JP2002122584A - 乾式分析素子及びその製造方法 - Google Patents

乾式分析素子及びその製造方法

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JP2002122584A JP2000314756A JP2000314756A JP2002122584A JP 2002122584 A JP2002122584 A JP 2002122584A JP 2000314756 A JP2000314756 A JP 2000314756A JP 2000314756 A JP2000314756 A JP 2000314756A JP 2002122584 A JP2002122584 A JP 2002122584A
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Kazuya Kawasaki
和也 川崎
Yoshikazu Amano
芳和 天野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステル布展開層から塗布して含有
させる試薬の濃度ムラや発色ムラのない乾式分析素子を
提供する。 【解決手段】 上記課題は、水不透過性の透明支持体上
に1層以上の水浸透性層が積層されており、さらにその
上に、ポリエステルよりなり液体を均一に展開する機能
を有する展開層を積層した乾式分析素子において、該ポ
リエステル展開層を構成している繊維の表面が有機溶剤
で被覆されていることを特徴とする乾式分析素子によっ
て解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体試料中に存在する
物質を分析する乾式分析素子及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】乾式分析素子は、いわゆる迅速かつ精度の
高い検査結果が要求される臨床検査における生体試料、
例えば血液、髄液、尿、便抽出液等の中に含まれるアナ
ライトの定量において特に有用である。
【0003】
【従来の技術】最近、少量の液体試料を正確に定量分析
しうる手段として一体型の多層よりなる乾式分析素子が
開発され、その改善あるいは多様化を進めるべく種々の
研究が行われている。この乾式分析素子は分析に必要な
全ての試薬が予め組み込まれており、液体試料を点着し
て生じた発色を測定するだけで定量分析することができ
る。
【0004】乾式分析素子の基本層構成は、水不透過性
透明支持体の上に水浸透性層及び多孔性展開層がこの順
に積層されてなっている。
【0005】多孔性展開層は、水性の検体に含有されて
いる成分を実質的に偏在させることなしに平面的に拡
げ、単位面積当りほぼ一定量の割合で水浸透性層に供給
する機能を有する層であり、これまで種々の展開層が乾
式分析素子用に開発されている。具体的には特開昭49
−53888に開示されているメンブランフィルター
(ブラッシュドポリマー)に代表される非繊維性等方的
微多孔質媒体層、特開昭55−90859等に開示され
たポリマーミクロビーズが水不膨潤性の接着剤で点接触
状に接着されて成る連続空隙含有三次元格子粒状構造物
層に代表される非繊維性多孔性層、特開昭55−164
356、同57−66359等に開示された織物布地か
らなる多孔性層、同60−222769等に開示された
編物布地からなる層等を挙げることができる。
【0006】例えば、セルロース誘導体(DAC,TA
C,NC,HMC(ヒドロキシメチルセルロース),H
EC(ヒドロキシエチルセルロース))の多孔質膜、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニ
ール等のエチレン重合体または共重合体で作られた多孔
質膜、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリスルホン等で作られた多孔質膜、アクリル酸や
メタクリル酸、これらのエステルのビニル重合体または
共重合体から成る多孔質膜、ナイロン、ポリアミド、ポ
リウレタン等の縮合重合体の多孔膜、ガラス粒子、けい
藻土等の無機材料微粒子を少量のポリマーで結合させて
作られた多孔性膜、ポリテトラフルオロエチレンで作ら
れた多孔性膜、濾紙、ガラス繊維濾紙等がある。
【0007】上記の各種の多孔性展開層はそれぞれ一長
一短があって、各種のものが使用されているが、そのひ
とつにポリエステル布がある。ところが、ポリエステル
は疎水性であるためそのままでは使用できず、検体の展
開促進のため界面活性剤や親水性ポリマーなどを含有さ
せている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このポリエ
ステル布を用いた乾式分析素子は試薬の発色ムラを時折
生じることがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するべく鋭意検討の結果、乾式分析素子の製造工程
において、ポリエステル布に親水性ポリマーや試薬を塗
布すると液の不均一なしみこみを生じてこれらが均一に
