JP2002101647A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JP2002101647A
JP2002101647A JP2000288930A JP2000288930A JP2002101647A JP 2002101647 A JP2002101647 A JP 2002101647A JP 2000288930 A JP2000288930 A JP 2000288930A JP 2000288930 A JP2000288930 A JP 2000288930A JP 2002101647 A JP2002101647 A JP 2002101647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output
voltage
switch element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000288930A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yasuike
嘉広 安池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000288930A priority Critical patent/JP2002101647A/ja
Publication of JP2002101647A publication Critical patent/JP2002101647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降圧の切り換わりをスムーズにし回路系の
位相の乱れを抑えると共に出力電圧のACリップル成分
の発生を抑制することができる電源装置を得る。 【解決手段】 スイッチング電源装置10は降圧回路1
2、昇圧回路14を備え、降圧回路12は降圧駆動回路
40により駆動され、昇圧回路14は昇圧駆動回路42
により制御される。降圧駆動回路40及び昇圧駆動回路
42は検出した出力電圧に応じたPWM信号41又は4
3をAND回路44又は48へ出力する。監視・切換制
御回路46はPWM信号41及び43を監視し、降圧回
路12が動作しているときにPWM信号41のパルス幅
や周波数が許容範囲外になった場合にはAND回路44
へローレベルを出力してPWM信号41の出力を停止さ
せ、AND回路48へハイレベルを出力してPWM信号
43をスイッチ素子22へ出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に係り、
特に、カメラなどの画像記録装置に用いられる昇降圧型
チョッパ方式の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電源から所望の直流電圧を得
るためのDC−DCコンバータには、例えば入力電圧が
目標とする出力電圧よりも高い場合には降圧回路が動作
して降圧し、入力電圧が目標とする出力電圧よりも低い
場合には昇圧回路が動作して昇圧する昇降圧型チョッパ
方式がある。
【0003】このような昇降圧型チョッパ方式の電源装
置が特開平9−327171号公報に記載されている。
この特開平9−327171号公報には、昇降圧型チョ
ッパ方式の電源装置において、変換効率を向上させるた
めに降圧回路と昇圧回路とが同時に動作しないように制
御する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術における電源装置では、昇圧・降圧の切り替え時
に、昇圧回路を駆動するための駆動回路及び降圧回路を
駆動するための駆動回路が同時に動作する場合があり、
回路系の位相が乱れ、出力電圧のACリップル成分が増
大する、という問題があった。
【0005】本発明は、上記事実を考慮して、昇降圧の
切り換わりをスムーズにし、回路系の位相の乱れを抑え
ると共に、出力電圧のACリップル成分の発生を抑制す
ることができる電源装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力電圧が出力電圧よりも高い場合に入力
電圧を降圧するための降圧用スイッチ素子を含む降圧回
路と、前記降圧用スイッチ素子をスイッチングするため
の降圧用制御信号を出力する降圧用駆動手段と、入力電
圧が出力電圧よりも低い場合に入力電圧を昇圧するため
の昇圧用スイッチ素子を含む昇圧回路と、前記昇圧用ス
イッチ素子をスイッチングするための昇圧用制御信号を
出力する昇圧用駆動手段と、前記降圧用制御信号及び前
記昇圧用制御信号を監視し、前記降圧用制御信号及び前
記昇圧用制御信号のうち動作側の信号が許容範囲外の信
号になった場合に、前記動作側の信号の出力を停止させ
ると共に、非動作側の信号の出力を有効にする監視手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明では、前記出力電圧に応じた
パルス幅信号を生成するパルス幅変調手段をさらに備
え、前記降圧用駆動手段は前記パルス幅信号によりパル
