JP2002344802A - カメラ及びそのモード切換方法 - Google Patents

カメラ及びそのモード切換方法

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JP2002344802A JP2001150776A JP2001150776A JP2002344802A JP 2002344802 A JP2002344802 A JP 2002344802A JP 2001150776 A JP2001150776 A JP 2001150776A JP 2001150776 A JP2001150776 A JP 2001150776A JP 2002344802 A JP2002344802 A JP 2002344802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズバリアの開閉状態に応じて適切な動作モ
ードが自動的に選択されるカメラ及びそのモード切換方
法を提供する。 【解決手段】レンズバリア11を有するデジタルカメラ
において、レンズバリア11の開閉状態を検出する開閉
センサ13を設け、USB接続時の立ち上げ時にレンズ
バリア11の状態を検出し、閉状態であればストレージ
モード(カードリーダとして機能するモード)、開状態
であればPCカメラモード(撮像中の映像信号をパソコ
ン等の機器に送出するモード)に自動切換する。また、
モードダイヤル50について、ムービー(動画)モード
とボイスレコーダモードの選択ポジションを同一にし、
レンズバリア11が閉状態ならばボイスレコーダモー
ド、開状態であればムービーモードに遷移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特
に、撮影レンズを保護するためのレンズバリアを有する
カメラの動作制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラの分野では、USBイン
ターフェースを利用してカメラとパソコン(PC)を接
続し、カメラからパソコン側に画像データを転送する技
術が広く知られている。USB接続時のカメラの通信動
作モードとしては、カメラ内の記録メディアをパソコン
から読み書きできるカードリーダとしての機能(ストレ
ージモード)と、パソコンに接続した状態で撮影を行
い、その撮影映像をパソコン側に送出する画像取り込み
装置としての機能(PCカメラモード)とがあり、US
B接続時のカメラ状態をメニュー画面等によって選択的
に切り換えることができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラでは、USB接続時のカメラ状態を切り換えるた
めには、まず、カメラを立ち上げて、メニューを開き、
そのメニュー画面から所望のモードを選択するという操
作手順を踏む必要があり、操作が煩雑であった。また、
手動式のレンズバリアを具備するカメラの場合、レンズ
バリアが閉じられている状態では、仮に、PCカメラモ
ードに設定されていても、映像を取り込むことができ
ず、出力される映像も無画像(黒画面)であり、レンズ
バリアが閉じられていることをパソコン側に知らしめる
必要がある。その方法としては、例えば、バリアが閉ま
っているという状態をパソコン側に通知する態様や、バ
リアが閉まっている状態を表す画像を転送する等の態様
がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、レンズバリアの開閉状態に応じて適切な動作モ
ードが自動的に選択されるカメラ及びそのモード切換方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載のカメラは、撮影レンズの前方を覆
う閉位置と、前記撮影レンズの前方を開放する開位置と
の間を移動可能なレンズバリアと、前記レンズバリアの
開閉状態を検出する開閉検出手段と、パソコン等の外部
機器との間でデータの受け渡しを行うための通信手段
と、前記開閉検出手段の検出結果に基づいて前記通信手
段による通信動作時の動作モードを自動的に切り換える
モード切換制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0006】本発明によれば、パソコン等の外部機器と
カメラを通信インターフェースによって通信可能に接続
し、両者間で画像情報等の各種データを転送することが
できる。カメラは外部機器と通信を行う場合の動作モー
ドとして、通信接続中に撮影を実施しない通信動作モー
ドと、通信接続中に撮影を実施する通信動作モードとを
有している。レンズバリアが閉じているときは撮影でき
ず、撮影時には必ずレンズバリアが開かれることから、
レンズバリアが閉状態ならば、撮影を伴わない通信動作
モードに設定し、レンズバリアが開状態であれば、撮影
を伴う通信動作モードに設定するように、通信動作モー
ドを自動的に切り換える制御を行う。
【0007】例えば、通信手段としてUSBインターフ
ェースを適用し、レンズバリアが閉状態のときには、カ
メラ内の記録メディアをパソコン(PC)等がストレー
ジデバイスとして認識して記録メディアを読み書きでき
るマスストレージクラスモード(以下、ストレージモー
ドという。)に設定する一方、レンズバリアが開状態の
時にはカメラで撮影した映像をリアルタイムで外部機器
側に送出するPCカメラモードに設定するという態様が
ある。
【0008】本発明によれば、レンズバリアの状態検出
に基づいて通信動作モードの設定を自動化したので、ユ
ーザ操作を簡略化できる。
【0009】請求項2に示した態様に係るカメラは、前
記撮影レンズを介して入射する光学像を電気信号に変換
する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記録媒
体に記録する記録手段と、を備えたデジタルカメラであ
って、該デジタルカメラは、前記通信手段による通信動
作モードとして、通信接続中に撮影を実施することなく
前記外部機器側から前記記録媒体を読み書きし得る第1
