JP2002097707A - 雨水等の貯留施設及び浸透施設 - Google Patents

雨水等の貯留施設及び浸透施設

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裕幸 屋井
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正弘 鮫島
Atsushi Ushio
淳 牛尾
Isao Inoue
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空隙率が高く、堅牢にして施工が容易である
雨水等の貯留施設及び浸透施設を提供する。 【解決手段】 地面を掘り下げた掘削部と、前記掘削部
の底部に砂利等を敷き詰めその上に水平方向に敷き並べ
るとともに垂直方向に積み重ねてなる充填体とからな
り、前記充填体は、上下面が開口した複数の中空状柱部
を所定の間隔に配設して中空状柱部同士を連結材と縁枠
で一体に連結し、前記連結材は縁枠に対して斜め方向に
設け、外周側の中空状柱部を連結する縁枠は前記連結材
と略同じ高さとなし、前記中空状柱部を、少なくとも縁
枠の隅と、その中間部及び/又は中央部に配設してなる
ことを特徴とする。前記掘削部の内周面における底部及
び壁面には不透水層を敷設してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅地や工場敷
地等において雨水等を貯留する地下貯水タンクであっ
て、地下貯水タンク内に上部を覆う透水層にかかる荷重
を支える充填体を充填してなる雨水等の貯留施設及び浸
透施設に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部では地表面のほとんどが建
物や舗装などの不浸透面で覆われているから、雨水等は
地下に浸透せず低地に流入して家屋を浸水させたり、河
川を氾濫させる危険が高まっている。また、水の使用量
が年々増大しており、水源地での降雨量が少ないと水不
足となる危険がある。そのために水対策が大きくクロー
ズアップされてきている。そこで、雨水を一定時間貯留
した後、河川等に順次放流したり、積極的に地下に浸透
させることにより、雨水等による河川氾濫、家屋の浸水
災害を防止したり、さらに、一時貯留した雨水を汲み上
げて利用するための雨水等の貯留施設及び浸透施設が提
案されている。
【0003】このような雨水等の貯留施設及び浸透施設
として、例えば、特公平4−26648号公報記載の
「雨水等の貯留浸透施設」や特公平4−35580号公
報記載の「雨水等の貯留浸透タンク」がある。前者の施
設は、地面を掘り下げてタンク部を構成し、上記タンク
部内に、その底部からグランドライン付近まで、複数の
容器状部材を縦横且つ上下に配設して充填し、最上部に
は被覆手段を施したことを特徴とするものである。一
方、後者のタンクは、地面を掘り下げてタンク部を構成
し、上記タンク部内に、その底部からグランドライン付
近まで、複数の区画に仕切った区画枠体を縦横且つ上下
に連設して充填し、最上部には被覆手段を施したことを
特徴とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の「雨水等の
貯留浸透施設」等は、一時的には充分に雨水等を貯留
し、且つ長期的には雨水を地下に浸透させることができ
るものの、次のような問題がある。すなわち、前者の
「雨水等の貯留浸透施設」にあっては、タンク部内に充
填するのは容器状部材であり、前記容器状部材は有底の
箱状部材であって、周側板は底部に向かって僅かに縮小
するテーパ状に構成されている。これらの部材を縦横且
つ上下に配設するとデッドスペースが生じるから、これ
らの部分を埋めなければならない。
【0005】また、強度を考慮するとあまり大きくする
ことはできず、実際使用されている大きさは、幅360
mm×奥行き360mm×高さ260mmと小型の容器
である。この大きさでは、使用個数は30個/m3とな
り、使用個数が増大し、それだけ連結箇所も多くなる。
したがって、施工に手間がかかるばかりでなく、コスト
高になるという問題がある。
【0006】一方、後者の「雨水等の貯留浸透タンク」
にあっては、タンク部内に充填するのは枠体であるから
充填は容易であるものの、ネスティングすることができ
ないから輸送、保管に大きな容積を必要とする。したが
って、輸送や保管の費用が高くつくという問題がある。
この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもので、空隙
率が高く、堅牢にして施工が容易である雨水等の貯留施
