JP2002137405A - キャッピング機構及び該機構を用いるインクジェット記録装置 - Google Patents

キャッピング機構及び該機構を用いるインクジェット記録装置

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JP2002137405A JP2000332729A JP2000332729A JP2002137405A JP 2002137405 A JP2002137405 A JP 2002137405A JP 2000332729 A JP2000332729 A JP 2000332729A JP 2000332729 A JP2000332729 A JP 2000332729A JP 2002137405 A JP2002137405 A JP 2002137405A
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cam
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urging
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Yasuo Miyauchi
靖雄 宮内
Kenji Shigeno
謙治 重野
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning

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  • Ink Jet (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドとキャップが貼りついた場合に付
勢手段の力に頼らずに貼りつきを解除できるようにし、
キャップの開閉動作エラーを解消するとともに、負荷ト
ルクの増大や部品の変形及び摩耗の増大を無くす。 【構成】吐出口面を覆うためのキャップ3と、キャップ
の位置を制御するカム手段11と、キャップを移動させ
る移動手段14と、キャップを退避方向へ付勢する付勢
手段20と、を有し、カム手段に第1カム11a及び第
2カム11bを設けるとともに、移動手段に第1係合部
14a及び第2係合部14bを設け、通常では第1カム
と第1係合部が係合し、第1カムと第1係合部の係合が
外れたときに第2カムと第2係合部を係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体へインク
を吐出して記録を行う記録手段を保護するためのキャッ
ピング機構及び該キャッピング機構を用いるインクジェ
ット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置(プリント
装置)としては、画像情報(記録情報)に基づいて、
紙、布、プラスチックシート、OHP用シート等の記録
媒体(被記録材)に向けてインクを吐出することで記録
を実行するインクジェット記録装置が普及している。ま
た、これら記録媒体の材質に対する要求も様々なものが
あり、近年では、これらの要求に対する開発が進み、通
常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)や樹脂薄
板(OHPシート等)などの他に、布、皮革、不織布、
更には金属等を記録媒体として用いる記録装置も使用さ
れるようになっている。
【0003】前記インクジェット記録装置は、低騒音、
低ランニングコストで、装置の小型化が容易であり、カ
ラー化も容易であるなどの観点から、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等へ広く応用されている。インクジェ
ット記録装置の記録手段(インクジェット記録ヘッド)
の前面にはインク滴を吐出するための吐出口(通常複数
個)が形成されており、この吐出口の大きさは数十μ程
度であるが、最近では高画質化とともに吐出口の大きさ
は益々小さくなりつつある。そして、ホスト機から送ら
れてくる記録データをもとに記録装置内で処理された吐
出信号に基づいて、前記吐出口からインク滴が吐出さ
れ、被記録材上に画像(文字や記号も含む)が記録され
る。
【0004】記録手段から記録媒体へインクを吐出して
記録を行う上記インクジェット記録装置においては、微
細な吐出口からインクを吐出して記録を行うことから、
該吐出口に目詰まりが生じ、吐出不良(不吐出を含む)
に起因して記録画像の品位が低下してしまうということ
があり、そのための対策として、記録手段のインク吐出
性能を維持回復するための回復ユニットを用いることが
行なわれている。この回復ユニットとして、記録ヘッド
の吐出口をキャッピングするキャッピング機構と、キャ
ッピング状態において前記キャッピング機構に接続され
てポンプを作動させて該キャッピング手段内部に負圧を
発生させて吐出口から増粘インクや気泡等の異物を吸引
排出することにより該吐出口内のインクをリフレッシュ
させることでインク吐出性能を維持回復する吸引手段
と、記録手段の吐出口面に付着したインク等を異物を拭
き取り清掃(クリーニング)するワイピング手段とを備
えたものが使用されている。
【0005】すなわち、インクジェット記録装置におい
ては、記録ヘッド(記録手段)の吐出口面を保護するた
め、あるいは吐出口面に付着したゴミや固着インクによ
る目詰まりを解消するため、ゴム製のキャップを有する
キャッピング機構が設けられていて、必要に応じて吐出
口面をキャッピングできるように構成されている。記録
中は記録ヘッドとキャップが干渉しないように、キャッ
プを退避位置に逃がす必要があるので、キャップは変位
可能に構成されていて、例えばキャップを横方向(キャ
リッジスキャン方向)にスライドさせながら密閉・退避
を行う構成のものや、キャップを上下動させて密閉・退
避を行う構成のもの等がある。
【0006】しかしながら、前者のスライドキャップ構
成のものにおいては、記録領域外にキャッピングのため
のキャリッジ移動が必要で、記録装置の幅方向寸法が大
きくなる欠点がある。そこで、記録装置の大型化を防ぐ
ためには吐出口面に対するキャップの当接、離隔方向の
移動(例えば上下動)によりキャッピング及びアンキャ
ッピング(密閉・退避)を行う構成が好ましい。この従
来例としては特開2000−103072号公報に記載
のものがあり、キャップを保持するキャップアームが回
動可能に構成され、キャップカムとキャップアームバネ
によりキャップ位置が制御される。この構成ではキャッ
プの密着力はキャップアームバネによって規定され、ま
た、キャップの吐出口面との当接部全周の密着性はキャ
ップ自身の弾性に頼るものとなる。しかしながら、部品
