JP2002133580A - 道路監視システム及びその方法 - Google Patents

道路監視システム及びその方法

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JP2002133580A
JP2002133580A JP2000329336A JP2000329336A JP2002133580A JP 2002133580 A JP2002133580 A JP 2002133580A JP 2000329336 A JP2000329336 A JP 2000329336A JP 2000329336 A JP2000329336 A JP 2000329336A JP 2002133580 A JP2002133580 A JP 2002133580A
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road
violation
signal
driver
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JP2000329336A
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Inventor
Yasushi Tokunaga
裕史 徳永
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号無視違反検出とともに反則金徴収を自動
化できる道路監視システム及びその方法を提供するこ
と。 【解決手段】 道路に設置された違反検出センサ5にお
いて、信号機制御装置4から信号機3の状態を受信し、
これを当該信号機近傍の道路に対して予め設定された信
号無視違反の種類と関係づけてその時点における進入禁
止状態の道路を特定し、該進入禁止状態の道路へ進入し
た車両を検知した場合、犯した信号無視違反の種類を当
該違反検出センサ5の識別番号とともに通信回線8を介
して処理装置9に送出し、処理装置9から犯した信号無
視違反の種類に応じて予め設定された反則金の金額を受
信し、この反則金の支払いを車両1の車載装置2に対し
て無線信号により指示することにより、車載装置2に挿
入されたプリペイドカードから該当金額分を減算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通違反、特に車
両の信号無視違反を取り締まる道路監視システム及びそ
の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、信号無視違反、例えば赤信号が表
示された交差点や横断歩道への車両の進入、進路毎に異
なる信号が表示される交差点での青信号が表示された進
路以外への車両の進入等の取り締まりは、交差点や横断
歩道付近に配置した人(警察官)が走行中の車両を監視
し、違反した車両を停止させ、告知した後、反則金の支
払いを金融機関で行うように指示する方法が主流であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
違反検出の処理稼働が膨大となるため、全ての交差点や
横断歩道付近に人を配置し、全ての違反車両を検挙する
ことは困難であり、実際、違反車両のうち検挙される車
両の割合は極めて少なかった。このため、検挙された違
反者と検挙されなかった違反者との間に不公平感を生じ
させるとともに、検挙された違反者に今回は運が悪かっ
ただけという気持ちを生じさせ易く、違反抑制効果が極
めて小さいという問題があった。
【0004】また、交通違反を犯した場合、現行法制下
では運転者に反則ポイント(違反点数)を加算し、累積
ポイント数が一定値に達した場合、免許停止等の罰則を
科すことになっているため、反則ポイントも違反を検挙
した人が作成した伝票に基づいて人手により端末から反
則ポイントデータベースに投入しなければならず、その
稼働も大きなものになるという問題があった。
【0005】さらに、支払い指示書を受け取った違反者
が反則金を滞納する事態が常態化しており、納付督促に
も大きな稼働を要しているという問題があった。
【0006】本発明の目的は、信号無視違反検出ととも
に反則金徴収を自動化できる道路監視システム及びその
方法を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、車両の所有者ある
いは運転手に反則金徴収を指示した事実を自動的に通知
できる道路監視システム及びその方法を提供することに
ある。
【0008】また、本発明の目的は、反則金を自動徴収
できなかった場合、郵便等による支払い指示を自動的に
通知できる道路監視システム及びその方法を提供するこ
とにある。
【0009】また、本発明の目的は、車両の所有者ある
いは運転者に違反点数を自動的に加算でき、さらにその
