JP2002114947A - 塗料組成物および塗料組成物の調製方法 - Google Patents

塗料組成物および塗料組成物の調製方法

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JP2002114947A
JP2002114947A JP2000308325A JP2000308325A JP2002114947A JP 2002114947 A JP2002114947 A JP 2002114947A JP 2000308325 A JP2000308325 A JP 2000308325A JP 2000308325 A JP2000308325 A JP 2000308325A JP 2002114947 A JP2002114947 A JP 2002114947A
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growth inhibitor
coating
water
composition
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Hisao Kubota
尚生 窪田
Junichi Miyake
純一 三宅
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分が付着および結露しやすい部位に塗装し
ても、その塗料組成物の組成にかかわらず、常に、一定
量の微生物増殖抑制剤が溶出され、良好な持続性および
徐放性を有する塗料組成物、および、その塗料組成物の
調製方法を提供すること。 【解決手段】 塗料組成物を、塗膜を形成した時に水に
より微生物増殖抑制剤を溶脱させる組成によって処方す
るとともに、微生物増殖抑制剤を、マイクロカプセル化
する。これによって、水に対する塗膜からの微生物増殖
抑制剤の溶出量を、塗料組成物の組成にかかわらず、実
質的に常に一定にすることができるので、その塗料組成
物における微生物増殖抑制剤の効力の持続性および徐放
性を安定化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物増殖抑制剤
を含有する塗料組成物およびその塗料組成物の調製方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の塗料組成物には、有害
な微生物の増殖を抑制するために、抗菌性、防かび性お
よび防藻性などを発現する微生物増殖抑制剤を配合する
ことが広く行なわれている。このような塗料組成物によ
って塗膜を形成すれば、有害な微生物の増殖を抑制する
ことができるため、そのような微生物が増殖しやすい、
例えば、建築建物などの外壁や、浴室の内壁および天井
などを塗装するために、広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建築建物など
の外壁や、浴室の内壁および天井などには、雨水や水蒸
気などの水分が付着して、常時結露しやすいため、塗膜
から、そのような水分によって微生物増殖抑制剤が溶脱
して効力が持続されない場合が多い。
【0004】また、微生物増殖抑制剤は、配合される塗
料組成物の組成によっても、溶脱の程度が異なるため、
このような塗料組成物の組成にかかわらず、常に一定量
の微生物増殖抑制剤を溶出して、持続性および徐放性の
良好な塗料組成物を開発することが強く望まれている。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、水分が付着および結
露しやすい部位に塗装しても、その塗料組成物の組成に
かかわらず、常に、一定量の微生物増殖抑制剤が溶出さ
れ、良好な持続性および徐放性を有する塗料組成物、お
よび、その塗料組成物の調製方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、(1) 微生物増殖抑制剤を含有する塗
料組成物であって、前記塗料組成物は、塗膜を形成した
時に、水により微生物増殖抑制剤を溶脱させる組成を有
し、前記微生物増殖抑制剤は、マイクロカプセル化され
ていることを特徴とする、塗料組成物、(2) 水に対
する前記塗料組成物により形成される塗膜からの前記微
生物増殖抑制剤の溶出量が、前記塗料組成物の組成にか
かわらず、実質的に一定となるように処方されているこ
とを特徴とする、前記(1)に記載の塗料組成物、
(3) 水に対する前記マイクロカプセルからの前記微
生物増殖抑制剤の溶出量が、水に対する前記塗料組成物
により形成される塗膜からの前記微生物増殖抑制剤の溶
出量と、実質的に一致するように処方されていることを
特徴とする、前記(1)または(2)に記載の塗料組成