公差のバラツキによって、記録ヘッドとキャップが大き
く傾いたりした場合には、キャップの弾性だけでは変位
を吸収することができず、記録ヘッドとの当接部の一部
がリークし、正常なキャッピング動作ができなくなると
いう不都合が生じることがある。
【0007】このような不都合を解消するための対策と
して、キャップとキャップアームの間にキャップバネ
(押圧バネ)を介在させることにより、キャップの接触
部のイコーライズ性(キャップ周辺部の均等接触性)を
高め、記録ヘッドの傾斜にも追従して密閉性を確保する
ような構成も考えられる。しかし、このような構成で
は、キャッピング時にキャップアームバネとキャップバ
ネ(押圧バネ)が互いに影響し合って、結果的としてキ
ャップの位置姿勢が不安定になることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例と似た構成
として、キャップを記録ヘッドから退避させる方向にバ
ネで付勢したものがある。すなわち、キャッピング時に
は退避方向のバネ力に抗してカムによってキャップを密
着方向に強制的に移動させるように構成し、密着位置
(キャッピング位置)を各部品の寸法によって決定する
ものがある。このような構成においては、キャップの記
録ヘッドとの当接部の密着性が不安定になることから、
それを補完するために、キャップとキャップ保持部材の
間にキャップバネを介在させ、このバネによりキャップ
のイコライズ性(キャップ周辺部の均等接触性)を高め
る方法が採られている。このような構成では、前述のカ
ム等によりキャップを強制的に密着位置に保持する従来
例とは異なり、キャップ保持部材がカムにより密着位置
(キャッピング位置)に安定的に支持されているので、
キャッピング圧はキャップバネにより決定されることに
なり、前述のイコライズ機能(キャップ周辺部の均等接
触性)を伴いながら確実なキャッピング状態を維持する
ことができる。
【0009】しかしながら、このような構成において
は、キャッピング状態のままある期間放置しておくと、
記録ヘッドの吐出口面とこれに密着されたキャップとが
貼りついてしまい、戻しバネの力だけではキャップを吐
出口面から離す(剥がす)ことができず、キャップの開
閉動作にエラーが発生してしまうことがある。なお、こ
の場合でも、戻しバネのバネ力を十分に大きく設定する
ことにより動作エラーの発生を防ぐことはできるが、そ
れでは、バネ力の増大に伴って負荷トルクも増大し、駆
動モータのトルク増大や各部の変形及び摩耗などに対す
る余分の対策が必要となり、コストアップになってしま
う。つまり、記録ヘッドとキャップとの貼りつけに起因
して稀に起こる不都合のために、必要以上の負担を強い
ることは好ましくない。
【0010】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、記録手段とキャッ
プが貼りついた場合でも、戻し力の設定を増大させるこ
となく、キャップの開閉動作を確実にかつ正確に実行す
ることができるキャッピング機構及び該機構を用いるイ
ンクジェット記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、記録媒体へインクを吐出して記録
を行う記録手段を保護するためのキャッピング機構にお
いて、記録手段の吐出口面に対し接触、離間方向に移動
可能なキャップと、該キャップの位置を制御するカム手
段と、前記キャップを前記方向に移動させる移動手段
と、前記キャップを前記吐出口面から離間する方向に付
勢する付勢手段と、を有し、前記カム手段に第1カム及
び第2カムを設けるとともに、前記移動手段に第1係合
部及び第2係合部を設け、通常では前記第1カムと前記
第1係合部が係合し、前記第1カムと前記第1係合部の
係合が外れたときに前記第2カムと前記第2係合部が係
合することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
め、記録媒体へインクを吐出して記録を行う記録手段を
保護するためのキャッピング機構において、記録手段の
吐出口面に対し接触、離間方向に移動可能なキャップ
と、該キャップの位置を制御するカム手段と、前記キャ
ップを前記吐出口面から離間する方向に付勢する付勢手
段と、を有し、前記カム手段に第1カム及び第2カムを
設けるとともに、前記キャップを保持するキャップ保持
部材に第1係合部及び第2係合部を設け、通常では前記
第1カムと前記第1係合部が係合し、前記第1カムと前
記第1係合部の係合が外れたときに前記第2カムと前記
第2係合部が係合することを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
め、記録手段から記録媒体へインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録装置において、前記記録手段を保
護するためのキャッピング機構を備え、該キャッピング
機構は、記録手段の吐出口面に対し接触、離間方向に移
動可能なキャップと、該キャップの位置を制御するカム
手段と、前記キャップを前記方向に移動させる移動手段
と、前記キャップを前記吐出口面から離間する方向に付
勢する付勢手段と、を有し、前記カム手段に第1カム及
び第2カムを設けるとともに、前記移動手段に第1係合
部及び第2係合部を設け、通常では前記第1カムと前記
第1係合部が係合し、前記第1カムと前記第1係合部の
係合が外れたときに前記第2カムと前記第2係合部が係
合することを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、上記目的を達成するた
め、記録手段から記録媒体へインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録装置において、前記記録手段を保
護するためのキャッピング機構を備え、該キャッピング
機構は、記録手段の吐出口面に対し接触、離間方向に移
動可能なキャップと、該キャップの位置を制御するカム
手段と、前記キャップを前記吐出口面から離間する方向
に付勢する付勢手段と、を有し、前記カム手段に第1カ
ム及び第2カムを設けるとともに、前記キャップを保持
するキャップ保持部材に第1係合部及び第2係合部を設
け、通常では前記第1カムと前記第1係合部が係合し、
前記第1カムと前記第1係合部の係合が外れたときに前
記第2カムと前記第2係合部が係合することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。図10は本発明を適用し
たインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的斜視
