JP2000160097A - 水性塗料及びこれを用いた塗装仕上げ工法 - Google Patents
水性塗料及びこれを用いた塗装仕上げ工法Info
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Abstract
これを用いて良好な仕上り外観と高耐久性を有する複層
塗膜を形成することが可能な塗装仕上げ方法を提供す
る。 【解決手段】水酸基価5〜100mgKOH/g、ガラ
ス転移温度−50〜0℃、重量平均分子量20,000
〜400,000である水分散型樹脂(A)及び顔料
(B)を含有するベ−ス塗料(I)に、1分子中少なく
とも2個以上のイソシアネ−ト基を含有する化合物を含
む架橋剤(II)を、ベ−ス塗料(I)中に含まれる水酸
基1モルに対して架橋剤(II)中に含まれるイソシアネ
−ト基が0.05〜3.0モルとなるように使用直前に
混合してなる水性塗料であって、形成される塗膜におけ
る顔料体積濃度が20〜70%で、形成塗膜の伸び率が
−10℃雰囲気で20%以上である。
Description
有用な2液型水性塗料、及びこれを用いて良好な仕上り
外観と高耐久性を有する複層塗膜を形成することが可能
な塗装仕上げ方法に関する。本発明塗料は、高弾性と高
架橋密度を両立させる塗膜を形成することができる。
は、下塗材、主材、上塗材などの塗装材を用いて装飾性
のある凹凸模様などに仕上げる複層仕上げ塗装が一般的
に行われている。かかる仕上げ塗装法としては、模様形
成を目的とする主材の種類によって合成樹脂エマルジョ
ン系複層仕上げ方法や、セメント系又はポリマ−セメン
ト系複層仕上げ方法などが挙げられる。いずれにおいて
も工数や仕上りに一長一短があった。そこで本出願人
は、従来の問題を解決すべく被塗面への付着性に優れ
た、弾性を有する下地調整材を塗装した後、上塗塗料を
塗装する2層仕上げの塗装方法を提案した(例えば、特
開平6−190332号等)。該方法によれば、従来の
塗装工程を簡略化することができ、しかも良好な仕上り
外観を有し、基材へのひび割れなどにも追随し得る高耐
久性塗膜を形成することが可能となった。
囲気での伸び率が不十分であるため、寒冷地等の低温環
境下では、基材のひび割れに追随できず塗膜にひび割れ
が発生する恐れがあった。該下地調整材において、低温
環境下でも十分な弾性を与えるためには塗膜の架橋密度
を低下させなければならず、この場合には耐水性や耐久
性が低下するという問題もあった。
を解決すべく鋭意検討した結果、下地調整材として特定
の組成を有する2液型のイソシアネ−ト硬化塗料を用い
ることにより、低温環境下でも高弾性と高架橋密度を両
立させる塗膜を形成できることを見出し本発明を完成す
るに至った。
gKOH/g、ガラス転移温度−50〜0℃、重量平均
分子量20,000〜400,000である水分散型樹
脂(A)及び顔料(B)を含有するベ−ス塗料(I)
に、1分子中少なくとも2個以上のイソシアネ−ト基を
含有する化合物を含む架橋剤(II)を、ベ−ス塗料
(I)中に含まれる水酸基1モルに対して架橋剤(II)
中に含まれるイソシアネ−ト基が0.05〜3.0モル
となるように使用直前に混合してなる水性塗料であっ
て、形成される塗膜における顔料体積濃度が20〜70
%で、形成塗膜の伸び率が−10℃雰囲気で20%以上
であることを特徴とする水性塗料、及びこれを用いた塗
装仕上げ工法を提供するものである。
に用いられる水分散型樹脂(A)は、水酸基価5〜10
0mgKOH/g、好ましくは10〜50mgKOH/
gで、ガラス転移温度−50〜0℃、好ましくは−40
〜0℃、重量平均分子量20,000〜400,00
0、好ましくは20,000〜300,000のアクリ
ル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、シリコン系、
フッ素系などのポリオ−ル樹脂であり、好ましくは、水
酸基含有モノマ−及びこれと共重合可能な他の不飽和モ
ノマ−を含むモノマ−混合物を乳化剤の存在下で乳化重
合させることにより得られるアクリル系共重合体のエマ
ルションである。
gKOH/g未満では架橋点が乏しく塗膜物性が不十分
