JP2002101693A - 電動モータの制御装置 - Google Patents

電動モータの制御装置

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JP2002101693A
JP2002101693A JP2000290702A JP2000290702A JP2002101693A JP 2002101693 A JP2002101693 A JP 2002101693A JP 2000290702 A JP2000290702 A JP 2000290702A JP 2000290702 A JP2000290702 A JP 2000290702A JP 2002101693 A JP2002101693 A JP 2002101693A
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JP
Japan
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torque
electric motor
sensitivity
operation mode
mode
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Application number
JP2000290702A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Inagaki
浩之 稲垣
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速応答性をなるべく悪化させずに、加減速
操作に伴うトルク変化時のショックを緩和するモータ制
御を実現できる電動モータの制御装置を提供する。 【解決手段】 マイコン7はアクセルセンサ13により
検出されたアクセル開度αに応じたトルク指示値(目標
トルク)を求め、SRモータ3を目標トルクに達するま
で制御するために指示するトルク指示値を決める際の感
度を制御する。レゾルバ16からの検出信号を基に得た
モータ回転数Nmと、目標トルクとを基にSRモータ3
が力行か回生かを判断し、力行かつトルク指示増加(力
行減速)の条件を満たすモードBのときにフィルタ時定
数を最小(T=3)とし(感度最大)、回生かつトルク
指示「負」(回生減速)の条件を満たすモードAのとき
にフィルタ時定数を最大(T=127)とし(感度最
低)、4つの運転モードに応じた異なるフィルタ時定数
Tを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車の走行用モータとして
SRモータが使用されている。SRモータを制御する場
合、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ
の信号に基づくアクセル開度に応じて目標トルクを求
め、目標トルクに至るまでに安定な制御を確保するため
に勾配をもたせたトルク指示値を逐次得るために感度調
整なされていた。そしてトルク指示値を基にインバータ
などの駆動回路に指令する電流指示値および通電角度指
示値を決めていた。感度は例えばフィルタ時定数で設定
し、従来はフィルタ時定数がある一定値に設定されてお
り、一定の感度が得られる設定が採用されていた。また
電気自動車では、走行中に減速するときには力行モード
から回生モードに切り換えられたときの回生電力を効率
よく回収するために、感度はトルク指示値の勾配が比較
的急になるような高めの値(フィルタ時定数)に設定と
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アクセルペダ
ルを踏み込んで回生から力行に切り換わるときや、アク
セルペダルを離して力行から回生に切り換わるときのト
ルク変化が比較的大きく、運転者に許容限度を超える不
快なショックを与えるという問題があった。さらに力行
と回生の間の切り換わり時だけでなく力行におけるトル
ク指示値の増加・減少によってもトルク変化のショック
が大きいときがあり、このようなトルク変化も運転者に
不快なショックを与える恐れがあった。一方、このよう
なトルク変化時のショックを防ぐために感度を低く(鈍
く)設定すると、アクセルペダルを踏み込んだときにそ
の感度の低さから加速応答性が悪化するという問題があ
った。このように加速応答性の確保と減速ショックの抑
制との2つの要求を満足させる必要があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、加速応答性をなるべく
悪化させずに、加減速操作に伴うトルク変化時のショッ
クを緩和するモータ制御を実現できる電動モータの制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、電動モータと、前記電
動モータの加減速の操作をするための操作手段が操作な
されたときにその操作信号を基に前記電動モータを加減
速制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電
