JP2002125544A - 両軸受リールのスプール制動装置 - Google Patents

両軸受リールのスプール制動装置

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JP2002125544A
JP2002125544A JP2000325359A JP2000325359A JP2002125544A JP 2002125544 A JP2002125544 A JP 2002125544A JP 2000325359 A JP2000325359 A JP 2000325359A JP 2000325359 A JP2000325359 A JP 2000325359A JP 2002125544 A JP2002125544 A JP 2002125544A
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spool
conductor
magnetic
dual
braking
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JP2000325359A
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Koichi Hiraoka
宏一 平岡
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受リールのスプール制動装置において、
移動部材を移動させやすく、かつ製造コストを低減でき
るようにする。 【解決手段】 両軸受リールのスプールブレーキ機構2
3は、両軸受リールのリール本体1に回転自在に装着さ
れたスプール12の回転を制動する機構であって、複数
の導電体50と、複数の磁力体51と、制動力調整部5
2とを備えている。複数の導電体50は、スプール12
に連動して回転するものである。複数の磁力体51は、
リール本体に複数の導電体50と対向可能に設けられ、
導電体50に磁力を作用させることによりスプール12
の回転を制動するものである。制動力調整部52は、複
数の導電体50を少なくともスプール12の径方向にス
プール12の回転により生じる遠心力に応じて移動さ
せ、導電体50に作用する磁力を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動装置、特に、
両軸受リールのリール本体に回転自在に装着されたスプ
ールの回転を制動する両軸受リールのスプール制動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】主にルアーフィッシングに用いられるベ
イトリールと呼ばれる両軸受リールでは、キャスティン
グ時にスプールの回転速度が糸繰り出し速度より速くな
るバックラッシュが生じないように、制動力をスプール
に作用させることが一般に行われている。この種のスプ
ール制動装置として、スプールの回転により生じる遠心
力を利用してスプールに作用する磁力を増減してスプー
ルを制動するものが、特開平10−309158号公報
に開示されている。
【0003】このスプール制動装置は、スプール(又は
リール本体)に設けられた筒状又は円板状の導電体と、
リール本体(又はスプール)に設けられた磁力体と、ス
プールに設けられた部材を遠心力に応じてスプール軸方
向に移動させる制動力調整手段とを有している。スプー
ルに設けられた導電体(又は磁力体)は、制動力調整手
段によって、スプールの径方向に作用する遠心力により
スプール軸方向に移動するように構成されている。具体
的には、制動力調整手段は、スプールの内周側にテーパ
状にリール本体に向けて拡がるように形成された斜面
と、スプール軸に回転不能かつ軸方向移動自在に装着さ
れた長手方向移動部材と、長手方向移動部材に径方向移
動自在に装着された半径方向移動部材とを有し、長手方
向移動部材に筒状の導電体(又は磁力体)が固定されて
いる。長手方向移動部材は、付勢部材によりリール本体
から離れる方向に付勢されており、半径方向移動部材は
先端が斜面に当接している。
【0004】このような従来のスプール制動装置では、
制動力調整手段によってスプールに設けられた部材をリ
ール本体に設けられた部材に対して遠心力に応じて接離
させることにより、導電体と磁力体との対向面積を変化
させる。この対向面積の変化と回転速度の変化とにより
導電体に作用する磁力が増減し、スプール回転が速くな