となり、一方100mgKOH/gを越えると初期耐水
性が低下し、さらに塗料粘度が高くなるため塗装作業性
も低下するので好ましくない。
度が−50℃未満では、形成膜の強度や耐水性が低下
し、一方0℃を越えると、低温環境下において塗膜の柔
軟性がなくなり基材のひびワレ等に追随できず、ワレな
どが発生しやすくなるので好ましくない。さらに該水分
散型樹脂(A)の重量平均分子量が20,000未満で
は、形成膜の耐候性、耐水性に劣り、一方400,00
0を越えると、他の塗料成分との相溶性に劣り造膜性、
硬化性が低下するので望ましくない。
いられる水酸基含有モノマ−としては、例えば2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレ−トなどのアクリル酸又はメタ
クリル酸の炭素数1〜6のヒドロキシアルキルエステ
ル;ヒドロキシエチルビニルエ−テルなどのヒドロキシ
アルキルビニルエ−テル類;エチレングリコ−ルなどの
グリコ−ル(炭素数2〜20)やポリエチレングリコ−
ルなどのポリエ−テルポリオ−ルと(メタ)アクリル酸
などの不飽和カルボン酸との等モル付加物;ポリエチレ
ングリコ−ルなどのポリエ−テルポリオ−ルと2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレ−トなどの水酸基含有モ
ノマ−とのモノエ−テルなどが挙げられ、これらは1種
又は2種以上適宜選択して使用できる。
飽和モノマ−としては、例えばメチル(メタ)アクリレ
−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、n−ブチル(メ
タ)アクリレ−ト、i−ブチル(メタ)アクリレ−ト、
t−ブチル(メタ)アクリレ−ト、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレ−ト、ラウリル(メタ)アクリレ−
ト、イソボルニル(メタ)アクリレ−ト等のアクリル酸
又はメタクリル酸の炭素数1〜24のアルキルエステル
又はシクロアルキルエステル;(メタ)アクリル酸など
の不飽和カルボン酸、スルホエチル(メタ)アクリレ−
ト及びそのナトリウム塩もしくはアンモニウム塩;ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレ−ト、(メタ)アク
リルアミド;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン等のビニル芳香族化合物;酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、ビニルエ−テル、(メタ)アクリロニトリル;ビニ
ルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン等のアルコキシシリル基
含有モノマ−;パーフルオロブチルエチル(メタ)アク
リレート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリ
レート等のパーフルオロアルキル(メタ)アクリレー
ト;フルオロオレフィンなどが挙げられ、これらは1種
又は2種以上適宜選択して使用できる。
(I)のビヒクル成分中に固形分で20重量%以上、好
ましくは50重量%以上、さらに好ましくは80重量%
以上含有される。該含有量が20重量%未満では、耐水
性や耐久性などの塗膜性能が十分得られないので好まし
くない。
必要に応じて併用される他の樹脂エマルションとして
は、例えば、酢酸ビニルエマルション、アクリル樹脂エ
マルション、酢ビ−アクリルエマルション、エチレン−
酢ビエマルション、シリコンアクリルエマルション、エ
ポキシ樹脂エマルション、ウレタン樹脂エマルション、
アルキド樹脂エマルション、ポリウレタンエマルション
などが挙げられ、また併用される水溶性樹脂としては、
水溶性アクリル樹脂、ポリビニルアルコ−ル、天然もし
くは合成ゴムラテックスなどが挙げられ、これらは1種
又は2種以上適宜選択して使用できる。
れる顔料(B)としては、例えば酸化チタン、カ−ボン
ブラック、ベンガラなどの着色顔料、炭酸カルシウム、
