JP2002113019A - 特に空気式の振動駆動機構を有する医療用または歯科医療用の治療機器 - Google Patents

特に空気式の振動駆動機構を有する医療用または歯科医療用の治療機器

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JP2002113019A
JP2002113019A JP2001245093A JP2001245093A JP2002113019A JP 2002113019 A JP2002113019 A JP 2002113019A JP 2001245093 A JP2001245093 A JP 2001245093A JP 2001245093 A JP2001245093 A JP 2001245093A JP 2002113019 A JP2002113019 A JP 2002113019A
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medical
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grip
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JP2001245093A
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Bernhard Schilling
ベルンハルト シリング
Gerd Loehn
ゲルト レーン
Bernd Gugel
ベルント グーゲル
Walter Mossle
ヴァルタァ メースレ
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Kaltenbach and Voigt GmbH
Original Assignee
Kaltenbach and Voigt GmbH
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    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/16Power-driven cleaning or polishing devices
    • A61C17/20Power-driven cleaning or polishing devices using ultrasonics

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用または歯科医療用の治療機器の使用に
際し、騒音放出を減少することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、前端部に器具カップリング
(4)により離脱自在に器具(3)を連結でき、かつ後
端部がハンドピースカップリング(5)、好ましくは差
込回し式カップリングにより接続部分(6)へ離脱自在
に連結できるロッド状ハンドピース(2)を有する医療
用または歯科医療用の治療機器(1)に関し、そのハン
ドピースは、ハンドピース(2)の外側本体を形成する
グリップスリーブ(11)と、グリップスリーブ(1
1)内で縦方向に延び、かつその中で半径方向または軸
方向に弾性的に柔軟に取付けられる振動ロッド(13)
と、振動を振動ロッド(13)へ伝達する特に空気式の
振動発生機構(31)と、および振動発生機構(31)
を囲むスリーブ(14)とを有する。騒音放出を減少す
るために、スリーブ(14)は、弾性的に圧縮自在また
は吸音性の材料から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1または7
の前文による、即ち、前端部に器具カップリング(4)
により離脱自在に器具(3)を連結でき、かつ後端部が
ハンドピースカップリング(5)、好ましくは差込回し
式カップリングにより接続部分(6)へ離脱自在に連結
できるロッド状ハンドピース(2)を有し、そのハンド
ピースは、ハンドピース(2)の外部本体を形成するグ
リップスリーブ(11)と、グリップスリーブ(11)
内で縦方向に延び、かつその中で半径方向またはさら
に、軸方向に弾性的に柔軟に取付けられる振動ロッド
(13)と、振動を振動ロッド(13)へ伝達する特に
空気式の振動発生機構(31)と、振動発生機構(3
1)を囲むスリーブ(14)とを有する医療用または歯
科医療用治療機器に関する。
【0002】
【従来の技術】医療または医療歯科の技術において、人
間または動物の体、もしくはその人工的な部分(人工的
補欠物)の治療は、種々の方法で治療機器の器具を使用
して実施できる。多くの場合に、その形状を変えること
なく体の治療だけを必要とする。ここには、例えばマッ
サージの仕方での表面治療を含むことができる。治療の
他の種類としては、例えば物質除去作業を伴う場合にお
けるように体の形状を変えることが含まれる。適切に設
計された当該種類の治療器具を使用して、周波数が特に
音波または超音波の範囲にある振動駆動機構により工具
が振動させられる。特に振動駆動機構が、振動ロッドに
対して衝撃により振動ロッドへその振動を伝達する振動
エレンメントを有する場合、かなりの作動騒音が発生
し、その騒音は、振動駆動機構からその周囲に直接に、
もしくは振動ロッドまたは器具からその周囲に固体伝送
騒音として放出される。作動騒音は、振動駆動機構が空
気式振動発生機構の場合に、特にひどく、妨害となる。
そのような治療機器は、歯垢除去機器として知られてい
る。ドイツ公報197 51 682 A1において、
空洞部作業用に備えられる物質除去器具用の空気式振動
駆動機構を有する治療機器が記載されている。騒音減少
のために、その振動発生機構は鋼製スリーブで囲まれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、導入
部分に示された種類の治療機器を使用して、騒音放出を
減少することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1ま
たは7の特徴により達成される。本発明の有利な改良点
は、関連する従属項に記載される。
【0005】請求項1による本発明の治療機器で、その
スリーブは、弾性的に圧縮自在または吸音性の材料、例
えば、弱音化材料から成る。これらにより、音の減衰の
かなりの向上が達成される。これは、スリーブが音に対
する障壁を単に形成することではなく、音が、スリーブ
の弾性的に圧縮自在または吸音性の材料において付加的
に減衰される事実によるものであり、これは、音が衝突
するスリーブの内面の弾性柔軟性または吸音性を通して
達せられ、および弾性的に柔軟なまたは吸音性の材料全
体を通して達成される。本発明による構成は、スリーブ
がゴムまたはプラスチックから簡単にかつ経済的に製造
でき、かつスリーブの取付けまたは取外しが問題無くで
きるので、製造が簡単で経済的である構造を有する。
【0006】スリーブをグリップスリーブの内面上で半
径方向に支持することが有利である。これによりスリー
ブを簡単で確実な支持することができるので、弾性的に
柔軟な材料のために、グリップスリーブへの直接的騒音
伝達は、鋼製スリーブの場合の程度までは生じない。す
なわち、本発明による構成は、これに関しても、騒音減