物、(4) 水分が付着しやすい部位に適用されること
を特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の
塗料組成物、(5) 陸上構築物に適用されることを特
徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の塗料
組成物、(6) 微生物増殖抑制剤を含有する塗料組成
物により形成される塗膜から、前記塗料組成物の組成に
かかわらず、水に対して常に実質的に一定量の前記微生
物増殖抑制剤を溶出させるための塗料組成物の調製方法
であって、前記微生物増殖抑制剤を、マイクロカプセル
化することを特徴とする、塗料組成物の調製方法、を提
供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の塗料組成物は、有効成分
として微生物増殖抑制剤が含有されている。微生物増殖
抑制剤は、抗菌性、防かび性および防藻性などを発現す
る化合物であって、殺菌剤、抗菌剤、防かび剤、防腐
剤、防藻剤などの各種の工業用殺菌剤が含まれる。
【0008】このような微生物増殖抑制剤としては、例
えば、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオ
フェン−1,1−ジオキシドなどのチオフェン系化合
物、例えば、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−
クロロ−2−t−オクチル−4−イソチアゾリン−3−
オン、5−クロロ−2−エチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−
4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2
−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン、2
−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン
−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オ
ン、n−ブチル−ベンゾイソチアゾリン−3−オンなど
のイソチアゾリン系化合物、例えば、3−ヨード−2−
プロピニル−ブチル−カーバメイト、ジヨードメチル−
p−トルイルスルホン、p−クロロフェニル−3−ヨー
ドプロパルギルフォルマールなどの有機ヨウ素系化合
物、例えば、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−
3−オンなどのジチオール系化合物、例えば、テトラメ
チルチウラムジスルフィドなどのチオカーバメート系化
合物、例えば、2,4,5,6−テトラクロロイソフタ
ロニトリルなどのニトリル系化合物、例えば、N−(フ
ルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−(フ
ルオロジクロロメチルチオ)−N,N’−ジメチル−N
−フェニル−スルファミドなどのハロアルキルチオ系化
合物、例えば、2,3,5,6−テトラクロロ−4−
(メチルスルフォニル)ピリジンなどのピジリン系化合
物、例えば、ジンクピリチオン、ナトリウムピリチオン
などのピリチオン系化合物、例えば、2−(4−チオシ
アノメチルチオ)ベンゾチアゾールなどのベンゾチアゾ
ール系化合物、例えば、2−メチルチオ−4−t−ブチ
ルアミノ−6−シクロプロピルアミノ−s−トリアジン
などのトリアジン系化合物、例えば、メチル−2−ベン
ズイミダゾールカーバメイト、2−(4−チアゾリル)
−ベンズイミダゾールなどのイミダゾール系化合物、例
えば、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−
1,3−ジオキサン−2イル]メチル]−1H−1,
2,4−トリアゾール、(±)−α[2−(4−クロロ
フェニル)エチル]−α−(1,1−ジメチルエチル)
−1H−1,2,4−トリアゾール−(1)−エタノー
ル(テプコナゾール)、(±)−1−[2−(2,4−
ジクロロフェニル)−4−プロピル−1,3−ジオキサ
ン−2イルメチル]−1H−1,2,4−トリアゾール
などのトリアゾール系化合物、例えば、3−ベンゾ
[b]チエン−2−イル−5,6−ジヒドロ−1,4,
2−オキサチアジン−4−オキサイドなどのオキサチア
ジン系化合物、例えば、2,2−ジブロモ−2−ニトロ
エタノール、2−ブロモ−2−ニトロプロパン1,3−
ジオールなどのアルコール系化合物、例えば、3−
(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレ
アなどの尿素系化合物、2,2−ジブロモ−3−ニトリ
ロプロパンアミドなどのアミド系化合物などが挙げられ
る。
【0009】これら微生物増殖抑制剤は、単独で使用し
てもよく、また2種以上併用してもよい。好ましくは、
チオフェン系化合物、イソチアゾリン系化合物、有機ヨ
ウ素系化合物が挙げられる。
【0010】そして、本発明の塗料組成物では、このよ
うな微生物増殖抑制剤がマイクロカプセル化されてい
る。微生物増殖抑制剤のマイクロカプセル化は、化学的
方法、物理化学的方法、物理的および機械的方法など、
公知の方法を用いることができる。
【0011】化学的方法では、例えば、界面重合法、i
n situ 重合法、液中硬化被膜法などが用いられ
る。界面重合法では、例えば、多塩基酸ハライドとポリ
オールとを界面重合させてポリエステルからなる膜を形
成する、多塩基酸ハライドとポリアミンとを界面重合さ
せてポリアミドからなる膜を形成する、ポリイソシアネ
ートとポリオールとを界面重合させて、ポリウレタンか
らなる膜を形成する、ポリイソシアネートとポリアミン
とを界面重合させて、ポリウレアからなる膜を形成す
る、などの方法が用いられる。in situ 重合法
では、例えば、スチレンとジビニルベンゼンとを共重合
させてポリスチレン共重合体からなる膜を形成する、メ
チルメタクリレートとn−ブチルメタクリレートとを共
重合させてポリメタクリレート共重合体からなる膜を形
成するなどの方法が用いられる。液中硬化法では、例え
ば、ゼラチン、ポリビニルアルコール、エポキシ樹脂、
アルギン酸ソーダなどを液中で硬化させる方法が用いら
れる。
【0012】物理化学的方法では、例えば、単純コアセ
ルベーション法、複合コアセルベーション法、pHコン
トロール法、非溶媒添加法などの水溶液からの相分離法
や、有機溶媒からの相分離法などのコアセルベーション
法が用いられる。膜形成成分としては、例えば、ゼラチ
ン、セルロース、ゼラチン−アラビアゴムなどが用いら
れる。また、ポリスチレンなどが用いられる界面沈降法
などを用いてもよい。
【0013】物理的および機械的方法では、例えば、ス
プレードライング法、気中懸濁被膜法、真空蒸着被膜
法、静電的合体法、融解分散冷却法、無機質壁カプセル
化法などが用いられ、膜形成成分としては、例えば、ゼ
ラチン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、カルボ
キシメチルセルロース、メチルセルロース、アルギン酸
ナトリウムなどが用いられる。
【0014】本発明においては、これらの方法のうち、
いずれの方法を用いるかは、微生物増殖抑制剤の種類や
使用目的および用途によって適宜決定すればよく、例え
ば、界面重合法などがよく用いられる。
【0015】そして、本発明の塗料組成物は、このよう
にしてマイクロカプセル化された微生物増殖抑制剤が含
有されている。マイクロカプセル化された微生物増殖抑
制剤の塗料組成物中の配合割合は、微生物増殖抑制剤と
して、0.005〜10重量%、好ましくは、0.01
〜5重量%である。
【0016】また、本発明の塗料組成物には、塗膜を形
成した時に、水により微生物増殖抑制剤を溶脱させる組
成を有するものであれば、特に制限されないが、塗料と
して必要な組成、例えば、樹脂や、必要により、体質顔
料および着色顔料、その他の添加剤などが含有されてい
る。そして、本発明の塗料組成物では、特に制限されな
いが、好ましくは、調製直後のマイクロカプセル化され
た微生物増殖抑制剤の溶出率(1日後の累積溶出量/全
微生物増殖抑制剤量×100)が1〜80%、さらに
は、5〜60%となるように調製されることが好まし
い。
【0017】樹脂としては、何ら制限されないが、例え
ば、アクリル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、スチ
レン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、酢
酸ビニル−アクリル系樹脂、ビニルアセタール系樹脂、
フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂、アミノ樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン系樹脂などが
用いられる。これらの中では、アクリル系樹脂、酢酸ビ
ニル−アクリル系樹脂が好ましく用いられる。また、こ
れら樹脂は、後述するように、エマルジョン樹脂である
ことが好ましく、エマルジョン樹脂としては、アクリル
エマルジョン樹脂が好ましく用いられる。
【0018】また、体質顔料としては、例えば、炭酸カ
ルシウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、シリカ、炭
