JP2002094822A - 補正カーブ生成方法、画像処理方法、画像表示装置および記録媒体 - Google Patents
補正カーブ生成方法、画像処理方法、画像表示装置および記録媒体Info
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Abstract
な画像処理方法、画像表示装置および記録媒体を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 本発明による入力される画像データに対
して所望の画像処理を行って画像を表示する画像表示装
置よれば、測定手段によって、前記画像表示装置からの
出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画
像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反
射特性とが測定される。そして、補正カーブ生成手段に
よって、測定された所定投影面による色成分毎の反射特
性と、基準投影面による色成分毎の反射特性との差が解
消されるように、前記入力される画像データを補正する
補正カーブが生成される。当該補正カーブにより、画像
表示装置からの出力が投射される投影面の特性が考慮さ
れて、前記画像表示装置に入力される画像データに対し
て画像処理が行われる。
Description
外部環境の影響を補正する補正カーブ生成方法、画像表
示方法、画像処理装置および記録媒体に関する。
する場合、部屋の照明やスクリーンなどの外部環境が変
化しても製作者の意図した画像を再現できることが重要
である。このような画像の見えを調整する考え方とし
て、デバイスの入出力特性を管理して色を再現するカラ
ーマネージメントという考え方があるが、外部環境の変
化を考慮に入れたカラーマネージメントの具体的な手法
に関しては明確になっていない。特に、液晶プロジェク
タなどの投射型の画像表示装置では、スクリーンなどの
投影面が異なるとその色によって投影画像の色が変化し
て、投影画像の見え方が変わってしまっていた。すなわ
ち、環境の変化として、投影面の色が変わることを考慮
しなければ適切な色の再現を行うことは困難である。例
えば、同じ白を表示する場合であっても、投影面の種別
によっては、黄色がかった白に見えたりする。
を解決するためになされたもので、投影面の色が変化し
ても適切な色再現が可能な補正カーブ生成方法、画像処
理方法、画像表示装置および記録媒体を提供することを
課題とする。
1に記載の発明は、画像表示装置からの出力が投射され
る投影面の特性を考慮した、前記画像表示装置に入力さ
れる画像データを補正するための補正カーブを生成する
方法であって、前記画像表示装置からの出力の所定投影
面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置から
の出力の基準投影面による色成分毎の反射特性とを測定
する測定工程と、当該測定された所定投影面による色成
分毎の反射特性と、基準投影面による色成分毎の反射特
性との差を解消するように前記入力される画像データを
補正する補正カーブを生成する補正カーブ生成工程と、
を備えて構成される。
投影面の特性を考慮した、前記画像表示装置に入力され
る画像データを補正するための補正カーブを生成する方
法によれば、測定工程によって、前記画像表示装置から
の出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記
画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の
反射特性とが測定される。そして、補正カーブ生成工程
によって、当該測定された所定投影面による色成分毎の
反射特性と、基準投影面による色成分毎の反射特性との
差を解消するように前記入力される画像データを補正す
る補正カーブが生成される。
装置からの出力が投射される投影面の特性を考慮した、
前記画像表示装置に入力される画像データに対する画像
処理方法であって、前記画像表示装置からの出力の所定
投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置
からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との
差を解消する補正カーブを用いて、入力画像データを補
正するように構成される。
2に記載の画像処理方法であって、複数の投影面に対し
て、複数の補正カーブを備えて構成される。
または3に記載の画像処理方法であって、前記補正カー
ブによる入力画像データの補正量が調整可能であるよう
に構成される。
2乃至4のいづれか一項に記載の画像処理方法であっ
て、高階調領域において補正カーブの丸め処理を行うよ
うに構成される。
に記載の画像処理方法であって、前記丸め処理の程度が
調節可能であるように構成される。
3乃至6のいづれか一項に記載の画像処理方法であっ