設及び浸透施設を提供するものである。また、この発明
は、前記施設に充填する充填材であって、輸送、保管に
有利な充填体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明に
かかる雨水等の浸透施設は、地面を掘り下げた掘削部
と、前記掘削部の底部に砂利等を敷き詰めその上に水平
方向に敷き並べるとともに垂直方向に積み重ねてなる充
填体とからなり、前記充填体は、上下面が開口した複数
の中空状柱部を所定の間隔に配設して中空状柱部同士を
連結材と縁枠で一体に連結し、前記連結材は縁枠に対し
て斜め方向に設け、外周側の中空状柱部を連結する縁枠
は前記連結材と略同じ高さとなし、前記中空状柱部を、
少なくとも縁枠の隅と、その中間部及び/又は中央部に
配設してなることを特徴とする。また、雨水等の貯留施
設においては、地面を掘り下げた掘削部と、前記掘削部
の内周面における底部及び壁面に敷設した不透水層と、
前記掘削部の底部に水平方向に敷き並べるとともに垂直
方向に積み重ねてなる充填体とからなり、前記充填体は
上下面が開口した複数の中空状柱部を所定の間隔に配設
して中空状柱部同士を連結材と縁枠で一体に連結し、前
記連結材は縁枠に対して斜め方向に設け、外周側の中空
状柱部を連結する縁枠は前記連結材と略同じ高さとな
し、前記中空状柱部を、少なくとも縁枠の隅と、その中
間部及び/又は中央部に配設してなることを特徴とす
る。
【0008】前記充填体の縁枠には連結具挿入孔を設
け、前記連結具挿入孔に連結具を挿入することによって
水平方向に連結することができる。また、前記充填体の
縁枠にはつめとつめ用係止部とからなる係合部を設け、
前記つめとつめ用係止部とを係合することによって水平
方向に連結するようにしてもよい。また、掘削部の底部
に敷き詰めた砂利等の上に通水可能な基板を敷き並べ、
その上に充填体を積み重ねることが好ましい。積み重ね
た充填体の外側の外周面に取り付ける遮蔽板、及び蓋板
を土砂侵入防止板とし、前記土砂侵入防止板は充填体に
取り付けられるように構成されており、前記充填体の縁
枠には土砂侵入防止板のフックを嵌入する凹部と、フッ
クを係止する係止部とを形成し、前記凹部と係止部は、
それぞれ各辺に2つずつ形成してなり、前記土砂侵入防
止板は、周縁に設けた縁枠に上記充填体の係止部に係止
させるフックと、前記フックを嵌入する切欠がそれぞれ
各辺に2つずつ形成する構成とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図示する実施形態につい
て詳細に説明する。図1は、この発明の第1実施形態を
示す。まず、図1に示すように、地面117を掘り下げ
ることによって地中に掘削部119を形成する。掘削部
119の壁面は、図示する実施形態ではほぼ垂直に形成
したが、ある程度の角度を持って上方が広がったテーパ
面としてもよい。前記掘削部119の底部に砂利等12
4を敷き詰め、必要に応じて後述する土砂侵入防止板3
1等の通水可能な基板31aを敷き並べ、その上に水平
方向に並べるとともに、垂直方向に段積みした充填体1
とからなる。
【0010】前記充填体1は、水平方向において隣接す
る充填体同士を固定することが好ましく、例えば、後述
するように、充填体1の縁枠に連結具挿入用孔を設け、
前記連結具挿入用孔に挿入される連結具を用いて一体に
連結することができる。前記充填体1は、水溜用の空隙
を形成し、これらの空隙が連通することによって水溜用
空間となる。
【0011】垂直方向及び水平方向に連結された充填体
1の積層体の外周面に土砂侵入防止板31等の通水性を
有する遮蔽板31bを取り付ける。さらに、上部に位置
する充填体1の上面からの土砂の侵入を防止するために
蓋として、土砂侵入防止板31等の蓋板31cを載置す
る。その後、外周部に埋め戻し土砂120を充填し、上
部には雨水等が浸透可能なように、土砂等による被覆層
121を設ければよい。前記掘削部119には、住宅地
等の側溝、家屋の雨樋等に通じる雨水等の流入口123
が設けられている。
【0012】上記構成の雨水等の貯留施設及び浸透施設
にあっては、雨水は上部被覆層121から浸透するとと
もに、流入口123から流入して掘削部119内に貯留
される。充填体1は充分な空隙率を有するから有効に貯
留することができるとともに、時間の経過にともなって
掘削部119の側面及び底面から徐々に地中に浸透す
る。したがって、集中豪雨があっても一時的に雨水等を
この掘削部119内に貯留させることができるから、家
屋を浸水させたり、河川を氾濫させることがなく、ま
た、地中に浸透させることにより地下水の涵養が可能と
