JP2002130786A - ワークスペースシステムの換気装置 - Google Patents

ワークスペースシステムの換気装置

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JP2002130786A
JP2002130786A JP2000324020A JP2000324020A JP2002130786A JP 2002130786 A JP2002130786 A JP 2002130786A JP 2000324020 A JP2000324020 A JP 2000324020A JP 2000324020 A JP2000324020 A JP 2000324020A JP 2002130786 A JP2002130786 A JP 2002130786A
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booth
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intake
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JP2000324020A
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English (en)
Inventor
Kenji Nose
憲治 野瀬
Takao Ueda
孝男 植田
Kimitoki Mori
公勅 毛利
Kyoko Akiyama
京子 秋山
Yoichi Ando
四一 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉型のワークスペースシステムにおいて、美
感を損なうことなく、換気を効率良く行えるようにす
る。 【手段】ブース1の一部の壁3を、外壁3aと内壁3bとの
間に間隔を空けた二重壁に構成し、この二重壁のうち机
天板17の下方の部位の中空部を吸気通路36に利用する。
吸気通路36はブース1の内外に連通しており、外気の取
り入れ口側に吸気ファン35を設ける。二重壁の中空部
は、ブース1の内部の空気を排出するための排気通路50
にも利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個室型ワークスペ
ースシステム(ワーキングブース装置)の換気装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】人がオフィスや家庭でデスクワークを行
う場合、作業内容は、右脳的作業と左脳的作業と両者の
中間的作業とに大別される。
【0003】右脳的作業は主として情緒的・感情的な働
きに関係した作業であり、例えばデザインや文学などの
創作、作曲、各種の設計、企画の案出などが挙げられ
る。左脳的作業は主として論理的思考に係る作業であ
り、計算業務や、経理・財務の帳簿類作成、データや文
書の分析作業などが挙げられる。
【0004】また、中間的作業としては、電話による会
話、インターネットによる通信作業、定型的文書の作成
などが挙げられる。
【0005】脳の働きと作業環境とは密接に関連してお
り、脳を活性化させるには、脳の働きに応じた環境を整
えることが望ましいが、従来のオフィスでは、脳の働き
との関係で作業内容に応じた作業環境を設定することは
考えられていなかった。
【0006】そこで、本願出願人は、特開平11−32
4364号公報において、右脳的作業と左脳的作業と中
間的作業とを別々の机天板に向かって行うことができ、
かつ、作業内容に応じて作業環境を設定できるようにし
た個室型のワークスペースシステムを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この個室内では、静粛
性と室温上昇の防止が求められる。この点について従来
の方法では、小型エアコンの設置や床下空間を利用した
空調が挙げられるが、前者は廃熱の問題、後者は大規模
な工事を伴うという問題があった。
【0008】また、壁の適当な部位に内外に貫通する穴
を空けて、この穴の箇所に換気扇を設けることが考えら
れるが、単に壁に換気扇を設けただけでは、ブース内部
の温度上昇を抑えながら低騒音を実現するのが難しかっ
