JP2002110608A - 超音波洗浄ノズルを用いたスピン洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄ノズルを用いたスピン洗浄装置

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JP2002110608A
JP2002110608A JP2000338333A JP2000338333A JP2002110608A JP 2002110608 A JP2002110608 A JP 2002110608A JP 2000338333 A JP2000338333 A JP 2000338333A JP 2000338333 A JP2000338333 A JP 2000338333A JP 2002110608 A JP2002110608 A JP 2002110608A
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JP
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cleaning
cleaned
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ultrasonic
spin
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JP2000338333A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Nakajima
英貴 中嶋
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被洗浄物を高速回転させて洗浄処
理する場合、洗浄ノズルを揺動せずに、被処理物の全範
囲にわたって高い精度で均一に洗浄するスピン洗浄装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 被洗浄物13を回転させ、超音波が付与
された洗浄液によって洗浄するスピン洗浄装置におい
て、洗浄液を噴射するノズル22を被洗浄物の上方で、
被洗浄物の最大回転半径のほぼ中央部に固定配置したこ
とを特徴とするスピン洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶用ガラス基板や
半導体ウエハなどの平板状の被洗浄物を高速回転させな
がら洗浄液を噴射させて高い清浄度の洗浄をおこなうス
ピン洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶製造装置や半導体製造装置
においては、液晶用ガラス基板や半導体ウエハなどの被
洗浄物を高い清浄度で洗浄することが要求される工程が
ある。このような場合、従来の方法によれば、超音波ノ
ズルの有効洗浄範囲が狭いため、被洗浄物の回転中心か
ら外周方向に向かって超音波ノズルを動かし(揺動さ
せ)、これと同時に被洗浄物を高速回転させて、スパイ
ラル状に回転中心部から外周方向へ向かう洗浄方法が採
られて来た。(たとえば、特開平10−144648
号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波洗浄ノズ
ルを用いたスピン洗浄装置では、ノズルの洗浄エリアが
半径数十mmと狭く、被洗浄物の高速回転と共に、その
半径方向に沿ってノズルを動かす複雑なノズル揺動機構
が必要であった。
【0004】本発明は、カップ体上部でのミストの滞留
も少なく、アームを揺動させる方式にくらべ洗浄後の仕
上がりがきれいになる超音波洗浄ノズルを用いたスピン
洗浄装置を、提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の装置においては、被洗浄物の半径よりも
若干大きな洗浄範囲を持つ超音波洗浄機を使用し、これ
を被洗浄物の最大回転半径のほぼ中央部に固定配置する
ことによって、被洗浄物の高速回転と組合わせれば、被
洗浄物の片側、全面にわたって洗浄することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態を示す洗浄装置の全体側面図である。
【0007】図1において、まず、取付ベース1に固定
されたシリンダ2により固定板3が上下に動く。固定板
3の下方には、モータ4が固定され、このモータ4によ
り回転板に載置された液晶用ガラス基板または半導体ウ
エハ等が、概略300r・p・mの回転速度で高速回転
させられる。
【0008】モータ軸5はカップリング6を介して回転
板9へと接続されるが、この間ハウジング7との間で軸
シール8により液漏れから保護される。
【0009】まず、図1の左側は液晶用ガラス基板また
は半導体ウエハを高速回転させる機構の概略図であり、
右側は被洗浄物の最大回転半径のほぼ中央部を狙って超
音波洗浄液を噴射するノズルの概略図である。カップリ
ング6は上部で回転板9にとりつけられている。
【0010】回転板の下部、および側面にはカップ体1
1が設けられ、ガラス基板や半導体ウエハが高速回転し
た場合にも、その水滴が飛散しないようになっている。
さらに、このカップ体11の下方にはダウンフローの流
れを乱さないよう、適切な位置に廃液処理ポート12が
取付けられている。
【0011】固定用アーム26の先端部に設けられた超
音波ノズル22は、被洗浄物の最大回転半径のほぼ中央
部を狙って洗浄液を噴射させ、被洗浄物である液晶用ガ
ラス基板または半導体を洗浄するもので、シリンダ23
により超音波ノズル22を上下させて、所定の有効洗浄
範囲と清浄度を確保する。
【0012】まず、取付ベース21の位置を調整し、超
音波ノズル22が液晶用ガラス基板または半導体ウエハ
等の最大回転半径のほぼ中央部直上に来るようにセット
する。シリンダ23の一端は取付ベース21に固定さ
れ、他端は接続板24を介して円筒形シャフト25にナ
ット28により固定されている。また円筒形シャフト2
5の外側に付けられたスパナ用切欠き29は接続板24
をナット28で締付けるためのものである。ここでシリ
ンダ23が上下に動けば、取付ベース21の穴に組み込
まれたスライドガイド(図示せず)の中をとおして円筒
形シャフト25は上下に動く。このシャフト25の上部
に取付けられた固定用アーム26の先端には支持部27
があり、この中に超音波振動子とノズル22が組み込ま
