JP2002112441A - フラットケーブル用クリップおよび該クリップを用いた配索構造 - Google Patents
フラットケーブル用クリップおよび該クリップを用いた配索構造Info
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Abstract
るとともに、フラットケーブルを確実に配索することが
できるフラットケーブル用クリップおよび該クリップを
用いた配索構造を提供する。 【解決手段】 曲げ弾性を有するシート状物の内部に、
部分的に押し曲げ可能であって、非押し曲げ部1bとの
間にフラットケーブル3を挟持することが可能な押し曲
げ部1aを設け、前記非押し曲げ部1bの片面に少なく
とも部分的に接着性をもたせたフラットケーブル用クリ
ップ1を用いて、フラットケーブル3を配索する。
Description
板などにフラットケーブルを配索する際に用いるクリッ
プおよび該クリップを用いた配索構造に関する。
成形板上などに配索する場合、フラットケーブルの全長
にわたり、片面に両面接着テープやブチルゴムテープを
貼り、配索経路にそってフラットケーブルを貼り付け、
固定していた。あるいは、天井成形板上の配索経路全長
にわたり、両面接着テープやブチルゴムテープを貼り、
これらのテープの上にフラットケーブルを乗せるように
貼り付け、固定していた。さらには、天井成形板上の配
索経路にフラットケーブルを配索し、その上から適当個
所に、ガムテープなどを貼り付け、固定していた。
フラットケーブルの配索方法には以下のような問題があ
った。即ち、 1)フラットケーブルの全長にわたり、片面に両面接着
テープやブチルゴムテープを貼り付けたり、あるいは、
天井成形板上の配索経路全長にわたりこれらのテープを
貼る必要があり、配索の作業効率が悪い。 2)フラットケーブルが車体の配索経路から外力などに
より部分的に離脱し、その部分が車体に触突して損傷を
受けたり、振動などにより異音を発生したりする恐れが
あった。
決すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、切れ
目のある曲げ弾性を有するシート状物であって、該切れ
目を境に曲げ部と非曲げ部を設け、前記切れ目にフラッ
トケーブルを挿入し、前記曲げ部の弾性力で前記フラッ
トケーブルを曲げ部と非曲げ部の間に保持することを特
徴とするフラットケーブル用クリップである。
部の片面に少なくとも部分的に接着性をもたせたことを
特徴とする請求項1記載のフラットケーブル用クリップ
である。
フラットケーブル配索経路に前記フラットケーブル用ク
リップでフラットケーブルを配索したことを特徴とする
請求項1または2記載のフラットケーブル用クリップを
用いた配索構造である。
ば、曲げ弾性を有するシート状物の切れ目にフラットケ
ーブルを挿入し、前記曲げ部の弾性力で前記フラットケ
ーブルを曲げ部と非曲げ部の間に保持することができる
ので、フラットケーブルの配索の作業は簡単になり、作
業効率がよくなる。また、フラットケーブルはシート状
物の曲げ弾性力により保持されるため、保持されたフラ
ットケーブルに外力が作用した場合、フラットケーブル
にある程度の曲がり、たわみ、うねりなどが生じて、フ
ラットケーブルに作用する外力を緩和することができる
ので、フラットケーブルは配索経路から離脱する恐れが
小さくなり、フラットケーブルの損傷を軽減したり、い
わゆる振動などの異音の発生を防ぐことができる。
し曲げ部の片面は少なくとも部分的に接着性を有するた
め、天井成形板上などの配索経路の所要個所に非押し曲
げ部の接着性を有する面を接着するだけで前記クリップ
を配索経路に固定できるので、フラットケーブルの配索
の作業性が一層向上する。
動車のフラットケーブル配索経路にフラットケーブルを
作業性よく、かつ、損傷を受けたり、異音を発生しない
ように配索することができる。
施の形態を詳細に説明する。図1(a)〜(d)はそれ
ぞれ、本発明にかかるフラットケーブル用クリップの一
実施形態の平面図、前記クリップに保持されるフラット
ケーブルの保持部分の平面図、前記クリップに前記フラ
ットケーブルを保持させた状態の斜視図、および前記斜
視図のA−A断面図である。図1(a)において、クリ
ップ1は、ポリエチレンテレフタレートからなる四角状
のシート状物であって、3か所で直角に逆方向に曲げら
れた、W字状の切れ目2が内部に設けられている。切れ
目2の両端の切れ目2a、2bは90°の角度をなして
いる。シート状物の切れ目2の左上側の押し曲げ可能な
部分は押し曲げ部1aになっており、他の部分が非押し
曲げ部1bとなっている。非押し曲げ部1bの片面には
接着性を持たせてある。
示すように、両側の方向が直交するように折り曲げ部3
aで折り曲げられたフラットケーブル3を保持すること
ができる。即ち、図1(c)に示すように、押し曲げ部
1aの直角をなす先端部を押し上げて、直交するように
折り曲げられたフラットケーブル3が切れ目2a、2b
と直交するように、押し曲げ部1aと非押し曲げ部1b
の間にフラットケーブル3の折り曲げ部3aを挟み込
む。この状態で押し曲げ部1aをフリーの状態にする
と、押し曲げ部1aは曲げ弾性により元の状態に戻り、
図1(d)に示すように、押し曲げ部1aと非押し曲げ