た。
【0009】また、効率的な換気のためにはブースの内
部で空気の流れを管理することが重要であり、そのため
には、ブース内に空気を噴出させるための噴出口を、ブ
ースの平面形状や内部に設置する什器類のレイアウトな
どに応じて設定するのが好ましい。
【0010】しかし、外部から空気を取り入れるための
吸気用のファンは、メンテナンス等の関係から設置場所
の制約が多いため、噴出口の設置位置を自在に設定して
効率的な換気を行うのが難しいという問題もあった。
【0011】これらの点については、ブースの内面又は
外面にダクトを設けることにより、噴出口と吸気ファン
との距離又は排気口と排気ファンとの距離を大きくすれ
ば良いと考えられるが、これでは、ダクトが人目に触れ
るため体裁が悪くなるという別の問題が発生する。
【0012】本発明は、このような現状を改善すること
を課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題は各請求項の
発明によって解決できる。
【0014】このうち請求項1の発明は、周囲を壁で囲
うと共に天井を備えたブースの内部に、人がデスクワー
クを行うための机天板を設けているワークスペースシス
テムにおいて、前記壁の内部に、ブースの内部に外側か
ら空気を取り入れるための吸気通路と、ブースの内部の
空気を上方に排出するための排気通路とのうち少なくと
も何れか一方を設けており、更に、前記ブースの適宜部
位に、前記吸気通路を介して空気を外部から吸引する吸
気ファンか、又は、排気通路を介してブース内の空気を
排出する排気ファン、若しくは両方を設けている。
【0015】請求項2の発明は、請求項1において、前
記ブースの周壁のうち少なくとも一部を内壁と外壁との
間に間隔が空いた二重壁に構成し、この内壁と外壁との
間の空間を、前記吸気通路又は排気通路又はファン設置
スペースに利用している。
【0016】請求項3の発明では、請求項2において、
前記外壁と内壁との相対向した面に、ガラスウールのよ
うな吸音性に優れた素材を設けている。
【0017】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
うちの何れかにおいて、前記ブースは、複数のコーナー
部を備えた平面視で多角形に形成されており、前記吸気
通路を一つのコーナーの箇所でブースの内部に開口する
ことにより、ブースに噴出した空気に平面視で旋回する
ような流れの方向性を付与している。
【0018】
【発明の作用・効果】何れの請求項においても、ブース
の内部への空気の噴出口とブースから空気を外部に出す
排気口とを離して設けるにおいて、吸気通路又は排気通
路が壁の内部に隠すことができるため、美感を悪化させ
ることなく換気効率を向上することができる。
【0019】ところで、二重壁は外壁と内壁とを適当な
間隔で隔てることによって簡単に製造することができ
る。従って、請求項2のように構成すると、吸気通路や
排気通路、或いは吸気ファン又は排気ファンを壁に内蔵
することを簡単に行うことができる。
【0020】請求項3のように構成すると、空気の流れ
によって発生する音やファンの運転音がブースの内部又
は外部に漏洩することを防止又は抑制できるため、静粛
性を向上することができる。
【0021】請求項4のように構成すると、ブースの内
部の温度を均一化して効率的に換気できる利点がある。
【0022】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0023】(1).第1実施形態(図1〜図13) 図1〜図13では第1実施形態(主たる実施形態)を示
している。図1はワークスペースシステムの全体の外観
斜視図、図2は平断面図、図3は図2の III-III視断面
図、図4及び図5は見る方向を変えた状態での破断斜視
図である。
【0024】.全体の概要 本実施形態は、室内設置型のワークスペースシステムに
適用しており、平面視で長方形のブース1を備えてい
る。ブース1は、図2で時計回りに延びる第1〜第4の
各壁2,3,4,5と、上方を覆う天井6とを備えてい
る。
【0025】ブース1は平面視四角形であるため、隣合
った壁によってコーナー部が形成されている。各コーナ
ー部のうち、第1壁2と第4壁5とで構成されるコーナ
ー部を第1コーナー部7と表示し、以下、時計回りに第