れている。
【0013】また、固定用アーム26を分割構造とし、
円筒形シャフト25を中空とすることによって、この中
を超音波発振子への配線30を通すと都合がよい。
【0014】この時、超音波ノズル22と被洗浄物13
との距離は洗浄エリアの拡大と清浄度確保の点で5〜1
5mmとすることが望ましい。
【0015】超音波ノズル内に設けた超音波振動板は材
質がタンタルで、形状は円形、厚さは0.05mmから
0.3mmを使用するのが望ましい。
【0016】超音波ノズル22は、垂直線に対して所定
の角度で傾斜しており、超音波発信器に接続されてい
る。超音波ノズル22には洗浄液が供給され、この洗浄
液には超音波発信器(図示せず)によって超音波振動が
付与される。 超音波振動が付与された洗浄液は、超音
波ノズル22から被洗浄物13に向かって噴出される。
これによって被洗浄物13の上面が洗浄されることにな
る。
【0017】図2は円形の半導体ウエハを洗浄する場合
の、この発明の一実施形態を示す洗浄装置の上面図であ
る。回転板9には複数の被洗浄物支え42が等角度に配
置され、被洗浄物13を支持する。さらに回転板9の周
辺部には複数の位置決めピン41が等角度に配置され、
被洗浄物13を回転板9の所定位置に案内するととも
に、回転中に飛び出さないよう保持する。超音波ノズル
22は、被洗浄物13の最大回転半径rのほぼ中心部直
上に来るようにセットされる。
【0018】これにより、超音波ノズル22の有効洗浄
範囲43は、被洗浄物13の回転中心部から外周部まで
すべてをカバーする。従って、超音波ノズル22を固定
したままで、回転板を高速回転することにより、被洗浄
物13(円形の半導体ウエハ)の全面を効率よく洗浄す
ることができる。図3は矩形の液晶ガラス基板を洗浄す
る場合の、本発明の一実施形態を示す洗浄装置の上面図
である。図2で説明したことと同じく、矩形の液晶ガラ
ス基板の全面を効率よく洗浄することができる。この場
合、最大回転半径rは、回転中心から矩形の液晶ガラス
基板の頂点までの距離をいう。
【0019】実験によれば、1.6MHzで洗浄した場
合、液晶用ガラス基板で1μm以上のパーティクルの減
少率は38%であり、有効洗浄エリアは直径数十mmで
あった。これに対して、400kHzの場合、1μm以
上のパーティクルの減少率は63%であり、有効洗浄エ
リアは直径200mmであった。従って、この実験によ
れば400kHzを使用すると、対角線を直径とするφ
400mmのものまではノズル固定配置で洗浄できるこ
とになるばかりか、洗浄の仕上がりについても概略63
/38=1.6倍以上の洗浄効果をあげることができ
る。
【0020】また、この実験確認は洗浄時間60s、ノ
ズルの洗浄液流量3.5L/min,超音波出力60
W、被洗浄物の回転数300r・p・mでの比較試験の
結果による。
【0021】直径200mmの有効洗浄エリアと高精度
の洗浄効果を確保するには、超音波の周波数は400k
Hzに限定されるものでなく、200kHzから500
kHzの範囲でも有効である。また、被洗浄物の回転速
度も300r・p・mに限定されるものではない。
【0022】超音波振動板は、タンタルのほかに、ステ
ンレス、チタン、サファイアを使用することができる。
洗浄液に薬液を使用する場合は、寿命の点からサファイ
アを使用することが望ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】400kHz程度の低周波を高周波洗浄ノ
ズルに適用することにより、直径200mmまでの実用
洗浄範囲を確保することが出来るようになつたため、直
径400mmまでのサイズの基板洗浄には、揺動アーム
の旋回を含む複雑な機構が不要となり、装置がシンプル
化し、調整がしやすくなる。
【0025】ノズルは被洗浄物の最大回転半径rの中心
を狙うだけで良いから、組立てが単純化し調整がきわめ
て簡単になる。
【0026】洗浄用ノズルの洗浄エリアが広いので、従
来装置より被洗浄物の広範囲な洗浄を効率よくできる。
また、広い範囲を一気に洗浄することができるので、洗
浄後の仕上がりがきれいである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す洗浄装置の全体側
面図
【図2】同じく洗浄装置の上面図(半導体ウエハ用)
【図3】同じく洗浄装置の上面図(液晶ガラス基板用)
【符号の説明】
1 取付けベース 2 シリンダ 3 固定板 4 モータ 5 モータ軸 6 カップリング 9 回転板 13 被洗浄物 21 取付ベース 22 超音波ノズル 23 シリンダ 24 接続板 25 円筒形シャフト 26 固定用アーム 27 支持部 41 位置決めピン 42 被洗浄物の支え 43 ノズルの有効洗浄範囲 r 最大回転半径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を回転させ、超音波ノズルから
    洗浄液を噴射させて液晶用ガラス基板や半導体ウエハな
    どの被洗浄物を高い清浄度で洗浄するスピン洗浄装置に
    おいて、洗浄液を噴射するノズルを被洗浄物の上方で、
    被洗浄物の最大回転半径のほぼ中央部に固定配置したこ
    とを特徴とするスピン洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載した洗浄用ノズルに
    は、その内部に供給された洗浄液に超音波振動を付与す
    るための振動子が組込まれ、その周波数が200kHz
    から500kHzの間に設定されたことを特徴とするス
    ピン洗浄装置。
JP2000338333A 2000-09-30 2000-09-30 超音波洗浄ノズルを用いたスピン洗浄装置 Pending JP2002110608A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114599461A (zh) * 2019-07-31 2022-06-07 伊利诺斯工具制品有限公司 用于清洁连续基材的***和方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114599461A (zh) * 2019-07-31 2022-06-07 伊利诺斯工具制品有限公司 用于清洁连续基材的***和方法

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