るほど制動力が大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
スプール軸方向とスプールの径方向とに制動力調整手段
に設けられた2つの移動部材を移動させ、スプールの径
方向に作用する遠心力を利用してスプール軸方向に導電
体(又は磁力体)を移動させている。このように2つの
移動部材を用いると、長手方向移動部材を押圧する力は
斜面に作用する遠心力のスプール軸方向の分力になるた
め、遠心力をスプール軸方向の力に効率よく変換できな
い。このため、スプールに設けられた部材に対する押圧
力が弱くなり、導電体(又は磁力体)を遠心力に応じて
スムーズに移動させにくい。しかも、スプールに設けら
れた導電体(又は磁力体)を2つの移動部材により移動
させているので2つの部材の移動時の摩擦ロスが大きく
なり、スプールに設けられた部材をさらにスムーズに移
動させにくい。また、導電体(又は磁力体)を2つの移
動部材により移動させているので、制動力調整手段の構
成が複雑になり製造コストも上昇する。
【0006】本発明の課題は、両軸受リールのスプール
制動装置において、移動部材を移動させやすく、かつ製
造コストを低減できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルのスプール制動装置は、両軸受リールのリール本体に
回転自在に装着されたスプールの回転を制動する装置で
あって、複数の導電体と、複数の磁力体と、制動力調整
手段とを備えている。複数の導電体は、スプールと連動
して回転するものである。複数の磁力体は、リール本体
に複数の導電体と対向可能に設けられ、導電体に磁力を
作用させることによりスプールの回転を制動するもので
ある。制動力調整手段は、複数の導電体を少なくともス
プールの径方向にスプールの回転により生じる遠心力に
応じて移動させ、導電体に作用する磁力を変化させる手
段である。
【0008】この制動装置では、スプールが回転すると
制動力調整手段により導電体が回転して遠心力によって
径方向外方に移動する。この結果、導電体と磁力体との
対向面積が変化し、対向面積に応じて制動力が変化す
る。この対向面積を遠心力の大きさに応じて増加させる
ことにより、スプール回転速度が速くなるとともに導電
体を通過する磁束が増加するだけでなく、対向面積の増
加とともに磁束が増加する。この結果、スプール回転数
が低いときには、対向面積が小さい又は対向しないた
め、導電体を通過する磁束が少なくなり制動力が弱くな
り、スプール回転数が増加するにつれて強くなる。
【0009】ここでは、スプールに連動する導電体を少
なくともスプールの径方向に移動させるので、遠心力の
作用する方向と移動方向が同じ方向になり、導電体を押
圧する力が遠心力に近くなる。しかも、導電体を少なく
とも径方向に移動させるだけでよいので、摩擦ロスが少
なくなる。このため、導電体を移動させやすくなる。ま
た、導電体を径方向の一方向に移動させるだけでよいの
で、制動力調整手段の構成が簡素になり、製造コストが
低下する。しかも、比較的軽量な導電体をスプールに連
動させるので、スプールの慣性モーメントが小さくなり
キャスティング当初のスプールの初速が速くなる。
【0010】発明2に係る両軸受リールのスプール制動
装置は、発明1に記載の装置において、制動力調整手段
は、複数の導電体を径方向に移動自在に支持する回転部
材と、支持された導電体をスプールの回転中心側に付勢
する付勢部材とを有する。この場合には、回転部材に支
持された導電体が付勢部材により回転中心側に付勢され
るので、スプールの低速回転時に導電体と磁力体との対
向面積を小さくする又は対向させなくすることを簡単に
実現でき、キャスティング当初での制動力を小さくして
飛距離を延ばすことができる。
【0011】発明3に係る両軸受リールのスプール制動
装置は、発明2に記載の装置において、複数の導電体
は、前記回転部材に周方向に分割されて設けられ、複数
の磁力体は、複数の導電体に対向可能な位置に周方向に
間隔を隔てて設けられ、かつ隣り合う磁力体が異なる磁
極で導電体に対向可能である。この場合には、スプール
とともに回転する導電体に対して隣り合う磁石との間で
の円弧状の磁束が導電体を通過して発生する渦電流によ
りスプールが制動される。ここでは、磁極が異なる磁力
体を周方向に並べて配置して磁束を形成したので、磁力
体の配置が簡素になるとともに、スプールの取り出しが
容易になる。
【0012】発明4に係る両軸受リールのスプール制動
装置は、発明3に記載の装置において、磁力体を導電体
と接離する方向に移動自在に支持する移動支持部材と、