衰をもたらす。さらに騒音を減衰する場合、振動発生機
構の軸領域において、グリップスリーブの内面とスリー
ブの外面との間に環状間隙を設けることが有利であり、
それにより、かくして形成される空気間隙の結果として
騒音減衰がさらに向上される。
【0007】本発明による構成は、弾性的に圧縮自在の
材料から成るスリーブにより囲まれるさらなる内部スリ
ーブとの組合せにおいて非常に適している。それによ
り、さらに騒音減衰のために、スリーブとさらなる内部
スリーブとの間に環状空間を設けることがさらに有利で
ある。この内部スリーブは、硬質材料、例えば、耐食材
料、特に鋼から成ることができる。
【0008】弾性的に圧縮自在の材料により、本発明に
よるスリーブは、振動ロッドおよび/または内部スリー
ブの取付けの場合にも非常に適している。この手段によ
り、弾性的に圧縮自在の材料から成る付加的なベアリン
グリングが不要であり、かつ本発明によるスリーブがこ
の機能を有するので、特に簡単な構成が得られる。
【0009】器具と振動ロッドとの間の器具カップリン
グの領域において、当該種類の治療機器の場合に同等な
騒音の問題が存在する。この領域において請求項7によ
る本発明の構成は、上述の利点と同等である利点をもた
らすので、平明にするために、請求項7に関する利点の
この説明にも注意が向けられる。ここで、グリップスリ
ーブだけが、剛性または硬質材料、特に耐食鋼、および
/または弾性的に圧縮自在または吸音性の材料から成
る、好ましくはグリップスリーブの内面上で半径方向に
支持されるスリーブだけが、器具カップリングを越えて
突出る場合に、騒音減衰がすでに達成されることが強調
される。後者の構成の場合、スリーブ内の弾性的に圧縮
自在または吸音性の材料が一層強力な騒音減衰をもたら
すので、騒音減衰が向上する。グリップスリーブおよび
弾性的に圧縮自在または吸音性の材料から成るスリーブ
の両方が器具カップリングを越えて突出る場合に、特に
有利である。これらの手段により、最大の減衰効果が達
成される。さらに同時に支持機能および騒音減少機能ま
たは騒音減衰機能が実現される。グリップスリーブおよ
び/またはスリーブは、器具の鎌状の外側の曲がりまで
ほぼ延びることができるので、器具カップリングと器具
シャフトの一部分とを越えて突出ることができる。この
構成により、器具カップリングの領域および当該器具シ
ャフトの領域において騒音放出は、グリップスリーブお
よび/またはスリーブが音波の半径方向放出に抗するよ
うに作用し、操作騒音を減少することで、減少される。
【0010】ドイツ公報197 51 682 A1に
よる既知の構成の場合、グリップスリーブを越えて突出
る、弾性的に圧縮自在の材料から成るスリーブが設けら
れるが、このスリーブは器具カップリングを越えて突出
ないし、さらにその前端部において振動ロッド上で半径
方向に支持されるので、振動ロッドの振動が影響され
る。
【0011】本発明の有利な発展により、スリーブは、
振動発生機構を囲むように後方へハンドピース前端部か
ら延びる。これらの手段により弾性スリーブは、器具カ
ップリングから振動発生機構へ縦方向の領域において支
持機能ばかりではなく、騒音減衰機能も実現するので、
一層有効な騒音減少または騒音減衰に寄与する。
【0012】この騒音減衰は、グリップスリーブおよび
/またはスリーブ状ベアリングエレンメントの内面が音
を内側に反射する形状を有することでさらに改良され
る。
【0013】本発明の範囲内で、器具カップリングを越
えて突出る、グリップスリーブおよび/またはスリーブ
の縦方向セクションは、一体の伸張部分により、または
横方向に分離自在なグリップスリーブおよび/またはス
リーブの前方部分により形成できるので、前方部分は、
離脱自在のカップリングにより残りの部分へ接続され、
かくして、例えば、前端部領域の清浄化目的のために、
または、例えば、異なる長さで形成できる、例えば、他
の器具の形状および/または寸法へ適応可能な異なる前
部スリーブ部分にかえて交換する目的のために、離脱自
在である。
【0014】さらに従属項は、さらに騒音減少を改良
し、かつ単純で小形でかつ経済的に製造可能な構造をも
たらし、その構造を好都合には、ハンドピースに組み込
むことができ、さらにその構造により簡単で迅速な取付
けまたは取外しを確実に実施できる特徴を包含する。
【0015】上記の通り、請求項1に係る本発明の医療
用または歯科医療用の治療機器は、前端部に器具カップ
リング(4)により離脱自在に器具(3)を連結でき、
かつ後端部がハンドピースカップリング(5)、好まし
くは差込回し式カップリングにより接続部分(6)へ離
脱自在に連結できるロッド状ハンドピース(2)を有
し、そのハンドピースは、ハンドピース(2)の外部本
体を形成するグリップスリーブ(11)と、グリップス
リーブ(11)内で縦方向に延び、かつその中で半径方
向またはさらに軸方向に弾性的に柔軟に取付けられる振
動ロッド(13)と、振動を振動ロッド(13)へ伝達
する特に空気式の振動発生機構(31)と、振動発生機
構(31)を囲むスリーブ(14)とを有する医療用ま
たは歯科医療用の治療機器(1)であって、スリーブ
(14)は、弾性的に圧縮自在または吸音性の材料から
成ることを特徴とする。また、請求項2に係る本発明の
医療用または歯科医療用の治療機器は、請求項1に記載
の医療用または歯科医療用の治療機器において、スリー
ブ(14)は、グリップスリーブ(11)の内面上に半
径方向に支持されることを特徴とする。また、請求項3
に係る本発明の医療用または歯科医療用の治療機器は、
請求項1または2に記載の医療用または歯科医療用の治
療機器において、振動発生機構(31)の領域におい
て、スリーブ(14)の外面とグリップスリーブ(1
1)の内面との間に環状空隙(65b)が配置されるこ
とを特徴とする。また、請求項4に係る本発明の医療用
または歯科医療用の治療機器は、請求項2または3に記
載の医療用または歯科医療用の治療機器において、スリ
ーブ(14)は、振動発生機構(31)の軸方向領域内
で、振動ロッド(13)を囲む内部スリーブ(35)を
囲むことを特徴とする。また、請求項5に係る本発明の
医療用または歯科医療用の治療機器は、請求項2または
3に記載の医療用または歯科医療用の治療機器におい
て、スリーブ(14)は、特にその後部および/または
前部の領域において、振動ロッド(13)および/また
は内部スリーブ(35)用の半径方向ベアリング部(R
1、R2)を形成することを特徴とする。また、請求項
6に係る本発明の医療用または歯科医療用の治療機器
は、請求項5に記載の医療用または歯科医療用の治療機
器において、スリーブ(14)は、グリップスリーブ
(11)の前端部まで延びることを特徴とする。また、
請求項7に係る本発明の医療用または歯科医療用の治療
機器は、前端部領域に器具カップリング(4)により離
脱自在に器具(3)を連結でき、かつ後端部がハンドピ
ースカップリング(5)、好ましくは差込回し式カップ
リングにより接続部分(6)へ離脱自在に連結できるロ
ッド状ハンドピース(2)を有し、そのハンドピース
は、ハンドピース(2)の外側本体を形成するグリップ
スリーブ(11)と、グリップスリーブ(11)内で縦
方向に延び、その中で半径方向またはさらに、軸方向に
弾性的に柔軟に取付けられる振動ロッド(13)と、振