て、投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、前記
複数の補正カーブの中から一の補正カーブを選択する選
択工程を備え、選択された補正カーブに基づいて入力画
像データに画像処理を行うように構成される。
に記載の画像処理方法であって、前記選択工程における
投影面による各色成分毎の反射特性を入力するための工
程をさらに備えて構成される。
7に記載の画像処理方法であって、前記選択工程におけ
る投影面による各色成分毎の反射特性を測定するための
工程をさらに備えて構成される。
の特性を考慮して、入力される画像データに対して所望
の画像処理を行って画像を表示する画像処理装置であっ
て、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色
成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基
準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消する補
正カーブを用いて、入力画像データを補正するように構
成される。
面の特性を考慮して、入力される画像データに対して所
望の画像処理を行って画像を表示する画像処理装置であ
って、請求項1に記載の補正カーブ生成方法における測
定工程および補正カーブ生成工程を順次繰返し、順次生
成される補正カーブに基づいて入力画像データに対して
画像処理を行うように構成される。
10に記載の画像処理装置であって、複数の投影面に対
して、複数の補正カーブを備えて構成される。
面の特性を考慮して、入力される画像データに対して所
望の画像処理を行って画像を表示する画像処理装置であ
って、請求項1に記載の補正カーブ生成方法における測
定工程および補正カーブ生成工程を、複数の投影面に対
してそれぞれ繰り返すことによって生成された複数の補
正カーブを格納するための格納手段を備えて構成され
る。
10または12に記載の画像処理装置であって、前記補
正カーブによる入力画像データの補正量が調整可能であ
るように構成される。
項10乃至14のいづれか一項に記載の画像処理装置で
あって、高階調領域において補正カーブの丸め処理を行
うように構成される。
15に記載の画像処理装置であって、前記丸め処理の程
度が調節可能であるように構成される。
項12乃至16のいづれか一項に記載の画像処理装置で
あって、投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、
前記複数の補正カーブの中から一の補正カーブを選択す
る選択手段を備え、選択された補正カーブに基づいて入
力画像データに画像処理を行うように構成される。
17に記載の画像処理装置であって、前記選択手段にお
ける投影面による各色成分毎の反射特性を入力するため
の手段をさらに備えて構成される。
項17に記載の画像処理装置であって、前記選択手段に
おける投影面による各色成分毎の反射特性を測定するた
めの手段をさらに備えて構成される。
示装置からの出力が投射される投影面の特性を考慮し
て、前記画像表示装置に入力される画像データに対する
画像処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体で
あって、前記画像表示装置からの出力の所定投影面によ
る色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力
の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消す
る補正カーブを用いての入力画像データに対する画像処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
してコンピュータによって読取可能に構成される。
項20に記載の記録媒体であって、複数の投影面に対し
て、複数の補正カーブを備えて構成される。
20または21に記載の記録媒体であって、前記補正カ
ーブによる入力画像データの補正量が調整可能であるよ
うに構成される。
項20乃至22のいづれか一項に記載の記録媒体であっ
て、高階調領域において補正カーブの丸め処理を行うよ
うに構成される。
23に記載の記録媒体であって、前記丸め処理の程度が
調節可能であるように構成される。
項21乃至24のいづれか一項に記載の記録媒体であっ
て、投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、前記
複数の補正カーブの中から一の補正カーブを選択する選
択処理を備え、選択された補正カーブに基づいて入力画
像データに画像処理を行うように構成される。
25に記載の記録媒体であって、前記選択処理における
投影面による各色成分毎の反射特性を入力するための処
理をさらに備えて構成される。
項25に記載の記録媒体であって、前記選択処理におけ
る投影面による各色成分毎の反射特性を測定するための
処理をさらに備えて構成される。
示装置からの出力が投射される投影面の特性を考慮し
