JP2002090861A - リモコン撮影機能を備えたカメラ - Google Patents

リモコン撮影機能を備えたカメラ

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JP2002090861A
JP2002090861A JP2000275749A JP2000275749A JP2002090861A JP 2002090861 A JP2002090861 A JP 2002090861A JP 2000275749 A JP2000275749 A JP 2000275749A JP 2000275749 A JP2000275749 A JP 2000275749A JP 2002090861 A JP2002090861 A JP 2002090861A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーミングのずれを防止できるリモコン撮
影機能を備えたカメラを提供する。 【構成】 被写体観察位置と撮影位置に移動可能なミラ
ーを備えたカメラ1と、カメラ1とは別個に形成された
リモコン装置60とを有し、リモコン装置60が送信す
るミラーアップ後2秒セルフタイマリモコンレリーズ信
号により、ミラーを撮影位置まで移動させてから2秒経
過後に露出動作するミラーアップ後2秒セルフタイマモ
ードでカメラ1(CPU10)にレリーズを実行させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、被写体観察位置と撮影位
置に移動するミラーを備え、リモコン操作による撮影が
可能なカメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】例えば一眼レフカメラで
は、撮影レンズからカメラボディ内に入射した被写体光
束をファインダー光学系に導くミラーを備え、通常は撮
影レンズの光路内に進出した被写体観察位置にミラーを
位置させて、ファインダー光学系を介して被写体を観察
できるようにする一方、撮影時はミラーを上昇駆動させ
て撮影光路中から退避した撮影位置に位置させる(ミラ
ーアップ動作)ものが知られている。このタイプの一眼
レフカメラにおいては、長時間露光を行う際に、ミラー
アップ動作停止時に生じる機械的振動によって撮影画像
のぶれやフレーミング移動が生じることがあった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、フレーミングのずれを防止で
きるリモコン撮影機能を備えたカメラを提供することを
目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、カメラと、該カメラとは別個
に形成され、レリーズモードを指定してレリーズ実行を
前記カメラに指示するリモコンレリーズ信号を送信する
リモコン装置とを有し、前記カメラは、撮影光学系から
入射した被写体光束をファインダー光学系に導く被写体
観察位置と、前記被写体光束が露光面に入射するのを許
容する撮影位置とに移動するミラーと、前記リモコンレ
リーズ信号を受信する受信手段と、該受信手段を介して
入力したリモコンレリーズ信号が指示するモードでレリ
ーズを実行する制御手段とを備えていて、前記リモコン
装置は、前記レリーズモードとして少なくとも、前記ミ
ラーを前記撮影位置に移動させてから所定時間経過後に
露出動作するミラーアップ後セルフタイマモードを前記
カメラに指示するリモコンレリーズ信号を送信するこ
と、に特徴を有する。この構成によれば、ミラーアップ
停止時の衝撃の影響を受けずに露出動作を実行できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明を適用した一眼レフ
カメラの制御系の主要構成を示すブロック図である。カ
メラ1は、図示しないが、撮影レンズからカメラ1内に
入射した被写体光束を、ファインダー光学系(ペンタプ
リズム)へ導く被写体観察位置と、露光面(フィルム
面)に入射するのを許容する撮影位置とに移動するミラ
ーを備えている。
【0006】CPU10は、カメラ1の機能に関するプ
ログラム等が書き込まれたROM、制御用または演算用
の各種パラメータなどを一時的に記憶するRAM、入力
