JP2002091514A - 制御システム、および、そのプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

制御システム、および、そのプログラムが記録された記録媒体

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JP2002091514A
JP2002091514A JP2000277217A JP2000277217A JP2002091514A JP 2002091514 A JP2002091514 A JP 2002091514A JP 2000277217 A JP2000277217 A JP 2000277217A JP 2000277217 A JP2000277217 A JP 2000277217A JP 2002091514 A JP2002091514 A JP 2002091514A
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Masao Saito
昌夫 斉藤
Masaaki Yamada
雅昭 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカル制御システムでの監視/制御を阻害
することなく、新たな表示画面を作画せずに、ローカル
制御システムから離れた端末装置によって、ローカル制
御システムの制御用表示装置と同様にデバイスの状態を
表示/操作可能な制御用通信システムを実現する。 【解決手段】 ローカル制御システム3の公開サーバ装
置21は、クライアント装置7との間とは異なるプロト
コルで、各制御用ホストコンピュータ16と通信して、
各デバイスの状態を取得している。一方、クライアント
装置7は、公開サーバ装置21から、プログラマブル表
示器14がデバイスの状態を取得して表示する際の動作
を示す画面データに基づいて作成されたHTMLおよび
XMLファイルと、XMLファイルを参照して動作する
アプレットとを受け取り、デバイスの状態を公開サーバ
装置21へ問い合わせた結果に基づいて画面表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカル制御シス
テムでの監視/制御を阻害することなく、インターネッ
トなどの広域通信網を介して接続される端末装置へ、ロ
ーカル制御システムのデータを公開可能な制御システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラマブル・ロジック・
コントローラ(以下、PLCと略称する)は、例えば、
ベルトコンベアー式の自動組付機など、種々のターゲッ
トシステムを制御する制御装置として、広く使用されて
いる。さらに、近年では、ターゲットシステムの複雑化
に伴って、複数台のPLCを互いに連携させて使用する
ことも行われている。また、各PLCからのデータの表
示、あるいは、PLCへの制御指示は、当該PLCの近
傍などに配される表示装置で行われるだけではなく、例
えば、これらの表示装置から離れた場所に設置した制御
用ホストコンピュータでも表示あるいは操作できるよう
に、制御システムを構築することもある。
【0003】具体的には、例えば、図12に示すよう
に、従来の制御システム501では、PLC503が制
御の中心として位置付けられており、各PLC503に
は、ターゲットシステム502のデバイス521と、表
示および制御指示を行うプログラマブル表示器505と
が接続されている。さらに、当該PLC503には、他
のPLC503や制御用ホストコンピュータ507がシ
リアルケーブル504を介して接続されており、PLC
503と制御用ホストコンピュータ507との間や各P
LC503間における制御データの受け渡しは、PLC
503の通信機能を利用して行われている。
【0004】当該構成では、制御用ホストコンピュータ
507の表示処理部571は、PLC503と通信し
て、ターゲットシステム502の状態を示すデータを受
け取り、状態に応じて画面表示すると共に、使用者の入
力に応じて、PLC503へ制御データを送出し、制御
データに応じて、ターゲットシステム502を制御させ
る。同様に、プログラマブル表示器505は、PLC5
03と通信しながら、ターゲットシステム502の状態
を表示/制御する。
【0005】しかしながら、上記制御システム501
は、基本的に閉じたシステムであり、遠隔地から、プロ
グラマブル表示器の画面など、制御システムの状態を見
ることができない。
【0006】上記課題を解決するために、本願の出願人
は、先に出願した特願2000−077002号におい
て、プログラマブル表示器の画面を示すデータを端末装
置で表示可能な形式に変換し、インターネットを介して
端末装置に配信する構成を開示した。
【0007】図13に示すように、当該制御システム1
01のローカル制御システム103では、プログラマブ
ル表示器114および制御用ホストコンピュータ116
が、予め定められた共通プロトコルで通信するネットワ
ーク115で接続されており、プログラマブル表示器1
14は、制御用ホストコンピュータ116や他のプログ
ラマブル表示器114とPLC112とが通信する場
合、PLC112の機種に固有の専用プロトコルでの通
信と、共通プロトコルでの通信とを中継する。これによ
り、各プログラマブル表示器114や制御用ホストコン
ピュータ116は、他のプログラマブル表示器114と
通信する際、他のプログラマブル表示器114に接続さ
れたPLC112の機種に拘らず、共通プロトコルで通
信できる。
【0008】さらに、上記制御用ホストコンピュータ1
16には、インターネット105に接続可能な公開サー
バ部161が設けられており、クライアント装置107
からアクセスされると、画面データに応じた動作を指示
するアプレットが、公開サーバ部161によって、クラ
イアント装置107に送信される。さらに、アプレット
を実行するクライアント装置107は、制御用ホストコ
ンピュータ116と通信して、ローカル制御システム1
03のデバイスの状態を受け取り表示する。
【0009】ここで、上記画面データは、プログラマブ
ル表示器114が画面表示する際の動作を規定してお
り、上記クライアント装置107は、ローカル制御シス
テム103内の各デバイスにアクセスする代わりに、公
開サーバ部161からデバイスの状態を示すデータを受
け取る。これにより、インターネット105を介して接
続しているにも拘らず、クライアント装置107は、プ
ログラマブル表示器114の表示画面と同一内容の画面
を表示できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の制御システム101では、ローカル制御システム1
03全体を制御する制御用ホストコンピュータ116が
アプレットやデバイスの状態を示すデータを公開してい
るため、制御用ホストコンピュータ116が不正アクセ
スによって正常に動作できなくなると、ローカル制御シ
ステム103全体の運営に支障を生じる虞れがある。
【0011】また、制御用ホストコンピュータ116
は、ローカル制御システム103内での監視/制御のた
めの処理に加えて、クライアント装置107へデバイス
の状態を公開するための処理を行っているため、特に、
公開するデバイスの数が増えると共にクライアント装置
107からのアクセスが集中すると、負荷が集中し、誤
動作しやすくなってしまう。この場合も、ローカル制御
システム103全体の運営に支障を生じる虞れがある。
【0012】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ローカル制御システムでの監
視/制御を阻害することなく、新たな表示画面を作画せ
ずに、プログラマブル表示器などの制御用表示装置から
離れた場所に配された端末装置によって、制御用表示装
置で表示/操作されるデバイスの状態を確認または制御
可能な制御システムを実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る制
御システムは、上記課題を解決するために、制御用表示
装置が画面表示するために必要なデータを収集するデー
タ収集装置を備えた制御システムにおいて、以下の手段
を講じたことを特徴としている。すなわち、上記データ
収集装置とローカルネットワークを介して通信して、上
記データを取得すると共に、当該データに応じて作成さ
れ、当該端末装置の表示画面上に上記制御表示装置の画
面を表示させるためのデータを、広域通信網を介して接
続される端末装置へ送信する公開装置を備え、上記デー
タ収集装置と公開装置とは、上記公開装置と端末装置と
が通信する際の第1プロトコルとは異なる第2プロトコ
ルで通信する。なお、端末装置に送信されるデータによ
って、端末装置に制御用表示装置の画面を表示できれ
ば、当該データは、イメージファイルであってもよい
し、デバイスの状態を示すデータと、当該データに基づ
いて画面表示するプログラムであってもよい。
【0014】また、請求項6の発明に係る記録媒体は、
第1のコンピュータを、請求項1記載のデータ収集装置
として動作させるプログラムと、第2のコンピュータ
を、請求項1記載の公開装置として動作させるプログラ
ムとが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であり、上記各プログラムが第1および第2コンピ
ュータで実行されると、上記制御システムが実現され
る。なお、上記各プログラムによって、第1および第2
コンピュータが請求項1記載の公開装置の動作およびデ
ータ収集装置の動作をそれぞれ実施できれば、第1また
は第2コンピュータは、例えば、画面データの編集処理
など、他の処理を実行できてもよい。また、上記プログ
ラムは、上記動作の全手順をCPUやバーチャルマシン
などの演算手段へ指示するコードであってもよいし、所
定の手順で呼び出すことで、上記各動作の一部または全
部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティ
ングシステムやライブラリなど)が既に存在していれ
ば、当該基本プログラムの呼び出しを上記演算手段へ指
示するコードやポインタなどで、上記全手順の一部また
は全部を置き換えてもよい。
【0015】上記構成において、公開装置は、第2のプ
ロトコルでデータ収集装置と通信して、プログラマブル
表示器などの制御用表示装置が表示する際に必要なデー
タを取得し、当該データに応じて作成したデータを、イ
ンターネットなどの広域通信網を介して、上記第2のプ