ス幅変調した信号を前記降圧用制御信号として出力し、
前記昇圧用駆動手段は前記パルス幅信号によりパルス幅
変調した信号を前記昇圧用制御信号として出力し、前記
監視手段はパルス幅変調された信号を監視することがで
きる。
【0008】本発明の電源装置では、降圧回路は、入力
電圧が出力電圧よりも高い場合に入力電圧を降圧するた
めの降圧用スイッチ素子を備えている。この降圧用スイ
ッチ素子には、例えば電界効果トランジスタ、すなわち
所謂MOS−FETやバイポーラ型のトランジスタを用
いることができる。
【0009】降圧用スイッチ素子は、降圧用駆動手段か
ら出力される降圧用制御信号によりスイッチング制御さ
れる。この降圧用制御信号は、出力電圧が目標とする出
力電圧となるように例えばパルス幅が制御される。すな
わち、降圧用駆動手段はパルス幅変調した信号を降圧用
制御信号として出力する。このパルス幅変調した信号を
得るためには、前記出力電圧に応じたパルス幅信号を生
成するパルス幅変調手段をさらに備えることが好まし
い。このパルス幅変調手段からのパルス幅信号によりパ
ルス幅変調した信号を降圧用制御信号として出力する。
【0010】昇圧回路は、入力電圧が出力電圧よりも低
い場合に入力電圧を昇圧するための昇圧用スイッチ素子
を備えている。この昇圧用スイッチ素子は、降圧用スイ
ッチ素子と同様に電界効果トランジスタやバイポーラ型
のトランジスタを用いることができる。
【0011】昇圧用スイッチ素子は、昇圧用駆動手段か
ら出力される昇圧用制御信号によりスイッチング制御さ
れる。この昇圧用制御信号は、出力電圧が目標とする出
力電圧となるように例えばパルス幅が制御される。すな
わち、昇圧用駆動手段はパルス幅変調した信号を前記昇
圧用制御信号として出力する。このパルス幅変調した信
号を得るためには、前記出力電圧に応じたパルス幅信号
を生成するパルス幅変調手段をさらに備えることが好ま
しい。このパルス幅変調手段からのパルス幅信号により
パルス幅変調した信号を昇圧用制御信号として出力す
る。
【0012】このように、本発明の電源装置は、入力電
圧が出力電圧よりも高い場合には入力電圧をスイッチン
グ制御により降圧し、入力電圧が出力電圧よりも低い場
合に入力電圧をスイッチング制御により昇圧する昇降圧
型チョッパ方式のスイッチング電源装置となっている。
【0013】降圧用制御信号及び昇圧用制御信号は、例
えば入力電圧が出力電圧に近く、降圧、昇圧の切り換わ
り時には、例えば動作している回路側に出力されている
制御信号のパルス幅が細くなってパルスが歯抜け状態に
なったり、周波数が所定の動作周波数からずれてくる。
【0014】そこで、監視手段は、降圧用制御信号及び
昇圧用制御信号を監視する。そして、降圧用制御信号及
び昇圧用制御信号のうち動作側の信号が許容範囲外の信
号になった場合、すなわち例えばパルス幅が細くなった
り、周波数が所定の動作周波数からずれてしまった場合
に、動作側の回路への出力を停止させると共に、非動作
側の回路への信号の出力を有効にする。従って、監視手
段はパルス幅変調された信号を監視することになる。
【0015】例えば、入力電圧が出力電圧よりも高く、
降圧回路が動作している場合において、降圧用制御信号
のパルス幅が所定のパルス幅よりも小さくなった場合に
は、降圧用制御信号が降圧用スイッチ素子へ出力される
のを停止させ、昇圧用制御信号が昇圧用スイッチ素子へ
出力されるようにする。
【0016】これにより、降圧用スイッチ素子及び昇圧
用スイッチ素子が同時に動作することがなく、降圧回路
が動作しているときには昇圧回路を完全に停止させ、昇
圧回路が動作しているときには降圧回路の動作を完全に
停止させることができる。従って、昇降圧の切り換わり
をスムーズにし、回路系の位相の乱れを抑えると共に、
出力電圧のACリップル成分の発生を抑制することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0018】図1に本発明の実施の形態に係る昇降圧型
チョッパ方式のスイッチング電源装置10の回路図が示
されている。
【0019】図1に示すように、スイッチング電源装置
10は、降圧回路12、昇圧回路14を備えている。降
圧回路12は、降圧用スイッチ素子16、ダイオード1
8、チョークコイル20で構成されている。昇圧回路1
4は、チョークコイル20、昇圧用スイッチ素子22、
ダイオード24で構成されている。
【0020】降圧回路12の降圧用スイッチ素子16の
一端には入力電圧が入力される。降圧用スイッチ素子1
6の他端はダイオード18のカソード端子に接続される
と共に、チョークコイル20の一端が接続されている。
ダイオード18のアノード端子は接地されている。
【0021】チョークコイル20の他端は、昇圧用スイ
ッチ素子22の一端に接続されると共に、ダイオード2
4のアノード端子に接続されている。昇圧用スイッチ素
子22の他端は接地されている。
【0022】ダイオード24のカソード端子は、コンデ
ンサ26の一端に接続されると共に、出力電圧設定抵抗
28及び負荷30の一端に接続されている。コンデンサ
26の他端は接地されている。
【0023】出力電圧設定抵抗28の他端は、出力電圧
