JP2002137277A - 間欠押出装置及び間欠押出方法並びにカテーテルの製造方法 - Google Patents

間欠押出装置及び間欠押出方法並びにカテーテルの製造方法

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JP2002137277A
JP2002137277A JP2000337268A JP2000337268A JP2002137277A JP 2002137277 A JP2002137277 A JP 2002137277A JP 2000337268 A JP2000337268 A JP 2000337268A JP 2000337268 A JP2000337268 A JP 2000337268A JP 2002137277 A JP2002137277 A JP 2002137277A
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Hiroaki Shimazaki
博明 島▲崎▼
Masao Shirato
正夫 白▲土▼
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯線上に樹脂を間欠的に押出被覆するに際し
て良質な被覆が可能な間欠押出装置及び間欠押出方法並
びにこれを用いたカテーテルの製造方法の提供。 【解決手段】 溶融樹脂Bが供給されるクロスヘッド1
のニップル21内に芯線Aを通過させるニップルパイプ
27を設けると共にそのパイプ27をそのニップル21
先端から出没自在に備えておき、被覆時にはこのパイプ
27をニップル21内に収容しておき、被覆停止時にこ
のパイプ27をニップル21先端からダイ22側に突出
させる。これによって、本装置から溶融樹脂が漏れ出す
ことがなくなって芯線A上に対して間欠的な被覆を良好
に施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯線上に樹脂を間
欠的に押出し被覆するための装置及びその間欠押出方法
並びに、この装置及び方法を用いて長さ方向に異種の材
料で構成されるカテーテルの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等の医療分野において利用さ
れているカテーテル(医療用チューブ)としては、その
性質上、生体を傷付けることなくその先端を所望の患部
まで確実に到達させるために、先端部は可とう性に富ん
だ比較的柔らかい樹脂材料で形成され、他の本体部分は
押込みトルク等を確実に伝達するために比較的硬い樹脂
材料で形成されているのが一般的である。
【0003】このように異なる樹脂を組み合わせてなる
従来のカテーテルは、使用時においてその先端部が本体
部分から脱落して生体内に残存したり、あるいは先端部
と本体部分との境界部等に段差や隙間等が生ずる等とい
った不都合を確実に回避するために、その先端部と本体
部分は押出し成形によって一体的に形成されるようにな
っている。
【0004】すなわち、従来のカテーテルの製造方法と
しては、例えば、順次連続して繰り出される芯線上に、
間欠押出装置を用いてカテーテル先端部を構成する樹脂
材料を所定の間隔を隔てて間欠的に押出し被覆した後、
同じ間欠押出装置、あるいは直列に配列された他の間欠
押出装置によってその芯線上の非被覆部にカテーテル本
体部分を構成する他の樹脂材料を間欠的に押出し被覆し
て一本の芯線上にカテーテル先端部と本体部分が交互に
連続したチューブ材を形成し、その後、このチューブ材
から芯線を抜き取ると共にカテーテル先端部と本体部分
がそれぞれペアになるようにこのチューブ材をその長さ
方向に複数に切断することで複数本まとめて得られるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このカテー
テル等の製造に用いられる間欠押出装置は、例えば、図
5に示すように、芯線A上に溶融樹脂Bを被覆するクロ
スヘッド1と、このクロスヘッド1に溶融樹脂Bを供給
する押出機2との間にギアポンプ3を配置したものであ
り、このギアポンプ3の駆動・停止を一定の間隔で繰り
返すことで、図示するようにクロスヘッド1内を通過す
る芯線A上に溶融樹脂Bを間欠的に被覆するようになっ
ている。
【0006】しかしながら、このようにギアポンプ3の
間欠運転だけでは、ギアポンプ3を停止した後、被覆が