ロトコルとは異なる第1のプロトコルで、端末装置に送
信する。ここで、作成された上記データは、制御用表示
装置の画面を端末装置の表示画面に表示させるデータで
ある。したがって、端末装置は、ハードウェアおよびソ
フトウェア構成が制御用表示装置と一致せず、広域通信
網を介して遠隔地からアクセスする場合であっても、何
ら支障なく、端末装置の画面上に、制御用表示装置の画
面を表示できる。この結果、特に、端末装置用の監視制
御画面や、端末装置用の監視制御プログラムを作成して
インストールしなくても、端末装置のユーザへデバイス
の状態を通知できる。
【0016】また、上記公開装置とデータ収集装置とが
別々に設けられており、両者間は、公開装置と端末装置
との間の第1プロトコルとは異なる第2プロトコルで通
信しているので、万一、広域通信網を介する不正アクセ
スが成功したとしても、公開装置が正常に動作しなくな
るだけであり、データ収集装置の動作には支障をきたさ
ない。したがって、端末装置へのデータ公開が阻害され
るだけで、ローカル制御システム内のデータ収集装置
は、正常にデータを収集し続けることができる。
【0017】この結果、ローカル制御システムでの監視
/制御を阻害することなく、新たな表示画面を作画せず
に、ローカル制御システムから離れた端末装置によっ
て、ローカル制御システムの制御用表示装置と同様にデ
バイスの状態を表示可能な制御システムを実現できる。
【0018】また、請求項2の発明に係る制御システム
は、表示に必要なデバイスと当該デバイスの状態を表示
する位置とを示す画面データに基づいて、デバイスの状
態を取得し、当該デバイスの状態を画面表示する制御用
表示装置と、複数の上記制御用表示装置のいずれかが表
示するデバイスの状態を収集するデータ収集装置とを有
する制御システムにおいて、以下の手段を講じたことを
特徴としている。すなわち、ローカルネットワークを介
して、上記データ収集装置に接続されていると共に、広
域通信網を介して端末装置と通信可能な公開装置と、上
記画面データが示すデバイスの状態を上記公開装置へ問
い合わせる動作、および、上記端末装置の表示画面のう
ち、上記画面データが示す表示位置に対応する箇所へ、
問い合わせ結果に応じて画面表示する動作を上記端末装
置に行わせるプログラムを含む端末用データが格納され
る記憶手段と、上記画面データに基づいて、上記端末用
データを生成する生成手段とを備え、上記公開装置は、
上記記憶手段から読み出した端末用データを上記端末装
置へ送信して上記各動作を行わせると共に、上記端末装
置と通信する際の第1プロトコルとは異なる第2プロト
コルで上記データ収集装置と通信してデバイスの状態を
取得し、上記端末装置からの問い合わせに応答する。
【0019】なお、上記デバイスは、制御対象自体や、
制御対象に接続された制御装置であってもよいし、例え
ば、バーコードリーダなどの入力装置から手動で入力さ
れたデータが格納されたメモリなど、制御用表示装置上
のメモリであってもよい。また、上記端末用データの形
式として、上記プログラムは、上記各動作の全手順をC
PUやバーチャルマシンなどの演算手段へ指示するコー
ドであってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上
記各動作の一部または全部を実行可能な基本プログラム
(例えば、オペレーティングシステムやライブラリな
ど)が既に存在していれば、当該基本プログラムの呼び
出しを上記演算手段へ指示するコードやポインタなど
で、上記全手順の一部または全部を置き換えてもよい。
さらに、上記プログラムのうち、画面データに応じて変
化する部分をXMLファイルなどのデータとして分離
し、上記プログラムが当該データを参照することで、上
記各動作を端末装置に行わせてもよい。この場合、上記
データが生成手段によって生成され、当該データとプロ
グラムとを含む端末用データが端末装置に送信される。
【0020】また、請求項7の発明に係る記録媒体は、
第1のコンピュータを、請求項2記載のデータ収集装置
として動作させるプログラムと、第2のコンピュータ
を、請求項2記載の公開装置として動作させるプログラ
ムと、1または複数のコンピュータを、請求項2記載の
記憶手段および生成手段として動作させるプログラムと
が記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、上記各プログラムが上記各コンピュータで実
行されると、請求項2記載の制御システムが実現され
る。なお、上記第1のコンピュータと第2のコンピュー
タとが異なっていれば、上記1または複数のコンピュー
タは、第1または第2のコンピュータのいずれかと同じ
であってもよい。また、請求項6と同様に、第1または
第2コンピュータが他の処理を実行できてもよい。
【0021】上記構成において、記憶手段には、生成手
段によって、画面データに応じて生成された端末用デー
タが格納され、当該端末用データは、公開装置によっ
て、例えば、インターネットなどの広域通信網を介して
端末装置に送信される。
【0022】一方、端末装置は、受け取った端末用デー
タのプログラムに基づいて、上記公開装置へ、画面表示
に必要なデバイスの状態を問い合わせると共に、応答に
基づいてデバイスの状態を表示する。ここで、上記公開
装置は、請求項1と同様に、ローカルネットワークを介
し、公開装置と端末装置とが通信する際の第1プロトコ
ルとは異なる第2プロトコルで、データ収集装置からデ
バイスのデータを取得する。
【0023】この結果、請求項1と同様に、端末装置
は、データ収集装置のデバイスの状態収集など、ローカ
ル制御システムにおける監視/制御を阻害することな
く、ハードウェア構成やソフトウェア構成、あるいは、
アクセスする場所に拘らず、また、特に端末装置用の監
視制御画面や端末装置用の監視制御プログラムを作成し
てインストールせずに、端末装置の画面上に、制御用表
示装置が各画面データに基づいて表示する際の画面と同
一内容の画面を表示でき、使用者へ、制御システムの状
態を通知できる。
【0024】さらに、端末用データに、デバイスの状態
に応じて画面表示するプログラムが含まれているので、
端末用データを送信した後は、端末装置と公開装置と
は、デバイスの状態を通信すればよい。したがって、例
えば、ビットマップ形式などの画像を送信して、制御用
表示装置の画面を端末装置に伝送する場合に比べて、デ
バイスの状態を表示し続ける際のデータ通信量を削減で
きる。この結果、端末装置と公開装置とが伝送速度の遅
い通信路で接続される場合であっても、十分な更新速度
で画面表示できる。
【0025】なお、上記プログラムは、端末装置が実行
可能な機械語を含むプログラムであってもよいが、当該
プログラムが機種に依存しないように予め定められた手
続きからなるアプレットであり、上記端末装置には、例
えば、バーチャルマシンのように、アプレットを自機器
用の機械語に翻訳する翻訳手段が設けられている方が好
ましい。
【0026】この場合は、上記公開装置が、上記プログ
ラムとして端末装置の機種に依存しないアプレットを送
信し、端末装置の翻訳手段が当該アプレットを翻訳して
実行することで、端末装置は、デバイスの状態を公開装
置へ問い合わせたり、表示したりする。この結果、記憶
手段に格納されるアプレットが1種類であっても、複数
種類の端末装置で、制御用表示装置が各画面データに基
づいて表示する際の画面と同一内容の画面を複数同時に
表示できる。
【0027】一方、請求項3の発明に係る制御システム
は、入力操作と当該入力操作に応じて制御されるデバイ
スとを示す画面データに基づき、入力操作に応じてデバ
イスに制御指示する制御用表示装置と、複数の上記制御
用表示装置のいずれかが表示するデバイスの状態を収集
し、制御するデータ収集装置とを有する制御システムに
おいて、上記課題を解決するために、以下の手段を講じ
たことを特徴としている。すなわち、ローカルネットワ
ークを介して、上記データ収集装置に接続されていると
共に、広域通信網を介して端末装置と通信可能な公開装
置と、上記画面データの示す入力操作が上記端末装置に
て受け付けられた場合、当該入力操作に応じ、しかも、
上記画面データの示すデバイスへの制御指示を上記公開
装置へ送信する動作を上記端末装置へ行わせるプログラ
ムが含まれた端末用データを格納する記憶手段と、上記
画面データに基づいて、上記端末用データを生成する生
成手段とを備え、上記公開装置は、上記記憶手段から読
み出した端末用データを上記端末装置へ送信して上記各
動作を行わせると共に、当該動作を行う端末装置からの
制御指示に基づいて、上記端末装置と通信する際の第1
プロトコルとは異なる第2プロトコルで上記データ収集
装置と通信し、指示されたデバイスへの制御指示を伝え
る。なお、上記デバイスは、制御対象自体や、制御対象
に接続された制御装置であってもよいし、制御用表示装
置上のメモリであってもよい。また、請求項2と同様、
端末用データの形式は種々の形式を選択でき、上記プロ
グラムはアプレットである方が望ましい。
【0028】また、請求項8の発明に係る記録媒体は、
第1のコンピュータを、請求項3記載のデータ収集装置
として動作させるプログラムと、第2のコンピュータ
を、請求項3記載の公開装置として動作させるプログラ
ムと、1または複数のコンピュータを、請求項3記載の
記憶手段および生成手段として動作させるプログラムと
が記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、上記各プログラムが上記各コンピュータで実
行されると、請求項3記載の制御システムが実現され
る。なお、請求項7と同様に、上記1または複数のコン
ピュータは、第1または第2コンピュータと同一であっ
てもよく、第1または第2コンピュータが他の処理を実
行できてもよい。
【0029】上記構成において、記憶手段には、生成手
段によって、画面データに応じて生成された上記端末用
データが格納され、当該端末用データは、公開装置によ
って、例えば、インターネットなどの広域通信網を介し
て端末装置に送信される。
【0030】一方、端末装置は、受け取った端末用デー
タのプログラムに基づいて動作しており、入力操作を受
け付けた場合、当該入力操作に応じ、しかも、上記画面
データの示すデバイスへの制御指示を上記公開装置へ送
信する。なお、上記入力操作は、画面データが示す入力
操作に対応している。
【0031】さらに、公開装置は、端末装置から制御指
示を受け取ると、端末装置と通信する際とは異なる第2
プロトコルでデータ収集装置と通信して、デバイスへの