移動支持部材を接離する方向に移動させる移動手段とを
有する磁力体移動手段をさらに備える。この場合には、
磁力体移動手段の移動支持部材を導電体に対して接離す
る方向に移動させることにより導電体を通る磁束の数を
変化させることができ、全体の制動力を容易に調整でき
る。
【0013】発明5に係る両軸受リールのスプール制動
装置は、発明4に記載の装置において、磁力体移動手段
は、移動手段をリール本体の外部から操作可能な操作部
材をさらに有する。この場合には、移動手段をリールの
外から操作できるので、全体の制動力を簡単に調整でき
る。
【0014】発明6に係る両軸受リールのスプール制動
装置は、両軸受リールのリール本体に回転自在に装着さ
れたスプールの回転を制動する装置であって、導電体
と、磁力体と、制動力調整手段とを備えている。導電体
は、リール本体に設けられたものである。複数の磁力体
は、スプールと連動して回転し、導電体と対向可能に設
けられ、導電体に磁力を作用させることによりスプール
の回転を制動するものである。制動力調整手段は、複数
の磁力体を少なくともスプールの径方向にスプールの回
転により生じる遠心力に応じて移動させ、導電体に作用
する磁力を変化させる手段である。
【0015】この制動装置では、スプールが回転すると
制動力調整手段により導電体ではなく磁力体が回転して
遠心力によって径方向外方に移動する。この結果、導電
体と磁力体との対向面積が変化し、対向面積に応じて制
動力が変化する。この対向面積を遠心力の大きさに応じ
て増加させることにより、スプール回転速度が速くなる
とともに導電体を通過する磁束が増加するだけでなく、
対向面積の増加とともに磁束が増加する。この結果、ス
プール回転数が低いときには、導電体を通過する磁束が
少なくかつ対向面積が小さい又は対向しないため、制動
力が弱くなり、スプール回転数が増加するにつれて強く
なる。ここでは、スプールに連動する磁力体を少なくと
もスプールの径方向に移動させるので、遠心力の作用す
る方向と移動方向が同じ方向になり、磁力体を押圧する
力が遠心力に近くなる。しかも、磁力体を少なくとも径
方向に移動させるだけでよいので、摩擦ロスが少なくな
る。このため、磁力体を移動させやすくなる。また、磁
力体を径方向の一方向に移動させるだけでよいので、制
動力調整手段の構成が簡素になり、製造コストが低下す
る。
【0016】発明7に係る両軸受リールのスプール制動
装置は、発明6に記載の装置において、制動力調整手段
は、複数の磁力体を径方向に移動自在に支持する回転部
材と、支持された磁力体をスプールの回転中心側に付勢
する付勢部材とを有する。この場合には、回転部材に支
持された磁力体が付勢部材により回転中心側に付勢され
るので、スプールの低速回転時に導電体と磁力体との対
向面積を小さくする又は対向させなくすることができ、
キャスティング当初での制動力を小さくして飛距離を延
ばすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1は、本発明の一
実施形態が採用された両軸受リールの斜視図である。
【0018】図に示す両軸受リールは、主にルアーフィ
ッシングに用いられるベイトリールであり、リール本体
1とリール本体の側方に配置されたスプール回転用ハン
ドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたド
ラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。ハンドル
2は、板状のアーム部2aと、アーム部2aの両端に回
転自在に装着された把手部2bとを有するダブルハンド
ル型のものである。ハンドル2のアーム部2aの外側面
は繋ぎ目が無い滑らかな面で構成されており、釣り糸が
絡みにくい構造となっている。
【0019】図2に示すように、リール本体1は、フレ
ーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバ
ー6及び第2側カバー7と、フレーム5の上部に装着さ
れたサムレスト10とを有している。フレーム5は、所
定の間隔を開けて互いに対向するように配置された1対
の側板8,9と、これらの側板8,9を連結する複数の連
結部(図示せず)とを有している。
【0020】ハンドル2側の第2側カバー7はねじによ
り側板9に着脱自在に固定されている。ハンドル2と逆
側の側板8には、スプール12が通過可能な開口8aが
形成されている。ハンドル2と逆側の第1側カバー6に
は、ブレーキケース55がビス49により固定されてい