動モータを前記操作信号の信号値(操作信号値)に応じ
た目標値に制御するときの感度を、予め複数設定された
運転モードに応じて変化させる感度変更手段を備えてい
ることを要旨とする。
【0006】この発明によれば、操作手段が操作なされ
たときにその操作信号の信号値(操作信号値)を基に電
動モータは制御手段により加減速制御される。電動モー
タを操作信号値に応じた目標値に制御するときの感度
が、予め複数設定された運転モードに応じて感度変更手
段により変化される。運転モードに応じて感度を変える
ことにより、例えば操作手段を加速方向へ操作したとき
の電動モータの加速応答性を確保し(犠牲にせず)、操
作手段を減速方向へ操作したときの電動モータの減速シ
ョックを低減する制御が実現可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記運転モードは、前記電動モータに
付与するトルクが回転方向と同じ向きである正トルク
と、回転方向と逆向きである負トルクとの間の切り換わ
り過程のショックを、少なくとも正トルクから負トルク
への切り換わり時に緩和するようにモード設定および感
度設定がなされていることを要旨とする。なお、正トル
ク・負トルクは力行・回生に限定されない。
【0008】この発明によれば、請求項1の発明におい
て、運転モードに応じて感度が変更されることで、電動
モータに付与するトルクが正トルクと負トルクとの間で
切り換わる過程のショックが、少なくとも正トルクから
負トルクへの切り換わり時に緩和される。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記運転モードは、前記電動モータに
付与するトルクが正トルクか負トルクかで分かれてお
り、前記正トルクのときの運転モードより負トルクのと
きの運転モードの方が前記感度が低く設定されているこ
とを要旨とする。
【0010】この発明によれば、請求項2の発明におい
て、電動モータに正トルクを付与するときの運転モード
では、感度が相対的に高く、電動モータに負トルクを付
与するときの運転モードでは、感度が相対的に低い(鈍
い)。例えば操作手段を減速方向へ操作したときの電動
モータの正トルクから負トルクに切り換わったときの減
速ショックが緩和され、しかも操作手段が加速方向へ操
作されたときの電動モータの負トルクから正トルクに切
り換わった後の感度がよく加速応答性が犠牲にされな
い。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の発明において、前記運転モード
は、前記電動モータを加速させるか減速させるかで分か
れており、前記加速させるときの運転モードより減速さ
せるときの運転モードの方が前記感度が低く設定されて
いることを要旨とする。
【0012】この発明によれば、請求項1〜3のいずれ
か一項の発明の作用に加え、電動モータを加速させると
きの運転モードよりも減速させるときの運転モードの方
が感度が低い(鈍い)。例えば操作手段を減速方向へ操
作したときの電動モータが減速するときの感度が鈍くそ
の際の減速ショックが緩和され、しかも操作手段を加速
方向へ操作したときの電動モータが加速するときの感度
が相対的によく加速応答性が犠牲にされ難い。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一項に記載の発明において、前記電動モータは
電気車両に走行駆動用に設けられたもので、該電動モー
タのモータ回転数を検出する回転検出器を備えており、
前記操作信号値は前記操作手段としてのアクセル操作手
段の操作量を検出するアクセル検出器により検出された
アクセル開度であり、前記制御手段は、前記アクセル開
度に応じた目標トルクに制御するため、前記アクセル開
度と前記モータ回転数とを用いて決まる指示値を基に前
記電動モータをトルク制御するとともに、前記運転モー
ドは、前記アクセル操作手段がアクセル開度を小さくす
る方向へ操作されて力行から回生に移行するときのショ
ックを緩和するようにモード設定および感度設定がなさ
れていることを要旨とする。
【0014】この発明によれば、制御手段は、アクセル
開度とモータ回転数とを用いて決まる指示値を基に目標
トルクを付与するように電動モータをトルク制御する。
この際、運転モードに応じて感度が変更されることによ
り、アクセル開度を小さくする方向へアクセル操作手段
が操作された際、電動モータが力行から回生に移行する
ときのショックが小さく抑えられる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記制御手段は、前記指示値と前記モ
ータ回転数とを用いて前記電動モータが力行か回生かを
判断し、前記アクセル操作手段がアクセル開度を小さく
する方向へ操作されたときの回生中である運転モードの
ときの前記感度が他の運転モードに比べ低くなるように
設定されていることを要旨とする。
【0016】この発明によれば、アクセル操作手段がア
クセル開度を小さくする方向へ操作されたときの回生中
である運転モードのときに、アクセル開度に応じた目標