動を振動ロッド(13)へ伝達する特に空気式の振動発
生機構(31)と、振動発生機構(31)を囲むスリー
ブ(14)とを有する、医療用または歯科医療用の治療
機器(1)であって、グリップスリーブ(11)および
/またはグリップスリーブ(11)の内面上に半径方向
に支持され、かつ弾性的に圧縮自在または吸音性の材料
から成るスリーブ(14)は、半径方向に間隔を設けて
器具カップリング(4)および器具シャフト(3b)か
ら突出ることを特徴とする医療用または歯科医療用の治
療機器(1)。また、請求項8に係る本発明の医療用ま
たは歯科医療用の治療機器は、請求項1乃至7のいずれ
かに記載の医療用または歯科医療用の治療機器におい
て、スリーブ(14)は、ゴムまたはプラスチック、特
にシリコ−ンから成ることを特徴とする。また、請求項
9に係る本発明の医療用または歯科医療用の治療機器
は、請求項7または8に記載の医療用または歯科医療用
の治療機器において、グリップスリーブ(11)および
/またはスリーブ(14)は、本質的に鎌状器具セクシ
ョン(3d)と同じように遠くまで延びることを特徴と
する。また、請求項10に係る本発明の医療用または歯
科医療用の治療機器は、請求項7乃至9のいずれかに記
載の医療用または歯科医療用の治療機器において、器具
カップリング(4)から突出るグリップスリーブセクシ
ョン(11b)および/またはスリーブセクションは、
離脱自在のカップリング(66)により残りのグリップ
スリーブ部分(11a)または残りのスリーブ部分と接
続される別個の構成部分であることを特徴とする。ま
た、請求項11に係る本発明の医療用または歯科医療用
の治療機器は、請求項10に記載の医療用または歯科医
療用の治療機器において、カップリング(66)は、ネ
ジ接続部、バイオネット締付部またはラッチ接続部によ
り形成されることを特徴とする。また、請求項12に係
る本発明の医療用または歯科医療用の治療機器は、請求
項7乃至11のいずれかに記載の医療用または歯科医療
用の治療機器において、器具カップリング(4)から突
出るグリップスリーブセクション(11b)および/ま
たはスリーブセクションの断面サイズは、前方へ先細、
好ましくは切頭円錐の仕方で先細になることを特徴とす
る。また、請求項13に係る本発明の医療用または歯科
医療用の治療機器は、請求項7乃至12のいずれかに記
載の医療用または歯科医療用の治療機器において、グリ
ップスリーブセクション(11b)またはスリーブセク
ションの内面は、音波を内側に反射する構造部分(7
2)を有することを特徴とする。また、請求項14に係
る本発明の医療用または歯科医療用の治療機器は、請求
項7乃至13のいずれかに記載の医療用または歯科医療
用の治療機器において、複数のグリップスリーブセクシ
ョン(11b)および/またはスリーブセクションが設
けられ、それらは選択的に取付けられ、かつ好ましく
は、それらの長さに関して異なることを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下に、代表的な実施例の有利な構成を参照
して、本発明およびそれにより達成できる別の利点を詳
細に説明する。
【0017】全体が1として示される治療機器は、好ま
しくは直線状に延びるロッド状のハンドピース2、およ
び解除自在の器具カップリング4の手段によりハンドピ
ース2の前端部領域へ接続されかつハンドピース2から
前方へ突出る器具3を備える。ハンドピース2の後端部
は、解除自在のハンドピースカップリング5の手段によ
り屈曲自在の供給ライン7の接続部分6へ離脱自在に接
続され、その屈曲自在の供給ラインは、図示されない制
御装置から延び、またそのライン内で所謂媒体ライン
が、ハンドピースカップリング5を通過しハンドピース
2まで延びる。ここで例えば、少なくとも電気ライン、
照明ライン、水ライン、空気ラインまたは水/空気噴霧
ラインを含むことができる。
【0018】ハンドピースカップリング5は、急速締結
式カップリングであるのが好ましく、特に、断面が丸く
段状に形成されるカップリングピン8、およびこのカッ
プリングピンを受容するカップリング窪み9を有する差
込式カップリングまたは差込回し式カップリングの形態
であるのが好ましい。この代表的な実施例においてカッ
プリングピン8は接続部分6から前方へ延び、またカッ
プリング窪み9は、ハンドピース2の後端部領域におい
て同軸に配置されるので、後方へ開放する。
【0019】ハンドピース2の主要な部分は、幾分丸い
断面形状で、ハンドピース2の外部本体を形成するグリ
ップスリーブ11であり、その断面サイズが、幾分前方
に先細になるので、前端部領域は、円錐の仕方で前方外
側へ末広になることができる。これらの手段により断面
増加部分12が設けられ、ハンドピース2の掴み性を向
上し、かつハンドピース2を保持する操作手の滑りを防
止するか、または滑りにくいようにする。
【0020】差込式カップリングまたは差込回し式カッ
プリングの後方領域において、ラッチ掛け手段10が設
けられ、連結時と連結を外す時に手操作でラッチに打ち
勝つことができ、また連結位置においてカップリングピ
ン8のラッチ掛けに手操作で打ち勝つために、半径方向
に弾性的に柔軟に配置されるラッチ掛けエレンメントを
有する。
【0021】カップリング窪み9は、グリップスリーブ
11の後端部領域に配置され、それによりラッチ掛け手
段10が、グリップスリーブ11とカップリングピン8
との間で機能する。
【0022】グリップスリーブ11において、好ましく
は同軸で配置される振動ロッド13が、弾性戻り力に対
して半径方向またはさらに軸方向に移動自在であり、か
くして弾性的に柔軟に取付けられるので、振動ロッド1
3は、特に音波または超音波の範囲の周波数を有する半
径方向および好ましくはさらに軸方向の三次元押しレー
ション乃至振動を実施できる。この取付けのために、弾
性的に圧縮自在の材料のベアリングスリーブ14が、グ
リップスリーブ11内に置かれ、グリップスリーブ11
の前端部領域または前方半分において軸方向に固定さ
れ、またそのベアリングスリーブの内面上に少なくとも
1個のベアリングリングが形成されて、振動ロッド13
を密接して囲み、ロッドを取付けるので、例えば、ゴム
またはプラスチック、特にシリコーンから成るベアリン
グスリーブ14の弾性により、振動ロッド13は、半径
方向および好ましくは軸方向または三次元の振動を実施
できる。特にスリーブ14が、好ましくは、さらに振動
ロッド13の中間領域に配置され、後述される振動発生
装置の領域だけに配置される場合、スリーブ14は吸音
または弱音化材料のものでよい。
【0023】この構成によりベアリングスリーブ14
は、特に内側に突出る丸みを付けたビードの形態の2つ
のベアリングリング15a、15bを有し、それらの内
で振動ロッド13が直接または装着部分の手段により取
付けられ、それらのリングはかくして半径方向ベアリン
グ部R1、R2を形成する。
【0024】グリップスリーブ11におけるベアリング
スリーブ14の軸方向位置決めのために、グリップスリ
ーブ11の内面上の肩部表面が役立つことができ、その
肩部表面上に、ベアリングスリーブ14の外面上で対向
する肩部表面が当接する。この構成によりベアリングス
リーブ14は、その外面において、互いに軸方向に離間
する1つまたは2つの半径方向突起部16a、16bを