含有されていないことを見出した。
【0010】そこで、ポリエステル布を時前に親水化す
る手段を種々検討の結果、支持体に水浸透性層及びポリ
エステル布の展開層を積層した積層体の展開層に試薬溶
液を塗布する前に有機溶剤を塗布して親水化しておくこ
とによって、上記の課題を解決しうることを見出した。
【0011】すなわち、本発明は、水不透過性の透明支
持体上に1層以上の水浸透性層が積層されており、さら
にその上に、ポリエステルよりなり液体を均一に展開す
る機能を有する展開層を積層した乾式分析素子におい
て、該ポリエステル展開層を構成している繊維の表面が
有機溶剤で被覆されていることを特徴とする乾式分析素
子と、水不透過性の透明支持体上に1層以上の水浸透性
層が積層されており、さらにその上に、ポリエステルよ
りなり液体を均一に展開する機能を有する展開層を積層
した積層体の該展開層に有機溶剤を供給し、その後試薬
溶液を供給することを特徴とする乾式分析素子の製造方
法に関するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の分析素子の基本構成は、
水不透過性透明支持体の上に、水浸透性層および多孔性
展開層が、この順に積層されてなる。
【0013】本発明では、この積層体の多孔性展開層に
ポリエステル布を用い、試薬溶液を供給する前に有機溶
剤を供給するところに特徴がある。
【0014】ポリエステルはポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート等であり、ポリエステル
布は編物、織物のいずれであってもよい。
【0015】ポリエステル布の厚みは50〜1000μ
m程度、好ましくは100〜500μm程度である。
【0016】展開層は、1層だけに限定する必要はな
く、特開昭61−4959、同62−138756、同
62−135757、同62−138758等に開示さ
れている様に、2層以上の層を重ねて用いることができ
る。
【0017】展開層中には、検体の展開を促進するため
に、ノニオン、アニオン、カチオンもしくは両性の界面
活性剤を含ませることができる。
【0018】また、展開性をコントロールする目的で、
親水性のポリマー等の展開制御剤を含ませることができ
る。
【0019】更に、目的とする検出反応を促進する為
の、あるいは干渉、妨害反応を低減、阻止する為の各種
試薬、もしくは試薬の1部を含ませることができる。
【0020】展開層の厚さは、50〜1000μm、好
ましくは100〜500μm、更に好ましくは200〜
400μmである。
【0021】水浸透性層の代表的な層である親水性ポリ
マー層は、通常分析に必要な試薬の少なくとも1部を含
んでおり、その場合、この層は試薬層と称される。この
層にはこれまで乾式分析素子に使われている公知の水に
可溶性、膨潤性、親水性の各種ポリマーを用いることが
できる。水吸収時の膨潤率が30℃で約150%から約
2000%、好ましくは約250%から約1500%の
範囲の天然又は合成親水性ポリマーを使用することがで
き、具体的には、特開昭59−171864、同60−
108753等に開示されたゼラチン(例えば、酸処理
ゼラチン、脱イオンゼラチン等)、ゼラチン誘導体(例え
ば、フタル化ゼラチン、ヒドロキシアクリレートグラフ
トゼラチン等)、アガロース、プルラン、プルラン誘導
体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン等を挙げることができるが、これらに
限定されるものではない。
【0022】親水性ポリマー層に代えて、ポリマー多孔
質膜等を用いることもできる。
【0023】親水性ポリマー層の厚さは、乾燥時に約1
μm〜約100μm、好ましくは約3μm〜約50μ
m、特に好ましくは約5μm〜約30μmであり、実質
的に透明であることが好ましい。
【0024】親水性ポリマー層中には、目的とする反応
を促進する、もしくは干渉、妨害反応を防止、低減する
ための各種試薬もしくは試薬の1部を含ませることがで
きる。
【0025】水不透過性透明支持体としては、これまで
乾式分析素子に使われている公知の水不透過性の透明支
持体を用いることができる。具体的には、ポリエチレン
テレフタレート、ビスフェノールAのポリカーボネー
ト、ポリスチレン、セルロースエステル(例えば、セル
ロースジアセテート、セルローストリアセテート、セル
ロースアセテートプロピオネート等)等から成る厚さ約
50μm〜1mm、好ましくは約80μm〜約300μ
mの透明フイルムを用いることができる。
【0026】支持体の表面には、必要により公知の下塗
層もしくは接着層を設けて、親水性ポリマー層との接着
を強固にすることができる。
【0027】乾式分析素子には、分析項目等に応じてさ
らに各種の層が組込まれる。例えば検出層、吸水層、光
反射層、光遮蔽層等である。
【0028】本発明においては、この積層体の最上層で
あるポリエステル布の展開層に試薬を供給する前に有機
溶剤を供給するところに特徴がある。
【0029】このポリエステル布に供給して親水化する
有機溶剤は親水性と親油性を併有するものであり、両極
