JP2002123100A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2002123100A
JP2002123100A JP2000316278A JP2000316278A JP2002123100A JP 2002123100 A JP2002123100 A JP 2002123100A JP 2000316278 A JP2000316278 A JP 2000316278A JP 2000316278 A JP2000316278 A JP 2000316278A JP 2002123100 A JP2002123100 A JP 2002123100A
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cleaning
cleaning material
toner
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Masaki Nakamura
正樹 中村
Yoshifumi Iida
能史 飯田
Daisuke Ishizuka
大輔 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質を長期にわたり維持することができる
転写定着方式の画像形成方法を提供すること。 【解決手段】 像担持体上に形成されたトナー像を中間
転写体上へ転写する転写工程と、該中間転写体上のトナ
ー像を記録媒体上に転写するとともに定着する転写同時
定着工程とを有する画像形成方法において、該中間転写
体上にクリーニング材を供給し、これを除去することに
より該中間転写体の表面を清浄にするクリーニング工程
を有し、該クリーニング材が、少なくとも、体積平均粒
径が1〜50μmの熱可塑性樹脂の粉末を含有し、該ク
リーニング材の損失弾性率(G'')が1×104Paと
なる温度Tmcのとき、該クリーニング材の貯蔵弾性率
(G')が1×103〜1×105Paであることを特徴
とする画像形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法又は静
電記録法等において、静電潜像を現像し中間転写体に転
写し、加熱等により画像を記録媒体上に転写定着する画
像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスとしては、特公昭42
−23910号公報等に記載された方法をはじめ従来か
ら多数知られている。電子写真プロセスにおいては、光
導電性物質を利用した感光体上に種々の手段により電気
的に潜像を形成し、この潜像をトナーを用いて現像し、
感光体上のトナー像を中間転写体を介して又は介さず
に、紙等の被転写体にトナー像を転写した後、この転写
画像を加熱、加圧、加熱加圧あるいは溶剤蒸気等により
定着する、という複数の工程を経て、定着画像が形成さ
れる。感光体上に残ったトナーは、必要により種々の方
法でクリーニングされ、前記複数の工程が繰り返され
る。
【0003】このような電子写真方式は、印刷のような
有機溶剤等を用いないことから設置環境を選ばず、ま
た、印刷のような専門技術を必要としない簡便な方式で
あることから、広くオフィス、家庭へ普及してきた。近
年、高度情報化社会が広まりコンピュータやそのネット
ワークの普及、進化によりデジタル情報をオンデマンド
で印刷するニーズが増えつつあり、さらなる電子写真方
式の高画質化が望まれている。電子写真方式の中でも、
特公昭46−41679号、特公平3−63757号、
特開平5−107950号公報等に記載された転写定着
方式を用いた方式は、転写と定着を同時に行うことか
ら、転写におけるトナー像の乱れがなく画質が向上する
有効な方法である。
【0004】しかしながら、転写定着後に新たに中間転
写体上にトナー像を形成し再度転写定着を繰返すことか
ら、転写定着後の未転写トナー、微少なオフセット、紙
粉等の汚れが中間転写体表面に残存し、次のトナー像形
成に悪影響を及ぼす、次の被転写体上にオフセットして
しまう、中間転写体表面の離型性が低下し被転写体の剥
離不良を引き起こしやすい、という欠点を有している。
転写と定着が独立の方式において、特開平6−1679
02号、特開平6−250557号公報等に記載のもの
は、定着器表面のクリーニングと離型材オイル塗付等の
機能により、定着器表面を清浄に保つことにおいては有
効である。しかしながら、転写定着方式においては、定
着工程後に再度転写を行うために転写と定着が独立の方
式に比較してより清浄な表面にする必要があり、特開平
6−167902号公報等に記載のものを転写定着方式
に用いた場合は、クリーニング部材をすり抜けた汚れが
中間転写体上に固着する、離型材オイルが転写画像を乱
す等の問題が生じてしまい、不十分である。
【0005】これまで定着器表面材料は、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、フッ素樹脂が一般的に用いられてき
た。定着器表面材料の摩耗や離型性低下を防止し、クリ
ーニング性を向上し、信頼性をあげる手段としては、い
ずれの場合でも、離型材オイル塗付が有効であって、転
写と定着が独立の方式においては、この方法が使用され
てきた。
【0006】シリコーンゴムは、元々フリーなシリコー
ンオイルを含有しており、シリコーンオイルの補給無し
に加熱定着、プリントを重ねると、トナー成分がゴム中
に沈着しやすいが、シリコーンオイルを塗付補給するこ
とでその沈着は改善できる。フッ素ゴムにおいては、シ
リコーンゴムに比較して、摩耗強度が高いことが利点と
して挙げられるが、特開平4−230784号公報に示
されるようにフッ素ゴム表面に変性シリコーンを吸着あ
るいは反応させて離型膜を形成する方法を行わないと十
分な離型性が得られない。フッ素樹脂も同様にシリコー
ンオイルを供給することで、ピンホールの存在によるト
ナー固着の発生防止、ペーパーエッジ摩耗防止等の信頼
性が飛躍的に向上する。
【0007】離型材塗付方法に関しては、特開平6−2
89746号、特開平6−75495号公報に示すよう
なドナーロール方式、ウエブ方式、不織布を巻いたロー
ル、オイル内添ロール方式等が挙げられる。しかしなが
ら、転写定着方式においてこれらの方法を用いると、オ
イル供給量が1μl/A4以上の供給量でないと、定着
表面に均一オイル膜を塗付できず、また、供給量を減ら
すと、いわゆるオイル筋と言われる、オイル供給ムラの
発生が起こりやすいことから、離型材が中間転写体に付
着し感光体等の画像形成部材を汚染する、あるいは、ク
リーニングの不均一性が発生してしまう。
【0008】以上のように、従来までに開示されている
技術では、転写定着方式を用いたカラー複写機、カラー
プリンター等の定着の信頼性を向上させることは困難で
あり、新たに設計された転写定着方式の画像形成方法が