図である。図10において、給紙手段100によって給
紙された記録媒体(記録用紙等)は搬送ローラ101と
ピンチローラ102の間で挟持されて搬送され、板状の
プラテン103上に送られる。そこで、前記プラテン1
03によってパックアップ(支持)された記録媒体に対
し、記録手段(記録ヘッド)110を搭載したキャリッ
ジ104がガイド軸105に沿って主走査しながら、該
記録ヘッド110から画像情報に基づいてインクを吐出
することにより1ライン分の記録が行われる。
【0016】1ライン分の記録が終了したところで、搬
送ローラ101を所定量だけ回転させて記録媒体(記録
用紙)の次に記録が行われるべき箇所が記録ヘッド11
0に対向するようになる位置まで、該記録媒体を搬送
(紙送り)する。この搬送動作が終了した後、キャリッ
ジ104の移動(主走査)を再開し、その移動中に記録
ヘッド110を画像情報に基づいて駆動することで次の
ラインの記録を行う。このような一連の動作の繰り返し
によって、規定の記録データを全て記録するか、記録媒
体(記録用紙)全域の記録が終了したところで、該記録
媒体を排紙ローラ106によって記録装置外へと排出
(排紙)し、記録動作が終了する。
【0017】前記記録手段(記録ヘッド)110は、複
数色のインクを用いてカラー記録が可能なものであり、
インクの種類に応じた複数の吐出口列(複数のインク吐
出部)を有する。これらの吐出口列はキャリッジ走査方
向(主走査方向)に所定間隔ごとに配置されている。ま
た、前記複数の吐出口列を有する記録手段(記録ヘッド
ユニット)は、各吐出口列(各インク吐出部)ごとに独
立した複数の記録ヘッド部(インク吐出部)で構成して
もよく、複数の吐出口列を有する1個又は2個程度の一
体型の記録手段で構成してもよい。
【0018】前記記録手段(記録ヘッド)110は、熱
エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット
記録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気
熱変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド1
10は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネル
ギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によっ
て生じる圧力変化(状態変化)を利用して、吐出口より
インクを吐出させ、記録を行うものである。
【0019】図11は、図10中の記録ヘッド110の
インク吐出部(任意の吐出口列)の構造を模式的に示す
部分斜視図である。図11において、記録紙等の記録媒
体と所定の隙間(例えば、約0.3〜2.0ミリ程度)
をおいて対面する吐出口面81には、所定のピッチで複
数の吐出口82が形成され、共通液室83と各吐出口8
2とを連通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出用
のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗
体など)85が配設されている。本例においては、記録
ヘッド110は、前記吐出口82が前記キャリッジ10
4の走査方向と交叉する方向に並ぶような位置関係で、
該キャリッジ104に搭載されている。こうして、画像
信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体8
5を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰さ
せ、その時に発生する圧力によって吐出口82からイン
クを吐出させる記録手段(記録ヘッド)110が構成さ
れている。
【0020】図10中の110Aは記録手段110の複
数(4列)の吐出口列111、112、113、114
が形成された一体型の吐出口面を模式的に示す説明図で
あり、カラー記録の場合、例えば吐出口列111が黒イ
ンクを吐出する複数の吐出口から成るグループであり、
吐出口列112がシアンインクを吐出する複数の吐出口
から成るグループであり、吐出口113がマゼンタイン
クを吐出する複数の吐出口から成るグループであり、吐
出口列114がイエローインクを吐出する複数の吐出口
から成るグループであるように選定される。図10にお
いて、インクジェット記録装置の記録領域を外れた領域
の所定位置(図示右側の位置)には、記録手段(記録ヘ
ッド)110の目詰まり等を防止してインク吐出性能を
維持回復するための回復ユニット1が配設されている。
【0021】前記回復ユニット1には、非記録時に記録
ヘッド110の吐出口面81を保護したり、吐出口82
からのインク蒸発を軽減したりするために該記録ヘッド
(その吐出口面)を覆う(キャッピングする)ためのキ
ャッピング機構が設けられている。さらに、長期にわた
ってキャッピングされた後で記録を再開する場合、記録
に先立って吐出口付近で固まりかけたインク(増粘イン
ク)を除去することでインク吐出の安定化を図るため
に、吐出口82からインクを吸引排出させる吸引回復処
理が行なわれる。この吸引回復処理は、キャッピング状
態でキャップに接続されたポンプ(吸引ポンプ)を作動
させることにより実行される。そのための吸引手段を構
成するポンプとして、キャップに接続されたチューブを
ローラ(加圧コロ)で押しつぶしながら該ローラを転動
させて負圧を発生させ、この負圧によって記録ヘッド内
のインクを吸引及び排出する方式のチューブポンプが使
用されている。
【0022】図1は図10中の回復ユニット1の斜視図
であり、図2は図1の回復ユニットの内部構造を示す斜
視図である。図1及び図2において、回復ユニット1に
は、記録手段(記録ヘッド)110の吐出口面を覆うた
めのキャップ3を有し、ベース2の垂直方向のガイド2
aに沿って上下動することでキャップ3を吐出口面に対
して密着・離隔させるように動作するキャッピング機構
30が設けられている。前記回復ユニット1には、さら
に、水平方向のガイド2bに沿って往復動することで記
録ヘッド110の吐出口面をワイピング(拭き取り清
掃)するブレード4を有するワイピング機構と、キャッ
プ3で吐出口を密閉した状態(キャッピング状態)のと
きにキャリッジ104(図10参照)が不用意に動かな
いようにするために該キャリッジに係合可能な揺動部材
(キャリッジロック)5を有するキャリッジロック機構
と、キャッピング状態のもとで前記キャップ3に接続さ
れた吸引ポンプ(負圧発生手段)を作動させることによ
り記録ヘッド110の吐出口からインクとともに増粘・