2コーナー部8、第3コーナー部9、第4コーナー部1
0と表示する。
【0026】ブース1の内部には、人が椅子11に腰掛
けたり立ったりすることのできる着座エリア12を、第
1コーナー7と第3コーナー部9とを結ぶ対角線13に
沿った方向に延びるように設け、第1壁2のうち第1コ
ーナー部に寄った部位には、着座エリア12につながっ
た出入り口14を設け、この出入り口14を吊り戸式
(回動式でも良い)の扉15で塞いでいる。
【0027】詳細は省略しているが、扉15は、閉じて
内側からハンドルを回すと、その周縁を第1壁2と第4
壁5とに密着し、かつ、シール部材が床に突出動して、
扉15の周縁からの音の侵入又は漏洩を防止又は抑制で
きるようになっている。
【0028】ブース1の内部のうち出入り口14から見
て着座エリア12を挟んだ左側には第1机天板17を、
右側には第2机天板18を、奥側には第3机天板19を
それぞれ設けている。これらの3枚の机天板17,1
8,19は一連に連続している(多少の間隔を空けて分
離しても良い)。
【0029】第2壁3は外壁2aと内壁2bとによって
中空状に形成されている。また、第2〜第4の各コーナ
ー8,9,10の内側には、隣合った壁が直角に交わる
のを避けるため、面取り状のコーナー壁20を設けてお
り、このため、コーナー壁20とその両側の壁とは平面
視で鈍角に交叉している。なお、コーナー壁20は平面
視で緩く湾曲した状態に形成しても良い。
【0030】第2コーナー部8の外面は直角のままであ
るが、第3コーナー部9と第4コーナー部10とは、外
面も面取り状にカットされた状態になっている。第3壁
4,第4壁5,第4コーナー部10の箇所にはガラス窓
16を設けている。以下、各部分の詳細を説明する。
【0031】.机天板 各机天板17,18,19は図示しないブラケットで各
壁に取付けられている(脚で支持しても良い)。
【0032】これら3つの机天板17,18,19は、
例えば、第1机天板17を左脳的作業に使用し、第2机
天板18を右脳的作業に使用し、第3机天板19を中間
的作業に使用すると言うように、脳の働きに基づく作業
内容に応じて用途を特定することができる。
【0033】図2及び図3では、第1机天板17と第3
机天板19とにはパソコン21を設置した状態を描いて
いる。第3机天板19には電話機22を設置している。
これらの器具に限らず、各机天板17,18,19には
作業内容に応じた物品を置けば良い。もちろん、何の物
品も使用しない作業もあり得る。
【0034】第3机天板19の下面箇所には、高さを一
段低くした補助天板23を設けている。この補助天板2
3は主としてキーボード24を載せるためのものであ
る。補助天板23は、図2に二点鎖線23′で示すよう
に平面姿勢を変えることができる。第3机天板19の下
方に収納することも可能である。
【0035】第1机天板17を左右的作業に使用する場
合は、当該第1机天板17は、例えば、木質系又はスチ
ール系の基板に木目調の表面材(シート)を張るという
ように、暖色系の色彩でかつ滑らかな質感を持つものが
好ましい。
【0036】第2机天板18を右脳的作業に使用する場
合は、当該第2机天板18は、例えば多数の節目を露出
させた天然木材板のように、手触りが粗くて明度の大き
い質感のものが好ましい。
【0037】第3机天板19を中間的作業に使用する場
合は、当該第3机天板19は、寒色系の表面材を張った
スチール天板のように、滑らかで冷たい触感・質感のも
のが好ましい。本実施形態では、第3机天板19の一部
を、磨き上げた大理石のような滑らかな石板19aで構
成している。
【0038】第1机天板17と第2机天板18の面積が
大きくなっており、このため、両机天板17,18の下
方の空間に、サーバや通信用コネクタ・アダプタ類、C
Dプレーヤーなどの機器を収納することができる。
【0039】.壁及びその利用 図4に示すように、第2壁3の箇所には、二重壁で厚さ
が厚くなっていることを利用して、内面から奥まった状
態の収納ボックス25を装着している。本実施形態で
は、収納ボックス25は深いものと浅いものとを設けて
いる。収納ボックス25には棚26を着脱自在に装架す
ることができる。
【0040】更に、第2壁3の内面箇所には、照明や聴
覚的刺激などを設定するためのコントロールパネル27