る。
【0021】ブレーキケース55は、図3に示すよう
に、内周側に配置された内筒部55aと、外周側に内筒
部55aと同芯に配置された外筒部55bと、両筒部5
5a,55bをつなぐ壁部55cとを有している。ブレ
ーキケース55は、外筒部55bと開口8aとに形成さ
れたバヨネット構造14により側板8に着脱自在に装着
されている。これにより、第1側カバー6は側板8に対
して着脱自在となっている。
【0022】フレーム5内には、図2に示すように、ス
プール12と、スプール12内に釣り糸を均一に巻き付
けるためのレベルワインド機構15と、サミングを行う
場合の親指の当てとなるクラッチ操作レバー17とが配
置されている。フレーム5と第2側カバー7との間に
は、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベル
ワインド機構15に伝えるためのギア機構18と、クラ
ッチ機構13と、クラッチ操作レバー17の操作に応じ
てクラッチ機構13の係脱を行うためのクラッチ係脱機
構19と、糸繰り出し時にスプール12を制動するドラ
グ機構21と、スプール軸16を両端で挟んで制動する
キャスティングコントロール機構22とが配置されてい
る。また、開口8aには、キャスティング時のバックラ
ッシュを抑えるためのスプールブレーキ機構23が配置
されている。
【0023】スプール12は、両側部に皿状のフランジ
部12aを有しており、両フランジ部12aの間に筒状
の糸巻き胴部12bを有している。また、スプール12
は、糸巻き胴部12bの内周側に一体に形成された筒状
のボス部12cを有しており、ボス部12cを貫通する
スプール軸16に例えばセレーション結合により回転不
能に固定されている。
【0024】スプール軸16は、側板9を貫通して第2
側カバー7の外方に延びている。その延びた一端は第2
側カバー7に形成されたボス部29に軸受35bにより
回転自在に支持されている。またスプール軸16の他端
は、ブレーキケース55の内筒部55a内で軸受35a
により回転自在に支持されている。
【0025】レベルワインド機構15は、1対の側板
8,9間に固定されたガイド筒25と、ガイド筒25内
に回転自在に配置されたウォームシャフト26と、ライ
ンガイド27とを有している。ウォームシャフト26の
端部には、ギア機構18を構成するギア28aが固定さ
れている。またウォームシャフト26には螺旋状溝26
aが形成されており、ラインガイド27がこの螺旋状溝
26aに噛み合っている。このため、ギア機構18を介
してウォームシャフト26が回転させられることによ
り、ラインガイド27はガイド筒25によって往復移動
する。このラインガイド27内に釣り糸が挿通されて釣
り糸がスプール12に均一に巻き付けられる。
【0026】ギア機構18は、ハンドル軸30に固定さ
れたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状
のピニオンギア32と、前述のウォームシャフト26端
部に固定されたギア28aと、ハンドル軸30に回転不
能に固定されギア28aに噛み合うギア28bとを有し
ている。
【0027】ピニオンギア32は、側板9を貫通して配
置され中心にスプール軸16が貫通する筒状部材であ
り、スプール軸16に軸方向に移動自在に装着されてい
る。ピニオンギア32は、図2右端部外周に形成されメ
インギア31に噛み合う歯部32aと、他端側に形成さ
れた噛み合い部32bとを有している。歯部32aと噛
み合い部32bとの間にはくびれ部32cが設けられて
いる。噛み合い部32bは、ピニオンギア32の端面に
形成された凹溝からなり、そこにスプール軸16を径方
向に貫通するクラッチピン16aが係止される。ここで
はピニオンギア32が外方に移動してその噛み合い部3
2bの凹溝とスプール軸16のクラッチピン16aとが
離脱すると、ハンドル軸30からの回転はスプール12
に伝達されない。この噛み合い部32bの凹溝とクラッ
チピン16aとによりクラッチ機構13が構成される。
【0028】クラッチ操作レバー17は、1対の側板
8,9間の後部でスプール12後方に配置されている。
フレーム5の側板8,9には長孔(図示せず)が形成さ
れており、クラッチ操作レバー17を固定するクラッチ
カム(図示せず)がこの長孔を貫通している。クラッチ
操作レバー17は、長孔に沿って上下方向にスライドす
る。クラッチ係脱機構19は、クラッチヨーク40を有
している。クラッチ係脱機構19は、クラッチ操作レバ