固着インクや気泡やほこり等を排出させて吐出口内のイ
ンクをリフレッシュさせるように動作する吸引回復機構
と、が設けられている。このような回復ユニット1の構
成では、前記キャッピング機構30は前記吸引回復機構
の一部を構成している。
【0023】前記キャッピング機構30、前記ワイピン
グ機構及び前記キャリッジロック機構のそれぞれの動作
は、モータ6からギア列7、8、9を介して伝達される
駆動力を、ワンウエイクラッチギア10により一方向回
転のみをメインカム11に伝達させることにより、該メ
インカム11を回転させることで行われる。すなわち、
メインカム11には長手方向に複数のカムが形成されて
おり、1つのカムにより該メインカム11の回転がキャ
リッジロック5の回動に変換され、別のカムとブレード
駆動手段により該メインカム11の回転がブレード4の
水平往復動に変換され、さらに別のカムとレバー14に
より該メインカム11の回転がキャップ3の往復移動
(図示の例では上下往復動)に変換される。
【0024】前記キャップ3は、記録ヘッド110の黒
インク吐出部を密閉するための黒吐出口室と該記録ヘッ
ド110のカラーインク吐出部(シアン、マゼンタ、イ
エローの吐出部)を密閉するためのカラー吐出口室とを
一体に形成した2室一体構造になっている。このキャッ
プ3の2つの室にはチューブ12、13がそれぞれ接続
されており、これらのチューブをベース2の一部に形成
された円弧状のガイド面に沿って配設するとともに、こ
れらのチューブを潰すように圧接されて該チューブに沿
って転動する加圧ローラを設けることにより、負圧発生
手段(吸引ポンプ)としてのチューブポンプが構成され
ている。
【0025】すなわち、図2において、円弧状ガイド面
の中心軸に一致して回動駆動可能な加圧ローラ保持手段
15が設けられ、モータ6の駆動をギア7を介して該加
圧ローラ保持手段15の一端に固定されたポンプギア1
6に伝達し、該ポンプギア16を介して前記加圧ローラ
保持手段15を回動させることにより、加圧ローラ17
によりチューブ12、13を押圧変形させながらしごい
ていく(押潰した状態で転動していく)。本実施例で
は、モータ6のもう一つの方向の回転で前記加圧ローラ
保持手段15を回動させてチューブ12、13をしごく
ように構成されている。このようなしごき操作によって
チューブ12、13内に発生する負圧によって記録ヘッ
ド110の吐出口からインクを吸引する(吸引回復を行
う)ように構成されている。
【0026】つまり、モータ6が矢印A方向に回転する
と前記チューブポンプ(吸引回復機構)が動作し、その
ときにはワンウエイクラッチギア10が空転してメイン
カム11は回転せず、従って、前記キャッピング機構3
0(キャップ3)、前記ワイピング機構(ブレード
4)、前記キャリッジロック機構(キャリッジロック
5)は停止したままである。モータ6が逆方向(反対方
向)に回転すると、前記キャッピング機構30、前記ワ
イピング機構及び前記キャリッジロック機構が所定のタ
イミングで作動するが、そのときには、前記ローラ17
は前記チューブ12、13から解放されてポンプ動作は
行われない。
【0027】次に、キャップ3を含む前記キャッピング
機構30の構成について説明する。図3は本発明を適用
したキャッピング機構の第1実施例の構成を示す分解斜
視図である。図3において、キャップベース31のガイ
ド溝31aにキャップ保持部材(キャップホルダ)32
の支軸32aを嵌合係合させることにより、該キャップ
ホルダ(キャップ保持部材)32がキャップベース31
上に揺動可能に支持されている。キャップホルダ32に
は、キャップ3が組み込み固定されている。キャップ3
内(2つの室のそれぞれの内部)にはインク吸収体3
3、34が充填配置されており、記録ヘッド110の吐
出口面上のインクを吸い取りやすい構造になっている。
【0028】2室一体のキャップ3の各室のそれぞれに
は2つづつの開口が形成されており、各室の一方の開口
にチューブ12、13を接続することにより各室は前述
のチューブポンプ(吸引回復機構)へつながっている。
各室の他方の開口にはチューブ36、36が接続され、
これらのチューブの他端はバルブ37、38により開閉
可能になっている。つまり、前記バルブ37、38の開
閉タイミングを制御することにより、黒インクの吐出口
及びカラーインクの吐出口からの個別インク吸引、ある
いは吸引後にキャッピングしたままでの空吸引を実施で
きるように構成されている。
【0029】また、キャップベース31とキャップ保持
部材(キャップホルダ)32の間には付勢部材としての
キャップバネ35(図示の例では2個の付勢バネ)が装
着されている。この付勢部材(キャップバネ)35を配
設することにより、キャップ3の退避時はストッパ爪に
より該キャップを所定位置に保持し、キャッピング時に
はキャップバネ(付勢部材)35がチャージ(図示の例
では圧縮変形)されることでて記録ヘッドの吐出口面と
の密着性確保に必要かつ十分な圧接力を付与するように
構成されている。前記キャップベース31の両側面には
ボス31bが形成されており、これらのボス31bを前
記ベース2のガイド溝2aに係合させることにより、該
キャップベース31は前記ベース2に対して一定方向
(図示の例では上下方向)に移動可能に保持されてい
る。
【0030】図2及び図3に示すように、キャップベー
ス31の移動(上下動)は、回復ユニット1のベース2
に支軸14eにより揺動可能に軸支された移動手段とし
てのレバー(キャップレバー)14を介して行われる。
このキャップレバー(移動手段)14は、付勢手段とし
ての戻しバネ20により、キャッピング機構30を記録
ヘッド110から退避させる方向(図示の例では下向
き)に付勢されている。キャッピング機構30のキャッ
ピング状態への移動(図示の例では上昇移動)は、メイ
ンカム11を回転させ、該メインカム中の所定のカムで
キャップレバー14を変位させることにより行う。その
際、キャップベース31のキャッピング位置(上昇位
置)は、部品公差によりばらつくことになるが、本実施
例では、実際のキャッピング圧(吐出口面との圧接力)
は前記付勢部材(キャップバネ)35で決定され、ま
た、記録ヘッド110が傾いている場合でもキャップ3
及びキャップホルダ(キャップ保持部材)32がそれに
追従できるようにイコライズ性(キャップ周辺部の均等
接触性)を持たせてあるので、キャップ3を吐出口面に
均等に圧接させることにより確実なキャッピング状態を
維持することが可能である。
【0031】次に、本発明を適用したキャッピング機構
30の第1実施例(図3)のキャッピング動作について
説明する。図4はキャッピング機構30(駆動機構の一