トルクに制御するときの感度が他の運転モードに比べ低
く設定される。従って、アクセル操作手段がアクセル開
度を小さくする方向へ操作されたときに力行から回生に
移行するときのショックが、加速応答性をなるべく犠牲
にせず小さく抑えられる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項5又は6
のいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は
前記アクセル開度に応じた目標トルクに制御するときの
前記感度に応じたトルク指示値を逐次求めるものであっ
て、力行でトルク指示増加となる運転モードのときの感
度が一番高く、回生で目標トルクが負となる運転モード
のときの感度が一番低く設定されていることを要旨とす
る。
【0018】この発明によれば、アクセル操作手段を加
速操作し、力行でトルク指示増加となる運転モードのと
きは感度が一番高くなるため、加速応答性が確保され
る。またアクセル操作手段を減速操作し、回生で目標ト
ルクが負となる運転モードのときは感度が一番低く(鈍
く)なるため、力行から回生に移行したときのショック
が緩和される。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記2つの運転モード以外に、力行で
トルク指示減少となる運転モードと、回生で目標トルク
が正となる運転モードがあり、当該2つの運転モードで
の各感度は、前記一番高い感度と一番低い感度との間の
範囲にそれぞれ設定されていることを要旨とする。
【0020】この発明によれば、力行中ではアクセル操
作手段を減速操作したとき(トルク指示減少)の感度
が、加速操作時(トルク指示増加)の感度より低く(鈍
く)なる。このため、力行から回生に減速操作したとき
の減速ショックが一層緩和される。また回生中はアクセ
ル操作手段を加速操作したときの感度が減速操作時の感
度より高くなる。このため、回生から力行に加速操作し
たときの加速応答性が一層向上する。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一項に記載の電動モータの制御装置において、
前記感度変更手段は、前記運転モードに応じた感度とな
るように、前記運転モードに応じてフィルタ時定数を異
ならせているフィルタ手段であることを要旨とする。
【0022】この発明によれば、フィルタ手段により運
転モードに応じた異なるフィルタ時定数が設定されるこ
とで、目標値(目標トルク)に制御するときの感度が運
転モードに応じて変化する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施形態を図1〜図5に従って説明する。図1は、電気
自動車の走行駆動系の構成ブロック図を示す。
【0024】電気車両としての電気自動車1は駆動輪2
に走行トルクを出力する走行駆動源としての電動モータ
としてSRモータ(スイッチド・リラクタンスモータ)
3を備えている。バッテリ4には例えば燃料電池や充電
式蓄電池などが使用される。SRモータ3はECU(電
子制御装置)5によりインバータ6を介して駆動制御さ
れる。ECU5はマイクロコンピュータ(以下、単にマ
イコンと称す)7と、チョッパ回路8を備える。なお、
ECU5及びインバータ6により制御手段が構成され
る。
【0025】インバータ6はバッテリ電圧が印加される
ようにバッテリ4と接続され、その出力側はSRモータ
3に電気的に接続されている。インバータ6は駆動回路
9とスイッチング回路10とを備える。マイコン7から
の指令信号に基づいてチョッパ回路8がチョッパ制御さ
れて、チョッパ回路8から駆動回路9を介してスイッチ
ング回路10に入力される信号に基づきSRモータ3は
駆動制御される。
【0026】SRモータ3は3相モータで、3相コイル
の励磁タイミングを制御することによって駆動制御され
る。インバータ6はSRモータ3に対し内部の3相コイ
ルに励磁電流を給電するそれぞれ2本ずつの計6本の電
力線で接続されている。電流比較回路11は電力線を流
れる電流値を検出する。チョッパ回路8は電流比較回路
11から入力する電流検出信号を基に駆動回路9に送る
指令値を補正する。
【0027】マイコン7は、操作手段及びアクセル操作
手段としてのアクセルペダル12の操作量を検出するア
クセル検出器としてのアクセルセンサ13から入力する
アクセル信号(アクセル開度α)と、バッテリ電圧検出
回路14からのバッテリ電圧検出信号(バッテリ電圧V
b)とをインタフェイス15を介して入力する。またマ
イコン7は、SRモータ3の回転を検出する回転検出器
としてのレゾルバ16からの回転検出信号(モータ回転
数Nm)をインタフェイス17を介して入力するように
なっている。
【0028】マイコン7はそのメモリ18に図3に示す
マップMを記憶し、アクセルセンサ13により検出され
たアクセル開度αを基にマップMを参照して目標トルク
Reqtrq を求める。この目標トルクReq trq が、本実施
形態では、SRモータ3を制御するための目標値(目標
トルク)に相当する。また、マイコン7は、バッテリ電
