JP2002086076A - 農産物の選別収集装置 - Google Patents

農産物の選別収集装置

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JP2002086076A
JP2002086076A JP2000279350A JP2000279350A JP2002086076A JP 2002086076 A JP2002086076 A JP 2002086076A JP 2000279350 A JP2000279350 A JP 2000279350A JP 2000279350 A JP2000279350 A JP 2000279350A JP 2002086076 A JP2002086076 A JP 2002086076A
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JP2000279350A
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English (en)
Inventor
Masayuki Harada
真幸 原田
Takashi Niioka
孝 新岡
Kunio Nanbu
南部  邦男
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Kubota Corp
Nabel Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Nabel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備の構成の簡素化を図りながらも、農産物
の選別収集作業を良好に行えるようにすることが可能と
なる農産物の選別収集装置を提供する。 【解決手段】 被選別物Nを、複数の収集部1に仕分け
搬送するように構成され、被選別物N夫々の重量を計測
する重量計測手段が設けられ、収納容器3に収納される
予定の被選別物群の総重量を個別重量を加算することよ
り求めて、その総重量の前記設定目標重量に対する不足
重量が設定値以下になるまでは、搬送順にて収納容器3
内に受け入れ、設定値以下になると、総重量を許容重量
にするのに適正となる被選別物Nを選択して、その選択
した被搬送物を収納容器3に受け入れて収納容器3を交
換する。そして、適正でないとされた被選別物Nについ
て、その収納容器3以外の収納容器3に収納させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受入部から受け入
れた被選別物を、仕分け情報判別部を経由して、複数段
階の選別区分に応じて備えられる複数の収集部に仕分け
搬送する搬送手段と、前記複数の収集部夫々における被
選別物収納位置にセットされて、搬送されてくる被選別
物を順次受け入れて収納する収納容器についての交換作
動を行う容器交換手段と、前記搬送手段及び前記容器交
換手段の作動を制御する管理手段とが設けられ、その管
理手段は、前記仕分け情報判別部にて判別された被選別
部夫々の判別情報に基づいて、各被選別物の夫々につい
て複数の収集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目
標として定めて、各被選別物が定められた搬送目標とす
る収集部に搬送されるように、及び、前記複数の収集部
夫々の収納位置にセットされている収納容器内に、設定
目標重量を基準に許容条件に基づき定められる許容重量
の被選別物群が収納されるように管理する定重量収納処
理を実行するように構成されている農産物の選別収集装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の農産物の選別収集装置は、例
えば、蜜柑その他の果物や野菜等の農産物を受入れて、
その農産物を搬送手段により搬送しながら、例えば、農
産物の外観品質や外形の大きさや重さの情報等の判別情
報が前記仕分け情報判別部において判別され、その判別
情報に基づいて複数段階の選別区分に選別仕分けして収
集すべく、複数の選別区分に応じて備えられる複数の収
集部に仕分け搬送して各収集部にセットされている収納
容器に回収するようにしたものである。
【0003】そして、前記各収納容器に被選別物(農産
物)を収納するときに、前記定重量収納処理が実行され
て、収納容器内に設定目標重量を基準に許容条件に基づ