信号をA/D変換するA/D変換回路10aを内蔵して
おり、カメラ1の動作を総括的に制御する制御手段とし
て機能する。CPU10には、カメラ1のバッテリ室
(図示せず)に装填されたバッテリ11の電圧が電圧レ
ギュレータ13を介して定電圧として供給される。CP
U10は、電圧レギュレータ13から供給された定電圧
によって発振子15を作動させ、発振子15から出力さ
れるクロックパルスに同期して所定の動作を実行する。
【0007】CPU10には、スイッチ類として、シャ
ッタボタン(不図示)の半押しでオンする測光スイッチ
SWS、シャッタボタンの全押しでオンするレリーズス
イッチSWR、リモコン撮影機能が設定されているとき
にオンするリモコンスイッチSWrm、メインスイッチ
SWMが接続されている。メインスイッチSWMがオン
すると、CPU10が起動して周辺部材に電力供給を開
始し、操作されたスイッチに応じた処理を実行する。
【0008】測光スイッチSWSがオンするとCPU1
0は、測光用IC25の測光信号およびフィルム感度等
に基づいてAE演算を実行し、最適なシャッター速度お
よび絞り値を算出する。測光用IC25は、被写体観察
位置にあるミラーによってペンタプリズムに導かれペン
タプリズムから射出された被写体光束の一部を受光し、
その受光量に対応する電気信号(測光信号)をCPU1
0へ出力する。測光用IC17の出力はA/D変換回路
10aでA/D変換されてCPU10に入力される。
【0009】レリーズスイッチSWRがオンするとCP
U10は、レリーズ処理を実行する。レリーズ処理で
は、ミラー制御回路21を介してミラーモータ(不図
示)を作動させてミラーを撮影位置までアップさせ、A
E演算で求めた最適絞り値に基づいて絞り制御回路19
を作動させて撮影レンズの絞りを絞り込み、最適シャッ
ター速度に基づいてシャッター制御回路17を作動させ
てフィルムに露出する。露出が終了すると、ミラー制御
回路21を介してミラーモータを作動させてミラーを被
写体観察位置までダウンさせると共に、シャッター先
幕、後幕走行ばねをチャージさせる。さらにCPU10
は、フィルム制御回路23を介してフィルムモータ(不
図示)を作動させ、フィルムを1コマ分巻き上げる。
【0010】本実施形態では、上記レリーズ処理のモー
ドとして、通常レリーズモード、10秒セルフタイマモ
ード、ミラーアップ後2秒セルフタイマモードの3態様
がある。通常レリーズモードでは、上述のように、レリ
ーズ実行指令を受けたらミラーアップを開始して露出動
作する。10秒セルフタイマモードでは、レリーズ実行
指令を受けたら10秒間待機し、10秒経過したときに
ミラーアップを開始して露出動作する。ミラーアップ後
2秒セルフタイマモードでは、レリーズ実行指令を受け
たらミラーを撮影位置までアップさせて2秒間待機し、
2秒経過したときに露出動作する。
【0011】リモコンスイッチSWrmがオンするとC
PU10は、リモコンレリーズ信号の受信待機状態とな
り、リモコン操作によるレリーズ(撮影)を可能とす
る。この状態でリモコン装置60(図2)からリモコン
レリーズ信号が送信されると、CPU10はリモコン信
号受光IC27を介してリモコンレリーズ信号を入力す
る。リモコンレリーズ信号は、レリーズ実行のほか、レ
リーズのモードを指示するものである。本実施形態で
は、リモコンレリーズ信号として、通常レリーズモード
を指示する通常リモコンレリーズ信号、10秒セルフタ
イマモードを指示する10秒セルフタイマリモコンレリ
ーズ信号、ミラーアップ後2秒セルフタイマモードを指
示するミラーアップ後2秒セルフタイマリモコンレリー
ズ信号がある(図3参照)。CPU10は、通常リモコ
ンレリーズ信号を入力した場合にはすぐにミラーアップ
を開始して露出動作し、10秒セルフタイマリモコンレ
リーズ信号を入力した場合には、10秒間待機してから
ミラーアップを開始して露出動作する。そしてCPU1
0は、ミラーアップ後2秒セルフタイマリモコンレリー
ズ信号を入力した場合には、ミラー制御回路21を介し
てミラーを撮影位置までアップさせるとともに絞り制御
回路19を介して撮影レンズの絞りを絞り込み、その
後、2秒間待機してから露出動作する。
【0012】なお本実施形態では、レリーズスイッチS
WRのオンによるレリーズ実行指令では、通常レリーズ