部1bとでフラットケーブル3を保持することができ
る。また、非押し曲げ部1bの片面は接着性があるの
で、この面を自動車の天井成形板などの所望の個所に接
着することで、クリップ1を配索経路に容易に固定する
ことができる。
用いると、押し曲げ部1aと非押し曲げ部1bの間にフ
ラットケーブル3の折り曲げ部3aを挟み込むだけで、
作業効率よくフラットケーブル3を配索することができ
る。また、フラットケーブル3に外力が作用しても、フ
ラットケーブル3は押し曲げ部1aと非押し曲げ部1b
との間に強固に固定されているわけではないので、フラ
ットケーブル3は安定するように位置をずらすなどし
て、作用する外力を緩和することができる。したがっ
て、フラットケーブル3は配索経路から離脱する恐れが
小さくなり、フラットケーブルの損傷を軽減したり、い
わゆる振動などによる異音の発生を防ぐことができる。
2において、クリップ1には、H字状の切れ目2が設け
られている。H字状の切れ目2は、2本の平行な切れ目
2cと、2本の切れ目2cの中央部を直交して繋げる切
れ目2dからなる。切れ目2dの両側が押し曲げ部1a
となっている。
のフラットケーブル3を保持することができる。即ち、
切れ目2dの両側の押し曲げ部1aを同じ方向に押し曲
げて、押し曲げ部1aと非押し曲げ部1bの間に、切れ
目2c、2dに45°の角度をなす方向に、直交する2
本のフラットケーブル3を挟み込む。そして、押し曲げ
部1aをフリーの状態にすると、押し曲げ部1aは曲げ
弾性により元の状態に戻り、非押し曲げ部1bとで直交
する2本のフラットケーブル3の交差部分を保持するこ
とができる。
ある。図3において、クリップ1はコ字状の切れ目2を
内部に有する。コ字状の切れ目2は、平行な2本の切れ
目2eと、2本の切れ目2eの端部を直交するように繋
げる切れ目2fからなる。そして、切れ目2で囲まれた
部分が押し曲げ部1aとなっている。
aと非押し曲げ部1bの間に、切れ目2fに平行に1本
のフラットケーブル3を保持することができる。
ある。図4において、クリップ1には、H字状の切れ目
2が内部に設けられている。H字状の切れ目2は、平行
な2本の切れ目2gと、2本の切れ目2gの中央部を直
交するように繋げる切れ目2hからなる。そして、切れ
目2hと切れ目2gで囲まれた部分が押し曲げ部1aと
なっている。
両側の押し曲げ部1aを曲げて、1本のフラットケーブ
ル3を切れ目2hに平行に押し曲げ部1aと非押し曲げ
部1bの間に保持することができる。
限定されることはない。また、上実施形態では、クリッ
プの非押し曲げ部の片面に接着性をもたせたが、天井成
形板などの配索個所に接着性を持たせ、そこにクリップ
の非押し曲げ部を接着してもよい。
ある。図5において、クリップ1には、コ字状をなすよ
うに切れ目2i、2j、2i、H字状をなすように切れ
目2k、2l、2jが内部に設けられている。そして、
切れ目2i、2j、2iで囲まれた部分が押し曲げ部1
cとなり、切れ目2k、2l、2jで囲まれた部分が押
し曲げ部1dとなっている。
トケーブル3、4を保持することができる。即ち、フラ
ットケーブル3を押し曲げ部1cと非押し曲げ部1bの
間に直線状に保持することができる。また、折り曲げ部
4aで直角をなすように折り曲げられたフラットケーブ
ル4を折り曲げ部4aの両側で、押し曲げ部1cと非押
し曲げ部1bとの間、および押し曲げ部1dで非押し曲
げ部1bとの間の2か所で保持することができる。
フラットケーブルを自動車の天井成形板に配索した構造
の一実施形態を示す図である。図6において、10は天
井成形板である。天井成形板10には、ワイヤーハーネ
ス20に接続されたフラットケーブル21、22、2
3、24、25、およびワイヤーハーネス20を構成す
る電線26が配索されている。27はワイヤーハーネス
20とフラットケーブル21〜25との接続部である。
1がクリップ31、32、33、34で天井成形板10
に固定され、また、2本のフラットケーブル21、22
がクリップ35で天井成形板10に固定されていること
である。クリップ31は図1に示したもので、フラット
ケーブル21はクリップ31において直角に折り曲げら
れている。また、クリップ32は図4に示したものであ
り、クリップ33、34は図3に示したものである。さ
らに、クリップ35は図5に示したもので、フラットケ
ーブル21はクリップ35において直角に折り曲げられ
ている。
部11、12を通してルームランプに接続し、フラット
ケーブル23、24の端部は穴13、14を通してサン
バイザ(日除け板)28に接続している。また、フラッ
トケーブル25および電線26は開口部15を通して各
種負荷に接続している。なお、29はサンルーフための
開口部である。
0に、フラットケーブル21〜25を作業性よく、かつ
確実に配索することができる。
発明によれば、フラットケーブルの配索の作業効率が向
上するとともに、フラットケーブルに作用する外力を緩
和して、フラットケーブルが配索経路から部分的に離脱
するのを防ぎ、フラットケーブルの損傷を軽減したり、
いわゆる振動などによるの異音の発生を防ぐことができ
るという優れた効果がある。また、請求項3記載の発明
によれば、自動車へのフラットケーブルの配索作業の作
業性が向上し、また、フラットケーブルが自動車の配索