圧検出回路14から検出されたバッテリ電圧値Vbを得
るとともに、レゾルバ16からの回転検出信号を基にモ
ータ回転数Nmを得る。またメモリ18には、トルク指
示値trq (n)、モータ回転数Nm、バッテリ電圧Vb
の3つのパラメータを基に、電流指示値Iと、通電角度
θとを個別に求める2つのマップ(3次元マップ)(図
示せず)が記憶されている。なお、トルク指示値trq
(n)は、目標トルクReq trq を目標とする制御を行う
うえにおいて実際に指示する指令値に相当する値であ
る。
【0029】マイコン7は、3つのパラメータtrq
(n),Nm,Vbから決まる電流指示値Iと通電角度
θとからなる指令信号をチョッパ回路8に指令する。チ
ョッパ回路8はマイコン7から入力する指令信号(I,
θ)を基に、通電角度θに応じた所定の励磁タイミング
で電流指示値Iを3相コイルに順次通電する指令信号を
駆動回路9を介してスイッチング回路10に出力する。
【0030】図2はインバータ6の回路構成図を示す。
インバータ6は、3相(相1,相2,相3)のモータコ
イル(3相コイル)31,32,33ごとの3つのスイ
ッチング回路10A,10B,10Cを備えている。ス
イッチング回路10はこれら3つの回路10A,10
B,10Cより構成される。各スイッチング回路10
A,10B,10Cにはバッテリ4からのバッテリ電圧
が印加されている。各スイッチング回路10A,10
B,10Cは、モータコイル31,32,33の両側に
2つずつのスイッチング素子(トランジスタ)21,2
2と、2つずつのダイオード23,24とを備えてい
る。
【0031】各相における2つのスイッチング素子2
1,22の各々のゲートには、相1では駆動回路41
A,41Bが、相2では駆動回路42A,42Bが、相
3では駆動回路43A,43Bがそれぞれ信号電圧を出
力可能に接続されている。駆動回路9はこれら2つずつ
の駆動回路41A,41B,42A,42B,43A,
43Bより構成される。また各スイッチング回路10
A,10B,10Cと並列に1つずつのコンデンサC
1,C2,C3が接続され、またバッテリ4と並列にコ
ンデンサC4,C5,C6が接続されている。
【0032】3相における各スイッチング素子21,2
2の各々のゲートには、チョッパ回路8で生成された電
流指示値Iに応じたデューティ値(%)のPWM信号
が、通電角度θに応じた励磁タイミングで各相毎のモー
タコイル31,32,33を順次通電させるタイミング
で入力される。このため、各モータコイル31,32,
33には、電流指示値Iに応じたモータ電流が通電角度
θに応じた励磁タイミングで通電される。この励磁タイ
ミング(通電角度θ)は、SRモータ3の回転駆動方向
に応じて決まり、正転指令時には各モータコイル31,
32,33が正転時の通電タイミングの順序で励磁さ
れ、逆転指令時は各モータコイル31,32,33の通
電タイミングが正転時と逆の順序となる。
【0033】またSRモータ3が惰性回転してモータト
ルクが零トルクになるときのトルク指示値T(つまりア
クセル開度α)は、その時々のモータ回転数Nmに応じ
て決まる。メモリ18には、モータ回転数Nmからその
回転数で零トルク(つまり惰性回転)となるトルク指示
値に相当する基準トルク値を求めるためのマップ(図示
せず)を記憶している。
【0034】トルク指示値trq (n)は、目標トルクRe
q_trqおよびフィルタ時定数Tを用いて、次式で表され
る。 trq (n)=(T・trq (n−1)+ Req_trq )/(T+1) … (1) 上記(1)式から分かるように、フィルタ時定数Tを大き
くするほど感度が鈍り、フィルタ時定数Tを小さくする
ほど感度が高まる。
【0035】図4(b)は、アクセル開度の変化に対す
るトルク変化の様子を時間に対して示したグラフであ
り、図4(a)に示すようなアクセル開度αの変化が時
間に対しなされた場合のトルク変化の様子を示してい
る。図4(b)における零トルクライン(基準トルク値
To)はモータ回転数Nmに応じて上下変動し、車速が
高速であるほど「零トルクライン」の値Toが大きくな
る。
【0036】マイコン7は、レゾルバ16からの回転検
出信号を基にモータ回転方向を検出しており、モータ回
転方向と同じ向きのトルクを付与するときを「力行」、
モータ回転方向と逆向きのトルクを付与するときを「回
生」と判断する。つまり図4(b)に示すように、前回
(現在)のトルク指示値trq(n−1)が基準トルク値
To(零トルクライン)以上にあるときを「力行」、ト
ルク指示値trq(n−1)が基準トルク値To(零トルク
ライン)を下回るときを「回生」と判断する。計算上
は、トルク指示値trq(n−1)と基準トルク値Toとの
差分の符号の正・負をみて、負のときに「回生」と判定
し、負でない(零または正)ときに「力行」と判定す
る。「回生」であるときには、レゾルバ16からの回転
検出信号を基に得られるモータ回転方向と逆転方向のト
ルクを発生させる通電タイミングの順序で各相のモータ
コイル31,32,33を通電し、SRモータ3を逆転
トルクが発生するように制御する。また「力行」である