酸カルシウムなどが用いられる。
【0019】また、着色顔料としては、例えば、チタン
白、ベンガラ、酸化クロム、黄鉛、酸化亜鉛などの無機
顔料、ハンザイエロー、レーキレッド、フタロシアニン
ブルー、シンカシャレッドなどの有機顔料が用いられ
る。
【0020】そして、本発明の塗料組成物においては、
これら樹脂および顔料(体質顔料および着色顔料を含
む)の割合として、PVC(顔料体積濃度)、すなわ
ち、(顔料(体積)/(顔料(体積)+樹脂固形分(体
積)))×100が、20〜80、さらには、30〜7
0であることが好ましい。PVCがこれらの範囲である
と、塗料組成物の溶出率を、上記した好適な範囲に容易
に調製することができる。
【0021】その他の添加剤としては、例えば、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌
剤、微生物増殖抑制剤などの各種の添加剤が用いられ、
塗料組成物の目的および用途などに応じて、適宜配合さ
れる。
【0022】そして、本発明の塗料組成物は、水系の塗
料組成物として用いることができる。水系の塗料組成物
として用いるには、マイクロカプセル化された微生物増
殖抑制剤を含む各成分を、適宜の割合において、水に懸
濁または乳化により分散させることによって調製すれば
よい。
【0023】これらのうち、本発明の塗料組成物は、水
系の塗料組成物、より具体的には、エマルジョン塗料と
して調製することが好ましい。なかでも、ゼロVOC塗
料に配合すれば、環境にやさしく、かつ、微生物増殖抑
制剤含有マイクロカプセルの安定性を良好に維持して、
効力の持続性および徐放性の向上を、より一層、図るこ
とができる。
【0024】本発明の塗料組成物を、水系の塗料組成
物、より具体的には、エマルジョン塗料として調製する
には、例えば、体質顔料および着色顔料を含むミルベー
スを調製した後、このミルベースに、レットダウンとし
ての各成分を順次配合する。ミルベースの調製は、例え
ば、体質顔料や着色顔料に水を配合して、必要により、
凍結防止剤(エチレングリコールなど)、分散剤、湿潤
剤、消泡剤などの公知の添加剤を添加した後、混合撹拌
する。そして、このようにして調製されたミルベース
に、レットダウンとしての、エマルジョン樹脂および微
生物増殖抑制剤含有マイクロカプセルや、必要により、
界面活性剤、造膜助剤(高沸点溶剤など)、消泡剤、p
H調整剤、増粘剤などの公知の添加剤を添加した後、撹
拌混合すればよい。
【0025】とりわけ、このようなエマルジョン塗料の
調製において、塗膜を形成した時に、水により微生物増
殖抑制剤を溶脱させる組成としては、PVCを20〜8
0、好ましくは、30〜70とし、また、凍結防止剤
を、配合しないか、または、配合する場合には、20重
量%以下、好ましくは、0.001〜15重量%とし、
造膜助剤を、配合しないか、または、配合する場合に
は、樹脂固形分100重量部に対して、100重量部以
下、好ましくは、0.001〜90重量部となるように
処方することが好ましい。このように調製すれば、マイ
クロカプセル化された微生物増殖抑制剤を、形成された
塗膜から、その組成にかかわらず、実質的に一定の溶出
量で溶出させやすくすることができる。
【0026】そして、本発明の塗料組成物では、有効成
分である微生物増殖抑制剤がマイクロカプセル化されて
いるので、水に対する塗膜からの微生物増殖抑制剤の溶
出量を、塗料組成物の組成にかかわらず、実質的に常に
一定にすることができる。すなわち、微生物増殖抑制剤
が配合される塗料組成物の組成が異なれば、通常、その
塗料組成物の組成の相違に起因して、微生物増殖抑制剤
の溶出率が異なるが、本発明では、微生物増殖抑制剤を
マイクロカプセル化することによって、塗料組成物の組
成ではなく、マクロカプセルの組成のみに起因させて、
微生物増殖抑制剤の溶出量をコントロールすることがで
きる、すなわち、水に対するマイクロカプセルからの微
生物増殖抑制剤の溶出量と、水に対する塗膜からの微生
物増殖抑制剤の溶出量とを、実質的に一致させることが
できるので、塗料組成物の組成を考慮せずとも、その塗
料組成物における微生物増殖抑制剤の効力の持続性およ
び徐放性を安定化させることができる。なお、実質的に
一定として許容される範囲は、例えば、ある特定のサン
プルの溶出率(累積溶出量mg/全微生物増殖抑制剤m
g×100(%))を基準として、その基準サンプルの
溶出率±15〜20(%)、さらには、±10〜15%
の範囲であることが好ましい。
【0027】そのため、本発明の塗料組成物は、そのよ
うな水が付着しやすい部位を有する産業製品などに広く
適用することができ、例えば、陸上構築物、すなわち、
建築建物などの外壁、居住室や浴室の床、内壁および天