て、前記画像表示装置に入力される画像データに対する
画像処理を行うための補正カーブを記録したコンピュー
タによって読取可能な記録媒体であって、前記補正カー
ブが、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による
色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の
基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消する
ように構成される。
項28に記載の記録媒体であって、複数の投影面に対し
て、複数の補正カーブを備えて構成される。
28または29に記載の記録媒体であって、前記補正カ
ーブによる入力画像データの補正量が調整可能であるよ
うに構成される。
項28乃至30のいづれか一項に記載の記録媒体であっ
て、高階調領域において補正カーブの丸め処理を行うよ
うに構成される。
31に記載の記録媒体であって、前記丸め処理の程度が
調節可能であるように構成される。
好適な実施の形態について説明する。
ロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図を示す。
本発明の画像表示装置としては、プロジェクタの他、C
RT、液晶ディスプレイなども含まれる。
ェクタ20から、所定の画像が投影される。
の見え方は大きく異なってしまう。例えば、同じ白を表
示する場合であっても、投影面10の種別によっては、
黄色がかった白に見えたりする。
ロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図
を示す。
タ内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信
号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、一
次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適
用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル
信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部13
0と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行
うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、デバ
イス(プロジェクタ)の特性を保存するためのデバイス
特性保存用メモリ160と、プロジェクタおよび外部照
明のスクリーンによる反射光の輝度を測定するための光
センサ170と、デバイス特性保存用メモリ160に保
存されたデバイス特性と光センサ170の測色値とに基
づき外部照明の影響を考慮した色補正テーブルを生成す
る色補正テーブル生成部150と、を備えて構成され
る。
ルコンピュータなどから供給されるアナログ形式の画像
入力信号が、A/D変換部110によってデジタル画像
信号に変換される。そして、当該変換されたデジタル画
像信号は、色補正テーブル生成部150によって生成さ
れる色補正テーブルを参照して、色補正部120によっ
て投影面の色の影響を考慮した所望の色補正がなされ
る。色補正されたデジタル画像信号は、D/A変換部1
30によってアナログ信号に変換される。L/V駆動部
140は、当該変換されたアナログ信号に基づき、液晶
ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行う。
プロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明す
る。なお、以下に説明する色補正テーブルの生成・書込
処理などの画像処理部100による処理は、プロジェク
タ20のプログラム格納部(図示せず)に記録された画
像処理プログラムを実行することによって行われる。前
記プログラム格納部は、画像処理プログラムを記録した
媒体を構成する。さらに、当該画像処理プログラム自体
も、本願発明の範囲内に包含される。
用に先立ち、暗室内でプロジェクタ(画像表示装置)2
0からR(赤)、G(緑)、B(青)、bk(黒)の各色を基準投影
面に対して出力させ、当該各色出力の基準投影面による
反射光の輝度値を光センサ170などで測定し、デバイ
ス特性保存用メモリ160に格納しておく(ステップ2
02)。ここで、基準投影面とは、例えば標準拡散板な
どの可視光領域の反射率が1に近いものを選ぶことがで
きる。
て色補正テーブルの生成・書換処理が行われる(ステッ
プ204)。当該色補正テーブルの生成・書換処理に関
しては、以下で図4を参照して詳細に説明する。
の後、書き換えられた色補正テーブルを参照して色補正
部120によって色補正された画像信号に基づき、画像
の表示が行われる(ステップ206)。ここで、画像の
