JP2002138179A - 塩化ビニル樹脂組成物及びそれを用いた成形品 - Google Patents

塩化ビニル樹脂組成物及びそれを用いた成形品

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JP2002138179A
JP2002138179A JP2000333151A JP2000333151A JP2002138179A JP 2002138179 A JP2002138179 A JP 2002138179A JP 2000333151 A JP2000333151 A JP 2000333151A JP 2000333151 A JP2000333151 A JP 2000333151A JP 2002138179 A JP2002138179 A JP 2002138179A
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vinyl chloride
chloride resin
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resin composition
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JP2000333151A
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Inventor
Toshiya Kobayashi
俊哉 小林
Hironaka Matsuyama
拡中 松山
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた木質感を有し、紫外線に長期間照射さ
れても、変色、退色またはチョーキングが生じにくい、
非鉛系の熱安定剤を配合した塩化ビニル樹脂組成物およ
びその成形品を提供すること。 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂100重量部当たり、
木粉5〜150重量部、カルシウム−亜鉛熱安定剤0.
5〜5重量部及び長周期第2族元素の酸化物又は水酸化
物0.1〜10重量部を含有する塩化ビニル樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐候性の良い塩化
ビニル樹脂組成物及びそれを用いてなる成形品に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、木粉及びカルシウム−
亜鉛熱安定剤を配合した塩化ビニル樹脂組成物及びその
成形品であって、紫外線に長期間照射されても、変色、
退色又はチョーキングを生じにくい、木質感豊かな塩化
ビニル樹脂組成物及びその成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木材に似た外観や触感を現出する
目的で、また、木材資源を保護する目的で、塩化ビニル
樹脂に木粉を配合して成形することがしばしば行われて
いる。木紛配合の塩化ビニル樹脂組成物より成形したデ
ッキ材、戸枠、出窓枠、巾木などを日当たりのよい場所
で使用した場合、長期間経つと、変色、退色またはチョ
ーキングが生ずるという問題がある。そのため、チョー
キングの少ない塩化ビニル樹脂組成物としてこれまで
に、酢酸銅を含有する組成物(特公昭62−41532
号公報)、酢酸銅とハイドロタルサイト化合物を含有す
る組成物(特開平6−322206号公報)、酢酸銅と
酸化マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウムを含有
する組成物(特開平11−323050号公報)、銅又
はコバルトで置換されたA型ゼオライトを配合した組成
物(特公平1−44211号公報)、銅含有ゼオライ
ト、塩基性炭酸銅又は芳香族カルボン酸銅を配合した組
成物(特開平11−302486号公報)などが提案さ
れている。しかし、これらによっても、木紛を配合した
塩化ビニル樹脂組成物においては変色、退色、チョーキ
ング等を防止できなかった。
【0003】本出願人は先に、木粉を配合した塩化ビニ
ル樹脂組成物において、低級脂肪酸銅〔II〕塩と、ハ
イドロタルサイトに加えてキナクリドン系顔料やペリレ
ン系顔料などの特定の顔料を添加すると、屋外において
変色、退色、チョーキング等が起きにくい、耐候性の良
い成形品が得られることを開示した(特開平10−15