き定められる許容重量の被選別物群が収納されるように
管理されることになる。前記許容条件としては、次のよ
うな条件が挙げられる。例えば、収納容器内に収納され
る被選別物群の総重量が設定目標重量を越えていること
を条件としたり、あるいは、前記設定目標重量よりも設
定量多い許容上限値と、設定目標重量よりも設定量少な
い許容下限値とが夫々設定されて、前記総重量がそれら
の間に収まっていること等、各種の条件がある。
【0004】そして、このような構成の農産物の選別収
集装置において、従来では、仕分け用情報に基づいて被
選別物が仕分けられる複数の収集部に各別に計量器が備
えられるとともに、前記搬送手段は、各被選別物を順次
搬送しながら各収集部において、その収集部に対応する
選別区分に該当する被選別物を搬送される順序でそのま
ま収納容器に収集させるように構成され、しかも、前記
収納容器に収納される被選別物の総重量を前記計量器に
て各収集部毎に各別に計測しながら、その計量器の計測
結果に基づいて、収納容器内に前記許容重量の被選別物
群が収納されると、被選別物の供給を停止させるように
構成されていた。
【0005】前記収集部に夫々計量器が備えられる構成
としては、例えば、特公平6−69806号公報に示さ
れるような自動計量箱詰め装置が、被選別物が仕分けら
れる複数の収集部の夫々に各別に設置される構成のもの
があった。前記自動計量箱詰め装置は、計量器にて重量
が計測される状態で収納容器が設置され、広幅の大出し
用のベルトコンベア及び幅狭の小出し用のベルトコンベ
ア等を備え、これらのコンベアにより被選別物を載置搬
送して収納容器に対して落下供給させて収納させなが
ら、収納容器内に順次収納される被選別物の総重量を前
記計量器により計測するようにして、その計測値が前記
許容重量として前記設定目標重量を越えた値になると、
搬送手段による収納容器への被選別物の供給を停止させ
て、搬送コンベアや搬送ロボット等に代表される容器交
換手段により、収納容器を新たな収納容器に交換して、
このような収集作業を繰り返して実行するように制御す
る構成となっていた。
【0006】説明を加えると、被選別物の総重量が前記
設定目標重量(15Kg)に近い設定値(例えば、1
4.5Kg)になるまでは、広幅の大出し用ベルトコン
ベアにより被選別物を搬送順に多量に収納させるように
して、前記総重量が前記設定値になれば大出し用ベルト
コンベアによる供給を停止して、小出し用ベルトコンベ
アにより搬送順に1個づつ収納容器内に供給するように
構成され、収納容器に収納される被選別物の総重量が設
定目標重量を越えると小出し用ベルトコンベアを停止さ
せるようにして、被選別物の総重量が設定目標重量を越
えており、かつ、極力、設定目標重量に近い重量になる
ように供給制御する構成である。
【0007】又、この種の農産物の選別収集装置におい
て、従来では、複数の収集部における対応する選別区分
の割り当ては固定状態で設定される構成となっていた。
例えば、選別区分数として6個の選別区分を有している
場合に、各選別区分に夫々1個づつ対応させて6個の収
集部を備えるようにして、夫々の収集部に対して選別区
分を設定すると、その後は割り当てが固定された状態で
使用されるようになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、複数の選別区分に対応して備えられる複数の収集部
に、計量器を夫々各別に設置する必要があり、農産物の
選別収集装置の設備全体として構成が複雑でコスト高を
招く不利があり、設備の低コスト化が望まれていた。
【0009】しかも、上記従来構成においては、収納容
器に対してベルトコンベアにより被選別物を載置搬送し
て落下供給させて収納しながら、収納される被選別物の
総重量を計量器により計測するようにしているので、次
のような不利な面があった。すなわち、計量器の計測値
が前記設定値になると、小出し用ベルトコンベアにより
1個づつ被選別物を供給する状態に切り換えて、収納容
器への被選別物の供給を停止させたときに、過剰供給さ
れる被選別物の個数をできるだけ少なくさせるようにし
ているが、計量器の計測値が設定目標重量を越えたこと
を判断してから、コンベアの搬送を停止させるまでの間
には、演算のための処理時間やアクチュエータを作動さ
せるための処理時間等により少し遅れ時間が発生するこ
とがあるが、その遅れ時間に起因して、収納すべきでな
