JP2001514923A - 医療用または歯科用器具およびこのような器具用のツール - Google Patents

医療用または歯科用器具およびこのような器具用のツール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ハンドピース(2)を有しており、このハンドピースの前端部において、ツール軸(5a)および処理ボディ(5b)が配置されたツール(5)が取付け装置(4)によってハンドピース(2)と脱着可能に連結されており、このツール(5)がその処理運動を行うための駆動体(6)によって移動可能である医療用または歯科用器具(1)に関する。 【解決手段】 処理の感度を向上させるために、ツール(5)の処理ボディ(5b)の少なくとも1つの処理部分(5f)がその処理面(5c)に対して横方向の移動方向(R)に移動可能であり、弾性復帰力(F)によって戻り可能に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は請求項1の序文による医療用または歯科用器具およびこのような器具
用のツールに関する。
【0002】
【従来の技術】
人または動物の身体、詳細には、例えば、遺体のような身体の歯または人造部
分の物質除去処理のために、種々の器具および関連ツールがすでに知られている
。基本的には、利用可能なツールおよび器具の処理運動を3つの群、つまり、回
転運動、長手方向運動および振動運動に分割することができる。回転運動は在来
のドリルまたは平削りカッターおよび円形鋸で行われる。やすりの場合がそうで
あるように、表面処理のために比較的長いストロークの長手方向運動を用い、そ
れにより表面処理は、例えば、根管または外面、例えば、歯または骨の表面にお
ける空洞で行い得る。上記運動の組み合わせも可能であり、歯の根管の調製用の
器具およびツールのためのこれらの運動の組み合わせが既に提案されている。特
定の処理運動は、長手方向運動、平面における軌道運動、例えば、円形または楕
円形経路に沿った軌道運動または三次元運動を含むストロークの短い振動運動で
ある。このようなストロークの短い振動運動の有意な特徴は高い周波数および小
さい振幅である。 歯科用の後者の種類の器具および関連ツールはWO96/14024に記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
身体の物質除去処理では、例えば、身体に特定の形状を生じるために、あるい
は身体上の特定の物質を除去するために、ツールまたは器具の合目的の手動前進
運動を必要とする。第1の場合の例は、充填物の形嵌り固着を達成するために空
洞のアンダーカットである。第2の場合の例は歯科医療の分野では通常であるよ
うに、特定の特性を有する組織、例えば、除去すべき虫歯の組織である。上記手
段で治療部位の良好な視界を確保するかぎり、前進運動を比較的簡単に行い、観
察することができる。詳細には、例えば、空洞、すなわち、見ることが出来ない
空洞における物質除去処理の場合にあまり見えない或いは全く見えないこのよう
な治療部位では、組織がツールに与える抵抗から、形状変化または物質除去が如
何に大きく進行されたかを識別することが可能である。器具を操作する医師は進
行深さについての感触を展開していき、それにより治療中に組織が医師に与える
抵抗の大きさが侵入深さおよび処理されている物質の種類の指標になる。虫歯の
除去では、医師は処理中、処理抵抗に基づいてツールが比較的柔らかい虫歯組織
にあるか、或いはより強度で健康な組織にあるかに気づく。 鋭くカットするツールでは、著しく増大した抵抗により、ツールがすでに物質
を活発に除去しており、且つすでに組織に作用して物質除去方法において大きい
抵抗を与えている恐れがある。虫歯の除去の場合、病んでいる虫歯の物質と共に
、健康な歯物質も除去される恐れがある。更に、特定の圧力を越えると、機能が
妨げられるので、処理すべき組織に対する圧力が制限されるツールがある。更に
、特に小さいツールの場合、特に曲がり又は破断により損傷の恐れがある。
【0004】 本発明の目的は、処理抵抗を使用して敏感な物質除去処理が可能であるように
上記種類の器具またはツールを構成することである。
【0005】
【発明の実施の形態】
この目的は請求項1の特徴によって達成される。 本発明による器具または本発明によるツールでは、ツールの処理ボディの少な
くとも1つの処理部分は弾性復帰力に抗してその処理表面に対して横方向に移動
可能である。弾性復帰力の大きさは異なるツールおよび/または処理手順につい
て同じでも異なってもよい。ツールが被処理物に損傷をもたらしたり、それ自身
が損傷されたりすることを防ぐために、処理ボディに効果的な復帰力を上記種類
または他の種類の損傷をもたらす力より小さく定めるのが有利である。鋭くカッ
トするツールの場合、特に、ドリルまたは平削りカッターのような回転ツールの
場合、復帰力を、ツールが手による前進中に被処理物および多過ぎる物質に侵入
する際、および/または大き過ぎる空洞を生じる際の力より小さく定めるのが有
利である。他方、復帰力を、ツールに損傷をもたらしてしまうような、例えば、
ツールを曲げたり破損したりしてしまうような、被処理物により処理ボディに課
せられる抵抗力より小さく定めるのが有利である。 虫歯の物質除去切除のために使用に供されるツールの場合、復帰力を歯の虫歯
の無いエナメル質、または特に虫歯の無い象牙質により歯の処理時に処理ボディ
に課せられる抵抗力に等しく或いはそれにより小さく定めるのが有利である。そ
れにより、本発明は虫歯か感染した組織が虫歯の無い組織より柔らかく、且つこ
の組織を小さい切断圧力で処理することができるという洞察に基づいている。従
って、復帰力は虫歯の無い組織を処理するときに必要である抵抗力に等しく或い
はそれより小さく定められ場合、移動可能な処理部分または移動可能ツール部品
または全体としてのツールは上記損傷が生じることがないように、生じた切断圧
力下で弾性的に偏向する。 本発明による構成は、研摩処理面を有しており、また振動駆動装置により駆動
されて機能作動中、振幅の小さい平らな或いは三次元の振動を行うようなツール
にも適している。このようなツールでは、切断圧力またはそれにより生じられる
物質の抵抗力が大き過ぎる場合、破片または物質のかけらが処理面から離れる方
向に搬送され、それにより工具の機能が低減されて不利に作用されるという恐れ
がある。他方、大き過ぎる抵抗力が処理面に作用する前に、処理部分または処理
ボディまたは全体としてのツールを偏向させることができるように復帰力を制限
する場合、処理ボディの機能および力は、医師が被処理物に処理ボディを押しつ
ける操作および力に特別な注意を払うことなしに維持される。これらの手段によ
っても、簡単な取扱いおよび有効切断圧力の自動適合化が達成される。 本発明による構成では、特定位置における被処理面に達するために、処理ボデ
ィまたはその処理部分がどの位置に配置されるかによっては、ツールの処理ボデ
ィの移動可能な処理部分の移動方向はツールの軸足部の中間軸または器具の中間
軸に関して異なってもよい。これらの位置は、特に患者の口における歯列または
歯の領域において大きく変化することができるので、処理部分が各場合に1つの
同じ方向に、或いは異なる処理方向、例えば、角度範囲にわたって異なる処理方
向に移動可能であるような処理部分の取付け具の構成を設けるのが有利である。
特定の種類の処理のためには、ツールの処理ボディの少なくとも処理面または全
体としての処理ボディがあらゆる方向に移動可能であるように、あらゆる方向に
移動可能である取付け具を設けるのが有利である。しかしながら、多くの場合、
弾性による移動を1つの移動方向、例えば、器具またはツールの軸足部の中間軸
に対して軸方向に制限すれば十分である。あらゆる方向への弾性による移動は、
ツールの移動可能な部分または全体としてのツールがあらゆる方向に弾性的に変
形可能である、例えばプラスチックまたはゴム製のホルダ部品に保持されるとい
う簡単且つ有利な方法で達成される。更に、このような弾性変形可能な部品は、
力の適用で弱ってしまう、ツール部分または全体としてのツールを保持するため
の締めつけ構造体またはラッチ掛け構造体を設けるのに適している。 本発明による構成すべての場合、ツールの処理ボディの少なくとも処理部分の