モードのみでレリーズ処理が実行され、ミラーアップ後
2秒セルフタイマモード及び10秒セルフタイマモード
の設定は、リモコン装置60の操作によってのみ可能と
なっている。
【0013】CPU10には、さらに、撮影に関する情
報を表示する表示用LCD29、セルフタイマが経過し
たときに報知音を発生するセルフタイマ用圧電ブザー3
1が接続されている。
【0014】図2は、カメラ1とは別個に形成されたリ
モコン装置60の制御系の主要構成を示すブロック図で
ある。リモコンCPU61は、制御用のプログラム等が
書き込まれたROM、制御用または演算用の各種パラメ
ータなどを一時的に記憶するRAMを内蔵している。リ
モコンCPU61は、バッテリ63から供給された電圧
によって発振子65を作動させ、発振子65から出力さ
れるクロックパルスに同期して動作する。
【0015】リモコンCPU61には、通常レリーズス
イッチ67、10秒セルフタイマレリーズスイッチ6
9、ミラーアップ後2秒セルフタイマレリーズスイッチ
71が接続されている。これら各スイッチ67、69、
71は、リモコン装置60に設けられた通常レリーズボ
タン、10秒セルフタイマレリーズボタン、ミラーアッ
プ後2秒セルフタイマレリーズボタン(すべて不図示)
が押されたときにそれぞれオンするスイッチである。リ
モコンCPU61内のROM(不図示)には予め各レリ
ーズモード毎に付与された識別コードが格納されてい
て、リモコンCPU61は、オン操作されたスイッチに
対応するレリーズモードの識別コードに対応して、所定
のタイミングでトランジスタ73をオン/オフさせ、そ
の結果、赤外発光ダイオード75の発光/非発光により
光変調されたシリアル信号を生成し、このシリアル信号
をリモコンレリーズ信号としてカメラ1へ送信する。例
えば、通常レリーズスイッチ67がオンすると、通常リ
モコンレリーズ信号としてシリアル信号(00000
0)を出力させる(図3(a))。同様に、10秒セル
フタイマレリーズスイッチ69、ミラーアップ後2秒セ
ルフタイマレリーズスイッチ71がオンしたときは、1
0秒セルフタイマリモコンレリーズ信号としてシリアル
信号(000001)が、ミラーアップ後2秒セルフタ
イマリモコンレリーズ信号としてシリアル信号(000
011)が赤外発光ダイオード75からそれぞれ出力さ
れる(図3(b)、(c))。なお、図3では、基準と
なるローパルス幅を0で表し、基準となるローパルス幅
の2倍となっているローパルス幅を1で表してある。
【0016】以上の構成に基づき、カメラ1の動作につ
いて、図4、図5のフローチャートを参照して説明す
る。このフローチャートは、CPU10の内蔵ROMに
書き込まれたプログラムによって制御する処理である。
【0017】図4は、カメラ1のメイン処理であって、
バッテリ11がカメラ1に装填されているときの処理で
ある。バッテリ11が装填されるとCPU10は、各入
出力ポート、内蔵RAMなどを初期化し(S11)、C
PU10に接続された周辺回路を初期化し(S13)、
各スイッチ状態を入力してRAMにメモリし(S1
5)、表示処理を実行する(S17)。S17の表示処
理では、例えば撮影枚数などの撮影前に必要な情報を表
示用LCD29に表示させる。
【0018】続いて、S15でRAMにメモリしたスイ
ッチ情報からリモコンスイッチSWrmがオンしている
か否かをチェックする(S19)。リモコンスイッチS
WrmがオンしていなければS21をスキップし(S1
9;N)、リモコンスイッチSWrmがオンしていれば
リモコン信号受信処理を実行する(S19;Y、S2
1)。リモコン信号受信処理では、リモコン信号受光I
C27からの入力がハイレベルになったとき(リモコン
装置60から送信されたリモコンレリーズ信号の1パル
ス目(ハイパルス)を入力したとき)に、リモコンレリ
ーズ信号を入力したと判断し、受信処理(パルス検出処
理)を実行する。なお、リモコン信号受光IC27から
の入力がハイレベルにならなかったとき(リモコンレリ
ーズ信号が送信されなかったとき)は、リモコン信号受
信処理では何も実行されない。本実施形態では、CPU
10が確実にリモコンレリーズ信号を認識できるよう
に、リモコンレリーズ信号は最初の1パルス(ハイパル
ス)分だけ長くなっている(図3参照)。