事実を自動的に通知できる道路監視システム及びその方
法を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、違反検挙、反則金
の徴収と通知、反則ポイントの管理と加算通知等の作業
量を自動的に計測できる道路監視システム及びその方法
を提供することにある。
【0011】さらにまた、本発明の目的は、人手による
稼動が少なく、違反検挙数の増加や違反検挙率の向上が
可能であり、これに伴って違反者間での検挙機会の公平
化を図ることができ、さらに反則金の滞納を少なくなし
得る道路監視システム及びその方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、信号機
近傍の道路上の車両の有無を検知する手段と、車両の有
無と信号機の状態と当該信号機近傍の道路に設定された
信号無視違反の種類とを関係づけて、その時点における
進入禁止状態の道路へ進入した車両、即ち信号無視違反
を犯した車両を検出する手段と、ITS(Intell
igent Traffic System)で採用さ
れている自動料金徴収機能の車載装置、即ち車両に設置
され、外部(通常、道路に設置される装置(道路側装
置))からの無線信号による料金支払いの指示を受ける
ことにより当該車両の所有者または運転者からの料金の
徴収を可能とする車載装置とが基礎となる。
【0013】即ち、赤信号の交差点や横断歩道への車両
の進入、交差点での青信号が表示された進路以外への車
両の進入等を検出し、信号無視違反を犯した車両から自
動料金徴収機能の車載装置を利用して反則金を徴収する
ことである。
【0014】具体的な反則金の徴収方法には、車載装置
に挿入されたプリペイドカードから、道路側装置からの
無線信号による料金支払いの指示(減算信号)に従って
反則金相当額を減算する方法と、車載装置に挿入された
デビットカードあるいはクレジットカードの番号を道路
側装置からの無線信号による料金支払いの指示に従って
車載装置から道路側装置に送信し、当該デビットカード
あるいはクレジットカードの番号に対応する金融機関の
口座から反則金相当額を引き落とす方法とがある。
【0015】また、本発明では走行中の車両を撮影し、
撮影した車両のナンバー(車両番号)を陸運局で保持す
る車両データベース(車両番号、車両の所有者の氏名、
その連絡先等を記録)に自動照会して車両の所有者を特
定し、また、撮影した運転者の画像を運転免許証のデー
タベース(免許証番号、免許証所持者の氏名、その顔写
真、連絡先等を記録)に自動照会して運転者を特定す
る。そして、車両の所有者には反則金の徴収を通知する
とともに、運転者に対しては当該運転者の反則ポイント
データベースに検挙した違反に対応する反則ポイントを
自動的に加算し、その事実を通知する。
【0016】反則金の自動徴収事実の通知及び反則ポイ
ントの加算の通知は、前記データベースとの照合結果か
ら通知書の送付先を検索し、通知書を自動印刷すること
により行う。前記データベースに電子メールのアドレス
が記録されている場合はそれを検索して電子メールを自
動発送する。
【0017】違反検挙、反則金の徴収と通知、反則ポイ
ントの管理と加算通知等の作業量を自動的に計測する機
能も本発明の構成要素とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、本発
明の構成と作用を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態、ここで
はプリペイドカードによる料金支払いに対応した自動料
金徴収機能の車載装置を用いた例を示すものである。図
1において、1は道路を走行中の車両、2はプリペイド
カードによる料金支払いに対応した車載装置であり、該
車載装置2は車両1に設置される。また、3は信号機、
4は信号機3を制御する信号機制御装置であり、通常、
これらは交差点や横断歩道付近の道路に設置されてい
る。また、5は違反検出センサ、6はカメラであり、こ
れらは信号機近傍の道路に設置される。信号機制御装置
4と違反検出センサ5は通信回線7を介して接続されて
いる。また、8は通信回線、9は違反検出センサ5と通
信回線8を介して接続された処理装置(サーバ装置)で
ある。
【0020】また、図2は本発明の第2の実施の形態、
ここではデビットカードあるいはクレジットカードによ
る料金支払いに対応した自動料金徴収機能の車載装置を
用いた例を示すものである。図2において、10はデビ
ットカードあるいはクレジットカードによる料金支払い
に対応した車載装置であり、車両1に設置される。ま
た、11はネットワーク、12は処理装置9とネットワ
ーク11を介して接続される金融機関/クレジット会社
である。なお、その他の構成は第1の実施の形態と同様
である。
【0021】また、図3は違反検出センサ5の機能ブロ
