JPH1064868A - 基板洗浄装置および基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置および基板洗浄方法

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JPH1064868A
JPH1064868A JP21570596A JP21570596A JPH1064868A JP H1064868 A JPH1064868 A JP H1064868A JP 21570596 A JP21570596 A JP 21570596A JP 21570596 A JP21570596 A JP 21570596A JP H1064868 A JPH1064868 A JP H1064868A
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JP
Japan
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substrate
cleaning
cleaning liquid
ultrasonic vibration
frequency
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Application number
JP21570596A
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English (en)
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Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティクルの再付着を防止すると共に、パ
ーティクルサイズにかかわらずパーティクルを除去す
る。 【解決手段】 ノズル部15には、周波数が20KHz
〜700KHzの範囲の低周波数の超音波振動が伝わる
のに充分な流量で吐出可能な吐出口21が設けられてお
り、この低周波数の超音波振動と、超音波振動が比較的
伝わりやすい、周波数が800KHz〜3000KHz
の範囲の高周波数の超音波振動とを組み合わせて洗浄液
に付与ることが可能となって、周波数が高い超音波振動
で3μm以下程度の小さなパーティクルを除去でき、周
波数の低い超音波振動で10μm以下程度の比較的大き
なパーティクルを除去できる。この流水式の超音波洗浄
は、溜め水式の超音波洗浄に比べて、基板2から離脱し
たパーティクルが流水と共に速やかに排出されるため、
基板2を再汚染しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
装置および液晶表示基板製造装置などに用いられ、液晶
表示器用角形ガラス基板、カラーフィルタ用ガラス基
板、フォトマスク用基板、サーマルヘッド用セラミック
基板、プリント基板および半導体ウエハなどの基板面を
洗浄処理する基板洗浄装置および基板洗浄方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この基板洗浄装置は、現像装置や
エッチング装置などを有する基板処理装置の適所に設け
られ、基板処理の前工程と後工程の間や、基板処理の最
終仕上げ工程などに、先の処理で使用された処理液が基
板面に残留しないようにすると共に、基板面を清浄化す
るために洗浄処理するものである。
【0003】このような基板洗浄装置として、図6に示
すように、洗浄槽31の底部に超音波発生器32が配設
され、この超音波発生器32によって、洗浄槽31内の
純水などの洗浄液に20KHz〜700KHzレベルの
比較的低い周波数の超音波振動が付与されて、洗浄液内
に浸された基板33に付着しているパーティクルを除去
して基板33を洗浄するものである。
【0004】また、他の基板洗浄装置として、図7に示
すように、複数の搬送ローラ41によって基板42を水
平に支持して搬送しつつ、超音波洗浄部材43のスリッ
ト状の吐出口からメガヘルツレベル(800KHz〜2
000KHz)の比較的高い周波数の超音波振動が付与
された洗浄液を基板42の幅方向にカーテン状に供給
し、基板42に付着しているパーティクルを除去して基
板42を洗浄するものである。
【0005】さらに、他の基板洗浄装置として、図8に
示すように、基板51の各4角部が位置決めピン52で
位置決めされた状態で上面に基板51を載置して支持す
ると共に中心軸P1を中心として回転自在な円形の基板
支持部材53が配設されている。また、駆動アーム54
の先端部に、メガヘルツレベル(800KHz〜200
0KHz)の比較的高い周波数の超音波振動が加えられ
た洗浄液をスリット状の吐出口から吐出するノズル部5
5を有する超音波洗浄手段56が配設されている。この
駆動アーム54は、図略の駆動機構によって、基板51
の上面とノズル部55とを所定距離だけ離間させた状態
で、基板支持部材53の近傍位置の中心軸P2を回動中
心として、基板51の中央部を通るように基板端部間を
ノズル部55が揺動する構成となっている。このよう
に、回転可能な基板支持手段53上に基板51を水平に