井など、雨水や水蒸気などの水分が付着して、常時結露
しやすい部位など適用しても、常に一定量の微生物増殖
抑制剤を溶出して、良好な持続性および徐放性を発現す
ることができる。
【0028】なお、本発明の塗料組成物は、例えば、着
色顔料や体質顔料を配合せずに、クリア塗料として調製
し、壁紙などの紙および合成樹脂、化粧板や合成板など
の木材、セメントやコンクリートなどの無機基材、天井
材や壁材などのボード類のコーティング組成物として用
いてもよい。
【0029】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を
より具体的に説明する。
【0030】 製造例1(マイクロカプセル水分散剤(1)の製造) 2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン(以
下、OITと称する。)6gおよび3−ヨード−2−プ
ロピニル−ブチル−カーバメイト(以下、IPBCと称
する。)6gを、アロサイザー202(エチルビフェニ
ル、沸点286℃、新日鉄化学(株)製)8gに溶解さ
せた後、この溶液を60℃に加温し、これに、予め80
℃で溶解させておいたタケネートL−5060(ジフェ
ニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(以下、MD
Iと称する。)のε−カプロラクトン変性ポリイソシア
ネート:アミン当量670、武田薬品工業(株)製)
0.72gとミリオネートMR200S(ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート:アミン当量132
(3核体以上の多核体50重量%以上)、日本ポリウレ
タン工業(株)製)1.68gを混合し溶解させること
により、油相を調製した。なお、この油相は、タケネー
トL−5060:ミリオネートMR200S=30:7
0(重量比)、アミン当量175の組成として調製し
た。
【0031】一方、水70gに、5重量%のポリビニル
アルコール水溶液9g、2重量%のカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム水溶液9g、20重量%のデモール
NL(アニオン系界面活性剤、花王(株)製)水溶液3
gを室温で混合することにより、水相を調製した。
【0032】次いで、水相に油相を加え、T.K.オー
トホモミキサーにて数分間攪拌することにより分散させ
た。なお、この時のミキサーの回転数は5000min
−1であった。そして、この攪拌中に、エチレンジアミ
ン0.60gを含む水溶液10gを滴下した。次いで、
得られた水分散液を、75℃の恒温槽中で3時間緩やか
に攪拌させながら反応させることによって、OITおよ
びIPBCが封入されたマイクロカプセルを含む水分散
液を得た。これに、0.1N塩酸水溶液を加えてpH7
に調整後、純水を加え、OIT−IPBC含有量5重量
%のマイクロカプセル水分散剤(1)を得た。
【0033】 製造例2(マイクロカプセル水分散剤(2)の製造) 以下に示す各成分の配合量を変更したこと以外は、製造
例1と同様の操作により、OIT−IPBC含有量5重
量%のマイクロカプセル水分散剤(2)を得た。なお、
この油相は、タケネートL−5060:ミリオネートM
R200S=50:50(重量比)、アミン当量222
の組成として調製した。
【0034】 タケネートL−5060 1.25g ミリオネートMR200S 1.25g エチレンジアミン 0.50g 製造例3(マイクロカプセル水分散剤(3)の製造) タケネートL−5060 0.72gおよびミリオネー
トMR200S 1.68gに代えて、ミリオネートM
R200S 5.10gを用い、また、エチレンジアミ
ン0.60gに代えて、エチレンジアミン0.90gを
用いた以外は、製造例1と同様の操作により、OIT−
IPBC含有量5重量%のマイクロカプセル水分散剤
(3)を得た。なお、この油相は、タケネートL−50
60:ミリオネートMR200S=0:100(重量
比)、アミン当量132の組成として調製した。
【0035】 製造例4(マイクロカプセル水分散剤(4)の製造) OIT3gおよびIPBC3gを、アロサイザー202
14gに溶解させた後、この溶液を60℃に加温し、
これに、予め80℃で溶解させておいたミリオネートM
R200S 5.10gを混合し溶解させることによ
り、油相を調製した。なお、この油相は、タケネートL
−5060:ミリオネートMR200S=0:100
(重量比)、アミン当量132の組成として調製した。
【0036】一方、水30gに、5重量%のポリビニル
アルコール水溶液4.5g、2重量%のカルボキシメチ
ルセルロースナトリウム水溶液4.5g、20重量%の