なる。
【0013】次に、雨水等の貯留施設とした実施形態に
ついて説明すると、まず、図2に示すように、地面11
7を掘り下げることによって地中に掘削部119を形成
する。掘削部119の壁面は、図示する実施形態ではほ
ぼ垂直に形成したが、ある程度の角度を持って上方が広
がったテーパ面としてもよい。前記掘削部119の内周
面における底部及び壁面をコンクリート、樹脂シート又
はゴムシート等による不透水層125を形成する。その
後、これらの掘削部119の中に充填体1を充填する。
【0014】その後、垂直方向及び水平方向に連結され
た充填体1の積層体の上部に土砂侵入防止板31等の蓋
板31cを載置して雨水等が浸透可能なように土砂によ
る被覆層121を設けるか、コンクリート等による不透
水層を設ける。前記掘削部119には、住宅地等の側
溝、家屋の雨樋等に通じる雨水等の流入口123を設け
るとともに、雨水等を外部に汲み上げるための取水用パ
イプ127を配設してなる。
【0015】上記第2実施形態の雨水等の貯留施設にあ
っては、雨水等をこの地下貯水タンク内に貯留させるこ
とができるから、集中豪雨があっても家屋を浸水させた
り、河川を氾濫させることがない。また、取水用パイプ
127を介して貯留水を適宜汲み上げることにより、日
常の雑用水や中水道として安定して使用することがで
き、水資源の有効な利用を図ることができる。
【0016】次に、雨水等の貯留施設及び浸透施設を構
成する充填体について説明する。図3以下に示すよう
に、充填体1は、上下面が開口した複数の中空状柱部3
を所定の間隔に配設し、前記配設した中空状柱部3の上
部同士を連結材である桁5と縁枠7で一体に連結してな
る。前記連結材である桁5は縁枠7に対して斜め方向に
設けられており、外周側の中空状柱部を連結する縁枠7
は、前記桁5と略同じ高さ位置に設けられている。即
ち、前記中空状柱部3のうち外周側に位置する中空状柱
部3を前記桁とほぼ同じ高さ位置において、平面方形状
縁枠7で連結したものである。
【0017】従って、前記中空状柱部3は、少なくとも
縁枠7の四隅とその中間部及び中央部に配設されてい
る。そして、前記桁5は縁枠7の側面に対して斜め方向
に設けられており、図3に示すように、桁5は四隅の対
角を結ぶとともに、中央部においては中間部に位置する
中空状柱部3を連結することによって菱形に配設されて
いる。前記中空状柱部3を上記のように配設することに
よって平面における空隙率を高めることができ、空隙率
95%とすることができる。尚、中間部及び中央部に配
設される中空状柱部は、充填体が支持する荷重が小さい
場合は中間部又は中央部のいずれか一方にのみ配設して
もよく、充填体の大きさや充填体が支持する荷重を考慮
して配設する数と位置を決定する。
【0018】前記中空状柱部3は、筒形パイプ10の上
下面を開口してなり、内部には補強リブ11を設けて形
成されている。前記補強リブ11は、リブ11aを平行
に設けて対向させ、上部において井桁状に組合せるとと
もに、対向するリブをそれぞれ連結し、さらに上端を略
十字状上板13によって閉じてなる。前記十字状上板1
3は、中空状柱部3の上端よりも僅かに上方に突出して
いる。したがって、前記リブ11aが連結した部分で
は、底面が開口した平面十字状の箱形を形成し、箱形の
上部が中空状柱部3の上端から突出して形成されてい
る。このように、筒形パイプ10の内部に補強リブ11
を設けることにより、強度を増大することができる。
尚、前記補強リブ11は後述するように、任意の形状に
変更することが可能であり、また適宜省略してもよい。
【0019】前記十字状上板13の端部には、互いに対
向するように嵌合突起15が突設されている。前記嵌合
突起15は平面においてコ字状をしており、上板13の
端部とほぼ同一幅寸法であってそれぞれ独立して形成さ
れている。充填体1を垂直方向に積み重ねたとき、下段
の充填体の嵌合突起15が上段充填体の中空状柱部3の
下端に嵌合することによって固定され、一体に組み立て
られる。十字状上板13と中空状柱部3の内面との間に
は4つの略三角形空隙17が形成され、この空隙17を
通って充填体を組み立てたとき、雨水等が連結された中
空状柱部3内を流下することが可能になる。
【0020】前記中空状柱部3は、上部において前記桁
5によって一体に連結している。前記桁5は底面が開口
した断面コ字状の二重壁構造体であって上面が前記中空
状柱部3の上面から僅かに突出し、十字状上板13とほ
ぼ同一面に連結されており、内部に補強リブ19を設け
てなる。中空状柱部3の上端と桁5の上面との間には段
差があるから、充填体を垂直方向に連結して組み立てた
