Nとされている車両の運転状態において、運転者がブレ
ーキ操作した状態でサイドブレーキの解除操作を2度続
けて行うという運転操作を、変速機17の接続状態を後
退状態Rに切り換えるための運転操作であると判断す
る。そして、このような車両状況においては、変速機1
7の接続状態を駐車状態Pまたは中立状態Nから自動で
後退状態Rに切り換え、運転者のシフト操作を補助す
る。
【0066】そして、図6のフローチャートで示す補助
自動切換制御においては、SBW−ECU11、シフト
操作装置12、エンジン回転数センサ25及び車速セン
サ26が運転状態検出手段を構成し、アクセルスイッチ
21、ブレーキスイッチ22及び駐車ブレーキスイッチ
24が運転操作検出手段を構成する。
【0067】また、補助自動切換制御として、SBW−
ECU11は図7のフローチャートに示すように、S3
0で車速が「0」であり、S31でエンジンが運転され
ていないときに、S32で変速機17の接続状態が駐車
状態Pまたは中立状態Nであるか否かを判断する。S3
2で変速機17の接続状態が駐車状態Pまたは中立状態
Nであったときには、さらにS33でブレーキ操作がさ
れており、かつ、S34でエンジン始動スイッチ20が
予め設定された始動時間を超えてオン操作されたとき
に、S35でエンジンが始動したとき、S36で変速機
17の接続状態を駐車状態Pまたは中立状態Nから自動
変速モードにおける走行状態Dに切り換える。尚、この
とき、エンジン始動スイッチ20がオン操作されている
間に、エンジンが始動してもエンジンスタータ33がエ
ンジンに引きずられることない。
【0068】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止しており、かつ、エンジンが運転されていないとと
もに、変速機17の接続状態が駐車状態Pまたは中立状
態Nとされている車両の運転状態において、運転者がブ
レーキペダルを踏み込んだ状態でエンジン始動スイッチ
20を始動時間を超えて長くオン操作するという運転操
作を、変速機17の接続状態を走行状態Dに切り換える
ための運転操作であると判断する。そして、このような
車両状況のときには、変速機17の接続状態を駐車状態
Pまたは中立状態Nから自動で走行状態Dに切り換え、
運転者のシフト操作を補助する。
【0069】尚、S34でエンジン始動スイッチ20が
オン操作されている時間が始動時間より短かったときに
は、EG−ECU32が通常のエンジン始動を行う。そ
して、図7のフローチャートで示す補助自動切換制御に
おいては、SBW−ECU11、シフト操作装置12、
エンジン回転数センサ25及び車速センサ26が運転状
態検出手段を構成し、エンジン始動スイッチ20及びブ
レーキスイッチ22が運転操作検出手段を構成する。
【0070】さらに、SBW−ECU11は図8のフロ
ーチャートで示すように、S40で車速が「0」であ
り、かつ、S41でエンジンが運転されているときに、
S42で変速機17の接続状態が走行状態Dまたは後退
状態Rであるか否かを判断する。S42で変速機17の
接続状態が走行状態Dまたは後退状態Rであったときに
は、S43でブレーキ操作が行われており、かつ、S4
4でエンジン始動スイッチ20が前記始動時間を超えて
長くオン操作され、S45でエンジンが停止したときに
は、S46で変速機17の接続状態を走行状態Dまたは
後退状態Rから駐車状態Pに切り換える。
【0071】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止しており、かつ、エンジンが運転されているととも
に変速機17の接続状態が走行状態Dまたは後退状態R
である車両の運転状態において、運転者がブレーキペダ
ルを踏み込んだ状態でエンジン始動スイッチ20を始動
時間を超えて長くオン操作するという運転操作を、変速
機17の接続状態を駐車状態Pに切り換えるための運転
操作であると判断する。このような車両状況のときに
は、変速機17の接続状態を走行状態Dまたは後退状態
Rから自動で駐車状態Pに切り換え、運転者のシフト操
作を補助する。
【0072】一方、SBW−ECU11は、S44でエ
ンジン始動スイッチ20がオン操作された時間が始動時
間より短かったときには、S47で駐車ブレーキ操作が
行われたときに、S46で変速機17の接続状態を走行
状態Dまたは後退状態Rから駐車状態Pに切り換える。
すなわち、SBW−ECU11は、車両が停止してお
り、かつ、エンジンが運転されているとともに変速機1
7の接続状態が走行状態Dまたは後退状態Rである車両
の運転状態において、運転者がブレーキペダルを踏み込
んだ状態でサイドブレーキをかけるという運転操作を、
変速機17の接続状態を駐車状態Pに切り換えるための
運転操作であると判断する。
【0073】尚、S44でエンジン始動スイッチ20が
オン操作された時間が始動時間より短かったときに、S