の通信動作モードと、通信接続中に撮影を実施してその
画像データを前記外部機器側に送出する第2の通信動作
モードとを有し、前記モード切換制御手段は、前記レン
ズバリアが閉状態の場合は前記第1の通信動作モードに
設定する一方、前記レンズバリアが開状態の場合は前記
第2の通信動作モードに設定することを特徴としてい
る。
【0010】請求項3に記載のカメラは、撮影レンズの
前方を覆う閉位置と、前記撮影レンズの前方を開放する
開位置との間を移動可能なレンズバリアと、前記レンズ
バリアの開閉状態を検出する開閉検出手段と、撮影動作
を伴わずに、外部から入力される音声や文字などの情報
(以下、撮影外情報という。)を記録媒体に記録する撮
影外情報記録手段と、前記開閉検出手段の検出結果に基
づき、前記レンズバリアが開状態の場合には撮影を実施
し得る第1のカメラ動作モードに設定する一方、前記レ
ンズバリアが閉状態の場合には前記撮影外情報記録手段
による記録動作を実施し得る第2のカメラ動作モードに
設定するようにカメラ動作モードを自動的に切り換える
モード切換制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0011】本発明のカメラは、撮影機能の他に、音声
記録或いは文字情報記録など撮影画像以外の情報(撮影
外情報)を記録する機能が追加された多機能カメラであ
り、レンズバリアの開閉に応じて記録モードを自動的に
切り換えている。これにより、ユーザによるモード選択
の操作を簡略化できる。
【0012】本発明の一態様として、請求項4に記載の
カメラは、前記撮影レンズを介して入射する光学像を電
気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した
画像を前記記録媒体又は他の記録媒体に記録する記録手
段と、音声を電気信号に変換して取り込む音声入力手段
と、を備えたデジタルカメラであって、該デジタルカメ
ラは、前記撮像手段で撮像した画像を前記音声入力手段
から取得される音声とともに動画として記録する前記第
1のカメラ動作モードとしてのムービーモードと、前記
音声入力手段から取得される音声を記録する前記第2の
カメラ動作モードとしてのボイスレコーダモードとを有
し、前記レンズバリアの開閉状態に応じて前記ムービー
モード又は前記ボイスレコーダモードのモード切り換え
が行われることを特徴としている。
【0013】また、他の態様として、請求項5に記載の
カメラは、ユーザ操作に応じてカメラ動作モードを切り
換え可能なモード切換操作手段を有し、前記モード切換
操作手段における選択ポジションとして前記第1のカメ
ラ動作モードと前記第2のカメラ動作モードとは共通の
ポジションが割り当てられており、前記モード切換操作
手段によって当該共通のポジションが選択された場合
に、前記モード切換制御手段によってカメラ動作モード
が決定されることを特徴としている。
【0014】かかる態様によれば、モード切換操作手段
の選択ポジションを増やすことなく、同一のポジション
を利用してレンズバリアの状態に応じてモードを切り換
えることができる。
【0015】請求項6乃至8に記載の発明は、前記目的
を達成するための方法発明を提供するものである。すな
わち、請求項6に係るカメラのモード切換方法は、撮影
レンズの前方を覆う閉位置と、前記撮影レンズの前方を
開放する開位置との間を移動可能なレンズバリアの開閉
状態を把握し、パソコン等の外部機器との間でデータの
受け渡しを行う通信動作時の動作モードを前記把握した
レンズバリアの開閉状態に応じて切り換えることを特徴
としている。
【0016】この場合、請求項7に示したように、前記
通信動作時の動作モードとして、通信接続中に撮影を実
施しない第1の通信動作モードと、通信接続中に撮影を
実施する第2の通信動作モードとを用意し、前記レンズ
バリアが閉状態のときには前記第1の通信動作モードに
設定する一方、前記レンズバリアが開状態のときには前
記第2の通信動作モードに設定する態様がある。
【0017】請求項8に係るカメラのモード切換方法
は、撮影レンズの前方を覆う閉位置と、前記撮影レンズ
の前方を開放する開位置との間を移動可能なレンズバリ
アの開閉状態を把握し、前記レンズバリアが開状態の場
合には撮影を実施し得る第1のカメラ動作モードに設定
する一方、前記レンズバリアが閉状態の場合には、撮影
動作を伴わずに、外部から入力される音声や文字などの
情報を記録する第2のカメラ動作モードに設定するよう
に、前記レンズバリアの開閉状態に応じてカメラ動作モ
ードを切り換えることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラ及びそのモード切換方法の好ましい実施の形態
について説明する。図1は本発明の実施形態に係るデジ
タルカメラの外観斜視図、図2はレンズバリアを開けた
状態の正面図、図3は背面図である。これらの図面に示
したように、カメラ10の前面には、手動で開閉させる
レンズバリア11が設けられている。レンズバリア11
を閉じた状態では、ファインダー窓14、ストロボ発光
部16、ストロボ調光センサ18、マイク19及びセル
フタイマーランプ20が露呈し、撮影レンズ12はレン
ズバリア11によって覆われるようになっている(図2
参照)。
【0019】図1に示したように、カメラ上面には、電
源スイッチ22、シャッターボタン24及びストロボ撮
影のモードを切り換えるためのストロボボタン26が配
設されている。グリップ部27となるカメラ側面と反対
側の側面には、スピーカ28、音声/映像出力端子(ラ
インout 端子)30、音声出力端子を含むリモコン端子
31、デジタル(USB)端子32及び電源入力端子3
3が設けられている。
【0020】電源スイッチ22は、モード設定スイッチ
としての役割を兼ねており、図1上でツマミを右方向
(オーディオモード位置)に移動する時にはロックさ
れ、ツマミを左方向に移動する時にはロックされないス
ライドスイッチで構成される。ツマミを左方向に移動さ
せる毎に「カメラモード」とカメラ内電源をOFFにす