完全に切れるまで時間がかかる上に、その時間差も一定
したものでないことから、被覆終端がくっきりとした良
好な被覆を行うことができないといった問題があった。
【0007】すなわち、このギアポンプ3からクロスヘ
ッド1内に押し出された溶融樹脂Bは、図示するよう
に、その先端から芯線Aを連続して繰り出す円錐状のニ
ップル4とその周囲に位置するクロスヘッド本体5及び
ダイ6とによって形成される間隙である樹脂通路Cを介
してニップル4先端へ供給されるようになっているた
め、ギアポンプ3を停止しても樹脂通路C内の残存圧に
よって溶融樹脂Bの一部がそのままニップル4先端へ液
垂れして芯線A上に被覆されてしまい、その被覆の終端
部に対して液垂れした樹脂が付着して終端が不鮮明にな
ってしまうといった欠点があった。
【0008】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その目的は、芯
線上に樹脂を間欠的に押出し被覆するに際して、良質な
被覆を行うことができる新規な間欠押出装置及び間欠押
出方法並びにこれを用いたカテーテルの製造方法を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、請求項1に示すように、溶融樹脂が供給さ
れるクロスヘッド内に、円錐状のニップルと、このニッ
プル周囲に一定の間隙を隔てて位置するダイとを備え、
その間隙から上記溶融樹脂を上記ニップル先端側に流し
てニップル先端から連続して繰り出される芯線上に押出
し被覆するようにした押出装置において、上記ニップル
内に上記芯線を通過させるニップルパイプを設けると共
にそのニップルパイプを上記ダイ側の通過孔を塞ぐよう
にそのニップル先端からダイ側へ出没自在に備えたもの
である。
【0010】そして、請求項3に示すように、このよう
な間欠押出装置を用いて、上記溶融樹脂の被覆時には、
上記ギアポンプを駆動すると同時に上記ニップルパイプ
をニップル内に引き込み、上記溶融樹脂の被覆停止時に
は、上記ギアポンプを停止すると同時に上記ニップルパ
イプを突出させてそのダイ側の通過孔を塞ぐようにする
ことで残存樹脂が漏れ出して液垂れすることがなくな
り、被覆部と非被覆部との境界がくっきりとした良質な
間欠被覆を行うことができる。
【0011】従って、請求項5に示すようにこのような
装置を上記芯線の流れ方向に少なくとも二つ以上配置
し、上流側の押出装置でその芯線上に所定の材料からな
る樹脂を所定の距離に亘って押出し被覆して被覆層を間
欠的に形成した後、下流側の押出装置でその被覆層の樹
脂と異なる組成の樹脂をその被覆層の終端に続けて押出
し被覆し、その後、芯線を抜き取ってからそのチューブ
を長さ方向に切断することで、長さ方向に特性の異なる
2種以上の樹脂からなる良質なカテーテルを容易に製造
することができる。
【0012】また、請求項2及び4に示すように、さら
に上記ダイをニップルに対して近接離間自在とし、被覆
時にはこのダイをニップル側に接近させておき、被覆停
止時には上記ニップルパイプの突出と同時にこのダイを
ニップルから離間移動させてクロスヘッド内の溶融樹脂
圧を瞬時に開放するようにすれば、後述するようにニッ
プルパイプをよりスムーズに突出することができると共
に良好な間欠被覆を達成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
【0014】先ず、図1は本発明に係る間欠押出装置の
実施の一形態を示したものである。
【0015】図示するように、この間欠押出装置は、芯
線A上に溶融樹脂Bを押出し被覆するクロスヘッド1
と、このクロスヘッド1に溶融樹脂Bを供給する押出機
2と、この押出機2とクロスヘッド1間に位置するギア
ポンプ3と、このクロスヘッド1側に取り付けられたパ
イプ出没機構7とから主に構成されている。
【0016】この押出機2は従来と同様、筒状をした押
出機本体8内にスクリュー9を回転自在に収容したもの
であり、このスクリュー9をモータ10によってベルト
11及び減速機12を介して所定の速度で回転させるこ
とで固形状の樹脂材料を混練加熱して溶融樹脂Bを形成
すると共に、その溶融樹脂Bをその先端部から連結管1
3を介してギアポンプ3側に押し出すようになってい
る。
【0017】ギアポンプ3は、溶融樹脂Bの流路14を
有するポンプケーシング15内に、この流路14を挟ん
で一対のギア16,16を噛み合わせて収容したもので