とき中空状柱部3の下端に隙間が形成され、中空状柱部
内への雨水等の流入、流出が可能となる。桁5の上面に
は通気孔20が設けられている。
【0021】尚、前記桁5と前記中空状柱部3との連結
位置は、前記中空状柱部3の上部に限定されるものでは
なく、また、桁5の構造も前記実施形態の他、三重構造
でもよく、あるいは、板体を平行に設けて上下を開口さ
せリブで連結した構造であってもよく、その他一枚板な
ど任意の構造体とすることができる。
【0022】前記縁枠7は、前記桁5とほぼ同様の構造
であって、下面が開口した二重壁構造体である。縁枠7
は、内部には補強リブ21が設けられ、前記中空状柱部
3とは四隅の突出部23とその中間の突出部25によっ
て連結されている。前記縁枠7は、外周側に位置する中
空状柱部3の一方を連結するとともに、充填体同士を並
列させたとき相互に密接するように外側面は平面をなさ
している。前記縁枠7には、後述する土砂侵入防止板の
フックを嵌入する凹部27と、フックを係止する係止部
29と、連結具挿入用孔30とが形成されている。前記
凹部27と係止部29は、それぞれ各辺に2つずつ形成
されている。例えば、図1の上辺において、左端には係
止部29を形成し、その内側に所定の間隔をあけて凹部
27を形成してなり、一方、右端には凹部27を形成
し、その内側に所定の間隔をあけて係止部29を形成し
てなる。他の辺においても凹部27と係止部29の位置
関係及び間隔は同様に形成してなる。
【0023】前記凹部27は、図6に示すように、縁枠
7の外側角部を切り欠いた段部27aとすることによっ
て形成されている。また、前記係止部29は、図7に示
すように、前記凹部27と同じく縁枠7の外側角部を切
り欠いた段部27aの端縁部に突起29aを設けること
によって形成されている。前記突起29aに土砂侵入防
止板のフックを係止させることによって取り付けられ
る。また、連結具挿入用孔30は、図8に示すように、
縁枠7の上面に側面と平行に設けた水平方向のスリット
30aと、外側面に前記スリット30aと連通する縦方
向のスリット30bによって形成されている。
【0024】次に、図9〜図13に基づいて、上記充填
体1に取り付けられる土砂侵入防止板31について説明
する。前記土砂侵入防止板31は、平面を前記充填体1
とほぼ同じ大きさである板体33の片面に中空状柱部3
を嵌入する円環リブ35を設け、前記円環リブ35を縦
横及び斜めに設けた補強リブ群37によって連結すると
ともに、板体33の周縁に縁枠39を設けてなる。前記
円環リブ35は、中空状柱部3の下端部を挿入可能な大
きさに形成されている。前記補強リブ群37と縁枠39
は円環リブ35と同じ高さである。一方、円環リブ35
内の補強リブ40は、中空状柱部3を嵌入できるように
高さが低く、補強リブ群37の約半分の高さに形成され
ている。前記板体33には各リブの間に雨水等が流入す
る多数の小孔41が穿設されている。
【0025】前記縁枠39には、上記充填体1の係止部
29に係止させるフック43と、前記フック43を嵌入
する切欠45が形成されている。前記フック43と切欠
45は、それぞれ各辺に2つずつ形成されており、例え
ば、図7の下辺において、左端には切欠45を形成し、
その内側に所定の間隔をあけてフック43を形成し、右
端にはフック43を形成し、その内側に所定の間隔をあ
けて切欠45を形成してなる。他の辺においても前記フ
ック43と切欠45との関係は同じである。前記切欠4
5の深さはフック43の突出高さとほぼ同じか、僅かに
深く形成されている。
【0026】前記フック43と切欠45との位置関係及
び間隔は、上記凹部27と係止部29の位置関係及び間
隔と同じである。土砂侵入防止板31を充填体1の上面
に蓋として使用した場合には、前記フック43は凹部2
7に嵌入して固定され、土砂侵入防止板31を充填体1
の側面に取り付けた場合には、フック43が係止部29
の突起29aに係止することによって垂下される(図1
4参照)。また、前記フック43と切欠45を上記構成
とすることによって、前記土砂侵入防止板31同士のフ
ックを突設した面を互いに向かい合わせて突き合わせた
場合でも、一方のフック43が他方の切欠45内に嵌入
され、互いにフック43を収納した状態で保管、運搬す
ることができる。
【0027】さらに、前記充填体1を並列した状態で敷
き並べて固定する場合は、図16に示すような連結具を
使用すればよい。即ち、H型連結具47は、平行板47
aと前記平行板47aと直角に連結する連結板47bと
からなる。まず、前記充填体1を水平方向に並列に敷き
並べて、図15に示すように、連結具挿入用孔30同士