必要になっているのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、高画質を長期にわたり維持す
ることができる転写定着方式の画像形成方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、転写定着
方式の中間転写体のクリーニング性について、クリーニ
ング材の粘着性等を鋭意検討した結果、特定の粘弾性特
性を有するクリーニング材を中間転写体に供給し、除去
することで、中間転写体上の汚れを除き、中間転写体表
面を清浄に保つことができ、長期にわたり、転写トナー
像の高画質、定着トナー像の高画質が維持できることを
見出し、本発明を完成するに至った。前記課題を解決す
るための手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体
上へ転写する転写工程と、該中間転写体上のトナー像を
記録媒体上に転写するとともに定着する転写同時定着工
程とを有する画像形成方法において、該中間転写体上に
クリーニング材を供給し、これを除去することにより該
中間転写体の表面を清浄にするクリーニング工程を有
し、該クリーニング材が、少なくとも、体積平均粒径が
1〜50μmの熱可塑性樹脂の粉末を含有し、該クリー
ニング材の損失弾性率(G'')が1×104Paとなる
温度Tmcのとき、該クリーニング材の貯蔵弾性率
(G')が1×103〜1×105Paであることを特徴
とする画像形成方法である。
【0011】更に前記課題を解決するための手段は、以
下の態様が好ましい。即ち、 <2> 前記トナー像を形成するトナーの損失弾性率
(G'')が1×104Paとなる温度Tmtのとき、前
記クリーニング材の損失弾性率(G'')が1×10 3
1×105Paであり、かつ前記クリーニング材の貯蔵
弾性率(G')が1×103〜1×105Paである前記
<1>に記載の画像形成方法である。 <3> トナー像が定着された記録媒体を中間転写体か
ら剥離する工程と、該記録媒体が剥離された中間転写体
上に新たなトナー像を転写する工程との間に、前記クリ
ーニング工程を有する前記<1>又は<2>に記載の画
像形成方法である。 <4> 前記クリーニング工程が、クリーニング材を静
電塗装した後に加熱溶融する方法で行われる前記<1>
から<3>のいずれかに記載の画像形成方法である。 <5> 前記熱可塑性樹脂が、ポリエステル樹脂及び/
又はビニル系樹脂である前記<1>から<4>のいずか
に記載の画像形成方法である。 <6> 前記クリーニング材が、離型材を含有する前記
<1>から<5>のいずかに記載の画像形成方法であ
る。 <7> 前記クリーニング材を中間転写体に供給する前
に、液体離型材を塗付する前記<1>から<6>のいず
かに記載の画像形成方法である。 <8> 前記液体離型材が、変性シリコーンオイルであ
る前記<7>に記載の画像形成方法である。 <9> 前記中間転写体の表面層が、フッ素ゴム、フッ
素樹脂及びシリコーンゴムから選択される材料を含有す
る前記<1>から<8>のいずかに記載の画像形成方法
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の画像形成方法は、少なくとも、転写工程、転写
同時定着工程、及びクリーニング工程を有し、更に必要
に応じて、その他の工程を有してなる。
【0013】[クリーニング工程]前記クリーニング工
程は、中間転写体上にクリーニング材を供給し、これを
除去することにより該中間転写体の表面を清浄にする工
程である。
【0014】まず、前記クリーニング工程で用いられる
クリーニング材について説明する。前記クリーニング材
は、少なくとも、体積平均粒径が1〜50μmの熱可塑
性樹脂の粉末を含有し、更に必要に応じて、その他の成
分を含有してなる。前記クリーニング材の主成分とし
て、熱可塑性樹脂を用いるのは、熱溶融時の粘着性を利
用し、中間転写体上の汚れに付着させ、汚れとともにク
リーニング剤を剥離回収するためである。熱可塑性樹脂
粉末の体積平均粒径が50μmを超えると、中間転写体
上にクリーニング材を供給した際に、クリーニング材が
のっていない隙間ができやすく、クリーニングできない
部分ができてしまう。また、隙間を埋めるためにクリー
ニング材の供給量を増すとクリーニング材の厚みが増
し、剥離時にちぎれやすくなってしまう。一方、熱可塑
性樹脂粉末の体積平均粒径が1μm未満であると、粉体
流動性が悪化し、供給むらが発生しやすく、クリーニン
グ不良となってしまう。前記熱可塑性樹脂粉末の体積平
均粒径は、2〜30μmが好ましく、3〜20μmがよ
り好ましい。本発明において、熱可塑性樹脂粉末の体積
平均粒径は、COULTER MULTISIZAER
II(コールター社製)により測定した。前記クリーニ
ング材の供給量は、クリーニング材の粒子径に応じて、
0.5〜2.5層が好ましい。
【0015】更に、前記クリーニング材は、粘着剥離特
性の観点から、該クリーニング材の損失弾性率(G'')
が1×104Paとなる温度Tmcのとき、該クリーニ
ング材の貯蔵弾性率(G')が1×103〜1×105
aであることが必要である。好ましくは、該クリーニン
グ材の貯蔵弾性率(G')は3×103〜7×104Pa
であり、より好ましくは、該クリーニング材の貯蔵弾性
率(G')は5×103〜5×104Paである。前記温
度Tmcにおけるクリーニング材の貯蔵弾性率(G')
が1×103Pa未満であると、中間転写体上の汚れに
粘着するが、剥離時にちぎれやすく、中間転写体上にク
リーニング材が残ってしまう。また、前記温度Tmcに
おけるクリーニング材の貯蔵弾性率(G')が1×105
Paを超えると、弾性が強すぎて、中間転写体上の汚れ
に粘着し難くなり、クリーニングが不十分となってしま
う。
【0016】本発明で用いるクリーニング材は、以下の
粘弾性特性を満たすことが好ましい。即ち、トナー像を
形成するトナーの損失弾性率(G'')が1×104Pa
となる温度Tmtのとき、前記クリーニング材の損失弾
性率(G'')が1×103〜1×105Paであり、かつ
前記クリーニング材の貯蔵弾性率(G')が1×10 3
1×105Paであることが好ましい。この条件を満た
すことにより、本発明で用いるトナーとクリーニング材
との粘着が速やかに行われ、転写定着の残トナーのクリ
ーニング性を向上することができる。クリーニング時の
温度はTmt−20℃〜Tmt+20℃が好ましいが、
前記温度Tmtにおけるクリーニング材の貯蔵弾性率
(G')が1×103Pa未満であると、中間転写体上の
トナー汚れに粘着するが、剥離時にちぎれやすく、中間
転写体上にクリーニング材ごと残ってしまうことがあ
る。一方、クリーニング材の貯蔵弾性率(G')が1×
105Paを超えると、弾性が強すぎて、中間転写体上
のトナー汚れに粘着し難くなり、クリーニングが不十分
となってしまうことがある。また、前記温度Tmtにお
けるクリーニング材の損失弾性率(G'')が1×103
Pa未満であると、同様に剥離時にちぎれやすく、1×