弾性による移動または屈曲により、処理圧力の制限が達成され、それにより被処
理物および/または処理部分またはツールが保護される。それにより、弾性移動
可能な処理部分または全体としての処理ボディはブロック状、多面形、円筒形、
球状、または二重球状に形成し得る。更に、互いに下になる歯領域に達すること
ができる、例えば、「弓状縁部」形状のような非回転対照の処理ボディまたは処
理延長部を形成することもできる。 弾性復帰力の弾性は各用途ごとに異なってもよい。実験において、硬い弾性に
よる復帰力が有利であるとわかった。 また、異なる大きさの復帰力を選択して設定することができるように、復帰力
の大きさに関して調整可能であるような、本発明による処理部分用、処理ボディ
用、或いは全体としてのツール用の取付け具を設けるのが有利である。弾性復帰
力を増減することができ、かくして設定可能であるという点で、この目的のため
の簡単な構造体を構成することができる。この目的で、弾性復帰力を発生させる
ためのばね要素に対して緊張可能であり、それによりばね力の大きさを変更する
設定ねじを有する設定機構を本発明によるツールまたは器具に設けてもよい。 また、本発明による構成は、存在する処理ボディまたは軸の横断面がより小さ
いため、破断したり曲がったりする傾向がある小さいツールにも非常に有利に適
している。 本発明による構成は、処理中に非処理物またはツールに現れる荷重を減衰する
減衰手段を構成している。ハンドピースに関しては、減衰手段はツールと駆動連
結状態で配置される。ツールに関しては、減衰手段は処理部分を構成する処理ボ
ディとツール軸との間に配置される。 また、本発明は、好ましくは長手方向中間軸に対して回転対称である処理ボデ
ィ、例えば、ブロック状、多面形、円筒形または球状処理ボディ、特に、振動駆
動体で人または動物の身体の組織の処理に有利に適したいわゆる花頭バーを有す
るツールに関する。これは回転機能作動において組織の物質除去処理に以前から
使用されてきたそれ自身公知なツールである。このツールは振動作動において非
常に適していると確認されており、また機能作動においてツールの案内を可能に
し、これは取扱に有利であり、更に、特に、ツールの軸が直線から逸脱して単一
傾斜した形または多様傾斜した形、または相応に曲がった形で展開する位置に配
置されるなら、ツールを接近不可能な位置まで案内することができる。回転駆動
体の場合、ツールは処理ボディがツールの長手方向中間軸に位置決めされる1つ
の構成に制限される。何故なら、ツールは他の方法で回転可能でないからである
。しかしながら、長手方向中間軸における処理ボディの配置でも、このようなツ
ールは、特に自由端面の領域において処理面の中心において遅い回転速度または
角速度をもたらすという点で不利に作用され、従って、処理ボディのその中心に
おける機能も不利に作用される。本発明による構成では、回転対称ツールでの振
動振幅が処理ボディの中心および周囲の両方で等しいので、性能に対するこの作
用は不利にならない。 振動駆動体により駆動される本発明によるツールは回転対称な構成に制限され
ない。処理ボディは物質除去性能が不利に作用されることなく単一傾斜するか或
いは多様傾斜した軸または相応に弧状の軸に配置することができる。このような
構成は回転駆動体によって駆動されるツールでは可能でない。更に、本発明によ
るツールは、その軸が単一角形、多様角形または反対角形であるか、或いは相応
の弓状である(これは、特に口においては、ツールが口の開口を通るための出発
位置が不可避であるため有利である)という点で接近不可能な処理部位で使用す
ることができる。 更に、回転対称な処理ボディによれば、中間軸を中心とする処理ボディの回転
時、例えば、他の処理位置への回転時、効果的な処理面の形状は同じ状態である
という利点が得られる。特に有利なのは、処理ボディの球状形態である。何故な
ら、効果的な処理面の形状は、治療を行う医師が行うことができる、或いはしば
しば行わなければならないすべての可能な回転調整またはすべての可能な処理位
置で同じままであるからである。相応の特性を有する回転非対称の処理ボディは
例えば、長手方向軸線から曲げられているか、或いは出張り状に偏寄された器具
である。 ツール軸に関して厚い処理ボディを有するツールでは、初めにツールを開口を
通して例えば虫歯に起因して生じた空洞に導入し、次いで厚い処理ヘッドが空洞
の開口縁部に背後に係合するようにツールを横方向に移動させるので、アンダー
カット空洞を形成することができる。このような空洞の存在では、できるだけ多
くの歯物質を保持するために、アンダーカット形状を残しておき、テーパ状開口
縁部を除去しないように努める。しかしながら、多くの場合、例えば、虫歯を除
去するために、或いは特定の形状を得るために、アンダーカット領域だけではな
く空洞開口の領域でも物質除去方法で空洞の表面を処理することが必要である。
この物質除去用の表面処理はツールの処理ボディで行われる。これは、厚い処理
ボディが特定の大きさを予め定め、従って空洞開口の領域における形状の小さい
変化が行われることがないため有利である。 本発明の更に他の目的は、アンダーカット空洞をより良好に処理することがで
きるように、請求項22の序文に示す種類の器具を構成することである。この目
的は請求項22の特徴により達成される。ツールを有する器具、または別体部品
としてのツールに関するこの構成では、ツール軸は処理ボディ近傍の外面の領域
に研摩によって形成される。これらの手段によって、追加の研摩処理面がツール
に利用可能であり、この追加の研摩処理面は、ツールの処理位置では開口縁部と
反対側に位置し、且つ横断面寸法が頭状の厚い処理ボディより小さいツールの部
分領域に配置されており、従って、この追加の処理面領域で小さい形状の処理を
行うことができる。更に、処理面部分の両方を同時に使用することが可能であり
、頭状の厚い処理ボディは空洞のアンダーカット領域に作用し、ツール軸上の研
摩処理面領域は開口縁部に物質除去方法で同時に作用する。 それにより、軸方向に、また好ましくは周方向にも連続する全体の処理面領域
が存在するように、ツール軸上の追加の処理面部分を処理ボディの処理面に隣接
するように配置することが更に有利である。 処理ボディ上の処理面およびツール軸上の処理面部分の研摩性はいわゆる花頭
バーの場合に通常であるように長手方向および/または横方向に延びる切刃によ
り与えられるか、或いは既に述べたように、関連処理面に密接に分布して配置す
ることができる多数の尖状切刃によっても与えられる。本発明の範囲内では、こ
れらの処理面領域のうちの一方に縁状カッターを備え、他方の処理面領域に尖状
カッターを備えることも可能である。好ましくは、処理ボディに縁状カッターが
設けられ、追加の処理面部分に尖状カッター、詳細には、いわゆる菱形状部が設
けられる。 簡単で、コンパクトで、経済的に製造可能であり、また良好に且つ確実に機能
する構成をもたらし、更に処理部位への、また処理部分の簡単な取付け具、ツー
ルの一部または全体としてのツールへの接近性を改良して本発明による移動性を
可能にする特徴が従属請求項に含まれる。
【0006】
【実施例】
以下、有利な例示的な実施例および簡単な図面を参照して本発明およびそれに
より達成することができる更に他の利点をより詳細に説明する。 図1に1で全体的に示す器具は特に骨、歯および顎の処置に適している。この
器具の主要素は前端部から突出したハンドピース軸3を備えた細長いまたはロッ
ド状ハンドピース2であり、ハンドピース軸3の自由端領域には、取付け装置4
が配置されており、この取付け装置4には、ツール軸5aおよびこれから突出し
た処理ボディ5bを有するツール5が脱着可能に保持されている。また、主要素
はハンドピース2に配置されたハンドピース軸3用の振動駆動体6、および好ま
しくは、駆動力を増減するための電子制御装置であり、それにより制御装置は器
具1またはハンドピース2に配置してもよいし、或いは例えば図示していない制
御装置または踏スイッチのところに器具1またはハンドピース2から離れて配置
してもよい。好ましくは、所望の駆動力を設定するために、8で全体的に示す設
定部材が設けられており、この設定部材8は本構成では、ハンドピース2の外面
