JP2010132210A - 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア - Google Patents

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浩之 金子
Yoshitaka Nagakusa
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Abstract

【課題】ワイヤハーネスを確実にトリムボード裏面に固定保持し、リサイクル時には容易にワイヤハーネスをトリムボードから取り外すことができる自動車のドア用トリムボードを提供する。
【解決手段】自動車のドアインナパネルの車室側表面に取り付けられ、ドアインナパネルの車室側表面に対向する裏面にドア内に配置した機器に対する電気的接続を行なう複数の配線から成るワイヤハーネス20を備えたドア用トリムボード10において、トリムボード10を樹脂材料から形成し、裏面に一体成形した一対のリブ12a,12bから成る溝部11を備えており、溝部11が、長手方向に分散した複数箇所で内部に収容したワイヤハーネス20を係止する係止爪13を有し、ワイヤハーネス20を溝部11内に沿って引き回し、係止爪13により溝部11内に係止するように、自動車のドア用トリムボード10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアインナパネルの車室側表面に取り付けられ、裏面にドアインナパネル内に配置された各種機器に対する電気的接続を行なうワイヤハーネスが引き回され取り付けられる自動車のドア用トリムボード及びこのトリムボードを備えた自動車のバックドアに関する。
従来、図13に示す自動車のバックドア1は、自動車の車体後部に設けられた開口部(図示せず)に対して、ヒンジ部(図示せず)によって外側上方向に開放し得るように揺動可能に支持されており、鋼板からプレス成形されたインナパネル1aとアウタパネル1bとから構成されている。
この種のバックドア1には、必要に応じて、ランセンスランプ,テールランプ等の灯具や、リヤワイパー,リヤウィンドウデフォッガー,アンテナ,バックカメラ等の各種電装品が組み込まれており、これらの灯具や電装品、即ち各種機器にして給電し、あるいは信号の入出力のための電気的接続を行なうために、車体側に電気的に接続した複数の配線から成る所謂ワイヤハーネスがバックドア1に配策されている。具体的には、図13において、バックドア1は、ライセンスランプ用コネクタ2,リヤウィンドウデフォッガー用コネクタ3,バックドアオープンスイッチ用コネクタ4,タッチセンサー用コネクタ5,バックドアクローザー用コネクタ6等がインナパネル1a上に固定されている。これらのコネクタ2〜6に対する電気的接続を行なうために、ワイヤハーネス7がインナパネル1aの車室側内面に沿って引き回されている。
このワイヤハーネス7は、図14に示すように、全体がインナパネル1aに対して固定されるように、適宜の間隔でクランプ8によってインナパネル1aに取り付けられている。各クランプ8は、図15に示すように、インナパネル1aの取付位置に設けられた取付孔1cの周辺に当接する当接部8aと、この取付孔1cに挿通され、半径方向外側に拡張して取付孔1cの周縁に裏側から係合する係合部8bと、当接部8aからインナパネル1aの表面に沿って互いに反対側に延びる張り出し部8cと、を備えている。
このような構成のバックドア1では、これらのクランプ8の張り出し部8cの上面をワイヤハーネス7の所定箇所に当接させて、ワイヤハーネス7及び張り出し部8cに絶縁テープ等のテープ材料9を巻回し、これにより、ワイヤハーネス7の所定箇所に対して、それぞれクランプ8を固定している。
この状態から、各クランプ8の係合部8bをバックドア1のインナパネル1aの取付孔1cに挿通することで、クランプ8そしてワイヤハーネス7がバックドア1のインナパネル1aの所定位置に取り付けられる。
これに対して特許文献1には、車体からドアに配索するワイヤハーネスの挿入口と引出口を有するケースを車体に固定し、このケース内部でワイヤハーネスをU字状に蛇行させると共に、ケースとワイヤハーネスとの間に弾性体を介在させてワイヤハーネスをケース内部に引き込むように付勢し、かつ引出口から引き出したワイヤハーネスをドアに係止し、このワイヤハーネスを構成する電線群を網チューブに挿通し、ドア及び弾性体との係止位置では、網チューブ内の電線群に予めコルゲートチューブを外嵌しておくと共に、係止部を突設したコルゲートクランプを網チューブの外周面から締付固定し、コルゲートクランプの内周面にコルゲートチューブの谷部と嵌合する凸部を設けて位置ずれを防止するようにした、車体からドアに配索するワイヤハーネスの係止機構が開示されている。