制御指示を伝える。これにより、制御システムのデバイ
スは、端末装置への入力操作に応じた制御指示に従って
動作できる。
【0032】この結果、請求項1および2と略同様に、
データ収集装置のデバイスの状態収集や制御など、ロー
カル制御システムにおける監視/制御を阻害することな
く、端末装置は、ハードウェア構成やソフトウェア構
成、あるいは、アクセスする場所に拘らず、また、特に
端末装置用の監視制御画面や端末装置用の監視制御プロ
グラムを作成してインストールせずに、端末装置への入
力操作によって、制御用表示装置が画面データに基づい
て入力操作を受け付ける際と同一内容の制御指示を送信
でき、端末装置からデバイスの状態を制御できる。
【0033】さらに、請求項4の発明に係る制御システ
ムは、請求項1、2または3記載の発明の構成におい
て、上記データ収集装置と公開装置との間には、自らを
介する通信が上記第2プロトコルか否かに応じて、通信
を中継するか否かを制御する通信制御装置が設けられて
いることを特徴としている。
【0034】当該構成によれば、例えば、ファイアウォ
ールなどの通信制御装置は、当該通信制御装置を通過す
る通信が、上記第2プロトコルか否かに応じて、通信を
中継するか否かを制御する。この結果、端末装置から広
域通信網および公開装置を介してデータ収集装置への不
正アクセスをさらに確実に防止できる。
【0035】ところで、上記各構成では、上記データ収
集装置は、ローカル制御システム内のみでデバイスの状
態を収集したり、制御したりする処理に加えて、ローカ
ルネットワークを介して公開装置と通信する処理を行う
必要がある。したがって、特に、デバイスが多い場合な
どには、単一のデータ収集装置では、演算能力や通信能
力などが不足して、データ収集装置の動作が不安定にな
る虞れがある。
【0036】これに対して、請求項5の発明に係る制御
システムは、請求項1、2、3または4記載の発明の構
成において、上記データ収集装置は、複数設けられてお
り、上記公開装置は、状態を取得または制御するデバイ
スに応じて、通信相手のデータ収集装置を選択するルー
ティング手段を備えていることを特徴としている。
【0037】上記構成では、データ収集装置が複数設け
られており、公開装置がルーティング手段を備えている
ので、個々のデータ収集装置に必要な演算能力や通信能
力を抑制できる。この結果、制御用表示装置の画面を端
末装置に公開したことによって、デバイスの状態取得/
制御のためのデータ通信量/処理量が増大しても、ロー
カル制御システム内のデータ収集を安定して行わせるこ
とができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図11に基づいて説明すると以下の通りである。
すなわち、本実施形態に係る制御用通信システム1は、
例えば、図1に示すように、ターゲットシステム11の
デバイス11aを制御する制御装置としてのプログラマ
ブル・ロジック・コントローラ(PLC)12や、HM
I(Human Machine Interface )としてオペレータに操
作されるプログラマブル表示器(制御用表示装置)14
などを含むローカル制御システム(制御システム)3
と、インターネット(広域通信網)5を介して、ローカ
ル制御システム3と接続可能なクライアント装置(端末
装置)7とを備えており、ローカル制御システム3での
監視/制御に支障をきたさず、しかも、専用の監視制御
プログラムや監視制御画面をクライアント装置7に予め
用意せずに、当該クライアント装置7にて、ローカル制
御システム3のプログラマブル表示器14と同様の画面
を参照し制御可能なシステムである。
【0039】上記クライアント装置7は、例えば、汎用
のパーソナルコンピュータなどであり、Java(登録
商標)言語のプログラムを実行可能なバーチャルマシン
71と、例えば、汎用のブラウザソフトなどにより実現
されるブラウザ72とを備えている。上記ブラウザ72
は、インターネット5に接続された機器と通信し、受け
取ったアプレットをバーチャルマシン71に実行させる
ことができる。また、当該ブラウザ72は、例えば、H
TTP(Hyper Text Transfer Protocol)などのプロト
コルで任意のサーバ装置からHTML( HyperText Mar
kup Language)文書などの文書を受け取り、閲覧するこ
ともできる。
【0040】ここで、ローカル制御システム3からクラ
イアント装置7へプログラマブル表示器14の画面を安
全に公開するための構成について説明する前に、プログ
ラマブル表示器14が画面表示する際の動作を説明す
る。すなわち、本実施形態に係るプログラマブル表示器
14は、例えば、液晶表示装置などの表示装置とタッチ
パネルなどの入力装置(いずれも図示せず)とを備えて
おり、処理指示語(タグ)を組み合わせて決定される画
面データに基づいて、デバイスの状態を取得し、表示す
ると共に、オペレータからの操作に基づいて、デバイス
の状態を制御できる。
【0041】なお、制御対象となるデバイスは、状態を
取得したり、制御(変更)できればよく、例えば、デバ
イス11a自体であってもよいし、例えば、PLC12
のメモリなど、プログラマブル表示器14やPLC12
あるいは後述する制御用ホストコンピュータ16の記憶
装置など、ローカル制御システム3に設けられた記憶装
置の一領域を示していてもよい。さらに、上記デバイス
は、タッチパネルやバーコードリーダ(図示せず)など
の入力装置から手動で入力されたデータが格納されたメ
モリであってもよい。
【0042】より詳細には、本実施形態に係るプログラ
マブル表示器14は、画面データに基づいて、複数の単
位画面を切り換え表示可能であり、各単位画面は、例え
ば、図2に示すように、銘板など、表示内容を変更しな
い静止図形Bや、スイッチやランプあるいはメータなど
のように、形状や色、点滅状態などの表示状態が変換す
る部品図形J(J1)を、ベース画面上に配置して形成
される。一方、上記画面を示す画面データは、図3に示
すように、ベース画面のファイル番号Fと、ベース画面
上で実行すべき動作内容を特定する事象名Nと、各実行
事象毎に参照される1または複数の参照情報Rとを含む
タグWを組み合わせて構成されている。タグWが所定の
画面領域(表示座標範囲)へ、所定のデバイスの状態に
応じた部品図形Jを表示する表示タグWLの場合、図4
に示すように、参照情報Rには、表示座標範囲(X・
Y)と、デバイスを特定するデバイスアドレスAと、例
えば、部品図形Jがスイッチの場合、ONを示す図形の
ファイルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示
時に参照するファイル番号FLとが含まれる。また、タ
グが入力タグの場合、図5に示すように、参照情報Rと
して、有効入力座標範囲(X・Y)と、入力結果が書き
込まれるデバイスアドレスAとが含まれる。
【0043】一方、プログラマブル表示器14は、所定
の時間間隔で、自らの画面データメモリ14aから、ベ
ース画面のファイル番号Fが、現在表示中のベース画面
である表示タグWLを抽出し、各表示タグWLのデバイ
スアドレスAの内容を、PLC12のメモリ12aから
読み出して、内容に応じた部品図形Jを画面に表示す
る。例えば、図2において、画面データメモリ14aに
格納された表示タグWL1は、スイッチの表示を示して
おり、デバイスアドレスA1の機器に対応している。当
該表示タグWL1を実行する場合、プログラマブル表示
器14は、例えば、自機器に接続されたPLC12と通
信したり、ローカルネットワーク15を介して他のプロ
グラマブル表示器14と通信したりして、デバイスアド
レスA1の内容を取得する。図2の例では、デバイスア
ドレスA1の内容が”0”なので、プログラマブル表示
器14は、スイッチがOFFであると判断し、プログラ
マブル表示器14のメモリ14bに格納されたファイル
のうち、OFFに対応付けられたファイルFL1の図形
を、表示座標範囲(X・Y)に表示する。これにより、
当該座標範囲(X・Y)には、OFF状態のスイッチを
示す部品図形J1が表示される。このように、プログラ
マブル表示器14が所定の時間間隔で画面データ内の表
示タグを実行することで、プログラマブル表示器14の
画面には、デバイスの状態が反映される。
【0044】また、図示しないタッチパネルへの押し操
作など、オペレータの入力操作を受け取ると、プログラ
マブル表示器14は、画面データメモリ14aの画面デ
ータから、現在表示中のベース画面に対応し、当該入力
操作にマッチする入力タグWTを検索し、入力結果に応
じて、入力タグWTが示すデバイスアドレスAの内容を
変更する。例えば、有効入力座標範囲(X・Y)が上記
部品図形J1と同じ座標範囲に設定され、同じデバイス
アドレスA1の内容を変更する入力タグWT1が画面デ
ータ中に含まれている場合、オペレータが図2に示す表
示画面の部品図形J1を押すと、プログラマブル表示器
14による検索の結果、当該入力タグWT1が発見され
る。この場合、プログラマブル表示器14は、例えば、
自機器に接続されたPLC12と通信したり、ローカル
ネットワーク15を介して他のプログラマブル表示器1
4と通信したりして、入力タグWT1に対応するデバイ
スアドレスA1の内容を書き換える。また、入力操作の
後、表示タグWL1が処理されると、デバイスアドレス
A1の内容が”1”に変更されているので、プログラマ
ブル表示器14は、図6に示すように、ファイルFL2
に対応し、ONを示す部品図形J2を画面上に表示す
る。この結果、プログラマブル表示器14は、入力操作
に応じてデバイスアドレスの内容を書き換えると共に、
デバイスアドレスの内容に応じて、画面表示を更新でき
る。
【0045】なお、上記各デバイスの状態の取得/制御
は、タグを実行する度に、デバイスアドレスの実体と通
信して行ってもよいし、プログラマブル表示器14内に
キャッシュを用意し、デバイスの状態の取得/変更時に
は、キャッシュへアクセスすると共に、所定の時間間隔
毎や所定のイベント毎に通信してデバイスのアドレスの
実体と同期を取ってもよい。
【0046】また、本実施形態に係るローカル制御シス
テム3では、図1に示すように、上記各プログラマブル
表示器14は、シリアルケーブル13を介して、PLC
12と接続されていると共に、多くの場合、ターゲット
システム11の近傍で、ターゲットシステム11のオペ
レータによって操作される。さらに、各プログラマブル
表示器14は、イーサネット(商標:ゼロックス社)な
どのローカルネットワーク15によって互いに接続され
ている。さらに、上記ローカルネットワーク15には、