47でサイドブレーキがかけられなかったときには、E
G−ECU32が通常のエンジン停止を行う。
【0074】そして、図8のフローチャートで示す補助
自動切換制御においては、SBW−ECU11、シフト
操作装置12、エンジン回転数センサ25及び車速セン
サ26が運転状態検出手段を構成し、エンジン始動スイ
ッチ20、ブレーキスイッチ22及び駐車ブレーキスイ
ッチ24が運転操作検出手段を構成する。
【0075】以上詳述した本実施形態の車両用変速機制
御装置は、以下に記載する各効果を有する。 (1) 本実施形態では、車両が停止中にエンジンが運
転されており、変速機17が駐車状態Pまたは中立状態
Nにあるときに、運転者がブレーキ操作した状態でアク
セル操作するか、または、ブレーキ操作した状態で駐車
ブレーキを解除すると変速機17が自動で走行状態Dに
切り換わる。
【0076】従って、停止状態から車両を走行させるた
めに行わなければならなかったシフト操作が不用とな
り、車両を迅速に発進させることができる。しかも、手
動によるシフト操作で走行状態Dに切り換えるときのよ
うに間違えて後退状態Rに切り換えてしまう可能性がな
い。
【0077】(2) また、車両が停止中にエンジンが
運転されており、変速機17が駐車状態Pまたは中立状
態Nであるときに、運転者がブレーキ操作するとともに
アクセル操作しない状態で駐車ブレーキを2度続けて解
除操作すると、変速機17が自動で後退状態Rに切り換
わる。
【0078】従って、停止状態から車両を後退させるた
めに行わなければならなかったシフト操作が不用とな
り、車両を迅速に後退させることができる。しかも、手
動によるシフト操作で後退状態Rに切り換えるときのよ
うに間違えて走行状態Dに切り換えてしまう可能性がな
い。
【0079】(3) また、車両が停止中にエンジンが
運転されておらず、変速機17が駐車状態Pまたは中立
状態Nであるときに、運転者がブレーキ操作した状態で
エンジン始動スイッチ20を始動判定時間を超えて長く
オン操作すると、変速機17が自動で走行状態Dに切り
換わる。
【0080】従って、停止状態から車両を走行させるた
めに行わなければならなかったシフト操作が不用とな
り、車両を迅速に発進させることができる。しかも、手
動によるシフト操作で走行状態Dに切り換えるときのよ
うに間違えて後退状態Rに切り換えてしまう可能性がな
い。
【0081】(4) また、車両が停止中にエンジンが
運転されており、変速機17が走行状態Dまたは後退状
態Rであるときに、運転者がブレーキ操作した状態でエ
ンジン始動スイッチ20を判定時間を超えて長くオン操
作すると、エンジンが停止したときに変速機17が自動
で駐車状態Pに切り換わる。
【0082】従って、車両を駐車させるときに行わなけ
ればならなかったシフト操作が不用となり、車両をより
簡単に駐車させることができる。 (第2実施形態)次に、本発明を具体化した第2実施形
態を図9及び図10に従って説明する。尚、本実施形態
は、前記第1実施形態においてSBW−ECU11が自
動切換制御として新たに自動駐車制御を行うことのみが
第1実施形態と異なる。従って、第1実施形態と同じ構
成については、符号を同じにしてその説明を省略し、自
動駐車制御のみについて詳述する。
【0083】(自動駐車制御)自動駐車制御として、S
BW−ECU11は図9のフローチャートで示すよう
に、S50で車速が「0」であるときに、S51で変速
機17の接続状態が駐車状態Pでないか否かを判断す
る。S51で接続状態が駐車状態Pでなかったときに
は、S52で運転席側のドアが開けられ、かつ、S53
で運転者が運転席に着座しなくなったときに、S54で
変速機17の接続状態を走行状態D、後退状態R又は中
立状態Nから駐車状態Pに切り換える。
【0084】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止している状態で、変速機17の接続状態が駐車状態
P以外の接続状態とされている車両の運転状態を、運転
者の意に反して停止状態から車両が自走する可能性があ
る運転状態であると判断する。そして、この運転状態に
おいて運転者が運転席側のドアを開けて運転席から離れ
たという車両情報から、停止状態からの車両の自走を防
止すべき状況であると判断する。このような車両状況の
ときには、変速機17の接続状態を走行状態D、後退状
態R又は中立状態Nから自動で駐車状態Pに切り換え、
停止状態からの車両の運転者の意に反した自走を防止す
る。
【0085】そして、図9のフローチャートで示す自動
駐車制御においては、SBW−ECU11、シフト操作
装置12及び車速センサ26が運転状態検出手段を構成
し、ドアスイッチ27及び着座スイッチ28が車両情報
検出手段を構成する。
【0086】また、自動駐車制御として、SBW−EC
U11は、図10のフローチャートで示すように、S6
0で車速が「0」であるときに、S61で変速機17の