特開2001−101931号公報
ところで、前述したバックドア1においては、ワイヤハーネス7に対するクランプ8の固定は、クランプ8の所定箇所に対して、クランプ8の張り出し部8cがテープ材料9の巻回によって固定される。これにより、ワイヤハーネス7の先端に接続されるコネクタ7aから所定距離の位置にクランプ8が固定される。
また、リサイクルの際にワイヤハーネス7を取り外すために、図16及び図17に示すように、クランプ8による固定位置の目印として、リサイクルテープ9aがクランプ8に対応するワイヤハーネス7の周囲に巻回される。
しかしながら、このようなテープ材料9の巻回によるクランプ8のワイヤハーネス7に対する固定においては、テープ材料9の巻回作業が必要であり、組立作業が複雑になる。また、クランプ8をワイヤハーネス7の所定箇所に正確に位置決めするに当たり、取付位置の寸法公差が生ずる場合がある。
さらに、本来外れないようにクランプ8によってワイヤハーネス7をインナパネル1aに固定しているため、リサイクル時にクランプ8をインナパネル1aから取り外すために専用工具やホイスト等を使用する必要があり、作業コストが高くなってしまう。
また、例えば図18に示すように、ワイヤハーネス7がインナパネル1aやインナパネル1aの車室側表面に取り付けるトリムボード等に設けられた周辺部品Pと干渉して亀裂や破損等が生じないように、ワイヤハーネス7の周囲にコルゲートチューブ等の保護材9bが巻回されることがある。しかしながら、このような保護材9bのワイヤハーネス7への巻回は、ワイヤハーネス7の重量増加やコスト上昇となり、好ましくない。
さらに、ワイヤハーネス7の他部品との干渉を回避するために、或いは組付け性向上のために、ワイヤハーネス7の経路規制を行なうことがある。このような経路規制のためには、図19に示すように、ポリプロピレン(PP)等から成る棒状部材9cをワイヤハーネス7に固定したり、図20に示すように、樹脂材料から成るプロテクタ9dによってワイヤハーネス7を部分的に覆うようにしている。しかしながら、このような棒状部材9cやプロテクタ9dを使用することで、ワイヤハーネス7の重量増加やコスト増加となってしまう。
また、異なる仕様に対して同じワイヤハーネス7を利用する場合に、ワイヤハーネス7の余長部分を確実に保持するために、例えば図21に示すように、一部を重ね折りした所謂オプション止め9eを行なうことがある。しかしながら、このようなオプション止め9eの部分が他部品Pと干渉することにより、自動車の走行時等の振動による異音の発生、或いはワイヤハーネス7の亀裂,破損等を生ずることがある。
本発明は、以上の点に鑑み、ワイヤハーネスを確実にトリムボード裏面に固定保持することができると共に、リサイクル時に容易にワイヤハーネスをトリムボードから取り外すことができるようにした自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドアを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第一の構成は、自動車のドアインナパネルの車室側表面に取り付けられ、この車室側表面に対向する裏面にドア内に配置された各種機器に対する電気的接続を行なう複数の配線から成るワイヤハーネスを備えた、自動車のドア用トリムボードであって、トリムボードが樹脂材料から形成されていて、裏面に一体成形された一対のリブから成る溝部を備えており、溝部が、長手方向に分散した複数箇所で内部に収容されたワイヤハーネスを係止するための係止爪を有していて、ワイヤハーネスが、溝部内に沿って引き回され係止爪により溝部内に係止されることを特徴としている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、係止爪が溝部の互いに隣接する交差部分の間の領域に配置されている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、溝部を構成するリブが、係止爪を備える領域で溝部側の根元部分に切欠部を備えている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、溝部が、その端部を構成する双方のリブの内壁面からそれぞれ薄肉のヒンジ部を介して内側に突出して、ワイヤハーネスを把持する端部用保持部材を備えている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、溝部が、長手方向に分散した複数箇所で底面から立上って叉状に分岐して、ワイヤハーネスを保持する中間用保持部材を備えている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、ワイヤハーネスが各端部を包囲し、溝部の対応する端部内に嵌合する保護部材を備えている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、保護部材が、両側面に溝部の対応する端部の内壁に設けられた係合部と係合する係合部を備えている。