る「OFFモード」とが交互に設定される。
【0021】リモコン端子31にはヘッドホン(イヤホ
ン)35付きのリモコン36を接続することができる。
リモコン36は、再生/停止ボタン37、送り/戻しボ
タン38、音量調整ボタン39などのスイッチ部とLC
Dパネル40を有し、これらスイッチ部が操作される
と、操作に応じた指令信号がカメラ10に送られ、指示
に対応する処理が行われる。
【0022】シャッターボタン24は2段階式に構成さ
れ、シャッターボタン24を軽く押して止める「半押し
(S1 =ON)」の状態で自動ピント合わせ(AF)及
び自動露出制御(AE)が作動してAFとAEをロック
し、「半押し」から更に押し込む「全押し(S2=O
N)」の状態で撮影が実行される。シャッターボタン2
4は、静止画の記録開始の指示を与える手段であるとと
もに、動画の録画ボタン(録画スタート/ストップボタ
ン)及びボイスレコーダモード下での録音ボタン(録音
スタート/ストップボタン)として兼用される。
【0023】カメラ底面には、メモリカード(図1中不
図示、図4中符号72として記載)のスロットカバーを
兼ねた電池カバー42が設けられており、電池カバー4
2の奥には図示せぬカードスロット及び電池収納室が形
成されている。
【0024】図2に示したように、レンズバリア11を
図の左方向にスライドさせて、バリアを開状態にする
と、沈胴式の撮影レンズ12が露呈する。なお、レンズ
バリア11には、滑り止め(指掛かり)用の凸部11A
が形成されている。
【0025】図3に示したように、カメラ背面には、フ
ァインダー48、モードダイヤル50、十字ボタン5
2、メニュー/実行キー58、キャンセル/戻るキー6
0、表示キー62及び液晶モニタ64等が設けられてい
る。モードダイヤル50は、カメラの機能(モード)を
変更する手段であり、モードダイヤル50を回動操作す
ることにより、スチル撮影を行う撮影モード、撮影した
画像を再生する再生モード、音声付き動画撮影を行うム
ービーモード又は画像無しの音声記録を行うボイスレコ
ーダモードに設定できる。ムービーモードとボイスレコ
ーダモードの選択ポジションは共通しており、レンズバ
リア11の開閉状態に応じてムービーモード又はボイス
レコーダモードに自動設定される。
【0026】十字ボタン52は、左、右、上、下の4方
向の指示を入力可能な多機能操作部であり、左キー及び
右キーは、それぞれ再生モード時に1コマ逆送りボタ
ン、1コマ順送りボタンとして機能し、上キー及び下キ
ー56は、再生ズーム機能や撮影時の電子ズーム機能に
おける倍率調整用のズームキーとして用いられる。
【0027】また、十字ボタン52は、メニュー/実行
キー58の押下によって表示されるメニュー画面からメ
ニュー項目を選択したり、各メニューにおける各種設定
項目の選択を指示する操作ボタンとして機能する。メニ
ュー/実行キー58は、各モードの通常画面からメニュ
ー画面へ遷移させる時、或いは、選択内容の確定、処理
の実行(確認)指示の時などに使用される。キャンセル
/戻るキー60は、メニューから選んだ項目の取消(キ
ャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用され
る。表示キー62は、液晶モニタ64をON/OFF操
作したり、再生方法や再生中のコマ番号等の表示/非表
示を切り換えるための操作手段である。
【0028】液晶モニタ64は、撮影時に画角確認用の
電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した
画像のプレビュー画やカメラ10に装填されたメモリカ
ード72から読み出した再生画像等を表示することがで
きる。また、十字ボタン52を使用したメニューの選択
や各メニューにおける各種設定項目の設定も液晶モニタ
64の表示画面を用いて行われる。更に、液晶モニタ6
4には、撮影可能コマ数(動画については撮影可能時
間)や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マク
ロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数
表示等の情報も表示される。
【0029】図4は、カメラ10の内部構成を示したブ
ロック図である。同図において、中央処理装置(CP
U)70は、本カメラシステムを統括制御する制御部で
ある。CPU70は、電源スイッチ22、モードダイヤ
ル50、シャッターボタン24、その他の操作部61及
びリモコン端子31に接続されるリモコン36(図4中
不図示)等からの指示信号の入力に基づいてカメラ10
内の各回路の動作を制御する。操作部61は、前述した
十字ボタン52、メニュー/実行キー58、キャンセル
/戻るキー60、表示キー62などの入力操作手段を含
むブロックである。
【0030】ROM81にはCPU70が処理するプロ
グラム及び制御に必要な各種データ等が格納されてい
る。RAM83は画像処理領域の他、CPU70が各種
の演算処理等を行う作業用領域を有している。カメラ1
0の電源は、電池65又は電源入力端子33に接続され
る図示せぬACパワーアダプター等の外部電源を用いる
ことができる。電池65等から供給される電力は、DC
/DCコンバータを含む電源回路66によって所要の電
圧に変換され、各回路ブロックに電源が供給される。
【0031】カメラ10には、レンズバリア11の開閉
状態を検出する検出スイッチ(以下、「開閉センサ」と
いう。)13が設けられ、該開閉センサ13の検出信号
はCPU70に送られる。撮影レンズ12は、1枚又は
複数枚のレンズで構成され、単焦点レンズでもよいし、
ズームレンズ等の焦点距離可変のものでもよい。撮影レ
ンズ12を通過した光は、図示せぬ絞りによって光量が
調節された後、CCDイメージセンサ(以下、CCDと
いう。)74に入射する。CCD74の受光面には、多
数のフォトセンサが平面的に配列されており、撮影レン
ズ12を介してCCD74の受光面に結像された被写体
像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信