設定抵抗32の一端に接続されると共に、エラーアンプ
34の一方の入力端に接続されている。出力電圧設定抵
抗32の他端は接地されている。エラーアンプ34の他
方の入力端は基準電圧電源36のプラス側が接続されて
いる。基準電圧電源36のマイナス側は接地されてい
る。
【0024】エラーアンプ34の出力端はPWMコンパ
レータ38の入力端に接続されている。PWMコンパレ
ータ38の出力端は、降圧駆動回路40に接続されると
共に昇圧駆動回路42に接続されている。
【0025】エラーアンプ34の一方の入力端には出力
電圧設定抵抗28及び出力電圧設定抵抗32によって分
圧された出力電圧が検出電圧として入力される。これに
より、エラーアンプ34では、入力された検出電圧と基
準電圧電源36からの予め定めた基準電圧Vrefとが
比較される。この基準電圧Vrefは、目標とする出力
電圧に対応する電圧に設定される。
【0026】そして、例えば検出電圧と基準電圧Vre
fとの差分電圧がPWMコンパレータ38へ出力され
る。PWMコンパレータ38では、この差分電圧に応じ
たパルス幅の信号が差分信号として降圧駆動回路40及
び昇圧駆動回路42へ出力される。
【0027】降圧駆動回路40は、降圧用スイッチ素子
16をスイッチングするためのパルス幅制御信号、すな
わちPWM(Pulse Width Modulat
ion)信号41を差分信号に応じたパルス幅でAND
回路44へ出力する。また、このAND回路44へ出力
されるPWM信号41は監視・切換制御回路44により
監視される。
【0028】降圧駆動回路40は、入力電圧が出力電圧
よりも所定以上高い場合に所定周波数のPWM信号を出
力する。
【0029】昇圧駆動回路42は、昇圧用スイッチ素子
22をスイッチングするためのPWM信号43を差分信
号に応じたパルス幅でAND回路48へ出力する。ま
た、このAND回路48へ出力されるPWM信号43は
監視・切換制御回路44により監視される。
【0030】昇圧駆動回路42は、入力電圧が出力電圧
よりも所定以上低い場合に所定周波数のPWM信号を出
力する。
【0031】監視・切換制御回路44では、降圧駆動回
路40から出力されるPWM信号41及び昇圧駆動回路
42から出力されるPWM信号43を監視する。そし
て、降圧駆動回路40から出力されるPWM信号41が
正常なパルス幅及び正常な周波数の場合、すなわち、パ
ルス幅及び周波数が許容範囲内の場合には、切換信号5
0をハイレベルにすると共に、切換信号50を反転した
信号、すなわちローレベルをAND回路48へ出力す
る。
【0032】一方、PWM信号41のパルス幅及び周波
数が許容範囲内でない場合には、切換信号50をローレ
ベルにする。
【0033】また、昇圧駆動回路42から出力されるP
WM信号43のパルス幅及び周波数が許容範囲内の場合
には、切換信号52をハイレベルにすると共に、切換信
号52を反転した信号、すなわちローレベルをAND回
路44へ出力する。
【0034】AND回路44は、降圧駆動回路40から
出力されるPWM信号41と監視・切換制御回路44か
ら出力される切換信号50とのAND信号54を降圧用
スイッチ素子16へ出力する。
【0035】また、AND回路48では、昇圧駆動回路
42から出力されるPWM信号43と監視・切換制御回
路44から出力される切換信号52とのAND信号56
を昇圧用スイッチ素子22へ出力する。
【0036】従って、入力電圧が出力電圧よりも高く降
圧回路12が動作中で、PWM信号41のパルス幅及び
周波数が許容範囲内の場合、PWM信号41により降圧
用スイッチ素子16がスイッチングされ、降圧回路12
が動作すると共に、昇圧用スイッチ素子22は完全にオ
フとなり昇圧回路14は動作しない。
【0037】一方、降圧回路12が動作中にPWM信号
41のパルス幅及び周波数が許容範囲外になった場合に
は、PWM信号41が降圧用スイッチ素子16へ出力さ
れずにスイッチングが停止され、降圧回路12が停止す
ると共に、PWM信号43がが昇圧用スイッチ素子22
へ出力され、昇圧回路14が動作する。
【0038】そして、入力電圧が出力電圧よりも低く、
昇圧回路が動作中で、PWM信号43のパルス幅及び周
波数が許容範囲内の場合、PWM信号43により昇圧用
スイッチ素子22がスイッチングされ、昇圧回路14が
動作すると共に、降圧用スイッチ素子16は完全にオフ
となり降圧回路12は動作しない。
【0039】このように、降圧駆動回路40及び昇圧用
駆動回路42からのPWM信号41、43を監視するこ
とにより降圧回路12及び昇圧回路16を完全に独立し
て動作させることができる。
【0040】なお、降圧用スイッチ素子16、22に
は、電界効果トランジスタ、すなわちMOS−FETや
バイポーラ型のトランジスタを用いることができる。
【0041】図2には降圧用スイッチ素子16をPチャ
ネル型のMOS−FETとし、昇圧用スイッチ素子22
をNチャネル型のMOS−FETとした場合の構成を示
した。
【0042】この場合、図2に示すように、Pチャネル
型MOS−FET16のソースに入力電圧が入力され
る。そして、Pチャネル型MOS−FET16のドレイ