ック構成を示すもので、図中、51は検知装置、52は
無線送受信部、53はカメラ制御部、54は通信制御
部、55は内部処理装置である。なお、違反検出センサ
5の構成は第1及び第2のいずれの実施の形態(以後の
実施の形態も含めて)の場合も基本的に同一であり、後
述するように処理内容のみ若干異なる。
【0022】検知装置51は道路上の車両の有無を検知
し、検知結果を内部処理装置55に送出する。具体的に
は、道路の上方より赤外線、超音波、電磁波等を常時送
出してその反射時間を測定することで車両の有無を判断
する。ここでは1個のみ示しているが、実際にはセンサ
5が設置される交差点や横断歩道付近の道路の状況(道
路の車線数、車線の種別(直進、左折、右折あるいはそ
れらの複合)等)、検挙すべき信号無視違反の種類(右
折違反無視、左折違反無視、直進違反無視等)等に応じ
て必要な箇所に必要な数だけ設置される。
【0023】無線送受信部52は内部処理装置55によ
る制御に従って車載装置との間で無線信号により情報を
やり取りする。カメラ制御部53は内部処理装置55に
よる制御に従ってカメラ6の動作を制御するとともにカ
メラ6が撮影した画像情報を通信制御部54を介して処
理装置9へ送出処理する。通信制御部54は信号機制御
装置4及び処理装置9との通信を制御する。内部処理装
置55は本センサが設置される道路に対して予め設定さ
れた信号無視違反の種類を記憶するとともに予め設定さ
れたプログラムに従って前述した各部を制御する。
【0024】ここで、自動料金徴収機能の道路側装置は
内部処理装置55における処理及び無線送受信部52に
よって構成される。
【0025】図4は処理装置内の記憶装置(図示せず)
に記憶される反則金パターンテーブルの一例を示すもの
で、信号無視違反の種類に応じた反則金が違反検出セン
サの設置場所、例えば自治体毎に異なったり、同一場所
であっても取り締まり対象の信号無視違反の種類が曜日
や時間帯によって変化するような場合に対応した複数、
ここでは5つのパターンで設定されている。
【0026】また、図5は同じく処理装置内の記憶装置
に記憶される反則金パターン設定テーブルの一例を示す
もので、通常、複数地点に設置された違反検出センサに
それぞれ設定される前記反則金のパターンが、各違反検
出センサを表す識別番号に対応して設定されている。即
ち、ここでは番号1001の違反検出センサはパターン
「3」に設定され、番号3001の違反検出センサはパ
ターン「5」に設定されており、違反検出センサの設置
場所により反則金が異なることに対応させている。
【0027】なお、同一場所において曜日や時間帯によ
って取り締まり対象の信号無視違反の種類が変化する場
合、処理装置内の反則金パターン設定テーブルの内容を
曜日や時間帯に応じて切り替えることで対応可能とな
る。
【0028】図6、図7は違反検出センサの内部処理装
置における基本的な動作(プログラム)を示すフローチ
ャートであり、図6はプリペイドカードによる料金支払
い(第1の実施の形態)に対応したもの、図7はデビッ
トカードあるいはクレジットカードによる料金支払い
(第2の実施の形態)に対応したものを示している。ま
た、全てのカードによる料金支払いに対応させる場合
は、図8に示すように2種類の処理を順次実行すれば良
い。また、図9は処理装置における基本的な動作(プロ
グラム)を示すフローチャートである。
【0029】なお、これらのフローチャートには後述す
る実施の形態に対応する処理も含まれている。
【0030】前記構成において、違反検出センサ5の内
部処理装置55は、信号機制御装置4から送出される信
号機3の状態をリアルタイムに把握しており(s1)、
信号機3の状態と当該信号機近傍の道路に対する信号無
視違反の種類とからその時点における進入禁止状態の道
路(あるいは車線)を特定し(s2)、進入禁止状態の
道路(あるいは車線)に進入した車両を検知装置51が
検知する(s3)と、外部の処理装置9に当該違反検出
センサ5の識別番号と信号無視違反の種類を送信する
(s5)。
【0031】処理装置9は前記反則金パターンテーブル
及び反則金パターン設定テーブルに基づき、それに対応
する反則金の値を算出して当該違反検出センサ5へ送信
する(s21〜s23)。その後、内部処理装置55は
無線送受信部52を駆動して車載装置2(または10)
に対して反則金の支払いを指示する(s6またはs1
1)。
【0032】プリペイドカード対応の車載装置2の場合
は、車載装置2に挿入されたプリペイドカードから該当
金額分が減算され、かつその完了通知が無線信号で違反
検出センサ5に送信される。また、この際、残り度数
(残金)不足、装置の故障等により減算完了通知が送信
されなかった時は減算不完了とし、違反検出センサ5は
これらの情報を処理装置9へ通知する(s7〜s9、s
24,s25)。
【0033】一方、デビットカードあるいはクレジット