2593号公報)。木粉配合におけるこのような効果
は、鉛系の熱安定剤を使用した場合に特に大きいもので
ある。しかし、現在、塩化ビニル樹脂加工業界では、プ
ラスチック廃棄物から安定剤が溶出して地下水を汚染す
るなどの災害が起きることを予防する目的から、鉛系の
熱安定剤を非鉛系の熱安定剤へ置き換える検討がなされ
ており、再び、木粉を配合した塩化ビニル樹脂組成物の
耐候性を改善する要望が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた木質
感を有し、屋外において長期間使用しても、変色、退色
またはチョーキングが生じにくい非鉛系の熱安定剤を配
合した塩化ビニル樹脂組成物およびその成形品を提供す
ることを目的としてなされたものである。本発明者ら
は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、木
粉を配合した塩化ビニル樹脂組成物に、カルシウム−亜
鉛熱安定剤とともに酸化マグネシウムを配合したとこ
ろ、屋外において長期間使用しても変色、退色及びチョ
ーキングを生ずることが少ない成形品が得られることを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、以下(1)ないし(4)が提供される。 (1)塩化ビニル樹脂と、木粉と、カルシウム−亜鉛熱
安定剤と、長周期第2族元素の化合物とを少なくとも有
する塩化ビニル樹脂組成物であって、前記塩化ビニル樹
脂100重量部に対する各成分の含有量が、 木粉:5〜150重量部、 カルシウム−亜鉛熱安定剤:0.5〜5重量部、 長周期第2族元素の酸化物又は水酸化物:0.1〜10
重量部、 である塩化ビニル樹脂組成物、(2)塩化ビニル樹脂1
00重量部に対して、キナクリドン系顔料、ペリレン系
顔料、ポリアゾ縮合顔料、イソインドリノン系顔料、銅
フタロシアニン系顔料、カドミウム系顔料、チタンホワ
イト及びカーボンブラックからなる群から選択される少
なくとも1種の顔料を0.1〜10重量部含有する上記
(1)に記載の塩化ビニル樹脂組成物、(3)前記長周
期第2族元素がマグネシウムである上記(1)又は
(2)に記載の塩化ビニル樹脂組成物、および、(4)
上記(1)〜(3)のいずれかに記載した塩化ビニル樹
脂組成物を成形してなる成形品。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。本発明組成物において使用する塩化ビニル樹脂とし
ては、塩化ビニル単独重合体のほか、塩化ビニル繰り返
し単位を50重量%以上有する塩化ビニル共重合体が挙
げられる。塩化ビニルと共重合する単量体としては、例
えば、エチレン、プロピレンなどのα−オレフィン類;
塩化アリル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、三フッ化
エチレンなどのハロゲン化オレフィン類;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル
類;イソブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル
などのビニルエーテル類;アリル−3−クロロ−2−オ
キシプロピルエーテル、アリルグリシジルエーテルなど
のアリルエーテル類;(メタ)アクリル酸(アクリル酸
又は/及びメタクリル酸の意。以下同様。)、マレイン
酸、イタコン酸、無水マレイン酸などの不飽和カルボン
酸及びその酸無水物類;(メタ)アクリル酸−2−ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸メチル、マレイン酸
モノメチル、マレイン酸ジエチルなどの不飽和カルボン
酸のエステル類;(メタ)アクリロニトリルなどの不飽
和ニトリル類;アクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロライドなどのアクリルアミド類;アリルアミ
ン安息香酸塩、ジアリルジメチルアンモニウムクロライ
ドなどのアリルアミン及びその誘導体類などを挙げるこ
とができる。これらの単量体は、1種又は2種以上を使
用することができる。
【0007】また、本発明に使用する塩化ビニル樹脂に
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共
重合体、塩素化ポリエチレンなどの樹脂に、塩化ビニル
又は塩化ビニルと前記した共重合可能な単量体とをグラ