有し、それらの突起部は、好ましくは丸みを付けた環状
ビードの手段によりそれぞれ形成され、取付けられた位
置において、弾発される仕方で、かくして弾性的な仕方
で、好ましくは環状溝の手段により形成されるラッチ窪
み17a、17b中にラッチ掛けされる。この代表的な
実施によりグリップスリーブ11が、その断面サイズに
おいて前方へまとまり、このまとまりによりベアリング
スリーブは、前方方向における停止部の仕方で移動限界
を見出すので、後方への移動を限定する肩部表面だけが
必要となる。前方へまとまる円錐部14aの代わりに、
ほぼ円筒形形状部に外部肩部表面を設けることもでき
る。半径方向突起部16a、16bすなわち環状ビード
は、ベアリングスリーブ14のそれぞれの軸方向位置決
めを有効に実現し、それによりベアリングスリーブ14
を後部からグリップスリーブ11中に挿入できるので、
半径方向突起部16a、16bが半径方向に弾発され、
取付け端部において、ラッチ窪み17a、17b中に自
動的に弾性的にラッチ掛けされるので、ベアリングスリ
ーブ14の軸方向位置決めが確実に実施される。ベアリ
ングスリーブ14の長さは、基準寸法Lの手段により明
確にされる。
【0025】振動ロッド13の軸方向位置決めのため
に、ベアリングスリーブ14上と振動ロッド13上、ま
たはそれらへ装着される部分上に肩部表面および対向す
る肩部分表面が設けられ、振動ロッド13の前方への移
動、および後方への移動(図示されない)が防止され
る。この構成により、少なくとも1つの、ここでは前方
の半径方向ベアリングリング15aが肩部表面18を後
方に形成し、その上へ、振動ロッド13が、振動ロッド
13へ装着される部分上の対向する肩部分表面19で間
接的に当接する。これは以下でさらに説明される。
【0026】後方の位置決めのために、ベアリングスリ
ーブ14および/または振動ロッド13は、その上の後
方に配置され、全体として21で示される定置部分によ
り拘束することができ、その定置部分21は、同様にグ
リップスリーブ11内に半径方向または軸方向に弾性的
に柔軟に取付けられ、またこの代表的な実施例の場合
に、グリップスリーブ11またはハンドピース2の後端
部領域まで延び、かつグリップスリーブ11にネジ込ま
れる環状ナット22の手段により後方に拘束される。グ
リップスリーブ11内に定置部分21を半径方向に弾性
的柔軟に取付けるために、例えば、ゴムまたはプラスチ
ックのような弾性的に柔軟な材料の少なくとも1つのベ
アリングリング23を設けることができ、そのリング
は、定置部分21の外面とグリップスリーブ11の内面
との間に配置される。
【0027】振動ロッド13は、スリーブ状の本体であ
り、その前端部領域へ器具3が器具カップリング4の手
段により離脱自在に接続される。器具カップリング4
は、好ましくは既知のネジ接続部であり、雌ネジと、お
よび振動ロッド13の前端部領域における好ましくは円
錐形ネジ停止部20と、および軸方向に延びる器具シャ
フト3bの後端部におけるネジ込みピン3aとを有し、
シャフト3bは、前部から導入できる特定のキーでネジ
接続部を締め付けまたは緩めることができるように、厚
肉部の領域において、器具係合エレンメント3c、例え
ばキー表面を有する。
【0028】鎌状器具セクション3dが、器具シャフト
3b上において前方へ隣接し、その鎌状器具セクション
は、その形態においてハンドピース2の縦方向中間軸2
4の一方の側に対して先ず円形鎌状に外側へ曲げられ、
縦方向中間軸24の他方の側で直線状に延びる器具先端
3eの形態で終了し、その先端3eは、特に歯垢除去に
適切なように平形にされるか、または丸みを付けられ
る。
【0029】振動ロッド13は、直線状に延びるスリー
ブ状の本体を有し、その環状壁25は、後部領域よりも
前方領域の方が厚いのが好ましい。振動ロッド13をさ
らに軸方向に位置決めするために、適切である場合、振
動ロッド13は、その後方領域において丸い断面の横方
向に突出るピン26を有することができ、それらのピン
26は、環状間隔を維持しながら定置部分21における
窪み27と係合し、また、ピン26を囲む、例えば、ゴ
ムまたはプラスチックのような弾性的に圧縮自在の材料
から成るリング28の手段により縦方向と円周方向に定
置部分内に弾性的に柔軟に位置決めされる。これは、リ
ング28が、関連するピン26と関連する窪み27上
に、僅かに移動に遊びを付けるか、または僅かに弾性的
に伸張させて、着座することで確実にされる。
【0030】関連する振動駆動機構は、この代表的な実
施例により、空気式振動発生機構31により形成され、
その発生機構は、振動ロッド13の中間領域に配置さ
れ、かつ半径方向に移動の遊びを有して振動ロッド13
を囲む振動スリーブ32と、および振動スリーブの領域
内の環状壁を斜めに貫通する穴33との手段により、本
質的に既知の仕方で形成される。振動スリーブ32の軸
方向の移動範囲は、振動スリーブ32の両側へ、そこか
ら軸方向に離間して配置されるリング、例えばO−リン
グ34の手段により拘束され、リングのそれぞれは、振
動スリーブ13の外面の環状溝内に着座する。
【0031】振動発生機構31は、半径方向に離間して
減衰スリーブ35により囲まれ、そのスリーブを、振動
ロッド13上、または定置部分21上に軸方向および/
または半径方向に支持できる。この構成により、減衰ス
リーブ35の後方の中空円筒形端部セクションが定置部
分21の前端部セクション上に係合するので、これらの
部分間で、環状溝内に封止および/またはサポートリン
グ27を配置できる。さらに減衰スリーブ35は、内部
肩部表面36で定置部分21へ当接できるので、後方へ
の移動が限定される。減衰スリーブ35は、ベアリング
リング15aまで前方へ延びることができるので、対向
肩部表面19を形成できる。前端部領域において減衰ス
リーブ35は、その後方断面に関して先細である。この
後方領域において減衰スリーブ35は、ベアリングスリ
ーブ14内に、好ましくはベアリングリング15b内に
取付けできる。
【0032】制御機構が、振動発生機構31の出力を増
減するために、その機構へ接続される。これらの手段に
より、その出力または振動の強さ、および振幅のサイズ
を選択的に増減でき、かくして設定できる。それによ
り、好ましくは一定出力を自動調整する出力調整機構4
1および/または手動設定自在の制御機構42を設ける
ことできるので、振動発生機構31へ伝達可能な出力ま
たは駆動圧力は、可変であり、かくして段階的にまたは
連続的に増減可能である。制御機構42を作動するため
に、好ましくはハンドピース2またはグリップスリーブ
11の後端部領域に設定機構43が設けられる。これら
の手段により、治療機器1の出力は、達成すべき作業、
例えば、荒いもしくは細かい作業または荒い、並みのも
しくは細かい作業に適応できるか、または治療および/
または治療すべき物質の種々の種類に適応できるし、お
よび/または種々の入手できる器具3の形状および/ま
たはサイズおよび/または一層荒い、一層細かいまたは
一層荒い、並みのおよび/または一層細かい機能に関し
て適応できる。
【0033】手動で実施できる設定機構43は、外部か
ら手操作でアクセスできるように、かつグリップスリー
ブ11上で軸方向または円周方向に調整できるように配
置される設定部材44を有し、その設定部材は、制御機
構42へ駆動接続され、および/または制御機構を形成