載置し、基板支持手段53と共に基板51を回転させつ
つ、ノズル部55を基板51上で揺動させてノズル部5
5から超音波振動が付与された洗浄液を基板51に供給
し、基板51に付着しているパーティクルを除去して基
板51を洗浄するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】3μm以上の比較的大
きいパーティクルを取り除くことが可能な700KHz
以下の比較的低い周波数の超音波振動は、従来の流水型
の供給装置では良好に洗浄液に付与することができない
ので、例えば図7の超音波洗浄部43や図8の超音波洗
浄手段56においては、流水型のノズル部でメガヘルツ
レベル(例えば800KHz〜2000KHz)の比較
的高い周波数の超音波振動が付与された洗浄液を用いて
いたが、有効に洗浄することができるパーティクルの粒
径範囲が1μm〜3μm程度の小さいパーティクルに限
られ、これよりも大きい3μm以上のパーティクルに対
して有効に除去することができないという問題があっ
た。
【0007】また、例えば上記洗浄槽31の溜め水型の
構成では、20KHz〜700KHzレベルの比較的低
い周波数の超音波振動であっても、これを洗浄液に良好
に付与することができて基板33から3μm以上の比較
的大きいパーティクルが除去され得る。ところが、基板
33から離脱したパーティクルは洗浄槽31内の洗浄液
中に拡散して、基板33および洗浄槽31内を汚染する
という問題があった。特に、基板洗浄後に、基板33を
洗浄槽31外に取り出すときに、洗浄液内に浮遊してい
たパーティクルが基板33に再付着していた。このよう
な洗浄槽31内の洗浄液の汚れを抑えるために、オーバ
ーフローなどで循環濾過を行っていたが、洗浄液中から
完全に浮遊したパーティクルを取り除くことができず、
浮遊したパーティクルの基板33への再付着の虞があっ
た。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、パーティクルの再付着を防止すると共に、従来、流
水型の超音波洗浄で除去することができなかったサイズ
の大きいパーティクルを除去することができる基板洗浄
装置および基板洗浄方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の基板洗浄装置
は、基板に超音波振動が付与された洗浄液を供給して基
板を洗浄する基板洗浄装置において、基板を支持する支
持手段と、比較的低い周波数の超音波振動を洗浄液に付
与する超音波発生器を有すると共に、前記低い周波数の
超音波振動が洗浄液中を伝わるのに充分な流量で、支持
手段に支持された基板に向けて洗浄液を吐出するノズル
部を有することを特徴とするものである。また、好まし
くは、この低い周波数としては20KHz〜700KH
zの範囲内とする。このとき、洗浄対象の基板と、超音
波振動が付与された洗浄液を基板に供給するノズル部と
を、基板の主面に沿った方向に相対的に移動させて基板
の洗浄を行うことが好ましい。
【0010】この構成により、ノズル部はサイズの大き
いパーティクル除去用の低周波数の超音波振動が伝わる
のに充分な流量で吐出されるので、従来のような高周波
数の超音波振動が付与された洗浄液では取り除くことが
できなかったサイズの大きいパーティクルを、低周波数
の超音波振動が付与された洗浄液で基板面から取り除く
ことが可能となる。このとき、基板から離脱したパーテ
ィクルは洗浄液の充分な流量に乗って速やかに排出され
て基板への再付着は抑えられることになる。
【0011】また、本発明の基板洗浄装置は、基板に超
音波振動が付与された洗浄液を供給して基板を洗浄する
基板洗浄装置において、基板を支持する支持手段と、支
持手段に支持された基板に向けて、比較的低い周波数の
超音波振動が付与された洗浄液を吐出する第1のノズル
と、支持手段に支持された基板に向けて、比較的高い周
波数の超音波振動が付与された洗浄液を吐出する第2の
ノズルとを有することを特徴とするものである。このと
き、洗浄対象の基板と第1のノズルおよび第2のノズル
とを、基板の主面に沿った方向に相対的に移動させて基
板の洗浄を行うことが好ましい。
【0012】この構成により、比較的低い周波数の超音
波振動が付与された洗浄液を第1のノズルから吐出し、
比較的高い周波数の超音波振動が付与された洗浄液を第
2のノズルから吐出するので、従来では取り除くことが
できなかったサイズの大きいパーティクルも含めて、低
い周波数の超音波振動と高い周波数の超音波振動が付与
された洗浄液で基板面から取り除くことが可能となる。
このとき、基板から離脱したパーティクルは洗浄液の充
分な流量に乗って速やかに排出されて基板への再付着は
抑えられることになる。
【0013】さらに、本発明の基板洗浄装置は、基板に
超音波振動が付与された洗浄液を供給して基板を洗浄す
る基板洗浄装置において、基板を支持する支持手段と、
支持手段に支持された基板に向けて超音波振動が付与さ
れた洗浄液を吐出するノズルと、洗浄液に付与する超音
波振動の周波数を、比較的低い周波数と比較的高い周波
数とのいずれかに切り替える周波数切替手段とを有する
ことを特徴とするものである。このとき、洗浄対象の基
