JP2002096699A - ハーネスの固定構造 - Google Patents

ハーネスの固定構造

Info

Publication number
JP2002096699A
JP2002096699A JP2000288183A JP2000288183A JP2002096699A JP 2002096699 A JP2002096699 A JP 2002096699A JP 2000288183 A JP2000288183 A JP 2000288183A JP 2000288183 A JP2000288183 A JP 2000288183A JP 2002096699 A JP2002096699 A JP 2002096699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
clip
holding portion
back surface
fixing structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000288183A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Oyama
健治 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP2000288183A priority Critical patent/JP2002096699A/ja
Publication of JP2002096699A publication Critical patent/JP2002096699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体パネルと車両内装材間の隙間が狭い場合
でも、ハーネスを車両内装材の裏面に固定できるハーネ
スの固定構造の提供。 【解決手段】 車両内装材Lの裏面にハーネスHをクリ
ップ1を介して固定する固定構造において、上記クリッ
プ1は、車両内装材Lの裏面に固着されるベース部2
と、該ベース部2から外方に延びるハーネスHの保持部
4とから成り、該保持部4の内面と車両内装材Lの裏面
間でハーネスHを保持することにより、従来の如く、ク
リップのベース部の上面に連設された保持部自体でハー
ネスを保持するものではなく、ベース部2から外方に延
びる保持部4の内面と車両内装材Lの裏面間でハーネス
を保持するものであるから、その分だけ、クリップ自体
の高さを低くできるので、車体パネルPと車両内装材L
間の隙間が狭い場合でも、十分に対応することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ルーフラ
イニングやドアトリムの如き車両内装材の裏面側に対し
て、その電装部品に電流を供給するハーネスを配線固定
する固定構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種固定構造として、特開20
00−108810号公報に示すものが存する。該従来
の固定構造は、具体的には図示しないが、車両内装材た
るルーフライニングの裏面にハーネスをクリップを介し
て固定するもので、当該クリップは、ルーフライニング
の裏面に接着剤を介して固着される板状のベース部と、
内部にハーネスを保持する円筒状の保持部とから成り、
保持部の長手方向にハーネスを差し入れるスリットを形
成する構成となっている。
【0003】依って、斯かる構成のクリップを用いて、
ハーネスをルーフライニングの裏面側に配線固定する場
合には、予め、ルーフライニング裏面側の各固定ポイン
トに上記クリップのベース部を個々に固着して、ルーフ
ライニング側に設けられているルームランプ等の電装部
品に接続されたハーネスをそのスリットを介してクリッ
プの保持部内に保持すれば、これにより、ハーネスがル
ーフライニングの裏面に沿って固定されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の固定構
造の下では、ルーフライニングのモジュール化を可能と
して、作業性の向上が図れることとなるが、反面、その
クリップは、ルーフライニングに固着されるベース部の
上面側に円筒状の保持部を連設する関係で、自ずと、ク
リップ自体の高さが高くなる傾向にあった。この為、自
動車のルーフパネルとルーフライニング間の隙間が狭い
ような場合には、クリップの高さが禍して、実施不可能
となる恐れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
固定構造が抱える課題を有効に解決するために開発され
たもので、請求項1記載の発明は、車両内装材の裏面に
ハーネスをクリップを介して固定する固定構造におい
て、上記クリップは、車両内装材の裏面に固着されるベ
ース部と、該ベース部から外方に延びるハーネスの保持
部とから成り、該保持部の内面と車両内装材の裏面間で
ハーネスを保持する構成を採用した。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、ベース部の端部に上方に折り返される保持片を設
ける構成を採用した。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1を前提と
して、保持部の先端を下方に折り曲げながら内方に傾斜
させる構成を採用した。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1を前提し
て、保持部のハーネスの上に位置する部分を一段高くす
る構成を採用した。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1を前提と
して、保持部の先端を下方に折り曲げて、その先端縁を
車両内装材の裏面に当接させる構成を採用した。
【0010】依って、請求項1記載の発明にあっては、
従来の如く、クリップのベース部の上面に連設された保
持部自体でハーネスを保持するものではなく、ベース部
から外方に延びる保持部の内面と車両内装材の裏面間で
ハーネスを保持するものであるから、その分だけ、クリ
ップ自体の高さを低くできるので、車体パネルと車両内
装材間の隙間が狭い場合でも、十分に対応することが可
能となる。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、径の細い
ハーネスを保持する場合には、保持部を用いずに、保持
片とベース部とでハーネスを保持できるので、走行中の
異音の発生を防止できる。請求項3記載の発明にあって
は、車体パネルにクリップの保持部が当接して、下方に
押し付けられると、保持部が内方に変形してハーネスを
抱きかかえるので、ハーネスの保持状態が確実となると
共に、保持部の側方よりハーネスを容易に挿入できる。
【0012】請求項4記載の発明にあっては、保持部の
ハーネスの上に位置する部分が一段高くなって、当該保
持部の部分が車体パネルに当接し易いので、保持部のガ
タを有効に防止できる。請求項5記載の発明にあって
は、クリップが車体パネルにより押し付けられても、保
持部の先端縁が車両内装材の裏面に弾性的に当接するの
で、やはり、保持部のガタを有効に防止できる。
【0013】尚、本発明において、少なくとも、クリッ
プの保持部をエラストマー等の軟質材料で成形すれば、
保持部として必要な柔軟性が得られ、且つ、クリップの
ベース部の両側に一対の保持部を設ければ、作業者の配
線作業ミスをクリップを外さなくとも解消できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る固
定構造も、車両内装材たるルーフライニングの裏面に対
して、その電装部品に電流を供給するハーネスをクリッ
プを介して配線固定することを前提とするものである。
【0015】そこで、クリップについて説明すると、当