表示を終了せず(ステップ208、No)、前回の色補
正テーブルの生成・書換処理終了時から一定時間経過し
ていない場合(ステップ210、No)、ステップ20
6の画像の表示状態が継続する。一方、画像の表示を終
了せず(ステップ208、No)、前回の色補正テーブ
ルの生成・書換処理終了時から一定時間経過した場合
(ステップ210、Yes)、投影面が変更される場合
を考慮して、再度色補正テーブルの生成・書換処理を行
い(ステップ204)、画像の表示を行う(ステップ2
06)。本発明によれば、投影面が変更される場合を考
慮して一定時間毎に色補正テーブルを書き換えるので、
投影面が変化しても適切な色再現が可能となる。
どして画像の表示を終了する場合(ステップ208、Y
es)には処理を終了する。
プロジェクタ20内の色補正テーブル生成部150によ
る色補正テーブルの生成・書換処理(図3のステップ2
04における処理)について説明する。
ず、プロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)G(緑)
B(青)bk(黒)の各色を補正対象投影面に対して出力さ
せ、当該各色出力の補正対象投影面による反射光の輝度
値を放射分光輝度計などの光センサ170で測定する
(ステップ220)。
(ステップ226)。当該補正カーブの計算処理に関し
ては、以下で図5を参照して詳細に説明する。計算され
た補正カーブに基づいて、新たな一次元色補正テーブル
が生成される。そして、色補正部120で参照される一
次元色補正テーブルが、新たに生成された一次元色補正
テーブルによって書き換えられ(ステップ228)、ス
テップ206に戻る。
て、本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内
の色補正テーブル生成部150による補正カーブの計算
処理(図4のステップ226における処理)について説
明する。図3のステップ202および図4のステップ2
20で求めた測定値に基づき以下のようにして補正カー
ブを求める。
ステップ202および図4のステップ220で求めた測
定値に基づき、各投影面におけるプロジェクタのRGB各
色の輝度比を計算する(ステップ232)。計算式は以
下のとおりである。 yR=(YR−Ybk)/(YG−Ybk) … (1) yG=(YG−Ybk)/(YG−Ybk)=1 … (2) yB=(YB−Ybk)/(YG−Ybk) … (3) ここで、YR、YG、YB、Ybkは、プロジェクタのR、
G、B、bk各色の輝度、y R、yG、yBはRGBの輝度比であ
る。ここでは、Gの輝度に対する比をとっているのでyG
が常に1となる。基準投影面におけるRGBの輝度比y
R0、yG0、yB0も同様に計算する。
34)。プロジェクタの一次色(RGB)は、二次色、三
次色に比べて投影面の違いによる色度の変化を受けにく
いので、対象となる投影面の輝度比yR、yG、yBを、
基準となる投影面の輝度比yR 0、yG0、yB0と一致する
ように補正をかければ、全ての色において投影面の違い
による色度の変化が補正される。補正前のRGBのデジタ
ルの入力値を0〜1の範囲に規格化したものをDRin、DG
in、DBinとし、補正後のRGBのデジタルの入力値を0〜1
の範囲に規格化したものをDRout、DGout、DBoutとす
ると、補正カーブの式は、 DRout=[yR’/max(yR’、yG’、yB’)] 1/γ×DRin,yR’=yR0/yR … (4) DGout=[yG’/max(yR’、yG’、yB’)] 1/γ×DGin,yG’=yG0/yG =1 … (5) DBout=[yB’/max(yR’、yG’、yB’)] 1/γ×DBin,yB’=yB0/yB … (6) となる。ここで、max(yR’、yG’、yB’)はyR’、
yG’、yB’の最大値を示している。このように補正す
ることによって、投影面による色度の変化を測色的に補
正することができる。以上のようにして求められた補正
カーブの一例を図6に示し、補正後の階調特性の一例を
図7に示す。
色度の変化を補正することができるが、人間の目の順応
度や対比の効果を加味して補正量α(0<α<1)を調整
する場合、補正カーブは、 DRout=[1−α{1−yR’/max(yR’、yG’、yB’)}] 1/γ×DRin … (7) DGout=[1−α{1−yG’/max(yR’、yG’、yB’)}] 1/γ×DGin … (8) DBout=[1−α{1−yB’/max(yR’、yG’、yB’)}] 1/γ×DBin … (9) となる。
100%(α=1)の補正をかけると測色的には正しい
補正が行われる。しかしながら、外部照明がある場合は
投影画像の周囲に投影面の色が存在するため、投影画像
と投影面との色の対比や外部照明に対する眼の順応の効
果などによって、実際よりも補正が強くかかっているよ
うに見える。この現象を解消するために、補正量を調整
する。補正量αは、各環境下において実際に画像の評価
を行いながら調整する必要がある。αの値としては、0.