【0019】そして、測光スイッチSWSがオンしてい
たか否かをチェックし(S23)、測光スイッチSWS
がオンしていなければレリーズスイッチSWRがオンし
ていたか否かをチェックし(S23;N、S25)、レ
リーズスイッチSWRがオンしていなければリモコンレ
リーズ信号の入力があったか否かをチェックする(S2
5;N、S27)。測光スイッチSWS及びレリーズス
イッチSWRのいずれもがオンしておらず、かつリモコ
ンレリーズ信号の入力がなかったときは(S27;
N)、測光スイッチSWSまたはレリーズスイッチSW
Rのオンによる割り込み及びリモコンレリーズ信号によ
る割り込みを許可し(S29)、低消費電力モード(ス
リープ状態)に移行する(S31)。そして、測光スイ
ッチSWSまたはレリーズスイッチSWRがオンした
か、あるいはリモコンレリーズ信号を入力したときは、
通常モードへ復帰して(S33)、測光スイッチSW
S、レリーズスイッチSWR、及びリモコンレリーズ信
号の割り込みを全て禁止し(S35)、S15へ戻る。
【0020】測光スイッチSWSがオンしていたとき
(S23;Y)、レリーズスイッチSWRがオンしてい
たとき(S25;Y)、リモコンレリーズ信号を入力し
ていたとき(S27)のいずれかに該当するときは、S
37へ進み、各スイッチ状態を入力してRAMにメモリ
する(S37)。続いて、測光用IC25を介して測光
値Bv(測光信号)を入力し(S39)、入力した測光
値Bv及びフィルム感度等に基づいて測光演算(AE演
算)を実行して適正シャッター速度及び絞り値を求め、
表示用LCD29に表示する(S41、S43)。
【0021】そして、リモコンスイッチSWrmがオン
しているか否かをチェックし(S45)、リモコンスイ
ッチSWrmがオンしていないときはS47をスキップ
し(S45;N)、リモコンスイッチSWrmがオンし
ているときはリモコン信号受信処理を実行し(S45;
Y、S47)、レリーズスイッチSWRがオンしている
か否かをチェックする(S49)。レリーズスイッチS
WRがオンしていなければ、リモコンレリーズ信号の入
力があったか否かをチェックする(S49;N、S5
1)。レリーズスイッチSWRがオンしていたとき(S
49;Y)、またはリモコンレリーズ信号の入力があっ
たときは(S51;Y)、後述するレリーズ処理を実行
してS37へ戻る(S53)。レリーズスイッチSWR
がオンしておらず、且つリモコンレリーズ信号の入力が
なかったときは(S51;N)、測光スイッチSWSが
オンしているか否かをチェックする(S55)。測光ス
イッチSWSがオンしていればS37へ戻り(S55;
Y)、測光スイッチSWSがオンしていなければS15
へ戻る(S55;N)。
【0022】S53で実行されるレリーズ処理につい
て、図5に示されるフローチャートを参照して詳細に説
明する。この処理に入ると先ず、10秒セルフタイマリ
モコンレリーズ信号の入力があったか否かをチェックす
る(S71)。10秒セルフタイマリモコンレリーズ信
号の入力があったときは、セルフタイマ10秒処理を実
行し(S71;Y、S73)、10秒セルフタイマリモ
コンレリーズ信号の入力がなかったときはS73をスキ
ップする(S71;N)。このセルフタイマ10秒処理
では、10秒タイマをスタートさせ、この10秒タイマ
時間が経過するまで待機する。なお、10秒タイマ作動
中はセルフタイマ用圧電ブザー31を作動させ、10秒
タイマ時間経過したらセルフタイマ用圧電ブザー31を
停止する。
【0023】続いて、ミラー制御回路21を作動させて
ミラーを撮影位置まで移動させるとともに、絞り制御回
路19を作動させて撮影レンズの絞りを適正絞り値まで
絞り込み(S75)、ミラーアップ後2秒セルフタイマ
リモコンレリーズ信号の入力があったか否かをチェック
する(S77)。ミラーアップ後2秒セルフタイマリモ
コンレリーズ信号の入力があったときは、セルフタイマ
2秒処理を実行し(S77;Y、S79)、ミラーアッ
プ後2秒セルフタイマリモコンレリーズ信号の入力がな
かったときはS79をスキップする(S77;N)。こ
のセルフタイマ2秒処理では、2秒タイマをスタートさ
せ、この2秒タイマ時間が経過するまで待機する。な
お、2秒タイマ作動中はセルフタイマ用圧電ブザー31