する。この構成において設定部材は、ハンドピースの後
方領域においてグリップスリーブ11を囲む設定スリー
ブであり、環状窪み45内に差込み配置されるのが好ま
しい。この代表的な実施例により制御機能42は、振動
発生機構31において有効な空気圧p1を効果的に制御
する目的のために制御弁46を有する。ここで設定部材
44は、設定部材が軸方向に移動自在である場合に直接
に、または設定部材の回転移動を軸方向移動に変換する
変換機構47により、弁スライダー48へ接続され、そ
の弁スライダーは、設定部材44の設定値に応じて弁開
口部49のサイズを制御する。弁開口部49は、圧縮空
気供給ライン51、ここでは横方向に設けられるアング
ルチャンネルの領域内のハンドピースカップリング5の
下流側に位置決めされる。振動出力を減少するために弁
スライダー48は、弁開口部49を減少する意味で設定
機構43に置換されるので、弁開口部49は、調整自在
のスロットルの意味で、振動発生機構31に作用する圧
力p1を減少する。出力を増加するために弁開口部49
は、反対に大きくされるので、大きい付与圧力p1が設
定される。設定部材45の戻り移動は、ハンドピース2
中に突出る設定部材44の装着部分上に配置される斜め
または湾曲した表面54に対して、弁スライダー48に
作用する押しロッド53を押圧する戻りバネにより達成
できる。
【0034】付与圧力p1を設定する制御機構72に加
えて、またはその代わりに、供給ライン51における利
用できる作動圧力p2と関係なくほぼ一定の有効圧力p
1を設定する圧力調整弁55を有する自動圧力調整機構
を設けることが有利である。これらの手段により、作動
圧力p2にかなりの許容範囲または相違があっても、例
えば、種々の作動圧力p2を有する、特に種々の製造業
者からの供給ライン7へ治療機器を接続したときに、ほ
ぼ同一の作業条件と器具3のほぼ均一な出力または強さ
が得られる。
【0035】制御弁46と調整弁55が存在する場合
に、弁スライダー48は、供給ライン、ここでは軸平行
供給ラインセクション51bに配置され、好ましくはそ
のラインに縦方向に変位できるように取付けられる。弁
開口部49を、弁スライダー48の端縁により制御でき
る。
【0036】この代表的な実施例において、圧力調整弁
55と組合せて制御機構または手動設定機構43が設け
られる。弁スライダー48は、その一方の端部において
有効圧力p1により作動し、その他方の端部において、
戻りバネ52でよい圧力バネによりその開放位置に反対
方向に押圧される。この構成において弁スライダー48
は、振動発生機構31から離れた端部において床壁48
aを有する丸いまたは丸くないポット状スリーブであ
る。弁開口部49は、供給ライン51bの半径方向セク
ションと協働する半径方向内側にある周辺壁48b内に
配置される。開放位置において弁スライダー48は、バ
ネにより、停止部48c、ここではソケット片に対して
押圧される。バネスパイク48dが、弁スライダー48
から後方へ延び、そのバネスパイク上に、圧力バネ52
が、着座し、かつ後方の対向するベアリング部材、ここ
では押しロッド53に対して支持される。
【0037】所要の質量を有する振動ロッド13を設定
または設置できるように、その質量を増減可能に、また
は種々の質量の複数の振動ロッド13を設けるように、
振動ロッド13を形成するのが有利である。これらの手
段により、振動ロッド13の質量の変更を通して、また
は振動ロッド13の交換を通して、振動ロッド13の所
要の発生出力および/または好ましい振動作用を得るこ
とができるので、利用できる出力を一層良く活用でき
る。
【0038】種々の質量の複数の振動ロッド13を、同
一または異なる寸法および/または種々の相対的密度の
物質から成る振動ロッド13の製造を通して形成できる
ので、同一または異なる横方向および/または縦方向の
寸法を有する振動ロッド13を形成できる。
【0039】この代表的な実施例により、異なる質量
は、振動ロッド13の装着部分61により得られ、その
装着部分は、特に離脱自在に、固定してすなわち非可動
的に装着でき、あるいは、好ましくは振動ロッド13の
後端部領域において永久的に装着される。これにより異
なる質量を、装着部分61無しの振動ロッド13と装着
部分61付きの振動ロッド13が設けられることで、得
ることができる。さらに質量のばらつきは、振動ロッド
13へ選択的に接続できる、種々の質量の複数の装着部
分61を設けることにおいて達成できる。ここで種々の
密度の材料から成る、および/または種々の横方向およ
び/または縦方向寸法を有する装着部分61も同様に含
むことができる。
【0040】この代表的な実施例により、前端部におい
て先細の中空円筒形差込式ピン61aを有する装着部分
61が設けられ、その装着部分は、離脱自在にまたは離
脱不能に後部から振動ロッド13のスリーブ本体中に挿
入され、かつ例えば半径方向締め付け作用または圧入に
より、意図されない変位に抗するように位置決めするこ
とができる。装着部分61は、その厚くされた本体部分
61bで、振動ロッド13から後方へ突出し、その断面
形状が、環状壁25の断面形状とサイズへ適応されるの
が好ましい。装着部分61は、振動ロッド13の材料よ
りも大きい特定の密度を好ましくは有する材料から成
る。振動ロッド13は、例えば、耐食合金鋼または銅ベ
リリウム合金(CuBe)から成るのが好ましい。装着
部分または複数の装着部分61は、例えば、別の金属ま
たは別の合金鋼または硬質金属でもよい。硬質金属は、
硬質材料として大部分が炭化タングステンおよび結合剤
としてコバルトから構成される焼結物質である。ISO
に従って分類される硬質金属タイプK10は、本目的に
非常に良く適している。図7が示すように、装着部分6
1は、上述の方法で壁25内に着座するスリーブにより
形成できる。それにより、図6と7による振動ロッド
は、図6に従って振動ロッド13から後方へ突出ること
ができるか、または、壁25は、装着部分61のスリー
ブと面一になる端部まで後方へ延びることができる。両
方の構成は、幅を増加することなく振動ロッド13の質
量を増加する例を示す。
【0041】種々の質量を有する2本またはそれ以上の
振動ロッド13は、目的にかなった設置または交換を通
して種々の出力もしくは振動幅または振幅を設定できる
ので、選択的設置により、出力調整機構41または制御
機構42を置換できる。出力調整機構41または制御機
構42へ加えて、機械工場においてまたは使用者により
設置できる、種々の質量を有する2本またはそれ以上の
振動ロッド13を利用できる場合、設置または交換によ
り、出力または振動幅の設定は、増加(重い振動ロッド
13)または減少(軽い振動ロッド13)の意味で置換
できる。
【0042】グリップスリーブ11および好ましくはベ
アリングスリーブ14は、振動ロッド13の前端部また
は器具カップリング4から、「a」で示される寸法だけ
軸方向に突出るので、器具シャフト3bを半径方向に離
間して囲み、かつ好ましくは、円形鎌状湾曲部の後端部
領域まで延びる。
【0043】ベアリングスリーブ14の内部形態は、振
動ロッド13と減衰スリーブ35の断面形状とサイズへ
適応されるので、ベアリングリング15a、15b近く
の領域において、ベアリングスリーブ14と振動ロッド
13と減衰スリーブ35との間に環状間隙を配置でき