ンがダイオード18のカソード端子に接続されると共に
チョークコイル20の一端に接続され、ゲートがAND
回路44の出力端に接続される。
【0043】一方、Nチャネル型MOS−FET22の
ドレインはチョークコイル20の一端に接続されると共
にダイオード24のアノード端子に接続され、ソースが
接地される。また、ゲートはAND回路48の出力端に
接続される。
【0044】また、図3には、降圧用スイッチ素子16
をpnp型のトランジスタとし、昇圧用スイッチ素子2
2をnpn型のトランジスタとした場合の構成を示し
た。
【0045】この場合、図3に示すように、pnp型ト
ランジスタ16のエミッタに入力電圧が入力される。そ
して、pnp型トランジスタ16のコレクタがダイオー
ド18のカソード端子に接続されると共にチョークコイ
ル20の一端に接続され、ベースがAND回路44の出
力端に接続される。
【0046】一方、npn型トランジスタ22のコレク
タはチョークコイル20の一端に接続されると共にダイ
オード24のアノード端子に接続され、エミッタが接地
される。また、ベースはAND回路48の出力端に接続
される。
【0047】なお、本実施の形態の降圧回路12は本発
明の降圧回路に相当し、降圧用スイッチ素子16は本発
明の降圧用スイッチ素子に相当する。また、本実施の形
態の降圧用駆動回路40は本発明の降圧用駆動手段に相
当し、その出力するPWM信号41は本発明の降圧用制
御信号に相当する。同様に、本実施の形態の昇圧回路1
4は本発明の昇圧回路に相当し、昇圧用スイッチ素子2
2は本発明の昇圧用スイッチ素子に相当する。また、本
実施の形態の昇圧用駆動回路42は本発明の昇圧用駆動
手段に相当し、その出力するPWM信号41は本発明の
昇圧用制御信号に相当する。
【0048】また、本実施の形態の監視・切換制御回路
44は、本発明の監視手段に相当する。また、監視・切
換制御回路44が出力する切換信号50、52は、相互
に反転した信号であり、本発明における動作側の信号の
出力を停止させかつ非動作側の信号の出力を有効にさせ
るための機能を有する信号である。すなわち、切換信号
50、52は、対応する駆動回路の信号が許容範囲内の
信号のときハイレベルである。
【0049】具体的には、ハイレベルの切換信号50は
AND回路44でPWM信号41を有効に出力させる
(すなわち本発明にかかる、非動作側の信号の出力を有
効にする)機能となる。これに対して、切換信号52は
ローレベルとなり、ローレベルの切換信号52はAND
回路48でPWM信号43を無効化(すなわち本発明に
かかる動作側の信号の出力を停止させる)させる機能と
なる。その逆も同様で、ローレベルの切換信号50はA
ND回路44でPWM信号41を無効化させる機能とな
る。これに対して、切換信号52はハイレベルとなり、
ハイレベルの切換信号52はAND回路48でPWM信
号43を有効に出力させる機能となる。
【0050】また、本実施の形態のPWMコンパレータ
38は本発明のパルス幅変調手段に相当し、その出力で
ある差分信号は本発明のパルス幅信号に相当する。
【0051】次に、本実施の形態の作用について、図4
に示すタイミングチャートを参照して説明する。
【0052】入力電圧が出力電圧よりも高い場合には、
図4に示すように、降圧駆動回路40から出力されるP
WM信号41のパルス幅及び周波数が許容範囲内であ
り、監視・切換制御回路46では、切換信号50をハイ
レベルにすると共に、切換信号52をローレベルにす
る。
【0053】これにより、図4に示すようにAND回路
44はPWM信号41をAND信号54として降圧用ス
イッチ素子16に出力し、降圧用スイッチ素子16がス
イッチングされる。このとき、切換信号52はローレベ
ルのため、AND回路48はPWM信号43を昇圧用ス
イッチ素子22へは出力せず、昇圧用スイッチ素子22
は完全にオフ状態となる。
【0054】そして、入力電圧が出力電圧に徐々に近づ
くと、図4に示す時刻t1の時点で降圧駆動回路40か
ら出力されるPWM信号41のパルス幅及び周波数が許
容範囲内でなくなると、すなわちパルス幅が小さくなっ
たりパルスが歯抜け状態になったりすると、監視・切換
制御回路46は切換信号50をローレベルにすると共に
切換信号52をハイレベルにする。
【0055】これにより、図4に示すように、AND回
路44から出力されるAND信号54はローレベルとな
り、降圧駆動回路40からのPWM信号41の出力が停
止される。そして、これと同時にAND回路48は昇圧
駆動回路42から出力されるPWM信号43を図4に示
すようにAND信号56として昇圧用スイッチ素子22
へ出力する。このとき、切換信号50はローレベルのた
め、AND回路44はPWM信号41を降圧用スイッチ
素子16へは出力せず、降圧用スイッチ素子16は完全
にオフ状態となる。
【0056】このように、降圧用スイッチ素子16がス
イッチングされているときには昇圧用スイッチ素子22
は完全にオフとなり、昇圧用スイッチ素子22がスイッ
チングされているときには降圧用スイッチ素子16は完
全にオフとなる。
【0057】従って、降圧回路12が動作しているとき