を作動させ、2秒タイマ時間経過したらセルフタイマ用
圧電ブザー31を停止する。
【0024】そして、シャッター制御回路17を介して
適正シャッター速度に基づいてシャッター幕を走行させ
てフィルムを露出し(S81)、ミラー制御回路21を
介してミラーを被写体観察位置までダウンさせるととも
に、フィルム制御回路23を介してフィルムを1コマ分
巻き上げ、メイン処理へリターンする(S83)。
【0025】即ち、レリーズスイッチSWRのオンまた
は通常リモコンレリーズ信号によりレリーズ処理に入っ
た場合には、ミラーをアップさせるとともに絞りを絞り
こみ、シャッター幕を走行させて露出し、露出後にフィ
ルムを巻き上げる(S71;N、S75、S77;N、
S81、S83)。10秒セルフタイマレリーズ信号に
よりレリーズ処理に入った場合には、先ず、10秒セル
フタイマが経過するまで待ち、10秒経過した後にミラ
ーをアップさせて絞りを絞り込み、シャッター幕を走行
させて露出したらフィルムを巻き上げる(S71;Y、
S73、S75、S77;N、S81、S83)。ミラ
ーアップ後2秒セルフタイマレリーズ信号によりレリー
ズ処理に入った場合には、先ず、ミラーをアップさせて
絞りを絞り込み、その後2秒タイマが経過するまで待機
し、2秒経過したらシャッター幕を走行させて露出し、
露出後はフィルムを巻き上げる(S71;N、S75、
S77;Y、S79、S81、S83)。
【0026】以上のように本実施形態では、リモコン装
置60により、ミラーをアップさせてから2秒後に露出
動作するミラーアップ後2秒セルフタイマモードでレリ
ーズを実行させるので、リモコン撮影においてもミラー
アップ停止時の衝撃の影響を受けずに露出動作できる。
したがって、ミラーの衝撃による像ぶれやフレーミング
移動を防止することができる。また本実施形態では、各
モードに対応するレリーズボタン(通常レリーズボタ
ン、10秒セルフタイマレリーズボタン、ミラーアップ
後2秒セルフタイマレリーズボタン)をリモコン装置6
0に設けてあるので、各モードを設定する必要がなく、
各レリーズボタンを押すだけで済み、操作が簡単であ
る。なお本実施形態では、シャッタボタン(レリーズス
イッチSWRのオン)によるレリーズ処理を常に通常モ
ードとしているが、例えば、上記の通常レリーズモー
ド、10秒セルフタイマモード、ミラーアップ後2秒セ
ルフタイマモードを少なくとも含むレリーズモードのう
ち、いずれか1つを選択するモード選択手段をカメラ側
に設け、通常リモコンレリーズ信号を入力したら、通常
レリーズモードではなく、モード選択手段によって選択
されたモードでレリーズ処理を実行する構成にもでき
る。ただし、ミラーアップ後2秒セルフタイマーモード
に関していうと、撮影倍率が高い接写撮影においてはカ
メラのシャッタボタン(レリーズボタン)の押圧操作に
よってフレーミングがずれる可能性があるため、本実施
形態のようにリモコン側で設定、実行できるのが望まし
い。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、リモコン装置が送信す
るリモコンレリーズ信号により、ミラーを撮影位置まで
移動させてから所定時間経過後に露出動作するミラーア
ップ後セルフタイマモードでカメラにレリーズを実行さ
せるので、ミラーアップ停止時の衝撃およびフレーミン
グのずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一眼レフカメラの制御系の
主要構成をブロックで示す図である。
【図2】 同一眼レフカメラとは別個に形成されたリモ
コン装置の制御系の主要構成を示すブロック図である。
【図3】 同リモコン装置から送信されるリモコンレリ
ーズ信号を示す図であり、(a)は通常リモコンレリー
ズ信号、(b)は10秒セルフタイマリモコンレリーズ
信号、(c)はミラーアップ後2秒セルフタイマリモコ
ンレリーズ信号をそれぞれ示している。
【図4】 同一眼レフカメラのメイン処理に関するフロ
ーチャートを示す図である。
【図5】 同一眼レフカメラのレリーズ処理に関するフ
ローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ 10 CPU 21 ミラー制御回路 27 リモコン信号受光IC 60 リモコン装置 61 リモコンCPU 67 通常レリーズスイッチ 69 10秒セルフタイマレリーズスイッチ 71 ミラーアップ後2秒セルフタイマレリーズスイッ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラと;該カメラとは別個に形成さ
    れ、レリーズのモードを指定してレリーズ実行を前記カ
    メラに指示するリモコンレリーズ信号を送信するリモコ
    ン装置と;を有し、 前記カメラは、 撮影光学系から入射した被写体光束をファインダー光学
    系に導く被写体観察位置と、前記被写体光束が露光面に
    入射するのを許容する撮影位置とに移動するミラーと、 前記リモコンレリーズ信号を受信する受信手段と、 該受信手段を介して入力したリモコンレリーズ信号が指
    示するモードでレリーズを実行する制御手段とを備えて
    いて、 前記リモコン装置は、 前記レリーズのモードとして少なくとも、前記ミラーを
    前記撮影位置に移動させてから所定時間経過後に露出動
    作するミラーアップ後セルフタイマモードを前記カメラ
    に指示するリモコンレリーズ信号を送信すること、を特
    徴とするリモコン撮影機能を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリモコン撮影機能を備え
    たカメラにおいて、前記リモコン装置は、さらに、前記
    レリーズのモードとして、前記所定時間よりも長いタイ
    マ時間経過後に前記ミラーを前記撮影位置に移動させて
    露出動作させるセルフタイマモードを前記カメラに指示
    するリモコンレリーズ信号を送信するリモコン撮影機能
    を備えたカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のリモコン撮影機
    能を備えたカメラにおいて、前記リモコン装置は、さら
    に、前記レリーズのモードとして、前記ミラーを前記撮
    影位置に移動させて露出動作する通常レリーズモードを
    前記カメラに指示するリモコンレリーズ信号を送信する
    リモコン撮影機能を備えたカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のリモコン撮影機能を備え
    たカメラにおいて、前記カメラは、前記ミラーアップ後
    セルフタイマモード、前記セルフタイマモード、前記通
    常レリーズモードを少なくとも含む複数のレリーズのモ
    ードのうち、いずれか1つを選択可能なモード選択手段
    を備え、 前記制御手段は、前記通常レリーズモードを指示するリ
    モコンレリーズ信号を入力したときは、前記モード選択
    手段が選択したモードでレリーズを実行するリモコン撮
    影機能を備えたカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    リモコン撮影機能を備えたカメラにおいて、前記リモコ
    ン装置は、 前記カメラに指示可能なレリーズのモードに対応する複
    数の操作部材と、 前記操作部材が操作されたときに、該対応するモードの
    リモコンレリーズ信号を発信させる信号発信手段と、を
    備えているリモコン撮影機能を備えたカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178629A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Canon Inc 撮像装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム

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JP2007178629A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Canon Inc 撮像装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム

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