105Paを超えると、中間転写体上のトナー汚れに粘
着し難くなり、クリーニングが不十分となってしまうこ
とがある。
【0017】本発明に用いられるクリーニング材とトナ
ーの動的粘弾性特性は、以下のように測定した。レオメ
トリックス社製のレオメーター、商品名「RDA2」
(RHIOSシステムver.4.3)で、直径8mm
のパラレルプレートを用いて、プレート間隔4mm、周
波数1rad/sec、昇温速度毎分1℃、測定温度範
囲40〜150℃、最大20%の自動歪み率制御で測定
した時に、クリーニング材の損失弾性率(G'')が1×
104Paになる時の温度Tmcとその時のクリーニン
グ材の貯蔵弾性率(G')、並びにトナーの損失弾性率
(G'')が1×104Paとなる温度Tmtとその時の
クリーニング材の損失弾性率(G'')及び貯蔵弾性率
(G')を測定した。
【0018】前記クリーニング材に用いる熱可塑性樹脂
としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
エチレン系樹脂、ポリスチレン、α−ポリメチルスチレ
ン等のスチレン系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリアクリロニトリル等の(メタ)アクリル系樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエー
テル樹脂、ポリエステル樹脂及びこれらの共重合樹脂が
挙げられるが、クリーニング材として用いる際の溶融温
度域の観点から、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系
樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合樹脂、及び
ポリエステル樹脂が好ましい。また、前記熱可塑性樹脂
は、非晶性樹脂、結晶性樹脂を問わず、本発明における
動的粘弾性条件を満たせばよい。
【0019】前記熱可塑性樹脂を構成するモノマー成分
について説明する。ビニル系モノマーとしては、例え
ば、エチレン、プロピレン等のオレフィン系化合物が挙
げられ、スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレ
ン、アルファ−メチルスチレン、ビニルナフタレンや、
2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチル
スチレン、2−エチルスチレン、3−エチルスチレン、
4−エチルスチレン等のアルキル鎖を持つアルキル置換
スチレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、
4−クロロスチレン等のハロゲン置換スチレン、4−フ
ルオロスチレン、2,5−ジフルオロスチレン等のフッ
素置換スチレン等が挙げられ、(メタ)アクリル酸系モ
ノマーとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリ
ル酸n−メチル、(メタ)アクリル酸n−エチル、(メ
タ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)ア
クリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプチ
ル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリ
ル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、
(メタ)アクリル酸n−ラウリル、(メタ)アクリル酸
n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキサデシ
ル、(メタ)アクリル酸n−オクダデシル、(メタ)ア
クリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチ
ル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル
酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸アミル、(メタ)
アクリル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸イソヘキ
シル、(メタ)アクリル酸イソヘプチル、(メタ)アク
リル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリ
ル酸ビフェニル、(メタ)アクリル酸ジフェニルエチ
ル、(メタ)アクリル酸t−ブチルフェニル、(メタ)
アクリル酸ターフェニル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸t−ブチルシクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリ
ルアミド等が挙げられる。
【0020】その他、架橋性を有するビニルモノマー成
分としては、イソプレン、ブタジエン等のジエン系化合
物、芳香族ジビニル化合物(例えば、ジビニルベンゼ
ン、ジビニルナフタレン等)、アルキル鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類(例えば、エチレングリコールジ
アクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5
−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジア
クリレート、及び以上の化合物のアクリレートをメタク
リレートに代えたもの)、エーテル結合を含むアルキル
鎖で結ばれたジアクリレート化合物類(例えば、ジエチ
レングリコールジアクリレート、トリエチレングリコー
ルジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレー
ト、ポリエチレングリコール#600ジアクリレート、
ジプロピレングリコールジアクリレート、及び以上の化
合物のアクリレートをメタクリレートに代えたもの)、
芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジアクリ
レート化合物類(例えば、ポリオキシエチレン(2)−
2,2,ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジア
クリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリレート、
及び以上の化合物のアクリレートをメタクリレートに代
えたもの)、多官能の架橋剤としては、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、トリメチロールメタントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリ
ゴエステルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレ
ートをメタクリレートに代えたもの等が好ましく用いら
れる。これらのモノマーの中でも、カルボキシル基、ヒ
ドロキシル基、アミド等を有する(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリルア
ミド等は、水性媒体への溶解性が高いため、連続相を水
性媒体にした場合には、これらが単独で超微粒子を形成
してしまう場合がある。このような時は、分散剤や乳化
剤の種類を選択したり、あらかじめこれらのモノマーを
単独あるいは他のモノマーと分子量数千以下程度に重合
させてから用いたりすることが好ましい。
【0021】前記ポリエステル樹脂は、下記のモノマー
成分の中から任意の組合せで、例えば、重縮合(化学同
人)、高分子実験学(重縮合と重付加:共立出版)やポ
リエステル樹脂ハンドブック(日刊工業新聞社編)等に
記載の従来公知の方法を用いて合成することができ、エ
ステル交換法や直接重縮合法等を単独で、又は組み合せ
て用いることができる。モノマーとしては特に限定はな
く、例えば、「高分子データハンドブック:基礎編」
(高分子学会編:培風館)に記載されているような従来
公知のモノマー成分を単独又は組み合せて用いることが
できる。
【0022】前記ポリエステル樹脂を構成するモノマー
成分としては、従来公知の2価又は3価以上のカルボン
酸と、2価又は3価以上のアルコールとがある。2価の
カルボン酸としては、例えば、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−
2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、マロン酸、メサコ
ニン酸等の二塩基酸、及びこれらの無水物やこれらの低
級アルキルエステル、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸等の脂肪族不飽和ジカルボン酸等が挙
げられる。3価以上のカルボン酸としては、例えば、
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベ
ンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカ
ルボン酸等、及びこれらの無水物やこれらの低級アルキ
ルエステル等が挙げられる。これらは1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0023】2価のアルコールとしては、例えば、ビス
フェノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフェノ
ールAのエチレンオキシド又は/及びプロピレンオキシ
ド付加物、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール等が挙げられ
る。3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等が挙げられる。これらは1種単
独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
尚、必要に応じて、酸価や水酸基価の調製等の目的で、
酢酸、安息香酸等の1価の酸や、シクロヘキサノール、
ベンジルアルコール等の1価のアルコールも使用するこ
とができる。
【0024】前記クリーニング材は、本発明における動
的粘弾性条件を満たせばスチレン系、アクリル系、ポリ
エステル系を問わず、実質的にテトラヒドロフラン(以
下、「THF」と略す)不溶分を含むことが可能であ
る。THF不溶分は、樹脂をTHFに10重量%程度の
濃度で溶解させ、メンブランフィルター等で濾過し、フ
ィルター残留分を乾燥し重量を測定することで測定する
ことができる。
【0025】前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度(以
下、「Tg」と略す)は、40〜100℃の範囲にある
ことが好ましい。Tgは、例えば、示差走査熱量計(マ
ックサイエンス社製:DSC3110、熱分析システム
001)(以下、「DSC」と略記する)を用いて、昇
温速度5℃/分の条件で測定することができ、得られた
チャートのTgに相当する吸熱点の低温側の肩の温度を
Tgとすることができる。
【0026】前記熱可塑性樹脂の分子量としては、本発
明における動的粘弾性条件を満たす範囲で、スチレン系
樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、及びスチレン−(メ
タ)アクリル系共重合樹脂では、重量平均分子量(以
下、「Mw」と略す)は30000〜300000が好
ましく、35000〜200000がより好ましい。ま
た、数平均分子量(以下、「Mn」と略す)は2000
〜30000が好ましく、2500〜20000がより
好ましい。ポリエステル樹脂の場合には、Mwは100
00〜150000が好ましく、12000〜1200
00がより好ましい。また、Mnは4000〜1000
0が好ましく、4500〜8000がより好ましい。
【0027】前記分子量及び分子量分布は、それ自体公
知の方法で測定することができるが、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィ(以下、「GPC」と略記する)
により測定するのが一般的である。GPC測定は、例え
ば、GPC装置としてTOYO SODA社製:HLC
−802Aを用い、オーブン温度40℃、カラム流量毎
分1ml、サンプル注入量0.1mlの条件で行うこと
ができ、サンプルの濃度は0.5%で、和光純薬製:G
PC用THFを用いて行うことができる。また、検量線
の作成は、例えば、TOYO SODA社製:標準ポリ
スチレン試料を用いて行うことができる。本発明におけ
る前記分子量及び分子量分布は、以上のようにして測定
したものである。
【0028】前記クリーニング材は、電子写真用現像剤
と同様に、帯電・現像させ、中間転写体に供給すること
が望ましい。前記クリーニング材は、一成分系の電子写
真用現像剤の形式であってもよいし、キャリアとともに
使用する電子写真用現像剤形式であってもよい。前記二
成分系の電子写真用現像剤形式の場合、前記キャリアと
しては、特に制限はなく、それ自体公知のキャリア、例
えば、樹脂被覆キャリア等が好適に挙げられる。前記樹
脂被覆キャリアは、芯材の表面に樹脂を被覆してなる。
前記芯材としては、例えば、鉄粉、フェライト粉、ニッ
ケル粉等の磁性を有する粉体等が挙げられる。前記樹脂
としては、例えば、フッ素系樹脂、ビニル系樹脂、シリ
コーン系樹脂等が挙げられる。
【0029】前記クリーニング材は、電子写真トナーと