制御用ホストコンピュータ(データ収集装置)16が接
続されている。
【0047】ここで、上記ローカル制御システム3で
は、ローカル制御システム3内の通信処理に各PLCが
介在する従来の制御システム501(図12参照)とは
異なって、ローカル制御システム3に必須の構成であ
り、しかも、HMIとして動作するため、演算能力に余
力のあるプログラマブル表示器14が、通信の大半を処
理するように構成されており、各プログラマブル表示器
14は、自らに接続されているPLC12の機種に固有
の専用プロトコルと、ローカルネットワーク15での共
通プロトコルとを変換して、他のプログラマブル表示器
14や制御用ホストコンピュータ16と、PLC12と
の通信を中継する。なお、共通プロトコルと専用プロト
コルとの間のプロトコル変換には、同じ指示には、同じ
コードが割り当てられるように、予め定められた共通の
コマンドと上記共通のコマンドに対応するPLC12固
有のコマンドとの間の変換や、データやアドレスの表現
方法の変換などが含まれる。
【0048】これにより、プログラマブル表示器14お
よび制御用ホストコンピュータ16は、他のプログラマ
ブル表示器14に接続されているPLC12の機種に拘
らず、ローカルネットワーク15を介して共通のプロト
コルで通信できる。この結果、上記制御システム501
に比べて容易に、異なる機種のPLC12が混在するロ
ーカル制御システム3が実現されている。
【0049】一方、図7に示すように、上記制御用ホス
トコンピュータ16は、ローカル制御システム3の監視
制御を行う表示処理部31と、ローカルネットワーク1
5に接続され、上述の共通プロトコルで通信する共通プ
ロトコルIF部32と、共通プロトコルIF部32およ
びローカルネットワーク15を介して各プログラマブル
表示器14と通信して、表示処理部31などの要求に応
じるサーバ部33とを備えており、多くの場合、プログ
ラマブル表示器14よりも離れた場所から、ターゲット
システム11やPLC12あるいはプログラマブル表示
器14の状態を表示したり制御できる。
【0050】また、上記制御用ホストコンピュータ16
には、プログラマブル表示器14の画面データを作成す
る作画処理部34と、作成した画面データを格納する画
面データメモリ35とが設けられており、各プログラマ
ブル表示器14の表示/制御動作を規定する画面データ
は、作画処理部34で作成(修正)された後、サーバ部
33、共通プロトコルIF部32およびローカルネット
ワーク15を介して、各プログラマブル表示器14へ配
布される。
【0051】ここで、上記画面データは、上述したよう
に、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応す
るデバイスのアドレスとの対応関係を示すタグを組み合
わせて構成されており、作画処理部34は、例えば、タ
グのパレットを表示し、パレット中のタグを選択して画
面上に所望のタグを配置するように、使用者へ促す。ま
た、作画処理部34は、配置されたタグを指定された座
標に表示して、使用者のドラグ&ドロップなどの操作に
応じてタグの座標を調整する。また、作画処理部34
は、入力タグや表示タグに関連するデバイスアドレスを
入力するように使用者へ促す。これらの結果、使用者
は、作画処理部34を操作して、画面上の所望の位置に
タグを配置すると共に、各タグとデバイスのアドレスと
を対応付けるだけで、画面データを作成できる。
【0052】したがって、プログラマブル表示器14の
表示プログラムを修正する場合に比べて容易に、各プロ
グラマブル表示器14の表示や操作を決定(変更)で
き、ローカル制御システム3の使用者(制御用ホストコ
ンピュータ16の使用者)は、ターゲットシステム11
の実情や、プログラマブル表示器14のオペレータの習
熟度、あるいは、使用者の好みに合わせることができ
る。
【0053】さらに、本実施形態に係るローカル制御シ
ステム3は、ローカル制御システム3での監視/制御を
阻害することなく、プログラマブル表示器14の画面を
クライアント装置7に公開するために、インターネット
5に接続された公開サーバ装置(公開装置)21と、上
記公開サーバ装置21と制御用ホストコンピュータ16
との間に設けられたファイアウォール(通信制御手段)
22とを備えている。また、ファイアウォール22と制
御用ホストコンピュータ16との間、並びに、ファイア
ウォール22と公開サーバ装置21との間は、上記ロー
カルネットワーク15と同様のローカルネットワーク2
3で接続されている。なお、本実施形態では、制御用ホ
ストコンピュータ16が特許請求の範囲に記載の第1の
コンピュータに対応し、公開サーバ装置21が第2のコ
ンピュータと1または複数のコンピュータとに対応して
いる。
【0054】また、詳細は後述するように、公開サーバ
装置21は、クライアント装置7からのデバイスの状態
問い合わせに応答するために、制御用ホストコンピュー
タ16を介してローカル制御システム3内の各デバイス
の状態を取得している。また、クライアント装置7から
のデバイスの状態変更指示を反映させるために、制御用
ホストコンピュータ16を介して上記各デバイスの状態
を制御している。
【0055】このように、制御用ホストコンピュータ1
6のデータ処理量は、クライアント装置7に公開しない
場合に比べて増加しているので、本実施形態に係るロー
カル制御システム3では、図1に示す各部材11a〜1
5を複数のグループに分割し、各グループ毎に制御用ホ
ストコンピュータ16を設けることで、デバイスの状態
を取得する処理や状態変更を指示する処理を分散させて
いる。
【0056】ここで、公開サーバ装置21と制御用ホス
トコンピュータ16とは、公開サーバ装置21がインタ
ーネット5を介してクライアント装置7と通信する際と
は異なる独自のプロトコルを用い、ファイアウォール2
2を介して相互に通信している。上記独自プロトコル
は、例えば、アプリケーション層など、TCP/IP
(Transmission Control Protocol / Internet Protoco
l )プロトコルの上層に設けられたプロトコルであっ
て、TCPプロトコルにおける当該プロトコル用のポー
ト番号は、FTP(File Transfer Protocol)やHTT
P(Hyper Text Transfer Protocol)など、インターネ
ット5でクライアント装置7と通信する際に使用される
プロトコル用のポート番号と異なる番号に設定されてい
る。また、上記独自プロトコルでは、各制御用ホストコ
ンピュータ16が、それぞれに付けられた名称で区別さ
れ、名称で通信先を指定して通信できる。さらに、当該
プロトコルで使用されるコマンドなども、クライアント
装置7と通信する場合とは異なるコマンドが使用され
る。
【0057】また、上記ファイアウォール22は、(1)
伝送されるデータ列が上記独自プロトコルか否か、(2)
上記TCPプロトコルにおけるポート番号が上記独自プ
ロトコルか否か、または、(3) パケットに付加された送
信/受信先IPアドレスが制御用ホストコンピュータ1
6/公開サーバ装置21であるか否か、あるいは、(1)
〜(3) の組み合わせなどによって、ファイアウォール2
2を介する通信が、公開サーバ装置21と制御用ホスト
コンピュータ16との間の通信か否かを判定し、両者間
の通信のみを通過させる。これにより、クライアント装
置7が公開サーバ装置21を介して制御用ホストコンピ
ュータ16と通信しようとしても、ファイアウォール2
2によって、両者間の通信が阻止される。
【0058】一方、公開サーバ装置21は、プログラマ
ブル表示器14用の画面データに基づいて、以下の両動
作と略同様の動作、すなわち、プログラマブル表示器1
4が画面データに基づいてデバイスの状態に応じて表示
する動作、および、操作に応じたデバイスの状態変更を
指示する際の動作と略同様の動作を、クライアント装置
7へ指示できる。ただし、プログラマブル表示器14が
画面データに基づいて動作する場合と異なり、表示先
は、クライアント装置7の図示しない表示装置であり、
操作は、クライアント装置7の図示しない入力装置から
受け取る。
【0059】また、クライアント装置7がデバイスの状
態を問い合わせる相手や状態変更指示の送信先も、公開
サーバ装置21に変更されており、公開サーバ装置21
は、上記指示に従って動作するクライアント装置7と通
信して、デバイスの状態をクライアント装置7へ伝える
と共に、デバイスの状態変更指示をクライアント装置7
から受け取ることができる。
【0060】これにより、クライアント装置7は、イン
ターネット5を介して遠隔地から接続されている場合で
あっても、プログラマブル表示器14の画面と同一内容
の画面を表示すると共に、同じ操作で、ローカル制御シ
ステム3内のデバイスの状態を制御できる。
【0061】また、公開サーバ装置21と制御用ホスト
コンピュータ16とが、クライアント装置7と公開サー
バ装置21との通信プロトコルとは異なる独自プロトコ
ルで通信しているので、クライアント装置7が公開サー
バ装置21への不正アクセスに成功したとしても、クラ
イアント装置7から制御用ホストコンピュータ16への
不正アクセスを阻止できる。なお、万一、不正アクセス
によって、公開サーバ装置21の運用に支障が生じたと
しても、クライアント装置7への配信に支障が生じるだ
けで、ローカル制御システム3の制御用ホストコンピュ
ータ16やプログラマブル表示器14は、何ら支障無
く、制御対象の状態を表示し制御できる。また、本実施
形態では、ファイアウォール22が設けられているの
で、クライアント装置7の不正アクセスから、制御用ホ
ストコンピュータ16をさらに確実に保護できる。
【0062】加えて、本実施形態では、ターゲットシス
テム11の規模などに応じて、制御用ホストコンピュー
タ16が複数設けられているので、プログラマブル表示
器14の画面公開によって、デバイスの状態取得/制御
のためのデータ通信量/処理量が増大しても、ローカル
制御システム3内での監視制御を阻害することなく、プ
ログラマブル表示器14の画面を公開できる。
【0063】さらに、公開サーバ装置21は、クライア
ント装置7に対して、画面データに基づく動作指示とは
別に、デバイスの状態を示すデバイスデータをクライア
ント装置7へ送受しているので、仮に、デバイスデータ
や動作指示の一部が傍聴されたとしても、プログラマブ
ル表示器14の画面を復元することが難しい。
【0064】これらの結果、ローカル制御システム3内
のプログラマブル表示器14や制御用ホストコンピュー