に配置され、且つそこに変位可能に設けられているが、ハンドピース2または器
具1から離れた配置してもよい。 器具1は可撓性供給ホースを有する概略的に示してある可撓性供給管路9によ
って制御装置と連結されており、それにより供給管路9には、エネルギおよび治
療および/または処理媒体器具1を供給するための1つまたはそれ以上の媒体管
路7が延びている。 本構成では、器具1は前側器具部分を構成するハンドピース2と、後端部が供
給管路9と連結されており、且つクイック留め継手12、特に、差込み継手また
はねじ継手によりハンドピース2と脱着可能に連結されている後側器具部分を構
成する連結片11とよりなる。クイック留め継手12は好ましくは、連結状態で
は、長手方向中間軸2aのまわりのハンドピース2の回転、それにより存在する
媒体の通過が確保されるようになっている。本構成では、円筒形または段付き円
筒形の継手ピン12aと、ピンを回転可能に受け入れる継手凹部12bとを有す
る差込み継手が設けられており、本実施例では、継手ピン12aは連結片11か
ら前方に突出しており、継手凹部12bはハンドピース2から後方に開口してい
る。それ自身公知な、特に手動乗り越え可能な弾性固着装置14によって、連結
状態において、差込み継手の意図しない解放が防げる。分離手順については、弾
性力で付勢された固着要素である固着装置14に打ち勝ってこの固着装置を解放
することができる。
【0007】 ハンドピース軸3はあらゆる方向に弾性振動可能にハンドピース2に設けられ
ている。この目的で、弾性屈曲性または圧縮性取付け部品、例えば、2つの取付
けリングが、互いに軸方向に間隔を置いて配置されている。1つの取付け部品1
5は半径方向に弾性屈曲性があり、好ましくは前側の取付け部品16は半径方向
および軸方向に屈曲性がある。弾性屈曲性を有する構成により、ハンドピース軸
3は取付け部品15、16により静止状態で振動中間位置へ復帰される。振動発
生器または振動駆動体6は、好ましくは音波または超音波範囲にある高周波数に
よる短いストローク振動を発生し、それにより振動または振幅は例えばハンドピ
ース軸3の横方向および/または長手方向への直線上の方向、或いは各々一平面
における楕円形または円形の軌道運動、或いはそれらの方向を三次元に変える軌
道運動であってもよい。三次元の軌道振動が有利である。ハンドピース軸3の半
径方向および軸方向への弾性屈曲取付けにより、機能作動において三次元の振動
が起こるので、ツール5はあらゆる方向に研摩的に効果的である。ツール5が非
処理物質に沈入するツール5の各処理方向はツール5の研摩処理面5cに対して
横切った方向、好ましくは垂直方向に向けられる。
【0008】 本実施例では、振動装置は約4kHz〜8kHz、好ましくは6kHzの周波
数を有し、それによりツール5の領域では、約0.05mm〜0.2mm特に0
.1mmの好ましくは三次元の振動の振幅が得られる。それにより、制御装置は
、上記範囲における振動性能の設定、または適切なら、かなり大きい振幅を設定
することができるように上記範囲以上の設定を可能にするように構成することが
できる。 かくして、本発明による器具1は、異なる形状および/または大きさおよび/
または目的により互いに異なるツールの集合体として器具と関連することができ
る異なるツール5に特に良く適している。 取付け装置4は、好ましくは円筒形のツール軸5用の挿入穴17をハンドピー
ス軸3に有しており、またツールを挿入穴17に固着するツール軸5a用の固定
装置18を有しており、この固定装置18は固くて曲がらないものであってもよ
いし、或いは周方向および/または軸方向におけるツール5に対して効果的な荷
重を越えると、固定装置18が自己作用で退き、それによりツール5の損傷また
は破断が回避されるように弾性屈曲性であってもよい。本実施例では、固定装置
18は矢印で表している。固定装置18はハンドピース軸3に半径方向にねじ込
まれる締めつけねじであってもよいし、或いは弾性で予め張力が付与された丸み
部であってもよく、各場合、これはツール軸5aの凹部(図示せず)に係合する
。 取付け装置4はツール5用の脱着可能な付属装置を構成する。しかしながら、
付属品が固くて曲がらないものであってもよいし、或いは弾性屈曲性を有するも
のでもよいし、或いは手動の押込み力または引出し力によって脱着可能のもので
もよいので、付属装置は取付け装置4として示される。
【0009】 好ましくは横断面が丸く、また特にハンドピース2から軸方向に突出している
ハンドピース3は、図1によれば、真っ直ぐに延びてもよいし、或いはその前端
領域において、例えば、約5〜6°、特に約15°の角度Wだけ傾斜されてもよ
い。挿入穴17はハンドピース軸3において軸方向に(図1)、或いは横切った
方向、特に垂直(図2)に位置決めされており、それにより処理ボディ5bは例
えばハンドピースの軸線2a上に配置されてもよいし(図1)、或いは例えばハ
ンドピースの軸線2aから横方向に片寄って配置されてもよい(図2)。 ハンドピース軸2および/またはツール5の上記構成は、既に、器具1または
ハンドピース軸3に対する多数のツール位置を可能しているので、被処理身体、
例えば、口における異なる処理位置でも、良好な接近性が確保される。 ツール5はツール軸5aの長手方向中間軸のまわりに段階的に或いは無段階で
回転可能であり、且つ取付け装置4に設定可能に位置決め可能である。それによ
り、器具1またはツール5は接近不可能な処理部位に対する適切性に関して更に
改良される。更に、1つの同じ器具は処理面5cの異なる大きさおよび/または
形状および/または研摩性(例えば、粗いおよび細かい、または粗い又は中間お
よび細かい)を有しており、且つ器具を備えることができる1組のツールを構成
する複数のツールに適している。 図1の構成では、ツール軸5aは弧形状または曲がり形状で横方向外方に形成
されており、それにより弓または湾曲の角度をなす手足部は同じでも異なっても
よい。手足部管の角度W1は約60〜120°、特に約90°である。 図2の構成では、軸の手足部が含む角度W2は直角でもよいし、或いは例えば
約60〜120°の範囲内で直角より大きくても小さくてもよい。
【0010】 本発明による器具1では、ツール5の処理面5bの少なくとも処理部分は弾性
復帰力Fに抗してその処理面5cに対して横方向に移動可能または屈曲可能であ
るように配置されている。この点で、特徴が関連した各実施例に制限されないが
、他の実施例と交換可能に組み合わせることができる幾つかの実施例を説明する
。本発明によるツール5の少なくとも1つの処理部分の弾性変位性または弾性屈
曲性は全体として21で示す弾性連結装置によって確保され、それにより弾性連
結装置は取付け装置4と一体化されてもよく、すなわち、ツール5とハンドピー
ス2との間に配置されることができ(図1)、或いは2つのツール軸部分5d、
5e間(図2)または処理部分5fと処理ボディ5bの残りの部分との間(図2
3、図24)に配置されてもよい。それにより、弾性による移動または弾性屈曲
性の方向Rは、各々の場合、一方向または幾つかの方向、例えば、伸縮自在の意
味でツール軸5aまたはハンドピース3の長手方向、またはツール軸5aまたは
ハンドピース3に対して横方向、またはあらゆる方向、すなわち、三次元方向で
あってもよい。 図1の構成では、連結装置21は保持装置4に一体化されており、それにより
一方向、つまり、ハンドピース2の長手方向における弾性による移動が得られる
。弾性連結装置21はツール軸5aとハンドピース軸3との間で差込み穴17に
配置されており、それによりハンドピース2に向かう軸方向におけるツール5の
弾性による移動が得られる。これは、ハンドピース軸5aが長手方向に変位可能
に受入れられ、好ましくは回転固着構造体によって回転しないように固着される
という点で確保することができる。ツール軸5aを差込み穴17から故意でなく
抜かれないように固着するために、狭く移動可能な固定装置18の固着装置、例
えば、ストッパが設けられる。
【0011】 同じ或いは同様な部分には同じ参照符号が付してある図2による構成では、弾
性連結装置21は、ツール軸部分5eがツール軸部分5dに対して弾性移動可能
であるように、ツール軸部分5d、5eを互いに連結する弾性変形可能な連結要
素23によって構成形成されている。この連結要素23は、例えば、ツール軸部