板と、超音波振動が付与された洗浄液を基板に供給する
ノズルとを、基板の主面に沿った方向に相対的に移動さ
せて基板の洗浄を行うことが好ましい。
【0014】この構成により、比較的低い周波数の超音
波振動と、比較的高い周波数の超音波振動とを周波数切
替手段で時系列に切り替えるようにすれば、超音波発生
器が1個で済み、また、同じ超音波振動を出力する2個
の超音波発生器で時系列に別の超音波振動に切り替える
ようにすれば、駆動時間は長くなるが、2個の超音波発
生器で異なる超音波振動を出力させるときに比べて超音
波出力が倍増する。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の基板洗浄装
置における低い周波数が20KHzから700KHzの
範囲であり、前記高い周波数が800KHzから300
0KHzの範囲である。
【0016】この構成により、超音波周波数が低いほど
大きいサイズのパーティクルを除去可能であり、20K
Hz〜700KHzの範囲の超音波周波数を洗浄液に付
与すれば、10μm以下の大きさのパーティクルも取り
除くことが可能で、また、800KHz〜3000KH
zの範囲の超音波周波数を洗浄液に付与すれば、さらに
小さい3μm以下程度のパーティクルも取り除くことが
可能となる。
【0017】さらに、本発明の基板洗浄装置において、
好ましくは、支持手段に支持された基板に向けて高圧で
洗浄液を吐出する高圧ノズルを有する。また、好ましく
は、支持手段に支持された基板の主面に当接して基板を
ブラシ洗浄する洗浄ブラシを有する。
【0018】この構成により、低い周波数の超音波と、
高い周波数の超音波による超音波洗浄であれば、10μ
m以下の大きさのパーティクルも取り除くことが可能で
あり、これに加えて、ブラシ洗浄ではこびり付いた10
μm以上の大きいパーティクルも洗浄可能で、高圧ノズ
ルであれば、非接触で傷無くしつこい汚れなども取り除
くことが可能となる。このように、それぞれの洗浄部材
の特徴が活かされて洗浄の相乗効果が得られることにな
る。
【0019】さらに、本発明の基板洗浄装置において
は、基板とノズルを相対的に移動させる手段は、基板を
保持して回転させる基板保持部材と、この基板保持部材
に保持されて回転する基板上を、基板保持部材の近傍位
置を回動中心として、ノズルを円弧状に移動させるノズ
ル移動部材とを有していてもよい。
【0020】この構成により、パーティクルの再付着を
防止すると共に、パーティクルサイズにかかわらずパー
ティクルを除去する超音波洗浄を、回転式の基板洗浄装
置に容易に適応可能となる。この場合には、回転する基
板上をノズルが回転半径方向に移動することから、最小
の吐出面積となり、洗浄液の流量を最小限に抑えること
が可能となると共に、流水型に加えてその遠心力でパー
ティクルが洗浄液と共に飛散されるので、パーティクル
の基板への再付着はより抑えられることになる。
【0021】次に、本発明の基板洗浄方法は、基板に超
音波振動が付与された洗浄液を供給して基板を洗浄する
基板洗浄方法において、比較的低い周波数の超音波振動
を洗浄液に付与する工程と、低い周波数の超音波振動が
洗浄液中に伝わるのに充分な流量で、基板に向けて洗浄
液を吐出する工程とを含むことを特徴とするものであ
る。
【0022】この構成により、従来、パーティクルの再
付着が防止可能な流水型でかつ傷の付かない非接触の超
音波洗浄では、比較的高い周波数の超音波洗浄しかでき
ず、3μm以下程度のサイズの小さいパーティクルしか
取り除くことができなかったが、比較的低い周波数の超
音波振動が伝わるのに充分な流量で洗浄液を吐出するし
て基板を洗浄するので、3μm以上のサイズの大きいパ
ーティクルを取り除くことが可能となる。また、この比
較的低い周波数の超音波洗浄に加えて、比較的高い周波
数の超音波洗浄を行えば、3μm以上のサイズの大きい
パーティクルや3μm以下程度のサイズの小さいパーテ
ィクルなどパーティクルサイズにかかわらずパーティク
ルを除去することが可能となる。この場合は、低い超音
波振動が伝わるのに充分な流量を有するノズルで、低い
超音波振動と高い超音波振動とが同時または別々に洗浄
液に付与される。
【0023】また、本発明の基板洗浄方法は、基板に超
音波振動が付与された洗浄液を供給して基板を洗浄する
基板洗浄方法において、基板に向けて比較的低い周波数
の超音波振動が付与された洗浄液を吐出する工程と、基
板に向けて比較的高い周波数の超音波振動が付与された
洗浄液を吐出する工程とを含むことを特徴とするもので
ある。
【0024】この構成により、比較的高い超音波振動が
付与された洗浄液を吐出する工程と、比較的低い超音波
振動が付与された洗浄液を吐出する工程とが別々に構成
されていれば、高い超音波振動が洗浄液に付与された洗
浄液を吐出する工程は、低い超音波振動が伝わるのに充
分な流量を必要とせず、洗浄液の供給量を削減すること
が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板洗浄装置
の実施形態について図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態における基板洗
浄装置の構成を示す斜視図である。