接続状態が駐車状態Pでないか否かを判断する。S61
で変速機17の接続状態が駐車状態Pでなかったときに
は、S62でエアバッグが作動する車両の衝突が検出さ
れたときに、S63で変速機17の変速状態を走行状態
D、後退状態R又は中立状態Nから駐車状態Pに切り換
える。
【0087】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止している状態で、変速機17の接続状態が駐車状態
P以外の接続状態とされている車両の運転状態を、運転
者の意に反して停止状態から車両が自走する可能性があ
る運転状態であると判断する。そして、この運転状態に
おいてエアバッグが作動する車両の衝突が検出されたと
いう車両情報を、衝突のため運転者が身体的または肉体
的被害を受けてシフト操作できないことによる車両の自
走を防止すべき車両情報であると判断する。このような
車両状況のときには、変速機17の接続状態を走行状態
D、後退状態R又は中立状態Nから自動で駐車状態Pに
切り換え、停止状態からの車両の意に反した自走を防止
する。
【0088】一方、SBW−ECU11は、S62でエ
アバッグが作動する衝突を検出しなかったときに、S6
4で緊急無線通報スイッチ30がオン操作されたときに
も、S63で変速機17の変速状態を走行状態D、後退
状態R又は中立状態Nから駐車状態Pに切り換える。す
なわち、SBW−ECU11は、車両が停止した状態
で、変速機17が駐車状態P以外の接続状態とされてい
る車両の運転状態において、緊急無線通報スイッチ30
がオン操作されたという車両情報から、持病等の原因に
よって運転者の身体的または精神的状態が悪化してシフ
ト操作が困難となったことによる車両の自走を防止すべ
き状況であると判断する。
【0089】また、SBW−ECU11は、S64で緊
急無線通報スイッチ30がオン操作されていなかったと
きに、S65で車両後方監視レーダ35による監視結果
からレーダECU31が他車両が追突する可能性を警告
していたときにも、S63で変速機17の変速状態を走
行状態D、後退状態R又は中立状態Nから駐車状態Pに
切り換える。すなわち、SBW−ECU11は、車両が
停止している状態で変速機17の接続状態が駐車状態P
以外の接続状態とされている車両の運転状態において、
他車両が追突する可能性が警告されたという車両情報か
ら、追突による車両の移動を抑制し、車両移動による二
次衝突を防止すべき状況であると判断する。
【0090】そして、図10のフローチャートで示す自
動駐車制御においては、SBW−ECU11、シフト操
作装置12及び車速センサ26が運転状態検出手段を構
成し、エアバッグセンサ29、緊急無線通報スイッチ3
0、レーダECU31、緊急無線通報ユニット34及び
車両後方監視レーダ35が車両情報検出手段を構成す
る。
【0091】以上詳述した本実施形態の車両用変速機制
御装置は、第1実施形態の各効果に加えて以下に記載す
る各効果を有する。 (5) 本実施形態では、車両が停止中に変速機17が
駐車状態Pとされていないときに、運転席のドアが開け
られ、運転席に運転者が居なくなると、変速機17が自
動で駐車状態Pに切り換わる。従って、車両を駐車する
ときに運転者が駐車状態Pに切り換えるシフト操作を忘
れても、変速機17が自動で駐車状態Pに切り換えられ
る。このため、駐車させたつもりの車両が、エンジン運
転中のアイドルアップ制御や、又、路面の傾斜、強風、
他車の衝突等による外力によって無人状態で自走するこ
とを防止することができる。また、車内で子供やペット
がシフトレバー16をいたずらしたり、あるいは接触し
ても、ブレーキインターロックによって変速機17が中
心状態Pから走行状態D、後退状態R又は中立状態Nに
切り換えられることがないので、車両の自走を確実に防
止することができる。
【0092】(6) また、車両が停止状態となってお
り変速機17が駐車状態Pでないときに、エアバッグが
作動する衝突が検出されていたり、緊急無線通報スイッ
チ30がオン操作されているとき、あるいは、他車両が
追突する可能性が検出されたときには、変速機17が自
動で駐車状態Pに切り換わる。
【0093】従って、エアバッグが作動する衝突が発生
したときに運転者が身体的または肉体的被害を受けてシ
フト操作しなかった場合であっても、車両の自走が確実
に防止することができる。また、持病等の原因によって
運転者の身体的または精神的状態が悪化してシフト操作
が困難となった場合であっても、車両の自走を確実に防
止することができる。さらに、他車両が追突した場合に
車両の移動を抑制し、2次衝突を防止または緩和するこ
とができる。
【0094】(第3実施形態)次に、本発明を具体化し
た第3実施形態を図11及び図12に従って説明する。
尚、本実施の形態は、前記第1実施形態においてSBW
−ECU11が行う自動切換制御として新たに自動中立
制御を行うようにしたことのみが第1実施形態と異な
