JP2002127937A - 車体のマウンテイング装置 - Google Patents

車体のマウンテイング装置

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JP2002127937A
JP2002127937A JP2000327472A JP2000327472A JP2002127937A JP 2002127937 A JP2002127937 A JP 2002127937A JP 2000327472 A JP2000327472 A JP 2000327472A JP 2000327472 A JP2000327472 A JP 2000327472A JP 2002127937 A JP2002127937 A JP 2002127937A
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JP
Japan
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vehicle body
vibration
vehicle
mounting device
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000327472A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Iwahara
光男 岩原
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の乗り心地や運動性能を悪化させずに、
車体マウント装着点の振動を抑える、車体のマウンテイ
ング装置を得る。 【解決手段】 車枠16に固定された金属製の円錐体1
5aと、円錐体15aの内部に下半部を加硫接着し制振
ゴム13と、制振ゴム13を貫通し上端フランジ2が車
体6の床板6aに結合した取付支板12の下面に当接す
る金属製の案内筒3と、案内筒3の下端フランジ4と一
体に形成した収容筒5と、取付支板12と案内筒5とを
貫通するボルト7の下端にナツト9により支持した座板
8と下端フランジ4との間に上端を挟持したばね17
と、収容筒5に収納されかつばね17の下端に結合した
平衡錘18とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車枠に対し車体を支
持するマウンテイング装置、特に路面や機関から受ける
車体の振動に対して、車体の振動を抑制するようにした
車体のマウンテイング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車枠付きRV車における機関のアイドル
運転での振動対策として、機関マウントと車体マウント
のばね定数を小さくすることが考えられる。しかし、こ
の方法によれば、機関のアイドル運転での振動は低下す
るが、車両の乗り心地や運動性能が悪下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、車両の乗り心地や運動性能を悪化させず
に、車体マウント装着点の振動を抑えるようにした、車
体のマウンテイング装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は車両の車枠に車体を結合するマウン
テイング装置であつて、前記車体と前記車枠との間に介
在する弾性体の振動方向延長線上にダイナミツクダンパ
を配したことを特徴とする。
【0005】また、本発明の構成は車枠に固定された金
属製の円錐体と、該円錐体の内部に下半部を加硫接着し
た制振ゴムと、該制振ゴムを貫通し上端フランジが車体
の床板に結合した取付支板の下面に当接する金属製の案
内筒と、該案内筒の下端フランジと一体に形成した収容
筒と、前記取付支板と前記案内筒とを貫通するボルトの
下端にナツトにより支持した座板と前記下端フランジと
の間に上端を挟持されたばねと、前記収容筒に収容され
かつ前記ばねの下端に結合した平衡錘とを具備すること
を特徴とする、車両の車枠に車体を結合するマウンテイ
ング装置であつて、前記車体と前記車枠との間に介在す
る弾性体の振動方向延長線上にダイナミツクダンパを配
したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】車枠付きRV車では、車枠と車体
は複数の車体マウントにより連結されている。車体を加
振する力は車枠から車体マウントを経て車体へ伝達され
るので、車体マウント全装着点の振動が零になれば、車
体は振動しないはずである。そこで、本発明では取付空
間の確保とコスト低減のために、ダイナミツクダンパと
一体の車体マウントを形成した。つまり、本発明では従
来の車体マウントの延長線上にもう1つの振動系を配し
て、従来の車体マウントの振動をキヤンセルさせて、振
動低減を図る。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る車体のマウンテイング装
置10と車枠16と車体6との関係を示す側面図、図2
は車枠16に対し車体6を支持するための車体のマウン
テイング装置10の側面断面図である。車体6は主とし
て床板6aを、車枠16に対して複数の車体マウント1
0により支持される。図2に示すように、車体マウント
10は車枠16に設けた円筒部16aへ金属製の円錐体
15aが挿通され、上方へ拡径される円錐体15aの上
端フランジ15が、複数のボルト14により車枠16に
結合される。円錐体15aには制振ゴム13が加硫成形
される。制振ゴム13は円錐体15aから上方へ突出
し、くびれ部分13aにより車枠16に対する車体6の
僅かな傾動と偏心運動を許すようになつている。制振ゴ
ム13を貫通する案内筒3の上端フランジ2が皿型の取