分5ad、5aeと連結され、例えば、それにのり付けされている弾性変形可能
な材料、例えばゴムまたはプラスチック製の第3ツール軸部分によって構成され
てもよい。このような構成では、ツール軸部分5eはツール軸部分5dに関連し
てあらゆる方向に枢動可能であり、且つ適切なら、弾性復帰力Fに抗してツール
軸5の長手方向に移動可能であり、移動方向はツール軸部分5dの長手方向であ
る。 更に、図2による構成では、差込み穴17はハンドピース軸3の長手方向軸線
3aに対して横方向に、ここでは例えば、直角に向けられており、それによりツ
ール軸5aは真っ直ぐに或いは傾斜して或いは弓状に(角度W2参照)延びるこ
とができる。
【0012】 同じ或いは同様な部分には同様に同じ参照符号が付してある図3による実施例
では、連結装置21は同様にツール5とハンドピース3との間に配置されており
、それによりハンドピース軸3の長手方向におけるツール5の相対移動性を可能
にするが、ハンドピース軸3は移動方向がハンドピース2の長手方向との鋭角を
含むように角度Wだけ傾斜されている。この構成では、差込み穴17がハンドピ
ース軸3に配置されており、ツール軸5aは軸方向の差込み穴17に変位可能に
設けられており、ツール軸5aとハンドピース軸3との間にばね22が配置され
ている。かくして、ばね22は、弾性復帰力Fが挿入方向または引出し方向に向
けられるようにハンドピース軸3にそのように支持してツール軸5aに係合する
ことができる。図3による構成では、例として、ばね22がその前端部で段状差
込み穴17のストッパ17aに支持され、その後端部が例えばいわゆるシーガー
止め輪でツール軸5a上の第2ストッパ17bに係合し、ツール5を挿入方向に
予め張力付与している。この構成では、ツール5は引出し方向に弾性屈曲可能で
ある。これは特に頭上の厚い処理ボディ5bを有するツール5では重要である。
この構成では、ばね力により制限される被処理物に効果的な押圧力はハンドピー
ス2に向けて後方に或いはツール軸3の長手方向に向けられる。また、本発明の
範囲内で、ツール5がツール軸3の長手方向に弾性屈曲可能に中央に置かれ、か
くして弾性復帰力Fがツール軸3の長手方向に効果的であるように、図1による
ストッパまたはストッパ17bをハンドピース軸3に両側で支持された2つのば
ね17間においてツール軸5aに配置することも可能である。これは復帰力Fを
示す二重矢印によって明らかになる。
【0013】 図4および図5による構成では、弾性連結装置21は、復帰力に抗してツール
軸3に弾性移動可能または屈曲可能に設けられるようにハンドピース軸3をツー
ル軸5aと連結する弾性変形可能な連結要素24を有している。この連結要素2
4は実質的には、ハンドピース軸3の受入れ穴24に挿入され、且つ図4および
図5による構成では、圧嵌めまたはのり付けにより受入れ穴24に固定されるよ
うな丸いスリーブ24aの形状を有している。この構成では、スリーブ24aは
、ツール軸5aを挿入することができ、且つ弾性的に移動可能に或いは屈曲可能
に保持する差込み穴17を形成している。軸方向保持はツール軸5aに設けられ
る少なくとも1つの半径方向突起26または少なくとも1つの半径方向凹部27
によって達成することができ、それにより半径方向突起26はスリーブ24aの
壁部に弾性的に挿入され、或いはスリーブ24aの材料が半径方向凹部27に弾
性的に挿入される。ツール軸5aの挿入および引出しを容易にするために、少な
くとも1つの突起26および少なくとも1つの凹部27は好ましくは丸くなって
いる。しかも、突起26または凹部27がツール軸5aの全周にわたってリング
状に延びるなら有利である。また、少なくとも2つの突起26または凹部27が
軸方向に互いの背後に配置されてもよい。
【0014】 図4による構成では、少なくとも1つの突起26はボール状肉厚により形成さ
れている。図5による構成では、少なくとも1つの凹部27は環状溝により形成
されている。 スリーブ24aはその前縁部にフランジ24bを有しもよく、このフランジ2
4bはハンドピース3の前端部に圧接している。連結スリーブ24aはその後端
部にツール軸5aが当接することができるスリーブ床24cを有してもよい。ツ
ール軸5aの自由端部の周縁部は好ましくは、スリーブ24aに挿入し易くする
ために丸くなっている。図4による構成では、差込み穴17の横断面サイズはツ
ール軸5aの横断面サイズに一致してもよい。図5による構成では、差込み穴1
7の横断面サイズは、スリーブ24aの材料が少なくとも1つの凹部27に挿入
されるようにツール軸5aの横断面サイズより小さくてもよく、或いはスリーブ
24aは凹部27に入ることができる丸い突起28を凹部27の領域に有し、そ
れにより差込み穴17の横断面サイズはツール軸5aの横断面サイズに一致して
もよい。 これらの実施例では、ツール5は、スリーブ24aの弾性により、図2による
構成後に横線引き二重矢印により既に明らかになっている弾性復帰力Fに抗して
あらゆる方向に移動可能または屈曲可能である。
【0015】 既に述べたように、処理ボディ5bはその中間軸に対してブロック状、多面形
、円筒形または三次元に丸い形状、例えば、球状に成形されている。処理ボディ
5bは本発明の範囲内で他の形状でもよい。長手方向軸線のまわりに回転対称で
ある処理ボディ5bの形状は、例えば、より爽快な取扱のため、治療を行う人が
、既に部分的に形成された空洞の範囲に生じる制限なしに処理ボディ5bの長手
方向中間軸のまわりの異なる回転位置を治療中に採ることができるので、特に有
利である。ボール状ボディ5bでは、この上記自由度は有利にあらゆる移動方向
、例えば、三次元方向に向けられる。 処理ボディ5b上の研摩処理面5cは関係した処理面に分布して配置された多
数の尖上または縁上カッターにより占められている。ここで、幾何学的に定めら
れた或いは定められていない切断要素が含まれる。特にダイヤモンド、長石また
はセラミックの硬質の付着性粒子が有利であるとわかった。切断要素の互いから
の間隔は振動運動の振幅と同じか、或いはそれより小さくてもよく、好ましくは
多い方がよい。これらの手段により、処理面5cは振動作動中、被処理物、例え
ば、骨、模型または歯に物質除去方法で作用する研摩的に効果的な表面である。 処理ボディ5bは、ツール軸5aに対して、好ましくは頭形状で厚くなってい
る。中間軸のまわりに回転対称に成形された処理ボディ5bは図3ないし図5お
よび図7によればボール状であるか、或いは側面図でわかるようにその長手方向
に卵状であるか、或いは図6によれば、楕円形または西洋ナシ状である。 処理ボディは、中間軸に対して回転対称の形状を有し、且つ好ましくは頭形状
で厚くなっており図5ないし図7のものに一致することができる回転ドリルおよ
び平削りツールとしてそれ自身公知である「花頭バー」により形成されてもよい
。この花頭バーは表面上で長手方向(図4ないし図6)および/または横方向(
図3)におよび/または各場合、S形状(図7)に延びている溝上凹みにより構
成された切断刃29を有している。実験の結果、振動駆動体では、いわゆる花頭
バーが非常に適しており、それにより切断刃29は掻き方法には効果的であるこ
とが示された。回転速度または角速度が回転軸線に向かう方向に小さくなること
により、切断性能が回転中心に向けて劣る回転駆動体とは対照的に、振動駆動体
の場合、切断性能は処理ボディ5bの外面のすべての位置で同じであるという点
で特定の利点が見られる。本発明による構成では、花頭バーは更にその処理ボデ
ィ5bとともにツール軸5aに対して偏寄されたり、傾斜されるか、或いは弓状
であったりすることができ、それにより接近不可能な処理位置の場合でも接近性
が改良される。処理ボディ5bおよび/またはツール軸5aのこのような横方向
に偏寄された或いは横方向に出張った構成は回転ツールまたは回転駆動体では使
用することができない。何故なら、このようなツールが横方向に「ぐらつく」か
らである。
【0016】 同じまたは同様な部分には同じ参照符号が付してある図8による構成では、弾
性連結装置21は図2による弾性変形可能な連結要素23により構成されている
が、ここでは、ツール軸5aの前端領域に、例えば前手足の領域に図1による横
弓状に配置されている。