い被選別物を収納容器内に過剰に供給してしまうことが
あり、実際の収納容器内に収納される被選別物の総重量
と前記許容重量との重量差が大きくなる不都合があっ
た。場合によっては、複数個の被選別物が余分に供給さ
れて、被選別物の複数個分の重量が過剰になることもあ
る。
【0010】又、この種の農産物の選別収集装置におい
ては、多量の農産物を短時間で仕分け処理することが要
求されることがあり、この場合、作業能率を向上させる
ために前記搬送手段による単位時間あたりの搬送量を多
くする必要があるが、上記従来構成においては、上記し
たような制御の時間遅れに起因して、単位時間あたりの
搬送量を多くすると、前記許容重量との重量差がさらに
大きくなる不都合があるから、作業能率の向上には限界
があり、選別収集作業が能率よく良好に行い難いものと
なる不利があり、この点でも改善が望まれていた。
【0011】更に、上記従来構成においては、複数の収
集個所における対応する選別区分の割り当ては固定状態
で設定されるために、次のような不利があった。
【0012】仕分け情報判別処理の対象となる農産物に
おける性状の分布状態に応じて、複数の選別区分のうち
発生頻度の少ない選別区分や発生頻度の大きい選別区分
とが存在することがある。そこで、発生頻度の大きい選
別区分においては収集量が他のものより多くなるから、
収集個所を他のものよりも多くしておく等の対策が必要
である。しかし、上記従来構成においては、予め決めら
れた選別区分に対して発生頻度が高いものと予想される
選別区分に対して収集個所を他のものよりも多くさせる
ことはできるが、農産物における性状の分布状態は、気
候条件等によって変化することがあり、発生頻度の大き
い選別区分が予め決められた選別区分とは異なるものに
なると、搬送処理能力に対して収集部の処理能力が不足
してその選別区分において搬送詰まりが発生したり、収
納容器の交換作業が良好に行えないものとなる等、選別
収集作業が良好に行い難いものとなるおそれがある。
尚、このような不利を回避するために、搬送手段の搬送
速度を遅くすことが考えられるが、このようにすると作
業能率を低下させる不利があり、又、上記不利を回避す
るためには、全ての選別区分に対して余分の収集個所を
設けるようにすることも考えられるが、このようにする
と、不必要な収集個所が多く発生して設置スペースが無
駄になる不都合がある。そこで、このような不利を回避
させて、少ない設置スペースを有効に利用しながら作業
能率を低下させることなく、選別収集作業を良好に行え
るようにすることが望まれていた。
【0013】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、設備構成の簡素化及び作業能率の
向上を図ることを可能としながら、収納容器内に極力精
度よく前記許容重量の被選別物群を収納できるようにし
て、農産物の選別収集作業を良好に行えるようにするこ
とができる農産物の選別収集装置を提供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、冒頭
に記載した農産物の選別収集装置において、前記受入部
から前記複数の収集部に向けて搬送される途中の被選別
物夫々の重量を計測する重量計測手段が設けられ、前記
管理手段が、前記定重量収納処理において、前記複数の
収集部夫々の収納位置にセットされている複数の収納容
器の夫々について、その内部に収納された又は収納され
る予定の被選別物群の総重量を、前記重量計測手段にて
計測された各被選別物の個別重量を加算することより求
めて、その総重量の前記設定目標重量に対する不足重量
が設定値以下になるまでは、前記搬送目標の収集部に向
けて搬送される被選別物をその搬送順にて搬送目標の各
収集部における収納容器内に受け入れるように搬送すべ
く前記搬送手段を作動させ、且つ、前記不足重量が設定
値以下になると、前記搬送目標の収集部に向けて搬送さ
れる被選別物のうちで、搬送目標の収集部における収納
容器についての前記総重量を前記許容重量にするのに適
正となる被選別物を選択して、その選択した被搬送物を
収納容器に受け入れるように搬送すべく前記搬送手段を
搬送作動させる搬送処理、及び、その搬送処理にて、前
記選択された被搬送物が搬送目標の収集部における収納
容器に受け入れられるに伴って、収納容器を新たな収納
容器に交換するように前記容器交換手段を作動させる容
器交換処理を実行するように構成され、さらに、前記搬