号電荷に変換される。なお、CCD74は、シャッター
ゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電
荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆ
る電子シャッター機能を有している。
【0032】このようにして蓄積された信号電荷は、そ
の信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。
CCD74から順次読み出された電圧信号は、相関二重
サンプリング回路(CDS回路)76に加えられ、ここ
で各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールド
されるともに増幅され、A/D変換器78に加えられ
る。A/D変換器78は、CDS回路76から順次加え
られるR、G、B信号をデジタル信号に変換して画像信
号処理回路80に出力する。
【0033】画像信号処理回路80は、A/D変換器7
8から加えられる点順次のR、G、B信号を同時式に変
換する同時化処理、ホワイトバランス調整、ガンマ補
正、輝度/色差信号処理(YC処理)等の所定の画像処
理を行う。画像信号処理回路80で処理された画像デー
タはRAM83に格納される。撮影画像を表示出力する
場合、RAM83から画像データが読み出され、このデ
ータが内部バス71を介して画像再生処理回路86に転
送される。
【0034】画像再生処理回路86に送られたデータ
は、画像再生処理回路86及びビデオエンコード回路8
8を介して表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC
方式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニ
タ64に出力されるとともに、音声/映像出力端子30
に出力される。CCD74から出力される画像信号によ
ってRAM83内の画像データが定期的に書き換えら
れ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニ
タ64に供給されることにより、CCD74を介して入
力する画像がリアルタイムに液晶モニタ64に表示され
る。撮影者は、液晶モニタ64に映し出される画像(ス
ルー画)、或いはファインダー48によって撮影画角を
確認できる。
【0035】モードダイヤル50により撮影モードが設
定され、シャッターボタン24が押されると(S2=O
N)、撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられ
る。CPU70は、この指示信号の受入に呼応して、記
録用の画像データの取り込みを開始する。なお、CPU
70は、撮影動作に先立ち、シャッターボタン24の半
押し(S1 =ON)に応動して自動焦点調節(AF)制
御及び自動露出(AE)制御を行う。すなわち、CPU
70はCCD74から得られる画像データに基づいて焦
点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算
結果に基づいてレンズ駆動用モータ45のドライバ46
を制御し、撮影レンズ12を合焦位置に移動させる一
方、図示せぬアイリス駆動部を制御して絞りを適正絞り
値に設定するとともにCCD74の電荷蓄積時間を制御
する。また、CPU70は、必要に応じてストロボ発光
制御を行う。
【0036】シャッターボタン24の全押しに応動して
取り込まれた画像データは、YC処理その他の所定の信
号処理を経てRAM83に格納される。CPU70は圧
縮伸長処理回路82にコマンドを送り、これにより圧縮
伸長処理回路82は、RAM83上に取り込まれた画像
データ(輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb)を所定の
フォーマット(例えば、JPEG方式) に従って圧縮する。
圧縮されたデータは、メディアコントロール回路84を
介してメモリカード72に記録される。
【0037】本例のカメラ10では、画像データを保存
する手段として、例えばスマートメディア(Solid-Stat
e Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形
態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッ
シュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁
気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる
方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることが
できる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインタ
ーフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを
問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。リ
ムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された
記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0038】電源スイッチ22によってカメラモードが
設定され、モードダイヤル50によってムービー/ボイ
スレコーダモードが選択された場合、CPU70は、開
閉センサ13からの検出信号に基づいて、ムービーモー
ド又はボイスレコーダモードの何れか一方のモードに自
動設定する。すなわち、レンズバリア11が開状態であ
るときは、撮影を目的としていると判断できるためムー
ビーモードが選択される。他方、レンズバリア11が閉
状態であるときは、画像の取り込みはできないが音声の