5〜1.0が好適である。
ップ236)。
カーブにおいて、RGBのいずれかの色ではデバイスの
出しうる出力レンジの一部しか使用していないため、プ
ロジェクタの最高輝度(白の輝度)は補正前よりも低下
してしてしまう。このため、高階調付近で補正カーブを
丸めることで、最高輝度は補正前の状態を維持するよう
にする。具体的には、補正量ΔD=Din−Doutを、 ΔD → ΔD×F(Din) F(Din)={(Din−D’)/(1−D’)}θ (D’≦Din≦1) … (10) =1 (0≦Din≦D’) のように減少させる。この変換により、入力階調Dinが
1に近づくと補正量ΔDが0に近づき、最高輝度が維持
される。上記式(10)のθおよびD’は丸め処理の強さを
示すパラメータで、θが小さいほど、またはD’が大き
いほど補正カーブは強く丸められる。θの値は約5、
D’の値は約0.75が好適である。図8に、丸め処理を行
った場合のDoutとDinとの関係を示す。
0内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。第1
実施形態と同一の構成要素に関しては、第2実施形態に
おいても同一の参照番号を付す。
タ内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信
号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、一
次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適
用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル
信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部13
0と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行
うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、を備
えて構成される。
タ内の画像処理部100は、さらに、複数の投影面に対
する色補正テーブルを格納するための色補正テーブル格
納部190と、光センサ170の測色値に基づき、色補
正テーブル格納部190に格納されている色補正テーブ
ルの中から好適な色補正テーブルを選択する色補正テー
ブル選択部180と、を備えている。
では、複数の投影面に対して、第1実施形態と同様の補
正カーブ計算処理によって生成された色補正テーブルを
色補正テーブル格納部190に予め格納しておく。そし
て、実際に画像を表示する際に、色補正テーブル選択部
180が、光センサの測色値に基づき、適切な色補正テ
ーブルを選択する。そして、当該選択された色補正テー
ブルに基づき、色補正部120は、デジタル画像入力信
号に対して、外部照明の影響を考慮した所望の色補正を
施す。色補正されたデジタル画像入力信号は、D/A変
換部130によってアナログ信号に変換され、当該変換
されたアナログ信号に基づき、L/V駆動部140は液
晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行う。
るプロジェクタ20内の色補正テーブル格納部190に
格納する色補正テーブルの生成・格納処理について説明
する。
ず、プロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)、G
(緑)、B(青)、bk(黒)の各色を基準投影面に対して出力
させ、当該各色出力の基準投影面による反射光の輝度値
を光センサ170などで測定する(ステップ321)。
そして、プロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)G
(緑)B(青)bk(黒)の各色を補正対象投影面に対して出力
させ、当該各色出力の補正対象投影面による反射光の輝
度値を光センサ170などで測定する(ステップ32
4)。
られた測定値に基づき、第1実施形態と同様の補正カー
ブの計算処理が行われる(ステップ326)。そして、
計算された補正カーブに基づいて、一次元色補正テーブ
ルが生成され、当該生成された一次元色補正テーブル
と、当該補正カーブの生成に用いられたステップ324
における測定値から式(1)〜(3)に基づき計算された補
正対象投影面による反射光の輝度比とが色補正テーブル
格納部190に格納される(ステップ328)。
正対象投影面について繰り返される(ステップ33
0)。
るプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明
する。なお、以下に説明する画像処理部100による処
理は、第1実施形態と同様に、プロジェクタ20のプロ
グラム格納部(図示せず)に記録された画像処理プログ
ラムを実行することによって行われる。前記プログラム
格納部は、画像処理プログラムを記録した媒体を構成す
る。さらに、当該画像処理プログラム自体も、本願発明
の範囲内に包含される。
始されると、まずプロジェクタ(画像表示装置)20か
らR(赤)G(緑)B(青)bk(黒)の各色を補正対象投影面に対
して出力させ、光センサ170によって当該各色出力の
補正対象投影面による反射光の輝度値が測定され、当該
測定された輝度値から式(1)〜(3)に基づき補正対象投影