ときには、レゾルバ16からの回転検出信号を基に得ら
れるモータ回転方向と同一方向のトルクを発生させる通
電タイミングの順序で各相のモータコイル31,32,
33を通電し、SRモータ3を正転トルクが発生するよ
うに制御する。この結果、SRモータ3にはトルク指示
値trq(n)に応じたトルクが発生する。
【0037】加速応答性と減速ショック緩和度は、上記
(1)式中のフィルタ時定数T、つまり感度に依存する。
本実施形態では、アクセルペダル12を踏んで力行中に
加速させるときは加速応答性をよくするために感度を最
も高くし(T=3)、またアクセルペダル12を離した
回生中は感度を最も低く(鈍く)設定している(T=1
27)。また力行中にアクセルペダル12を離した力行
中の減速時は加速応答性に関係しないため加速時よりも
少し感度を低くしている(T=7)。また回生中でもア
クセルペダル12を踏んで目標トルクReq_trqが力行域
(基準トルク値To以上の範囲)になったときは、加速
ショックが幾分大きくなるものの加速応答性を重視する
ために感度を比較的高めに設定している(T=15)。
【0038】すなわちアクセルペダル12を踏んだ状態
から離すと「力行」から「回生」に切り換わり、この回
生への切り換わり時はSRモータ3の各相毎のモータコ
イル31,32,33の励磁タイミングが回転方向と逆
回転するときのものとなる。この切り換わり時の減速シ
ョックは非常に大きい。これを制御のうえで感度を鈍ら
せることで減速ショックを緩和する。アクセルオフにし
ても回生トルクを0から徐々に小さく移行させる。トル
ク指示値がマイナスに向かう方は応答性が悪くても問題
ないが、加速のときは加速応答性が鈍るという問題がで
るので、加速のときは感度を高く設定し、アクセルオフ
にして回生になるときだけ感度を小(フィルタ時定数T
=127)にする。
【0039】SRモータ3の加速時であるか減速時であ
るかは、トルク指示減少であるかトルク指示増加である
かを見て判断する。一つ前(現在)のトルク指示値trq
(n−1)と今回のトルク指示値trq(n)との差分を
見てトルク増加か減少かをみる。すなわち今回のトルク
指示値trq(n)と、前回のトルク指示値trq(n−1)
との差分をとり、その差分であるトルク指示変化Δtrq
(=trq(n)−trq(n−1))が正か負かを見て、Δ
trq >0のときをトルク指示増加、Δtrq <0のときを
トルク指示減少とそれぞれ判断する。なお、上記手法に
替え、前回の目標トルクReq_trq(n−1) と今回の目
標トルクReq_trq(n)との差分をみてトルク指示増
加、トルク指示減少を判断する手法を採用してもよい。
【0040】本実施形態では、上記4種類のフィルタ時
定数Tを4つの運転モードに対応付けて設定し、運転モ
ード(モードA,B,C,D)に応じたフィルタ時定数
Tを選択するようにしている。各運転モードの判別方法
とフィルタ時定数Tとの対応は以下のように設定されて
いる。 モードA:「回生」かつトルク指示「負」(trq(n−
1)<ToかつReq_trq−To<0)が成立したときにこ
のモードと判別し、このときフィルタ時定数T=127
に設定する。 モードB:「力行」かつトルク指示増加(trq(n−
1)≧ToかつΔtrq >0)が成立したときにこのモー
ドと判別し、このときフィルタ時定数T=3に設定す
る。 モードC:「力行」かつトルク指示減少(trq(n−
1)≧ToかつΔtrq <0)が成立したときにこのモー
ドと判別し、このときフィルタ時定数T=7に設定す
る。 モードD:「回生」かつトルク指示「零または正」(tr
q(n−1)<ToかつReq_trq−To≧0)が成立したと
きにこのモードと判別し、このときフィルタ時定数T=
15に設定する。なお、ここで挙げたフィルタ時定数T
の数値は一例を示したに過ぎず、制御の仕方、または加
速応答性やショック低減に関する設計思想等に応じて適
宜変更可能である。またマイコン7により感度変更手段
が構成される。
【0041】次にメモリ18に記憶された図5に示すS
Rモータ制御プログラムについて説明する。ステップ1
0(以下、ステップを単にSと記す)では、初期化をす
る。
【0042】S20では、前回の制御から10msec. 経
過したか否かを判断する。つまり10msec. 毎に制御を
するため、制御間隔の時間が経過したか否かを判断す
る。S30では、アクセル開度αを読み込む。
【0043】S40では、アクセル開度αを目標トルク
Req_trq に変換する。つまりアクセル開度αを基にマッ
プ(図3)を参照して目標トルクReq_trq を求める。S
50では、トルク指示<0かつ回生中であるか否かを判
断する。トルク指示Req_trq −To<0かつトルク指示t
rq(n−1)−To <0であれば、モードAの条件に適
合するので、S60に移行する。一方、モードAの の
条件に適合しないときはS70に移行する。
【0044】S60では、フィルタ時定数T=127に
設定する。S70では、力行かつトルク指示増加である
か否かを判断する。つまりモードB(力行加速中)であ
るか否かを判断する。トルク指示trq(n−1)−To