る。従って、第1実施形態と同じ構成については、符号
を同じにしてその説明を省略し、自動中立制御のみにつ
いて詳述する。
【0095】(自動中立制御)自動中立制御として、S
BW−ECU11は図11のフローチャートで示すよう
に、S70で車速が「0」でなく、かつ、S71で変速
機17の接続状態が走行状態Dまたは後退状態Rである
ときに、S72でアクセル踏力が予め設定されている踏
力判定値を超えて増大したときには、S73で変速機1
7の変速状態を走行状態Dまたは後退状態Rから中立状
態Nに切り換える。尚、踏力判定値は、通常ブレーキ操
作でしか発生しない値に設定されている。
【0096】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
走行中であって変速機17の接続状態が走行状態Dまた
は後退状態Rである車両の運転状態を、走行中の車両が
運転者の意に反した走行を行う可能性がある運転状態で
あると判断する。そして、この運転状態においてアクセ
ルペダルが踏力判定値を超える大きさの踏力でアクセル
操作されたという車両情報から、運転者がブレーキペダ
ルと間違えてアクセルペダルを踏込み操作したことによ
って車両が急加速する可能性がある状況であると判断す
る。このような車両状況のときには、変速機17の接続
状態を走行状態Dまたは後退状態Rから自動で中立状態
Nに切り換え、ブレーキペダルと踏み間違えたアクセル
ペダルのアクセル操作に伴なう車両の意に反した走行を
防止する。
【0097】そして、図11のフローチャートで示す自
動中立制御においては、SBW−ECU11、シフト操
作装置12及び車速センサ26が運転状態検出手段を構
成し、踏力センサ23が車両情報検出手段である。
【0098】また、自動駐車制御として、SBW−EC
U11は図12のフローチャートで示すように、S80
で車速が予め設定されている車速判定値を超えており、
かつ、S81でエンジン回転数が予め設定されている回
転数判定値を下回っていたときには、S82で変速機1
7の接続状態が走行状態Dまたは後退状態Rであるか否
かを判断する。S82で変速機17の接続状態が走行状
態Dまたは後退状態Rであったときには、S83で変速
機17の接続状態を走行状態Dまたは後退状態Rから中
立状態Nに切り換える。
【0099】すなわち、SBW−ECU11は、車両が
車速判定値を超える車速で走行中であ運転状態を、走行
中の車両が運転者の意に反した走行を行う可能性がある
運転状態であると判断する。そして、この運転状態にお
いてエンジン回転数が回転数判定値を下回ったという車
両情報から、燃料切れ等の要因によってエンジンに正常
に燃料が供給されなくなったことによってエンジン回転
数が異常に低下して車両が意に反して急減速する状況で
あると判断する。このような車両状況のときには、変速
機17の接続状態を走行状態Dまたは後退状態Rから自
動で中立状態Nに切り換え、燃料切れ等を起因とするエ
ンジン回転数の異常低下に伴なう車両の意に反した急減
速を防止する。
【0100】そして、図12のフローチャートで示す自
動中立制御においては、SBW−ECU11、シフト操
作装置12及び車速センサ26が運転状態検出手段を構
成し、エンジン回転数センサ25が車両情報検出手段で
ある。
【0101】以上詳述した本実施形態の車両用変速機制
御装置は、第1及び第2実施形態の各効果に加えて以下
に記載する各効果を有する。 (7) 本実施の形態では、車両が走行してときに、ア
クセルペダルが通常の踏力を超えた過大な踏力でアクセ
ル操作されたとき、変速機17が自動で走行状態Dまた
は後退状態Rから中立状態Nに切り換わる。
【0102】従って、運転中に運転者がブレーキペダル
と間違えてアクセルペダルを踏込み操作しても、エンジ
ンの動力が駆動輪に伝達されない。このため、車両が急
加速せず車両の暴走が防止できる。また、アクセルペダ
ルを踏み間違えたときに車両に自動でブレーキをかける
システムと異なり、車両が運転者の意に反して急減速し
ないので、他車両の追突等の2次的な事故の発生を抑制
することができる。
【0103】(8) また、車両が車速判定値を超える
車速で走行しているとき、エンジン回転数が回転数判定
値を下回ったときには、変速機17が自動で中立状態N
に切り換わる。従って、走行中に燃料が切れたときにエ
ンジンブレーキによる急激なブレーキがかかることがな
いので、車両が運転者の意に反して急減速することなく
惰性走行する。このため、運転者が余裕を持って計器類
を確認し、燃料切れであることを判断することができ、
惰性走行によって路肩等に停車する等の行動を取ること
ができる。尚、走行中に燃料が切れた経験がない運転者
は、車両が急減速したときに状況が的確に判断できず、
変速機17を中立状態Nに切り換える運転操作ができな
い可能性が高い。さらに、変速機17が走行状態Dまた
は後退状態Rのままでエンジンを再始動させようとし、