記録は可能であるため、ボイスレコーダモードが選択さ
れる。
【0039】カメラ10がムービーモードに設定される
と、音声付きの動画記録が可能となる。シャッターボタ
ン24の押下(S2 =ON)によって録画動作がスター
トし、もう一度シャッターボタン24を押下(S1 =O
N)すると録画動作が停止する。シャッターボタン24
を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除に
より録画を停止するようにしてもよい。動画データは、
例えば、モーションJPEG形式によってメモリカード
72に記録される。
【0040】カメラ10がボイスレコーダモードに設定
されると音声記録が可能となる。シャッターボタン24
の全押し(S2 =ON)で録音を開始し、その後シャッ
ターボタン30の半押し(S1 =ON)で録音を停止す
る。これにより、シャッターボタン30の操作音が記録
されないようになっている。マイク19を介して入力さ
れた音声情報は、音声処理回路90に入力される。音声
処理回路90は、入力した音声信号をデジタル信号に変
換するとともに、所定のファイル形式(例えば、WAVE形
式) に変換する。こうして得られた音声データは、メデ
ィアコントロール回路84を介してメモリカード72に
記録される。
【0041】電源スイッチ22によってカメラモードが
設定され、モードダイヤル50によって再生モードが選
択されると、メモリカード72に記録されている最終コ
マのファイルがメディアコントロール回路84を介して
読み出される。最終コマのファイルが静止画ファイルの
場合、この読み出された画像ファイルの圧縮データは、
圧縮伸長処理回路82を介して非圧縮のYC信号に伸長
される。
【0042】伸長されたYC信号は、画像再生処理回路
86及びビデオエンコード回路88を介して表示用の信
号に変換され、液晶モニタ64に出力されるとともに、
音声/映像出力端子30に出力される。これにより、液
晶モニタ64にはメモリカード72に記録されている最
終コマのコマ画像が表示され、また、音声/映像出力端
子30にテレビ受像機(不図示)が接続されている場合
には、テレビ受像機に最終コマのコマ画像が表示され
る。
【0043】その後、十字ボタン52の右キーが押され
ると、順方向にコマ送りされ、左キーが押されると、逆
方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位
置の画像ファイルがメモリカード72から読み出され、
上記と同様にしてコマ画像が液晶モニタ64に再生され
る。最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向
にコマ送りされると、メモリカード72に記録されてい
る第1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目の
コマ画像が液晶モニタ64やテレビ受像機その他の画像
表示装置に再生される。
【0044】再生対象ファイルが動画ファイルの場合に
は、動画の先頭コマが代表画像として表示され、動画再
生開始の指示を受け付ける画面になる。また、再生対象
ファイルが音声ファイル(ボイスレコーダモードで録音
した音声ファイル)の場合には、液晶モニタ64上に音
声ファイルであることを示す所定の図像(例えば、マイ
クがデザインされたビットマップ背景絵)が表示され、
音声再生開始の指示を受け付ける画面になる。音声再生
開始の指示を入力すると、メモリカード72から音声フ
ァイルが読み出され、音声処理回路90により音声信号
に変換された後、スピーカ28又はリモコン端子31に
接続されるヘッドホン35を介して音声として出力され
る。
【0045】カメラ10のオーディオ再生機能は、メモ
リカード72に記録されているMP3(MPEG-1 Audio L
ayer-III)フォーマットなどの音楽ファイルを再生する
機能である。音楽ファイルは、パソコンや音楽配信端末
等から直接、又はUSB端子32を介してメモリカード
72内にダウンロードされているものとする。
【0046】電源スイッチ22によってオーディオモー
ドが設定され、リモコン端子31にヘッドホン35付き
のリモコン36が接続されていると、カメラ内電源がO
Nとなり、オーディオ再生が可能となる。カメラ10が
オーディオモードに設定された状態でリモコン36の再
生ボタン37が押されると、メディアコントロール回路
84を介してメモリカード72から音楽ファイルが読み
出される。
【0047】メモリカード72から読み出された音楽フ
ァイルの圧縮データは、圧縮伸長処理回路82を介して
非圧縮の音楽データに伸長される。この伸長された音楽
データは、音声処理回路90において音声信号に変換さ
れた後、スピーカ28又はリモコン端子31に接続され
るヘッドホン35を介して音声として出力される。な
お、音声処理回路90における処理内容(ボイスレコー
ダモードの録音/再生処理、音楽ファイルの再生処理な
ど)は、CPU70からの切換信号に従って切り換えら
れる。
【0048】次に、カメラ10の通信インターフェース
について説明する。このカメラ10は、パソコン(P
C)その他の外部機器との間でデータの送受信を行うた
めの手段として、USBコントローラ85及びUSB端
子32を有している。図示せぬUSBケーブルを用いて
カメラ10とパソコン等を接続することにより、両者間
でデータの受け渡しが可能になる。
【0049】カメラ10は、USB接続された場合に、
2種類の異なるデバイスクラスの機器として振る舞い得
る。すなわち、カメラ10内のメモリカード72を読み
書きするカードリーダとして機能するストレージモード
と、テレビ会議などに利用できるように撮影中の映像信
号をリアルタイムで送出するPCカメラとして機能する
PCカメラモードと、を有し、USB接続時のレンズバ
リア11の状態に応じてUSBモードが自動的に切り換
えられるようになっている。
【0050】図5は、上記の如く構成されたカメラ10
の制御手順を示すフローチャートである。カメラ10の
電源がONすると(ステップS100)、初期化処理