≧0かつトルク指示Δtrq >0であれば、モードBの条
件に適合するので、S80に移行する。一方、モードB
の条件に適合しないときはS90に移行する。
【0045】S80では、フィルタ時定数T=3に設定
する。S90では、力行かつトルク指示減少であるか否
かを判断する。つまりモードC(力行減速中)であるか
否かを判断する。トルク指示trq(n−1)−To ≧0
かつトルク指示Δtrq <0であれば、モードCの条件に
適合するので、S100に移行する。一方、モードCの
条件に適合しないときはS110に移行する。
【0046】S100では、フィルタ時定数T=7に設
定する。S110では、フィルタ時定数T=15に設定
する。つまり上記モードA〜C以外の場合で上記モード
D(回生加速中)に当たり(但し、力行でトルク指示変
化なしも含む)、このときはT=15に設定する。
【0047】S120では、トルク指示のフィルタ演算
を実行する。すなわち前記(1)式に従って、トルク指示t
rq (n)を算出する。(1)式中のTの値に、上記S6
0,S80,S100,S110のいずれかで設定され
たフィルタ時定数Tの値が代入される。
【0048】S130では、最終トルク指示trq (n)
をモータへ出力する。すなわちトルク指示値trq
(n)、モータ回転数Nm、バッテリ電圧Vbの3つの
パラメータを基に2つのマップ(3次元マップ)を参照
し、電流指示値Iと通電角度θとを個別に求める。そし
てこの電流指示値Iと通電角度θがチョッパ回路8に指
令され、このとき回生であれば回生の通電タイミングの
通電角度θが指定され、一方、力行であれば力行の通電
タイミングの通電角度θが指定される。モータコイル3
1,32,33は指定された通電角度θに応じた励磁タ
イミングでトルク指示値trq (n)に対応する電流指示
値Iで励磁される。
【0049】こうして10msec. 毎にその時々の運転モ
ードに応じて設定されるフィルタ時定数Tの値に応じ、
トルク指示値trq (n)の感度が決まり、フィルタ時定
数Tが大きな値に設定されたときほど感度が鈍く、フィ
ルタ時定数Tが小さな値に設定されたときほど感度が高
くなる。なお、マイコン7とS50〜S110の処理に
よりフィルタ手段が構成される。
【0050】例えば図4(a)に示すように、アクセル
ペダル12を踏み込んで加速した後、次にアクセルペダ
ル12を離して減速した場合を例にすると次のようにモ
ータ制御がなされる。
【0051】最初アクセルペダル12を離した状態で
は、その時のモータ回転数Nmに応じた零トルクライン
To が図4(b)に示すように決まる。このときアクセ
ル開度αから決まるトルク指示値が零トルクラインTo
を下回るため「回生」(trq(n−1)−To<0)にな
り、SRモータ3が回生トルクで駆動される。このとき
トルク指示Req_trq−To<0となりモードAに該当する
ので、フィルタ時定数T=127となる。
【0052】時刻t1でアクセルペダル12を踏込む
と、まずトルク指示値trq(n−1)が零トルクライン
To に達するまでの過程で、「回生」かつトルク指示増
加のモードDとなり、フィルタ時定数T=15となる。
このため回生から力行に移行するまでの過程で比較的感
度が高くよい加速応答性が得られる。
【0053】そしてトルク指示値trq(n−1)が零ト
ルクラインTo に達して「力行」になった後は、「力
行」かつトルク指示増加のモードBとなり、フィルタ時
定数T=3となる。このため、さらに感度が高くなって
トルク指示値trq(n)が目標トルクReq_trqまで急上昇
し、非常によい加速応答性が得られる。
【0054】そしてアクセルペダル12の踏込量が一定
に保たれた後、次にアクセルペダル12を離すと(時刻
t2)、目標トルクReq_trqは一気に零トルクラインTo
を大きく下回る。このとき、まず「力行」かつトルク
指示減少のモードCとなり、フィルタ時定数T=7とな
る。次に実際のトルク指示値trq(n)が力行から回生
に切り換わると、「回生」かつトルク指示「負」のモー
ドAとなり、フィルタ時定数T=127となる。従っ
て、力行から回生に切り換わったときに一気に感度が鈍
くなって回生トルク勾配が緩やかになるため、アクセル
ペダル12を一気に離したとしても減速ショックが小さ
く抑えられる。
【0055】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果が得られる。 (1)アクセルペダル12を離して力行から切り換わっ
た回生(モードA)では、フィルタ時定数Tを大きな値
(T=127)に設定して感度を鈍くしたので、アクセ
ルペダル12を離して力行から回生に切り換わる際の減
速ショックを小さく抑えることができる。また「力行」
かつトルク指示増加であるモードBではフィルタ時定数
Tを小さな値(T=3)に設定して感度を高くしたの
で、アクセルペダル12を踏み込んだ際の加速応答性を
確保することができる。
【0056】(2)また力行加速時のモードBでフィル
タ時定数Tを最小(T=3)とし、力行減速時のモード
Cでフィルタ時定数Tを中程度(T=7)とし、「回