再始動しないことから一層のパニック状態に陥る場合が
ある。本実施形態では、自動で変速機17が中立状態N
に切り換わることから、このような状況を招くことがな
い。また、燃料切れが発生しても駆動輪から過大な逆ト
ルクが変速機17に入力されないので、変速機17のギ
ヤトレーンに過大な負荷が加わることがない。
【0104】次に、上記実施形態以外の実施形態を列挙
する。 ・ 上記実施形態の自動駐車制御において、運転者が運
転席から離れてシフトレバー16を切換操作することが
できなくなったことを示す車両情報を、運転席のドアが
開けられ、かつ、そのドアが車両外部からドアロックさ
れたことを示す情報としてもよい。この場合にも、車両
を駐車するときに運転者が変速機17を駐車状態に切り
換えるシフト操作を忘れても変速機17が自動で駐車状
態Pに切り換えられる。また、電波または光通信でドア
ロックを遠隔操作する操作を備えた車両では、新たに着
座スイッチ28を設ける必要がない。
【0105】・ 上記実施形態の自動駐車制御におい
て、運転者が運転席から離れてシフトレバー16を切換
操作することができなくなったことを示す車両情報を、
予め識別コードが車両側に登録されている運転者が運転
席に居ることを検出したときにエンジンの始動を許容す
るスマートキーシステム(エンジン始動許容手段)が運
転者を検出しなくなったことを示す情報としてもよい。
この構成によっても、運転者が駐車させたつもりの車両
が自走しないようにすることができる。
【0106】・ 上記実施形態の自動駐車制御におい
て、運転者が運転席から離れてシフトレバー16を切換
操作することができなくなったことを示す車両情報を、
運転者の着座状態を圧力センサ、誘電体センサ、超音波
センサ等で検出し、着座状態が予め設定された状態であ
るときにエアバッグの作動を許容するエアバッグ制御装
置(エアバッグ制御手段)が運転者が着座しなくなった
ことを示す情報としてもよい。この構成によっても、運
転者が駐車させたつもりの車両が自走しないようにする
ことができる。
【0107】・ 上記実施形態の自動駐車制御におい
て、運転者がシフトレバー16を切換操作して変速機1
7の接続状態を駐車状態に切り換えることを忘れたこと
を示す車両情報を、運転者の居眠りを検出する居眠り検
出装置(居眠り検出手段)が運転者の居眠りを検出した
ことを示す情報としてもよい。この構成によっても、運
転者が駐車させたつもりの車両が自走しないようにする
ことができる。
【0108】・ 上記実施形態で、変速機は、走行状態
Dでギヤトレーンの接続組み合せを切り換えて変速比を
段階的に切り換えるオートマチックトランスミッション
17に限らず、変速比を無段階で連続的に変化させるC
VT(無段変速トランスミッション)であってもよい。
【0109】・ 上記実施形態で、変速機は、走行状態
Dで変速比を有段階又は無段階に自動で切換制御する自
動変速機に限らず、シフト操作装置での変速操作に基づ
いて変速比を手動で切り換える電気制御式の変速機であ
ってもよい。
【0110】・ 上記実施形態で、切換操作検出手段
は、各切換位置(駐車位置、中立位置、走行位置及び後
退位置)を有するシフトゲートを備えたシフト操作装置
であってもよい。この場合、SBW−ECU11が自動
で切り換えを行うときには、同シフト操作装置のシフト
レバーを電気アクチュエータによって対応する切換位置
に切換操作するようにすればよい。
【0111】・ 切換操作手段、運転状態検出手段及び
運転操作検出手段は、上記実施形態に限定されない。エ
ンジン始動用スイッチ及びエンジン停止用スイッチは、
従来のイグニッションキースイッチのようにオフ、オン
及びスタート位置を備えた回転式スイッチであってもよ
い。
【0112】以下、特許請求の範囲に記載された技術的
思想の外に前述した各実施形態から把握される技術的思
想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の
車両用変速機制御装置において、前記切換操作検出手段
は、前記切換操作手段(シフトレバー16)が原点位置
から駐車位置、中立位置、後退位置及び走行位置に一時
的に切換操作されるように構成されている車両用変速機
制御装置。このような構成によれば、変速機の接続状態
が自動で切換制御されたときに、切換操作手段の操作レ
バーが変速機の実際の接続状態に対応する切換位置に操
作される。
【0113】(2) 請求項8に記載の車両用変速機制
御装置において、前記車両情報検出手段は、予め登録さ
れている運転者が運転席に居ることを検出したときにエ
ンジンの始動を許容するエンジン始動許容手段であり、
前記車両情報は、前記エンジン始動許容手段が運転者を
検出しなくなったことを示す情報であることを特徴とす
る車両用変速機制御装置。
【0114】(3) 請求項8に記載の車両用変速機制
御装置において、前記車両情報検出手段は、前記車両情