フト重合した樹脂も含まれる。これらの塩化ビニル樹脂
は、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合など、従
来から知られているいずれの製造法によって作られても
よい。前記塩化ビニル樹脂の平均重合度は、JIS K
6721に従って測定した値が、400〜1,500で
あることが好ましく、600〜1,100であることが
より好ましい。塩化ビニル系樹脂の平均重合度が過度に
小さいと、得られる成形品の機械的特性が低く、色堅牢
度及び耐チョーキング性に劣るおそれがある。塩化ビニ
ル樹脂の平均重合度が過度に大きいと、混練及び成形が
容易でなくなり、樹脂組成物中に木粉を均一に分散させ
ることが困難になるおそれがある。
【0008】本発明においては、木粉を配合する。本発
明に用いられる木粉の樹種には特に制限はなく、例え
ば、杉、ツガ、ラワンなどの針葉樹や広葉樹の材木片、
鉋屑、鋸屑などを用いることができる。これらの木材か
ら木粉を得るためには、例えば、粉砕機を用いて木材を
平均粒径が好ましくは30〜500μm、より好ましく
は50〜100μmの粉末にする。木粉の形状は比較的
丸みを帯びたものが好ましい。木粉の平均粒径とは、粉
末を篩により分級して目開きに対する累積重量%曲線を
作成し、その50重量%に該当する目開きの値の読みを
いう。木粉の平均粒径が過度に小さいと、嵩比重が小さ
くなって組成物調製のための混合操作性が悪くなるおそ
れがある。木粉の平均粒径が過度に大きいと、成形品表
面が荒れて木質感が低下するおそれがある。
【0009】なお、本発明においては、木粉として、特
開平5−177610号公報及び特開平5−26170
8号公報に開示されているように、表面に硬い小粒子を
付着させた木粉を用いることができる。本発明におい
て、木粉の配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部当た
り5〜150重量部、好ましくは15〜120重量部、
より好ましくは25〜100重量部である。木粉の含有
量が過度に少ないと、成形品に天然木材に近い良好な木
質感及び外観を付与することが困難となるおそれがあ
る。一方、木粉の含有量が過度に多いと、樹脂への木粉
の分散性が不均一となり、成形品の機械的強度が低下す
るおそれがある。木粉の含水率は10重量%以下である
ことが好ましく、5重量%以下であることがより好まし
い。
【0010】本発明では、無毒な熱安定剤であるカルシ
ウム−亜鉛熱安定剤を配合する。本発明で使用するカル
シウム−亜鉛熱安定剤は、例えば、カルシウム及び亜鉛
の共沈化合物、カルシウム化合物と亜鉛化合物との混合
物からなる熱安定剤である。カルシウム化合物及び亜鉛
化合物としては、共にラウリン酸、ステアリン酸、2−
エチルヘキソエン酸、リシノール酸などの炭素数10〜
22の飽和又は不飽和の脂肪酸塩、ナフテン酸塩、石炭
酸塩、有機亜リン酸エステル塩などを例として挙げるこ
とができる。亜鉛化合物は、一般に単独で塩化ビニル樹
脂に配合されると加熱により初期着色を起こしにくい
が、塩化ビニル樹脂の熱分解により発生する塩酸と直ち
に反応して生成する塩化亜鉛が塩化ビニル樹脂の分解を
促進する特徴を有している。一方、カルシウム化合物
は、一般に単独で塩化ビニル樹脂に配合されると加熱に
より黄色から薄茶色の初期着色を起こしやすいが塩化ビ
ニル樹脂の持続的な熱安定化作用は比較的良い特徴を有
している。
【0011】カルシウム−亜鉛熱安定剤中のカルシウム
化合物と亜鉛化合物との混合物からなるカルシウム−亜
鉛熱安定剤の場合は、塩化ビニル樹脂の熱分解で生成し
た塩酸が、直ちに亜鉛化合物、例えばステアリン酸亜鉛
と反応して塩化亜鉛としてトラップされ、同時に、塩化
ビニル樹脂の脱塩酸により生成したポリエンの成長がス
テアリン酸残基の結合で停止されて発色が抑えられ、そ
れと共に、塩化亜鉛がカルシウム化合物、例えばステア
リン酸カルシウムと反応して塩化カルシウムとステアリ
ン酸亜鉛になる。そのため、カルシウム−亜鉛熱安定剤
は、亜鉛化合物の迅速な塩酸捕捉作用を生かしながら、
塩化亜鉛の熱分解促進作用が消去されるので、顕著な相
乗効果を有するものとして知られている。
【0012】カルシウム−亜鉛熱安定剤中のカルシウム
化合物と亜鉛化合物との比率は、カルシウム元素と亜鉛
元素の重量比が、通常、3/1〜1/1、好ましくは2
/1〜1.5/1となる範囲で使用する。亜鉛化合物が