該クリップ1自体は、エラストマー等の軟質材料により
一体に成形されて、図1・図2に示す如く、ルーフライ
ニングの裏面に両面接着テープ7を介して固着されるベ
ース部2と、該ベース部2の中央に立設された支柱3か
ら両側外方に延びる一対の保持部4とから成り、前者の
ベース部2は、一対の保持部4の内側に収まる小さな板
状を呈して、その両端部に上方に折り返される保持片5
を一体に斜設する構成となっている。
【0016】又、後者の各保持部4は、いずれも、内部
にハーネスを収納できる断面横L字状を呈して、その各
先端側を下方に折り曲げながら内方に傾斜させて、同先
端縁をルーフライニングの裏面に当接させると共に、ハ
ーネスの上に位置することとなる部分4aを他よりも一
段高くする構成となっている。
【0017】依って、斯かる構成のクリップ1を用い
て、ハーネスHをルーフライニングLの裏面側に配線固
定する場合には、図3に示す如く、予め、ルーフライニ
ングLの裏面側の各固定ポイントに上記クリップ1のベ
ース部2を両面接着テープ7を介して個々に固着した
後、保持部4先端の内方への撓みを得て、ルーフライニ
ングL側に設けられているルームランプ等の電装部品1
0に接続されたハーネスHをクリップ1の保持部4内に
横方向から挿入して、ハーネスHを保持部4の内面とル
ーフライニングLの裏面間で保持すれば、これにより、
図4に示す如く、ハーネスHがルーフライニングLの裏
面に沿って配線固定されることとなる。
【0018】そこで、必要に応じて、クリップ1・1間
に沿うハーネスHの所定部位を接着テープ11を介して
止着した後、このモジュール化したルーフライニングL
をルーフパネルP側に組み付ければ、これにより、図5
に示す如く、ルーフパネルPとルーフライニングL間に
クリップ1が介在されることとなる。
【0019】即ち、本実施の形態にあっては、従来の如
く、クリップのベース部の上面に連設された保持部自体
でハーネスHを保持するものではなく、ベース部2から
外方に延びる保持部4の内面とルーフライニングLの裏
面間でハーネスHを保持するものであるから、その分だ
け、クリップ1自体の高さを低くできるので、ルーフパ
ネルPとルーフライニングL間の隙間が狭い場合でも、
十分に対応することが可能となる。
【0020】又、ルーフパネルPとルーフライニングL
間の隙間が狭い場合には、一段高くなっている保持部4
の部分4aがルーフパネルPに弾性的に当接して、クリ
ップ1自体がルーフパネルPによりルーフライニングL
側に押し付けられると、これにより、保持部4が変形し
てハーネスHを抱きかかえるので、ハーネスHの確実な
保持状態が保障されると共に、保持部4の先端縁がルー
フライニングLの裏面に当接することとなるので、保持
部4やハーネスHのガタツキを有効に防止することが可
能となる。
【0021】尚、本実施の形態に係るクリップ1は、ベ
ース部2に立設された支柱3の両側に一対の保持部4を
設けているので、左右の保持部4毎でハーネスHを保持
することが可能となる訳であるが、斯かる機能は、ルー
フライニングLの裏面にクリップ1を固定するに際し
て、その固定位置を作業者が間違えたような場合に、い
ずれか一方の保持部4を選択してハーネスHを保持する
ことにより、上記間違いを解消できるようになってい
る。即ち、ハーネスHの配線方向によっては、保持部4
からハーネスHが抜けないように、ベース部2の支柱3
を内側又は外側にしなければならない。にも拘わらず、
クリップ1のベース部2の固定位置を間違った場合に
は、逆側の保持部4を利用すれば、クリップ1を剥がさ
なくとも、そのまま、上記間違えを解消できる。
【0022】又、配線の結果、ハーネスHが分岐して、
その径が細くなったような場合には、保持部4で保持す
るとガタつく恐れがあるので、図6に示す如く、今度
は、内方に存する保持片5とベース部2と支柱3間で保
持すれば、径の細くなったハーネスHでも十分に固定す
ることが可能となる。
【0023】尚、上記した実施の形態にあっては、クリ
ップ1に対して、外側に保持部4を内側に保持片5を設
けたものであるが、これに加えて、図7に示す如く、保
持部4の内面側にハーネスHを押えつける弾性腕6を一
体に形成して、ハーネスHのガタツキを一層効果的に防
止することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、従来の如く、クリップのベース部の上面に連設
された保持部自体でハーネスを保持するものではなく、
ベース部から外方に延びる保持部の内面と車両内装材の
裏面間でハーネスを保持するものであるから、その分だ
け、クリップ自体の高さを低くできるので、車体パネル
と車両内装材間の隙間が狭い場合でも、十分に対応する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る固定構造に供される
クリップを示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】クリップのベース部をルーフライニング側に固
着して、保持部内にハーネスを挿入する状態を説明する
説明図である。
【図4】ルーフライニングの裏面側にハーネスをクリッ
プを介して固定した状態を示す説明図である。
【図5】ハーネスを固定したルーフライニングをルーフ
パネル側に組み付けた状態を示す要部断面図である。
【図6】径の細いハーネスを保持した状態を示す断面図
である。
【図7】クリップの他例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ベース部 3 支柱 4 保持部 4a 一段高い部分 5 保持片 6 弾性腕 7 両面接着テープ 10 電装部品 11 接着テープ H ハーネス P ルーフパネル L ルーフライニング(車両内装材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内装材の裏面にハーネスをクリップ
    を介して固定する固定構造において、上記クリップは、
    車両内装材の裏面に固着されるベース部と、該ベース部
    から外方に延びるハーネスの保持部とから成り、該保持
    部の内面と車両内装材の裏面間でハーネスを保持するこ
    とを特徴とするハーネスの固定構造。
  2. 【請求項2】 ベース部の端部に上方に折り返される保
    持片を設けたことを特徴とする請求項1記載のハーネス
    の固定構造。
  3. 【請求項3】 保持部の先端を下方に折り曲げながら内
    方に傾斜させたことを特徴とする請求項1記載のハーネ
    スの固定構造。
  4. 【請求項4】 保持部のハーネスの上に位置する部分を
    一段高くしたことを特徴とする請求項1記載のハーネス
    の固定構造。
  5. 【請求項5】 保持部の先端を下方に折り曲げて、その
    先端縁を車両内装材の裏面に当接させたことを特徴とす
    る請求項1記載のハーネスの固定構造。
JP2000288183A 2000-09-22 2000-09-22 ハーネスの固定構造 Pending JP2002096699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288183A JP2002096699A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 ハーネスの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000288183A JP2002096699A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 ハーネスの固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002096699A true JP2002096699A (ja) 2002-04-02