タ16での表示/制御を阻害することなく、インターネ
ット5に接続されたクライアント装置7で、プログラマ
ブル表示器14と同様の画面で表示/操作でき、より安
全な制御用通信システム1を実現できる。
【0065】より詳細には、図7に示すように、上記制
御用ホストコンピュータ16には、上記独自プロトコル
でファイアウォール22を介して公開サーバ装置21と
通信する公開サーバ側通信処理部36が設けられてい
る。当該公開サーバ側通信処理部36は、例えば、ユー
ザからの指示があった時点や画面データの変更時など、
所望のタイミングで、画面データメモリ35の画面デー
タを公開サーバ装置21に送信できる。
【0066】また、上記公開サーバ側通信処理部36
は、デバイスアドレスの内容(デバイスデータ)の変更
時や所定の時間間隔など、所定のタイミングで公開サー
バ装置21へアクセスして、公開サーバ装置21でのデ
ータ公開に必要なデバイスアドレスの内容を公開サーバ
装置21に送信できる。なお、デバイスアドレスの内容
は、表示処理部31が取得する場合と同様に、サーバ部
33を介して取得される。さらに、公開サーバ側通信処
理部36は、公開サーバ装置21と通信した結果、クラ
イアント装置7がデバイスアドレスの内容変更を指示し
ていた場合、表示処理部31がデバイスアドレスAの内
容を変更する場合と同様に、当該指示を中継し、プログ
ラマブル表示器14自体やプログラマブル表示器14に
接続されたPLC12など、デバイスアドレスの実体へ
内容の変更指示を伝送できる。
【0067】一方、上記公開サーバ装置21には、ファ
イアウォール22を介して制御用ホストコンピュータ1
6と通信するホストコンピュータ側通信処理部(ルーテ
ィング手段)41と、ホストコンピュータ側通信処理部
41が制御用ホストコンピュータ16から受け取ったデ
バイスデータを格納するデータ記憶部42と、記憶手段
として、クライアント装置7に送信されるHTMLファ
イル、XML(eXtensible Mark-up Language )ファイ
ル、アプレットを、それぞれ格納するHTMLファイル
記憶部43・XMLファイル記憶部44・アプレット記
憶部45と、インターネット5を介するクライアント装
置7からの要求に応えて、上記各記憶部42〜45にア
クセスし、HTMLファイル、XMLファイル、アプレ
ットをクライアント装置7へ送信すると共に、当該アプ
レットを実行するクライアント装置7と通信して、クラ
イアント装置7の画面表示に必要なデバイスデータを送
信したり、クライアント装置7からのデバイスデータの
変更指示を受け取ったりする公開サーバ部46と、プロ
グラマブル表示器14の画面データまたは同一形式の画
面データに基づいて、上記HTMLファイルおよびXM
Lファイルを作成するファイル生成部(生成手段)47
とが設けられている。
【0068】上記ホストコンピュータ側通信処理部41
は、上述の独自プロトコルで、ファイアウォール22を
介して各制御用ホストコンピュータ16と通信できる。
また、ホストコンピュータ側通信処理部41は、経路制
御(ルーティング)でき、複数の制御用ホストコンピュ
ータ16のうちから、各デバイスの状態を問い合わせた
り、状態変更指示を伝える制御用ホストコンピュータ1
6を選択して、当該制御用ホストコンピュータ16と通
信できる。
【0069】上記XMLファイルは、プログラマブル表
示器14用の画面データに含まれる各単位画面毎に作成
されており、各XMLファイルには、上記単位画面に関
連する各タグ(処理指示語)を示すXML要素(エレメ
ント)が含まれている。
【0070】例えば、プログラマブル表示器14用の画
面データ内に、図4に示す形式で、ベース画面(単位画
面)=1(メイン画面)の表示タグWLが含まれている
場合、当該メイン画面に対応するXMLファイルでは、
例えば、図8に示すように、当該表示タグWLに対応す
るTag要素E1が含まれている。当該Tag要素E1
には、事象名、表示座標範囲、参照ファイル番号、並び
に、デバイスアドレスなどに対応するTagName要
素E11、X要素E12およびY要素E13、Libr
aryNo要素E14、並びに、BitSymbolN
ame要素E15などが含まれており、各要素E11〜
E15の内容(コンテンツ)は、上記表示タグWLの内
容に応じて、例えば、図8の例では、”L_000
0”、−232および120、101、並びに、010
100に設定されている。
【0071】また、図5に示す入力タグWTに対応する
Tag要素E2では、事象名、デバイスアドレス、並び
に、有効入力範囲などに対応するTagName要素E
21、SymbolName要素E22、並びに、X要
素E23、Y要素E24、X2要素E25およびY2要
素E26などの内容が、入力タグWTの内容に応じて設
定される。
【0072】ここで、上記各要素E11〜E26などの
内容は、表示タグWLや入力タグWTの内容と一致する
ように設定してもよいし、例えば、プログラマブル表示
器14の解像度とクライアント装置7の解像度との相違
などに応じた比率で拡大/縮小するなど、表示タグWL
や入力タグWTの内容を所定の手順で変換して設定して
もよい。
【0073】ここで、上記ファイル生成部47は、例え
ば、プログラマブル表示器14用の画面データから、あ
る単位画面の処理指示語(タグWL・WT…)、すなわ
ち、ベース画面のファイル番号が所定の値のタグを順次
抜き出し、当該タグに応じたXML要素を生成し、当該
XML要素の内容を上記タグに応じて設定することで、
当該単位画面のXMLファイルを作成できる。
【0074】一方、上記アプレット記憶部45に格納さ
れるアプレットは、上記HTMLファイルで参照される
と共に、上記XMLファイルを参照しながら、プログラ
マブル表示器14が単位画面の表示や操作を行う際の動
作と同等の動作を、クライアント装置7に実行させるプ
ログラムであり、本実施形態では、クライアント装置7
のバーチャルマシン71が実行可能なJava言語で記
述されたバイトコードとして記述されている。
【0075】上記アプレットは、画面データ中に出現可
能なタグの種類に対応するメソッドが定義されたクラス
と、XMLファイルを参照して、タグ種に対応するメソ
ッドを呼び出すメソッドが定義されたクラスとを含んで
おり、当該アプレットを実行するバーチャルマシン71
は、XMLファイルを参照し、タグを示すXML要素に
基づいて、タグ種に応じたメソッドを呼び出すことがで
きる。
【0076】具体的には、バーチャルマシン71が実行
するメソッドのうち、タグ種に対応するメソッドは、例
えば、表示タグの場合、所定の時間間隔で呼び出され、
特定のデバイスアドレスのデータを公開サーバ部46へ
要求すると共に、応答に応じた表示を行う描画メソッド
である。また、入力タグの場合は、入力イベントが発生
したときに呼び出され、入力結果に応じたデータを、特
定のデバイスアドレスへ書き込むように、公開サーバ部
46へ要求する入力メソッドである。
【0077】ここで、本実施形態に係る画面データで
は、各単位画面の切り換え動作も、入力タグとして実現
されており、当該入力タグには、デバイスアドレスとし
て、プログラマブル表示器14内の記憶領域のうち、現
在表示中の単位画面を示すデータが格納されるシステム
領域が関連付けられている。したがって、上記各入力メ
ソッドのうち、上記特定のシステム領域への変更指示を
要求する入力メソッドは、通常の入力メソッドと同様
に、公開サーバ部46へ単位画面の変更指示を送信す
る。また、アプレットを実行するクライアント装置7
は、画面を更新する前に、当該システム領域をデバイス
アドレスの内容を公開サーバ部46へ問い合わせ、現在
表示中の単位画面を決定すると共に、単位画面に対応す
るXMLファイルがクライアント装置7の記憶部(図示
せず)に格納されていなければ、当該XMLファイルを
読み込む。これにより、クライアント装置7およびプロ
グラマブル表示器14は、常時同じ単位画面を表示でき
る。
【0078】また、上記入力メソッドは、上記特定のシ
ステム領域への変更指示を送信する代わりに、クライア
ント装置7内に設けられた代替の記憶領域の内容を変更
してもよい。この場合、他のメソッドなどにて、当該シ
ステム領域を参照する際は、公開サーバ部46へ問い合
わせる代わりに上記代替の記憶領域が参照される。この
場合は、クライアント装置7は、プログラマブル表示器
14用の単位画面であっても、当該プログラマブル表示
器14で現在表示している単位画面とは異なる単位画面
を表示できる。
【0079】さらに、例えば、後述するアプレット実行
時のパラメータ設定によって指定したり、あるいは、単
位画面の選択操作と連動してメニューを表示して選択さ
せるなどして、プログラマブル表示器14と同じ単位画
面を表示するか、異なる単位画面を表示するかを選択で
きるように、上記各メソッドを作成してもよい。この場
合、同じアプレットやXMLファイルを使用しているに
も拘らず、例えば、プログラマブル表示器14のオペレ
ータの操作を監視したい場合などには、前者を選択し、
オペレータの操作とは別にローカル制御システム3を監
視したい場合などには、後者を選択することができる。
【0080】また、XMLファイルを参照するメソッド
は、例えば、当該XMLファイルから、タグを示すXM
L要素を抽出し、当該タグの種類(例えば、当該XML
要素中のTagName要素の内容)に対応するクラス
のインスタンスを生成し、当該インスタンスのフィール
ドへ、上記タグのパラメータ(例えば、上記XML要素
中の各要素の内容)を設定するなどして、XMLファイ
ルに応じたメソッドをバーチャルマシン71に実行させ
ることができる。
【0081】一方、HTMLファイルには、図9に示す
ように、上記アプレットをクライアント装置7のバーチ
ャルマシン71へ実行させるための文字列P11と、例
えば、"<HTML>"や"<TITLE>" など、HTML文書として
必要な文字列P1とが含まれている。また、HTMLフ
ァイルには、例えば、アプレットが表示するプログラマ
ブル表示器14を説明する文字や画像を表示するための
文字列、あるいは、ローカル制御システム3を説明する
ハイパーテキスト文書へのリンクを示す文字列など、H
TMLの書式に沿った文字列P2が含まれていてもよ
い。さらに、HTMLファイルには、単位画面切り換え
用のアプレットを実行させるための文字列P12が含ま
れていてもよい。
【0082】本実施形態に係るHTMLファイルは、フ
ァイル生成部47によって、プログラマブル表示器14
毎に作成されており、XMLファイルは、単位画面毎に