過度に少ないと、本発明により得られる成形品が加熱に
より初期着色を帯びるおそれがあり、一方、亜鉛化合物
が過度に多いと成形品の熱安定性が低下して変色する可
能性があるので好ましくない。本発明におけるカルシウ
ム−亜鉛熱安定剤の配合量は、塩化ビニル樹脂100重
量部あたり0.5〜5重量部、好ましくは1〜4重量
部、より好ましくは2〜3.5重量部である。カルシウ
ム−亜鉛熱安定剤の使用量が過度に少ないと本発明によ
り得られる成形品が加熱により熱分解を起こすおそれが
あり、逆に、使用量が過度に多いとプレートアウトを起
こす可能性があるので好ましくない。
【0013】本発明においては、長周期第2族元素の酸
化物又は水酸化物を配合する。長周期第2族元素として
は、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、バリウム等を挙げることができる。これらの中
でもマグネシウム及びバリウムの酸化物又は水酸化物が
好ましく、マグネシウムの酸化物又は水酸化物がより好
ましく、マグネシウムの酸化物が特に好ましい。長周期
第2族元素の酸化物又は水酸化物の配合量としては、塩
化ビニル樹脂100重量部あたり0.1〜10重量部、
好ましくは0.5〜7重量部、より好ましくは2〜5重
量部である。前記のの配合量が過度に少ないと成形品の
変色、退色、チョーキング等を防止する効果が不十分と
なるおそれがあり、逆に、配合量が過度に多いと塩化ビ
ニル樹脂組成物の溶融粘度が極端に上昇し、成形加工性
が悪くなる可能性があるので好ましくない。
【0014】本発明においては、キナクリドン系顔料、
ペリレン系顔料、ポリアゾ縮合顔料、イソインドリノン
系顔料、銅フタロシアニン系顔料、カドミウム系顔料、
チタンホワイト及びカーボンブラックからなる群から選
択される少なくとも1種の顔料を配合することにより、
成形品の意匠性を高めて木質感を一層高揚することがで
きる。キナクリドン系顔料は、p−フェニレンジアント
ラニル酸類を濃硫酸で処理することにより得られ、黄色
がかった赤から赤みの紫の色相の顔料である。例えば、
キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ、キナクリ
ドンバイオレットなどが挙げられる。ペリレン系顔料
は、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸無水
物と芳香族第一級アミンの縮合反応により得られ、色相
は赤から赤紫、茶色まであり、ペリレンレッド、ペリレ
ンオレンジ、ペリレンマルーン、ペリレンバーミリオ
ン、ペリレンボルドーなどがある。
【0015】ポリアゾ縮合顔料は、アゾ色素を溶剤中で
縮合して高分子量化したもので、色相としては黄、赤系
顔料であり、ポリアゾレッド、ポリアゾイエロー、クロ
モフタルオレンジ、クロモフタルレッド、クロモフタル
スカーレットなどがある。イソインドリノン系顔料は、
4,5,6,7−テトラクロロイソインドリノンと芳香族
第一級ジアミンの縮合反応により得られ、色相は緑がか
った黄色から、赤、褐色にまで及び、イソインドリノン
イエローなどがある。
【0016】銅フタロシアニン系顔料は、フタロシアニ
ン類に銅を配位した顔料で、色相は黄色がかった緑から
鮮やかな青まであり、フタロシアニングリーン、フタロ
シアニンブルーなどがある。カドミウム系顔料は、硫化
カドミウムを含む固溶体などからなる顔料で、色相範囲
は黄、赤及びマルーンであり、カドミウムレッド、カド
ミウムオレンジ、カドミウムイエローなどがある。チタ
ンホワイトは、二酸化チタンからなる白色顔料で、隠蔽
力が大きく、アナタース形とルチル形がある。カーボン
ブラックは、炭素を主成分とし、酸素、水素、窒素など
を含む黒色顔料で、サーマルブラック、アセチレンブラ
ック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ラン
プブラック、ボーンブラックなどがある。
【0017】本発明においては、上記の顔料を配合する
ことにより、成形品は美麗に着色され、長期間にわたっ
て屋外において使用されても、変色又は退色を生ずるこ
とが少なく、チョーキングを生じにくい。
【0018】本発明における上記顔料の配合量は、塩化
ビニル樹脂100重量部あたり0.1〜10重量部であ
り、好ましくは1〜5重量部、より好ましくは1.5〜
3重量部である。上記顔料の配合量が過度に少ないと、
成形品が変色、退色またはチョーキングを起こすおそれ
がある。逆に、上記顔料が過度に多いと、成形品の自然