Family

ID=18771811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000288183A Pending JP2002096699A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 ハーネスの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002096699A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003320903A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Kasai Kogyo Co Ltd 内装部品
JP2008007025A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材
WO2018207695A1 (ja) * 2017-05-12 2018-11-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネスの固定構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003320903A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Kasai Kogyo Co Ltd 内装部品
JP2008007025A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材
WO2018207695A1 (ja) * 2017-05-12 2018-11-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネスの固定構造
JP2018196174A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネスの固定構造
CN110582913A (zh) * 2017-05-12 2019-12-17 株式会社自动网络技术研究所 线束的固定结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7287890B2 (en) Lamp unit mounting structure
US6513961B2 (en) Lamp unit
US9373428B2 (en) Flexible device for electrically connecting an electric component and a printed circuit board together, system, and method for mounting a system
US6930264B2 (en) Switch structure of lamp unit
JP2002096699A (ja) ハーネスの固定構造
KR20020085721A (ko) 자동차 윈도우의 열선 컨넥터 구조
JP2002079879A (ja) ランプユニットの組付方法及び取付構造
JP2009179178A (ja) サイドモールの取付構造
US6257898B1 (en) Mounting structure for flat circuitry
JPH10215084A (ja) 配線基板の取付構造
JP2010132210A (ja) 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
JP2010132242A (ja) 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
WO2018062014A1 (ja) 車両の支柱構造
JP2001196769A (ja) 基板固定構造
JPH11240391A (ja) サイドパネルの取付構造
JP2000311750A (ja) ワイヤハーネス用コネクタの固定構造
JP2603097Y2 (ja) 車両内装材の取付け構造
JPH10152004A (ja) 車両用バンパーの支持用補助具
JP2007181363A (ja) 取付具
US11130452B2 (en) Automobile interior component
JPH11208316A (ja) 意匠パネルの取付構造
JP2001180522A (ja) カウルトップガーニッシュの取付構造
JP4125166B2 (ja) フラットケーブル用クランプおよびフラットケーブルの支持方法
JPH07212944A (ja) クリップ
JP2001105950A (ja) クリップ