あり、このギア16,16を図示しないモータによって
駆動・停止することで押出機2側から供給される溶融樹
脂Bを連結管17を介して間欠的にクロスヘッド1側に
供給するようになっている。尚、このギアポンプ3と上
記押出機2間を連結する連結管13には、樹脂圧計18
が設けられており、ギアポンプ3の駆動・停止に応じて
押出機2からの押出圧が常に一定になるようにモータ1
0の回転数を制御するようになっている。
【0018】クロスヘッド1は、両端が開口した筒状の
クロスヘッド本体5と、このクロスヘッド本体5内に位
置し、先端が円錐状をしたスリーブ状のニップルアダプ
ター20及びこのニップルアダプター20の先端に取り
付けられたニップル21と、これらニップルアダプター
20及びニップル21の先端側に一定の間隔を隔てて位
置するダイ21とから主に構成されている。
【0019】このニップルアダプター20は、取付フラ
ンジ23を備えたスリーブ24によってクロスヘッド本
体5内の略軸心部に位置するように固定されており、図
示しない芯線繰出し装置等から繰り出される芯線Aを通
過させ、その先端のニップル21から連続して繰り出す
ようになっている。
【0020】ダイ22は、このニップルアダプター20
及びニップル21の先端周囲を円錐状に囲繞するように
形成されており、ニップルアダプター20及びニップル
21の周囲に円錐状の間隙である溶融樹脂通路Cを区画
形成すると共にその中央部に通過孔26を有し、ニップ
ル21の先端からでた芯線Aをその通過孔26からその
まま通過させながら芯線A上に樹脂を被覆するようにな
っている。尚、このダイ22は、ダイ押えナット25に
よってクロスヘッド本体5側に着脱自在に取り付けられ
るようになっている。また、このクロスヘッド本体5の
周囲には電気ヒータHが巻き付けられており、このクロ
スヘッド本体5を所定の温度に加熱して内部での溶融樹
脂Bの冷却固化を防止するようになっている。
【0021】一方、パイプ出没機構7は、上記芯線Aを
通過させると共にニップル21内に挿脱自在に備えられ
たニップルパイプ27と、このニップルパイプ27をニ
ップル21先端から出没するアクチュエータ28とから
構成されている。
【0022】このニップルパイプ27は、その外径がダ
イ22の通過孔26の内径と略同じ径の金属パイプから
なっており、このニップルパイプ27の送り出し方向先
端をアクチュエータ28によってニップル21の先端か
ら突出させてダイ22の通過孔26内に嵌め込むことで
芯線Aの周囲、すなわち間隙Cが完全に塞がれるように
なっている。尚、このアクチュエータ28としては、本
実施の形態にあっては、ブラケット29によって芯線A
と平行に位置するネジロッド30と、このネジロッド3
0を回転駆動するモーター31と、一端(上端)がこの
ボールネジ30に螺合し、他端(下端)が上記パイプ2
7側に連結された連結アーム32とからなっており、こ
のボールネジ30をモーター31で回転させ、連結アー
ム32をネジロッド30に沿って移動させることでパイ
プ27をニップル21の先端から出没操作させるように
なっている。
【0023】次に、以上のような構成をした間欠押出装
置を用いて本発明に係る間欠押出方法の一例を説明す
る。
【0024】先ず、芯線Aに対する溶融樹脂Bの被覆時
には、図2に示すように、パイプ出没機構7によってニ
ップルパイプ27をニップル21内に引き込んだ状態と
してからギアポンプ3を駆動する。すると、樹脂通路C
内に流れ込んだ溶融樹脂Bは、この樹脂通路C内を通過
してニップル21の先端に流れ、その先端から繰り出さ
れる芯線A上に達し、その表面に付着した後、ダイ22
に形成された通過孔26の径によって一定の厚さに被覆
される。
【0025】次に、このようにして、芯線A上に所定の
長さに亘って溶融樹脂Bを被覆した後、その被覆を停止
する時には、ギアポンプ3を停止すると同時に図3に示
すように、パイプ出没機構7によってニップルパイプ2
7を芯線Aの送り出し速度と略同じ速度で突出させてそ
の先端をダイ22に形成された通過孔26内に嵌め込
む。すると、このニップルパイプ27によって芯線Aへ
の樹脂Bの付着が防止されると共に、その通過孔26内
が完全に塞がれた状態となる。
【0026】これによって、樹脂通路C内に残存圧があ
ったとしてもその残存圧の逃げ場が略完全に塞がれて芯
線Aに対する溶融樹脂Bの供給が瞬時に途切れるため、