性である。具体的には、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の炭素
数が1〜4の低級アルコール、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトンが好ましく、エタノールとアセトンが
最も好ましい。
【0030】有機溶剤の供給量はポリエステル布の体積
(空隙を含む。)の30〜90%程度、好ましくは50
〜70%程度が適当である。供給方法は要はポリエステ
ル布面に均一に供給できればよく、通常は塗布によって
行う。塗布方法も問わないがスプレー塗布が簡便であ
る。
【0031】塗布後放置は特に行わなくてもよい。塗布
後の乾燥は25℃〜60℃で1分〜30分程度行えばよ
い。
【0032】有機溶剤の被覆は、一般的にはGC(ガス
クロマトグラフィー)により行うことができ、有機溶剤
の残存量は0.1〜5%程度である。
【0033】有機溶剤を供給してポリエステル繊維の表
面を有機溶剤で被覆後、この展開層に試薬溶液を供給す
る。この試薬溶液は対象とする被検物質により定まる
が、通常は水溶液、又はエタノール、アセトンなどの有
機溶剤溶液である。
【0034】本発明においては、対象とする被検物質は
特に限定されない。通常臨床検査の分野で測定される酵
素、脂質、無機イオン、代謝産物、蛋白質等の他、各種
グロブリン、免疫抗原、免疫抗体等の生体由来成分、薬
物、ホルモン、腫瘍マーカー、DNA、RNA等、分析
方法さえ確立していれば、分析対象とすることができ
る。
【0035】本発明の乾式分析素子は分析に必要な全て
の試薬を含んでいるが、この試薬は比色用指示薬を除い
て公知の乾式分析素子と同じでよい。分析に必要な全て
の試薬とは、必要不可欠な試薬であり、その他の試薬は
適宜追加あるいは削除される。
【0036】比色用指示薬とは、定量可能な比色変化を
直接または間接的に生じ、その変化の割合を定量的に測
定しうる着色または無色の物質である色原体および呈色
性基質を含む。色原体は色素、色素形成剤、または色素
前駆物質であってよい。本発明で使用されるものは水溶
性のもので、溶解度が0.1%以上、通常0.5%以上
のものである。具体例としては、ジクロロベンゼンジア
ゾニウム、ベンゼンスルホン酸ジアゾニウム等のジアゾ
ニウム塩、アルフッソン、アゾメチンアゾメチンH等の
比色試薬、WST−1、WST−3等の還元系発色試
薬、p−ニトロフェニル誘導体、アミノアニリン誘導
体、3−インドール誘導体、p−ニトロアニリン誘導
体、チオ−NADH等の発色基質、メチルバイオレット
6B、m−クレゾールパープル、コンゴーレッド、メチ
ルオレンジ、テトラブロムフェノールブルー、アリザリ
ンスルホン酸ナトリウム、リトマス、ブロムフェノール
レッド、チモールブルー、ナイルブルー、p−ニトロフ
ェノール等のpH指示薬、アニシジンブルー、アルセナ
ゾ−III、バソクプロインスルホン酸ナトリウム、バソ
フェナントロリンスルホン酸ナトリウム、エリオクロム
ブラックT、カルシクローム、カルマガイト、カルボキ
シアルセナゾ、 クロロホスホナーゾ−III、クロマズロ
ールB、クロマズロールS、ジメチルスルホナゾ−II
I、ジニトロスルホナゾ−III、メチルチモールブルー、
メチルキシレノールブルー、ネオトリン、スルホナゾ−
III、Xylidyl Blue−I、Xylidyl
Blue−II、Nitoro−PAPS、Phthal
ein Complexone、PDTS、Pyroc
atechol Violet、Zylenol Ora
nge等の金属指示薬、DAB、HPPA、TMBZ・
HCl、DA−67、DA−64、ABTS、MCD
P、BCMA、LLGB等の酸化系発色試薬、4−アミ
ノアンチピリン等のカップラー、ADPS、ALPS、
DAPS、HADAPS、MAPS、TOPS、ADO
S、ALOS、DAOS、HDAOS、MAOS、TO
OS、HALPS等のトラインダー試薬等がある。
【0037】展開層のポリエステル布に界面活性剤や親
水性ポリマーを供給する場合には前記の有機溶剤被覆を
行った後、試薬溶液を供給する前が好ましい。
【0038】
【実施例】[実施例1]ゼラチン下塗りされている18
0μmのポリエチレンテレフタレート無色透明平滑フィ
ルムに下記組成の水溶液を、乾燥後の厚さが14μmに
なるように塗布し乾燥した。 ゼラチン 14.1g/m ペルオキシダーゼ 12.0KU/m グルコースオキシダーゼ 6.0KU/m グルコアミラーゼ 5.0KU/m ロイコ色素 0.5g/m 界面活性剤 1.0g/m
【0039】ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−
ヒドロキシ)プロピレンノニルフェニルエーテル(Su
rfactant 10G,オーリン社製)を、ロイコ
色素は、2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−4−(4−ジメチルアミノフェニル)−5−
フェネチルイミダゾール酢酸塩を用いた。
【0040】次に上記フィルム上に下記組成の水溶液を
乾燥後の厚さが10μmになるように塗布し、乾燥し
た。 ゼラチン 10.2g/m 界面活性剤 0.5g/m