な木質感が損なわれるおそれがあるので好ましくない。
【0019】本発明においては、その他公知の添加剤を
配合することができる。具体的には熱安定化助剤、滑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、可塑剤、抗菌
剤、防カビ剤、難燃剤、帯電防止剤、耐衝撃強化剤、充
填剤などが適宜添加される。
【0020】本発明においては、カルシウム−亜鉛熱安
定剤に加えて、β−ジケトン化合物、ハイドロタルサイ
ト、有機亜リン酸エステル、有機リン酸エステル塩、ポ
リオール、エポキシ化合物などを配合することにより、
一層、変色、退色またはチョーキング等に対する保護力
を強化することができる。殊に、β−ジケトン化合物又
は/及びハイドロタルサイトの添加が好ましい。
【0021】β−ジケトン化合物としては、3つの炭素
原子の間にケトン基を各1個有する化合物であれば特に
限定されず、例えば、アセチルアセトン、アセチルシク
ロヘキサノン、アセチルステアロイルメタン、1,3−
シクロヘキサンジオン、ジベンゾイルメタン、ステアロ
イルテトラロン、ステアロイルベンゾイルメタン、デヒ
ドロ酢酸、パルミトイルテトラロン、トリベンゾイルメ
タン、2−ベンゾイルシクロヘキサノン、2−ベンゾイ
ルシクロペンタノン、ベンゾイルテトラロン、4−メト
キシベンゾイルベンゾイルメタンなどを使用することが
できる。β−ジケトン化合物の配合量は、塩化ビニル樹
脂100重量部あたり、通常、0.02〜0.5重量
部、好ましくは0.05〜0.4重量部、より好ましく
は0.1〜0.3重量部である。β−ジケトン化合物の
配合量が過度に多いと成形品の熱安定性が低下する可能
性がるので好ましくない。
【0022】ハイドロタルサイトはマグネシウム及びア
ルミニウムの水酸化物及び炭酸化物からなる複塩であっ
て、炭酸イオンの一部を過塩素酸イオンに置換した型も
有効である。ハイドロタルサイトの配合量は、塩化ビニ
ル樹脂100重量部あたり、通常、0.3〜5重量部、
好ましくは1〜3重量部、より好ましくは1.5〜2重
量部である。
【0023】有機亜リン酸エステルは、一般式P(OR
)(OR )(OR )又はHPO(OR
(OR )で表される化合物、及びそれらのグリコー
ル、ビスフェノール、トリフェノールまたはポリオール
でオリゴ化されたものである。R、R、Rは独立
に炭素数1〜18のアルキル基、アリール基または炭素
数1〜12のアルキル基を有するアラルキル基である。
具体的には、トリイソオクチルホスファイト、トリイソ
デシルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ベンジルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファ
イト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、ジイソデ
シルペンタエリスリトールジホスファイト、テトラフェ
ニルジプロピレングリコールジホスファイト、ポリ(ジ
プロピレングリコール)フェニルホスファイト、ジステ
アリルペンタエリスリトールジホスファイト、トリ−
2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイトなどを挙
げることができきる。有機亜リン酸エステルの配合量
は、塩化ビニル樹脂100重量部あたり、通常、0.2
〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部である。
【0024】有機リン酸エステル塩としては、カルシウ
ム、マグネシウム、バリウム又は亜鉛のイソオクチルホ
スフェート、イソトリデシルホスフェートなどのモノ又
はジエステル塩が挙げられる。有機リン酸エステル塩の
配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部あたり、通常、
0.2〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部であ
る。ポリオールとしては、分子中に2つ以上のヒドロキ
シル基を有する有機化合物で、ペンタエリスリトール、
ジペンタエリスリトール、グリセリン、マンニトール、
ソルビトール、トレハロース及びこれらとカルボン酸、
アミノ酸又はロジン酸との部分エステル化合物などが挙
げられる。ポリオールの配合量は、塩化ビニル樹脂10