【0017】 図9は弾性変形可能な連結要素23のための更に実施例を示している。弾性連
結要素23は好ましくは丸い横断面の連結ピン23aを有するピン連結部によっ
て一方の側または両側に設けられ、連結ピン23aは受入れ穴23bに着座し、
半径方向の締めつけ作用により好ましくは強制係止方法で、或いは図9に示すよ
うに形嵌り方法で受入れ穴23bに留められる。後者の場合、関連ハンドピース
軸部分、ここでは、受入れ穴23bの内壁部に好ましくは環状に凹部23cが設
けられており、連結要素23の弾性変形可能な材料がその弾性により凹部23c
に、或いは好ましくは環状の突起23dと係合する。第1の場合、受入れ穴の横
断面サイズは、連結要素の弾性部材がその弾性により凹部23cに形嵌まり方法
で係合するように、ツール軸部分5dのところの関連寸法より小さい。後者の場
合、突起23dがその弾性により凹部23cに係合するので、連結ピン23aの
横断面寸法は受入れ穴23cの横断面寸法に一致してもよい。図9によれば、各
々の場合、複数の好ましくは環状の凹部23cおよび突起23dを設けてもよい
【0018】 ツール5またはツール軸部分5eを弾性連結装置21と連結状態で示す図10
による構成では、ツール軸5aは更なる展開として、軸方向に或いは軸と平行に
向けられた更にのツール肢部5gを有している。すべての実施例で、ツール軸5
aまたはツール軸部分5eが図10に概略的に示すように線形に延びることも可
能である。更に、すべての実施例で、ツール軸5またはツール軸部分5eは図1
0に同様に概略的に示すように、また図2に同様に既に示したように傾斜して形
成されてもよい。
【0019】 図11による構成では、ツール軸部分5gはツール軸5またはツール軸部分5
eの長手方向軸線との鋭角W3を含み、この角度は約90°までであり、図11
による表示では、好ましくは約60°である。 図12は図11のツール5を治療部位、つまり、隣接領域における歯Zの空洞
Kに示しており、空洞Kは口の開口寄りの歯Zの側に配置されている。しかしな
がら、ツールのこの形状は口の中心寄りの歯Zの側に配置された空洞にも適して
いる。図14に隣接領域に示すように、口の開口寄り、或いは口の中心から離れ
た方の歯の側に配置された空洞Kでは、図13によツール形状は非常に良く適し
ており、この場合、ツール軸部分5gは後方にフック状に反対角で傾斜されてお
り、軸方向に或いは軸線と平行に配置されてもよいし、或いはツール軸5aまた
はツール軸部分5dの中間軸との鋭角を有してもよい。 すべての上記実施例では、既に述べたように、ツール5を選択的回転位置に設
定することができ、且つツール5が処理位置に個別に適合可能であるように、ツ
ール軸5aを複数の回転位置に無段階で或いは段階的に固定することができるよ
うに取付け装置4を構成することが有利である。 更に、図2による保持装置4の構成では、ツール軸5の形状のすべての実施例
において、差込み穴17をハンドピース軸3と共に形成する前方に減少した鋭角
W4を有するように、ハンドピース軸3に斜めに配置するのが有利である。この
ような構成を、同じまたは同様な部分には同じ参照符号を付してある図15ない
し図17に示してあり、この場合、ツール軸5aは弓状であるか、或いは傾斜さ
れており、約60ないし180°の鋭角または鈍角W2を有することができる。
ツール5はツール軸の前手足が前方または後方または側方に向けられるように配
置されるか、或いは取付け装置4に設定されてもよい。
【0020】 同じまたは同様な部分には同じ参照符号を付してある図18による構成では、
弾性変形可能な材料のスリーブ状連結要素31が外側軸シェル32と軸コア33
との間に配置されている。軸コア33は円筒形でもよいし、或いは連結要素31
と形嵌り係合のために、非丸形であってもよいし、および/または長手方向に円
筒形から外れた形状、すなわち、非一様な厚さの形状を有してもよく、それによ
り連結要素31との形嵌まりが得られる。これは連結要素31と外側軸シェル3
2との間でも可能である。本構成では、連結要素31は弾性充填材料、例えばゴ
ムまたはプラスチックであり、この材料は軸コア33と軸シェル32との間の室
を埋めてこの室に埋設され、これにより、すべての側で弾性屈曲可能であり、或
いは半径方向、軸方向および周方向に泳動性である軸シェル32における軸コア
33の取付けを確保する。本発明による***部と、この***部を受け入れるため
の凹み、例えば、ツール軸5aの外面の環状溝、または軸シェル32および/ま
たは軸コア33のくびれとが軸シェル32と軸コア33との間に存在する場合、
連結要素31と一方では軸シェル32との間に、他方では軸コア3との間に形嵌
り連結が行われるので、更に他の連結を必要としない。しかしながら、連結要素
31を軸シェル32の内周面および軸コア33の外周面と他の方法、例えば、の
り付けで連結することが可能である。連結要素31の弾性変形可能な材料を液体
状態またはペースト状態で軸コア33と軸シェル32との間に注入することが可
能であり、それにより特定の簡単且つ急速な製造が確保される。更に、本発明の
範囲内で、軸シェル21が処理ボディ5bに近い方および遠い方の端面のところ
で軸コア33を覆うこと、および軸シェル32と軸コア33との間で各端面のと
ころに連結要素31が配置されることが可能である。しかしながら、軸シェル3
2、連結要素31および軸コア33が端面で互いに面一に終わり、共通の端面を
構成することも可能である。この構成では、連結要素31はスリーブ31aまた
はブッシュの形状を有している。軸シェル32は金属製スルーブまたはキャップ
でもよく、それによりツール軸5aは外部から安定化されている。かくして、上
記取付け/固定装置4、18から乗じる要求は長い寿命にわたってツール軸5a
によって応じることができる。凹部32aまたは環状溝の存在では、その点でね
じのような係合する固着要素が形嵌めおよび他の強制嵌め保持機能をツール軸5
aに及ぼすことができる。軸シェル32は移動のための小さい遊びを持って、横
方向の穴17の横断面寸法に適合されており、従って、ツール5の容易な操作可
能な設置および取外しが可能である。 本発明の範囲内で、軸コア33および弾性スリーブの形態の連結要素31のみ
を有するツール軸5aを製造すること、例えば、軸シェル32を省くことが可能
であり、且つ簡単にするにも有利でもある。このようなツール軸5bは、固定さ
れた、例えば、のり付けされた追加部分として中空の円筒形連結要素32を有し
ており、また移動のためのわずかな遊びを持って且つ軸方向固着手段を備えて製
造することができ、かくして軸受入れ穴17に弾性押し込み可能であり、それに
より弾性的な半径方向の引張力により、堅固な着座、適切なら、軸方向固着が確
保される。 本発明の範囲内で、細かい処理の場合、より大きい減衰作用で処理し、粗い処
理の場合、より小さい減衰作用(より小さい弾性)で処理することが有利である
。この目的で、異なる減衰度のツールまたはハンドピースが設けられ、利用可能
になる。また、減衰手段を大きい減衰度と小さい減衰度との間に設定することが
できるように設定装置34によって設定可能であるように構成することが有利で
ある。
【0021】 同じまたは同様な部分に同じ参照符号を付してある図19による構成では、軸
シェル32はカラーまたはバンドの意味でその横断面サイズに関して変化可能で
あり、それにより、減衰要素31の弾性は変化可能且つ設定可能である。図19
に32aで示す軸バンドを変化させたり設定したりする設定機構は図示していな
い。設定機構は通常ホースクランプのためである。
【0022】 図20による構成では、連結要素31はツール5の一部ではなく、ハンドピー
ス2の一部、ここではハンドピース軸3の一部であり、かくしてツール5用の駆
動連結部の一部である。本構成では、連結要素31はゴムまたはプラスチックの
ような弾性部材の受入れスリーブであり、この受入れスリーブはハンドピース軸
3に対応して寸法決めされた横穴36に装入され、例えば、のり付けにより、或
いは受入れスリーブ37に押し当たるか、或いはそれに部分的に係合する固着要
素37、例えばねじにより横穴36に固定される。差込み穴17は、この構成で
は、受入れスリーブ35に配置され、それにより、ツール軸5aを移動のための