部を含む)の第1実施例がキャッピング位置(密閉位
置)にあるときの状態を示す縦断面図であり、図5は図
4のキャッピング位置からキャップベースを下降させる
途中であって記録ヘッド110に貼りついたキャップ3
を剥がすときの状態を示す縦断面図であり、図6はキャ
ッピング機構30の第1実施例でキャップ3が記録ヘッ
ド110から離隔した退避位置にある状態を示す縦断面
図である。
【0032】図4〜図6に示す第1実施例に係るキャッ
ピング機構は、記録媒体へインクを吐出して記録を行う
記録手段(記録ヘッド)を保護するためのキャッピング
機構において、記録手段110の吐出口面に対し接触、
離間方向に移動可能なキャップ3と、該キャップの位置
を制御するカム手段(メインカム11)と、前記キャッ
プを前記方向に移動させる移動手段(キャップレバー1
4)と、前記キャップを前記吐出口面から離間する方向
に付勢する付勢手段(戻しバネ20)と、を有し、前記
カム手段に第1カム11a及び第2カム11bを設ける
とともに、前記連結部材に第1係合部14a及び第2係
合部14bを設け、通常では前記第1カムと前記第1係
合部が係合し、前記第1カムと前記第1係合部の係合が
外れたときに前記第2カムと前記第2係合部が係合する
ように構成されている。
【0033】すなわち、図4のキャップ3が密閉位置
(キャッピング位置)にある状態では、移動手段として
のキャップレバー14の第1係合部14aはカム手段と
してのメインカム11の第1カム11aと係合してお
り、支軸14eにより揺動可能に支持された該キャップ
レバー14は、付勢手段としての戻しバネ20に抗して
強制的に図示左回り方向に変位され、キャップベース3
1を最上位置へ変位させている。前述のように、キャッ
プ3及びキャップ保持部材32は、キャップベース31
上において付勢部材(キャップバネ)35により記録ヘ
ッド110へ向けて付勢され、このバネ付勢力によりゴ
ム状弾性材のキャップ3が記録ヘッド110へ圧接され
ているので、イコーライズ動作(キャップ周辺部の均等
接触)しながらイコーライズ性(キャップ周辺部の均等
接触性)を有する状態で適切な圧接力でキャッピング状
態を維持することができる。
【0034】メインカム11が矢印B方向に回転する
と、キャップレバー(移動手段)14は、戻しバネ(付
勢手段)20により第1カム11aと第1係合部14a
が当接させられた状態で、支軸14eを中心として矢印
C方向に回転し、キャップベース31を下方向に(記録
ヘッド110から離れる方向へ)引き下げることにな
る。しかし、稀にであるが、キャッピング状態を続けて
いるうちに記録ヘッド110とキャップ3が貼りついて
しまい、戻しバネ(付勢手段)20の力だけではキャッ
プ3を記録ヘッド110から剥がせなくなる現象が発生
する。
【0035】そこで、本実施例では、図5に示すよう
に、第1カム11aと第1係合部14aの係合が離れた
場合には(通常、離れたときにのみ)、第2カム11b
と第2係合部14bが係合するように構成されており、
そのため、記録ヘッド110とキャップ3が貼りついて
戻しバネ(付勢手段)20によっては剥がせなくなった
場合でも、移動手段(キャップレバー)14を強制的に
矢印C方向に揺動させてキャップベース31を強制的に
退避方向(図示の例では下向き)に移動させることがで
きる。つまり、記録ヘッド110とキャップ3が貼りつ
き状態にあった場合でも、戻しバネ20の強弱に関係な
く、キャップ3を記録ヘッド110から確実に剥がすこ
とができ、もって確実なキャッピング解放動作を確保す
ることができる。一旦キャップ3が剥がれれば、第1カ
ム11aと第1係合部14aの係合が復帰することで、
それ以降は通常動作に戻ることができる。
【0036】メインカム11が更に矢印B方向に回転す
ると、図6に示すように、移動手段としてのキャップレ
バー14は、戻しバネ(付勢手段)20により第1カム
11aと第1係合部14aが当接させられた状態で、支
軸14eを中心として図示時計回り(図5中の矢印C方
向)に更に回転し、キャップベース31を図示の最下部
の位置まで引き下げ、キャップ3を記録ヘッド110か
ら離隔した退避位置に保持することになる。
【0037】以上図3〜図6で説明した第1実施例によ
れば、記録手段110に対して当接・離隔方向に移動可
能なキャッピング機構30を付勢手段としての戻しバネ
20により離隔方向(退避方向)へ付勢するとともに、
キャップ3の位置をメインカム(カム手段)11の第1
カム11aにより強制的に規制するように構成し、さら
に、キャップ3と記録ヘッド110との貼りつき等によ
り第1カムとの係合が離れた場合には(通常、離れたと
きにのみ)第2カム11bによりキャップを記録ヘッド
から剥がすように構成したので、記録手段とキャップが
貼りついた場合でも、戻しバネ(付勢手段)の力に頼ら
ずに貼りつき状態を解除することができる。
【0038】それによって、記録手段110とキャップ
3との貼りつきに起因するキャップの開閉動作エラーを
解消して正確なキャップの開閉動作を実現することがで
き、また、付勢手段としての戻しバネの設定力を増大さ
せる必要がないことから、負荷トルクの増大や部品の変
形及び摩耗の増大を無くすことができるキャッピング機
構及び該機構を用いるインクジェット記録装置が提供さ
れる。さらに、部品点数が少なく、簡単かつ安価な構成
で、上記作用効果を奏するキャッピング機構を提供でき
るという効果もある。
【0039】図7、図8及び図9は本発明を適用したキ
ャッピング機構の第2実施例を示し、図7はキャッピン
グ機構30(駆動機構の一部を含む)の第2実施例がキ
ャッピング位置(密閉位置)にあるときの状態を示す縦
断面図であり、図8は図7のキャッピング位置からキャ
ップベースを下降させる途中であって記録ヘッド110
に貼りついたキャップ3を剥がすときの状態を示す縦断
面図であり、図9はキャッピング機構30の第2実施例
でキャップ3が記録ヘッド110から離隔した退避位置
にある状態を示す縦断面図である。
【0040】図7〜図9に示す第2実施例に係るキャッ
ピング機構は、記録媒体へインクを吐出して記録を行う
記録手段(記録ヘッド)を保護するためのキャッピング
機構において、記録手段110の吐出口面に対し接触、
離間方向に移動可能なキャップ3と、該キャップの位置
を制御するカム手段(メインカム11)と、前記キャッ
プを前記吐出口面から離間する方向に付勢する付勢手段
(戻しバネ20)と、を有し、前記カム手段に第1カム
43a及び第2カム43bを設けるとともに、前記キャ
ップを保持するキャップ保持部材(キャップホルダ)4
1に第1係合部41a及び第2係合部41bを設け、通
常では前記第1カムと前記第1係合部が係合し、前記第