る。これらの手段により、前方領域よりも薄い壁厚を有
する後部領域にベアリングスリーブ14が形成され、そ
の前方領域において、ベアリングスリーブは、減衰スリ
ーブ35と振動ロッド13の前方領域の断面減少に対応
して厚くされる。
【0044】機能的操作において振動発生機構31とハ
ンドピース2は、作動騒音を発生し、その騒音は、振動
スリーブ32の振動を通して発生される音として、また
は固体伝送音として周囲へ放出される。振動発生機構3
1の領域における作動騒音は、減衰スリーブ35の減衰
効果に加えてベアリングスリーブ14により減衰され、
そのベアリングスリーブは、振動発生機構31を囲み、
かつ好ましくはその機構から後方へ突出る。この減衰効
果は、ベアリングスリーブ14と減衰スリーブ35との
間で少なくとも振動発生機構31の領域において延びる
環状間隙65aによりさらに減衰される。グリップスリ
ーブ11とベアリングスリーブ14との間で振動発生機
構31の軸方向領域に環状間隙65bを設けることも有
利であり、その環状間隙により、付加的な減衰効果を生
じることができる。この環状間隙65bは、ベアリング
スリーブ14の外面またはグリップスリーブ11の内面
における環状窪みにより形成できる。それは、半径方向
突起部16aまたは窪み17aとの間に配置できる。ベ
アリングスリーブ14の全長Lを通して作用する減衰効
果は、その弾性的に圧縮自在な材料により増加する。
【0045】グリップスリーブ11および/またはベア
リングスリーブ14が振動ロッド13または器具シャフ
ト3bを囲むことができる領域「a」において、騒音減
衰が同様に達成されるので、特に、器具カップリング4
と器具シャフト3bから放出される固体伝達騒音が減衰
される。伸張部「a」により、約15dBの騒音減衰を
達成でき、またこれは、内面を弾性的に柔軟な材料で被
覆しなくても達成できることが試験により分った。後方
半径方向ベアリング部分R1は、半径方向環状押縁16
a、16bの間、または環状間隙65bの領域に配置さ
れるのが好ましい。
【0046】機能的操作において、一方では振動ロッド
13が、また他方では器具3が、細長い構造により、横
方向に向けられる振動(図5)を実施し、その振動は、
正弦波の形態で発生し、すなわち互いに続く縦方向セク
ションL1,L2,L3において互いに反対方向に向け
られる。縦方向セクションL1,L2,L3の間におい
て振動ノードS1,S2,S3があり、そこにおいて振
幅は実際的にゼロである。振動ノードS1,S2,S3
の間において振幅ピークA1,A2が中間に位置決めさ
れる。後部振動ノードS1は、振動ロッド13の後端部
から間隔L4の所にあり、その間隔は、長さLの約4分
の1であり、また好ましくは後方弾性半径方向ベアリン
グ部分R1の領域内に配置される。前方(振動ロッド1
3を指す)振動ノードS2は、前方弾性半径方向ベアリ
ング部分R2の領域に位置決めされるのが好ましい。前
方振動ノードS3は、弓状であるように形状となる器具
セクション3dの中間領域に位置決めされるのが好まし
い。後方振動ノードS1の縦方向位置は、質量とその重
心SP1を通して、振動ロッド13の残りの本体の重心
SP2を考慮して、変えることができ、かつ好ましく
は、後方振動ノードS1が後方弾性半径方向ベアリング
部分R1の領域内に位置決めされるように適応される。
【0047】同一または同様な部分が同一の参照符号が
示される図8乃至10による代表的な実施例は、下記の
ように構成の詳細が異なる。
【0048】図8による構成において、器具カップリン
グ4の領域において縦方向に分割されるグリップスリー
ブ11が設けられるので、後部スリーブ部分11aおよ
び前部カップ状または細長いグリップスリーブ部分11
bが設けられ、それらの部分は離脱自在のカップリング
66により互いに接続され、それにより前部グリップス
リーブ部分11bは、半径方向に間隔を付けて器具シャ
フト3bを囲み、鎌状器具セクション3dの転移領域中
に延びる。図5による離脱自在のカップリング66は、
ネジ接続部により形成され、それにより後部グリップス
リーブ部分11aは、その前端部に雌ネジを有し、その
雌ネジ中に前部グリップスリーブ部分11bが、その後
端部にある雄ネジでネジ込まれ、停止部67に対して締
め付けられる。その前端部領域において振動ロッド13
が、弾性的に柔軟に取付けられ、ベアリングリング68
内の中心に合わせられ、弾性的に圧縮自在の、かつ好ま
しくはゴムまたはプラスチック、例えばシリコーンのよ
うな吸音材料から成る後部グリップスリーブ部分11a
の前端部領域に定置される。ベアリングリング68は、
弾性的に柔軟な材料の内部ベアリングリング68a、例
えばO−リングが中に配置され、そこにおいて振動シャ
フトが弾性的柔軟に取付けられる場合、非弾性材料、例
えば鋼または合金鋼のものでよい。
【0049】図9による代表的な実施例は、グリップス
リーブ部分11bが、その外部形態、および該当する場
合、その内部形態に関して、前方に先細であり、かつ例
えば、ベアリングリング68にネジ込まれる点で図8に
よるものと異なる。この外部の、好ましくは円錐状先細
であることは、機能的操作において目視的な観察を向上
する。さらに治療個所の照明は、後で説明される照明機
構71により改善される。ベアリングリング68を、後
部グリップ部分11a内のベアリング内腔内の段付き肩
部68bにより、その肩部を停止部として、押出し移動
に対して拘束できる。
【0050】図10による代表的な実施例においてカッ
プリング66は、差込式接続部またはバイヨネット(bay
onet)式接続部により形成されるので、前部グリップ部
分11bが好ましくは後部グリップ部分11aの前端部
上に係合する。前部グリップスリーブ部分11bは、剛
性材料、もしくは弾性的に変形自在または圧縮自在、も
しくは音波吸収または弱音化材料のもの、例えば耐食金
属、合金鋼、ゴムまたはプラスチック、例えばシリコー
ンのものでよい。特にグリップスリーブ部分11bが弾
性的に柔軟な材料である場合、カップリング66は、グ
リップ部分11bの後端部において半径方向内側へ向け
られたラッチノーズまたはラッチリングを有するラッチ
掛け機構の手段によっても形成でき、そのラッチは、後
部グリップ部分11a上のラッチ掛け溝に、差し込むと
きに、好ましくは離脱自在にラッチ掛けする。
【0051】図10による構成により、前部グリップ部
分11bの内面上の音波減衰および/または音波反射構
造72が明確になる。そのような構造は、例えば、音を
内側に反射する前方へ先細の、または斜めの、または丸
く形成された環状表面により形成できる。ここで、この
内面は、鋸歯状形態を有することができる。図1による
代表的な実施例と同様に、グリップ部分11bの内面に
は、弾性的に圧縮自在な材料を被覆すること、または占
めることができる。
【0052】ハンドピース2は、ハンドピース2の前端
部において少なくとも1つの光出口窓73を備えた照明
機構71を有することができる。光出口窓73は、ベア
リングスリーブ14または68内に配置されるのが好ま
しい。縦方向中間平面Eの両側に特に設けられる少なく
とも2つの光出口窓73を設けることが有利であり、そ
の平面において、器具セクション3dの自由端部領域
は、位置決めされるか、または横方向に偏る場合は、例
えば、図2に示されるようにほぼ平行に延びる。この代