本発明による自動車のドア用トリムボードは、好ましくは、溝部がトリムボードの裏面に縦方向及び横方向に延びるように縦横にそれぞれ複数本配置されていて、縦方向の溝部と横方向の溝部の交差部分で溝部の内側のワイヤハーネスを収容すべき空間が互いに連通している。
また上記目的を達成するために、本発明の第二の構成の自動車のバックドアは、前述した自動車のドア用トリムボードがドアインナパネルの車室側表面に取り付けられていることを特徴としている。
上記第一の構成によれば、自動車のドア用トリムボードの裏面に取り付けられるべきワイヤハーネスが、トリムボードの裏面に一体成形された一対のリブから成る溝部内に収容され、その長手方向に分散した複数箇所でそれぞれ係止爪によって係止される。これにより、ワイヤハーネスはトリムボードの溝部内に確実に収容される。
また、溝部がトリムボードの裏面に縦方向及び横方向に延びていることにより、ワイヤハーネスは、ドアパネル内に配置された各種機器に対応してトリムボードの裏面を適宜に引き回される。
さらに、溝部を構成するリブが係止爪を備える領域で溝部側の根元部分に切欠部を備えているので、リサイクル時にワイヤハーネスを引っ張ると、係止爪を備えるリブの領域がその根元部分の切欠部により容易に外側に変形する。従って、ワイヤハーネスを容易に取り外すことができる。この場合、従来のようなクリップを使用することなく、ワイヤハーネスがトリムボードに固定されているので、部品点数が少なくて済み、部品コスト,組立コストそしてリサイクルコストが低減される。
ワイヤハーネスが、各端部を包囲し、溝部の対応する端部内に嵌合する保護部材を備え、この保護部材が、両側面に、溝部の対応する端部の内壁に設けられた係合部と係合する係合部を備えることにより、ワイヤハーネスが裸線により構成されていても、ワイヤハーネス端部のコネクタと溝部の端部との間に露出する配線が保護部材により確実に保護される。
溝部が、その端部を構成する双方のリブの内壁面からそれぞれ薄肉のヒンジ部を介して内側に突出してワイヤハーネスを把持する端部用保持部材を備え、または長手方向に分散した複数箇所で底面から立上って叉状に分岐して、ワイヤハーネスを保持する中間用保持部材を備えることにより、ワイヤハーネスが溝部の端部及び途中で端部用保持部材または中間用保持部材により幅方向に関して位置決めされるので、自動車の走行時等においてワイヤハーネスが溝部内で移動することがなく、異音の発生を抑制することができる。
そして、これらの保持部材は、それぞれ溝部を構成するリブと一体に形成されており、容易に変形し得るので、部品コスト及び組立コストが低減されると共に、リサイクル時にワイヤハーネスが容易に取り外され得る。
また、上記第二の構成によれば、自動車のバックドアを構成するドアパネルの車室側表面に取り付けられた自動車のドア用トリムボードがその裏面に溝部を備えているので、ワイヤハーネスは、トリムボードの裏面に一体成形された一対のリブから成る溝部内に収容され、その長手方向に分散した複数箇所でそれぞれ係止爪によって係止される。従って、ワイヤハーネスはトリムボードの溝部内に確実に収容されると共に、リサイクル時には容易に取り外される。
このように、本発明によれば、ワイヤハーネスを確実にトリムボード裏面に固定保持することができると共に、リサイクル時に容易にワイヤハーネスをトリムボードから取り外すことができる。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る自動車のドア用トリムボード(以下、単にトリムボードと言う)10を示す図である。
トリムボード10は、自動車の車体後部に設けられた開口部(図示せず)に対してヒンジ部によって外側上方向に開放し得るように揺動可能に支持されたバックドアのドアパネルの車室側表面に取り付けられる。ここで、バックドアのドアパネルは、それぞれ鋼板からプレス成形されたインナパネルとアウタパネルから成り、これらのパネルが内部に中空領域が画成されるように重ね合わせることでバックドアが構成されており、その中空の内部に各種機器が配置され、またアウタパネルに、必要に応じてライセンスランプ,テールランプ等の灯具や、リヤワイパー,リヤウィンドウデフォッガー,アンテナ,バックカメラ等の各種電装品が組み込まれている。