タルク、マイカ、クレ−、ケイ藻土、ケイ砂、パライト
などの体質顔料や骨材等が挙げられ、適宜選択して使用
できる。
る顔料体積濃度(以下、「PVC」と略称することがあ
る)が20〜70%、好ましくは30〜60%となるよ
う配合される必要がある。ここで「顔料体積濃度(PV
C)」は樹脂及び顔料の混合物固形分に占める顔料分の
体積割合である。該PVCが20%未満では得られる塗
膜の肉持ち感が乏しくなり下地調整能が低下し、一方P
VCが70%を越えると得られる塗膜の緻密性が低下し
該塗膜上に上塗りを塗り重ねると上塗塗料の吸い込みム
ラが発生しやすく良好な仕上り外観が得られず、また該
塗膜自体の膜物性も低下するので好ましくない。
じて、着色顔料や体質顔料などの顔料類;顔料分散剤、
硬化触媒、消泡剤、増粘剤、造膜助剤、防腐剤、凍結防
止剤などの塗料用添加剤を含有してもよい。
従来公知のものが使用でき、例えばトリエチルアミン、
トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジエタノ−ル
アミン、トリエタノ−ルアミンなどのアミン触媒;ジブ
チル錫ジラウレ−ト、ジブチル錫オキサイド、オクチル
酸錫、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルトなどが使用で
き、また消泡剤としては、例えばポリエ−テル系、ポリ
シロキサンとポリエ−テルの共重合系、ポリシロキサン
とケイ酸の縮合物系、金属石鹸系などが使用できる。
少なくとも2個以上のイソシアネ−ト基を含有する化合
物を含むものであり、該架橋剤(II)として、1分子中
にイソシアネ−ト基を少なくとも2個以上含有するポリ
イソシアネ−ト化合物を、このままで或いは界面活性剤
と共に使用して上記ベ−ス塗料(I)に添加し攪拌混合
することができ、さらに水分散性の点からは該ポリイソ
シアネ−ト化合物を界面活性剤などにより変性して使用
することが好適である。かかる変性物としては、従来公
知の手法により親水性鎖を導入してなるものであれば特
に制限なく使用でき、例えば(i)アルコキシポリアル
キレングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応
生成物、(ii)ポリイソシアネ−ト化合物にアルコキシ
ポリアルキレングリコ−ルとジアルカノ−ルアミンとを
反応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシア
ネ−ト化合物との混合物、(iii )アルコキシポリアル
キレングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応
生成物とアミノ・ホルムアルデヒド樹脂とからなるポリ
ウレタンアミノ樹脂共重合体、及び(iv)上記(i)又
は(ii)と片末端に水酸基又はアミノ基をもう片末端に
アルコキシシリル基を有するシランカップリング剤との
反応生成物又は混合物などが挙げられ、これらの中から
適宜選択して使用できる。
えばテトラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレン
ジイソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネ−ト、イソホロンジイソシアネ−トなどの脂肪族ジ
イソシアネ−ト;4・4´−メチレンビス(シクロヘキ
シルイソシアネ−ト)、イソホロンジイソシアネ−トな
どの脂環族ジイソシアネ−ト;キシリレンジイソシアネ
−ト、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジ
イソシアネ−ト、ポリフェニルメタンジイソシアネ−ト
(以下ポリメリックMDI)などの芳香族ジイソシアネ
−ト;及びこれらのイソシアヌレ−ト体やビュウレット
体等の類似の化合物が挙げられ、これらは1種又は2種
以上混合して使用できる。
シポリアルキレングリコ−ルとの反応生成物(i)は、
残存イソシアネ−ト含量が20〜30重量%となるよう
に反応せしめてなる水分散可能なポリイソシアネ−トで