表的な実施例において少なくとも1つの光出口窓73
は、ベアリングスリーブ14を通して少なくとも部分的
に縦方向に延びる光導体74により形成される。それに
より、光導体74はベアリングスリーブ14内に固定し
て埋め込まれるか、またはベアリングスリーブ14は、
光導体74を受容するために、事前加工された穴または
事前加工された内側に開放する溝75を有することがで
きる。図3から分るように、少なくとも1つの光導体7
4は、ハンドピース2のほぼ中間位置から外部領域まで
延びるので、ベアリングスリーブを通してさらに縦方向
に継続する。好ましくは、共通の入口部分から分岐する
2つの光導体74が左右対称の配置で設けられる。光
は、種々の仕方で少なくとも1つの光導体74の後端部
へ供給できる。ハンドピースカップリング5の領域内
で、後部光導体が、ハンドピースカップリング5を通し
て、ここではカップリングピン8を通して同軸で延びる
ことができ、そのカップリングから光が光導体74に導
入される。カップリングピン8の前端部領域において光
源、特にランプを設けることも可能であり、その光源
は、供給ラインを通して延びる電源供給回路へ接続され
る。光導体74は、ベアリングリング68内に定置また
は埋め込まれる光導体リング76まで延びることがで
き、その光導体リングから1つ以上の光導体セクション
77が光出口窓73まで前方へ延びることができる。
【0053】機能的な操作において、供給ライン51を
通して送出される圧縮空気は、振動発生機構31を通し
て内側から外側へ流れる。使用済み空気は、減衰スリー
ブ35の内部室からハンドピース2の環状自由空間78
に流入し、ついで差込回し式カップリング5の領域まで
後方へ流れ、そこからカップリング窪み9と横方向に封
止されるカップリングピン8との間に中空円筒形または
段状の中空円筒形ジョイントを通過し、既に知られてい
るように、送出ライン79または後方へのチャネルとし
てカップリングピン8中に延びる。治療流体、例えば、
空気または水もしくはそれらから形成される噴霧体用の
別の供給ライン81が、カップリングピン8内で同様に
軸方向に延び、半径方向に封止される仕方で82におい
てその円筒形ジョイントを通過し、ついで例えばチュー
ブ83としてさらに前方へ軸方向に延び、光導体73の
入口部または分岐部の背後にある供給パイプ84へ中央
で接続され、その供給パイプは、振動ロッド13内で同
心で前方へ延び、封止される仕方で、器具3内の縦方向
チャネル85と接続した状態で置かれる。治療個所へ向
けられる縦方向チャネル85用の器具3内の出口開口部
は、図示されないが、存在し、既知のものである。
【0054】図11による代表的な実施例により前部グ
リップスリーブ部分11bは、後部グリップスリーブ部
分11a内で間接的または直接的に軸方向に変位自在に
取付けられ、またバネ86の力により、その押し出され
た位置まで作用され、その位置において、その押し移動
は停止部87により限定される。図11に示されるよう
に前部グリップスリーブ部分11bは、ベアリングリン
グ68内の内部環状窪み88に取付けることができ、そ
のリングはかくして縦方向ガイドを形成する。環状窪み
88の先細部の肩部表面89は、停止部87を形成で
き、その停止部は、グリップスリーブ部分11bの後端
部領域における半径方向環状装着部の肩部表面と協働す
る。
【0055】図11による代表的な実施例において、周
辺に分散配置される1つ以上の、例えば3つの光出口窓
73を有する、図9による構成と同様な照明機構71が
追加的に設けられ、その窓まで光導体セクション77が
延びるそれぞれの場合に、そのセクションは、ベアリン
グリング68内に定置または埋め込まれる光導体リング
76から始まる。この構成とともに前部グリップスリー
ブ部分11bは、例えば、患者の口内に一層自由な空間
を生成するために、または係合エレンメント3cへのア
クセスを容易にするために、突出し「a」を減少するよ
うに押し込むことができる。
【0056】差込回し式カップリング5により、接続部
分6に関して治療機器1の縦方向軸の回りに治療機器を
拘束されないように回すことができるので、どのような
回転位置においても、封止された仕方での媒体の通過が
確実に実施される。
【0057】機能的な操作の場合に治療機器1または振
動発生機構31にスイッチを入れるために、スイッチ、
ここでは供給ライン51内のスイッチ操作弁の形態のス
イッチが設けられ、そのスイッチは、操作者の手または
足で作動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による治療機器の軸方向断面図である。
【図2】左から見た治療機器の端面図である。
【図3】上から見た治療機構の図である。
【図4】治療機器の弾性的に圧縮自在な材料のスリーブ
状ベアリング部分の側面図である。
【図5】振動線図を付けた、治療機器の前端領域の図で
ある。
【図6】拡大した縮尺で表される治療機器の振動ロッド
の軸方向断面図である。
【図7】振動ロッドの変更した構成の図である。
【図8】本発明による治療機器の前端領域の変更した構
成の図である。
【図9】本発明による治療機器の前端領域のさらに変更
した構成の図である。
【図10】本発明による治療機器の前端領域のさらに変
更した構成の図である。
【図11】本発明による治療機器の前端領域のさらに変
更した構成の図である。
【符号の説明】
1 医療用または歯科医療用治療機器 2 ハンドピース 3 器具 3b 器具シャフト 3c 器具係合エレンメント 3d 器具セクション 3e 器具先端 3d 鎌状器具セクション 4 器具カップリング 5 ハンドピースカップリング 6 接続部分 7 供給ライン 8 カップリングピン 10 ラッチ掛け手段 11 グリップスリーブ 11a 後部グリップスリーブ部分 11b 前部グリップスリーブ部分 12 断面増加部分 13 振動ロッド 14 ベアリングスリーブ 14a 円錐部 15a ベアリングリング 15b ベアリングリング 16a 半径方向環状ビード 17a ラッチ窪み 17b ラッチ窪み 18 肩部表面 19 肩部分表面 20 円錐形ネジ停止部 21 定置部分 22 環状ナット 23 ベアリングリング 24 縦方向中間軸 25 環状壁 26 ピン 27 定置部分における窪み 28 リング 31 振動発生機構 32 振動スリーブ 33 穴 34 O−リング 35 減衰スリーブ 36 内部肩部表面 41 出力調整機構 42 制御機構 43 設定機構 44 設定部材 45 環状窪み 46 制御弁 47 変換機構 48 弁スライダー 48a 床壁 48b 周辺壁 48d バネスパイク 48c 停止部 49 弁開口部 51 供給ライン 51b 供給ラインの半径方向セクション 52 圧力バネ 53 押しロッド 54 表面 55 調整弁 61 装着部分 61a 中空円筒形差込式ピン 61b 本体部分 65a 環状間隙 65b 環状間隙 66 カップリング 67 停止部 68 ベアリングリング 68a 内部ベアリングリング 68b 段つき肩部 71 照明機構 72 音波反射構造 73 光出口窓 73 光導体 74 光導体 75 溝 76 光導体リング 77 光導体セクション 79 送出ライン 78 環状自由空間 79 送出ライン 81 供給ライン 83 チューブ 84 供給パイプ 85 縦方向チャネル 