【0027】図1において、基板洗浄装置1は、上面に
基板2を載置して支持すると共に回転自在な支持手段と
しての円形の基板保持部材3と、この基板保持部材3を
垂直回転軸4を介して回転駆動させる回転駆動部として
の駆動モータ5と、基板保持部材3の周囲を囲み、洗浄
時に飛散した洗浄液を集液する集液排出手段6と、この
集液排出手段6の近傍位置に配設され、サイズの大きい
パーティクル除去用の低い周波数の超音波振動(本実施
形態では周波数20KHz〜700KHz)が加えられ
た洗浄液を基板2の上面に向けて吐出して超音波洗浄す
る超音波洗浄手段7と、この超音波洗浄手段7を基板2
上で駆動制御すると共に超音波駆動制御する制御手段8
とを有している。
【0028】この基板保持部材3の基板保持機構として
はバキュームチャック(図示せず)が設けられており、
その回転中心軸に同心状に中央部に設けられて、載置さ
れた基板2を吸着して保持するように構成されている。
本実施形態では、バキュームチャックを使用したが、こ
の他に、基板2の4角部をそれぞれ図8のような2個の
位置決めピン52と同様のピンで位置決めする構成であ
ってもよい。また、駆動モータ5は、基板保持部材3の
中心部に連結された垂直回転軸4に回転駆動力を駆動力
伝達手段などを介して伝達する構成である。
【0029】また、集液排出手段6は、環状の底部の周
縁部から基板保持部材3を包囲するように立設された環
状の集液フード10と、この集液フード10の底部に上
端部が接続された複数の連絡管11と、これらの各連絡
管11の下端部が接続された環状の集液ダクト12とを
備えており、洗浄時に基板2の回転によって遠心力で外
側に飛ばされた洗浄液は、集液フード10の環状壁およ
び底部で捕捉され、吸引された気流に伴って連絡管11
さらに集液ダクト12を通り、その後、気液分離処理が
施されてそれぞれ系外に排出される。
【0030】さらに、超音波洗浄手段7は、集液排出手
段6の他方の近傍位置に立設された垂直ロッド13と、
この垂直ロッド13の上端部に水平に延びるように延設
された駆動アーム14と、この駆動アーム14の先端部
に設けられ、低い周波数の超音波振動が加えられた洗浄
液を吐出するノズル部15とを有している。この駆動ア
ーム14は、基板2の上面とノズル部15とを所定距離
だけ離間させた状態で、垂直ロッド13の中心軸13a
を回動中心として、回転する基板2の回転中央部を通過
する回転端部間を、駆動アーム14の先端のノズル部1
5を円弧状に揺動させて移動させるノズル移動部材(図
示せず)を有する構成となっている。このように、駆動
アーム14の先端のノズル部15を基板2上で円弧状に
揺動させるノズル移動部材(図示せず)は駆動モータな
どで構成され、制御手段8からの制御信号によって駆動
制御がなされる。
【0031】また、ノズル部15は、従来のように幅1
mm〜2mm程度で基板幅の長さ寸法を有するスリット
状の吐出口からカーテン状に洗浄液を吐出するのではな
く、直径1cm以上の口径を有する円形の吐出口からス
トレート状に洗浄液を基板2に向けて所定の流量で吐出
するようになっている。
【0032】つまり、従来は、このような流水式の超音
波洗浄の場合には、周波数800KHz〜3000KH
zの比較的周波数の高い超音波振動は、スリット幅が1
mm〜2mm程度あれば良好に洗浄液に付与することが
できるが、その洗浄有効範囲は比較的狭く、供給される
洗浄液が基板2に当たった部分のみとなることから、流
量を少なくしつつ基板全面に洗浄液を当てるために、所
定方向に搬送される基板2の幅方向にカーテン状に洗浄
液を供給していた。このように、スリット幅が1mm〜
2mm程度の場合には、周波数が20KHz〜700K
Hzの比較的周波数の低い超音波振動は、吐出口からス
トレート状に供給される洗浄液に良好に付与されず、従
来は流量の問題から周波数800KHz〜3000KH
zの比較的周波数の高い超音波振動でのみ超音波洗浄が
実現していた。ここで、ノズル部15の吐出口の幅が1
0mm以上で流量が7リットル/分以上であれば、周波
数20KHz〜700KHzの比較的周波数の低い超音
波振動であっても、吐出口から供給される洗浄液に良好
に付与され得る。また、上記のように、回転させた基板
2上に対して吐出口を移動させるようにしているので、
吐出口の形状が、洗浄液流量が最小の円形であっても基
板2の全面に満遍なく洗浄液を当てることができ、周波
数の高い超音波振動と低い超音波振動による洗浄が共に
有効となる。なお、周波数20KHz〜700KHzの
比較的周波数の低い超音波振動による有効洗浄径は周波
数の高い超音波振動による有効洗浄径よりも大きく広が
ることが判明している。
【0033】図2は図1の超音波洗浄手段7のアーム先
端にあるノズル部15の一例を模式的に示す断面図であ
る。
【0034】図2において、超音波洗浄手段7における
ノズル部15のノズル本体内には振動板16が設けら
れ、この振動板16によってノズル本体内部が2つの空
間17,18に仕切られている。この空間17には超音
波発生器である振動子19,20が振動板16に取り付
けられている。これらの振動子19,20は制御手段8
によって駆動制御されて、周波数20KHz〜700K