同様に、帯電制御材、無機微粒子、有機微粒子を含有
し、帯電性、粉体流動性等の性能を向上させることが好
ましい。また、目的に応じて、適宜選択した添加剤等を
含有していてもよい。例えば、磁性を得る目的で、鉄、
フェライト、マグネタイトを始めとする鉄類、ニッケ
ル、コバルト等の強磁性を示す金属、合金又はこれらの
金属を含む化合物、磁性材料、磁化可能な材料を含有し
ていてもよい。
【0030】前記無機微粒子としては、例えば、シリ
カ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン
酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰
石、ケイソウ土、塩化セリウム、ベンガラ、酸化クロ
ム、酸化セリウム、三酸化アンチモン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等が挙
げられる。これらの中でも、チタン系微粒子とシリカ微
粒子が好ましく、特に疎水化処理された微粒子が好まし
い。前記無機微粒子は、一般に流動性を向上させる目的
で使用される。前記無機微粒子の1次粒子径としては、
1〜1000nmが好ましく、その添加量としては、ク
リーニング材の総重量に対して0.01〜20重量%が
好ましい。
【0031】前記有機微粒子としては、例えば、ポリス
チレン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリ
デン等が挙げられる。これらの微粒子の表面をシリコー
ン系化合物やフッ素系化合物で処理したものも好ましく
用いることができる。前記有機微粒子は、一般にクリー
ニング性や転写性を向上させる目的で使用される。前記
有機微粒子の添加量は、クリーニング材の総重量に対し
て0.01〜20重量%が好ましい。前記帯電制御材と
しては、例えば、サリチル酸金属塩、含金属アゾ化合
物、ニグロシンや4級アンモニウム塩等が挙げられる。
前記帯電制御剤は、一般に帯電性を向上させる目的で使
用される。前記帯電制御材の添加量は、クリーニング材
の総重量に対して0.01〜10重量%が好ましい。
【0032】前記クリーニング材は、中間転写体のクリ
ーニング性を向上させる目的で離型材を含有していても
よい。本発明に用いられる離型材としては、例えば、低
分子量ポリプロピレンや低分子量ポリエチレン等のパラ
フィンワックス、シリコーン樹脂、ロジン類、ライスワ
ックス、カルナバワックス等が挙げられるが、なかでも
融点が40〜150℃のものが好ましく、より好ましく
は70〜110℃のものが好ましい。しかしながら、ワ
ックスの含有量が多すぎると、逆にクリーニング性が落
ちるため、ワックスの含有量は、クリーニング材の総重
量に対して20重量%以下であることが好ましい。前記
クリーニング材中に含まれる前記熱可塑性樹脂は、画像
形成に用いられるトナーと同種の組成の樹脂であること
がクリーニング性において有効であり、例えば、ポリエ
ステル樹脂を用いたトナーの場合は、ポリエステル樹脂
を含有することが好ましく、スチレンアクリル樹脂を用
いたトナーの場合は、スチレンアクリル樹脂を含有する
ことが好ましい。
【0033】本発明で使用するクリーニング材の作製方
法としては、従来公知の混練粉砕法、湿式法等を用いる
ことができる。
【0034】次に、前記クリーニング材の供給方法及び
除去方法について説明する。本発明の画像形成方法にお
いて、前記クリーニング材の供給及び除去は、トナー像
が定着された記録媒体を中間転写体から剥離する工程
と、該記録媒体が剥離された中間転写体上に新たなトナ
ー像を転写する工程との間に行うことが好ましい。
【0035】前記クリーニング材の供給方法としては、
前記クリーニング材を中間転写体の表面に供給すること
ができるものであれば、特に制限されることはないが、
静電塗装法を用いて中間転写体上に供給する方法が好ま
しい。即ち、電子写真トナーと同様に、現像器等におい
てクリーニング材を帯電させ、静電塗装法を用いて中間
転写体上に供給する方法が簡便かつ有効である。従っ
て、より塗装状態を向上させるには、前記クリーニング
材に、トナーで用いる外添材微粒子技術を応用し、粉体
特性、帯電特性を向上させることができる。
【0036】前記クリーニング材の除去方法としては、
クリーニングロールを使用する方法や、クリーニングブ
レードを使用する方法等、いずれの方法を用いてもよ
い。本発明においては、クリーニング材を加熱溶融し、
中間転写体上に固着した転写残トナー、紙粉、コート紙
の被転写体コート材料等の汚れに、クリーニング材を粘
着させ、汚れ成分ごとクリーニング材を中間転写体から
剥離させ、中間転写体の表面をクリーニングすることが
好ましい。
【0037】本発明において、クリーニング工程を行う
頻度は、1プリント毎行ってもよいが、クリーニング性
に優れることから、定常クリーナと組み合わせて、中間
転写体上の汚れが蓄積し悪影響を及ぼす枚数に達する1
00〜500プリントのインターバルで行う頻度でも、
充分に中間転写体表面を清浄に保つことができる。
【0038】本発明におけるクリーニング工程では、よ
りクリーニング性能を向上し、より高い信頼性を得る目
的で、前記クリーニング材を供給する前に、液体離型材
を中間転写体に塗付することが更に好ましい。1〜10
mg/A4程度の液体離型材を均一塗付後、クリーニン
グ材を供給し、中間転写体表面をクリーニングするとと
もに液体離型材をクリーニング材中に吸収させ、クリー
ニング材を剥離回収することにより、実質上、画像形成
工程に支障をきたさない超微少量の均一な離型材膜を中
間転写体表面に形成でき、かつ、液体離型材の潤滑効果
により、中間転写体に固着した汚れがよりクリーニング
されやすくなり、更に清浄な中間転写体表面を維持する
ことができる。
【0039】前記液体離型材としては、機内汚染等の問
題を引き起こさないものであれば、特に制限されること
はないが、シリコーンオイル等の耐熱性オイル等が好ま
しく、ジメチルシリコーンオイル、アミノ変性シリコー
ンオイル等の変性シリコーンオイルがより好ましく用い
られる。中間転写体表面材料が、フッ素ゴムの場合は、
特に付着性の高い変性シリコーンオイルが好ましく用い
られる。シリコーンオイルの粘度は、50〜10000
csのものが好ましく、50cs未満であると揮発しや
すいため、機内汚染を起こしやすく、10000csを
超えると塗付しづらくなり、均一に中間転写体に塗付し
にくくなる。離型材塗付方法に関しては、特開平6−2
89746号、特開平6−75495号公報に示すよう
なドナーロール方式、ウエブ方式、不織布を巻いたロー
ル、オイル内添ロール方式等の従来公知の方法が挙げら
れる。これら直接接する塗付方法においては、リトラク
ト機構を具備し、必要に応じて、塗付を行うことが望ま
しい。
【0040】[転写工程]前記転写工程は、像担持体上
に形成されたトナー像を中間転写体上へ転写する工程で