カード対応の車載装置10の場合は、車載装置10から
金融機関の口座番号あるいはクレジットカード番号が無
線信号で違反検出センサ5に送信される。この番号は処
理装置9へ転送され(s12,s13)、処理装置9で
はネットワーク11を介して金融機関/クレジット会社
12に該当金額分の引き落とし処理を依頼する(s2
6,s27)。また、この際、カード未挿入、装置の故
障等の理由で何も送信されなかった時は減算不完了と
し、違反検出センサ5はこの情報を処理装置6へ通知す
る(s9、s24)。
【0034】ところで、前述した取り締まり対象の信号
無視違反の種類や反則金の金額については道路管制シス
テムで管理され、その情報が提供されている場合があ
る。図10に道路管制システムからの情報で取り締まり
対象の信号無視違反の種類や反則金の金額をリアルタイ
ムに変更可能な本発明の第3の実施の形態を示す。
【0035】図10において、13は道路管制システム
であり、該道路管制システム13からの情報をネットワ
ーク11を介して処理装置9で受信し、図4の反則金パ
ターンテーブルの内容、図5の反則金パターン設定テー
ブルの内容を変更するとともに違反検出センサ5の内部
処理装置55の記憶内容を変更することで、取り締まり
対象の信号無視違反の種類や反則金の金額(あるいは反
則ポイント)の変化にリアルタイムに対応させることが
できる。
【0036】なお、その他の構成・作用は第1、第2の
実施の形態と同様である。
【0037】これまでの説明では反則金の算出(判断)
は処理装置9側で行っていたが、図4、図5のテーブル
を処理装置9に置いて管理するとともに、各違反検出セ
ンサ5の設定パターンが変更される度に、そのパターン
に相当する反則金の情報を処理装置9から各違反検出セ
ンサ5に送付して記憶させ、違反検出センサ5側で反則
金を判断可能とすることも可能である。さらに、図4の
テーブルを各違反検出センサ5内に記憶させ、処理装置
9は違反検出センサ5に対する反則金の設定パターンが
変更された場合、該当する違反検出センサ5に新たなパ
ターンの番号のみを送付することにより、違反検出セン
サ5側で反則金を判断可能とすることも可能である。
【0038】また、車載装置から反則金を自動徴収した
場合、車両の所有者または運転者を特定し、その事実を
通知する必要がある。図11は車両の所有者を特定可能
な本発明の第4の実施の形態を示す。
【0039】即ち、違反検出センサ5の内部処理装置5
5は信号無視違反を検出すると、付随しているカメラ6
を起動して走行中の車両のナンバープレートを撮影し
(s4)、その画像情報を違反検出センサ5の識別番号
及び信号無視違反の種類とともに処理装置9に送信する
(s5)。処理装置9は画像認識処理装置14を用いて
画像情報中のナンバープレートから車両番号を認識し、
ネットワーク11を介して車両登録データベース15に
照会する(s29)。
【0040】図12は車両登録データベースのデータ構
造の一例を示すもので、車両番号に、その所有者の氏
名、住所、電話番号、メールアドレス等が対応づけられ
て記録されている。
【0041】図13は車両の所有者または運転者への通
知のための装置構成を示すもので、処理装置9は車両登
録データベース15から所有者の住所、場合によっては
メールアドレスを受信した後、メールサーバ16経由で
電子メールにより通知するか、印刷装置17により印刷
した郵便物を送付することによって所有者へ反則金徴収
の事実を通知する(s31)。
【0042】また、図14は運転者を特定可能な本発明
の第5の実施の形態を示すものである。
【0043】即ち、違反検出センサ5の内部処理装置5
5は速度違反を検出すると、付随しているカメラ6を起
動して走行中の車両のナンバープレートとともに運転者
を撮影し(s4)、その画像情報を違反検出センサ5の
識別番号及び信号無視違反の種類とともに処理装置9に
送信する(s5)。処理装置9は運転者の画像情報をネ
ットワーク11を介して運転者登録データベース18に
送付して運転者を照会する(s29)。
【0044】運転者登録データベース18としては、例
えば運転免許証の管理データベースでも良く、図15に
その一例を示す。ここでは免許証番号に、その所有者
(免許者)の氏名、住所、電話番号等とともに写真ファ
イル番号、例えば免許取得時の撮影写真の電子ファイル
の番号が対応づけられて記録されている。電子ファイル
は写真ファイル番号とセットで写真登録データベース1
9に格納されている。
【0045】従って、まず、運転者の画像情報と写真登
録データベース19の内容とが写真照合処理装置20に
て照合され、一致した写真ファイル番号を基に運転者登
録データベース18が参照され、免許証番号、所有者
(運転者)の氏名、住所等の情報が処理装置9に送ら
れ、前記同様にして、運転者への反則金徴収の事実の通
知等の処理が行われる(s33)。