86 バネ 87 停止部 89 肩部表面 A1,A2 振幅ピーク E 縦方向中間平面 L 全長 L1,L2,L3 縦方向セクション L4 間隔 R1 後方半径方向ベアリング部分 R2 前方半径方向ベアリング部分 S1,S2,S3 振動ノード SP1 重心 SP2 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500577585 Bismarckring 39 D− 88400 Biberach/Riss (72)発明者 レーン ゲルト ドイツ ビベラッハ−リッセグ D− 88400 キルシェンヴェーク 10 (72)発明者 グーゲル ベルント ドイツ ウルム−アインジンゲン D− 89079 ヴァイスドルンヴェーク 45 (72)発明者 メースレ ヴァルタァ ドイツ ミッテルビベラッハ D−88441 ブラームスヴェーク 8 Fターム(参考) 4C052 AA11 AA15 BB06 CC01 CC13 4C074 AA10 BB05 CC01 DD10 EE05 GG01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部に器具カップリング(4)により
    離脱自在に器具(3)を連結でき、かつ後端部がハンド
    ピースカップリング(5)、好ましくは差込回し式カッ
    プリングにより接続部分(6)へ離脱自在に連結できる
    ロッド状ハンドピース(2)を有し、そのハンドピース
    は、 ハンドピース(2)の外部本体を形成するグリップスリ
    ーブ(11)と、 グリップスリーブ(11)内で縦方向に延び、かつその
    中で半径方向またはさらに軸方向に弾性的に柔軟に取付
    けられる振動ロッド(13)と、 振動を振動ロッド(13)へ伝達する特に空気式の振動
    発生機構(31)と、 振動発生機構(31)を囲むスリーブ(14)とを有す
    る医療用または歯科医療用の治療機器(1)であって、 スリーブ(14)は、弾性的に圧縮自在または吸音性の
    材料から成ることを特徴とする医療用または歯科医療用
    の治療機器。
  2. 【請求項2】 スリーブ(14)は、グリップスリーブ
    (11)の内面上に半径方向に支持されることを特徴と
    する請求項1に記載の医療用または歯科医療用の治療機
    器。
  3. 【請求項3】 振動発生機構(31)の領域において、
    スリーブ(14)の外面とグリップスリーブ(11)の
    内面との間に環状空隙(65b)が配置されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の医療用または歯科医
    療用の治療機器。
  4. 【請求項4】 スリーブ(14)は、振動発生機構(3
    1)の軸方向領域内で、振動ロッド(13)を囲む内部
    スリーブ(35)を囲むことを特徴とする請求項2また
    は3に記載の医療用または歯科医療用の治療機器。
  5. 【請求項5】 スリーブ(14)は、特にその後部およ
    び/または前部の領域において、振動ロッド(13)お
    よび/または内部スリーブ(35)用の半径方向ベアリ
    ング部(R1、R2)を形成することを特徴とする請求
    項2または3に記載の医療用または歯科医療用の治療機
    器。
  6. 【請求項6】 スリーブ(14)は、グリップスリーブ
    (11)の前端部まで延びることを特徴とする請求項5
    に記載の医療用または歯科医療用の治療機器。
  7. 【請求項7】 前端部領域に器具カップリング(4)に
    より離脱自在に器具(3)を連結でき、かつ後端部がハ
    ンドピースカップリング(5)、好ましくは差込回し式
    カップリングにより接続部分(6)へ離脱自在に連結で
    きるロッド状ハンドピース(2)を有し、そのハンドピ
    ースは、 ハンドピース(2)の外側本体を形成するグリップスリ
    ーブ(11)と、 グリップスリーブ(11)内で縦方向に延び、その中で
    半径方向またはさらに、軸方向に弾性的に柔軟に取付け
    られる振動ロッド(13)と、 振動を振動ロッド(13)へ伝達する特に空気式の振動
    発生機構(31)と、 振動発生機構(31)を囲むスリーブ(14)とを有す
    る、医療用または歯科医療用の治療機器(1)であっ
    て、 グリップスリーブ(11)および/またはグリップスリ
    ーブ(11)の内面上に半径方向に支持され、かつ弾性
    的に圧縮自在または吸音性の材料から成るスリーブ(1
    4)は、半径方向に間隔を設けて器具カップリング
    (4)および器具シャフト(3b)から突出ることを特
    徴とする医療用または歯科医療用の治療機器。
  8. 【請求項8】 スリーブ(14)は、ゴムまたはプラス
    チック、特にシリコ−ンから成ることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の医療用または歯科医療用
    の治療機器。
  9. 【請求項9】 グリップスリーブ(11)および/また
    はスリーブ(14)は、本質的に鎌状器具セクション
    (3d)と同じように遠くまで延びることを特徴とする
    請求項7または8に記載の医療用または歯科医療用の治
    療機器。
  10. 【請求項10】 器具カップリング(4)から突出るグ
    リップスリーブセクション(11b)および/またはス
    リーブセクションは、離脱自在のカップリング(66)
    により残りのグリップスリーブ部分(11a)または残
    りのスリーブ部分と接続される別個の構成部分であるこ
    とを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の医療
    用または歯科医療用の治療機器。
  11. 【請求項11】 カップリング(66)は、ネジ接続
    部、バイオネット締付部またはラッチ接続部により形成
    されることを特徴とする請求項10に記載の医療用また
    は歯科医療用の治療機器。
  12. 【請求項12】 器具カップリング(4)から突出るグ
    リップスリーブセクション(11b)および/またはス
    リーブセクションの断面サイズは、前方へ先細、好まし
    くは切頭円錐の仕方で先細になることを特徴とする請求
    項7乃至11のいずれかに記載の医療用または歯科医療
    用の治療機器。
  13. 【請求項13】 グリップスリーブセクション(11
    b)またはスリーブセクションの内面は、音波を内側に
    反射する構造部分(72)を有することを特徴とする請
    求項7乃至12のいずれかに記載の医療用または歯科医
    療用の治療機器。
  14. 【請求項14】 複数のグリップスリーブセクション
    (11b)および/またはスリーブセクションが設けら
    れ、それらは選択的に取付けられ、かつ好ましくは、そ
    れらの長さに関して異なることを特徴とする請求項7乃
    至13のいずれかに記載の医療用または歯科医療用の治
    療機器。
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