あり、従来公知の工程を利用することができる。前記像
担持体としては、例えば、Se、a−Si、a−Si
C、CdS等の各種無機感光体の他に、各種の有機感光
体等を用いることができる。前記中間転写体としては、
いずれの層構成のものを用いてもよいが、例えば、ベー
ス層及び表面層からなる2層構造のものが挙げられる。
前記ベース層としては、厚さ10〜300μm程度の耐
熱性の高いポリマーシート、例えば、ポリエステル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、
ポリエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリイミド、ポ
リイミドアミド、ポリアミド等のシートを用いることが
できる。前記ベース層には、カーボンブラック等の導電
剤を添加することができる。トナー像を像担持体から中
間転写体に画像乱れなく静電的に転写するために、ベー
ス層の体積抵抗率はカーボンブラック等の導電剤の添加
量を変化させることにより、1013〜1015Ω・cmに
調整することが好ましい。
【0041】また、前記表面層は、トナー像を像担持体
から中間転写体に画像乱れなく静電的に転写するため
に、その体積抵抗率を1013〜1015Ω・cm程度に調
整することが好ましい。前記表面層は、フッ素ゴム、フ
ッ素樹脂及びシリコーンゴムから選択される材料を含有
することが、剥離性、耐熱性の点で好ましい。なかで
も、シリコーンゴムは、弾性を持ち、かつその表面が常
温でトナーに対して粘着性を示し、更に、溶融して流動
化したトナーが表面から離れ易いという特性を有してい
るため、記録媒体へトナー像を効率的に移行させること
ができ、表面層の材質としては最適である。前記表面層
としては、厚さ1〜100μmの離型性の高いものが好
ましく、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリテトラフルオ
ロエチレン等の樹脂、ヘキサフルオロプロペンとビニル
デンフルオライド系共重合体等のフッ素ゴムを用いるこ
とができる。
【0042】[転写同時定着工程]前記転写同時定着工
程は、中間転写体上のトナー像を記録媒体上に転写する
とともに定着する工程であり、従来公知の工程を利用す
ることができる。本工程で使用することができる転写定
着装置としては、中間転写体と記録媒体との間に浮きや
ずれを発生することなく、トナー像を均一に加熱すると
ともに加圧することのできるものであればどのような構
成のものでもよい。例えば、一対の加熱加圧ロールから
なる構成、1つのロールと1つの固定パッドとによる構
成、あるいは一組の固定パッドによる構成でもよい。前
記加熱加圧ロールとしては、例えば、金属ロール上にシ
リコーンゴム等の耐熱弾性層を被覆したものを用いるこ
とができる。前記加熱加圧ロールの内部には、加熱源と
して例えばハロゲンランプ等を配置することができる。
【0043】次に、本発明の画像形成方法の一実施形態
について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
画像形成方法に使用することができる画像形成装置の一
例を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置
は、感光体(像担持体)1a,1b,1c,1dが、中
間転写体50外周面上に配置してなる。感光体1a,1
b,1c,1d周辺には、それぞれ、帯電器10a,1
0b,10c,10dと、黒、イエロー、マゼンタ、シ
アン色のトナーが入った各現像器11a,11b,11
c,11dとを備える。中間転写体50を介し、感光体
1a,1b,1c,1dと対向するように、それぞれ転
写器12a,12b,12c,12dが配置されてい
る。また、中間転写体50を介して対向するように1対
の加熱加圧ロール2,3が配置され、1対の加熱加圧ロ
ール2,3より上流側の中間転写体50外周面周辺には
加熱器9を配置し、一方、下流側の中間転写体50外周
面周辺には冷却装置40を配置している。中間転写体5
0は、支持ロール5a,5b,5c,5dにより張架さ
れている。そして、支持ロール5cと支持ロール5dと
の間には、クリーニング材供給装置20が設けられてい
る。
【0044】図1に示す画像形成装置では、中間転写体
50の外周面上に配置された4つの感光体1a,1b,
1c,1dにおいて、それぞれ帯電器10a,10b,
10c,10dにより一様に帯電された後、光走査装置
(図示せず)により露光され、静電潜像が形成される。
各感光体上の静電潜像は、それぞれ、黒、イエロー、マ
ゼンタ、シアン色のトナーが入った各現像器11a,1
1b,11c,11dにより現像され、各色トナー像が
各感光体上に形成される。この各色トナー像は、各転写
器12a,12b,12c,12dにより、中間転写体
50へ順次転写され、中間転写体50上に複数色からな
るトナー像が形成される。
【0045】次に、中間転写体50上に形成されたトナ
ー像は、加熱器9により加熱され溶融する。加熱加圧ロ
ール3は、用紙(記録媒体)60の送紙に伴い、加熱加
圧ロール2に圧接する。中間転写体50に保持された、
複数色からなるトナー像は、先ず、中間転写体50と用
紙60とに挟まれた状態で、中間転写体50により加熱
加圧ロール3に押し付けられることにより加圧され、次
いで、中間転写体50と用紙60が加熱加圧ロール2及
び加熱加圧ロール3の間を移動することにより、更に強
く加圧されるとともに、加熱される。そして、冷却装置
40により、加熱領域から一体となって搬送されてくる
中間転写体50及び用紙60を冷却する。冷却装置40
により冷却された中間転写体50及び用紙60は更に搬
送され、支持ロール5cにおいて用紙60が用紙60自
体の腰の強さによって中間転写体50からトナー像とと
もに分離され、用紙60上に定着されたトナー像からな
るカラー画像が形成される。用紙60に転写、定着され
たトナー像の表面は中間転写体50の表面にならい平滑
化され高光沢となる。用紙60が分離された中間転写体
50は、クリーニング材供給装置20より供給されるク
リーニング材により、その表面が清浄化される。
【0046】図2は、本発明の画像形成方法におけるク
リーニング工程の一態様を示す概略図である。用紙60
が分離された中間転写体50上には、離型材塗付装置3
4により液体離型材36が塗付される。続いて、離型材
塗付装置34より上流側に配置されたクリーニング材供
給装置20によりクリーニング材24が供給され、更
に、クリーニング材供給装置20より上流側に配置され
た第1クリーニングロール26により、中間転写体50
上のクリーニング材24及び液体離型材36が除去さ
れ、中間転写体50の表面が清浄化される。図2に示す
クリーニング材供給装置20は、クリーニング材供給ロ
ール22を備え、このクリーニング材供給ロール22が
図面上矢印方向に回転することにより、クリーニング材