【0046】また、交通違反を犯した場合、運転者に反
則ポイントを加算する必要がある。図16は運転者に反
則ポイントを加算可能な本発明の第6の実施の形態を示
す。
【0047】反則ポイントも反則金のようにパターン化
して、遠隔からの信号無視違反の種類の設定変更に対応
できるような形で処理装置内部に保持する。
【0048】図17は処理装置内の記憶装置に記憶され
る信号無視違反パターンテーブルの一例を示すもので、
信号無視違反の種類に応じた反則ポイントが違反検出セ
ンサの設置場所、例えば自治体毎に異なったり、同一場
所であっても取り締まり対象の信号無視違反の種類が曜
日や時間帯によって変化するような場合に対応した複
数、ここでは5つのパターンで設定されている。
【0049】また、図18は同じく処理装置内の記憶装
置に記憶される信号無視違反パターン設定テーブルの一
例を示すもので、通常、複数地点に設置された違反検出
センサにそれぞれ設定される前記信号無視違反のパター
ンが、各違反検出センサを表す識別番号に対応して設定
されている。
【0050】処理装置9は前記信号無視違反パターンテ
ーブル及び信号無視違反パターン設定テーブルに基づ
き、違反検出センサ5からの信号無視違反の種類に対応
する反則ポイントを、前述した如くして特定した運転者
の反則ポイントとして、反則ポイントデータベース21
に加算指示する(s32)。
【0051】図19は反則ポイントデータベースのデー
タ構造の一例を示すもので、免許証番号及びその所有者
(免許者)毎に反則ポイントの累積値及びその履歴が格
納されている。
【0052】また、処理装置9は反則ポイントデータベ
ース21から反則ポイントの加算結果、即ち累積値を受
け取り、これを前記同様にして運転者へ通知する(s3
3)。
【0053】さらにまた、減算不完了、即ち反則金の自
動徴収ができなかった場合(s28,s24)、処理装
置9は前述した如く運転者を照会して特定し(s3
5)、該当運転者への反則ポイントの加算を反則ポイン
トデータベース21に指示し(s36)、別途指定した
金融機関への反則金の支払いの指示を、反則ポイントの
加算結果とともに前記同様にして通知する(s37)。
【0054】最後に、処理装置9は検挙した違反の内容
を事件毎に検挙履歴テーブルに記録する(s34)。
【0055】図20は検挙履歴テーブルのデータ構造の
一例を示すもので、事件毎に検挙日時、違反検出センサ
の識別番号、反則金の徴収先(徴収者)の氏名、違反の
種類(理由)、加算ポイント、通知(連絡)手段等が記
録される。
【0056】
【発明の効果】従来、信号無視違反の取り締まりは信号
機近傍における警察官の監視によることが中心となって
おり、多大な労力を要していた。また、警察官の制止を
振り切ろうとする行為もあり、危険を伴っていた。ま
た、検挙後の反則金徴収に関わる事務作業は膨大なもの
になっていた。さらに、昨今では反則金の未納事例が多
発しており、徴収作業そのものも多くの人手と時間を要
していた。
【0057】本発明によれば、これらが全て自動化さ
れ、違反摘発と同時に反則金徴収と反則ポイントの加算
が実行できるため、労力と危険を完全になくすことが可
能となる。
【0058】また、条例等の変更により反則金や反則ポ
イントが変更されても、これらの変更を遠隔から違反検
出センサに指示できるため、多くの労力をかけずにスム
ーズな条件変更が可能になる。
【0059】また、ITSで実用化されている自動料金
収納機能を反則金徴収に適用するため、未納等の事態を
回避できるとともに、運転者にとっては信号無視違反を
繰り返す度に、即座に反則金を徴収されるため、違反に
対する抑止効果が非常に大きくなる。
【0060】また、運転者登録データベース、写真登録
データベースと違反車両の運転者の撮影画像を自動照合
して運転者を特定し、反則ポイントを自動加算するた
め、人手による照会、加算処理をなくすことも可能とな
る。
【0061】この点については、運転免許証がICカー
ド化され、ITSの料金支払い用のカード(プリペイド
カード、デビットカード、クレジットカード等)と一体
化して、反則金徴収時に免許証番号も同時に違反検出セ
ンサで受信する仕組みとすることで、さらに処理の簡略
化と高速化が可能となる。車両番号もITS用の車載装
置の設置時に登録することで、撮影を省略して違反検出
センサで車載装置から受信可能となる。
【0062】また、違反検挙数、反則金徴収金額、反則
ポイント加算、違反者への通知等の履歴と統計情報を記
録しておくことで、道路毎の運転者の振るまいの分析等
が可能となる。
【0063】さらに、このような仕組みを導入すること
で、違反摘発から反則金徴収、違反者への通知までを、
警察に代わって業務請負を実行する場合に、検挙数や徴
収金額に応じた請負料の請求にも活用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概要を示すシステ