経路から部分的に離脱するのを防ぐことができるという
優れた効果がある。
ラットケーブル用クリップの一実施形態の平面図、前記
クリップに保持されるフラットケーブルの保持部分の平
面図、前記クリップに前記フラットケーブルを保持させ
た状態の斜視図、および前記斜視図のA−A断面図であ
る。
ブルを自動車の天井成形板に配索した構造を示す図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 切れ目のある曲げ弾性を有するシート状
物であって、該切れ目を境に曲げ部と非曲げ部を設け、
前記切れ目にフラットケーブルを挿入し、前記曲げ部の
弾性力で前記フラットケーブルを曲げ部と非曲げ部の間
に保持することを特徴とするフラットケーブル用クリッ
プ。 - 【請求項2】 前記非曲げ部の片面に少なくとも部分的
に接着性をもたせたことを特徴とする請求項1記載のフ
ラットケーブル用クリップ。 - 【請求項3】 自動車のフラットケーブル配索経路に前
記フラットケーブル用クリップでフラットケーブルを配
索したことを特徴とする請求項1または2記載のフラッ
トケーブル用クリップを用いた配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000302004A JP2002112441A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | フラットケーブル用クリップおよび該クリップを用いた配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000302004A JP2002112441A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | フラットケーブル用クリップおよび該クリップを用いた配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002112441A true JP2002112441A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18783447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000302004A Pending JP2002112441A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | フラットケーブル用クリップおよび該クリップを用いた配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002112441A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005307208A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Tesa Ag | 構造化フラットケーブルを特に基質、例えば乗用車の内部装飾構成要素、特にルーフライニング、ドアサイド部分およびトランクふたなどに固定する目的での発泡体が中心に位置する両面接着テープの使用 |
CN105743034A (zh) * | 2014-12-25 | 2016-07-06 | 立志凯株式会社 | 传输电缆的固定机构以及具备其的图像读取装置 |
-
2000
- 2000-10-02 JP JP2000302004A patent/JP2002112441A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005307208A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Tesa Ag | 構造化フラットケーブルを特に基質、例えば乗用車の内部装飾構成要素、特にルーフライニング、ドアサイド部分およびトランクふたなどに固定する目的での発泡体が中心に位置する両面接着テープの使用 |
JP4693471B2 (ja) * | 2004-04-21 | 2011-06-01 | テーザ・ソシエタス・ヨーロピア | Pe発泡体からなる担体層を有する両面接着テープの使用 |
CN105743034A (zh) * | 2014-12-25 | 2016-07-06 | 立志凯株式会社 | 传输电缆的固定机构以及具备其的图像读取装置 |
US9729745B2 (en) | 2014-12-25 | 2017-08-08 | Nisca Corporation | Mechanism for fixing transmission cables and apparatus for reading images provided with the mechanism |
CN105743034B (zh) * | 2014-12-25 | 2020-09-25 | 佳能精技立志凯株式会社 | 传输电缆的固定机构以及具备其的图像读取装置 |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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