を設けている。コントロールパネル27は、液晶式のよ
うな画面を備えており、各種の設定事項は、コントロー
ルパネルに設けたタッチキーや図示しないマウスの操作
によって行われる。図4及び図5に示す符号28はコン
セントである。
【0041】図4に示すように、例えば第1壁2や第2
壁3には、棚板29の支持ブラケットや小物受け30を
爪部を差し込んで係止できる溝31を設けており、壁
2,3aには、ブラケットや爪を係止する部材を内蔵し
いてる。棚板29等は、全ての壁に取付けできるように
しても良いし、一部の壁のみに取付けできるようにして
も良い。
【0042】.換気装置の吸気部 次に、換気装置について、図6も参照して説明する。
【0043】図6のうち(A)は図5のVI−VI視断面
図,(B)は(A)のB−B視断面図であり、この図に
示すように、第1机天板17の奥部は底板(建物の床で
も良い)との間に、第1壁2と第2内壁3aとに連続し
た仕切板23を設けることにより、第2コーナー部8の
下方に吸気空間34を形成し、この吸気空間34に吸気
ファン(換気扇)35を設置している。
【0044】吸気空間34は、ブース1の外側と第2壁
3の下部の吸気通路36とに連通している。ブース1の
第1壁2には、吸気空間34を着脱自在に塞ぐカバー3
7を設けており、カバー37の下部には多数の吸気穴3
8が空いている。
【0045】また、第1壁2の外側のうちカバー38の
側方には、扉15を隠す戸袋板39を設けている。図2
及び図6に示すように、戸袋板39とカバー38との
間、並びにカバー38と第2コーナー部8との間には吸
気用の隙間40が空いている。なお、カバー37の全体
に吸気穴38を空けたり、カバー37の全体又は一部を
パンチングメタル製としたり、カバー37の少なくとも
下部を金網製としたりしても良い。
【0046】.換気装置の吸気通路 第2壁3が中空状であることを利用して、当該第2壁3
の下部を前記した吸気通路36と成している。
【0047】吸気通路36は第2壁3のほぼ全高にわた
って延びている。そして、図2で実線で示すと共に図6
(A)において一点鎖線で示すように、第3コーナー部
9におけるコーナー板20のうち第3机天板19よりも
上方の部位に、空気をブース1の内部に噴出させるため
の噴出口42を設けている。噴出口42には、ルーバ式
や金網式等の通風板を設けている。
【0048】第3コーナー部9のコーナー板20は第3
壁4と平面視で鈍角をもって交叉しているため、第3壁
4が空気の流れのガイドの役割を果たして、噴出口42
から噴出した空気は、図6に一点鎖線の矢印Aで示すよ
うに平面視で時計回りに旋回し勝手になり、最終的に第
2コーナー部8の箇所に向かう傾向を呈することにな
る。
【0049】なお、前記したように第3壁3には収納ボ
ックス25を設けているが、吸気通路36は第2壁3の
全高にわたって延びている一方、収納ボックス25は第
3机天板19の上方に部分的に設けているに過ぎないた
め、吸気機能が損なわれることはない。
【0050】図6(B)に示すように、第2壁3を構成
する内外壁3aは、外側から順に第1石膏ボード43、
ロックウール44、第2石膏ボード45、グラスウール
46、グラスクロス47を張り合わせた構成になってお
り、遮音性が高い。第1石膏ボード43の外面、及び、
第2石膏ボード45のうちグラスウール46に接する面
には亜鉛圧延鋼板(SPCC)のよう金属板層48を張
っており、このため遮音性が高い。
【0051】他方、内壁3bは、ブース1の内部側に位
置するパネル49にグラスウール45を張った構造にな
っており、このため遮音性・吸音性に優れている。内壁
3bのグラスウール46にもグラスクロス47を張って
いる。内壁3bのパネル49は、ピンを差し込めるよう
な軟質材を使用しても良い。
【0052】第2壁3がこのような遮音・吸音構造であ
るため、空気の流れによって発生する音や吸気ファン3
5の運転音がブースの内外に漏洩するのを防止又は低減
して、ブース1の内外での静粛性を向上できる。
【0053】なお、他の壁2,4,5は基本的に第2壁
3の外壁3aと同じ構造(又は金属板48が張られた石
膏ボード43,45でロックウール44をサンドイッチ
した構造)になっていて、ブース1の内外の遮音性を高
めている。
【0054】.換気装置の排気手段 ブースの1の内部には熱が籠もると共に使用者の呼吸等