ム構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態の概要を示すシステ
ム構成図
【図3】違反検出センサの機能ブロック図
【図4】処理装置内の反則金パターンテーブルの一例を
示す説明図
【図5】処理装置内の反則金パターン設定テーブルの一
例を示す説明図
【図6】違反検出センサの内部処理装置における動作を
示すフローチャート
【図7】違反検出センサの内部処理装置における動作を
示すフローチャート
【図8】違反検出センサの内部処理装置における動作を
示すフローチャート
【図9】処理装置における動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図11】本発明の第4の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図12】車両登録データベースの一例を示す説明図
【図13】車両の所有者または運転者への通知のための
装置構成を示す図
【図14】本発明の第5の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図15】運転者登録データベースの一例を示す説明図
【図16】本発明の第6の実施の形態の概要を示すシス
テム構成図
【図17】信号無視違反パターンテーブルの一例を示す
説明図
【図18】信号無視違反パターン設定テーブルの一例を
示す説明図
【図19】反則ポイントデータベースの一例を示す説明
【図20】検挙履歴テーブルの一例を示す説明図
【符号の説明】
1:車両、2,10:車載装置、3:信号機、4:信号
機制御装置、5:違反検出センサ、6:カメラ、7,
8:通信回線、9:処理装置、11:ネットワーク、1
2:金融機関/クレジット会社、13:道路管制システ
ム、14:画像認識処理装置、15:車両登録データベ
ース、16:メールサーバ、17:印刷装置、18:運
転者登録データベース、19:写真登録データベース、
20:写真照合処理装置、21:反則ポイントデータベ
ース。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設置され、外部からの無線信号に
    よる料金支払いの指示を受けることにより当該車両の所
    有者または運転者からの料金の徴収を可能とする車載装
    置を用いる道路監視システムであって、 信号機近傍の道路に設置され、車両の有無を検知する手
    段と、 道路上の車両の有無と信号機制御装置から受信する信号
    機の状態と当該信号機近傍の道路に対して予め設定され
    た信号無視違反の種類とを関係づけ、その時点における
    進入禁止状態の道路へ進入した車両を検出する手段と、 信号無視違反の種類に応じて予め設定された反則金を記
    憶する手段と、 記憶された反則金のうち、実際に犯した信号無視違反の
    種類に応じた反則金の支払いを、信号無視違反を犯した
    車両の車載装置に対して無線信号により指示する手段と
    を備えたことを特徴とする道路監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の道路監視システムにおい
    て、 無線信号による料金支払いの指示に伴う支払いは、車載
    装置に挿入されたプリペイドカードから該当金額分を減
    算することにより行うことを特徴とする道路監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の道路監視システムにおい
    て、 無線信号による料金支払いの指示に伴う支払いは、車載
    装置に挿入されたデビットカードあるいはクレジットカ
    ードの番号を無線信号により道路側装置に送信し、該番
    号に対応する金融機関の口座から該当金額分を引き落と
    すことにより行うことを特徴とする道路監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれか記載の道路監視
    システムにおいて、 予め設定された信号無視違反の種類を有線あるいは無線
    の通信回線を通じて変更する手段を備えたことを特徴と
    する道路監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれか記載の道路監視
    システムにおいて、 道路に設置され、走行中の車両を撮影する手段と、 撮影した車両のナンバープレートから車両番号を認識す
    る手段と、 車両番号から車両の所有者を特定する手段と、 無線信号により反則金徴収を指示した事実を車両の所有
    者に電子メールあるいは郵便により通知する手段とを備
    えたことを特徴とする道路監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4いずれか記載の道路監視