Hzの低い周波数の超音波振動が発振される。このよう
に、これらの振動子19,20で振動板16を振動させ
ることにより、空間18に供給された洗浄液に低い周波
数の超音波振動が与えられることになる。この低い周波
数の超音波振動が与えられた洗浄液を、円形の吐出口2
1から基板2の上面に向けて吐出して超音波洗浄する構
成となっている。
【0035】なお、本実施形態では、これらの振動子1
9,20は制御手段8によって駆動制御されて、周波数
20KHz〜700KHzの低い周波数の超音波振動が
発振されるように構成したが、これらの振動子19,2
0は制御手段8によって駆動制御されて、異なる超音波
振動(周波数20KHz〜700KHzと周波数800
KHz〜3000KHzと)が同時に発振されてもよい
し、振動子19,20が同一の超音波振動(周波数20
KHz〜700KHzまたは周波数800KHz〜30
00KHz)で時系列に順次交互に発振されてもよい。
この場合には、サイズの大きいパーティクル除去用の比
較的周波数の低い超音波振動(周波数20KHz〜70
0KHz)と、サイズの小さいパーティクル除去用の比
較的周波数の高い超音波振動(周波数800KHz〜3
000KHz)の振動周波数を切り替える周波数切替手
段が制御手段8内に必要となる。このように、これらの
振動子19,20で振動板16を振動させることによ
り、空間18に供給された洗浄液に異なる超音波振動が
与えられることになる。これらの異なる超音波振動が与
えられた洗浄液を、円形の吐出口21から基板2の上面
に向けて吐出して超音波洗浄するように構成することも
できる。
【0036】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。まず、基板保持部材3上の所定位置に基板2が載置
されて固定され、基板保持部材3と共に基板2を回転駆
動させる。その後、超音波洗浄手段7の垂直ロッド13
を回動中心として、駆動アーム14の先端部のノズル部
15を基板2の端縁部の上方位置に所定距離だけ離間さ
せた状態で、振動子19,20を駆動させて異なる所定
周波数の超音波振動をそれぞれ加えた洗浄液を、そのノ
ズル部15の吐出口21から基板2の上面に向けて吐出
させると共に、垂直ロッド13を回動中心として、駆動
アーム14と共にノズル部15を回動させてノズル部1
5を基板2の端縁位置から中央位置を通って反対側の端
縁位置の方向に向けて円弧状に往復移動させて基板2の
上面全面の超音波洗浄を行う。
【0037】このように、周波数が20KHz〜700
KHzの範囲の比較的周波数の低い超音波振動が付与さ
れた洗浄液をノズル部から吐出させて超音波洗浄すると
共に、サイズの大きいパーティクル除去用の低周波数の
超音波振動が伝わるのに充分な洗浄液の流量であるた
め、従来のような高い周波数の超音波振動が付与された
洗浄液では取り除くことができなかったサイズの大きい
パーティクルを、基板面から取り除くことができる。
【0038】また、周波数が20KHz〜700KHz
の範囲の比較的周波数の低い超音波振動と、周波数が8
00KHz〜3000KHzの範囲の比較的周波数の高
い超音波振動とを組み合わせて洗浄液に付与することに
より、周波数が高い超音波振動で3μm以下程度の小さ
なパーティクルを除去し、周波数の低い超音波振動で1
0μm以下程度の比較的大きなパーティクルを除去する
ことで、小さなパーティクルから大きなパーティクルま
での全サイズのパーティクルに亘って有効に超音波洗浄
をすることができる。
【0039】このとき、流水式の超音波洗浄は、溜め水
式の超音波洗浄に比べて、基板2から離脱したパーティ
クルが流水と共に速やかに排出されるため、従来の溜め
水式の超音波洗浄のようにパーティクルが再付着して洗
浄済みの基板2を再汚染するようなことはない。また、
このとき、基板2は回転しており、その遠心力でパーテ
ィクルは洗浄液と共に外方に飛散するように働いて基板
2を再汚染するようなことはない。さらに、このような
従来の溜め水式の超音波洗浄では、溜め水内で基板を保
持するための部材、例えばカセットや搬送ローラなどが
必要となるが、この場合には、基板2以外のこのような
保持部材にも超音波振動が加えられるため、長時間に亘
って超音波洗浄処理をしていると、エロージョン現象が
起こってダメージを受け、これがパーティクル発生の原
因となって基板2および洗浄槽をさらに汚染してしまう
が、本発明の流水式の超音波洗浄では、このような虞は
全くない。
【0040】図3は本発明の他の実施形態における基板
洗浄装置の構成を示す斜視図であり、図1の各部材と同
様な作用効果を奏する部材には同一の符号を付してい
る。
【0041】図3において、サイズの大きいパーティク
ル除去用の周波数が20KHz〜700KHzの低い周
波数の超音波振動が加えられた洗浄液を基板2の上面に
向けて吐出して超音波洗浄する超音波洗浄手段7と、サ
イズの小さいパーティクル除去用の周波数が800KH
z〜3000KHzの高い周波数の超音波振動が加えら
れた洗浄液を基板2の上面に向けて吐出して超音波洗浄
する超音波洗浄手段31とを組み合せたものである。超
音波洗浄手段7の駆動アーム14の先端部には、低い周