従来のようにギアポンプ3停止直後に樹脂通路Cから溶
融樹脂Aが漏れ出すようなことがなくなり、その終端、
すなわち被覆部と非被覆部との境界がくっきりとした良
質な被覆を達成することができる。
【0027】その後、このような操作をギアポンプ3と
連動させて一定の時間毎に繰り返すことで、1本の芯線
上に良質な被覆を一定の距離毎に間欠的に被覆形成する
ことが可能となる。
【0028】そして、このような本発明装置の下流側に
さらに従来の間欠押出装置を1本の芯線Aに対して2台
以上直列に配置すると共に、その間に被覆部の外径を測
定する外径測定器(図示せず)等を設けておき、先ず、
上流側の間欠押出装置によって上述した間欠押出方法に
より、芯線A上に任意の材料からなる樹脂を任意の間隔
で間欠的に被覆した後、その被覆部終端を外径測定器に
よって検知し、線速等からタイミングをはかり、次に下
流側の間欠押出装置によってその被覆部終端に他の材料
からなる樹脂を続けて被覆することで、その長手方向に
異種の樹脂を連続的に被覆することが可能となる。
【0029】従って、この樹脂材料を任意に組み合わせ
て長手方向に成分の異なる樹脂からなるチューブを成形
した後、その境界で複数本に切断すれば、前述したよう
な、先端部と本体部とが異なる樹脂からなる高品質のカ
テーテルを容易に製造することが可能となる。
【0030】尚、本実施の形態では、パイプ27を出没
操作するアクチュエータ28として、ネジロッド30や
モーター31等からなるものを用いたが、その他、油圧
シリンダ或いはエアシリンダ等を代用しても良い。
【0031】次に、図4は本発明に係る間欠押出装置の
他の実施の形態を示したものであり、上記ニップルパイ
プ27の出没をよりスムーズに行うことを可能とすると
共に、より良好な間欠被覆を図るようにしたものであ
る。
【0032】すなわち、本実施の形態にあっては図示す
るようにニップル21の先端部分を囲繞するダイ22を
そのニップル21に対して近接離間自在(スライド自
在)に設けると共に、パイプ出没機構7の反対側にその
ダイ22を移動させるためにダイ移動機構33をさらに
付設したものであり、被覆時には、このダイ移動機構3
3によってダイ22をニップル21側に接近させた状態
で行い、非被覆時にはこのダイ22をニップル21から
離した状態、より詳しくはダイ22の動きをフリーにし
た状態とすることでニップルパイプ27の出没がよりス
ムーズに行われると共に、良好な間欠被覆を可能とした
ものである。
【0033】つまり、このダイ22及びニップル21が
相互に固定されていると、溶融樹脂Bの種類によっては
ギアポンプ3を停止した直後にはこの樹脂通路C内にか
なりの残存圧が発生するため、この状態でニップルパイ
プ27を押し出すにはこの残存圧に抗するべくかなりの
大きな力を要し、スムーズな突出が困難となる場合が考
えられる。しかも、この樹脂通路C内に残存圧が発生し
ている状態で再開すると、再開直後、より詳しくはニッ
プルパイプ27を引き戻した瞬間にその残存圧によって
樹脂通路C内の溶融樹脂Bが一気に吹き出して芯線A上
の押出被覆厚さが局所的に厚くなって製品不良を招くこ
とも考えられる。
【0034】そのため、本実施の形態では、さらにこの
ダイ22をニップル21に対して近接移動自在にし、被
覆時にはその動きを規制、すなわち所定容積の樹脂通路
Cを確保すべくニップル21に接近させ、停止時にはそ
の規制を解除、すなわちニップル21に対して離間自在
とすることで樹脂通路C内の残存圧を効果的に開放でき
るようにしたものである。
【0035】これによって、ニップルパイプ27をスム
ーズに押し出すことができると共に被覆再開時に樹脂通
路C内の溶融樹脂Bが一気に吹き出すといった不都合が
効果的に回避され、良好な間欠被覆を行うことができ
る。
【0036】尚、このダイ移動機構33は、ダイ22を
ニップル21に対して近接離間移動させる機能を有する
ものであればその構成は特に限定されるものではなく、
例えば、図4に示すようにダイ22の近傍に位置する押
出アーム34をクロスヘッド本体5側に取り付けられた
ブラケット35にスライド自在に設け、この押出アーム
34を同じくブラケット35に設けられた油圧シリンダ
36でダイ22側に押し出すようにすれば、容易かつ確
実にダイ22の近接移動を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ニップル
内に、芯線を通過させるニップルパイプをその先端から