には、昇圧回路14が完全に停止し、昇圧回路14が動
作しているときには降圧回路12が完全に停止する。こ
れにより、昇降圧の切り換わりをスムーズかつ確実に実
行でき、回路系の位相の乱れを抑えると共に、出力電圧
のACリップル成分の発生を抑制することができる。ま
た、昇圧回路14が動作しているときは降圧回路12を
完全に停止でき、また、降圧回路12が動作していると
きは昇圧回路14を完全に停止できる。従って、切換時
の変換効率をより向上させることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、降
圧用制御信号及び昇圧用制御信号を監視し、降圧用制御
信号及び昇圧用制御信号のうち動作側の信号が許容範囲
外の信号になった場合、動作側の回路への出力を停止さ
せると共に、非動作側の回路への信号の出力を有効にす
るので、昇降圧の切り換わりをスムーズにし、回路系の
位相の乱れを抑えると共に、出力電圧のACリップル成
分の発生を抑制することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスイッチング電源装
置の概略を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るスイッチング電源装
置の概略を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るスイッチング電源装
置の概略を示す回路図である。
【図4】各部の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 スイッチング電源装置 12 降圧回路 14 昇圧回路 16 降圧用スイッチ素子 18、24 ダイオード 20 チョークコイル 22 昇圧用スイッチ素子 26 コンデンサ 28、32 出力電圧設定抵抗 30 負荷 34 エラーアンプ 36 基準電圧電源 38 PWMコンパレータ 40 降圧駆動回路 41、43 PWM信号 42 昇圧駆動回路 44、48 AND回路 46 監視・切換制御回路 50、52 切換信号 54、56 AND信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧が出力電圧よりも高い場合に入
    力電圧を降圧するための降圧用スイッチ素子を含む降圧
    回路と、 前記降圧用スイッチ素子をスイッチングするための降圧
    用制御信号を出力する降圧用駆動手段と、 入力電圧が出力電圧よりも低い場合に入力電圧を昇圧す
    るための昇圧用スイッチ素子を含む昇圧回路と、 前記昇圧用スイッチ素子をスイッチングするための昇圧
    用制御信号を出力する昇圧用駆動手段と、 前記降圧用制御信号及び前記昇圧用制御信号を監視し、
    前記降圧用制御信号及び前記昇圧用制御信号のうち動作
    側の信号が許容範囲外の信号になった場合に、前記動作
    側の信号の出力を停止させると共に、非動作側の信号の
    出力を有効にする監視手段と、 を備えた電源装置。
  2. 【請求項2】 前記出力電圧に応じたパルス幅信号を生
    成するパルス幅変調手段をさらに備え、前記降圧用駆動
    手段は前記パルス幅信号によりパルス幅変調した信号を
    前記降圧用制御信号として出力し、前記昇圧用駆動手段
    は前記パルス幅信号によりパルス幅変調した信号を前記
    昇圧用制御信号として出力し、前記監視手段はパルス幅
    変調された信号を監視することを特徴とする請求項1に
    記載の電源装置。
JP2000288930A 2000-09-22 2000-09-22 電源装置 Pending JP2002101647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288930A JP2002101647A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288930A JP2002101647A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002101647A true JP2002101647A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18772424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000288930A Pending JP2002101647A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002101647A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306681A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Honda Motor Co Ltd 昇圧回路および電動パワーステアリング装置