を突き合わせ、それぞれの水平方向のスリット30aに
平行板47aを挿入すると同時に、縦方向のスリット3
0bに連結板47bを挿入すればよい。このような連結
方法によって、平行板47aが充填体1同士の離反を防
止し、縦方向のスリット30bに挿入された連結板47
bが、スライド方向のズレを防止する。このような連結
方法によって、隣接する充填体1同士を一体に連結する
ことができる。
【0028】図17〜図23はこの発明を構成する充填
体の第2実施形態を示す。充填体1と基本的構成は同じ
であるから、同一構成については同一符号を付し、異な
る構成について説明する。充填体50は、充填体1とは
中空状柱部の上部構造と、縁枠における連結の構造が異
なる。中空状柱部51は、筒形パイプ53の上部を前記
筒形パイプ53の内径よりも僅かに外径を小さく形成し
てなる。即ち、中空状柱部51の上部は、筒形パイプ5
3の下端部が嵌合可能とした小径部55とし、桁5の上
面と同一面とする段部57を形成してなる。さらに、筒
形パイプ53の内部には補強リブ11を設けてなる。前
記小径部55は桁5の上面に突出しており、積み重ねた
とき上段の筒形パイプ53の下端部が嵌合するように構
成されている。前記補強リブ11の構成は、第1実施形
態において説明した。尚、前記桁5と前記中空状柱部5
1との連結位置は、前記中空状柱部51の上部に限定さ
れるものではない。
【0029】前記縁枠7は、外周側に位置する中空状柱
部51を連結している。縁枠7の外側面は、充填体同士
を並列させたとき相互に密接するように平面に形成され
ている。前記縁枠7の外側面には係合部59が形成され
ている。係合部59は、図17の上辺に示すように、左
側角部寄りに突設したつめ60と、右側角部寄りに形成
したつめ用係止部61とからなる。前記つめ60は、下
向きつめ60aと上向きつめ60bとからなり、図18
に示すように、縦方向において互いにその位置をずらし
て突設されている。また、前記つめ用係止部61は、上
向き係止部61aと下向き係止部61bとからなり、つ
め60と同様な間隔でずらして形成されている。
【0030】前記上向き係止部61aは、図20に示す
ように、断面コ字状縁枠7の上面からつめ60の幅より
も広い幅で凹ませた凹部61cの端縁部に突起61dを
設けることによって形成されている。下向きつめ60a
が前記凹部61cに嵌合するとともに、突起61dに係
合する。一方、前記下向き係止部61bは、図21に示
すように、断面コ字状縁枠7の下面からつめ60の幅よ
りも広い幅で凹ませた切欠部61eを設け、内面にリブ
61fを設けることによって形成されている。上向きつ
め60bが切欠部61eに嵌合するとともに、リブ61
fに係合する。
【0031】したがって、上記充填体50を水平方向に
並列させると、図22に示すように、互いに下向きつめ
60aが隣接する上向き係止部61aに係合し、上向き
つめ60bが隣接する下向き係止部61bに係合するこ
とによって一体に連結することができる。また、上記充
填体50を垂直方向に積み重ねると、図23に示すよう
に、中空状柱部51の小径部55に上段の中空状柱部5
1の筒形パイプ53の下端が嵌合することによって一体
に連結される。このように充填体50は、水平方向と垂
直方向において一体に連結されることにより全体として
ズレが防止され高強度の構造物とすることができる。
【0032】次に、図24は、この発明を構成する充填
体の第3実施形態を示す。充填体63は、基本的には上
記実施形態と同様であるから同一構成については同一符
号を付し、異なる構成についてのみ説明する。上下面が
開口した複数の中空状柱部65の上部を桁5で所定間隔
に連結し、前記中空状柱部65のうち外周側に位置する
中空状柱部65を平面方形状断面コ字状縁枠7で連結固
定してなる。前記中空状柱部65を構成する筒形パイプ
67の下部を縮径して小径部69となし、下段の充填体
の筒形パイプ67の上端部に嵌合可能に形成してなる。
筒形パイプ67の内部には補強リブ70を設ける。補強
リブ70は、図25に示すように、リブ70aを交差さ
せ十字状に組合せるとともに、上部において対向するリ
ブをそれぞれ連結している。尚、補強リブ70は省略す
ることが可能であるとともに、補強リブ11に変更する
ことも可能である。
【0033】上記充填体63を上下に積み重ねると、図
26に示すように、小径部69が下段の中空状柱部65
の筒形パイプ67の上部に嵌合して一体に連結される。
この実施形態においては、充填体63を水平方向におい
て一体に連結する係合部71は入れ子方式に構成されて
いる。即ち、係合部71は、断面コ字状縁枠7の一方の