波数の超音波振動が加えられた洗浄液を吐出するストレ
ート型の第1のノズルとしてのノズル部15が配設さ
れ、超音波洗浄手段31の駆動アーム14の先端部に
は、高い周波数の超音波振動が加えられた洗浄液を吐出
するスリット型の第2のノズルとしてのノズル部32が
配設されている。これらのノズル部15,32を、垂直
ロッド13,13をそれぞれ回動中心として回動させて
基板2の端縁位置から中央位置を通って反対側の端縁位
置の方向に向けて円弧状に交互に往復移動させて基板2
の上面全面の超音波洗浄を行うものである。このとき、
高い超音波振動が洗浄液に付与されるノズル部32から
の洗浄液の供給量は、低い周波数の超音波振動が伝わる
のに充分な流量を必要とせず、洗浄液の供給量を削減す
ることができる。
【0042】したがって、周波数が20KHz〜700
KHzの範囲の比較的周波数の低い超音波振動が加えら
れた洗浄液を吐出するノズル部15と、周波数が800
KHz〜3000KHzの範囲の比較的周波数の高い超
音波振動が加えられた洗浄液を吐出するノズル部32と
を組み合わせて超音波洗浄することにより、周波数が高
い超音波振動で3μm以下程度の小さなパーティクルを
除去し、周波数の低い超音波振動で10μm以下程度の
比較的大きなパーティクルを除去することで、小さなパ
ーティクルから大きなパーティクルまでの全サイズのパ
ーティクルに亘って有効に超音波洗浄をすることができ
る。
【0043】なお、図1の実施形態では、洗浄手段とし
て低い周波数の超音波洗浄手段7を用い、図3の実施形
態では、低い周波数の超音波洗浄手段7と高い周波数の
超音波洗浄手段31とを組み合せて用いたが、図4に示
すように、この超音波洗浄手段7とブラシ洗浄部材33
とを組み合せたものであってもよい。このブラシ洗浄部
材33の駆動アーム14の先端部には、ブラシ洗浄する
洗浄ブラシ34が配設されている。これらのノズル部1
5と洗浄ブラシ34をそれぞれ回動させて基板2の端縁
位置から中央位置を通って反対側の端縁位置の方向に向
けて円弧状に交互に往復移動させて基板2の上面全面の
洗浄を行うものである。また同様に、この超音波洗浄手
段7と、高圧ジェット洗浄手段としての高圧ジェット噴
射洗浄部材とを組み合せたものであってもよい。また、
超音波洗浄手段7に替えて高圧ジェット洗浄手段として
の高圧ジェット噴射洗浄部材を設けてもよい。この高圧
ジェット洗浄手段の構成は、例えば図4に示す洗浄ブラ
シ34に替えてジェット噴射ノズル(高圧ノズル)を設
けたものである。
【0044】以上のように、例えばブラシ洗浄部材33
では、洗浄用ブラシが回転している洗浄ブラシ34がノ
ズル部15と同様に交互に揺動してしつこい汚れなども
取り除くことができるが、10μm以下の大きさのパー
ティクルを洗浄できず、周波数が20KHz〜700K
Hzの超音波洗浄であれば、10μm以下の大きさのパ
ーティクルも取り除くことができ、また、周波数が80
0KHz〜3000KHzの超音波洗浄であれば3μm
以下程度のさらに小さいパーティクルを取り除くことが
できる。また、例えば高圧ジェット噴射洗浄部材では、
高圧で洗浄液を噴射するジェット噴射ノズル部が超音波
洗浄手段7のノズル部15と同様に交互に揺動して非接
触で基板2の上面を傷つけることなく、しつこい汚れな
ども取り除くことができる。このように、それぞれの洗
浄部材の特徴が活かされて洗浄の相乗効果を得ることが
できる。ここでは、図4において、図1の各部材と同一
の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説
明を省略している。
【0045】なお、上記各実施形態では、基板2を基板
保持部材3で保持して回転させ、この基板保持部材3に
保持されて回転する基板2上を、基板保持部材3の近傍
位置を回動中心として、ノズル部15が基板2の回転中
心を通る円弧状に移動する構成としたが、ノズル部15
は円弧状ではなく基板2の回転中心を通る直線状に移動
するノズル移動部材を有する構成としてもよい。また、
搬送ローラで基板2の下面を支持しつつ搬送すると共
に、固定されたノズル部から、少なくとも比較的周波数
の低い超音波振動が付与された洗浄液を洗浄対象の基板
2に供給するようにしてもよい。この搬送ローラによる
基板直線移動方式の具体例については後述する。要は、
少なくとも比較的周波数の低い超音波振動が付与された
洗浄液を基板2に供給するノズル部と基板2を、基板2
の上面に沿った方向に相対的に移動させて基板2の洗浄
を行うように構成すればよい。さらに、これらのノズル
部と基板2とは共に止まっていても、少なくとも比較的
周波数の低い超音波振動が付与された洗浄液によって超
音波洗浄できればよい。これらの場合には、特に、周波
数が800KHz〜3000KHzの超音波振動は処理
液が基板2に当たった部分のみに洗浄有効範囲を有する
ので洗浄有効範囲が狭く、基板2の全面に処理液を当て
るためにはノズル部の吐出口が複数個必要となる。
【0046】また、図3の実施形態では、800KHz
〜3000KHzの範囲の高い超音波振動が洗浄液に付
与されるノズル部32と、20KHz〜700KHzの
範囲の低い超音波振動が洗浄液に付与されるノズル部1