によって空気が汚れるため、ブース1の内部の空気を外
部に排出するのが好ましい。
【0055】そこで、図2や図4に示すように、第2コ
ーナー部8におけるコーナー壁20の裏側に排気通路5
0を設けると共に、第2コーナー部8のコーナー壁20
の適当な高さ位置に、通気板を装着した排気口51が設
けられている。言うまでもないが、排気通路50は排気
口51の下方において塞がれている。
【0056】図1に示すように、天井6には、排気通路
50に連通した放出口52が空いている。なお、図1に
一点鎖線で示すように、天井6に排気ファン53を設け
て強制排気することも可能である。排気ファン53を設
ける場合、排気通路50の内部や壁の外面に設けること
も可能である(壁に設ける場合は、放出口52は壁に開
口する)。
【0057】排気ファン53による強制排気は必ずしも
必要はなく、吸気ファン35による正圧で自然排気する
ことも可能である。
【0058】なお、換気扇35や排気ファン53の箇所
に、光触媒方式やヤィルター方式等の空気清浄手段を付
加して設けても良い。
【0059】.空気の流れ ブース1の内部は熱が籠もりがちになるので、換気する
場合、冷房を優先させる必要がある。そして、本実施形
態では、建物の内部の調和空気をカバー37の下部から
取り入れて、ブース1の内部を循環させてから、最終的
にブース1の上端部から排出している。
【0060】これは、建物内を冷房する場合、冷気は室
の下方に溜まる傾向があることと、建物では一般に天井
に空気吹き出し口や排気口を設けていることが多いこと
を考慮して、床に近い部分から吸気することによってな
るだけ温度の低い冷気を取り入れ、且つ、ブース1から
排出された温度の高い空気は建物の天井部に向けて吹き
出すことにより、ブース1から排出された空気の再冷却
や室外排出の効率アップを図ったものである。
【0061】ブース1の内部への空気の取り入れ口やブ
ース1の内部への噴出口、或いはブース1からの排気口
はそれぞれ複数箇所に設けても良い。
【0062】.天井、照明装置、スピーカ、窓 図2に示すように、天井6には高さの高いドーム部6a
を設けている。本実施形態では、ドーム部6aは他の部
位よりも薄肉になっており、着座エリア12と同様に対
角線13の方向に延びている。このため、作業している
人が圧迫感を受けることを防止又は抑制できる。
【0063】天井面のうちドーム部6aの側方には、蛍
光灯のような灯具54とその下方に配置した穴空き板5
5とを備えた照明装置56が配置されている。このた
め、灯具54から照射された光の一部は直接照明として
ブース1の内部を照明し、残りは天井6に反射する間接
照明としてブース1の内部を照明する。穴空き板55に
代えてルーバを設けても良い。
【0064】図2や図4,図5に示すように、ブース1
の内周面の上部には4個のスピーカ57を設けている。
図2から容易に理解できるように、これらのスピーカ5
7は、各机17,18,19を挟んだ両側に1個ずつ位
置するようなレイアウトで配置している。
【0065】図5に示すように、各窓16の箇所で壁
4,20,5は中空状になっており、その中空部に、操
作具(紐)付きのブラインド58と昇降式の遮蔽幕(或
いは遮蔽板)59とを設けている。
【0066】(2).他の実施形態(図7〜図8) 図7では、2つのブース1を一体化した2連式のワーク
スペースシステムを示す第2実施形態を示しており、1
つの第2壁3を2つのブース1で共有している。
【0067】図8に示す第3実施形態では、建物のコー
ナー部に設置するように平面視で5角形に形成してい
る。このため、ブース1は、扉15を備えた第5壁5′
を設けており、第4壁5と第5壁5′とによって第5コ
ーナー10′が形成されている。建物のコーナー部に設
置するワークスペースシステムの場合、平面視で三角形
や扇形でもよい。
【0068】(3).その他 本発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化でき
る。
【0069】例えば、ブースの平面形状は図示のもの以
外の様々な形状(例えば円形、楕円形、六角形など)に
設定することができるのであり、また、ブースの内部に
設置する机天板の平面形状やレイアウトは必要に応じて