側面にT字型突起73を設け、対向する側面に前記T字
型突起73が嵌合可能なT字型溝75を設けてなる。前
記T字型溝75に水平方向において隣接する充填体63
のT字型突起73を上方から挿入することによって一体
に連結される。
【0034】次に、図27は、この発明を構成する充填
体の第4実施形態を示す。充填体77は、中空状柱部7
9は下端部に向かって次第に縮径した形状の筒形パイプ
80とした点において上記実施形態と異なっている。他
の構成については第1〜3実施形態と同様であるから、
同一符号を付してその説明は省略する。この実施形態に
おいて筒形パイプ80内に補強リブ11、補強リブ70
を設けた中空状柱部79とした場合には、垂直方向に積
み重ねる際に、筒形パイプ80の下端部を下段の中空状
柱部79の上部に嵌合させて一体に連結することができ
る。
【0035】しかしながら、前記補強リブ11、補強リ
ブ70を省略した場合には完全な中空体となるから、筒
形パイプ80同士が嵌合することになり、垂直方向に積
み重ねることができない。そこで、上段の中空状柱部7
9の下面と下段の中空状柱部79の上面との間にアダプ
ターを介在させることが好ましい。アダプターは、たと
えば、図28に示すような構造のものを用いることがで
きる。アダプター81は、筒形パイプ80の上端部に嵌
入する挿入部83の外面に筒形パイプ80の上端面に載
置する係止部85を設け、挿入部83の内面に設けた十
字状の補強リブ87の上面に中空状柱部79の下端部に
嵌入する挿入部89を突設してなる。このようなアダプ
ター81を用いることによって、充填体77を垂直方向
に積み重ねて一体に連結することができる。また、筒形
パイプ80内に補強リブ11、補強リブ70を設けた中
空状柱部79とした場合にも、前記アダプター81を用
いてもよい。
【0036】上記第1〜第4実施形態において、運搬、
保管する際には、中空状柱部を桁と桁との間の空隙に挿
入することにより容積を減少させることができ、効率よ
く運搬、保管することができる。
【0037】図29及び図30は、この発明を構成する
充填体の第5実施形態を示す。上記第1〜第4実施形態
が中空状柱部を桁5と断面コ字状縁枠7によって連結し
ているのに対して、充填体90は、中空状柱部91の上
部を連結板95で連結している。連結板95は、小孔9
3が穿設されており、外周面を下向きに連結した側板9
7で縁取りされている。即ち、中空状柱部91の上面を
連結板95から開口させてなる。中空状柱部91は、上
記中空状柱部79と同様の構造に形成されている。尚、
中空状柱部91の構造は上記いずれの実施形態の場合と
同様に変更することが可能である。
【0038】前記側板97の外面には、入れ子式係合部
99が設けられている。係合部99は、一辺の一方の角
部寄りにT字型突起100を突設し、他方の角部寄りに
L字型突起を対向させてなるT字型溝101を設けるこ
とによって構成されている。充填体90を並列させたと
き、T字型突起100がT字型溝101に嵌合して一体
に組み立てられる。上記充填体90を垂直方向に積み重
ねるには、図27に示す第4実施形態と同様にアダプタ
ー81を用いて行えばよく、また、水平方向に並設する
には側面に設けた係合部99により一体に連結すればよ
い。
【0039】図31は、この発明を構成する充填体の第
6実施形態を示す。充填体103は、図29に示す第5
実施形態における中空状柱部91を角形パイプ105と
した点のみが異なっている。他の構成については同様で
あるから同一の符号を付してその説明は省略する。上記
充填体90、103を輸送、保管する場合には、中空状
柱部同士を嵌合させて積み重ねてもよいが、中空状柱部
同士を向かい合わせて互いの空隙部に挿入してもよく、
ほぼ2分の1の容積率とすることができる。
【0040】尚、上記中空状柱部の断面形状は、実施形
態のような円形、四角形の他、三角形、多角形、楕円形
等任意の形状とすることができる。また、中空状柱部を
構成するパイプ及び補強リブの構造あるいは係合部の構
造等は適宜組み合わせて実施できることは勿論である。
また、上記実施形態ではいずれも充填体の平面形状は方
形状としたが、これに限定されるものではなく平面三角
形、多角形、円形等任意の形状とすることができる。
【0041】次に、上記第3〜6実施形態の充填体に使
用する土砂侵入防止板の一例について説明する。図32
は、図24に示す第3実施形態の充填体に使用する土砂
侵入防止板の一例を示す。土砂侵入防止板110は、枠
体111の内部に斜めに走るリブ113を設けて網の目
状に形成し、枠体111の側面にはT字型溝75と同様
にL字型突起を対向させてなるT字型溝115を形成し