面による反射光の輝度比が求められる(ステップ30
2)。
補正テーブル格納部190に格納されている反射光の輝
度比を参照して、ステップ302において求められた輝
度比に最も近似する反射光の輝度比に対して生成された
対応色補正テーブルを、色補正テーブル格納部190の
中から選択して、色補正部120に対して、対応色補正
テーブルを通知する。そして、色補正部120は、対応
色補正テーブルを色補正テーブル格納部190から読み
出し、色補正テーブルを当該対応色補正テーブルに書き
換える(ステップ304)。
の後、書き換えられた色補正テーブルを参照して色補正
部120によって色補正された画像信号に基づき、画像
の表示が行われる(ステップ306)。ここで、画像の
表示を終了せず(ステップ308、No)、前回の色補
正テーブルの選択・書換処理終了時から一定時間経過し
ていない場合(ステップ310、No)、ステップ30
6の画像の表示状態が継続する。一方、画像の表示を終
了せず(ステップ308、No)、前回の色補正テーブ
ルの選択・書換処理終了時から一定時間経過した場合
(ステップ310、Yes)、投影面が変更される場合
を考慮して、再度スクリーン10からの反射光の測定
(ステップ302)および色補正テーブルの選択・書換
処理を行い(ステップ304)、画像の表示を行う(ス
テップ306)。本発明によれば、投影面が変更される
場合を考慮して一定時間毎に色補正テーブルを書き換え
るので、投影面の色が変化しても適切な色再現が可能と
なる。
どして画像の表示を終了する場合(ステップ308、Y
es)には処理を終了する。
20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。第
1および第2実施形態と同一の構成要素に関しては、第
3実施形態においても同一の参照番号を付す。
タ内の画像処理部100は、第2実施形態と同様に、ア
ナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA
/D変換部110と、一次元色補正テーブルを各RGB
画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補
正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換する
ためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動
して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバル
ブ)駆動部140と、複数の投影面に対する色補正テー
ブルを格納するための色補正テーブル格納部190と;
色補正テーブル格納部190に格納されている色補正テ
ーブルの中から好適な色補正テーブルを選択する色補正
テーブル選択部180と;を備えている。
ロジェクタ内の画像処理部100は、(1)補正対象面
による反射光の輝度値を入力するための輝度入力手段2
00をさらに備えている点、および(2)前記色補正テ
ーブル選択部180が、輝度入力手段200によって入
力された反射光の輝度値に基づき、色補正テーブル格納
部190に格納されている色補正テーブルの中から好適
な色補正テーブルを選択する点において、第2実施形態
とは異なる。
は、第2実施形態と同様なので、その説明を省略する。
るプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明
する。
理は、第1および第2実施形態と同様に、プロジェクタ
20のプログラム格納部(図示せず)に記録された画像
処理プログラムを実行することによって行われる。前記
プログラム格納部は、画像処理プログラムを記録した媒
体を構成する。さらに、当該画像処理プログラム自体
も、本願発明の範囲内に包含される。
の画像処理部100の動作は、基本的に、第2実施形態
と同様である。
て、一定時間毎に光センサ170によって補正対象投影
面による反射光の輝度値が測定され、色補正テーブル選
択部180が、当該測定された反射光の輝度値に最も近
似する輝度値に対して生成された対応色補正テーブル
を、色補正テーブル格納部190の中から選択する。
において、輝度入力手段200によって補正対象投影面
からの反射光の輝度値が入力され、色補正テーブル選択
部180が、色補正テーブル格納部190に格納されて
いる反射光の輝度比を参照して、入力された輝度値から
式(1)〜(3)によって求められる輝度比に最も近似する輝
度比に対して生成された対応色補正テーブルを、色補正
テーブル格納部190の中から選択する点において異な
る。
面からの反射光の輝度値が入力されると(ステップ40
2、Yes)、色補正テーブル選択部180は、色補正
部120に対して、対応色補正テーブルを通知する。そ
して、色補正部120は、対応色補正テーブルを色補正
テーブル格納部190から読み出し、色補正テーブルを
当該対応色補正テーブルに書き換える(ステップ40
4)。そして、書き換えられた色補正テーブルを参照し
て色補正部120によって色補正された画像信号に基づ
き、画像の表示が行われる(ステップ406)。
象投影面からの反射光の輝度値が入力されない場合(ス
テップ402、No)、色補正テーブルの書き換えを行
わずに、画像の表示が行われる(ステップ406)。
どして画像の表示を終了するまで、上記ステップ402