報検出手段は、運転者の着座状態が予め設定された状態
であるときにエアバッグの作動を許容するエアバッグ制
御手段であり、前記車両情報は、前記エアバッグ制御手
段が運転者が着座していることを検出しなくなったこと
を示す情報であることを特徴とする車両用変速機制御装
置。
【0115】(4) 請求項8に記載の車両用変速機制
御装置において、前記車両情報検出手段は、運転者が居
眠りをしていることを検出する居眠り検出手段であり、
前記車両情報は、前記居眠り検出手段が運転者の居眠り
を検出したことを示す情報であることを特徴とする車両
用変速機制御装置。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
14に記載の発明によれば、変速機の接続状態を、その
ときの車両状況に応じた適切な接続状態に自動で切換制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両用変速機制御装置を示す模式図。
【図2】 シフト操作装置及びシフト位置インジケータ
を示す概略斜視図。
【図3】 (a)は、シフト操作装置のシフトゲートを
示す正面図、(b)は、シフト位置インジケータを示す
正面図。
【図4】 (a)は、駐車状態からの切換時、(b)
は、中立状態からの切換時、(c)は走行状態からの切
換時、(d)は、後退状態からの切換時、(e)は、手
動変速モードにおける走行状態からの切換時における各
切換制御を示す模式図。
【図5】 補助自動切換制御のフローチャート。
【図6】 補助自動切換制御のフローチャート。
【図7】 補助自動切換制御のフローチャート。
【図8】 補助自動切換制御のフローチャート。
【図9】 自動駐車制御のフローチャート。
【図10】 自動駐車制御のフローチャート。
【図11】 自動中立制御のフローチャート。
【図12】 自動中立制御のフローチャート。
【符号の説明】
10…車両用変速機制御装置、11…切換操作検出手
段、車両状況検出手段、運転状態検出手段及び切換制御
手段を構成する変速制御用電子制御装置、12…切換操
作検出手段、車両状況検出手段及び運転状態検出手段を
構成するシフト操作装置、14…切換手段としての変速
用油圧アクチュエータ、15…切換制御手段を構成する
レンジ位置検出器、16…切換操作手段としてのシフト
レバー、17…変速機としてのオートマチックトランス
ミッション、20…車両状況検出手段、運転操作検出手
段を構成するエンジン始動用スイッチ及びエンジン停止
用スイッチとしてのエンジン始動スイッチ、21…車両
状況検出手段及び運転操作検出手段を構成するアクセル
操作検出手段としてのアクセルスイッチ、22…車両状
況検出手段及び運転操作検出手段を構成するブレーキ操
作検出手段としてのブレーキスイッチ、23…車両状況
検出手段を構成する車両情報検出手段としての踏力セン
サ、24…車両状況検出手段及び運転操作検出手段を構
成する駐車ブレーキ解除操作検出手段としての駐車ブレ
ーキスイッチ、25…車両状況検出手段及び運転状態検
出手段を構成するエンジン運転検出手段としてのエンジ
ン回転数センサ、26…車両状況検出手段及び運転状態
検出手段を構成する車速検出手段としての車速センサ、
27…車両状況検出手段及び車両情報検出手段を構成す
るドア開閉検出手段としてのドアスイッチ、28…車両
状況検出手段及び車両情報検出手段を構成する着座検出
手段としての着座スイッチ、29…車両情報検出手段を
構成する衝突検出手段としてのエアバッグセンサ、30
…車両状況検出手段及び車両情報検出手段及び緊急無線
連絡手段を構成する緊急無線通報スイッチ、31…車両
状況検出手段、車両情報検出手段及び追突警告手段を構
成するレーダECU、34…車両状況検出手段、車両情
報検出手段及び緊急無線連絡手段を構成する緊急無線通
報ユニット、35…車両状況検出手段、車両情報検出手
段及び追突警告手段を構成する車両後方監視レーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:54 F16H 59:54 59:74 59:74 63:12 63:12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機の接続状態を切り換えるために操
    作される切換操作手段の切換操作を検出する切換操作検
    出手段と、 前記変速機の接続状態を切り換えるための切換手段と、 前記切換操作に基づいて前記切換手段を制御し、前記切
    換操作に対して予め設定されている接続状態に前記変速
    機の接続状態を切り換える切換制御手段とを備えた車両
    用変速機制御装置において、 予め想定された車両状況を検出する車両状況検出手段を
    備え、 前記切換制御手段は、 前記車両状況検出手段によって前記車両状況が検出され
    たときには、前記変速機の接続状態を前記切換操作に基