てなる。前記T字型溝115に前記T字型突起73が挿
入される。前記T字型溝115は、使用する充填体の係
合部の構造に合わせて変更すればよい。また、リブ構造
ではなく土砂侵入防止板31のように板に小孔を多数穿
設した構造としてもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明にかかる雨水等の貯留施設及び
浸透施設によれば、高い空隙率を有する充填体を充填し
て構成されるので、多量の雨水等を貯留することができ
る。また、垂直方向は中空状柱部により連結するから、
軽量で、耐荷重に対して充分な強度を有し、堅牢な貯留
施設及び浸透施設とすることができる。また、掘削部の
周囲の壁面を雨水等が浸透可能に形成した場合には、地
中に浸透させることができ、地下水の涵養が可能とな
る。また、掘削部に取水用パイプを配設した場合には、
取水用パイプを介して汲み上げることにより、貯留水を
日常の雑用水や中水道として安定して使用することがで
き、水資源の有効な利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る雨水等の浸透施設を示す説明用
断面図である。
【図2】この発明に係る雨水等の貯留施設の実施形態を
示す説明用断面図である。
【図3】この発明を構成する充填体の第1実施形態を示
し、上半分が平面図、下半分が底面図である。
【図4】図3の一部を断面した側面図である。
【図5】中空状柱部と連結材である桁を示す一部を断面
した要部斜視図である。
【図6】(a)は凹部の断面図、(b)は凹部の斜視図
である。
【図7】(a)は係止部の断面図、(b)は係止部の斜
視図である。
【図8】(a)は連結具挿入用孔の断面図、(b)は連
結具挿入用孔の斜視図である。
【図9】土砂侵入防止板を示し、上半分が平面図、下半
分が底面図である。
【図10】土砂侵入防止板の側面図である。
【図11】土砂侵入防止板の隅部における内面構造の拡
大斜視図である。
【図12】フックと切欠との関係を示す説明用要部断面
図である。
【図13】円環リブの内外における補強リブ群と補強リ
ブとの関係を示す説明用要部断面図である。
【図14】充填体と土砂侵入防止板との係合状態を示す
説明用要部断面図である。
【図15】充填体同士を水平方向に連結する際の連結具
の挿入を示す説明用要部断面図である。
【図16】H型連結具の斜視図である。
【図17】この発明の第2実施形態の充填体を示し、上
半分が平面図、下半分が底面図である。
【図18】図17の側面図である。
【図19】中空状柱部と連結材である桁を示す一部を断
面した要部斜視図である。
【図20】係合部における上向き係止部を示す断面斜視
図である。
【図21】係合部における下向き係止部を示す断面斜視
図である。
【図22】係合部における係合状態を示す説明用断面図
である。
【図23】中空状柱部の嵌合状態を示す要部断面図であ
る。
【図24】この発明の第3実施形態を示す充填体の上面
斜視図である。
【図25】この発明の中空状柱部における補強リブの他
の実施形態を示す上面斜視図である。
【図26】中空状柱部の嵌合状態を示す要部断面図であ
る。
【図27】この発明の第4実施形態を示す充填体の上面
斜視図である。
【図28】中空状柱部をアダプターを用いて積み重ねた
状態の要部断面図である。
【図29】この発明の第5実施形態を示す充填体の上面
斜視図である。
【図30】図29の要部断面図である。
【図31】この発明の第6実施形態を示す充填体の上面
斜視図である。
【図32】充填体とともに使用する土砂侵入防止板の他
の例を示す説明用斜視図である。
【符号の説明】
1 充填体 3 中空状柱部 5 桁 7 縁枠 10 筒形パイプ 11 補強リブ 11a リブ 13 十字状上板 15 嵌合突起 17 略三角形空隙 19 補強リブ 20 通気孔 21 補強リブ 23 突出部 25 突出部 27 凹部 27a 段部 29 係止部 29a 突起 30 連結具挿入用孔 30a 水平方向のスリット 30b 縦方向のスリット 31 土砂侵入防止板 33 板体 35 円環リブ 37 補強リブ群 39 縁枠 40 補強リブ 41 小孔 43 フック 45 切欠 47 H型連結具 47a 平行板 47b 連結板 50 充填体 51 中空状柱部 53 筒形パイプ 55 小径部 57 段部 59 係合部 60 つめ 60a 下向きつめ 60b 上向きつめ 61 つめ用係止部 61a 上向き係止部 61b 下向き係止部 61c 凹部 61d 突起 61e 切欠部 61f リブ 63 充填体 65 中空状柱部 67 筒形パイプ 69 小径部 70 補強リブ 70a リブ 71 係合部 73 T字型突起 75 T字型溝 77 充填体 79 中空状柱部 80 筒形パイプ 81 アダプター 83 挿入部 85 係止部 87 補強リブ 89 挿入部 90 充填体 91 中空状柱部 93 小孔 95 連結板 97 側板 99 入れ子式係合部 100 T字型突起 101 T字型溝 103 充填体 105 角形パイプ 110 土砂侵入防止板 111 枠体 113 リブ 115 係合用突起 117 地面 119 掘削部 120 土砂 121 被覆層 123 流入口 125 不透水層 127 取水用パイプ