ー17の回動によりクラッチヨーク40をスプール軸の
軸芯と平行に移動させる。また、ハンドル軸30が糸巻
き取り方向に回転すると自動的にクラッチ機構13がオ
ンするようにクラッチヨーク40を移動させる。
【0029】このように構成において、通常状態では、
ピニオンギア32は内方のクラッチ係合位置に位置して
おり、その噛み合い部32bとスプール軸16のクラッ
チピン16aとが係合してクラッチオン状態となってい
る。一方、クラッチヨーク40によってピニオンギア3
2が外方に移動した場合には、噛み合い部32bとクラ
ッチピン16aとの係合が外れクラッチオフ状態とな
る。
【0030】キャスティングコントロール機構22は、
ボス部29の外周側に形成された雄ネジ部に螺合する有
底筒状のキャップ45と、キャップ45の底部に装着さ
れた摩擦プレート46と、ブレーキケース55に装着さ
れた摩擦プレート47とを備えている。両摩擦プレート
46,47は、スプール軸16の両端に接触してスプー
ル軸16を挟持するものであり、キャップ45を回して
両摩擦プレート46,47で発生する挟持力を調整する
ことでスプール12の制動力を調整できる。
【0031】〔スプールブレーキ機構の構成〕スプール
ブレーキ機構23は、スプールの回転を制動する機構で
あり、図3〜図5に示すように、スプール12と連動す
るたとえば4つの導電体50と、リール本体1のブレー
キケース55に導電体50と対向可能に設けられた、た
とえば16個の磁力体51と、導電体50に作用する磁
力を変化させる制動力調整部52とを備えている。
【0032】4つの導電体50は、それぞれ周方向に分
割された1/4円の扇形形状のたとえばアルミニウム合
金製の板状部材であり、その周方向の中心には、たとえ
ば矩形の貫通孔50aが径方向に沿って形成されてい
る。なお、導電体50はスプール12が回転していない
状態では、磁力体51に対向していない。
【0033】磁力体51は、たとえば円柱状の永久磁石
で構成されており、導電体50に磁力を作用させること
によりスプール12の回転を制動するものである。磁力
体51は、ブレーキケース55に装着された移動支持部
材56に周方向に間隔を隔てて設けられている。隣り合
う磁力体51は異なる磁極で導電体50に対向可能であ
る。磁力体51は、たとえば帯磁可能な金属製のリング
部材60を介して移動支持部材56に固定されている。
リング部材60は、磁力体51の磁力を補強するために
設けられている。
【0034】移動支持部材56は、ブレーキケース55
の内筒部55aにスプール軸方向に移動自在に装着され
ており、磁力体51をスプール軸方向に移動自在に支持
する。移動支持部材56は、略円板状の本体部56a
と、本体部56aの背面側(図3左側)にスプール軸方
向外方に突出して設けられた1対のカム軸56b,56
cとを有している。本体部56aの外周側の導電体50
に対向可能な側面にリング部材60が固定されている。
カム軸56bは、カム軸56cと180度間隔を隔てて
カム軸56cより内周側で突出している。両カム軸56
b,56cは、ブレーキケース55の壁部55cを貫通
して壁部55cの外方に突出している。
【0035】ブレーキケース55の内筒部55aの先端
には、軸受35aの外輪に接触するフランジ部材61が
装着されている。フランジ部材61の外周部は、内筒部
55aより径方向外方に突出しており、その突出部分と
本体部56aの側面内周部との間において内筒部55b
の外周側には、コイルばね57が圧縮状態で装着されて
いる。コイルばね57は、移動支持部材56を導電体5
0から離反する方向(スプール12から離反する方向)
に付勢する。これにより、移動支持部材56は、つねに
導電体50から離反する方向に付勢されている。移動支
持部材56は、操作つまみ65によりコイルばね57の
付勢力に抗して導電体50に接近する方向に押圧され
る。
【0036】操作つまみ65は、第1側カバー6に形成
された開口6aから露出する円形のつまみ部65aと、
つまみ部65aより大径のカム部65bとを有してい
る。つまみ部65aは、開口6aに回転自在に支持され
ている。
【0037】カム部65bは、第1側カバー6の裏面と
の間に装着された波板ばね66により付勢されてブレー
キケース55の壁部55cの背面に密着している。カム
部65bの外周面には、軸方向に沿って多数の溝65e
が全体に形成されている。この溝65eに係合するばね
部材68が第1側カバー6の裏面に装着されており、操
作つまみ65を回すとばね部材68が振動してクリック
音が発生するとともに、操作つまみ65の回転位置を保