出没自在に備えたため、被覆と非被覆との境界がはっき
りした良質の間欠被覆を行うことが可能となる。これに
よって、長手方向に異種の材料を連続かつ確実に被覆す
ることができるため、高品質のカテーテルを容易に製造
することができる等といった優れた効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間欠押出装置の実施の一形態を示
す断面図である。
【図2】芯線への樹脂被覆時におけるニップルパイプの
位置を示すクロスヘッド部分の断面図である。
【図3】芯線への樹脂被覆停止時におけるニップルパイ
プの位置を示すクロスヘッド部分の断面図である。
【図4】本発明に係る間欠押出装置の他の実施の一形態
を示す断面図である。
【図5】従来の間欠押出装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クロスヘッド 2 押出機 3 ギアポンプ 7 パイプ出没機構 21 ニップル 22 ダイ 27 ニップルパイプ 33 ダイ移動機構 A 芯線 B 溶融樹脂 C 樹脂通路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:00 B29L 31:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂が供給されるクロスヘッド内
    に、円錐状のニップルと、このニップル周囲に一定の間
    隙を隔てて位置するダイとを備え、その間隙から上記溶
    融樹脂を上記ニップル先端側に流してニップル先端から
    連続して繰り出される芯線上に押出し被覆するようにし
    た押出装置において、上記ニップル内に上記芯線を通過
    させるニップルパイプを設けると共にそのニップルパイ
    プを上記ダイ側の通過孔を塞ぐようにそのニップル先端
    からダイ側へ出没自在に備えたことを特徴とする間欠押
    出装置。
  2. 【請求項2】 上記ダイがニップルに対して近接離間自
    在となっていることを特徴とする請求項1に記載の間欠
    押出装置。
  3. 【請求項3】 ギアポンプの駆動・停止によって溶融樹
    脂が間欠的に供給されるクロスヘッド内に、円錐状のニ
    ップルと、このニップル周囲に一定の間隙を隔てて位置
    するダイとを備え、その間隙から上記溶融樹脂を上記ニ
    ップル先端側に流してニップル先端から連続して繰り出
    される芯線上に間欠的に押出し被覆するようにした間欠
    押出方法において、上記ニップル内に上記芯線を通過さ
    せるニップルパイプをそのニップル先端からダイ側へ出
    没自在に備え、上記溶融樹脂の被覆時には、上記ギアポ
    ンプを駆動すると同時に上記ニップルパイプをニップル
    内に引き込み、上記溶融樹脂の被覆停止時には、上記ギ
    アポンプを停止すると同時に上記ニップルパイプを上記
    ダイ側へ突出させてその通過孔を塞ぐようにしたことを
    特徴とする間欠押出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の間欠押出方法におい
    て、上記ダイをさらにニップルに対して近接離間移動自
    在とし、被覆時にはこのダイをニップル側に接近させて
    おき、被覆停止時には上記ニップルパイプの突出と同時
    にこのダイをニップルから離間移動させてクロスヘッド
    内の溶融樹脂圧を瞬時に開放するようにしたことを特徴
    とする間欠押出方法。
  5. 【請求項5】 長さ方向に異種の樹脂材料で構成された
    カテーテルの製造方法において、上記請求項1又は2に
    記載の間欠押出装置を上記芯線の送り出し方向に少なく
    とも二つ以上配置し、送り出し方向上流側の間欠押出装
    置でその芯線上に所定の樹脂材料からなる樹脂を所定の
    長さに亘って押出し被覆して被覆層を間欠的に形成した
    後、その下流側の間欠押出装置でその被覆層の樹脂と異
    なる組成の樹脂をその被覆層の終端に続けて押出し被覆
    し、その後、芯線を抜き取ってからそのチューブを長さ
    方向に複数に切断するようにしたことを特徴とするカテ
    ーテルの製造方法。
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