(立ち上げ準備)が行われる(ステップS110)。こ
の初期化処理には、ROM81に格納されている制御プ
ログラムをRAM83に展開する処理や各種設定値の初
期化などの処理が含まれる。
【0051】初期化処理(立ち上げ準備)を完了した
後、ステップS120に進み、USB接続されているか
否かの判定を行う。USB接続されている場合(YES
判定時)は、ステップS130に進む。ステップS13
0では、開閉センサ13からの検出信号に基づいて、レ
ンズバリア11が開状態であるか否かの判定を行う。
【0052】レンズバリア11が開状態である場合(Y
ES判定時)は、PCカメラとして動作させるために必
要な初期処理を行う(ステップS132)。この初期処
理には、カメラの立ち上げ準備として、電源処理、CC
D74の駆動準備、撮影レンズ12の繰り出し処理等が
含まれる。ステップS132において必要な処理を完了
すると、カメラ10はPCカメラモードで立ち上がり
(ステップS134)、動作可能な状態となる。
【0053】ステップS130においてレンズバリア1
1が閉状態である場合(NO判定時)は、ステップS1
40に進み、ストレージモードで動作させるために必要
な初期処理を行う。ステップS140において必要な処
理を完了した後、カメラ10はストレージモードで立ち
上がり(ステップS142)、動作可能な状態となる。
【0054】ステップS120においてUSB接続され
ていなければ(NO判定時)、カメラ単体としての立ち
上げ処理を行い(ステップS122)、選択されている
モードに従ってカメラ10が利用可能な状態となる(ス
テップS124)。こうして、カメラ単体で立ち上げを
行った後も、USB接続の有無を監視しており(ステッ
プS126)、USB接続されていなければ(NO判定
時)、ステップS122に戻ってカメラ状態を維持する
が、ステップS126においてUSB接続されていると
の判定を得た場合(YES判定時)には、ステップS1
30に移行して、レンズバリア11の状態に応じてUS
Bモードが自動設定される。
【0055】図6は、モードダイヤル50によって選択
されるカメラモードの設定処理に関するフローチャート
である。この処理がスタートすると、まず、CPU70
は、モードダイヤル50の状態を読み込む処理を行う
(ステップS210)。次いで、読み込んだモードダイ
ヤル50の状態に基づいて、選択されているモードの判
別を行う(ステップS220)。ステップS220で
は、撮影モードが選択されているか否かの判定を行い、
撮影モードが選択されている場合(YES判定時)は、
ステップS222へ進み、カメラ10を撮影モードにセ
ットする。
【0056】ステップS220においてNO判定を得た
場合は、ステップS230に進む、再生モードが選択さ
れているか否かの判定を行う。ステップS230におい
て再生モードが選択されている場合(YES判定時)
は、ステップS232へ進み、カメラ10を再生モード
にセットする。
【0057】ステップS230においてNO判定を得た
場合は、モードダイヤル50がムービー/ボイスレコー
ダモードの選択位置に合わされていることを意味してい
る。この場合は、ステップS240に進み、開閉センサ
13の検出信号を読み込む処理を行う。次いで、読み込
んだ検出信号に基づいて、レンズバリア11が開状態で
あるか否かの判定を行う(ステップS250)。
【0058】レンズバリア11が開状態である場合(Y
ES判定時)は、カメラ10をムービーモードにセット
する(ステップS252)。他方、ステップS250に
おいてレンズバリア11が閉状態である場合(NO判定
時)は、カメラ10をボイスレコーダモードにセットす
る(ステップS254)。このように、レンズバリア1
1の状態に応じてカメラモードが自動的に設定される。
【0059】図7は、カメラ10がムービーモードに設
定された場合の液晶モニタ64の画面例である。同図に
示すように、ムービーモードの録画待機状態(スタンバ
イ状態)の画面は、CCD74が捉える映像とともに、
画面左上にムービーモードであることを示すモード情報
91が表示され、画面中央やや上の部分には待機状態で
あることを示す「スタンバイ」という文字情報92が表
示される。また、画面右上には録画可能時間の情報93
が表示される。本例のカメラ10は、1回の撮影で最大
80秒の音声付き動画を録画できるものとする。なお、
メモリカード72の残容量が不足すると、それに応じて
録画可能時間も少なくなる。
【0060】図7に示した録画スタンバイ状態でシャッ
ターボタン24を全押し(S2=ON)操作すると、動
画記録がスタートする。シャッターボタン24は録画停
止キーを兼ねており、シャッターボタン24を2回目に
押したとき(S1 =ON時)に撮影終了となり、取り込
み画像がメモリカード72に書き込まれる。カード記録
中は液晶モニタ64画面中に「カードに保存中」という
文字が表示され、メモリカード72への書き込み(画像
の保存)処理が終了したら、図7のスタンバイ状態に戻
る。
【0061】図8は、カメラ10がボイスレコーダモー
ドに設定された場合の液晶モニタ64の画面例である。
同図に示すように、ボイスレコーダモードの録音待機状
態(スタンバイ状態)の画面は、マイクを図案化した図
像94が背景画として表示され、画面左上にはボイスレ
コーダモードである旨を示すモード情報95が表示され
る。画面右上には録音可能時間(時:分:秒)の情報9
6が表示され、画面中央のやや上の部分には録音待機状
態であることを示す「スタンバイ」という文字情報97
が表示される。また、画面中央やや下寄りの位置には録
音時間(時:分:秒)の情報98が表示され、画面最下
段には、録音→〔シャッター〕という操作案内99が表
示されている。
【0062】ボイスレコーダモードの場合、録音開始/
停止の指示はシャッターボタン24によって入力する。
操作案内99に従ってスタンバイ中にシャッターボタン
24の全押し操作(S2 =ON)を行うことで録音が開
始される。録音が開始されると、液晶モニタ64上に
「録音中」という文字が表示され、録音内容はリアルタ