持する。
【0038】カム部65bのブレーキケース55の壁部
55cに密着する面には、円弧状の1対の傾斜カム溝6
5c,65dが形成されている。傾斜カム溝65cは、
傾斜カム溝65dの内周側に形成されており、各傾斜カ
ム溝65c,65dは、始点及び終点が近接しており、
始点と終点との間で溝の深さが異なりその間が徐々に傾
斜している。傾斜カム溝65cの始点及び終点と傾斜カ
ム溝65dの始点及び終点とは点対称の位置に形成され
ている。また、両傾斜カム溝65c,65dの傾斜方向
が逆である。この傾斜カム溝65c,65dに先端が当
接するようにカム軸56b,56cが形成されている。
このカム軸56b,56cと、傾斜カム溝65c,65
dとコイルばね57とにより移動機構53が構成されて
いる。
【0039】ここでは、操作つまみ65をたとえば時計
回りに回すと、カム軸56b,56cと傾斜カム溝65
c,65dのカム作用により移動支持部材56が導電体
50に接近する方向に移動し、磁力体51が導電体50
に接近する。この結果、導電体50を通過する磁束の数
が増加して全体の制動力が強くなる。この状態を図3の
スプール軸芯Sより上側に示す。また反時計回りに回す
と、コイルばね57により付勢されて導電体50から離
反する方向に移動して全体の制動力が弱くなる。この状
態を図3のスプール軸芯Sより下側に示す。
【0040】制動力調整部52は、スプール軸16に回
転不能に装着され、導電体50をスプール12の径方向
に移動自在に支持する回転部材70と、回転部材70に
支持された導電体50を回転中心側に付勢する4つのコ
イルばね71とを有している。回転部材70は、スプー
ル軸16に回転不能に装着される筒状部70aと、筒状
部70aの外周面から放射状に4方向に延びる矩形断面
の4本のガイド軸70bとを有している。ガイド軸70
bは、導電体50の貫通孔50aを貫通しており、導電
体50を径方向に移動自在に案内し、ガイド軸70b回
りに回転不能に係止している。ガイド軸70bの先端に
はコイルばね71を係止する係止部70cが形成されて
いる。コイルばね71は、係止部70cと導電体50の
外周面との間に圧縮状態で配置されており、これにより
導電体50を回転中心側に付勢する。なお、コイルばね
71この付勢力は、導電体50の自重と略バランスする
ように設定されている。これにより、キャスティング時
にスプール12の回転途中で導電体50に作用する遠心
力が自重より大きくなると、導電体50はスプール12
の径方向外方に移動し、磁力体51に徐々に対向して対
向面積が大きくなり、遠心力と回転速度とに応じて制動
力が徐々に増加する。
【0041】[リールの動作]通常の状態ではクラッチ
ヨーク40は内方に押されておりクラッチオンの状態で
ある。この結果、ハンドル2からの回転力はハンドル軸
30、メインギア31、ピニオンギア32及びスプール
軸16を介してスプール12に伝達され、スプール12
が糸巻き取り方向に回転する。このとき、スプールブレ
ーキ機構23の導電体50に遠心力が作用し導電体50
が径方向外方に移動しようとするが、遠心力が導電体5
0の自重よりも小さい場合、つまりスプール12の回転
速度が遅い場合には、コイルばね71により導電体50
が付勢された状態が維持されて導電体50に磁力体51
が対向せず、制動力はスプール12に作用しない。
【0042】キャスティングを行う場合には、バックラ
ッシュを抑えるために操作つまみ65を回動させて制動
力を調整する。全体の制動力をさらに抑えたい場合に
は、操作つまみ65を図1の矢符Aで示す反時計回りに
回してして磁力体51を導電体50から遠ざければよ
い。操作つまみ65を反時計回りに回転させると、カム
軸56b,56cが傾斜カム溝65c,65dの溝深さ
が浅い方から深い方に当接していき、コイルばね57に
より移動支持部材56が押圧されて磁力体51が導電体
50から離反する方向に移動し、導電体50を通過する
磁力体51からの磁束の数が減少して全体の制動力が弱
くなる。
【0043】逆に全体の制動力を大きくしたい場合に
は、操作つまみ65を時計回りに回して磁力体51を導
電体50に近づければよい。操作つまみ65を時計回り
に回転させると、カム軸56b,56cが傾斜カム溝6
5c,65dの溝深さが深い方から浅い方に当接してい
き、コイルばね57の付勢力に抗して操作つまみ65が
カム部65bを介して移動支持部材56を押圧し、導電
体50に接近する方向に磁力体51が移動し、導電体5
0を通過する磁力体51からの磁束の数が増加して全体