5とを別々に構成したが、同一のノズル部で構成しても
よい。この場合には、高い超音波振動が洗浄液に付与さ
れるノズル部32からの洗浄液の供給量を削減すること
ができる。
【0047】さらに、図1の実施形態では、20KHz
〜700KHzの範囲の低い超音波振動だけを洗浄液に
付与し、また、その変形例として800KHz〜300
0KHzの範囲の高い超音波振動と、20KHz〜70
0KHzの範囲の低い超音波振動とを洗浄液に付与し
た。このように、サイズの大きいパーティクル除去用の
低い周波数を20KHz〜700KHzの範囲とし、か
つサイズの小さいパーティクル除去用の高い周波数を8
00KHz〜3000KHzの範囲としたが、これらの
周波数範囲に限定されることはなく、また、3以上の周
波数範囲に分割しても良い。
【0048】さらに、図1および図3の実施形態では、
基板2とノズル部15,32を相対的に移動させる手段
は、基板2を保持して回転させる基板保持部材3と、こ
の基板保持部材3に保持されて回転する基板2上を、基
板保持部材3の近傍位置を回動中心として、ノズル部1
5,32を円弧状に移動させるように構成したが、この
ような基板回転式ではなく、図5に示すように、搬送ロ
ーラ35による基板直線移動方式であってもよい。この
場合、複数の搬送ローラ35によって基板2を水平に支
持して搬送しつつ、超音波洗浄部材36の幅広のスリッ
ト状の吐出口(第1のノズルのノズル口)から(20K
Hz〜700KHz)の比較的低い周波数の超音波振動
が付与された洗浄液を基板2の幅方向にカーテン状に供
給し、基板2に付着しているサイズの大きいパーティク
ルを除去して基板2を洗浄し、さらに、超音波洗浄部材
36の下流側に超音波洗浄部材37が配設され、超音波
洗浄部材37の幅狭のスリット状の吐出口(第2のノズ
ルのノズル口)から(800KHz〜3000KHz)
の比較的高い周波数の超音波振動が付与された洗浄液を
基板2の幅方向にカーテン状に供給し、基板2に付着し
ているサイズの小さいパーティクルを除去して基板2を
洗浄するものである。この場合においても、1つのノズ
ル部で比較的低い周波数と比較的高い周波数との2つの
周波数を同時または時系列に切り替えて、低い周波数お
よび高い周波数の超音波振動が付与された洗浄液を吐出
するように構成することもできる。この場合、超音波洗
浄部材36のノズル部内に1個または2個の超音波振動
子を設け、1個または2個の超音波振動子に対する入力
発振信号の周波数を切り替えるか、または2個の超音波
振動子を1個ずつ時系列に切り替えるように構成すれば
よい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板から
離脱したパーティクルが洗浄液の充分な流量に乗って速
やかに排出されることでパーティクルの再付着が防止可
能な流水型の超音波洗浄で、かつ、ノズル部はサイズの
大きいパーティクル除去用の低周波数の超音波振動が伝
わるのに充分な流量で洗浄液を吐出するため、従来のよ
うな高周波数の超音波振動が付与された洗浄液では取り
除くことができなかったサイズの大きいパーティクル
を、低周波数の超音波振動が良好に付与された洗浄液で
基板面から容易に取り除くことができる。
【0050】また、ノズル部はサイズの大きいパーティ
クル除去用の低周波数の超音波振動が伝わるのに充分な
流量で吐出するため、低周波数の超音波振動と高周波数
の超音波振動が付与された洗浄液で、パーティクルサイ
ズにかかわらずパーティクルを除去することができる。
また、基板から離脱したパーティクルが洗浄液の充分な
流量に乗って速やかに排出されるため、パーティクルの
再付着を防止することができる。
【0051】さらに、低周波数の超音波振動と、高周波
数の超音波振動とを周波数切替手段で時系列に切り替え
れば、少ない部材点数で必要な異なる超音波出力を得る
ことができる。
【0052】さらに、低周波数の超音波と、高周波数の
超音波によって、パーティクルサイズにかかわらず超音
波洗浄できる本発明を、基板回転方式に適応させれば、
洗浄液の流量を最小限に抑えることができると共に、流
水型に加えてその遠心力でパーティクルを洗浄液と共に
飛散させて、パーティクルの基板への再付着をより抑え
ることができる。
【0053】さらに、20KHz〜700KHzの範囲
の超音波洗浄であれば、10μm以下の大きさのパーテ
ィクルも取り除くことができ、また、800KHz〜3
000KHzの範囲の超音波洗浄であれば、さらに小さ
い3μm以下程度のパーティクルをも取り除くことがで
きる。
【0054】さらに、低周波数の超音波と高周波数の超
音波による超音波洗浄に加えて、ブラシ洗浄や高圧ジェ
ット噴射洗浄をすることで、それぞれの洗浄部材の特徴
が活かされて洗浄の相乗効果を得ることができる。
【0055】さらに、800KHz〜3000KHzの
範囲の高い超音波振動が洗浄液に付与される第1のノズ
ルと、20KHz〜700KHzの範囲の低い超音波振
動が洗浄液に付与される第2のノズルとが別々に構成さ
れていれば、高い超音波振動が洗浄液に付与される第2
のノズルは、低い超音波振動が伝わるのに充分な流量を