    づく接続状態から該車両状況に対して予め設定されてい
    る接続状態に切り変えることを特徴とする車両用変速機
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記車両状況検出手段は、前記変速機の接続状態を含め
    た車両の運転状態が、そのときの接続状態を新たな接続
    状態に切り換えることができる運転状態であることを検
    出する運転状態検出手段と、運転者が前記接続状態を新
    たな接続状態に切り換えるために行う、前記切換操作以
    外の予め設定された運転操作を検出する運転操作検出手
    段とからなり、 前記車両状況は、前記運転状態において前記運転操作が
    行われた状況であることを特徴とする車両用変速機制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段、車速
    検出手段及びエンジン運転検出手段からなり、 前記運転操作検出手段は、ブレーキ操作検出手段及びア
    クセル操作検出手段、または、ブレーキ操作検出手段及
    び駐車ブレーキ解除操作検出手段の少なくともいずれか
    一つからなり、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が駐車状態また
    は中立状態であり、かつ、車速が「0」であってエンジ
    ンが運転中である状態であり、 前記運転操作は、ブレーキ操作しながらアクセル操作す
    る操作であるか、または、ブレーキ操作しながら駐車ブ
    レーキを解除操作する操作であって、 前記切換制御手段は、前記車両状況のときには、前記変
    速機の接続状態を駐車状態または中立状態から走行状態
    に切り換えることを特徴とする車両用変速機制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段、車速
    検出手段及びエンジン運転検出手段であり、 前記運転操作検出手段は、ブレーキ操作検出手段及びエ
    ンジン始動用スイッチであり、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が駐車状態また
    は中立状態であり、かつ、車速が「0」であってエンジ
    ンが停止中である状態であり、 前記運転操作は、ブレーキ操作しながら前記エンジン始
    動用スイッチをオン操作する操作であって、 前記切換制御手段は、前記車両状況のときには、前記変
    速機の接続状態を中立状態または駐車状態から走行状態
    に切り換えることを特徴とする車両用変速機制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段、車速
    検出手段及びエンジン運転検出手段であり、 前記運転操作検出手段は、ブレーキ操作検出手段及びエ
    ンジン停止用スイッチ、または、ブレーキ操作検出手段
    及び駐車ブレーキ操作検出手段の少なくともいずれか一
    つからなり、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態また
    は後退状態であり、かつ、車速が「0」であってエンジ
    ンが運転中である状態であり、 前記運転操作は、ブレーキ操作しながら前記エンジン停
    止用スイッチをオン操作する操作であるか、または、ブ
    レーキ操作しながら駐車ブレーキ操作する操作であっ
    て、 前記切換制御手段は、前記車両状況のときには、前記変
    速機の接続状態を走行状態または後退状態から駐車状態
    に切り換えることを特徴とする車両用変速機制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記車両状況検出手段は、前記変速機の接続状態を含め
    た車両の運転状態が、停止状態から車両が運転者の意に
    反して自走する可能性がある運転状態であることを検出
    する運転状態検出手段と、前記運転状態において停止状
    態からの車両の自走を防止すべき車両情報を検出する車
    両情報検出手段とからなり、 前記車両状況は、前記運転状態において前記車両情報が
    検出された状況であって、 前記切換制御手段は、前記車両状況のときには、前記変
    速機の接続状態を駐車状態に切り換えることを特徴とす
    る車両用変速機制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段であ
    り、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態、後
    退状態及び中立状態のいずれかである状態であり、 前記車両情報は、運転者が前記切換操作手段を切換操作
    して前記変速機の接続状態を駐車状態に切り換えるのを