トリムボード10は樹脂材料から形成されており、図示しないクリップやネジ等の取付部材を利用して、ドアパネルのインナパネル車室側表面に対して固定される。
さらに、本実施形態では、トリムボード10は、図1に示すように、装着すべきドアパネルの車室側表面に対向する裏面に溝部11を備えている。この溝部11は、図示の場合、縦方向及び横方向にそれぞれ二本並んで配置されており、互いに例えばT字状または十字状に交差している。
溝部11は、トリムボード10の裏面に一体成形された一対のリブ12a,12bによって形成されている。
一対のリブ12a,12bは互いにほぼ等間隔に配置されており、その間にワイヤハーネス20を収容すべき空間を画成している。縦方向及び横方向の溝部11は、交差部分11aにおいてリブ12a,12bが省略されることによりこの空間が互いに連通するように形成されている。
従って、ワイヤハーネス20は、縦方向及び横方向に延びる溝部11内に沿って交差部分11aで屈曲し又は直進することにより自由に引き回され得る。ここで、ワイヤハーネス20は、図2に示すように、ドアパネル内に配置された各種機器に対する電気的接続を行なう複数の配線20aから構成されており、全体がテープ21により束ねられている。
さらに、ワイヤハーネス20は、途中で分岐することで複数個、図示の場合、四個の端部を備えており、各端部にコネクタ22が接続されている。
溝部11は、長手方向に分散した複数箇所で、例えば図1において上述した交差部分11aの間の領域にそれぞれ係止爪13を有している。この係止爪13は、図2に示すように、溝部11を画成する一対のリブ12a,12bとそれぞれ一体成形されており、このリブ12a,12bの先端から内側に向かって斜め下方に延びており、その先端が互いに間隔を開けて対向している。
また、この係止爪13の領域で、一対のリブ12a,12bは、図2に示すように、その根元部分の内側に切欠部12eを備えている。各リブ12a,12bの根本部分は、この切欠部12eが在ることによって厚みが他の部分に比べて薄肉に形成されている。
係止爪13はトリムボード10と同じ樹脂材料から構成されていることで弾性を有し、さらにリブ12a,12bの根本部分に切欠部12eが存在することで、係止爪13及びリブ12a,12bは容易に外側に変形し得る。これにより、ワイヤハーネス20が互いに対向する係止爪13を押下することにより係止爪13が溝部11内に向かって変形し、ワイヤハーネス20が溝部11内に収容される。また、リサイクル時等においては、図4の矢印Aで示すように、ワイヤハーネス20が溝部11内から上方に引っ張られると、ワイヤハーネス20が係止爪13を上方に押し上げ、これにより係止爪13が矢印Bで示すように上方に変形し且つリブ12a,12bが矢印Cで示すように外側に向かって鎖線図示位置まで変形することで、ワイヤハーネス20が容易に溝部11内から取り外される。
ワイヤハーネス20は、図5に示すように、コネクタ22を接続した端部寄りの部分において、溝部11から突出する配線20aを包囲する保護部材14を備えている。保護部材14は、溝部11の底面及び両側面に対向し得る底壁14a及び側壁14b,14cから構成されており、これらの底壁14a及び側壁14b,14cは、好ましくはトリムボード10と同じ樹脂材料から一体成形されている。
保護部材14の両側壁14b,14cの外側面には、溝部11の端部付近の内壁に設けられた係合部11b,11cとそれぞれ係合する係合部14d,14eが形成されている。これらの係合部11b,11c及び14d,14eは、図6に示すように、互いに逆向きの鋸歯状に形成されており、ワイヤハーネス20の端部が溝部11内に移動しようとしたとき、その段部が互いに当接することによりこの移動を阻止するように構成されている。
さらに、保護部材14は、その先端で両側壁14b,14cの上端の間を開閉可能に閉じる係止片14fを備えている。この係止片14fは一方の側壁14bの上端から延びており、先端が他方の側壁14cに係止され得る係止部14gを備えている。これにより、ワイヤハーネス20は保護部材14の内側で係止片14fにより係止される。
なお、保護部材14の代わりに、図7に示すように溝部11の端縁に端部用保持部材15が備えられていてもよい。
端部用保持部材15は、図8〜図10に示すように、溝部11を構成するリブ12a,12bの端縁において、リブ12a,12bの内壁面から薄肉のヒンジ部15a,15bを介して内側に突出しており、溝部11の中央付近で互いに対向し、ワイヤハーネス20を把持する把持縁15c,15dを有している。