JP2008086134A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇圧コンバータ
CN100421338C (zh) * 2005-08-01 2008-09-24 台达电子工业股份有限公司 具脉宽调制限幅控制器的升压电路及其控制方法
JP2009171724A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 双方向コンバータ
CN102163917A (zh) * 2010-02-16 2011-08-24 株式会社小糸制作所 升降压dc-dc变换器以及车辆用灯具
JP2018007316A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 富士通株式会社 電圧制御装置および情報処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100421338C (zh) * 2005-08-01 2008-09-24 台达电子工业股份有限公司 具脉宽调制限幅控制器的升压电路及其控制方法
JP2007306681A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Honda Motor Co Ltd 昇圧回路および電動パワーステアリング装置
JP2008086134A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇圧コンバータ
JP2009171724A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 双方向コンバータ
CN102163917A (zh) * 2010-02-16 2011-08-24 株式会社小糸制作所 升降压dc-dc变换器以及车辆用灯具
JP2018007316A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 富士通株式会社 電圧制御装置および情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7504812B2 (en) Transient behavior while switching between control loops in a switching voltage regulator
US7411316B2 (en) Dual-input power converter and control methods thereof
JP3957019B2 (ja) Dc−dcコンバータ制御回路
US7453287B2 (en) Switching power-supply circuit and semiconductor integrated circuit
US7292016B2 (en) Buck/boost DC-DC converter control circuit with input voltage detection
US20100277147A1 (en) Switching power supply circuitry
US20040257055A1 (en) No load to high load recovery time in ultraportable DC-DC converters
US20090243568A1 (en) Method and apparatus for synchronous boost voltage regulators with active negative current modulation
KR20080021538A (ko) 전력 공급 장치 및 그 동작 제어 방법
KR20180040713A (ko) 스위치-모드 전력 공급부들을 위한 보증된 시동
JP2022191867A (ja) Dc/dcコンバータの制御回路および電源回路、電子機器
JP2002101647A (ja) 電源装置
JPH1175367A (ja) Dc/dcコンバータ
JPH10215568A (ja) Dc−dcコンバータ
JP3003437B2 (ja) 電圧変換装置
JPH07222439A (ja) Dc−dcコンバータ
JP2004280452A (ja) 電流制御回路
US6492793B1 (en) High efficiency switching DC-DC regulator
JP6514175B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2008187784A (ja) 充電制御装置
JP4878871B2 (ja) 電源回路
JP3963590B2 (ja) 電源装置
US20220302841A1 (en) Current detection circuit, synchronous rectification type dc/dc buck converter and control circuit thereof
JP2009022125A (ja) スイッチング電源の制御方法
JP2006148988A (ja) スイッチング電源回路