0重量部あたり、通常、0.2〜5重量部、好ましくは
0.5〜3重量部である。
【0025】滑剤としては、通常塩化ビニル樹脂加工に
使用される滑剤をいずれも使用することができる。滑剤
の具体例としては、ステアリン酸リチウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ラウリン
酸バリウム、リシノール酸バリウムなどのカルシウム及
び亜鉛を除く金属のせっけん類;n−ブチルステアレー
ト、メチルヒドロキシステアレート、多価アルコール脂
肪酸エステルなどの脂肪酸エステル類;ステアリン酸、
ヒドロキシステアリン酸などの脂肪酸類;ステアロアミ
ド、オキシステアロアミド、オレイルアミド、エチレン
ビスステアロアミドなどのアミド化合物;ポリエチレン
ワックス、パラフィンワッックスなどのワックス類など
が挙げられる。特に、金属せっけん類を塩化ビニル樹脂
100重量部あたり0.5〜10重量部添加すると加工
性が良くなるので好ましい。これに加えてポリエチレン
ワックス0.1〜5重量部添加することは一層加工性を
向上し、かつ成形品の機械的強度が上がるので好まし
い。
【0026】また、発泡成形品を得ようとする場合は、
熱分解型発泡剤を配合する。熱分解型発泡剤としては熱
分解型有機発泡剤又は/及び熱分解型無機発泡剤が用い
られる。前者の例としては、N,N′−ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、N,N′−ジメチル−N,N′
−ジニトロソテレフタルアミド等のニトロソ化合物;ア
ゾジカルボンアミド、アゾビスイソプチロニトリル等の
アゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p,p′
−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、トル
エンスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド類
等が挙げられる。また、後者の例としては、重炭酸ナト
リウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等が挙
げられる。上記の有機又は/及び無機の熱分解型発泡剤
の群から選択される1種または2種以上を用いることが
好ましい。これら熱分解型発泡剤の配合量は、(A)成
分の塩化ビニル樹脂100重量部あたり、通常、0.1
〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部である。
【0027】本発明においては、木紛を均一に分散させ
るため、また、上記の発泡剤を配合する場合に微細で均
一な発泡セル構造を現出させるために(メタ)アクリル
酸エステル系樹脂を添加することが好ましい。(メタ)
アクリル酸エステル系樹脂は、アクリル酸エチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル等の炭素数1〜8のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステル単位を60重量%以上、好
ましくは65〜90重量%含有する、他の共重合可能な
単量体との共重合体である。(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂は、その濃度0.2g/dlのクロロホルム溶
液の25℃における比粘度の値が、1.5〜4.0である
ことが好ましく、2.0〜3.0であることがより好まし
い。(メタ)アクリル酸エステル系樹脂の添加量は、塩
化ビニル樹脂100重量部あたり、通常、1〜20重量
部、好ましくは3〜10重量部である。
【0028】本発明の塩化ビニル樹脂組成物を調製する
には、通常、塩化ビニル樹脂、木粉、カルシウム−亜鉛
熱安定剤、 長周期第2族元素の酸化物又は水酸化物及
び必要により各種の顔料や熱安定化助剤等の他の配合剤
を一括してヘンシェルミキサーなどの混合機に投入し、
高速撹拌混合により120〜160℃に昇温する。この
混合の過程で、木粉に吸収されている水分を揮散させ
る。高速攪拌混合により、嵩比重が大きく、各配合剤が
均一分散した混合物を得ることができる。上記の温度に
到達したのち、混合物をクーリングミキサーに移して、
さらに必要に応じて熱分解型発泡剤などを添加し、50
〜60℃に温度を下げる。クーリングミキサー中の混合
物の温度が十分に低下したのち、クーリングミキサーか