生」かつトルク指示「負」のモードAでフィルタ時定数
Tを最大(T=127)とした。よってドライビリティ
特性が良好となる。
【0057】(3)さらにアクセルペダル12を踏み込
んで回生から力行に切り換わるまでの過程であるモード
Dで、フィルタ時定数Tを小さく設定(T=15)し、
回生であっても感度を高くしたので、アクセルペダル1
2を離した状態から加速する際の加速応答性もよくな
る。よってこの点からもドライビリティ特性が良好とな
る。
【0058】(4)フィルタ時定数Tをソフトウェア上
で変更するだけなので、制御が簡単であるうえ、設計変
更も簡単である。なお、実施形態は前記に限定されず、
例えば次の態様で実施してもよい。
【0059】・ 力行から回生に切り換わった際のモー
ドAについてのみフィルタ時定数Tを他より大きく(例
えばT=127)し、それ以外のときは全て同じフィル
タ時定数T(例えばT=3〜7)とすることもできる。
また4つのモードのうちモードC,Dのフィルタ時定数
Tを同じ値とし、3種類のフィルタ時定数Tを設定する
構成でもよい。また4つのモードの場合、モードC,D
のフィルタ時定数Tの大小関係を逆にしてもよい。
【0060】・ 力行と回生の違いで運転モード分けを
したが、力行から回生への切り換わり過程(範囲)を1
つの運転モードに設定することもできる。例えばトルク
指示値trq(n−1)と基準トルク値Toとの差trq(n
−1)−Toが所定範囲内(−trq1≦trq(n−1)−
To≦trq1)にあるときのフィルタ時定数Tを最大に設
定する。
【0061】・ ソフトウェア上でデジタルフィルタを
実現した構成としたが、ハードウェアのデジタルフィル
タを設けて各モードに応じてフィルタ時定数Tを設定し
てもよい。
【0062】・ 電動モータはSRモータに限定されな
い。力行と回生を制御する電動モータであれば足りる。
例えば交流誘導モータでもよい。さらに力行・回生制御
をする制御方式に限定されない。この場合、電動モータ
に付与されるトルクが正トルクか負トルクであるかを各
種検出値から間接的に求め、運転モードに応じて感度を
変更させる手法を採用してもよい。また負トルクはプラ
ギングでもよい。
【0063】・ 電気自動車の電動モータのモータ制御
に適用することに限定されない。自動車以外の電気車両
でも適用してもよい。さらに車両のモータ制御にも限定
されない。
【0064】前記実施形態等から把握できる請求項以外
の技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項5又は6に記載の発明において、力行でト
ルク指示増加となる運転モードと、回生で目標トルクが
負となる運転モードとの2つを少なくとも備え、力行で
トルク指示増加の運転モードよりも、回生で目標トルク
が負の運転モードの方が前記感度を低くするように設定
されていることを要旨とする。
【0065】(2)請求項1〜9のいずれか一項におい
て、前記電動モータは車体に走行駆動源として設けられ
たものであることを要旨とする。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜9に記載
の発明によれば、加速応答性をなるべく悪化させずに、
加減速操作に伴うトルク変化時のショックを低減するモ
ータ制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態における電気自動車の走行系の概
略構成図。
【図2】 インバータの電気回路図。
【図3】 アクセル開度から(目標)トルク指示値を得
るためのマップ。
【図4】 アクセル操作に伴うトルク変化時の感度を説
明するグラフ。
【図5】 モータ制御ルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1…電気車両としての電気自動車、3…電動モータとし
てのSRモータ、4…バッテリ、5…制御手段としての
ECU、6…制御手段としてのインバータ、7…制御手
段を構成するとともに感度変更手段及びフィルタ手段と
してのマイコン、8…チョッパ回路、9…駆動回路、1
2…操作手段及びアクセル操作手段としてのアクセルペ
ダル、13…アクセル検出器としてのアクセルセンサ、
16…回転検出器としてのレゾルバ、18…メモリ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA01 PG04 PI13 PU10 PV03 PV09 QE01 QE08 QE10 QI04 QN02 SJ11 TO21 5H575 AA17 BB04 BB09 DD03 DD05 FF02 FF04 GG01 GG02 GG04 HA08 HB02 JJ03 KK05 KK09 LL04 LL22 LL31 5H576 AA01 AA15 BB09 CC02 CC04 DD02 DD04 DD09 EE09 EE10 EE11 FF02 FF04 GG01 GG02 GG04 GG05 HA02 HB02 JJ03 JJ17 JJ26 KK05 KK08 LL01 LL24 LL37 LL38 LL41 LL58