〜406が繰り返される(ステップ408)。
用いたシステムの概略説明図である。
0内の画像処理部の機能ブロック図である。
0内の画像処理部100の動作を説明するためのフロー
チャートである。
0内の色補正テーブル生成部150による色補正テーブ
ルの生成・書換処理を説明するためのフローチャートで
ある。
0内の色補正テーブル生成部150による補正カーブの
計算処理を説明するためのフローチャートである。
る。
る。
0内の画像処理部100の機能ブロック図である。
20内の色補正テーブル生成部150および色補正テー
ブル格納部190による色補正テーブルの生成・格納処
理を説明するためのフローチャートである。
20内の画像処理部100の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
20内の画像処理部100の機能ブロック図である。
20内の画像処理部100の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
Claims (32)
- 【請求項1】 画像表示装置からの出力が投射される投
影面の特性を考慮した、前記画像表示装置に入力される
画像データを補正するための補正カーブを生成する方法
であって、 前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分
毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投
影面による色成分毎の反射特性とを測定する測定工程
と、 当該測定された所定投影面による色成分毎の反射特性
と、基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消
するように前記入力される画像データを補正する補正カ
ーブを生成する補正カーブ生成工程と、 を備える補正カーブ生成方法。 - 【請求項2】 画像表示装置からの出力が投射される投
影面の特性を考慮した、前記画像表示装置に入力される
画像データに対する画像処理方法であって、 前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分
毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投
影面による色成分毎の反射特性との差を解消する補正カ
ーブを用いて、入力画像データを補正する画像処理方
法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理方法であっ
て、 複数の投影面に対して、複数の補正カーブを備える画像
処理方法。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載の画像処理方法
であって、 前記補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可
能である、画像処理方法。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいづれか一項に記載の
画像処理方法であって、高階調領域において補正カーブ
の丸め処理を行う、画像処理方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の画像処理方法であっ
て、前記丸め処理の程度が調節可能である、画像処理方
法。 - 【請求項7】 請求項3乃至6のいづれか一項に記載の
画像処理方法であって、 投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、前記複数
の補正カーブの中から一の補正カーブを選択する選択工
程を備え、選択された補正カーブに基づいて入力画像デ
ータに画像処理を行う方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の画像処理方法であっ
て、 前記選択工程における投影面による各色成分毎の反射特
性を入力するための工程をさらに備えている画像処理方
法。 - 【請求項9】 請求項7に記載の画像処理方法であっ
て、 前記選択工程における投影面による各色成分毎の反射特
性を測定するための工程をさらに備えている画像処理方
法。 - 【請求項10】 投影面の特性を考慮して、入力される
画像データに対して所望の画像処理を行って画像を表示
する画像処理装置であって、 前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分
毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投
影面による色成分毎の反射特性との差を解消する補正カ
ーブを用いて、入力画像データを補正する画像処理装
置。 - 【請求項11】 投影面の特性を考慮して、入力される
画像データに対して所望の画像処理を行って画像を表示
する画像処理装置であって、 請求項1に記載の補正カーブ生成方法における測定工程
および補正カーブ生成工程を順次繰返し、順次生成され
る補正カーブに基づいて入力画像データに対して画像処
理を行う画像処理装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載の画像処理装置であ
って、 複数の投影面に対して、複数の補正カーブを備える画像
処理装置。 - 【請求項13】 投影面の特性を考慮して、入力される