の制動力が強くなる。
【0044】続いて、クラッチ操作レバー17を下方に
押す。クラッチ操作レバー17の移動によりクラッチヨ
ーク40が外方に移動し、ピニオンギア32が同方向に
移動する。この結果、クラッチオフ状態となる。このク
ラッチオフ状態では、ハンドル軸30からの回転はスプ
ール12及びスプール軸16に伝達されず、スプール1
2は自由回転状態になる。クラッチオフ状態としてクラ
ッチ操作レバー17に置いた親指でスプールをサミング
しながらスプール軸16が鉛直面に沿うようにリールを
軸方向に傾けて釣り竿を振ると、ルアーが投げられスプ
ール12が糸繰り出し方向に勢いよく回転する。
【0045】このような状態では、スプール12の回転
によりスプール軸16が糸繰り出し方向に回転し、その
回転が回転部材70に伝達される。回転部材70が回転
して導電体50に作用する遠心力が自重を超えるまで
は、つまりキャスティング初期には、導電体50は径方
向外方に移動しない。このため、導電体50は磁力体5
1に対向せず、導電体50を通過する磁束はほとんどな
い。したがって、導電体50に渦電流がほとんど生ぜ
ず、スプール12に対して制動力はほとんど作用せず、
キャスティング初期でスプール12の回転速度が速くな
る。
【0046】キャスティング中期に遠心力が導電体50
の自重を超えると、コイルばね71の付勢力に抗して導
電体50が遠心力によりガイド軸70bに案内されて径
方向外方に移動する。この移動量は作用する遠心力の大
きさ、つまり回転数に応じて変化する。この結果、磁力
体51に対向する導電体50の面積が変化しさらに導電
体50の回転数も変化するので、導電体50を通過する
磁束の数が回転速度に加えて対向面積の増加により多く
なり、渦電流の発生が多くなりキャスティング中期での
制動力が強くなる。
【0047】キャスティング後期にスプール12の回転
がピークを超えると、導電体50が徐々にスプール12
の回転中心側に戻り、制動力が弱くなる。ここでは、導
電体50は、遠心力が作用する方向、つまりスプール1
2の径方向に移動するので、遠心力が導電体50に作用
すると導電体50はガイド軸70bに案内されてスムー
ズに径方向外方に移動する。また、移動するのは導電体
50だけであるので、構成が簡素でコストの低減を図
れ、かつ摩擦によるロスも少なくなり、さらにスムーズ
に導電体50が移動する。
【0048】また、重さが異なるルアーに取り替えると
きには、ルアーの重さに応じて操作つまみ65を回動さ
せ全体の制動力を調整する。ここでは、外部に露出した
操作つまみ65を回動するだけで磁力による制動力を細
かく簡単に調整できる。
【0049】[他の実施形態] (a)前記実施形態では、導電体50を径方向に移動さ
せたが、導電体50は少なくとも径方向に移動していれ
ば完全な径方向ではなく他の方向に傾いていてもよい。
【0050】(b)前記実施形態では、導電体50をス
プール12に連動させたが、図6に示すように、磁力体
151をスプール12に連動させてもよい。この場合、
制動力調整部152の回転部材170に磁力体151を
保持する複数の磁力体保持部172を径方向移動自在に
装着すればよい。導電体150は、移動支持部材156
の磁力体151に対向可能な位置に固定されている。導
電体150は、分割されておらずリング状である。この
ような実施形態でも、前記実施形態と同様な効果が得ら
れる。
【0051】(c)前記実施形態では、磁力体を周方向
に間隔を隔てて配置したが、導電体を挟んで磁力体を対
向して配置してもよい。この場合、対向する磁力体の磁
束の数を調整可能にするために、両者を相対回動するよ
うに構成してもよい。
【0052】(d)前記実施形態では、磁力体を周方向
に等間隔に配置したが、磁力体の数や間隔は任意に設定
できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、スプールに連動する導
電体を少なくともスプールの径方向に移動させるので、
遠心力の作用する方向と移動方向とがほぼ同じ方向にな
り、導電体を押圧する力が遠心力に近くなる。しかも、
導電体を少なくとも径方向に移動させるだけでよいの
で、摩擦ロスが少なくなる。このため、導電体を移動さ
せやすくなる。また、導電体を径方向の一方向に移動さ
せるだけでよいので、制動力調整手段の構成が簡素にな
り、製造コストが低下する。しかも、比較的軽量な導電
体をスプールに連動させるので、スプールの慣性モーメ
ントが小さくなりキャスティング当初のスプールの初速