1カムと前記第1係合部の係合が外れたときに(例えば
外れたときにのみ)前記第2カムと前記第2係合部が係
合するように構成されている。
【0041】図3〜図6で説明した第1実施例に係るキ
ャッピング機構においては、移動手段としてのキャップ
レバー14を介してキャップベース31とメインカム1
1とを連結する構成を採ったが、図7〜図9に示す第2
実施例に係るキャッピング機構においては、揺動可能な
キャップ保持部材41(キャップホルダに対応する)に
メインカム(カム手段)11との係合部を設けること
で、第1実施例における移動手段14に相当する構成を
省略し、構成の簡単化によるコストダウンが図られてい
る。
【0042】図7のキャップ3が密閉位置(キャッピン
グ位置)にある状態では、キャップ保持部材41の第1
係合部41aはメインカム11の第1カム11aと係合
しており、支軸42を中心として回動可能(揺動可能)
に支持された該キャップ保持部材41は、付勢手段とし
ての戻しバネ20に抗して強制的に図示左回り方向に位
置規制され、キャップ3をキャッピング位置(図示最上
位置)へ変位させている。なお、ここでは、キャップ保
持部材41に直接的に固定されたキャップ3でキャッピ
ングするように構成されているが、これは、前述の第1
実施例の場合のように、キャップ保持部材41とキャッ
プ3との間に付勢部材(例えばバネ)を装着することで
記録ヘッド110へ向けて付勢するように構成しても良
い。
【0043】メインカム11が矢印D方向に回転する
と、キャップ保持部材41は、戻しバネ(付勢手段)2
0により第1カム11aと第1係合部41aが当接させ
られた状態で、支軸42を中心として矢印E方向に回転
し、キャップ3を下方向に(記録ヘッド110から離れ
る方向へ)引き下げることになる。しかし、稀にである
が、キャッピング状態を続けているうちに記録ヘッド1
10とキャップ3が貼りついてしまい、戻しバネ20の
力だけではキャップ3を記録ヘッド110から剥がせな
くなる現象が発生する。そこで、本実施例でも、図8に
示すように、第1カム11aと第1係合部41aの係合
が離れた場合には、第2カム11bと第2係合部41b
が係合するように構成されており、そのため、記録ヘッ
ド110とキャップ3が貼りついて戻しバネ(付勢手
段)20によっては剥がせなくなった場合でも、キャッ
プ保持部材41を強制的に矢印E方向に揺動させてキャ
ップ3を強制的に退避方向(図示の例では下向き)に移
動させることができる。
【0044】つまり、記録ヘッド110とキャップ3が
貼りつき状態にあった場合でも、付勢手段20の強弱に
関係なく、キャップ3を記録ヘッド110から確実に剥
がすことができ、もって確実なキャッピング解放動作を
確保することができる。一旦キャップ3が剥がれれば、
第1カム11aと第1係合部41aの係合が復帰するこ
とで、それ以降は通常動作に戻ることができる。
【0045】メインカム(カム手段)11が更に矢印D
方向に回転すると、図9に示すように、キャップ保持部
材41は、戻しバネ(付勢手段)20により第1カム1
1aと第1係合部41aが当接させられた状態で、支軸
42を中心として図示時計回り(図8、図9中の矢印E
方向)に更に回転し、キャップ3を図示の最下部の位置
まで引き下げ記録ヘッド110から離隔した退避位置に
保持することになる。図7〜図9で説明したキャッピン
グ機構(第2実施例)は、以上説明した以外の点では前
述の第1実施例の場合と実質的に同じ構成を有してお
り、それらの詳細説明は省略する。
【0046】以上説明した第2実施例によっても、前述
の第1実施例の場合と同様の効果を奏することができ
る。つまり、第2実施例によれば、回動可能(揺動可
能)なキャップ保持部材41を戻しバネ(付勢手段)2
0によりヘッド110から退避する方向に付勢し、メイ
ンカム11によってキャップ保持部材及びキャップの位
置を制御するようにしたものにおいて、戻しバネ20の
力に頼らずにキャップ3の貼りつき状態を解除すること
ができ、それによって、記録手段110とキャップ3が
貼りついた場合でも、付勢手段20の力に頼らずに貼り
つき状態を解除することができ、それによって、記録手
段とキャップが貼りつきに起因するキャップの開閉動作
エラーを解消して正確なキャップの開閉動作を実現する
ことができ、また、付勢手段(戻しバネ)の設定力を増
大させる必要がないことから、負荷トルクの増大や部品
の変形及び摩耗の増大を無くすことができるキャッピン
グ機構及び該機構を用いるインクジェット記録装置が提
供される。さらに、第2実施例によれば、前述の第1の
実施例よりも部品数が少なく、一層簡単かつ安価な構成
にすることができる。
【0047】また、以上の実施例では、記録手段(記録
ヘッド)を主走査方向に移動させながら記録するシリア
ル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明
は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのライ
ンタイプの記録手段を用いて副走査のみで記録するライ
ン記録方式(ライン型記録装置)の場合にも、同様に適
用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
【0048】また、本発明は、記録ヘッド(記録手段)
の数にも関わりなく自由に実施できるものであり、1個
の記録手段で記録する記録装置の他、複数の記録手段を
用いる記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録
する複数の記録手段を用いる階調記録装置、さらには、
これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に適用
することができ、同様の効果を達成し得るものである。
さらに、本発明は、記録手段とインクタンクを一体化し
た交換可能なインクジェットカートリッジを用いる構
成、記録手段とインクタンクを別体にし、その間をイン
ク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録手段
(記録ヘッド)とインクタンクの配置構成がどのような
場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れるものである。
【0049】なお、本発明は、インクジェット記録装置
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において優れ
た効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記