これらの把持縁15c,15dは、下端でほぼ隙間なく対向すると共に、上端でワイヤハーネス20の直径より狭い間隙を画成し、高さ方向のほぼ中央でワイヤハーネス20の直径とほぼ同じ円形の間隙を画成している。これにより、ワイヤハーネス20は、把持縁15c,15dによって溝部11の中央付近で把持される。
また、ワイヤハーネス20は、リサイクル時には端部用保持部材15が、図10にて矢印で示すようにヒンジ部15a,15bを中心に揺動することにより上側に容易に取り外すことができる。
さらに、ワイヤハーネス20は、図11及び図12に示すように、その中間位置において、特に溝部11の交差部分11aにおいて中間用保持部材16により保持されている。中間用保持部材16は、図12に示すように、溝部11の底面から立ち上がって叉状に分岐しており、その上端16a,16bが互いに接近して、内側にワイヤハーネス20を保持し得る。中間用保持部材16は、トリムボード10と一体成形されており、その樹脂材料の特性に基づいて弾性を備えている。これにより、ワイヤハーネス20が中間用保持部材16の互いに接近する上端16a,16bの間に上方から押し込まれると、中間用保持部材16の上端16a,16bが外側に変形して互いに離反する。従って、ワイヤハーネス20は、容易に中間用保持部材16内に収容される。また、リサイクル時等においては、ワイヤハーネス20が中間用保持部材16内から上方に引っ張られると、ワイヤハーネス20が中間用保持部材16の上端16a,16bを上方に押し上げ、これにより上端16a,16bが外側に変形することによりワイヤハーネス20が容易に中間用保持部材16内から取り外される。
本発明の実施形態による自動車のドア用トリムボード10は以上のように構成されており、自動車のバックドア(図示せず)のインナパネルに装着される前に、先ずトリムボード10の裏面に設けられた溝部11内にワイヤハーネス20が収容される。その際、ワイヤハーネス20の寸法誤差により、ワイヤハーネス20が所定寸法に対して余長を有する場合には、ワイヤハーネス20は溝部11内で適宜に蛇行するように配置される。これにより、ワイヤハーネス20は前述した余長が吸収され、溝部11内に確実に収容される。そして、ワイヤハーネス20は、溝部11に設けられた各係止爪13によりワイヤハーネス20の溝部11内からの脱落が防止される。
さらに、ワイヤハーネス20は、溝部11の端部において、保護部材14又は端部用保持部材15によって溝部11内に保持されると共に、中間の交差部分11aにおいて中間用保持部材16によって溝部11内に保持される。
このようにして、ワイヤハーネス20が溝部11内に収容された自動車のドア用トリムボード10は、自動車のバックドアを構成するインナパネルに対向して配置され、ワイヤハーネス20の各コネクタがインナパネルに取り付けられた各種機器のコネクタに接続される。その後、自動車のドア用トリムボード10は、適宜の手段、例えばクリップや螺着等によって自動車のバックドアを構成するインナパネルに取り付けられる。
また、ワイヤハーネス20は、係止爪13,保護部材14または端部用保持部材15そして中間用保持部材16により溝部11内から浮き上がるようなことがないので、自動車のドア用トリムボード10の裏面と自動車のバックドアを構成するインナパネルとの間で他の部品等と干渉しない。よって、自動車の走行時等の振動、あるいは自動車のドア用トリムボード10の自動車のバックドアへの装着時のワイヤハーネス20の挟み込み等によって、ワイヤハーネス20が傷ついたり裂断してしまうことが防止される。
ここで、ワイヤハーネス20を収容し保持する部品、即ち溝部11を構成するリブ12a,12b,係止爪13,端部用保持部材15及び中間用保持部材16は、何れも自動車のドア用トリムボード10に対して一体成形されているので、部品点数が少なくて済み、部品コスト及び組立コストが低減され、自動車のドア用トリムボード10に対してワイヤハーネス20を容易に短時間で組み付けることができる。
また、リサイクル時等において、溝部11内に収容されたワイヤハーネス20が上方に引っ張られると、係止爪13,端部用保持部材15及び中間用保持部材16は、それぞれ樹脂材料による弾性に基づいて変形するので、ワイヤハーネス20が容易に溝部11そしてトリムボード10から取り外される。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。例えば、上述した実施形態においては、本発明を自動車のバックドアに装着する自動車のドア用トリムボード10に適用した場合について説明したが、他のドア、運転席及び助手席の所謂フロントドアあるいは後席のためのスライドドアを含むドア等にも適用することが可能である。