供給装置20内のクリーニング材24がすくい上げら
れ、中間転写体50と対向する位置において、クリーニ
ング材24が中間転写体50に供給される。このとき、
クリーニング材24は摩擦帯電により極性の電荷が与え
られ、静電塗装法により中間転写体50上に供給される
ことが好ましい。クリーニング材供給ロール22の構成
は、特に制限されることはないが、例えば、円筒状基体
の表面に被覆層が形成されてなる構成が一例として挙げ
られる。該被覆層は、結着樹脂に導電性微粒子が分散含
有されてなる態様が好ましい。
【0047】図2においては、中間転写体50を介して
対向するように第1クリーニングロール26と支持ロー
ル5dが配置されている。第1クリーニングロール26
の内部には、加熱ランプ28が備えられ、第1クリーニ
ングロール26の表面が加熱される。そして、搬送され
てきた中間転写体50上のクリーニング材24は、第1
クリーニングロール26表面の熱により加熱溶融され、
中間転写体50から剥離され、第1クリーニングロール
26に付着する。第1クリーニングロール26の表面に
付着した汚れ成分を含むクリーニング材24は、第2ク
リーニングロール30を介してブレード32により除去
される。図2においては、クリーニングロールを用いた
態様を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。また、図2においては、離型材塗付装置34として
スポンジを用いた態様を示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、前述した不織布を巻いたロールや
ドナーロール方式等を用いることができる。
【0048】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
尚、以下の説明において「部」は「重量部」を意味す
る。 [クリーニング材の作製] −ポリエステル樹脂の合成例1− 撹拌器、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管を備え
た反応容器中に、テレフタル酸145.5部、ドデセニ
ルコハク酸46.8部、トリメリット酸25.2部、ビ
スフェノールAエチレンオキサイド2mol付加物11
3.5部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2m
ol付加物260.6部、エチレングリコール4.34
部、触媒としてジブチルスズオキサイド3.0部を投入
し、該反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、窒素ガ
ス気流下、約200℃で約5間撹拌反応させ、更に温度
を約240℃に上げて約3時間撹拌反応させ、淡黄色透
明な非晶性ポリエステル樹脂を得た。この非晶性ポリエ
ステル樹脂をPES1とする。PES1は、スチレン換
算GPCによる重量平均分子量が約88900、数平均
分子量が約5100、DSC法によるガラス転移温度が
69.9℃であった。
【0049】−ポリエステル樹脂の合成例2− 上記合成例1において、約200℃で約5間撹拌反応さ
せ、更に温度を約240℃に上げて約3時間撹拌反応さ
せる代わりに、約200℃で約7間撹拌反応させ、更に
温度を約240℃に上げて約10時間撹拌反応させた以
外は、ポリエステル樹脂の合成例1と同様の方法で淡黄
色透明な非晶性ポリエステル樹脂PES2を得た。PE
S2は、スチレン換算GPCによる重量平均分子量が約
110000、数平均分子量が約6500、DSC法に
よるガラス転移温度が69.9℃であった。
【0050】−ポリエステル樹脂の合成例3− 撹拌器、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管を備え
た反応容器中に、テレフタル酸116.4部、イソフタ
ル酸77.6部、ビスフェノールAエチレンオキサイド
2mol付加物211.3部、エチレングリコール2
4.1部、触媒としてジブチルスズオキサイド2.0部
を投入し、該反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、
窒素ガス気流下、約200℃で約5間撹拌反応させ、更
に温度を約240℃に上げて約3時間撹拌反応させ、無
色透明な非晶性ポリエステル樹脂を得た。この非晶性ポ
リエステル樹脂をPES3とする。PES3は、スチレ
ン換算GPCによる重量平均分子量が約9500、数平
均分子量が約3900、DSC法によるガラス転移温度
が65.1℃であった。
【0051】−ポリエステル樹脂の合成例4− 撹拌器、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管を備え
た反応容器中に、テレフタル酸145.5部、ドデセニ
ルコハク酸46.8部、トリメリット酸50.4部、ビ
スフェノールAエチレンオキサイド2mol付加物26
0.6部、エチレングリコール4.34部、触媒として
ジブチルスズオキサイド3.0部を投入し、該反応容器
中を乾燥窒素ガスで置換した後、窒素ガス気流下、約2
00℃で約5時間撹拌反応させ、更に温度を約240℃
に上げて約3時間撹拌反応させ、無色透明な非晶性ポリ
エステル樹脂を得た。この非晶性ポリエステル樹脂をP
ES4とする。PES4は、スチレン換算GPCによる
重量平均分子量が約160000、数平均分子量が約5
600、ゲル分35%、DSC法によるガラス転移温度
が65.1℃であった。
【0052】−スチレン−アクリル共重合樹脂の合成例
1− オートクレーブ内を乾燥窒素ガスで置換した後、スチレ
ンモノマー265.2部とn−ブチルアクリレートモノ
マー57.6部とを投入し、5℃/10分の割合で12
0℃まで昇温し、同温度で約5時間反応させ、更に2℃
/10分の割合で180℃まで昇温し、同温度で約2時
間反応させて、無色透明な非晶性スチレン−アクリル共
重合樹脂STA1を得た。STA1は、ポリエステル樹
脂の合成例1と同様に測定した重量平均分子量が約63
300、数平均分子量が約26600、DSC法による
ガラス転移温度が65.0℃であった。
【0053】−クリーニング材の作製− ポリエステル樹脂の合成例1で得られたPES1をID
S2型粉砕機で、微粒子に粉砕し、エルボージェット分
級器で分級し、体積平均粒径d50=15μmの熱可塑性
樹脂粉末を得、クリーニング材の総重量に対し含有量が
2重量%となるように疎水性シリカ微粒子(RX50:
日本アエロジル社製)を添加し、クリーニング材C1を
得た。同様に、下記表1に示す組成で、クリーニング材
C2,C3,C4,C5,C6を作製した。尚、熱可塑
性樹脂と離型材との混合は、バンバリー型混練機を使用
した。得られたクリーニング材C1〜C6及び後述する
トナーの動的粘弾性の測定方法は、前述した方法に従っ
て行った。クリーニング材C1〜C6の特性を下記表1
に示す。
【0054】
【表1】