録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録媒体へインクを吐出して記録を
行う記録手段を保護するためのキャッピング機構におい
て、記録手段の吐出口面に対し接触、離間方向に移動可
能なキャップと、該キャップの位置を制御するカム手段
と、前記キャップを前記方向に移動させる移動手段と、
前記キャップを前記吐出口面から離間する方向に付勢す
る付勢手段と、を有し、前記カム手段に第1カム及び第
2カムを設けるとともに、前記移動手段に第1係合部及
び第2係合部を設け、通常では前記第1カムと前記第1
係合部が係合し、前記第1カムと前記第1係合部の係合
が外れたときに前記第2カムと前記第2係合部が係合す
る構成としたので、記録手段とキャップが貼りついた場
合でも、付勢手段の力に頼らずに貼りつき状態を解除す
ることができ、それによって、記録手段とキャップが貼
りつきに起因するキャップの開閉動作エラーを解消して
正確なキャップの開閉動作を実現することができ、ま
た、付勢手段の設定力を増大させる必要がないことか
ら、負荷トルクの増大や部品の変形及び摩耗の増大を無
くすことができるキャッピング機構が提供される。
【0051】請求項2の発明によれば、記録媒体へイン
クを吐出して記録を行う記録手段を保護するためのキャ
ッピング機構において、記録手段の吐出口面に対し接
触、離間方向に移動可能なキャップと、該キャップの位
置を制御するカム手段と、前記キャップを前記吐出口面
から離間する方向に付勢する付勢手段と、を有し、前記
カム手段に第1カム及び第2カムを設けるとともに、前
記キャップを保持するキャップ保持部材に第1係合部及
び第2係合部を設け、通常では前記第1カムと前記第1
係合部が係合し、前記第1カムと前記第1係合部の係合
が外れたときに前記第2カムと前記第2係合部が係合す
る構成としたので、記録手段とキャップが貼りついた場
合でも、付勢手段の力に頼らずに貼りつき状態を解除す
ることができ、それによって、記録手段とキャップが貼
りつきに起因するキャップの開閉動作エラーを解消して
正確なキャップの開閉動作を実現することができ、ま
た、付勢手段の設定力を増大させる必要がないことか
ら、負荷トルクの増大や部品の変形及び摩耗の増大を無
くすことができるキャッピング機構が提供される。
【0052】請求項6の発明によれば、記録手段から記
録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、前記記録手段を保護するためのキャッ
ピング機構を備え、該キャッピング機構は、記録手段の
吐出口面に対し接触、離間方向に移動可能なキャップ
と、該キャップの位置を制御するカム手段と、前記キャ
ップを前記方向に移動させる移動手段と、前記キャップ
を前記吐出口面から離間する方向に付勢する付勢手段
と、を有し、前記カム手段に第1カム及び第2カムを設
けるとともに、前記移動手段に第1係合部及び第2係合
部を設け、通常では前記第1カムと前記第1係合部が係
合し、前記第1カムと前記第1係合部の係合が外れたと
きに前記第2カムと前記第2係合部が係合する構成とし
たので、記録手段とキャップが貼りついた場合でも、付
勢手段の力に頼らずに貼りつき状態を解除することがで
き、それによって、記録手段とキャップが貼りつきに起
因するキャップの開閉動作エラーを解消して正確なキャ
ップの開閉動作を実現することができ、また、付勢手段
の設定力を増大させる必要がないことから、負荷トルク
の増大や部品の変形及び摩耗の増大を無くすことができ
るインクジェット記録装置が提供される。
【0053】請求項7の発明によれば、記録手段から記
録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、前記記録手段を保護するためのキャッ
ピング機構を備え、該キャッピング機構は、記録手段の
吐出口面に対し接触、離間方向に移動可能なキャップ
と、該キャップの位置を制御するカム手段と、前記キャ
ップを前記吐出口面から離間する方向に付勢する付勢手
段と、を有し、前記カム手段に第1カム及び第2カムを
設けるとともに、前記キャップを保持するキャップ保持
部材に第1係合部及び第2係合部を設け、通常では前記
第1カムと前記第1係合部が係合し、前記第1カムと前
記第1係合部の係合が外れたときに前記第2カムと前記
第2係合部が係合する構成としたので、記録手段とキャ
ップが貼りついた場合でも、付勢手段の力に頼らずに貼
りつき状態を解除することができ、それによって、記録
手段とキャップが貼りつきに起因するキャップの開閉動
作エラーを解消して正確なキャップの開閉動作を実現す
ることができ、また、付勢手段の設定力を増大させる必
要がないことから、負荷トルクの増大や部品の変形及び
摩耗の増大を無くすことができるインクジェット記録装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したキャッピング機構を有するイ
ンクジェット記録装置の回復ユニットを示す模式的斜視
図である。
【図2】図1の回復ユニットの内部構造を示す模式的斜
視図である。
【図3】本発明を適用したキャッピング機構の第1実施
例の構成を示す模式的分解斜視図である。
【図4】本発明を適用したキャッピング機構の第1実施
例がキャッピング位置にあるときの状態を示す模式的縦
断面図である。
【図5】図4のキャッピング機構が記録手段に貼りつい
たキャップを剥がすときの状態を示す模式的縦断面図で
ある。
【図6】図4のキャッピング機構がキャップを記録手段
から離隔させた退避位置にある状態を示す模式的縦断面
図である。
【図7】本発明を適用したキャッピング機構の第2実施
例がキャッピング位置にあるときの状態を示す模式的縦
断面図である。
【図8】図7のキャッピング機構が記録手段に貼りつい
たキャップを剥がすときの状態を示す模式的縦断面図で
ある。
【図9】図7のキャッピング機構がキャップを記録手段
から離隔させた退避位置にある状態を示す模式的縦断面
図である。
【図10】本発明を適用したインクジェット記録装置の
一実施例を示す模式的斜視図である。
【図11】図10中の記録手段のインク吐出部の構造を