イムにメモリカード72に書き込まれていく。録音処理
の進行に伴い、録音時間の表示(符号98)や記録可能
時間の表示(符号96)が変化する。
【0063】録音中にシャッターボタン24の半押し操
作(S1 =ON)を行うことで録音が停止し、図8に示
したスタンバイ状態に戻る。ボイスレコーダモードによ
って録音された音声のファイルには、撮影画像と重複し
ないファイル番号と、拡張子「.WAV」からなるファイル
名が自動付与されて、メモリカード72に格納される。
【0064】上記した実施形態のカメラ10によれば、
レンズバリア11の開閉状態を検出し、その検出結果に
従い、レンズバリア11が開いている時はUSB接続時
の動作モードとしてPCカメラモードに設定する一方、
レンズバリア11が閉じている時はストレージモードに
設定するようにモードの切り換えを自動化したので、ユ
ーザ操作の簡略化を達成できる。
【0065】また、USB接続時の動作モードに限ら
ず、カメラ動作モードについても、ムービーモードとボ
イスレコーダモードに関してモードダイヤル50のポジ
ションを共用し、レンズバリア11が開いている時はム
ービーモードに設定する一方、レンズバリア11が閉じ
ている場合はボイスレコーダモードに設定するようにモ
ード切り換えを自動化している。これにより、モードダ
イヤル50のポジションを増やすことなく、同一ポジシ
ョンでレンズバリア11の状態に応じたモード切り換え
が可能となる。
【0066】上記実施の形態では、手動式のレンズバリ
ア11を用いたが、モータなどの電動駆動手段を利用す
る電動式のレンズバリアを用いる態様も可能である。こ
の場合、電動駆動手段に動作指令信号を出力する制御部
(CPU)は、レンズバリアの状態を認識できるため、
制御部がレンズバリアの状態を検出する検出手段の役割
を兼ねる態様も可能であり、開閉センサを省略できる。
【0067】また、電動式レンズバリアを適用したカメ
ラの場合、モードダイヤルによって撮影モードが選択さ
れている状態でパワーONした場合には、レンズバリア
を開放動作させるとともに、USB動作モードをPCカ
メラモードに設定するように制御する一方、再生モード
が選択されている状態でパワーONした場合には、レン
ズバリアを閉状態とするとともに、カメラをストレージ
モードに設定するように制御する態様がある。この場
合、モードダイヤルの位置によってレンズバリアの開閉
状態が切り換わるため、モードダイヤルがレンズバリア
の状態を検出する検出手段に相当するものとなる。
【0068】更に、この態様を応用すれば、レンズバリ
アの有無によらず、撮影モードで立ち上げた時はPCカ
メラモードに設定され、再生モードで立ち上げた時はス
トレージモードに設定されるようにUSB動作モードを
自動切換する制御方法も可能である。また、カメラ立ち
上げ後にも、撮影モードと再生モードの切り換えに合わ
せて、PCカメラモードとストレージモードの設定を切
り換えるように制御してもよい。ただし、USB接続中
に途中でUSB動作モードが変更されることは制御上好
ましくないので、USB接続状態においてはUSB動作
モードの切り換えを禁止し、USB接続が成立した時点
で設定されているUSB動作モードを維持するように制
御するものとする。
【0069】上記実施の形態では、USB接続時の動作
モードの自動切換について説明したが、通信インターフ
ェースはUSBに限定されず、IEEE1394その他のインタ
ーフェースを適用してもよい。
【0070】上記実施の形態では、カメラの記録モード
のうち、ムービーモードとボイスレコーダモードについ
てモードダイヤル50のポジションを共用し、レンズバ
リア11の状態に応じてこれらを自動的に切り換える例
を説明したが、切換対象とするモードはこれらに限定さ
れない。撮影を実施して画像を記録するモードと、撮影
を実施せずに音声や文字など撮影画像以外の情報を記録
するモードとをレンズバリアの状態に応じて自動的に切
り換えればよく、静止画の撮影モードとボイスレコーダ
モードを切り換える態様も可能であるし、カメラが手書
き文字やキー入力された文字等の文書情報を保存する機
能を有する場合は、かかる文書記録モードと撮影モード
を切り換える態様などが可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
及びそのモード切換方法によれば、レンズバリアの開閉
状態を把握して、通信動作モードや記録モードを自動的
に切り換えるようにしたので、ユーザ操作の簡略化を達
成できるとともに、撮影の実施の有無に合わせてカメラ
を適正な動作モードに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観
斜視図
【図2】図1に示したカメラのレンズバリア開状態を示
す正面図
【図3】図1に示したカメラの背面図
【図4】本例のデジタルカメラの内部構成を示すブロッ
ク図
【図5】本例のカメラにおける制御手順を示すフローチ
ャート
【図6】本例のカメラにおけるカメラモードの設定処理
に関するフローチャート
【図7】ムービーモードに設定された場合の録画スタン
バイ状態の画面例を示す図
【図8】ボイスレコーダモードに設定された場合の録音
スタンバイ状態の画面例を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、11…レンズバリア、12…撮影レン
ズ、13…開閉センサ、14…ファインダー窓、19…
マイク、24…シャッターボタン、28…スピーカ、3
2…USB端子、35…ヘッドホン、36…リモコン、
50…モードダイヤル、52…十字ボタン、58…メニ
ュー/実行キー、64…液晶モニタ、70…CPU、7
2…メモリカード、74…CCD、80…画像信号処理
回路、90…音声処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H054 AA01 BB11 BB13 2H083 CC11 CC12 CC22 CC23 CC32 CC41 CC53 CC58 CC61 2H101 BB03 BB04 BB05 FF00 5C022 AA13 AB00 AC13 AC42 AC67 AC69 AC72