    忘れたことを示す情報であることを特徴とする車両用変
    速機制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記車両情報は、運転者が運転席から離れて前記切換操
    作手段を切換操作することができなくなったことを示す
    情報であることを特徴とする車両用変速機制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の車両用変速機制御装置
    において、 前記車両情報検出手段は、運転席側のドアが開けられた
    ことを検出するドア開閉検出手段と、運転席の着座状態
    を検出する着座状態検出手段とからなり、 前記車両情報は、運転席側のドアが開けられ、かつ、運
    転者が非着座状態となったことを示す情報であることを
    特徴とする車両用変速機制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の車両用変速機制御装
    置において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段からな
    り、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態、後
    退状態及び中立状態のいずれかである状態であり、 前記車両情報は、運転者が前記切換操作手段を切換操作
    して前記変速機の接続状態を駐車状態に切り換えること
    ができない可能性があることを示す情報であることを特
    徴とする車両用変速機制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の車両用変速機制御
    装置において、 前記車両情報検出手段は、エアバッグを作動させるべき
    車両の衝突を検出する衝突検出手段、無線で緊急信号を
    発信する緊急連絡手段、及び、他車両が追突する可能性
    を警告する追突警告手段のいずれか1つであり、 前記車両情報は、前記衝突検出手段がエアバッグを作動
    させるべき車両の衝突を検出したこと、前記緊急連絡手
    段が無線で緊急信号を発信すること、及び、前記追突警
    告手段が車両の後方から他車両が追突する可能性を警告
    したことのいずれかであることを示す情報であることを
    特徴とする車両用変速機制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の車両用変速機制御装
    置において、 前記車両状況検出手段は、前記変速機の接続状態を含め
    た車両の運転状態が、車両が運転者の意に反した走行を
    行う可能性がある運転状態であることを検出する運転状
    態検出手段と、前記運転状態において車両を意に反して
    走行させる原因となる車両情報を検出する車両情報検出
    手段とからなり、 前記車両状況は、前記運転状態において前記車両情報が
    検出された状況であって、 前記切換制御手段は、前記車両状況のときには、前記変
    速機の接続状態を走行状態または後退状態から中立状態
    に切り換えることを特徴とする車両用変速機制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の車両用変速機制御
    装置において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段及び車
    速検出手段からなり、 前記車両情報検出手段は、アクセルペダルを踏み込み操
    作するときのアクセル踏力を検出するアクセル踏力検出
    手段であり、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態また
    は後退状態であり、かつ、車速が「0」でない状態であ
    り、 前記車両情報は、アクセル踏力が予め設定された踏力判
    定値を超える大きさとなったことを示す情報であること
    を特徴とする車両用変速機制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の車両用変速機制御
    装置において、 前記運転状態検出手段は、前記切換操作検出手段及び車
    速検出手段からなり、 前記車両情報検出手段は、エンジン回転数を検出するエ
    ンジン回転数検出手段であり、 前記運転状態は、前記変速機の接続状態が走行状態また
    は後退状態であり、かつ、車速が予め設定された車速判
    定値を超えた状態であり、 前記車両情報は、前記エンジン回転数が予め設定された
    回転数判定値を下回ったことを示す情報であることを特
    徴とする車両用変速機制御装置。
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