模式的に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 回復ユニット 2 ベース 2a ガイド溝 2b ガイド溝 3 キャップ 4 ブレード 5 キャリッジロック 6 モータ 10 ワンウエイクラッチギア 11 カム手段(メインカム) 11a 第1カム 11b 第2カム 14 移動手段(キャップレバー) 14a 第1係合部 14b 第2係合部 14e 支軸 20 付勢手段(戻しバネ) 30 キャッピング機構 31 キャップベース 32 キャップ保持部材(キャップホルダ) 35 付勢部材(キャップバネ) 41 キャップ保持部材(キャップホルダ) 41a 第1係合部 41b 第2係合部 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体 101 搬送ローラ 103 プラテン 104 キャリッジ 106 排紙ローラ 110 記録手段(記録ヘッド)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体へインクを吐出して記録を行
    う記録手段を保護するためのキャッピング機構におい
    て、 記録手段の吐出口面に対し接触、離間方向に移動可能な
    キャップと、該キャップの位置を制御するカム手段と、
    前記キャップを前記方向に移動させる移動手段と、前記
    キャップを前記吐出口面から離間する方向に付勢する付
    勢手段と、を有し、 前記カム手段に第1カム及び第2カムを設けるととも
    に、前記移動手段に第1係合部及び第2係合部を設け、
    通常では前記第1カムと前記第1係合部が係合し、前記
    第1カムと前記第1係合部の係合が外れたときに前記第
    2カムと前記第2係合部が係合することを特徴とするキ
    ャッピング機構。
  2. 【請求項2】 記録媒体へインクを吐出して記録を行
    う記録手段を保護するためのキャッピング機構におい
    て、 記録手段の吐出口面に対し接触、離間方向に移動可能な
    キャップと、該キャップの位置を制御するカム手段と、
    前記キャップを前記吐出口面から離間する方向に付勢す
    る付勢手段と、を有し、 前記カム手段に第1カム及び第2カムを設けるととも
    に、前記キャップを保持するキャップ保持部材に第1係
    合部及び第2係合部を設け、 通常では前記第1カムと前記第1係合部が係合し、前記
    第1カムと前記第1係合部の係合が外れたときに前記第
    2カムと前記第2係合部が係合することを特徴とするキ
    ャッピング機構。
  3. 【請求項3】 前記記録手段と前記キャップが貼りつ
    いて、前記付勢手段の付勢力では前記記録手段と前記キ
    ャップが離れなくなったときに、前記第2カムと前記第
    2係合部が係合することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のキャッピング機構。
  4. 【請求項4】 ゴム状弾性材で形成された前記キャッ
    プと、該キャップを保持するキャップ保持部材と、該キ
    ャップ保持部材を揺動可能に支持するキャップベース
    と、前記キャップ保持部材と前記キャップベースの間に
    介在する付勢部材と、を有することを特徴とする請求項
    1に記載のキャッピング機構。
  5. 【請求項5】 前記キャップ保持部材と前記キャップ
    の間に介在する付勢部材を有することを特徴とする請求
    項2に記載のキャッピング機構。
  6. 【請求項6】 記録手段から記録媒体へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、 前記記録手段を保護するためのキャッピング機構を備
    え、 該キャッピング機構は、記録手段の吐出口面に対し接
    触、離間方向に移動可能なキャップと、該キャップの位
    置を制御するカム手段と、前記キャップを前記方向に移
    動させる移動手段と、前記キャップを前記吐出口面から
    離間する方向に付勢する付勢手段と、を有し、 前記カム手段に第1カム及び第2カムを設けるととも
    に、前記移動手段に第1係合部及び第2係合部を設け、
    通常では前記第1カムと前記第1係合部が係合し、前記
    第1カムと前記第1係合部の係合が外れたときに前記第
    2カムと前記第2係合部が係合することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 記録手段から記録媒体へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、 前記記録手段を保護するためのキャッピング機構を備
    え、 該キャッピング機構は、記録手段の吐出口面に対し接
    触、離間方向に移動可能なキャップと、該キャップの位
    置を制御するカム手段と、前記キャップを前記吐出口面
    から離間する方向に付勢する付勢手段と、を有し、 前記カム手段に第1カム及び第2カムを設けるととも
    に、前記キャップを保持するキャップ保持部材に第1係
    合部及び第2係合部を設け、通常では前記第1カムと前
    記第1係合部が係合し、前記第1カムと前記第1係合部
    の係合が外れたときに前記第2カムと前記第2係合部が
    係合することを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段と前記キャップが貼りつ
    いて、前記付勢手段の付勢力では前記記録手段と前記キ
    ャップが離れなくなったときに、前記第2カムと前記第
    2係合部が係合することを特徴とする請求項6又は7に
    記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記キャッピング機構は、ゴム状弾性
    材で形成された前記キャップと、該キャップを保持する
    キャップ保持部材と、該キャップ保持部材を揺動可能に
    支持するキャップベースと、前記キャップ保持部材と前
    記キャップベースの間に介在する付勢部材と、を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録
    装置。
  10. 【請求項10】 前記キャッピング機構は、前記キャ
    ップ保持部材と前記キャップの間に介在する付勢部材を
    有することを特徴とする請求項7に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録手段はインクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項6〜10のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録手段は前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする
    請求項11に記載のインクジェット記録装置。
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