わずかな遊びを持って或いはわずかな過寸法および弾性圧嵌め張力を持って挿入
することができるようなサイズになるように寸法決めすることができる。第1の
場合、また第2の場合、ねじは、受入れスリーブ35に半径方向内方に押し当た
ってこれを変形し、それにより強制嵌め、または凹部32aまたは環状溝におけ
る変形の場合、軸方向変位を防ぐツール軸5aの形嵌め固着をもたらすという点
でツール軸5aの軸方向固着の機能をとることができる。 図20および図21において、すべての上記構成で同様に実現することができ
るような、冷却、濯ぎ洗いおよび処理媒体をツール5aに供給するための更に他
の実施例を説明する。図21による構成では、ツール5aは図18または図19
によれば、受入れ穴17に位置決めされており、それにより固着要素37が凹部
32aまたは環状溝に係合し、ツール5用の軸方向固着装置を構成している。更
に、軸方向チャンネル部分32bが自由軸端部から処理ボディ5b上の少なくと
も1つの処理面5cの領域の中へ延びており、また処理ボディから離れた方のツ
ール軸5aの端面まで延びており、この出口端部のところには、冷却用、濯ぎ洗
い用または処理用媒体のためのハンドピース軸3の横側に外部に延びる供給管路
39用の脱着可能な管路連結部38が設けられている。処理ボディ5b側の端部
は、1つまたはそれ以上の半径方向または斜めのチャンネル分岐部32cととも
に、処理ボディ51bへの変化領域に開口しても、或いは少なくとも1つの処理
面5cに開口してもよい。 図20による構成では、供給管路の1つ又はそれ以上の出口開口部32dは差
込み穴17または36のまわりに分布して配置されており、これらの開口部はバ
イパスチャンネルにより軸室または供給チャンネルと連結状態にあり、バイパス
チャンネルはハンドピース軸を通って長手方向に延びてもよいし、或いは半径方
向のチャンネル分岐部32eおよび脱着可能な管路連結部38によりハンドピー
ス軸3の横側に横方向に延びている供給管路39と連結されてもよい。
【0023】 本発明の範囲内で、固着装置40およびラッチ掛け装置41としてツール軸5
aの凹部32aまたは環状溝と共に受入れスリーブ35を構成することも可能で
あり、それによりツール軸5aを移動のための小さい遊びを持って差込み穴17
に挿入することができ、凹部32aまたは環状溝に対向して凹部32aまたは環
状溝に係合する弾性屈曲可能なラッチ掛けノーズ42が設けられており、ツール
軸5aの挿入または抜き出し時にこのラッチ掛けノーズ42に手動で乗り越える
ことができ、また挿入時にラッチ掛けノーズ42は自己作用で凹部32aまたは
環状溝の中へ延びる。 本発明の範囲内で、ラッチ掛けノーズ42を、受入れスリーブ35の内壁部に
突起として或いはリングとして、或いは受入れスリーブ35にねじで発生される
半径方向内向き圧力によって内方に***するように形成することが可能である。
ラッチ掛け装置41の堅固性は多かれ少かれ、ねじのねじ込みにより設定可能で
ある。 ねじ37により連結要素31の弾性、かくして復帰力Fを変更して設定するこ
もできる。最も大きい弾性は、ねじ37またはラッチ掛けノーズ42がほんの僅
かに受入れスリーブ35またはツール軸5aに押し当たるときに得られる。螺子
37がねじ込まれればねじ込まれるほど、また押圧力が大きくなればなるほど、
連結要素31の弾性は小さくなり、またその逆も同様である。かくして、ねじ3
7は受入れスリーブ35へのツール軸5aの受け入れと共に、連結要素31の弾
性力設定用の設定装置5を構成する。 また、ツール取付け時に長手方向中間軸のまわりのツール5の回転自在性を実
現することができる。ツール軸5aがハンドピース軸3の受入れ穴17または受
入れスリーブ35に回転自在であるように移動のための僅かな半径方向の遊びを
持って受け入れられると、回転可能な接続部が存在し、ツール軸5aを固定する
が、ツール軸5aに半径方向内方に押し当たらない軸方向固定装置が存在する。
これは、移動用遊びを持って環状溝32aに係合することによって、突起または
リングとして構成されたラッチ掛けノーズ42により実現できる。ラッチ掛けノ
ーズ42を内方に形成したり、或いは受入れスリーブ35の弾性部材から上記特
徴が得られる程度までねじ37によりラッチ掛けノーズ42を押したりすること
が可能である。 しかも、ねじ37が穴内で受入れスリーブ35に侵入し、好ましくは丸い自由
端部が環状溝32aの中に係合することが可能である。 ツール5の自由な或いは多少抵抗される回転性は、ハンドピースおよびツール
5では、その長手方向中間軸を中心とする回転時、ツール5はスリップするので
、歯および治療部位に損傷性の回転モーメントが及ばないという利点がある。こ
れらの手段により、一方では、歯、歯組織、顎骨または治療部位、他方では、歯
5自身に過負荷が加わったり損傷されたりすることが保護される。これは、回転
モーメントが治療部位に特に効果的に及ぼされてしまう非丸形の横断面形状を処
理ボディ5aが有するツール5の場合だけではなく、特に、破断するか或いは曲
がる傾向がある薄い処理部分が含まれる場合に、処理ボディが丸い横断面形状を
有するツールの場合にも有利である。このようなツールは被処理空洞にしっかり
着座するなら特に危険がある。 かくして、固着要素37またはねじと共に長手方向軸線を中心とした本発明に
よるツール5の回転により、過荷重安全装置51を構成し、この過荷重安全装置
51は、好ましくは弾性であり、ツール5またはツール軸5aに半径方向内方に
作用する設定要素、、ここではラッチ掛けノーズ42の設定可能な張力により、
特にツール5の強さにより定められる夫々の適用要件に適合可能である。 更に、固着要素37、ラッチ掛けノーズ42又はねじはツール5用の回転位置
固定装置53を構成しており、この固定装置53は、ツール5を特定の回転位置
に設定することが可能であり、またここでは、ねじ37に対してねじ込んだり外
したりすることによって機能状態にしたり機能状態から外したりすることができ
る。
【0024】 同じ或いは同様な部分に同じ参照符号が付してある図22による実施例では、
軸方向固着要素40、ラッチ掛け装置41および連結要素31は弾性のための変
更設定装置53と共にハンドピース2またはハンドピース軸3と関連されている
。この構成では、弾性受入れスリーブ35は軸方向に圧縮可能であり、かくして
、ここでは段付き表面の形態のカウンターベアリングと設定要素53aとの間で
多少拡張可能であり、従って、受入れ穴17の内壁部はツール軸5aに弾性力で
押し当たり、それにより、一方では、連結手段31の弾性力を定め、他方では、
同様に一体化された過荷重安全装置51が機能するようになり、ツール軸5aが
回転方向にスリップすることができる回転モーメントの大きさを定める。設定要
素53aはグリップ***部が受入れ穴36にねじ込まれるハンドナットにより構
成されてもよい。ラッチ掛け装置41はツール軸5bに対する押し入れ又は押し
出し時に上記のようにして克服することができる突起またはリングの形状で内側
の弾性ラッチ掛けノーズ42により形成されている。
【0025】 同じ或いは同様な部分に同じまたは同様な参照符号を付してある図23および
図24による実施例では、ハンドピース2の無い有利で効果的なツール5が示さ
れている。このツール5では、形状がツール5の形状と異なる壁部のところで、
好ましくは空洞において組織を物質除去方法で処理することができる。このツー
ル5の重要な特徴はその研摩処理ボディ5bが弾性変形可能な材料であるという
点にある。これにより、ツール5を空洞Kにおいて使用すること、ここでは、虫
歯を除去することが有利であり、それにより接近開口部56はその下に位置する
空洞Kの横断面より小さい。つまり、処理ボディ5bの横断面は弾性変形により
減少することができ、また処理ボディ5bより小さい接近開口部56を通る。接
近開口部56の背後において、処理ボディ5bはその初めの大きさおよび形状に
緩むことができ、それにより空洞Kに作用し、ここでは虫歯を除去することがで
き、それにより空洞Kの大きさはその接近開口部56より大きい。処理ボディ5
bをその弾性により問題なく接近開口部56を通過させ、再び取り出すことがで
きる。 これは、処理ボディ5bの弾性屈曲性により、被処理壁部の形状に形状依存し
ないだけではなく、処理ボディ5bを被処理壁部に押し当てることができる接触