デモールNL水溶液2gを室温で混合することにより、
水相を調製した。
【0037】次いで、水相に油相を加え、T.K.オー
トホモミキサーにて数分間攪拌することにより分散させ
た。なお、この時のミキサーの回転数は5000min
−1であった。そして、この攪拌中に、エチレンジアミ
ン0.90gを含む水溶液10gを滴下した。次いで、
得られた水分散液を、75℃の恒温槽中で3時間緩やか
に攪拌させながら反応させることによって、OITおよ
びIPBCが封入されたマイクロカプセルを含む水分散
液を得た。これに、0.1N塩酸水溶液を加えてpH7
に調整後、純水を加え、OIT−IPBC含有量5重量
%のマイクロカプセル水分散剤(4)を得た。
【0038】 製造例5(マイクロカプセル水分散剤(5)の製造) 以下に示す各成分の配合量を変更したこと以外は、製造
例1と同様の操作により、OIT−IPBC含有量5重
量%のマイクロカプセル水分散剤(5)を得た。なお、
この油相は、タケネートL−5060:ミリオネートM
R200S=15:85(重量比)、アミン当量151
の組成として調製した。
【0039】 タケネートL−5060 0.35g ミリオネートMR200S 1.98g エチレンジアミン 0.67g 製造例6(マイクロカプセル水分散剤(6)の製造) 以下に示す各成分の配合量を変更したこと以外は、製造
例1と同様の操作により、OIT−IPBC含有量5重
量%のマイクロカプセル水分散剤(6)を得た。なお、
この油相は、タケネートL−5060:ミリオネートM
R200S=15:85(重量比)、アミン当量151
の組成として調製した。
【0040】 タケネートL−5060 0.70g ミリオネートMR200S 3.96g エチレンジアミン 1.34g 製造例7(マイクロカプセル水分散剤(7)の製造) E−16C(非中空多孔質シリカ、鈴木油脂(株)製)
200gに、OIT20gをメチルエチルケトンの溶媒
に溶かした溶液を含浸させ、50℃で2時間乾燥させ
た。得られた粉末を、ゼラチン21(ゼラチン、新田ゼ
ラチン(株)製)2重量%水溶液4000gに分散さ
せ、スプレードライ装置を用いて、150℃、3000
回転/分の条件下で、ゼラチンコーティング処理したマ
イクロカプセルを得た。さらに水に分散させ、OIT含
有量5重量%のマイクロカプセル水分散剤(7)を得
た。
【0041】比較製造例1(液剤(8)の製造) OIT5gおよびIPBC5gをメチルカルビトール9
0gに溶解することによって、液剤(8)を得た。
【0042】塗料組成物1〜4の調製 表1に示す割合(重量%)において、まず、チタン白お
よび体質顔料を水に加え、さらに、エチレングリコー
ル、分散剤、湿潤剤、消泡剤を添加した後、撹拌混合す
ることにより、ミルベースを調製した。次いで、これ
に、レットダウンとして、エマルジョン樹脂(A)〜
(C)、造膜助剤、消泡剤、防腐剤、増粘剤(A)およ
び(B)、水を順次添加した後、撹拌混合することによ
り、塗料組成物1〜4を調製した。なお、表1において
は、各塗料組成物1〜4のPVCを併記するとともに、
造膜助剤については、樹脂固形分100重量部に対する
重量部数を、かっこ書きで付記した。また、各成分の詳
細を以下に示す。
【0043】
【表1】 (ミルベース) チタン白:ルチル型酸化チタン(商品名:TITANI
X JR−900,テイカ(株)社製) 体質顔料:炭酸カルシウム(商品名:ホワイトンSB,
白石カルシウム(株)社製) 分散剤:ポリカルボン酸ナトリウム塩(商品名:オロタ
ン850,ローム・アンド・ハース社製) 湿潤剤:アルキルエーテルサルフェート(商品名:トラ
イトンCF−10,ユニオン・カーバイド社製) 消泡剤:鉱物油とポリエチレングリコール型非イオン界
面活性剤の混合物(商品名:ノプコ8043−L,サン
ノプコ(株)社製) (レットダウン) エマルジョン樹脂(A):アクリル−スチレン系エマル
ジョン樹脂(商品名:ウルトラゾールC−62,ガンツ
化成(株)社製、固形分55重量%) エマルジョン樹脂(B):酢酸ビニル−アクリル系エマ
ルジョン樹脂(商品名:ボンコート9124,大日本イ
ンキ(株)社製、固形分55重量%) エマルジョン樹脂(C):アクリル系エマルジョン樹脂
(商品名:AE−318,日本合成ゴム(株)社製、固
形分55重量%) 造膜助剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオールモノイソブチレート(商品名:CS−12,チ
ッソ(株)社製) 消泡剤:鉱物油とポリエチレングリコール型非イオン界
面活性剤の混合物(商品面:ノプコ8034−L、サン
ノプコ社製) 防腐剤:ハロゲン化窒素硫黄化合物(商品名:スラオフ