【0041】次に上記フィルム上に下記組成のpH=
6.4に調整された水溶液を乾燥後の厚さが8μmにな
るように塗布し、乾燥した。 ヒドロキシプロピルセルロース 4.7g/m カルボキシメチルスターチ 3.5g/m PIPES 0.9g/m マンニトール 2.3g/m 界面活性剤 1.2g/m
【0042】次に、上記フィルム上に約60g/m
供給量で水を全面に供給して湿潤させた後、50デニー
ル相当のポリエチレンテレフタレート紡績糸を36ゲー
ジ編みしたトリコット編み物布地を軽く圧力をかけて積
層し、乾燥させた。
【0043】上記布地上に、エタノールを200g/m
となるように塗布し(=OC1塗布)、乾燥後下記組
成のエタノール溶液を各々の成分が下記の量となるよう
に、そして乾燥後の厚さが5μmになるように、塗布し
(=OC2塗布)、乾燥させ、一体型多層分析要素を作
製した。 アミラーゼ標識抗C反応性蛋白マウス抗体 14.0KU/m 抗C反応性蛋白マウス第二抗体 6.2mg/m ポリビニルピロリドン 5.6g/m 界面活性剤 0.2g/m
【0044】上記の一体型多層分析要素を12mm×1
3mm四方のチップに切断し、スライド枠(特開昭57
−63452号公報に記載)に納めて、本発明に従うC
RP分析用乾式スライド(1)を作製した。
【0045】[実施例2]OC1塗布としてアセトンを
200g/m塗布し、乾燥させる以外は、実施例1と
同様にして、CRP分析用乾式スライド(2)を作製し
た。
【0046】[実施例3]OC1塗布としてメタノール
を200g/m塗布し、乾燥させる以外は、実施例1
と同様にして、CRP分析用乾式スライド(3)を作製し
た。
【0047】[比較例1]OC1塗布を実施しないこと
以外は、実施例1と同様にして、CRP分析用乾式スラ
イド(4)を作製した。
【0048】[測定例1]下記組成(*)の希釈液と免疫
比濁法にて検定されたCRP濃度1.4,4.2,1
0.0mg/dLの人血清を希釈液にて21倍希釈した
液を上記実施例1〜3及び比較例1で作製したスライド
に10μL点着する。
【0049】その後、37℃にて5分間インキュベート
しながら、およそ10秒おきに650nmにおける反射
濃度を富士ドライケム5000(富士写真フイルム
(株)製)により測定した。そのときの3分〜5分の反
射濃度より2分あたりの反射濃度(ΔODr)をもとめ
た。
【0050】
【表1】 *1 MES:2−(N−モルホリノ)エタンスルフォ
ン酸モノハイドレート *2 例えば、商品名:ブロックエース
【0051】
【表2】 ODレンジ:ΔODr(希釈液)−ΔODr(10mg
/dL)
【0052】上記結果よりあきらかなように、検量線の
傾きの尺度となるODレンジは、比較例1に比べ、本実
施例1〜3の乾式分析要素では、大きく良好である。
【0053】[測定例2]測定例1と同じように、免疫
比濁法にて検定されたCRP濃度4.2mg/dLの液
を希釈液にて21倍希釈後、上記実施例1〜3及び比較
例1で作製したスライドにそれぞれ10枚ずつ点着し、
富士ドライケム5000にて測定した。
【0054】その後、測定例1と同様に3分〜5分の反
射濃度より2分あたりの反射濃度を求めた。
【0055】その反射濃度を測定例1のCRP濃度とΔ
ODrより求めた3次式近似した検量線よりCRP濃度
に換算し、n=10測定での変動係数(CV%)を求め
た。
【0056】
【表3】
【0057】上記結果より明らかなように、比較例1に
比べ、本発明の実施例1〜3では測定のバラツキの尺度
となる変動係数(CV)が小さく良好である。
【0058】
【発明の効果】本発明の有機溶剤被覆処理を行うことに
より、試薬のポリエステル布下層への浸透を容易にし、
さらに試薬を均一に含有させることができる。その結
果、試薬の発色ムラを減少させてCV(変動係数)を改
善できるばかりでなく、発色強度も高めることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G042 AA01 BD19 FC07 2G045 AA13 AA16 CA25 CA26 CB03 CB04 CB30 DA36 FA26 FA29 FB03 GC11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水不透過性の透明支持体上に1層以上の
    水浸透性層が積層されており、さらにその上に、ポリエ
    ステルよりなり液体を均一に展開する機能を有する展開
    層を積層した乾式分析素子において、該ポリエステル展
    開層を構成している繊維の表面が有機溶剤で被覆されて
    いることを特徴とする乾式分析素子
  2. 【請求項2】 水不透過性の透明支持体上に1層以上の
    水浸透性層が積層されており、さらにその上に、ポリエ
    ステルよりなり液体を均一に展開する機能を有する展開
    層を積層した積層体の該展開層に有機溶剤を供給し、そ
    の後試薬溶液を供給することを特徴とする乾式分析素子
    の製造方法
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