あり、具体的には、上記ポリイソシアネ−ト化合物とア
ルコキシポリアルキレングリコ−ルとを、イソシアネ−
ト基/水酸基の当量比が3〜30好ましくは10〜25
程度となるよう反応させるのが適当である。該アルコキ
シポリアルキレングリコ−ルとしては、一般式R1 O−
(R2 O)n −H(ここでR1 はアルキル基、R2 はア
ルキレン基、nは2〜100)で示されるものであり、
例えばメトキシポリメチレンエ−テルグリコ−ル、メト
キシポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エトキシポリエ
チレンエ−テルグリコ−ル、エトキシポリブチレンエ−
テルグリコ−ルなどが挙げられ、分子量が100〜4,
000、好ましくは400〜2,000の範囲を有する
ものが使用できる。
シポリアルキレングリコ−ルとジアルカノ−ルアミンと
を反応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシ
アネ−ト化合物との混合物(ii)は、水分散可能なポリ
イソシアネ−ト組成物であり、該乳化剤とポリイソシア
ネ−ト化合物とをイソシアネ−ト含量が3〜50重量
%、好ましくは5〜30重量%となるように混合したも
のが適当であり、これらは一部反応させておいてもよ
い。
アルコキシポリアルキレングリコ−ルとをイソシアネ−
ト基/水酸基の当量比が3〜30、好ましくは10〜2
5程度となるよう反応させた後、未反応のポリイソシア
ネ−ト化合物を除去し、次いでジアルカノ−ルアミンを
イソシアネ−ト基/アミノ基の当量比が0.5〜2、好
ましくは0.8〜1.2程度となるよう反応させること
により得られる。該乳化剤の製造に用いられるアルコキ
シポリアルキレングリコ−ルは、上記(i)と同様のも
のが使用でき、該ジアルカノ−ルアミンとしては、例え
ばジメタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、ジイソプ
ロパノ−ルアミン、ジエタノ−ルアニリン等が使用でき
る。
とポリイソシアネ−ト化合物との反応生成物と、アミノ
・ホルムアルデヒド樹脂とからなるポリウレタンアミノ
樹脂共重合体(iii)は、前記(i)で得られる反応生成
物にアミノ・ホルムアルデヒド樹脂を、残存イソシアネ
−ト含量が15〜30%となるように反応せしめて得る
ことができる。
ノ・ホルムアルデヒド樹脂としては、例えばメラミン、
尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミンなどのアミ
ノ化合物とホルムアルデヒドとの反応によって得られる
ものが使用でき、さらにこれをアルコ−ルによってエ−
テル化したものも使用できる。エ−テル化に用いられる
アルコ−ルはメタノ−ル、エタノ−ル、n−,i−プロ
パノ−ル、n−,i−,t−ブタノ−ルなどが挙げられ
る。
基又はアミノ基をもう片末端にアルコキシシリル基を有
するシランカップリング剤との反応生成物又は混合物
(iv)は、上記(i)又は(ii)の水分散可能に親水化
されたポリイソシアネ−トのイソシアネ−ト基にシラン
カップリング剤の水酸基又はアミノ基をイソシアネ−ト
基/水酸基又はアミノ基の当量比が3〜30で反応させ
ることにより得られる、残存イソシアネ−ト含量が3〜
50重量%、好ましくは5〜30重量%の反応生成物又
は混合物である。該含量が3重量%未満では、得られる
塗膜の耐水性に劣り、一方50重量%を越えると、架橋
剤の水分散性が悪くなるので望ましくない。
ばN−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
メトキシシランなどが挙げられる。また上記反応生成物
の製造に用いられるアルコキシポリアルキレングリコ−
ルは、上記(i)と同様のものが使用できる。上記
(i)〜(iv)のうち架橋剤(II)としては、特に水分
散時の安定性の面から親水性と疎水性のバランスのとれ
た(iv)が好適である。
塗料(I)及び架橋剤(II)からなり、これらはベ−ス
塗料(I)中に含まれる水酸基1モルに対して架橋剤
(II)中に含まれるイソシアネ−ト基が0.05〜3.