圧力が制限される。これらの手段により、処理ボディ5bは空洞壁部の硬い、こ
こでは健康な組織の場合に偏向され、より柔らかい、ここでは虫歯の組織の場合
、処理ボディ5bは所定の弾性により或いは接触圧力により支持能力をもたらす
ことができる。これらの手段により、硬く健康な歯物質が保護される。 この実施例では、ツール5は有利には傾斜ツール軸5aと、横断面サイズがツ
ール軸5aの横断面サイズの倍数である処理ボディ5bとよりなり、処理ボディ
5bはブラシ57により構成されてもよく、ブラシ57の剛毛57aは弾性的に
曲げ可能な材料製であり、ブラシ57の先端振動作動中に研摩性があり、ブラシ
57は除去すべき物質、ここでは特に虫歯を取り出す。剛毛57aはそれらの先
端で効果的である。 ツール5は処理ボディ5bの種々の形状で有利に使用可能である。それにより
処理ボディ5bはディスク、特に丸いディスクの形状または半球体または球体の
形状を有することができる。すべての頭形状で、剛毛57aは中央の取付け箇所
から半径方向外方に延びている。この実施例では、ブラシの最大の横断面寸法は
約8mm、特に約1.5m〜4mmである。ツール軸の横断面寸法は出来るだけ
小さい方がよく、約1〜3mで、特に約2mmである。 ブラシ57の能力は、剛毛57aが少なくともそれらの端領域においてそれら
の外面で研摩性がある。これは、既に述べたように、研摩性粒子がそれらの外面
に配置されているか、或いは剛毛の材料に一体化されるか埋め込まれることで達
成することができる。これらの粒子58または切断部材は互いが小さい間隔で、
或いは互いの横側に密に位置決めされており、従って、小さい振動運動が存在す
ると、被処理物質が除去が達成される。ここではまた、粒子は例えば酸化アルミ
ニウム、石英またはダイヤモンドのものであってもよい。 特に図24が示すように、このツール5は少なくとも処理部分5fの領域にお
いてその弾性変形性により、或いは全体においてその弾性により空洞Kの壁部の
形状に順応し、それによりこの順応形態では研摩性が効果的であり、かくして、
空洞Kの壁部の異なる形状でも機械的除去を行うことができる。
【0026】 同じ或いは同様な部分に同じ参照符号を付してあり、図23および図24によ
るツールの変形例を示する図25による構成では、処理ボディ5bは同様に弾性
変形可能な材料のものであり、しかしながら、物質除去処理中にツール5により
除去される破片または物質かけらの大きさと同じか或いはそれより小さく寸法決
めされている複数の小さい開口部をその外面に有している。これにより、処理ボ
ディ5bは破片を空洞Kから除去すること、例えば、空洞Kから濯ぎ出しするこ
とを必要しなように破片を開口部61に受け入れることができる。それにより、
本発明の範囲内で、開口部61間に位置した表面部分は研摩性があってもよく、
或いは互いに密に隣接して位置する開口部61の縁部により研摩性を得ることも
できる。 開口部61は、処理ボディ5bのネット状、ハニカム状、スポンジ状または多
孔性構造により、微切断部材および中空空間を備える。開口部61が破片で完全
に満たされると、このツール5の物質除去効果は減じられる。かくして、このツ
ールはいわゆる使い捨て可能な製品である。
【0027】 同じ或いは同様な部分に同じ参照符号を付してある図26による構成では、ツ
ール軸5aと、端部に配置された厚い処理ボディ5bとを有するツール5が設け
られており、処理ボディ5bは、図3ないし図6を参照して説明したように、長
手方向および/または横方向および/またはS字形に展開している切断刃29を
有するいわゆる「花頭バー」の形状を有している。処理面5cは処理ボディ5b
とツール軸5aとの間で好ましくは丸い変化領域まで軸方向に延びている。本構
成では、ツール5はツール軸5aの外面に追加の処理面部分5hを有しており、
これは処理ボディ5bに隣接しているツール軸5aの領域にある。それにより、
処理面部分5hは好ましくは処理面5cに直接隣接しており、それにより軸方向
に連続した処理面が得られる。 この構成でも、ツール5は回転ツールであってもよく、また回転対照形状を有
してもよいし、或いは非対照形状、例えば、図1ないし図18による形状を有し
てもよく、それによりツール5は同様に既に述べたように振動方法で、或いは振
動によって駆動される。 処理面部分5hの軸方向寸法は、処理ボディ5bが歯の空洞Kに位置決めされ
ると、処理面部分5hが空洞開口部の縁部に対向して位置してこの縁部を処理す
ることができるような大きさである。かくして、軸方向寸法はエナメル層の厚さ
または空洞Kのアンダーカットにより得られる象牙質層の厚さと略同じか或いは
それより大きい。より深い空洞Kの場合にも空洞機構部の縁部を処理するために
、処理面部分5hの軸方向長さは約2〜8mm、特に2〜5mmである。この寸
法は指示した値より大きくてもよい。何故なら、これは不利ではないからである
【0028】 図26が示すように、接近開口部56の縁部を処理面部分5hで物質除去方法
で処理することができる。この処理は空洞Kの内部にある処理ボディによる象牙
質の処理と別個に或いは同時に行うことができる。処理面部分5hでは、接近開
口部56の拡大、例えば、虫歯の除去を行うことができ、或いは処理面部分5h
はエナメル質における開口縁部を清浄するのに役立つことができる。 処理面5cおよび処理面部分5hの研摩は、各々の場合、既に述べたように縁
状切断部材および/または尖状切断部材で同時に或いは交互に行い得る。いわゆ
る菱状化の意味で尖状ダイヤモンド切断部材を設けることは特に有利である。 処理面部分5hの領域では、ツール軸5aは円筒形またはいくらか丸いテーパ
状または括れ形状を有し、それにより処理ボディ5bに向かって延びている末広
がりは球状処理ボディ5bの末広がりに変化している。 回転対照形状を有するツール5すべては在来の回転駆動体を有する器具または
ハンドピースにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人または動物の身体の組織の物質除去処理のための本発明による医療用または
歯科用器具の側面図
【図2】 変更構成における図1の器具図
【図3】 更に変更された構成における器具の前端部領域の側面図
【図4】 更に変更された構成における器具の前端部領域図
【図5】 更に変更された構成における器具の前端部領域図
【図6】 更に変更された構成における器具のツールの処理ボディ図
【図7】 更に変更された構成における器具のツールの処理ボディ図
【図8】 特に、変更構成における図1または図2による器具用のツール図
【図9】 図8にXで示す詳細の拡大長手方向断面図
【図10】 特に本発明による器具用の異なる形状の本発明によるツール図
【図11】 同じく特に本発明による器具用の異なる形状の本発明によるツール図
【図12】 口の開口側の歯の側部における処理位置にある図11のツール図
【図13】 特に本発明による器具用の変更構成における本発明によるツール図
【図14】 口の開口から離れた方の歯の側部における処理位置における図13のツール図
【図15】 特に本発明による器具用の異なる形状の本発明によるツール図
【図16】 同じく特に本発明による器具用の異なる形状の本発明によるツール図
【図17】 同じく特に本発明による器具用の異なる形状の本発明によるツール図
【図18】 特に本発明による器具用であり、更に変更された構成における本発明によるツ
ール図
【図19】 変更構成における図18のツール図
【図20】 図18のツールおよび特に本発明による器具の前端領域の部分断面側面図
【図21】 図18のツールおよび変更構成における特に本発明による器具の前端領域の部
分断面側面図
【図22】 更に変更された構成における図21の器具の前領域図
【図23】 特に本発明による器具用であり、更に変更された構成における本発明によるツ
ール図
【図24】 歯の空洞内の処理位置における図23のツール図
【図25】 歯の空洞内の処理位置における特に本発明による器具用であり、更に変更され
た構成における本発明によるツール図
【図26】 歯の空洞内の処理位置における特に本発明による器具用であり、更に変更され
た構成における本発明によるツール図