ら混合物を粉末の状態で取り出す。取り出された粉末状
の混合物は、そのまま成形用のコンパウンドとすること
ができるが、通常は、次いでペレット化することが好ま
しい。ペレット化の好ましい方法としては、例えば、ベ
ント付きの一軸押出機又は二軸押出機を用いる。
【0029】本発明の塩化ビニル樹脂組成物を用いて、
天然木材に近似する木質感に富んだ塩化ビニル樹脂成形
品を得るための成形方法には特に制限はなく、通常は押
出成形法、カレンダーロール成形法、射出成形法、真空
成形法などにより成形することができる。 こうして、
日光に長期間曝されても変色、退色、チョーキング等の
生じにくいデッキ材、窓枠、戸枠、腰板、幅木、手摺り
などの建材、建具材や、テーブルの天板、戸当たりなど
の家具材などを得ることができる。
【0030】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て、部及び%は重量基準である。色堅牢度及びチョーキ
ング度は下記の方法により評価した。 (1)色堅牢度 JIS K 7102にしたがって評価した。すなわち、
塩化ビニル樹脂組成物から成形したシートを60mm×
120mmに切断したものを試験片とし、サンシャイン
カーボンアーク燈式耐候性試験機[デューサイクルサン
シャインウェザーメーターWEL−SUN−DC、スガ
試験機(株)]を用い、水スプレーをかける条件で2,0
00時間の照射を行い、照射前後の試験片について、カ
ラーコンピューター[SM−4−2、スガ試験機社製]
を用いて色差ΔEを測定した。色差度が5以下であれば
変色および退色がほとんどないと見ることができる。
【0031】(2)チョーキング度 上記色堅牢度を調べた試験片について、下記の基準によ
りチョーキング度を判定した。 ◎:全くチョーキングしていない。 ○:わずかにチ
ョーキングしている。 △:かなりチョーキングしている。 ×:著しくチョ
ーキングしている。
【0032】実施例1 塩化ビニル樹脂100部、木粉50部、カルシウム−亜
鉛熱安定剤4部(ステアリン酸カルシウム2部、ステア
リン酸亜鉛2部)、酸化マグネシウム2部、ジベンゾイ
ルメタン0.1部、ハイドロタルサイト0.5部、メタ
クリル酸エステル系樹脂2部、多価アルコール脂肪酸エ
ステル1部、ポリエチレンワックス0.2部、炭酸カル
シウム5部及びキナクリドンレッド4部をヘンシェルミ
キサーに仕込み、混合しつつ水蒸気を揮散させた。温度
が上昇して140℃に達した後、混合物をクーリングミ
キサーに移してさらに混合しつつ冷却し、粉末状の混合
物を得た。得られた粉末状の混合物を、シリンダー径6
5mmのベント付き一軸押出機を用い、下記条件にてペレ
ット化した。なお、ベント孔から木粉に残る水分を揮散
させた。 スクリュー:L/D=24、圧縮比2.5、回転数30
rpm 設定温度:シリンダー145℃、ヘッド160℃、ダイ
ス160℃ ダイス:直径3mm×12穴 ランド長さ:10mm 得られたペレットを、8インチロールを用いて160℃
で5分間混練し、厚さ1mmのシートとし、さらに16
5℃で5分間プレスして厚さ1mmの木質感に富んだ赤
色のシートを得た。得られたシートについて、2,00
0時間の促進耐候性試験を行った。促進耐候性試験後の
色差ΔEは2.5であり、全くチョーキングしていなか
った。
【0033】実施例2〜5 実施例1と同様にして表1に示す配合の組成物につい
て、厚さ1mmのシートを作製し、2,000時間の促
進耐候性試験を行い、促進耐候性試験後の色差ΔE及び
チョーキング度を求めた。結果を表1に示す。表の注は
実施例1と同様である。
【0034】
【表1】
【0035】注 *1 :ZEST700L、新第一塩ビ(株)、塩化ビニ
ル単独重合体、平均重合度680。 *2 :セルユント、(株)シマダ商会、平均粒径80μ
m、含水率5重量%。 *3 :E60−T5−3、ミサワテクノ社製、酸化チ
タン粒子5%付着、平均粒径60μm、含水率5%。 *4 :DHT−6、協和化学工業社製、合成ハイドロ
タルサイト、Mg4. Al (OH)13CO
3.5HO、平均粒径0.5μm。 *5 :ハイブレンB403、日本ゼオン社製、メタク
リル酸メチル単位約90重量%を有する共重合体、比粘
度2.06。 *6 :ロキシオールVPN963、コグニスジャパン
社製、多価アルコール脂肪酸エステル。 *7 :ACPE#6A、アライドケミカル社製、ポリ
エチレンワックス。 *8 :MSKP、丸尾カルシウム社製、平均粒径0.