CA,武田薬品工業(株)社製) 増粘剤(A):ウレタン変性ポリエーテル系増粘剤(商
品名:RM−8W,ロームアンドハース社製)の2重量
%水溶液 増粘剤(B):ヒドロキシエチルセルロース(商品名:
SP−600,ダイセル(株)社製)の2重量%水溶液 試験例1(マイクロカプセル水分散剤および液剤からの
有効成分の溶脱性) マイクロカプセル水分散剤(1)〜(7)、液剤(8)
を、100mLのイオン交換水に、それぞれ400mg
添加して、25℃で振とうした。表2に示す日数の経過
後に、水中に溶出された各有効成分の溶出量を液体クロ
マトグラフィーによって測定し、溶出率(累積溶出量m
g/全有効成分量mg×100)を求めた。その結果
を、表2に示す。
【0044】
【表2】 試験例2(塗料組成物からの有効成分の溶脱性) 表3に示すように、塗料組成物4に、マイクロカプセル
水分散剤(1)〜(5)、(7)、液剤(8)を、それ
ぞれ2.5重量%となるように添加して、実施例1〜6
および比較例1の塗料組成物を調製した。その後、これ
らの塗料組成物から塗膜を調製した。100mLのイオ
ン交換水に各塗膜を加え、25℃で、静置保管し、表3
に示す日数の経過後に、水中に溶出された各有効成分の
溶出量を液体クロマトグラフィーによって測定し、溶出
率(累積溶出量mg/全有効成分量mg×100)を求
めた。その結果を、表3に示す。
【0045】
【表3】 表3より、実施例1〜6の塗料組成物から溶出される有
効成分の溶出量は、試験例1において示されるマイクロ
カプセル水分散剤(1)〜(5)、(7)からの有効成
分の溶出量と実質的にほぼ一致していることがわかる。
【0046】試験例3(種類の異なる塗料組成物からの
有効成分の溶脱性) 表4に示すように、塗料組成物1〜3のそれぞれに、マ
イクロカプセル水分散剤(6)または液剤(8)を、
2.5重量%となるように添加して、実施例7〜9およ
び比較例2〜4の塗料組成物を調製した。その後、これ
らの塗料組成物から塗膜を調製した。100mLのイオ
ン交換水に各塗膜を加え、25℃で、静置保管し、表4
に示す日数の経過後に、水中に溶出された各有効成分の
溶出量を液体クロマトグラフィーによって測定し、溶出
率(累積溶出量mg/全有効成分量mg×100)を求
めた。その結果を、表4に示す。
【0047】
【表4】 表4より、比較例2〜4の塗料組成物は、各塗料組成物
の組成によって、有効成分の溶出量が異なっていること
がわかる。一方、実施例7〜9の塗料組成物は、各塗料
組成物の組成にかかわらず、有効成分の溶出量が実質的
にほぼ一定していることがわかる。また、これらの有効
成分の溶出量は、試験例1において示されるマイクロカ
プセル水分散剤(6)からの有効成分の溶出量と実質的
にほぼ一致していることがわかる。
【0048】試験例4(防かび性) 表5に示すように、塗料組成物1〜3のそれぞれに、マ
イクロカプセル水分散剤(6)または液剤(8)を、
0.25重量%となるように添加して、実施例10〜1
2および比較例5〜7の塗料組成物を調製し、これらを
それぞれ用いて、防かび試験を実施した。防かび試験
は、次の手順により行なった。なお、防かび試験は、マ
イクロカプセル水分散剤(6)または液剤(8)を、
0.25重量%添加したものの他、これらを添加してい
ないものもコントロールとして併せて試験した。その結
果を、表5において併せて示す。
【0049】供試かび液として、アスペルギルス・ニガ
ー(Aspergillus niger)、ペニシリウム・シトリナム(Pe
nicillium citrinum)、クラドスポリウム・クラドスポ
リオイデス(Cladosporium cladosporioides)の混合液を
用いた。
【0050】No.5定量濾紙上に、濾紙と等重量の塗
料組成物を均一に塗布し、これを乾燥することによって
塗装試料を調製した。得られた塗装試料を用いて、次の
試験法によって防かび効力を評価した。
【0051】1)試験法 (1)塗装試料を30×30mmに切断し、これを試験
片として、24時間自然乾燥した。
【0052】(2)試験片を、40℃、200mLの水
に4日または6日間浸漬し、24時間自然乾燥した。
【0053】(3)オートクレーブで滅菌したグルコー
ス寒天培地を、直径9cmのペトリ皿中に注いで、凝固
させた寒天平板の中央に、試験片を貼付した。
【0054】(4)供試かび液を、試験片に噴霧した
後、28℃で培養後、4週目に試験片上におけるかびの
生育程度を判定した。
【0055】(5)さらに、(3)、(4)を繰り返し
た。
【0056】(6)培養後、4週目(合計8週間)に試
験片上におけるかびの生育程度を判定した。なお、判定
基準は以下の通りである。その結果を表5に示す。
【0057】2)判定基準 −:試験片上にかびの生育が全く認められない。