作成される。また、例えば、クライアント装置7のブラ
ウザ72が上記HTMLファイルを表示する際に最初に
表示する単位画面の指定やプログラマブル表示器14の
指定など、画面データ(プログラマブル表示器14)全
体に関連する情報は、上記文字列P11中に含まれてい
る。本実施形態の場合、当該情報は、アプレットを実行
する際のパラメータとして指定されており、例えば、最
初の単位画面は、PARAM要素の属性名"BASESCR" の
属性値(この例では、"1" )として指定される。
【0083】また、公開サーバ部46は、クライアント
装置7から要求があると、例えば、URI(Universal R
esource Identifier) などに基づいて、クライアント装
置7が要求しているHTMLファイルやXMLファイル
あるいはアプレットを判別し、これらをクライアント装
置7へ配布できる。
【0084】さらに、公開サーバ部46は、配布したア
プレットを実行するクライアント装置7から、デバイス
アドレスAの内容の問い合わせを受け取ると、データ記
憶部42の記憶領域のうち、デバイスアドレスAに対応
する領域の内容を読み出し、上記クライアント装置7に
返答する。また、上記クライアント装置7からデバイス
アドレスAの内容変更指示を受け取ると、デバイスアド
レスAに対応する上記領域の内容を、指示に応じた値に
書き換える。ここで、公開サーバ装置21と各制御用ホ
ストコンピュータ16とは、上述したように、所定のタ
イミングで通信しており、データ記憶部42の内容は、
各制御用ホストコンピュータ16の指示に応じて更新さ
れると共に、データ記憶部42の変更が各制御用ホスト
コンピュータ16に通知される。したがって、クライア
ント装置7は、ローカル制御システム3の現況を表示
し、制御できる。
【0085】なお、データ記憶部42の内容とデバイス
アドレスの実体を同期させる際、いずれの方向に伝送す
るかは、例えば、変更時刻や、操作の優先順位などに応
じて決定される。例えば、ローカル制御システム3内の
各デバイスアドレスの内容に合わせて、公開サーバ装置
21のデータ記憶部42を更新する場合、公開サーバ側
通信処理部36が、表示処理部31と同様に、デバイス
アドレスの内容を取得し、デバイスデータとして送信す
る。これとは逆に、データ記憶部42の変更をデバイス
アドレスの実体に伝える場合、公開サーバ装置21のホ
ストコンピュータ側通信処理部41は、データ記憶部4
2からデバイスデータを読み出し、制御用ホストコンピ
ュータ16へ送信する。さらに、上記制御用ホストコン
ピュータ16の公開サーバ側通信処理部36がデバイス
データを受け取ると、表示処理部31が内容変更する場
合と同様、サーバ部33を介して内容変更指示を伝え
る。
【0086】なお、図7および図1に示す各部材31〜
36、41〜47および71〜72は、CPUなどの演
算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納された
プログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装置など
の入出力手段、あるいは、インターフェース回路などの
通信回路を制御することによって実現される機能ブロッ
クである。したがって、これらの手段を有するコンピュ
ータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、
CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを実行
するだけで、本実施形態に係る各制御用ホストコンピュ
ータ16、公開サーバ装置21およびクライアント装置
7を実現できる。特に、クライアント装置7のバーチャ
ルマシン71およびブラウザ72は、多くのコンピュー
タに予めインストールされている汎用のブラウザソフト
で実現できる。したがって、これらのコンピュータは、
特別なプログラムをインストールすることなく、クライ
アント装置7として動作できる。なお、例えば、シリア
ルケーブル13やローカルネットワーク15、インター
ネット5、あるいは、他の通信路を介してプログラムを
ダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュー
タに予めインストールされていれば、これらの通信路を
介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付する
こともできる。
【0087】上記構成では、図10に示すステップ1
(以下では、S1のように略称する)において、ローカ
ル制御システム3のユーザは、制御用ホストコンピュー
タ16の作画処理部34を操作し、ターゲットシステム
11の実情やプログラマブル表示器14のオペレータの
習熟度、あるいは、使用者の好みに合わせて、画面デー
タを作成/修正する。さらに、作成された画面データ
は、例えば、シミュレーションや接続試験などによっ
て、正常に動くことが確認された後、プログラマブル表
示器14に配信され、S2において、プログラマブル表
示器14が画面データに応じた表示や操作受け付けを開
始する。
【0088】ここで、最適な画面は、好みや習熟度など
にも左右されるため、一意に決めることができず、比較
的頻繁に変更されることが多い。ところが、上述したよ
うに、本実施形態では、ローカル制御システム3(制御
用ホストコンピュータ16)のユーザが、画面データを
タグの組み合わせで生成できるので、これらの要求に柔
軟に対応でき、最適な状態を保ち続けることができる。
【0089】また、画面データが更新されると、制御用
ホストコンピュータ16(公開サーバ側通信処理部3
6)は、S11において、公開サーバ装置21にアクセ
スし、画面データを送信する。一方、公開サーバ装置2
1が画面データを受け取ると、S12において、ファイ
ル生成部47は、当該画面データからHTMLファイル
およびXMLファイルなどの公開用ファイルを生成し
て、HTMLファイル記憶部43およびXMLファイル
記憶部44に格納する。
【0090】一方、S21において、インターネット5
を介して、クライアント装置7が公開サーバ装置21
(公開サーバ部46)にアクセスして、あるプログラマ
ブル表示器14の画面を表示するように指示すると、公
開サーバ部46は、例えば、クライアント装置7から受
け取った識別番号およびパスワードが予め定められた組
み合わせであるか否かを確認するなどして、上記画面に
よる表示/制御が上記クライアント装置7、または、そ
のユーザに許可されているか否かを認証し、許可されて
いないクライアント装置7からのアクセスを拒否する。
【0091】許可された正規なクライアント装置7であ
ることを確認すると、公開サーバ部46は、S22にお
いて、上記S12にて生成された公開用ファイルのう
ち、クライアント装置7が要求した画面を表示するため
のHTMLファイルをHTMLファイル記憶部43から
読み出し、インターネット5を介してクライアント装置
7へ送信する。さらに、クライアント装置7のブラウザ
72は、HTMLファイル中の各APPLET要素("<APPLET
>"から"</APPLET>" の部分)で指定されたアプレットを
公開サーバ装置21から取得し、バーチャルマシン71
へ実行させる。また、上記アプレットを実行するバーチ
ャルマシン71は、画面表示に必要なXMLファイルを
公開サーバ装置21から取得する。
【0092】さらに、S23において、クライアント装
置7のバーチャルマシン71は、XMLファイルを参照
しながら、公開サーバ部46と通信して、図2や図6に
示す画面のように、上記HTMLファイルで指定された
プログラマブル表示器14の画面と同一内容の画面を表
示して、当該画面への操作に応じた制御を指示する。
【0093】具体的には、アプレットを実行するバーチ
ャルマシン71は、XMLファイルを参照し、各タグ
(処理指示語)に応じたインスタンスを生成する。これ
らのインスタンスのうち、表示タグに応じたインスタン
スの描画メソッドは、所定の時間間隔で実行される。こ
の結果、バーチャルマシン71は、デバイスアドレスA
の内容を公開サーバ装置21へ問い合わせる。
【0094】一方、公開サーバ装置21の公開サーバ部
46は、問い合わせを受けると、データ記憶部42の記
憶領域のうち、デバイスアドレスAに対応する領域か
ら、データを読み出して、クライアント装置7に送信す
る。当該データがインターネット5を介してクライアン
ト装置7に伝えられると、上記描画メソッドは、当該デ
ータ(デバイスアドレスAの内容)に応じて、クライア
ント装置7の表示画面のうち、予め定められた表示領域
(X・Y)の表示を更新する。
【0095】ここで、上記XMLファイル、および、ア
プレットを呼び出すHTMLファイルは、画面データに
基づいて生成されており、上記各インスタンスは、画面
データ中の対応するタグと、同じデバイスアドレスを参
照するように設定されている。また、各インスタンスの
描画メソッドは、デバイスアドレスの内容が同じ場合、
タグと同じ画像を表示するように作成されている。した
がって、アプレットが実行されると、クライアント装置
7の表示画面には、図2や図6と同様、デバイスの状態
を示す部品図形J1(J2)が表示される。
【0096】一方、バーチャルマシン71は、アプレッ
トの実行中、例えば、マウス操作などの入力操作が行わ
れると、入力タグに対応するインスタンスのうち、入力
操作に応じたインスタンスの入力メソッドを実行する。
これにより、バーチャルマシン71は、入力結果に応じ
たデータを、特定のデバイスアドレスへ書き込むよう
に、公開サーバ部46へ要求する。さらに、書き込み要
求を受けると、公開サーバ部46は、データ記憶部42
の記憶領域のうち、要求されたデバイスアドレスAの領
域の内容を書き換える。この結果、クライアント装置7
の表示画面には、書き込み後、上記描画メソッドが実行
された時点で、プログラマブル表示器14と同様に、操
作結果が反映される。
【0097】また、ローカル制御システム3において、
公開サーバ装置21と各制御用ホストコンピュータ16
とがファイアウォール22を介して通信して、公開サー
バ装置21のデータ記憶部42の内容と、ローカル制御
システム3内のデバイスアドレスの実体とを同期させて
いる。これにより、クライアント装置7の操作がデバイ
スの制御に反映される。
【0098】なお、本実施形態では、ファイル生成部4
7が画面データに基づいて生成したXMLファイルやH
TMLファイルをHTMLファイル記憶部43・XML
ファイル記憶部44に予め格納しておく場合を例にして