様々に設定できる(必ずしも3枚の机天板を設ける必要
はない)。
【0070】吸気通路や排気通路を金属板製や合成樹脂
製のダクトで構成し、これを壁に内蔵することも可能で
ある。また、ブースに冷暖房を行う空調装置(エアコ
ン)を設けても良い。屋外や広い会場に設置するワーク
スペースシステムの場合は、エアコンを設けるのが好ま
しい。
【0071】ブースを建物の壁に密着させて設置する場
合、建物の壁をブースの壁に共用することも可能である
(このようにすると、コストを抑制できる)。
【0072】ところで、ブースにおける一部の壁を二重
壁に構成すると、本願発明のように吸気通路又は排気通
路に利用することができることに加えて、物品の収納部
としても利用することができるが、このように、ブース
の一部の壁(又は全部の壁)を多目的に利用できる二重
壁とすることは、独立した発明として成立し得る(この
場合は、天井を備えた密閉式のブースに限らず、周囲を
壁で囲っただけのブースでも良い)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の外観斜視図である。
【図2】平断面図である。
【図3】図2の III-III視断面図である。
【図4】破断斜視図である。
【図5】破断斜視図である。
【図6】 (A)は図5のVI−VI視断面図、 (B)は (A)の B
-B視断面図である。
【図7】第2実施形態の概略平面図である。
【図8】第3実施形態の概略平面図である。 1 ブース 2〜5 壁 6 天井 7〜10 コーナー部 12 着座エリア 17〜19 机天板 20 コーナー壁 33 仕切板 35 吸気ファン 36 吸気通路 37 カバー 42 噴出口 50 排気通路 51 排気口 52 放出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毛利 公勅 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式 会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 秋山 京子 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式 会社イトーキクレビオ内 (72)発明者 安藤 四一 神戸市北区ひよどり台3丁目6番153号 Fターム(参考) 3L080 AC03 AD01 AD02 AE02 BA03 BB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲を壁で囲うと共に天井を備えたブース
    の内部に、人がデスクワークを行うための机天板を設け
    ているワークスペースシステムにおいて、 前記壁の内部に、ブースの内部に外側から空気を取り入
    れるための吸気通路と、ブースの内部の空気を上方に排
    出するための排気通路とのうち少なくとも何れか一方を
    設けており、 更に、前記ブースの適宜部位に、前記吸気通路を介して
    空気を外部から吸引する吸気ファンか、又は、排気通路
    を介してブース内の空気を排出する排気ファン、若しく
    は両方を設けている、ワークスペースシステムの換気装
    置。
  2. 【請求項2】前記ブースの周壁のうち少なくとも一部を
    内壁と外壁との間に間隔が空いた二重壁に構成し、この
    内壁と外壁との間の空間を、前記吸気通路又は排気通路
    又はファン設置スペースに利用している、請求項1に記
    載したワークスペースシステムの換気装置。
  3. 【請求項3】前記外壁と内壁との相対向した面に、ガラ
    スウールのような吸音性に優れた素材を設けている、請
    求項2に記載したワークスペースシステムの換気装置。
  4. 【請求項4】前記ブースは、複数のコーナー部を備えた
    平面視で多角形に形成されており、前記吸気通路を一つ
    のコーナーの箇所でブースの内部に開口することによ
    り、ブースに噴出した空気に平面視で旋回するような流
    れの方向性を付与している、請求項1〜請求項3のうち
    の何れかに記載したワークスペースシステムの換気装
    置。
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