【0058】±:試験片上にかびの生育がごくわずかに
認められた。
【0059】+:試験片上の1/3以下にかびの生育が
認められた。
【0060】++:試験片上の2/3以下にかびの生育
が認められた。
【0061】+++:試験片上の2/3より多いかびの
生育が認められた。
【0062】
【表5】 表5より、比較例5〜7では、浸漬条件が同じであって
も、塗料組成物の組成が異なると、防かび効果にばらつ
きが生じているのに対し、実施例10〜12では、その
ようなばらつきが非常に少ないことがわかる。
【0063】なお、上述の表1〜表5において、防かび
性以外の欄における「−」は、配合していない場合、も
しくは、測定していない場合を示す。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の塗料組成物
によれば、有効成分である微生物増殖抑制剤がマクロカ
プセル化されているので、水に対する塗膜からの微生物
増殖抑制剤の溶出量を、塗料組成物の組成にかかわら
ず、実質的に常に一定にすることができる。すなわち、
微生物増殖抑制剤が配合される塗料組成物の組成が異な
れば、通常、その塗料組成物の組成の相違に起因して、
微生物増殖抑制剤の溶出率が異なるが、本発明では、微
生物増殖抑制剤をマイクロカプセル化することによっ
て、塗料組成物の組成ではなく、マクロカプセルの組成
のみに起因させて、微生物増殖抑制剤の溶出量をコント
ロールすることができる、すなわち、水に対するマイク
ロカプセルからの微生物増殖抑制剤の溶出量と、水に対
する塗膜からの微生物増殖抑制剤の溶出量とを、実質的
に一致させることができるので、塗料組成物の組成を考
慮せずとも、その塗料組成物における微生物増殖抑制剤
の効力の持続性および徐放性を安定化させることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 7/12 C09D 7/12 Fターム(参考) 4H011 AA02 AA03 BA01 BA06 BB10 BB13 BC18 BC19 DA06 DA17 DH02 DH05 DH10 DH25 4J038 CC021 CD021 CD091 CE061 CF021 CG001 DA111 DB001 DD001 DG001 DL031 JA31 JB10 JB18 JB21 JB24 JB27 JB29 JB32 JB35 JB36 JC01 JC06 JC12 JC18 KA02 KA21 LA03 MA08 MA10 NA05 PB05 PC04 PC06 PC08 PC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物増殖抑制剤を含有する塗料組成物
    であって、 前記塗料組成物は、塗膜を形成した時に、水により微生
    物増殖抑制剤を溶脱させる組成を有し、 前記微生物増殖抑制剤は、マイクロカプセル化されてい
    ることを特徴とする、塗料組成物。
  2. 【請求項2】 水に対する前記塗料組成物により形成さ
    れる塗膜からの前記微生物増殖抑制剤の溶出量が、前記
    塗料組成物の組成にかかわらず、実質的に一定となるよ
    うに処方されていることを特徴とする、請求項1に記載
    の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 水に対する前記マイクロカプセルからの
    前記微生物増殖抑制剤の溶出量が、水に対する前記塗料
    組成物により形成される塗膜からの前記微生物増殖抑制
    剤の溶出量と、実質的に一致するように処方されている
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の塗料組成
    物。
  4. 【請求項4】 水分が付着しやすい部位に適用されるこ
    とを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の塗料
    組成物。
  5. 【請求項5】 陸上構築物に適用されることを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれかに記載の塗料組成物。
  6. 【請求項6】 微生物増殖抑制剤を含有する塗料組成物
    により形成される塗膜から、前記塗料組成物の組成にか
    かわらず、水に対して常に実質的に一定量の前記微生物
    増殖抑制剤を溶出させるための塗料組成物の調製方法で
    あって、前記微生物増殖抑制剤を、マイクロカプセル化
    することを特徴とする、塗料組成物の調製方法。
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