【0055】[トナーの作製] −結着樹脂Aの合成− 攪拌機、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管を備え
た反応容器中に、テレフタル酸116.4部、イソフタ
ル酸77.6部、ビスフェノールAエチレンオキサイド
2モル付加物211.3部、エチレングリコール93
部、及び触媒としてジブチルスズオキサイド2.0部を
投入し、該反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、窒
素ガス気流下、約200℃で15時間撹拌反応させ、ス
チレン換算GPCによる重量平均分子量が約2600
0、数平均分子量が約5700、DSC法によるガラス
転移温度が63℃の淡黄色透明な非晶性ポリエステル樹
脂を合成し、これを結着樹脂Aとした。
【0056】 −トナーの作製− ・上記結着樹脂A 100部 ・シアン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3) 4.5部 ・パラフィンワックス(融点89℃) 3部 上記組成を混合し、BR型バンバリー型混練機(神戸製
鋼社製)により、回転数120rpmで約15分間溶融
混練した。混練物を圧延ロールで厚さ1cm程度の板状
に成形し、フィッツミル型粉砕機で数ミリ程度まで粗粉
砕し、IDS型粉砕機で微粉砕を、エルボー型分級機で
分級を順次行い、体積平均粒径6.5μmのシアントナ
ーを得た。トナーの粒度分布はコールターカウンターT
A−II型(コールター社製)で測定した。得られたトナ
ー100部に対し疎水性シリカ微粒子(RX50:日本
アエロジル社製)2部をヘンシェルミキサーで外添混合
して外添トナーを作製した。同様に、着色剤をシアン顔
料(C.I.ピグメントブルー15:3)から、マゼン
タ顔料(C.I.ピグメントレッド57:1)、イエロ
ー顔料(C.I.ピグメントイエロー17)、カーボン
ブラックに代えて、それぞれマゼンタトナー、イエロー
トナー、ブラックトナーを作製し、4色フルカラートナ
ーを得た。
【0057】(実施例1〜5、比較例1〜3)実施例1
〜5及び比較例2〜3では、富士ゼロックス社製Doc
ucolor4040に図2に示すクリーニング材供給
装置及び中間転写定着装置を設けた改造機を用いて画像
形成を行った。一方、比較例1では、クリーニング材供
給装置を設けずに画像形成を行った。画像形成には、上
記で得られた各色の外添トナー8部とキャリア100部
とをそれぞれ混合したものを使用した。キャリアは樹脂
被覆型のキャリアであり、アミノ基含有ビニルポリマー
とフッ化アルキル基含有ビニルポリマーの混合体をフェ
ライトコアに被覆したものである。クリーニング工程に
おいては、上記で得られた各クリーニング材8部とキャ
リア100部とを混合したものを使用した。キャリア
は、外添トナーと共に使用した前記キャリアと同様のも
のを用いた。クリーニング材とキャリアとを混合したも
のを、図2に示すクリーニング材供給装置20に入れ、
下記表2に示すインターバルで、クリーニングを行っ
た。尚、クリーニング材の除去は、図2に示す構成のク
リーニングロールを使用した。下記表2に、実施例及び
比較例における、離型材塗付装置の形式、離型材の種類
及び供給量、クリーニング材供給装置の形式、用いたク
リーニング材の種類、中間転写体の表面層の材料、クリ
ーニング材供給のインターバル、クリーニング後におけ
る中間転写体表面の離型材量を示す。
【0058】
【表2】
【0059】<クリーニング性の評価>クリーニング性
を評価するために、中間転写体表面の状態評価を行っ
た。全5万プリント中1000プリントごとに目視評
価し、中間転写体表面のトナーによる着色を確認し、
中間転写体表面の光沢度(以下、「グロス」と略す)
を、村上色彩技術研究所(株)社製のグロスメーター
「GM−26D」を用い、サンプルへの入射光角度を7
5度とする条件で測定した。クリーニング性の評価結果
を下記表3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】表3の結果から、中間転写体上に本発明で
規定するクリーニング材を供給し、これを除去すること
により該中間転写体の表面を清浄にするクリーニング工
程を有する実施例1〜5の本発明の画像形成方法では、
中間転写体表面のトナーによる着色の問題が少なく、中
間転写体表面の光沢度に優れ、長期にわたりプリントの
画質欠陥がないことがわかる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、高画質を長期にわたり
維持することができる転写定着方式の画像形成方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成方法に使用することができ
る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の画像形成方法におけるクリーニング
工程の一態様を示す概略図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 感光体(像担持体) 2,3 加熱加圧ロール 5a,5b,5c,5d 支持ロール 9 加熱器 10a,10b,10c,10d 帯電器 11a,11b,11c,11d 現像器 12a,12b,12c,12d 転写器 20 クリーニング材供給装置 22 クリーニング材供給ロール 24 クリーニング材 26 第1クリーニングロール 28 加熱ランプ 30 第2クリーニングロール 32 ブレード 34 離型材塗付装置 36 液体離型材 40 冷却装置 50 中間転写体 60 用紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 大輔 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA14 BA07 BA21 BA30 2H078 BB01 CC06 DD51 DD57 DD64

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー像を中間
    転写体上へ転写する転写工程と、該中間転写体上のトナ
    ー像を記録媒体上に転写するとともに定着する転写同時
    定着工程とを有する画像形成方法において、 該中間転写体上にクリーニング材を供給し、これを除去
    することにより該中間転写体の表面を清浄にするクリー
    ニング工程を有し、該クリーニング材が、少なくとも、
    体積平均粒径が1〜50μmの熱可塑性樹脂の粉末を含
    有し、該クリーニング材の損失弾性率(G'')が1×1
    4Paとなる温度Tmcのとき、該クリーニング材の
    貯蔵弾性率(G')が1×103〜1×105Paである
    ことを特徴とする画像形成方法。
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