本発明による自動車のドア用トリムボードの一実施形態の構成を示す概略正面図である。 図1のA−A線に沿った自動車のドア用トリムボードにおける溝部及び係止爪の部分拡大断面図である。 図2の係止爪の根元部分を示す部分拡大断面図である。 図2の係止爪のワイヤハーネス取り外し時の変形状態を示す部分拡大断面図である。 図1の自動車のドア用トリムボードにおけるワイヤハーネスの端部及び保護部材を示す部分拡大斜視図である。 図5のワイヤハーネス端部及び保護部材を示す部分拡大図である。 図1の自動車のドア用トリムボードにおける端部用保持部材を示す部分拡大図である。 図7のB−B線に沿った端部用保持部材を示す部分拡大断面図である。 図7の端部用保持部材を示す部分拡大図である。 図9の端部用保持部材のリブとの連結状態を示す部分拡大図である。 図1の自動車のドア用トリムボードにおける中間用保持部材を示す図である。 図11のC−C線に沿った中間用保持部材の部分拡大断面図である。 従来の自動車のバックドアの一例の構成の要部を示す概略図である。 図13のバックドアにおけるワイヤハーネスの取付構造を示す部分拡大斜視図である。 図14のワイヤハーネスの取付部を示す断面図である。 図14のワイヤハーネスの取付部分を示す図である。 図14のワイヤハーネスの取付状態を示す概略図である。 従来のワイヤハーネスを示す斜視図である。 従来のワイヤハーネス経路規制方法を示す図である。 従来のワイヤハーネス経路規制方法を示す図である。 従来のワイヤハーネス余長部分を保持する方法を示す図である。
符号の説明
10 ドア用トリムボード
11 溝部
11a 交差部分
11b 係合部
12a,12b リブ
12e 切欠部
13 係止爪
14 保護部材
14a 底壁
14b 側壁
14c 側壁
14d 係合部
14f 係止片
14g 係止部
15 端部用保持部材
15a,15b ヒンジ部
15c 把持縁
16 中間用保持部材
16a 上端
20 ワイヤハーネス
20a 配線
21 テープ
22 コネクタ

Claims (8)

  1. 自動車のドアインナパネルの車室側表面に取り付けられ、該車室側表面に対向する裏面にドア内に配置された機器に対する電気的接続を行なう複数の配線から成るワイヤハーネスを備えた、自動車のドア用トリムボードであって、
    樹脂材料から形成されていて、上記裏面に一体成形された一対のリブから成る溝部を備えており、
    上記溝部が、長手方向に分散した複数箇所で内部に収容されたワイヤハーネスを係止するための係止爪を有していて、
    上記ワイヤハーネスが、上記溝部内に沿って引き回され上記係止爪により上記溝部内に係止されることを特徴とする、自動車のドア用トリムボード。
  2. 前記溝部を構成するリブが、前記係止爪を備える領域で溝部側の根元部分に切欠部を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のドア用トリムボード。
  3. 前記溝部が、その端部を構成する双方のリブの内壁面からそれぞれ薄肉のヒンジ部を介して内側に突出して、前記ワイヤハーネスを把持する端部用保持部材を備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動車のドア用トリムボード。
  4. 前記溝部が、長手方向に分散した複数箇所で底面から立上って叉状に分岐して、前記ワイヤハーネスを保持する中間用保持部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の自動車のドア用トリムボード。
  5. 前記溝部が、前記トリムボードの裏面に縦方向及び横方向に延びるように縦横にそれぞれ複数本配置されていて、縦方向の溝部と横方向の溝部の交差部分で溝部の内側のワイヤハーネスを収容すべき空間が互いに連通していることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の自動車のドア用トリムボード。
  6. 前記ワイヤハーネスが、各端部を包囲し前記溝部の対応する端部内に嵌合する保護部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の自動車のドア用トリムボード。
  7. 前記保護部材が、両側面に前記溝部の対応する端部の内壁に設けられた係合部と係合する係合部を備えていることを特徴とする、請求項6に記載の自動車のドア用トリムボード。
  8. 前記請求項1〜7の何れかによる自動車のドア用トリムボードが、自動車のバックドアを構成するドアインナパネルの車室側表面に取り付けられていることを特徴とする、自動車のバックドア。
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