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータと、 前記電動モータの加減速の操作をするための操作手段が
    操作なされたときにその操作信号を基に前記電動モータ
    を加減速制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記電動モータを前記操作信号の信号
    値に応じた目標値に制御するときの感度を、予め複数設
    定された運転モードに応じて変化させる感度変更手段を
    備えていることを特徴とする電動モータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転モードは、前記電動モータに付
    与するトルクが回転方向と同じ向きである正トルクと、
    回転方向と逆向きである負トルクとの間の切り換わり過
    程のショックを、少なくとも正トルクから負トルクへの
    切り換わり時に緩和するようにモード設定および感度設
    定がなされていることを特徴とする請求項1に記載の電
    動モータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記運転モードは、前記電動モータに付
    与するトルクが正トルクか負トルクかで分かれており、
    前記正トルクのときの運転モードより負トルクのときの
    運転モードの方が前記感度が低く設定されていることを
    特徴とする請求項2に記載の電動モータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記運転モードは、前記電動モータを加
    速させるか減速させるかで分かれており、前記加速させ
    るときの運転モードより減速させるときの運転モードの
    方が前記感度が低く設定されていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の電動モータの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電動モータは電気車両に走行駆動用
    に設けられたもので、該電動モータのモータ回転数を検
    出する回転検出器を備えており、前記操作信号値は前記
    操作手段としてのアクセル操作手段の操作量を検出する
    アクセル検出器により検出されたアクセル開度であり、
    前記制御手段は、前記アクセル開度に応じた目標トルク
    に制御するため、前記アクセル開度と前記モータ回転数
    とを用いて決まる指示値を基に前記電動モータをトルク
    制御するとともに、 前記運転モードは、前記アクセル操作手段がアクセル開
    度を小さくする方向へ操作されて力行から回生に移行す
    るときのショックを緩和するようにモード設定および感
    度設定がなされていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の電動モータの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記指示値と前記モー
    タ回転数とを用いて前記電動モータが力行か回生かを判
    断し、 前記アクセル操作手段がアクセル開度を小さくする方向
    へ操作されたときの回生中である運転モードのときの前
    記感度が他の運転モードに比べ低くなるように設定され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の電動モータの
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は前記アクセル開度に応じ
    た目標トルクに制御するときの前記感度に応じたトルク
    指示値を逐次求めるものであって、 力行でトルク指示増加となる運転モードのときの感度が
    一番高く、回生で目標トルクが負となる運転モードのと
    きの感度が一番低く設定されていることを特徴とする請
    求項5又は6のいずれか一項に記載の電動モータの制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記2つの運転モード以外に、力行でト
    ルク指示減少となる運転モードと、回生で目標トルクが
    正となる運転モードがあり、当該2つの運転モードでの
    各感度は、前記一番高い感度と一番低い感度との間の範
    囲にそれぞれ設定されていることを特徴とする請求項7
    に記載の電動モータの制御装置。
  9. 【請求項9】 前記感度変更手段は、前記運転モードに
    応じた感度となるように、前記運転モードに応じてフィ
    ルタ時定数を異ならせているフィルタ手段であることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動モ
    ータの制御装置。
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