0モル、好ましくは0.1〜2.5モルとなるように使
用直前に混合して使用に供する。
て界面活性剤、分散剤、消泡剤、増粘剤、造膜助剤、防
腐剤、凍結防止剤、有機溶剤などの塗料用添加剤を配合
することができる。
は、−10℃雰囲気で20%以上、好ましくは30〜1
00%であることが必要であり、さらに20℃雰囲気で
は30%以上、好ましくは50〜300%であることが
望ましい。ここで塗膜の伸び率は、恒温槽付万能引張試
験機(島津製作所製、オ−トグラフAG2000B型)
を用い、−10℃及び20℃において引張速度200m
m/分で測定したときの値であり、測定に使用する試料
はJIS A 6909に従って作成したものである。
上記伸び率がこれら未満では、基材のひびワレに追随で
きなくなるので好ましくない。
る本発明の水性塗料を塗布した後、その上に上塗塗料を
塗布してなる塗装仕上げ方法を提供する。
に適用でき、該基材としては、特に制限されるものでは
ないが、例えばコンクリ−ト面、モルタル面、スレ−ト
板、PC板、ALC板、コンクリ−トブロック面、木
材、石材、プラスチック、金属などが挙げられ、また旧
塗膜としてはこれら基材上に設けられたアクリル樹脂
系、アクリルウレタン樹脂系、ポリウレタン樹脂系、フ
ッ素樹脂系、シリコンアクリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂
系などの旧塗膜面が挙げられる。これらはそれぞれ適宜
素地調整や、必要に応じてプライマ−塗装などを行なっ
ておくことが好ましい。
性塗料を弾性ベ−ス塗料として使用し、各種素材面やそ
の塗装面などの被塗面に塗装した後、上塗塗料を塗装し
て仕上げる。
は、特に制限なく従来公知の仕上り面の着色や光沢の付
与、また耐候性、防水性などを付与しうる水系または有
機溶剤系の塗料が適用でき、例えばアクリル樹脂、アク
リルウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂、シ
リコンアクリル樹脂などを主成分とするものが挙げられ
る。
を上記被塗面にロ−ラ−、エアスプレ−、エアレススプ
レ−、リシンガン、万能ガン、ハケなどの公知の塗装器
具を用いて塗装して弾性ベ−ス塗膜層を形成し、次いで
該塗面上に上塗塗料を上記と同様の塗装器具で塗装器具
で塗装して上塗塗膜層を形成することからなる。
水性塗料の塗布量は、0.2〜1.5kg/m2 、好ま
しくは0.3〜1.3kg/m2 が適当である。該塗料
の塗装は被塗面の全面にわたって平滑面、もしくは滑ら
かな凹凸面(ゆず肌状、クレ−タ−状などの模様)など
となるように行われるのが好ましい。また上塗塗料の塗
布量は、0.1〜0.5kg/m2 程度が適当である。
説明する。尚、「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」
及び「重量%」を示す。
ットルの4つ口フラスコに脱イオン水309部、New
col707SF(日本乳化剤社製、アニオン界面活性
剤、不揮発分30%)1.1部を加え窒素置換後攪拌し
ながら85℃に保った。この中に下記組成をエマルショ
ン化してなるプレエマルションのうち21部及び過硫酸
アンモニウム0.32部を添加し、添加20分後から残
りのプレエマルションを4時間かけて滴下した。
温した。アンモニア水でpH8.5に調整し固形分50
%、重量平均分子量120,000の水分散型共重合体
(A)を得た。
媒量を表1の通りとする以外は製造例1と同様の操作で
水分散型共重合体(B)〜(G)を得た。
ラスコに、数平均分子量550のメトキシポリエチレン
エ−テルグリコ−ル41部と「タケネ−トD170H
N」(武田薬品工業社製、1,6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネ−トの三量体)504部を入れ、窒素置換後7
0℃で6時間反応させて水分散可能なポリイソシアネ−
トを得た。イソシアネ−ト含量は22.9%、粘度1
300cpsであった。
トキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル225部と1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネ−ト871部を入れ、
窒素置換後70℃で6時間反応させた。得られた反応液
を薄膜蒸留装置にかけ、未反応の1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアネ−トを取り除き、メトキシポリエチレン
エ−テルグリコ−ルを有するモノイソシアネ−ト化合物
を得た。次いで同様の別フラスコに、ジエタノ−ルアミ
ン37部を入れ、窒素置換後空冷しながら作成例1で得
たメトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ルを有するモ
ノイソシアネ−ト化合物250部を反応温度が70℃を
越えないように徐々に滴下した。滴下終了後、約1時間
70℃で攪拌しイソシアネ−ト基が消失したことを確認
し、乳化剤を得た。
−トD170HN」(武田薬品工業社製、1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネ−トの三量体)358部を入
れ、70℃で6時間攪拌することにより、水分散可能な
ポリイソシアネ−ト組成物を得た。イソシアネ−ト含
量は19.3%、粘度2000cpsであった。
00」(日本ポリウレタン工業社製、ポリメリックメチ
レンジイソシアネ−ト)970部を仕込み、次いで「M
PG−081」(日本乳化剤工業社製、メトキシポリエ
チレングリコ−ル)30部を加えて昇温し、70℃で3
時間反応させて、イソシアネ−ト含量29.4%の茶褐
色透明のプレポリマ−を得た。さらに70℃に保持した
ままアミノ・ホルムアルデヒド樹脂80部を加え3時間
反応させて水分散可能なポリウレタンアミノ樹脂共重合
体を得た。イソシアネ−ト含量は27.1%、粘度4
50cpsであった。
2部と「タケネ−トD170HN」(武田薬品工業社
製、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ−トの三量
体)358部を入れ、さらにN−β−(アミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン12部を入
れ、70℃で6時間攪拌することにより、水分散可能な
ポリイソシアネ−トを得た。イソシアネ−ト含量は1
7.7%、粘度800cpsであった。
を配合し、攪拌混合して各ベ−ス塗料を得た。尚、表2
中における(注1)〜(注4)は下記の通りである。
架橋剤を表2に示す組合せ及び配合量で配合し、攪拌し
て各水性塗料を得た。得られた水性塗料を下記性能試験
に供した。結果を表2に示す。
シウム (注2)増粘剤:2.5%ヒドロキシエチルセルロ−ス
水溶液 (注3)消泡剤:「SNデフォ−マ−A63」、サンノ
プコ社製 (注4)分散剤:「ノプコサントK」、サンノプコ社製 性能試験方法 (*1)乾燥性:ベ−ス塗料に架橋剤を混合して1時間
後に、この水性塗料を150ミクロンのアプリケ−タ−
でガラス板に塗装し、20℃・60%RHの雰囲気で1
時間放置した。1時間後の塗膜の乾燥性を指触で評価し
た。
しばらくすると元に戻る) ×:指触乾燥以下(塗膜表面は乾燥しているが内部は乾
燥していない) (*2)初期耐水性:ベ−ス塗料に架橋剤を混合して1
時間後に、この水性塗料を150ミクロンのアプリケ−
タ−でガラス板に塗装し、20℃・60%RHの雰囲気
で4時間放置した。次いで該塗板を水に30分間浸漬
し、引上げ後の塗膜状態を目視で評価した。
して1時間後に、この水性塗料を用いてJIS A 6
909に準じ試験片を作成した。該乾燥塗膜の伸び率を
引張試験機オ−トグラフAG2000B型(島津製作所
製)を用い、−10℃雰囲気で引張速度200mm/分
にて測定した。
剤を混合し1時間放置)を水で塗装適性粘度に調整した