が速くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
斜視図。
【図2】その断面図。
【図3】遠心ブレーキ機構の断面拡大図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】遠心ブレーキ機構の分解斜視図。
【図6】他の実施形態の図3に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 12 スプール 16 スプール軸 23 スプールブレーキ機構 50,150 導電体 51,151 磁力体 52,152 制動力調整部 53 移動機構 56 移動支持部材 70 回転部材 71 コイルばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両軸受リールのリール本体に回転自在に装
    着されたスプールの回転を制動する両軸受リールのスプ
    ール制動装置であって、 前記スプールと連動して回転する複数の導電体と、 前記リール本体に前記複数の導電体と対向可能に設けら
    れ、前記導電体に磁力を作用させることにより前記スプ
    ールの回転を制動する複数の磁力体と、 前記複数の導電体を少なくとも前記スプールの径方向に
    スプールの回転により生じる遠心力に応じて移動させ、
    前記導電体に作用する磁力を変化させる制動力調整手段
    と、を備えた両軸受リールのスプール制動装置。
  2. 【請求項2】前記制動力調整手段は、前記複数の導電体
    を前記径方向に移動自在に支持する回転部材と、前記支
    持された導電体を前記スプールの回転中心側に付勢する
    付勢部材とを有する、請求項1に記載の両軸受リールの
    スプール制動装置。
  3. 【請求項3】前記複数の導電体は、前記回転部材に周方
    向に分割されて設けられ、 前記複数の磁力体は、前記複数の導電体に対向可能な位
    置に周方向に間隔を隔てて設けられ、かつ隣り合う磁力
    体が異なる磁極で前記導電体に対向可能である、請求項
    2に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  4. 【請求項4】前記磁力体を前記導電体と接離する方向に
    移動自在に支持する移動支持部材と、前記移動支持部材
    を前記接離する方向に移動させる移動手段とを有する磁
    力体移動手段をさらに備える、請求項3に記載の両軸受
    リールのスプール制動装置。
  5. 【請求項5】前記磁力体移動手段は、前記移動手段を前
    記リール本体の外部から操作可能な操作部材をさらに有
    する、請求項4に記載の両軸受リールのスプール制動装
    置。
  6. 【請求項6】両軸受リールのリール本体に回転自在に装
    着されたスプールの回転を制動する両軸受リールのスプ
    ール制動装置であって、 前記リール本体に設けられた導電体と、 前記スプールと連動して回転し、前記導電体と対向可能
    に設けられ、前記導電体に磁力を作用させることにより
    前記スプールの回転を制動する複数の磁力体と、 前記複数の磁力体を少なくとも前記スプールの径方向に
    スプールの回転により生じる遠心力に応じて移動させ、
    前記導電体に作用する磁力を変化させる制動力調整手段
    と、を備えた両軸受リールのスプール制動装置。
  7. 【請求項7】前記制動力調整手段は、前記複数の磁力体
    を前記径方向に移動自在に支持する回転部材と、前記支
    持された磁力体を前記スプールの回転中心側に付勢する
    付勢部材とを有する、請求項6に記載の両軸受リールの
    スプール制動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100407914C (zh) * 2003-05-13 2008-08-06 株式会社岛野 用于钓鱼设备的电子电路装置以及钓鱼绕线轮
JP2011050290A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Globeride Inc 魚釣用リール
JP2017217001A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ドヨエンジニアリング ブレーキングマグネットのゼロ点調整が可能なベイトキャスティングリール

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