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの前方を覆う閉位置と、前記
    撮影レンズの前方を開放する開位置との間を移動可能な
    レンズバリアと、 前記レンズバリアの開閉状態を検出する開閉検出手段
    と、 パソコン等の外部機器との間でデータの受け渡しを行う
    ための通信手段と、 前記開閉検出手段の検出結果に基づいて前記通信手段に
    よる通信動作時の動作モードを自動的に切り換えるモー
    ド切換制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記カメラは、前記撮影レンズを介して
    入射する光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記
    撮像手段で撮像した画像を記録媒体に記録する記録手段
    と、を備えたデジタルカメラであって、該デジタルカメ
    ラは、前記通信手段による通信動作モードとして、通信
    接続中に撮影を実施することなく前記外部機器側から前
    記記録媒体を読み書きし得る第1の通信動作モードと、
    通信接続中に撮影を実施してその画像データを前記外部
    機器側に送出する第2の通信動作モードとを有し、前記
    モード切換制御手段は、前記レンズバリアが閉状態の場
    合は前記第1の通信動作モードに設定する一方、前記レ
    ンズバリアが開状態の場合は前記第2の通信動作モード
    に設定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影レンズの前方を覆う閉位置と、前記
    撮影レンズの前方を開放する開位置との間を移動可能な
    レンズバリアと、 前記レンズバリアの開閉状態を検出する開閉検出手段
    と、 撮影動作を伴わずに、外部から入力される音声や文字な
    どの情報(以下、撮影外情報という。)を記録媒体に記
    録する撮影外情報記録手段と、 前記開閉検出手段の検出結果に基づき、前記レンズバリ
    アが開状態の場合には撮影を実施し得る第1のカメラ動
    作モードに設定する一方、前記レンズバリアが閉状態の
    場合には前記撮影外情報記録手段による記録動作を実施
    し得る第2のカメラ動作モードに設定するようにカメラ
    動作モードを自動的に切り換えるモード切換制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記カメラは、前記撮影レンズを介して
    入射する光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記
    撮像手段で撮像した画像を前記記録媒体又は他の記録媒
    体に記録する記録手段と、音声を電気信号に変換して取
    り込む音声入力手段と、を備えたデジタルカメラであっ
    て、該デジタルカメラは、前記撮像手段で撮像した画像
    を前記音声入力手段から取得される音声とともに動画と
    して記録する前記第1のカメラ動作モードとしてのムー
    ビーモードと、前記音声入力手段から取得される音声を
    記録する前記第2のカメラ動作モードとしてのボイスレ
    コーダモードとを有し、 前記レンズバリアの開閉状態に応じて前記ムービーモー
    ド又は前記ボイスレコーダモードのモード切り換えが行
    われることを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記カメラは、ユーザ操作に応じてカメ
    ラ動作モードを切り換え可能なモード切換操作手段を有
    し、前記モード切換操作手段における選択ポジションと
    して前記第1のカメラ動作モードと前記第2のカメラ動
    作モードとは共通のポジションが割り当てられており、
    前記モード切換操作手段によって当該共通のポジション
    が選択された場合に、前記モード切換制御手段によって
    カメラ動作モードが決定されることを特徴とする請求項
    3又は4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 撮影レンズの前方を覆う閉位置と、前記
    撮影レンズの前方を開放する開位置との間を移動可能な
    レンズバリアの開閉状態を把握し、 パソコン等の外部機器との間でデータの受け渡しを行う
    通信動作時の動作モードを前記把握したレンズバリアの
    開閉状態に応じて切り換えることを特徴とするカメラの
    モード切換方法。
  7. 【請求項7】 前記通信動作時の動作モードとして、通
    信接続中に撮影を実施しない第1の通信動作モードと、
    通信接続中に撮影を実施する第2の通信動作モードとを
    用意し、前記レンズバリアが閉状態のときには前記第1
    の通信動作モードに設定する一方、前記レンズバリアが
    開状態のときには前記第2の通信動作モードに設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載のカメラのモード切換
    方法。
  8. 【請求項8】 撮影レンズの前方を覆う閉位置と、前記
    撮影レンズの前方を開放する開位置との間を移動可能な
    レンズバリアの開閉状態を把握し、 前記レンズバリアが開状態の場合には撮影を実施し得る
    第1のカメラ動作モードに設定する一方、前記レンズバ
    リアが閉状態の場合には、撮影動作を伴わずに、外部か
    ら入力される音声や文字などの情報を記録する第2のカ
    メラ動作モードに設定するように、前記レンズバリアの
    開閉状態に応じてカメラ動作モードを切り換えることを
    特徴とするカメラのモード切換方法。
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