送処理において、前記搬送目標の収集部に向けて搬送さ
れる被選別物のうちで、搬送目標の収集部における収納
容器についての前記総重量を前記許容重量にするのに適
正でないとされた被選別物について、その収納容器以外
の収納容器に収納させるための補正処理を実行するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0015】上記構成の農産物の選別収集装置において
は、受入部から複数の収集部に向けて搬送される搬送途
中にて、被選別物の夫々について、仕分け情報判別部に
て仕分け情報が判別されるとともに、重量計測手段にて
重量が計測される。そして、管理手段は、次に説明する
ように搬送手段及び容器交換手段の作動を制御すること
になる。
【0016】すなわち、各被選別物の夫々について、仕
分け情報判別部にて判別された判別情報に基づいて複数
の収集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標とし
て定めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集
部に搬送されるように搬送手段を作動させることによっ
て、被選別物を対応する収集部に仕分け搬送して、各収
集部の収納位置にセットされている収納容器に収納させ
る。そして、複数の収集部夫々の収納容器に収納された
又は収納される予定の被選別物群の総重量を、重量計測
手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算するこ
とによって求め、その加算して求めた総重量の前記設定
目標重量に対する不足重量が設定値以下になるまでは、
搬送目標の収集部に向けて搬送される被選別物をその搬
送順にて収納容器内に順次受け入れて収納させる。前記
不足重量が設定値以下になると、搬送目標の収集部に向
けて搬送される被選別物のうちで、搬送目標の収集部に
おける収納容器についての総重量を、設定目標重量を基
準に許容条件に基づき定められる許容重量にするのに適
正となる被選別物を選択して、その選択した被搬送物を
収納容器に受け入れるように搬送すべく搬送手段を搬送
作動させ、前記総重量を許容重量にするのに適正でない
とされた被選別物については、補正処理によってその収
納容器以外の収納容器に収納させることになる。そし
て、前記選択された被搬送物が搬送目標の収集部におけ
る収納容器に受け入れられて、その収納容器についての
前記総重量が前記許容重量になるに伴って、収納容器を
新たな収納容器に交換するように容器交換手段を作動さ
せる。このとき、許容重量にするのに適正となる被選別
物として、例えば、その被選別物を収納すると総重量と
設定目標重量との重量差が最も少なくするようなものを
選択して収納することが可能となる。
【0017】尚、前記許容重量としては、例えば、設定
目標重量を越えた重量としたり、設定目標重量を越えて
且つ設定目標重量との重量差が設定量以下の重量とした
り、設定目標重量に対して、重量大側に設定範囲を有し
且つ重量小側に設定範囲を有するような許容範囲内にあ
る重量とすること等が考えられる。
【0018】前記許容重量にするのに適正となる被選別
物を選択する場合の例として、農産物として例えばミカ
ンを選別収集する場合を例にとって説明を加えると、次
のようになる。被選別物(ミカン)を選別収集する場
合、仕分け情報判別部において被選別物の外観品質や重
量が計測されて、重量の計測結果に基づいて複数段階の
区分に区分けされるとともに、同一重量区分であっても
外観品質に基づいてさらに複数の段階に仕分けられるこ
とになり、それらの組み合わせから複数段階の選別区分
に仕分けして収集することになるので、同一の選別区分
内に収集される被選別物は重量が設定範囲内に収まるこ
とになる。そこで、各選別区分にて収集される被選別物
の平均的な重量が予め判っているので、前記設定値とし
て平均的な重量の被選別物の設定個数分の値として設定
し、又、前記許容重量にするのに適正となる条件とし
て、前記総重量が設定目標重量を越えた重量であって、
且つ、総重量と設定目標重量との重量差が最も少なくす
るような条件としておくと、前記不足重量が設定値以下
になると、重量が計測されており該当する収集部に到達
していない複数の被選別物の中から、上記条件を満たす
ような設定個数分の被選別物が選択されることになる。
例えば、被選別物の平均的な重量が100gとして、前