フロントページの続き (72)発明者 屋井 裕幸 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 東急建 設株式会社内 (72)発明者 鮫島 正弘 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成本社工場内 (72)発明者 牛尾 淳 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成本社工場内 (72)発明者 井上 伊佐男 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成本社工場内 Fターム(参考) 2D063 AA14 DA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面を掘り下げた掘削部と、前記掘削部
    の底部に砂利等を敷き詰めその上に水平方向に敷き並べ
    るとともに垂直方向に積み重ねてなる充填体とからな
    り、前記充填体は、上下面が開口した複数の中空状柱部
    を所定の間隔に配設して中空状柱部同士を連結材と縁枠
    で一体に連結し、前記連結材は縁枠に対して斜め方向に
    設け、外周側の中空状柱部を連結する縁枠は前記連結材
    と略同じ高さとなし、前記中空状柱部を、少なくとも縁
    枠の隅と、その中間部及び/又は中央部に配設してなる
    ことを特徴とする雨水等の貯留施設及び浸透施設。
  2. 【請求項2】 地面を掘り下げた掘削部と、前記掘削部
    の内周面における底部及び壁面に敷設した不透水層と、
    前記掘削部の底部に水平方向に敷き並べるとともに垂直
    方向に積み重ねてなる充填体とからなり、前記充填体は
    上下面が開口した複数の中空状柱部を所定の間隔に配設
    して中空状柱部同士を連結材と縁枠で一体に連結し、前
    記連結材は縁枠に対して斜め方向に設け、外周側の中空
    状柱部を連結する縁枠は前記連結材と略同じ高さとな
    し、前記中空状柱部を、少なくとも縁枠の隅と、その中
    間部及び/又は中央部に配設してなることを特徴とする
    雨水等の貯留施設。
  3. 【請求項3】 充填体の縁枠には連結具挿入孔を設け、
    前記連結具挿入孔に連結具を挿入することによって水平
    方向に連結したことを特徴とする請求項1または2に記
    載の雨水等の貯留施設及び浸透施設。
  4. 【請求項4】 充填体の縁枠にはつめとつめ用係止部と
    からなる係合部を設け、前記つめとつめ用係止部とを係
    合することによって水平方向に連結したことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の雨水等の貯留施設及び浸透
    施設。
  5. 【請求項5】 掘削部の底部に敷き詰めた砂利等の上に
    通水可能な基板を敷き並べ、その上に充填体を積み重ね
    ることを特徴とする請求項1、3または4のいずれか1
    項に記載の雨水等の貯留施設及び浸透施設。
  6. 【請求項6】 積み重ねた充填体の外側の外周面に取り
    付ける遮蔽板、及び蓋板を土砂侵入防止板とし、前記土
    砂侵入防止板は充填体に取り付けられるように構成され
    ており、前記充填体の縁枠には土砂侵入防止板のフック
    を嵌入する凹部と、フックを係止する係止部とを形成
    し、前記凹部と係止部は、それぞれ各辺に2つずつ形成
    してなり、前記土砂侵入防止板は、周縁に設けた縁枠に
    上記充填体の係止部に係止させるフックと、前記フック
    を嵌入する切欠がそれぞれ各辺に2つずつ形成してなる
    ことを特徴とする請求項1、3または4のいずれか1項
    に記載の雨水等の貯留施設及び浸透施設。
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