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月1日(2001.5.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 メースレ ヴァルタァ ドイツ,D−88441 ミッテルビベラッハ, ブラームスヴェーク 8 Fターム(参考) 4C052 AA06 AA15 AA17 BB07 CC03 CC22 DD01 DD02

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドピース(2)を有し、ハンドピース(2)の前端部に
    おいて、ツール軸(5a)および処理ボディ(5b)が配置されたツール(5)
    が取付け装置(4)によってハンドピース(2)と脱着可能に連結されており、
    該ツール(5)がその処理運動を行うための駆動体(6)により移動可能である
    医療用または歯科用器具(1)、またはこのような器具(1)用のツール(5)
    において、 ツール(5)の処理ボディ(5b)の少なくとも1つの処理部分(
    5f)は、その処理面(5c)に対して横方向の移動方向(R)に移動可能であ
    り、また弾性復帰力(F)によって戻り可能に配置されていることを特徴とする
    医療用または歯科用器具(1)または器具(1)用のツール(5)。
  2. 【請求項2】 ツール(5)は2つの部分で形成されており、これら2つの
    部分(5e、5d)は弾性復帰力(F)(図2)に抗して相対的に変位可能に互
    いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の器具またはツール(5)
  3. 【請求項3】 ツール(5)は弾性復帰力(F)に抗して移動可能にハンド
    ピース(2)と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  4. 【請求項4】 移動方向(R)はツール軸(5a)および/またはハンドピ
    ース(2)の長手方向、特に処理ボディ(5b)から離れる長手方向に向けられ
    るか、或いはこの方向に対して横方向に向けられていることを特徴とする請求項
    2または3に記載の器具。
  5. 【請求項5】 ツール部分(5e、5d)は弾性変形可能な材料の連結要素
    (22)によって互いに連結されていることを特徴とする請求項2ないし4のう
    ちのいずれかに記載の器具またはツール(5)。
  6. 【請求項6】 ハンドピース(2)は特に振動発生器(6)により振動状態
    に設定することができる突出ハンドピース軸(3)を有しており、ツール(5)
    はハンドピース軸(3)と連結されており、それによる振動は好ましくは変化方
    向を有し、或いはあらゆる方向における振幅と、好ましくは、音波または超音波
    範囲の周波数とを有していることを特徴とする請求項1ないし5のうちのいずれ
    かに記載の器具。
  7. 【請求項7】 ツール軸(5a)はハンドピース軸の長手方向またはハンド
    ピース軸に対して横方向に配置されてハンドピース(3)と連結されていること
    を特徴とする請求項1ないし6のうちのいずれかに記載の器具。
  8. 【請求項8】 ツール軸(5a)は単一または多様に傾斜された形状または
    弓状形状で展開していることを特徴とする請求項1ないし7のうちのいずれかに
    記載の器具。
  9. 【請求項9】 ツール軸(5a)は弾性変形可能な材料の連結要素(23)
    によってハンドピース軸(3)と連結されていることを特徴とする請求項6ない
    し8のうちのいずれかに記載の器具。
  10. 【請求項10】 連結要素(23)はツール軸(5a)の一部またはハンド
    ピース軸(3)の一部であることを特徴とする請求項1ないし9のうちのいずれ
    かに記載の器具またはツール。
  11. 【請求項11】 ハンドピース(3)はツール軸(5a)を取付け装置(4
    )により挿入して連結することができる長手方向または横方向に向けられた挿入
    穴(17)を有していることを特徴とする請求項6ないし10のうちのいずれか
    に記載の器具。
  12. 【請求項12】 処理ボディ(5b)はツール軸(5a)に対して厚くなっ
    ており、好ましくは移動方向(R)は処理ボディ(5b)に向けられていること
    を特徴とする請求項1ないし11のうちのいずれかに記載の器具またはツール。
  13. 【請求項13】 ツール軸(5a)は復帰力(F)に抗して挿入穴(17)
    に変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし12のうちのいず
    れかに記載の器具。
  14. 【請求項14】 連結要素(23)はツール軸(5a)を取り囲むスリーブ
    状部分(31、35)であることを特徴とする請求項6ないし13のうちのいず
    れかに記載の器具またはツール。
  15. 【請求項15】 処理ボディ(5a)は弾性変形可能な材料であることを特
    徴とする請求項1ないし14のうちのいずれかに記載の器具またはツール。
  16. 【請求項16】 処理ボディ(5a)は好ましくは丸いディスクの形状を有
    することを特徴とする請求項15に記載の器具またはツール。
  17. 【請求項17】 処理ボディ(5a)は半球状または球状に形成されている
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の器具またはツール。
  18. 【請求項18】 処理ボディ(5a)は一端が固定された細長い弾性屈曲可
    能なばね要素、特にワイヤ(57a)により構成されていることを特徴とする請
    求項15または17のうちのいずれかに記載の器具またはツール。
  19. 【請求項19】 ばね要素は耐腐蝕性金属またはプラスチック製であること
    を特徴とする請求項18に記載の器具またはツール。
  20. 【請求項20】 ばね要素は少なくともそれらの端領域において研摩材料で
    あるか、或いはそれらの表面が研摩材料で占められていることを特徴とする請求
    項18または19に記載の器具またはツール。
  21. 【請求項21】 処理ボディ(5a)は弾性変形可能な材料または変形不可
    能な材料であり、その研摩性外面は処理破片を受け入れるための複数の開口部(
    61)を有していることを特徴とする請求項15ないし20うちのいずれかに記
    載の器具。
  22. 【請求項22】 ハンドピース(2)を有しており、該ハンドピース(2)
    の前端部において、ツール軸(5a)および厚い頭状処理ボディ(5b)が配置
    されたツール(5)が取付け装置(4)によってハンドピース(2)と脱着可能
    に連結されており、該ツール(5)がその処理運動を行うための駆動体(6)に
    より移動可能である医療用または歯科用器具(1)、またはこのような器具(1
    )用のツール(5)、または請求項1ないし21のいずれかに記載の器具(1)
    またはツール(5)において、 ツール軸(5a)は処理ボディ(5b)の近傍
    のその外面領域に追加の研摩性処理面部分(5h)を有していることを特徴とす
    る器具(1)またはツール(5)。
  23. 【請求項23】 処理面部分(5d)は処理ボディ(5b)の処理面(5c
    )に隣接していることを特徴とする請求項22に記載の器具。
  24. 【請求項24】 処理面部分(5h)の研摩性は軸方向および/または横方
    向および/またはS字形に延びる切断刃によって、或いは複数の尖状切断要素に
    よって、特にダイヤモンド化物によって与えられることを特徴とする請求項22
    または23に記載の器具。
  25. 【請求項25】 処理面部分(5h)近傍のツール軸(5a)は丸くくびれ
    ており、処理ボディ(5c)に向かう方向における丸みの末広がりは処理ボディ
    の末広がりに変化していることを特徴とする請求項22ないし24のいずれかに
    記載の器具。
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