後、モルタル板(90×300×20mm)上に砂骨ロ
−ラ−で塗布量が約1.0kg/m2 となるように塗装
し、20℃・75%RHで1日乾燥させた。次に下地調
整材塗膜上に表3に示す上塗塗料をエアレススプレ−に
より塗布量が約0.2kg/m2 となるように塗装し、
20℃・75%RHで7日乾燥させて塗装仕上げ板を得
た。得られた塗装仕上げ板を下記性能試験に供した。結
果を表3に示す。尚、表3におけるa〜eの上塗塗料
種、及び性能試験方法は下記の通りである。
上塗塗料、関西ペイント社製 b.「アレスアクアレタン」:水性アクリルウレタン樹
脂系上塗塗料、関西ペイント社製 c.「アレスアクアシリコンAC」:水性アクリルシリ
コン樹脂系上塗塗料、関西ペイント社製 d.「アレスフロン」:溶剤型フッ素樹脂系上塗塗料、
関西ペイント社製 e.「アレスアクアグロス」:水性アクリル樹脂系上塗
塗料、関西ペイント社製性能試験方法 (*4)仕上り外観:各塗装仕上げ板の塗膜表面の仕上
り外観を目視で評価した。
し、7日後の塗膜外観を目視で評価した。
いずれか1つ以上が認められる (*6)汚れ外観:各塗装仕上げ板を神奈川県平塚市に
て3か月間屋外暴露した後、塗膜の汚れの程度を目視で
評価した。
び上塗塗料を用いて、JIS A 6909に準じ試験
片を作成した。該複層塗膜(乾燥塗膜)の伸び率を引張
試験機オ−トグラフAG2000B型(島津製作所製)
を用い、−10℃雰囲気で引張速度200mm/分にて
測定し、下記基準で評価した。
な2液型水性塗料が得られ、低温環境下でも高弾性と高
架橋密度を両立させる下地塗膜が形成できる。従って、
これを用いて良好な仕上り外観と高耐久性を有する複層
塗膜の形成が可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 水酸基価5〜100mgKOH/g、ガ
ラス転移温度−50〜0℃、重量平均分子量20,00
0〜400,000である水分散型樹脂(A)及び顔料
(B)を含有するベ−ス塗料(I)に、1分子中少なく
とも2個以上のイソシアネ−ト基を含有する化合物を含
む架橋剤(II)を、ベ−ス塗料(I)中に含まれる水酸
基1モルに対して架橋剤(II)中に含まれるイソシアネ
−ト基が0.05〜3.0モルとなるように使用直前に
混合してなる水性塗料であって、形成される塗膜におけ
る顔料体積濃度が20〜70%で、形成塗膜の伸び率が
−10℃雰囲気で20%以上であることを特徴とする水
性塗料。 - 【請求項2】 架橋剤(II)が、アルコキシポリアルキ
レングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応生
成物(i)、ポリイソシアネ−ト化合物にアルコキシポ
リアルキレングリコ−ルとジアルカノ−ルアミンとを反
応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシアネ
−ト化合物との混合物(ii)、アルコキシポリアルキレ
ングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応生成
物であるプレポリマ−及びアミノ・ホルムアルデヒド樹
脂とからなるポリウレタンアミノ樹脂共重合体(iii)、
及び該(i)又は(ii)と片末端に水酸基又はアミノ基
をもう片末端にアルコキシシリル基を有するシランカッ
プリング剤との反応生成物又は混合物(iv)の中から選
ばれる1種である請求項1記載の水性塗料。 - 【請求項3】 被塗面に請求項1記載の水性塗料を塗布
した後、その上に上塗塗料を塗布してなる塗装仕上げ方
法。
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- 1998-11-30 JP JP33830598A patent/JP4267732B2/ja not_active Expired - Lifetime
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