画像データに対して所望の画像処理を行って画像を表示
する画像処理装置であって、 請求項1に記載の補正カーブ生成方法における測定工程
および補正カーブ生成工程を、複数の投影面に対してそ
れぞれ繰り返すことによって生成された複数の補正カー
ブを格納するための格納手段を備える画像処理装置。 - 【請求項14】 請求項10または12に記載の画像処
理装置であって、 前記補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可
能である、画像処理装置。 - 【請求項15】 請求項10乃至14のいづれか一項に
記載の画像処理装置であって、高階調領域において補正
カーブの丸め処理を行う、画像処理装置。 - 【請求項16】 請求項15に記載の画像処理装置であ
って、前記丸め処理の程度が調節可能である、画像処理
装置。 - 【請求項17】 請求項12乃至16のいづれか一項に
記載の画像処理装置であって、 投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、前記複数
の補正カーブの中から一の補正カーブを選択する選択手
段を備え、選択された補正カーブに基づいて入力画像デ
ータに画像処理を行う装置。 - 【請求項18】 請求項17に記載の画像処理装置であ
って、 前記選択手段における投影面による各色成分毎の反射特
性を入力するための手段をさらに備えている画像処理装
置。 - 【請求項19】 請求項17に記載の画像処理装置であ
って、 前記選択手段における投影面による各色成分毎の反射特
性を測定するための手段をさらに備えている画像処理装
置。 - 【請求項20】 画像表示装置からの出力が投射される
投影面の特性を考慮して、前記画像表示装置に入力され
る画像データに対する画像処理をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータによって
読取可能な記録媒体であって、 前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分
毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投
影面による色成分毎の反射特性との差を解消する補正カ
ーブを用いての入力画像データに対する画像処理をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータによって読取可能な記録媒体。 - 【請求項21】 請求項20に記載の記録媒体であっ
て、 複数の投影面に対して、複数の補正カーブを備える記録
媒体。 - 【請求項22】 請求項20または21に記載の記録媒
体であって、 前記補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可
能である、記録媒体。 - 【請求項23】 請求項20乃至22のいづれか一項に
記載の記録媒体であって、高階調領域において補正カー
ブの丸め処理を行う、記録媒体。 - 【請求項24】 請求項23に記載の記録媒体であっ
て、前記丸め処理の程度が調節可能である、記録媒体。 - 【請求項25】 請求項21乃至24のいづれか一項に
記載の記録媒体であって、 投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、前記複数
の補正カーブの中から一の補正カーブを選択する選択処
理を備え、選択された補正カーブに基づいて入力画像デ
ータに画像処理を行う記録媒体。 - 【請求項26】 請求項25に記載の記録媒体であっ
て、 前記選択処理における投影面による各色成分毎の反射特
性を入力するための処理をさらに備えている記録媒体。 - 【請求項27】 請求項25に記載の記録媒体であっ
て、 前記選択処理における投影面による各色成分毎の反射特
性を測定するための処理をさらに備えている記録媒体。 - 【請求項28】 画像表示装置からの出力が投射される
投影面の特性を考慮して、前記画像表示装置に入力され
る画像データに対する画像処理を行うための補正カーブ
を記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体で
あって、 前記補正カーブが、前記画像表示装置からの出力の所定
投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置
からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との
差を解消するように構成されている記録媒体。 - 【請求項29】 請求項28に記載の記録媒体であっ
て、 複数の投影面に対して、複数の補正カーブを備える記録
媒体。 - 【請求項30】 請求項28または29に記載の記録媒
体であって、 前記補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可
能である、記録媒体。 - 【請求項31】 請求項28乃至30のいづれか一項に
記載の記録媒体であって、高階調領域において補正カー
ブの丸め処理を行う、記録媒体。 - 【請求項32】 請求項31に記載の記録媒体であっ
て、前記丸め処理の程度が調節可能である、記録媒体。
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