付支板12に重ね合され、ボルト7とナツト9により結
合される。取付支板12は車体6の床板6aに溶接など
により結合される。
【0008】案内筒3の下端にはフランジ4を経て大径
の収容筒5が一体に形成され、収容筒5の内部に通孔1
8aを有する平衡錘18が収容される。この収容筒5の
部分は、案内筒3の下部のフランジ4の部分で分割して
成形した後、熔接などで一体化してもよい。平衡錘18
の収容筒5に対向する外周面には、例えば4フツ化エチ
レン樹脂などの低摩擦性の被膜19が形成される。平衡
錘18はフランジ4に対してばね17により支持され
る。ばね17の上端部は巻径が小さくなつており、座板
8によりフランジ4へ押し付けられた状態にボルト7に
螺合したナツト9により締結される。ばね17の下端は
平衡錘18の上に重ね合され、例えば複数の環状の止め
具20により平衡錘18に係止される。しかし、ばね1
7は平衡錘18に溶接されてもよい。
【0009】機関から受ける車枠16の振動は、ばね1
7と平衡錘18の系の振動により減殺され、さらに車枠
16から車体6に伝わる振動は、制振ゴム13を介して
減じられ、ボルト7を経て車体6に伝達される。車枠1
6の振動の主成分がアイドル回転数が720rpmの4
行程4気筒機関とすれば、車枠16の振動数は回転2次
成分である24Hzである。ダンパとしてのばね17と
平衡錘18の系の固有振動数を、車枠16の固有振動数
24Hzと等しくすると、ばね17と平衡錘18の系の
振動と、機関から受ける車枠16の振動とが相互干渉し
て、車体6の振動はさらに低下する。
【0010】図3,4に車両全体のモデルで計算した車
枠16の車体マウント10の装着点と、車体6の運転席
の取付部との振動を示す。図3に線30で示すように、
本発明による振動数24Hzで減衰なし車体のマウンテ
イング装置10をつけると、振動が約3dB低下する。
図4に線31で示すように、車体6の運転席の取付部の
振動は、機関から受ける車枠16の振動数が24Hzで
低下している。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のように、前記車体と前記
車枠との間に介在する弾性体の振動方向延長線上にダイ
ナミツクダンパを配したので、車枠から車体へ伝達され
る機関の振動は制振ゴムにより減じられるとともに、車
体の振動は平衡錘を加振し、車体の振動を打ち消す振動
を生じるので、簡単な構成て車体の振動を効率的に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車体のマウンテイング装置の車枠
と車体との関係を示す側面図である。
【図2】車枠に対し車体を支持するための車体のマウン
テイング装置の側面断面図である。
【図3】車両全体のモデルから計算した車体マウントの
装着点の振動を示す線図である。
【図4】車両全体のモデルから計算した車体の運転席取
付部の振動を示す線図である。
【符号の説明】
2:フランジ 3:案内筒 4:フランジ 5:収容筒
6:車体 6a:床板7:ボルト 8:座板 9:ナ
ツト 10:車体マウント 11: 12:取付支板
13:制振ゴム 13a:くびれ 14:ボルト 1
5:フランジ 15a:円錐体 16:車枠 16a:
円筒部 17:ばね 18:平衡錘 18a:通孔 1
9:被膜 20:止め具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車枠に車体を結合するマウンテイン
    グ装置であつて、前記車体と前記車枠との間に介在する
    弾性体の振動方向延長線上にダイナミツクダンパを配し
    たことを特徴とするマウンテイング装置。
  2. 【請求項2】車枠に固定された金属製の円錐体と、該円
    錐体の内部に下半部を加硫接着した制振ゴムと、該制振
    ゴムを貫通し上端フランジが車体の床板に結合した取付
    支板の下面に当接する金属製の案内筒と、該案内筒の下
    端フランジと一体に形成した収容筒と、前記取付支板と
    前記案内筒とを貫通するボルトの下端にナツトにより支
    持した座板と前記下端フランジとの間に上端を挟持され
    たばねと、前記収容筒に収容されかつ前記ばねの下端に
    結合した平衡錘とを具備することを特徴とする、車体の
    マウンテイング装置。
JP2000327472A 2000-10-26 2000-10-26 車体のマウンテイング装置 Pending JP2002127937A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014204882A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 株式会社東芝 洗濯機
JP2016098861A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 三菱自動車工業株式会社 キャブマウント
TWI740690B (zh) * 2020-10-23 2021-09-21 財團法人工業技術研究院 緩衝減震結構組合、車輛之緩衝減震結構以及車輛

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JP2014204882A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 株式会社東芝 洗濯機
JP2016098861A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 三菱自動車工業株式会社 キャブマウント
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