説明したが、これに限るものではなく、画面データを記
憶しておき、クライアント装置7から要求された時点で
ファイル生成部47が各ファイルを作成して各記憶部4
3・44へ格納してもよい。また、本実施形態では、公
開サーバ装置21にファイル生成部47を設ける場合に
ついて説明したが、これに限るものではなく、各制御用
ホストコンピュータ16内にファイル生成部47を設
け、公開サーバ装置21がファイル生成部47で生成さ
れたHTMLファイルやXMLファイルを受け取っても
よい。いずれの場合であっても、画面データに応じて作
成されたHTMLファイルやXMLファイルを公開すれ
ば、同様の効果が得られる。
【0099】また、上記では、公開サーバ部46により
配布されるアプレットが、各単位画面に関連するタグ
(処理指示語)を示すXMLファイルに基づいて、表示
/制御する場合を例にして説明したが、これに限るもの
ではない。例えば、図11に示すように、HTMLファ
イル中に記載されたPARAM要素として、以下の文字
列(コード)、すなわち、画面データに含まれる全ての
タグに対応するインスタンスを生成すると共に、当該イ
ンスタンスの各フィールドをタグの内容に合わせて設定
するための文字列を記述しておいてもよい。この場合、
ファイル生成部47は、画面データ中の全タグについ
て、上記タグの内容を参照し、図11中、P11aで示
すように、参照結果に基づいて上記文字列を生成する。
なお、この場合、XMLファイル記憶部44は不要であ
る。
【0100】アプレットの動作や呼び出し方法に拘ら
ず、公開サーバ部46によって、プログラマブル表示器
14が画面データに基づいてデバイスの状態に応じて表
示する動作、および、操作に応じたデバイスの状態変更
を指示する際の動作と略同様の動作をクライアント装置
7へ指示できれば、制御用通信システム1と略同様の効
果が得られる。
【0101】ただし、画面データ中の全タグに対応する
アプレットやHTMLファイルを一括して送信すると、
クライアント装置7が公開サーバ部46にアクセスして
から、クライアント装置7が表示/操作を開始するまで
の時間が長くなってしまう。したがって、図8および図
9に示すように、各単位画面に関する動作を指示するデ
ータを分割して送信する方が好ましい。
【0102】さらに、上記実施形態では、プログラマブ
ル表示器14と同様の問い合わせ・変更指示を公開サー
バ部46に送信する動作と、応答に応じて表示させる動
作とをクライアント装置7に行わせるアプレット、HT
MLファイルおよびXMLファイルを配信する場合を例
にして説明したが、これに限るものではない。
【0103】例えば、公開サーバ装置21またはローカ
ル制御システム3が、画面データおよびデバイスデータ
に基づいて、プログラマブル表示器14の画面表示と同
一内容で、クライアント装置7が表示可能な形式の画像
ファイル(ビットマップ形式やJPEG形式のファイル
など)を生成し、クライアント装置7へ当該ファイルを
送信してもよい。この場合は、クライアント装置7から
デバイスの状態を制御できないものの、遠隔地からでも
プログラマブル表示器14の画面を表示できる。また、
この場合でも、各プログラマブル表示器の画面を表示す
るためのプログラムを、クライアント装置7に予めイン
ストールしておく必要がないので、インストールの手
間、時間および費用を削減できる。
【0104】ただし、公開サーバ部46とクライアント
装置7とがインターネット5を介して通信している場合
など、両者間の通信速度が遅い場合、画面を示すデータ
を送信すると、クライアント装置7における画面の更新
速度が低下してしまう。
【0105】これに対して、本実施形態では、上記問い
合わせ、変更指示および表示動作をクライアント装置7
に行わせるアプレットを配信しているので、データ伝送
量を大幅に削減でき、クライアント装置における応答速
度を大幅に向上できる。また、例えば、カーソル移動な
どのユーザーインターフェースをクライアント装置側で
処理できるので、さらに、応答速度を向上できる。
【0106】また、上記実施形態では、アプレットを公
開する場合を例にして説明したが、アプレットの代わり
に、例えば、べーシックなどのプログラム言語をコンパ
イルするなどして作成され、アプレットと同様の動作を
クライアント装置7に実行させる実行プログラムを配信
しても、略同様の効果が得られる。
【0107】ただし、本実施形態のように、クライアン
ト装置7のバーチャルマシン71が当該アプレットを解
釈して表示・制御する場合、クライアント装置7がバー
チャルマシンを備えていれば、クライアント装置のオペ
レーティングシステム(OS)やCPUが実行可能な機
械語が異なっていても、アプレットを実行できる。した
がって、公開サーバ部46が配布するアプレットの種類
を増加させることなく、より多くのクライアント装置7
でプログラマブル表示器14と同様に表示/制御でき
る。
【0108】なお、上記本実施形態に係るHTMLファ
イル記憶部43およびXMLファイル記憶部44には、
画面データに基づいて生成したHTMLファイルおよび
XMLファイルが格納されているが、これに限るもので
はない。例えば、デバイスデータを統計処理したデータ
を表示するHTMLファイルなど、デバイスデータに基
づいて表示するためのファイルを公開してもよい。な
お、当該ファイルは、ローカル制御システム3のユーザ
によって作成される。
【0109】この場合であっても、公開サーバ装置21
と各制御用ホストコンピュータ16とがファイアウォー
ル22を介して相互通信してデバイスデータを同期させ
ているので、クライアント装置7と制御用ホストコンピ
ュータ16とが直接通信せずに、ローカル制御システム
3内の各デバイスの状態を表示できる。したがって、ロ
ーカル制御システム3での監視/制御を阻害することな
く、遠隔地のクライアント装置7にて、ローカル制御シ
ステム3からのデバイスデータに基づいた情報を表示で
きる。
【0110】なお、上記実施形態では、作画処理部3
4、画面データメモリ35や表示処理部31を備えた制
御用ホストコンピュータ16が複数設けられている場合
を例にして説明したが、当該制御用ホストコンピュータ
16に代えて、上記各部材31・34・35を備えず、
共通プロトコルIF部32、サーバ部33および公開サ
ーバ側通信処理部36で、各デバイスのデータを収集す
るデータ収集用コンピュータを設けてもよい。
【0111】
【発明の効果】請求項1の発明に係る制御システムは、
以上のように、制御用表示装置が画面表示するために必
要なデータを収集するデータ収集装置と、当該データ収
集装置とローカルネットワークを介して通信してデータ
を取得すると共に、当該データに応じて作成され、当該
端末装置の表示画面上に上記制御表示装置の画面を表示
させるためのデータを、広域通信網を介して接続される
端末装置へ送信する公開装置を備え、上記データ収集装
置と公開装置とは、上記公開装置と端末装置とが通信す
る際の第1プロトコルとは異なる第2プロトコルで通信
する構成である。
【0112】上記構成において、公開装置が広域通信網
を介して、制御表示装置の画面を表示させるためのデー
タを端末装置に送信する。また、上記公開装置とデータ
収集装置とが別々に設けられており、両者間は、公開装
置と端末装置との間の第1プロトコルとは異なる第2プ
ロトコルで通信している。これにより、端末装置は、デ
ータ収集装置や公開装置を含むローカル制御システムに
おける監視/制御を阻害することなく、ハードウェア構
成やソフトウェア構成、あるいは、アクセスする場所に
拘らず、また、特に端末装置用の監視制御画面や端末装
置用の監視制御プログラムを作成してインストールせず
に、端末装置の画面上に、制御用表示装置が各画面デー
タに基づいて表示する際の画面と同一内容の画面を表示
でき、使用者へ、制御システムの状態を通知できるとい
う効果を奏する。
【0113】請求項2の発明に係る制御システムは、以
上のように、デバイスの状態を収集するデータ収集装置
にローカルネットワークを介して接続されていると共
に、広域通信網を介して端末装置と通信可能な公開装置
と、制御用表示装置用の画面データが示すデバイスの状
態を上記公開装置へ問い合わせる動作、および、問い合
わせ結果に応じて端末装置の画面に表示する動作を上記
端末装置に行わせるプログラムを含む端末用データが格
納される記憶手段と、上記画面データに基づいて、上記
端末用データを生成する生成手段とを備え、上記公開装
置は、上記記憶手段から読み出した端末用データを上記
端末装置へ送信して上記各動作を行わせると共に、上記
端末装置と通信する際の第1プロトコルとは異なる第2
プロトコルで上記データ収集装置と通信してデバイスの
状態を取得し、上記端末装置からの問い合わせに応答す
る構成である。
【0114】それゆえ、請求項1と同様に、端末装置
は、ローカル制御システムにおける監視/制御を阻害す
ることなく、ハードウェア構成やソフトウェア構成、あ
るいは、アクセスする場所に拘らず、また、特に端末装
置用の監視制御画面や端末装置用の監視制御プログラム
を作成してインストールせずに、端末装置の画面上に、
制御用表示装置が各画面データに基づいて表示する際の
画面と同一内容の画面を表示でき、使用者へ、制御シス
テムの状態を通知できるという効果を奏する。
【0115】さらに、端末用データに、デバイスの状態
に応じて画面表示するプログラムが含まれているので、
端末装置と公開装置とが伝送速度の遅い通信路で接続さ
れる場合であっても、十分な更新速度で画面表示できる
という効果を併せて奏する。
【0116】請求項3の発明に係る制御システムは、以
上のように、デバイスの状態を収集/制御するデータ収
集装置にローカルネットワークを介して接続されている
と共に、広域通信網を介して端末装置と通信可能な公開
装置と、制御用表示装置用の画面データの示す入力操作
が上記端末装置にて受け付けられた場合、当該入力操作
に応じ、しかも、上記画面データの示すデバイスへの制
御指示を上記公開装置へ送信する動作を上記端末装置へ
行わせるプログラムが含まれた端末用データを格納する
記憶手段と、上記画面データに基づいて、上記端末用デ
ータを生成する生成手段とを備え、上記公開装置は、上
記記憶手段から読み出した端末用データを上記端末装置
へ送信して上記各動作を行わせると共に、当該動作を行
う端末装置からの制御指示に基づいて、上記端末装置と
通信する際の第1プロトコルとは異なる第2プロトコル
で上記データ収集装置と通信し、指示されたデバイスへ
の制御指示を伝える構成である。
【0117】それゆえ、請求項1および2と略同様に、