必要とせず、洗浄液の供給量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における基板洗浄装置の構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の超音波洗浄手段のアーム先端にあるノズ
ル部の一例を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態における基板洗浄装置の
構成を示す斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態における基板洗浄
装置の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態における基板搬送
方式の基板洗浄装置の構成を示す側面図である。
【図6】従来の水溜め方式の超音波洗浄装置の要部構成
を示す断面図である。
【図7】従来の基板搬送方式の超音波洗浄装置の要部構
成を示す側面図である。
【図8】従来の基板回転方式の超音波洗浄装置の要部構
成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基板洗浄装置 2 基板 3 基板保持部材 5 駆動モータ 7,31 超音波洗浄手段 8 周波数切替制御手段 15,32 ノズル部 19,20 振動子(超音波発生器) 21 吐出口 33 ブラシ洗浄部材 34 洗浄ブラシ 35 搬送ローラ 36,37 超音波洗浄部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に超音波振動が付与された洗浄液を
    供給して基板を洗浄する基板洗浄装置において、 基板を支持する支持手段と、 比較的低い周波数の超音波振動を洗浄液に付与する超音
    波発生器を有すると共に、前記低い周波数の超音波振動
    が洗浄液中を伝わるのに充分な流量で、支持手段に支持
    された基板に向けて洗浄液を吐出するノズル部を有する
    ことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記低い周波数は、20KHzから70
    0KHzの範囲であることを特徴とする請求項1に記載
    の基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 基板に超音波振動が付与された洗浄液を
    供給して基板を洗浄する基板洗浄装置において、 基板を支持する支持手段と、 支持手段に支持された基板に向けて、比較的低い周波数
    の超音波振動が付与された洗浄液を吐出する第1のノズ
    ルと、 支持手段に支持された基板に向けて、比較的高い周波数
    の超音波振動が付与された洗浄液を吐出する第2のノズ
    ルとを有することを特徴とする基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 基板に超音波振動が付与された洗浄液を
    供給して基板を洗浄する基板洗浄装置において、 基板を支持する支持手段と、 支持手段に支持された基板に向けて超音波振動が付与さ
    れた洗浄液を吐出するノズルと、 洗浄液に付与する超音波振動の周波数を、比較的低い周
    波数と比較的高い周波数とのいずれかに切り替える周波
    数切替手段とを有することを特徴とする基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記低い周波数が20KHzから700
    KHzの範囲であり、前記高い周波数が800KHzか
    ら3000KHzの範囲であることを特徴とする請求項
    3から請求項4に記載の基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 支持手段に支持された基板に向けて高圧
    で洗浄液を吐出する高圧ノズルを有することを特徴とす
    る請求項1から請求項5に記載の基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 支持手段に支持された基板の主面に当接
    して基板をブラシ洗浄する洗浄ブラシを有することを特
    徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の基板洗
    浄装置。
  8. 【請求項8】 基板に超音波振動が付与された洗浄液を
    供給して基板を洗浄する基板洗浄方法において、 比較的低い周波数の超音波振動を洗浄液に付与する工程
    と、 前記低い周波数の超音波振動が洗浄液中に伝わるのに充
    分な流量で、基板に向けて洗浄液を吐出する工程とを含
    むことを特徴とする基板洗浄方法。
  9. 【請求項9】 基板に超音波振動が付与された洗浄液を
    供給して基板を洗浄する基板洗浄方法において、 基板に向けて比較的低い周波数の超音波振動が付与され
    た洗浄液を吐出する工程と、 基板に向けて比較的高い周波数の超音波振動が付与され
    た洗浄液を吐出する工程とを含むことを特徴とする基板
    洗浄方法。
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