    システムにおいて、 道路に設置され、走行中の車両の運転者を撮影する手段
    と、 撮影した運転者の画像から運転者を特定する手段と、 無線信号により反則金徴収を指示した事実を運転者に電
    子メールあるいは郵便により通知する手段とを備えたこ
    とを特徴とする道路監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の道路監視システ
    ムにおいて、 無線信号による反則金徴収ができなかった場合、反則金
    の支払いの指示を車両の所有者または運転者に電子メー
    ルあるいは郵便により通知する手段を備えたことを特徴
    とする道路監視システム。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7いずれか記載の道路監視
    システムにおいて、 違反点数の累積値を個人毎に記憶する手段と、 信号無視違反の種類に応じて予め設定された違反点数を
    記憶する手段と、 記憶された違反点数のうち、実際に犯した信号無視違反
    の種類に応じた違反点数を、当該車両の所有者または運
    転者の累積値に加算する手段とを備えたことを特徴とす
    る道路監視システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の道路監視システムにおい
    て、 違反点数の累積値を車両の所有者または運転者に電子メ
    ールあるいは郵便により通知する手段を備えたことを特
    徴とする道路監視システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9いずれか記載の道路監
    視システムにおいて、 検挙した違反の内容を事件毎に記憶する手段を備えたこ
    とを特徴とする道路監視システム。
  11. 【請求項11】 車両に設置され、外部からの無線信号
    による料金支払いの指示を受けることにより当該車両の
    所有者または運転者からの料金の徴収を可能とする車載
    装置を用い、 信号機制御装置から信号機の状態を受信し、 信号機の状態と当該信号機近傍の道路に対して予め設定
    された信号無視違反の種類とからその時点における進入
    禁止状態の道路を特定し、 該進入禁止状態の道路上の車両の有無を検知して信号無
    視違反を犯した車両を検出し、 犯した信号無視違反の種類に応じて予め設定された反則
    金の支払いを該当車両の車載装置に対して無線信号によ
    り指示することを特徴とする道路監視方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の道路監視方法におい
    て、 走行中の車両を撮影し、 撮影した車両のナンバープレートから車両番号を認識
    し、 車両番号から車両の所有者を特定し、 無線信号により反則金徴収を指示した事実を車両の所有
    者に電子メールあるいは郵便により通知することを特徴
    とする道路監視方法。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の道路監視方法におい
    て、 走行中の車両の運転者を撮影し、 撮影した運転者の画像から運転者を特定し、 無線信号により反則金徴収を指示した事実を運転者に電
    子メールあるいは郵便により通知することを特徴とする
    道路監視奉納。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載の道路監視
    方法において、 無線信号による反則金徴収ができなかった場合、反則金
    の支払いの指示を車両の所有者または運転者に電子メー
    ルあるいは郵便により通知することを特徴とする道路監
    視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260483A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Toshiba Corp 顔照合システム及び顔照合方法
KR100770157B1 (ko) 2007-03-29 2007-10-25 건아정보기술 주식회사 이동형 차량번호 판독 및 증거수집 시스템
CN108122294A (zh) * 2017-12-12 2018-06-05 合肥龙图腾信息技术有限公司 一种基于电子信息交换方式的交通信息处理***
CN110349412A (zh) * 2019-07-08 2019-10-18 南京信息职业技术学院 一种违章驾驶员确认装置

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