ローカル制御システムにおける監視/制御を阻害するこ
となく、端末装置は、ハードウェア構成やソフトウェア
構成、あるいは、アクセスする場所に拘らず、また、特
に端末装置用の監視制御画面や端末装置用の監視制御プ
ログラムを作成してインストールせずに、端末装置への
入力操作によって、制御用表示装置が画面データに基づ
いて入力操作を受け付ける際と同一内容の制御指示を送
信でき、端末装置からデバイスの状態を制御できるとい
う効果を奏する。
【0118】請求項4の発明に係る制御システムは、以
上のように、請求項1、2または3記載の発明の構成に
おいて、上記データ収集装置と公開装置との間には、自
らを介する通信が上記第2プロトコルか否かに応じて、
通信を中継するか否かを制御する通信制御装置が設けら
れている構成である。
【0119】当該構成によれば、例えば、ファイアウォ
ールなどの通信制御装置が、当該通信制御装置を通過す
る通信が、上記第2プロトコルか否かに応じて、通信を
中継するか否かを制御する。この結果、端末装置から広
域通信網および公開装置を介してデータ収集装置への不
正アクセスをさらに確実に防止できるという効果を奏す
る。
【0120】請求項5の発明に係る制御システムは、以
上のように、請求項1、2、3または4記載の発明の構
成において、上記データ収集装置は、複数設けられてお
り、上記公開装置は、状態を取得または制御するデバイ
スに応じて、通信相手のデータ収集装置を選択するルー
ティング手段を備えている構成である。
【0121】上記構成では、データ収集装置が複数設け
られており、公開装置がルーティング手段を備えている
ので、個々のデータ収集装置に必要な演算能力や通信能
力を抑制できる。この結果、制御用表示装置の画面を端
末装置に公開したことによって、デバイスの状態取得/
制御のためのデータ通信量/処理量が増大しても、ロー
カル制御システム内のデータ収集を安定して行わせるこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、制御用
通信システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御用通信システムにおいて、画面データ
と表示画面との関係を示すものであり、スイッチがOF
F状態のときを示す説明図である。
【図3】上記画面データに含まれるタグのデータ構造を
示す説明図である。
【図4】上記タグのうち、表示タグのデータ構造例を示
す説明図である。
【図5】上記タグのうち、入力タグのデータ構造例を示
す説明図である。
【図6】上記制御用通信システムにおいて、画面データ
と表示画面との関係を示すものであり、スイッチをON
にした場合を示す説明図である。
【図7】上記制御用通信システムにおいて、ローカル制
御システムに設けられた公開サーバ装置および制御用ホ
ストコンピュータの要部構成を示すブロック図である。
【図8】上記制御用通信システムにおいて、公開サーバ
装置からクライアント装置へ配信されるXMLファイル
の例を示す説明図である。
【図9】上記制御用通信システムにおいて、公開サーバ
装置からクライアント装置へ配信されるHTMLファイ
ルの例を示す説明図である。
【図10】上記制御用通信システムの動作を示すフロー
チャートである。
【図11】上記制御用通信システムの他の変形例を示す
ものであり、クライアント装置へ配信されるHTMLフ
ァイルの例を示す説明図である。
【図12】従来技術を示すものであり、制御システムの
要部構成を示すブロック図である。
【図13】本出願人による先行出願を示すものであり、
制御用通信システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
3 ローカル制御システム(制御システム) 5 インターネット(広域通信網) 7 クライアント装置(端末装置) 11a デバイス 14 プログラマブル表示器(制御用表示装置) 16 制御用ホストコンピュータ(第1コンピュー
タ、データ収集装置) 21 公開サーバ装置(公開装置、第2コンピュー
タ、コンピュータ) 22 ファイアウォール(通信制御手段) 23 ローカルネットワーク 41 ホストコンピュータ側通信処理部(ルーティン
グ手段) 43 HTMLファイル記憶部(記憶手段) 44 XMLファイル記憶部(記憶手段) 45 アプレット記憶部(記憶手段) 47 ファイル生成部(生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B069 AA18 BA01 LA03 5B089 GA12 GA21 GB02 HA10 JA35 JB16 KA09 LB14 5H220 AA04 CC09 CX05 CX09 DD01 EE03 EE09 GG03 GG13 GG22 HH01 HH03 JJ12 JJ27 JJ57

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御用表示装置が画面表示するために必要
    なデータを収集するデータ収集装置を備えた制御システ
    ムにおいて、 上記データ収集装置とローカルネットワークを介して通
    信して、上記データを取得すると共に、当該データに応
    じて作成され、当該端末装置の表示画面上に上記制御表
    示装置の画面を表示させるためのデータを、広域通信網
    を介して接続される端末装置へ送信する公開装置を備
    え、 上記データ収集装置と公開装置とは、上記公開装置と端
    末装置とが通信する際の第1プロトコルとは異なる第2
    プロトコルで通信することを特徴とする制御システム。
  2. 【請求項2】表示に必要なデバイスと当該デバイスの状
    態を表示する位置とを示す画面データに基づいて、デバ
    イスの状態を取得し、当該デバイスの状態を画面表示す
    る制御用表示装置と、複数の上記制御用表示装置のいず
    れかが表示するデバイスの状態を収集するデータ収集装
    置とを有する制御システムにおいて、 ローカルネットワークを介して、上記データ収集装置に
    接続されていると共に、広域通信網を介して端末装置と
    通信可能な公開装置と、 上記画面データが示すデバイスの状態を上記公開装置へ
    問い合わせる動作、および、上記端末装置の表示画面の
    うち、上記画面データが示す表示位置に対応する箇所
    へ、問い合わせ結果に応じて画面表示する動作を上記端
    末装置に行わせるプログラムを含む端末用データが格納
    される記憶手段と、 上記画面データに基づいて、上記端末用データを生成す
    る生成手段とを備え、 上記公開装置は、上記記憶手段から読み出した端末用デ
    ータを上記端末装置へ送信して上記各動作を行わせると
    共に、上記端末装置と通信する際の第1プロトコルとは
    異なる第2プロトコルで上記データ収集装置と通信して
    デバイスの状態を取得し、上記端末装置からの問い合わ
    せに応答することを特徴とする制御システム。
  3. 【請求項3】入力操作と当該入力操作に応じて制御され
    るデバイスとを示す画面データに基づき、入力操作に応
    じてデバイスに制御指示する制御用表示装置と、複数の
    上記制御用表示装置のいずれかが表示するデバイスの状
    態を収集し、制御するデータ収集装置とを有する制御シ
    ステムにおいて、 ローカルネットワークを介して、上記データ収集装置に
    接続されていると共に、広域通信網を介して端末装置と
    通信可能な公開装置と、 上記画面データの示す入力操作が上記端末装置にて受け
    付けられた場合、当該入力操作に応じ、しかも、上記画
    面データの示すデバイスへの制御指示を上記公開装置へ
    送信する動作を上記端末装置へ行わせるプログラムが含
    まれた端末用データを格納する記憶手段と、 上記画面データに基づいて、上記端末用データを生成す
    る生成手段とを備え、 上記公開装置は、上記記憶手段から読み出した端末用デ
    ータを上記端末装置へ送信して上記各動作を行わせると
    共に、当該動作を行う端末装置からの制御指示に基づい
    て、上記端末装置と通信する際の第1プロトコルとは異
    なる第2プロトコルで上記データ収集装置と通信し、指
    示されたデバイスへの制御指示を伝えることを特徴とす
    る制御システム。
  4. 【請求項4】上記データ収集装置と公開装置との間に
    は、自らを介する通信が上記第2プロトコルか否かに応
    じて、通信を中継するか否かを制御する通信制御装置が
    設けられていることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の制御システム。
  5. 【請求項5】上記データ収集装置は、複数設けられてお
    り、 上記公開装置は、状態を取得または制御するデバイスに
    応じて、通信相手のデータ収集装置を選択するルーティ
    ング手段を備えていることを特徴とする請求項1、2、
    3または4記載の制御システム。
  6. 【請求項6】第1のコンピュータを、請求項1記載のデ
    ータ収集装置として動作させるプログラムと、第2のコ
    ンピュータを、請求項1記載の公開装置として動作させ
    るプログラムとが記録されているコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】第1のコンピュータを、請求項2記載のデ
    ータ収集装置として動作させるプログラムと、第2のコ
    ンピュータを、請求項2記載の公開装置として動作させ
    るプログラムと、1または複数のコンピュータを、請求
    項2記載の記憶手段および生成手段として動作させるプ
    ログラムとが記録されているコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  8. 【請求項8】第1のコンピュータを、請求項3記載のデ
    ータ収集装置として動作させるプログラムと、第2のコ
    ンピュータを、請求項3記載の公開装置として動作させ
    るプログラムと、1または複数のコンピュータを、請求
    項3記載の記憶手段および生成手段として動作させるプ
    ログラムとが記録されているコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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