2μm。
【0036】実施例6〜10 実施例1と同様にして表2に示す配合の組成物について
厚さ1mmのシートを作製し、2,000時間の促進耐
候性試験を行い、促進耐候性試験後の色差ΔE及びチョ
ーキング度を求めた。結果を表2に示す。表の注は実施
例1と同様である。
【0037】
【表2】
【0038】実施例11〜15 実施例1と同様にして表3に示す配合の組成物について
厚さ1mmのシートを作製し、2,000時間の促進耐
候性試験を行い、促進耐候性試験後の色差ΔE及びチョ
ーキング度を求めた。結果を表3に示す。表の注は実施
例1と同様である。
【0039】
【表3】
【0040】実施例16〜21 実施例1と同様にして表4に示す配合の組成物について
厚さ1mmのシートを作製し、2,000時間の促進耐
候性試験を行い、促進耐候性試験後の色差ΔE及びチョ
ーキング度を求めた。結果を表4に示す。表の注は実施
例1と同様である。
【0041】
【表4】
【0042】比較例1〜5 実施例1と同様にして表5に示す配合の組成物につい
て、厚さ1mmのシートを作製し、2,000時間の促
進耐候性試験を行い、促進耐候性試験後の色差ΔE及び
チョーキング度を求めた。結果を表5に示す。 表の注
は実施例1と同様である。
【0043】
【表5】
【0044】表1〜4より、木粉を配合した塩化ビニル
樹脂組成物において、カルシウム−亜鉛熱安定剤ととも
に、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム又は酸化バ
リウムを添加することにより、得られた成形品は変色お
よび退色がほとんどなく、かつ、チョーキングも起こら
なかった(実施例1〜21)。配合される顔料の中で
は、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ポリアゾ縮
合顔料、イソインドリノン系顔料、銅フタロシアニン系
顔料、カドミウム系顔料、チタンホワイト及びカーボン
ブラックを各単独に配合した場合、(実施例1〜1
5)、複数種併用し他場合(実施例16〜19)耐候性
が特に良かった。一方、長周期第2族元素の代わりにカ
ドミウムの酸化物を配合した組成物の成形品はいずれも
チョーキング等の劣化現象が見られた(比較例1〜
3)。また、酸化マグネシウムの配合量は、少なすぎる
と塩化ビニル樹脂組成物のチョーキングが著しくなり
(比較例4)、多すぎると溶融粘度の上昇によりシート
の表面状態が不良となった(比較例5)。
【0045】
【発明の効果】かくして本発明によれば、優れた木質感
を有し、紫外線に長期間照射されても、変色、退色また
はチョーキングが生じにくい塩化ビニル樹脂組成物およ
びその成形品が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 97/02 C08L 97/02 Fターム(参考) 4F071 AA24 AA73 AB03 AB18 AC09 AE09 AF57 AH08 BA01 BB03 BC01 4J002 AH00X BD03W BD04W BD05W BD06W BD07W BD08W BD09W DA038 DE077 DE087 DE097 DE138 EG036 EG046 EG076 EG086 EW066 FD060 FD066 FD098 FD170 FD320 GL00 GL01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル樹脂と、木粉と、カルシウム
    −亜鉛熱安定剤と、長周期第2族元素の化合物とを少な
    くとも有する塩化ビニル樹脂組成物であって、 前記塩化ビニル樹脂100重量部に対する各成分の含有
    量が、 木粉:5〜150重量部、 カルシウム−亜鉛熱安定剤:0.5〜5重量部、 長周期第2族元素の酸化物又は水酸化物:0.1〜10
    重量部、 である塩化ビニル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル樹脂100重量部に対して、
    キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ポリアゾ縮合顔
    料、イソインドリノン系顔料、銅フタロシアニン系顔
    料、カドミウム系顔料、チタンホワイト及びカーボンブ
    ラックからなる群から選択される少なくとも1種の顔料
    を0.1〜10重量部含有する請求項1に記載の塩化ビ
    ニル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記長周期第2族元素がマグネシウムで
    ある請求項1又は2に記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載した塩化
    ビニル樹脂組成物を成形してなる成形品。
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