記設定値が200gであれば、上記条件を満たす2個の
被選別物が選択されることになる。尚、前記設定値とし
て、平均的な重量と同じ値が設定されていれば、上記条
件を満たす1個の被選別物が選択されることになる。こ
のように、前記設定値の条件によって1個又は設定個数
の被選別物が適宜選択されることになる。
【0019】従って、受入部から複数の収集部に向けて
搬送される途中に備えられた重量計測手段にて被選別物
の夫々の重量を計測して、その計測結果を加算すること
で、収納容器に収納される被選別物の総重量を求めるよ
うにしたので、従来のように、複数の収集部の夫々に重
量計測手段を各別に備えさせる構成に比べて、重量計測
手段の個数を少なくすることができ、それだけ設備全体
としての構成を簡素化することができる。
【0020】又、前記総重量を許容重量にするのに適正
となる被選別物を選択して、その選択した被搬送物を収
納容器に受け入れて、適正でないとされた被選別物につ
いては別の収納容器に収納させるようにしたので、前記
選択された被搬送物が収納された収納容器においては、
被選別物の総重量が許容重量に対して適正となる状態、
例えば、前記許容条件を満たす許容重量であり且つ設定
目標重量に対する重量差が最も小さくなるような重量に
することが可能となる。
【0021】しかも、前記選択された被搬送物を収納す
るとき、該当する収集部に到達する前に予め収集すべき
ものとして選択される構成であり、従来技術のように応
答遅れ等によって収納すべきでない被選別物を収納容器
内に過剰に供給する等の不都合がないので、搬送手段に
よる単位時間あたりの搬送量を大にして作業能率を向上
させるようにしながらも、前記選択された被搬送物を確
実にその収集部に収納することができ、さらには、許容
重量にするのに適正となる被選別物を選択して、その選
択した被搬送物を収納容器に受け入れるようにしたの
で、収納容器内に許容重量の被選別物群を収納するとき
の精度がより向上するものとなり、農産物の選別収集作
業を良好に行うことができるものとなる。
【0022】その結果、設備構成の簡素化及び作業能率
の向上を図ることを可能としながら、収納容器内に極力
精度よく許容重量の被選別物群を収納できるようにし
て、農産物の選別収集作業を良好に行えるようにするこ
とができる農産物の選別収集装置を提供できるに至っ
た。
【0023】請求項2によれば、請求項1において、前
記複数の収集部は、前記複数段階の選別区分の全ての段
階の選別区分に対応する収集部に加えて、選別区分の割
り当てを変更できる収集部を備えるように構成され、前
記管理手段は、前記定重量収納処理において、前記複数
段階の選別区分夫々における被選別物の存在数情報に基
づいて、選別区分の割り当てを変更できる収集部につい
ての選別区分の割り当てを変更するように構成されてい
ることを特徴としている。
【0024】すなわち、複数段階の選別区分の全ての段
階の選別区分に対応する収集部に加えて、選別区分の割
り当てを変更できる収集部が備えられて、管理手段が、
複数の収集部夫々にて収納容器内に許容重量の被選別物
群が収納されるように管理する定重量収納処理を実行す
るときにおいて、複数段階の選別区分夫々における被選
別物の存在数情報に基づいて、選別区分の割り当てを変
更できる収集部についての選別区分の割り当てを変更す
る構成となっている。
【0025】仕分け情報判別処理の対象となる農産物に
おける性状のバラツキの分布状態は、気候条件等によっ
て変化することがあるが、そのような性状のバラツキの
分布状態の変動によって発生頻度の大きい選別区分が異
なることがあっても、選別区分の割り当てを変更できる
収集部について、その都度、発生頻度の大きい選別区分
に割り当てを変更することができる。
【0026】従って、搬送手段の搬送速度を遅くして作
業能率を低下させたり、全ての選別区分に対して各々複
数の収集個所を割り当てるように構成して発生頻度の少
ない選別区分の収集部では不必要な収集部が発生して設
置スペースを無駄にするといった不都合を回避して、被
選別物の選別収集作業を良好に行うことが可能となっ
た。
【0027】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、前記管理手段は、前記補正処理として、搬送目標の
収集部における収納容器についての前記総重量を前記許
容重量にするのに適正でないとされた被選別物を、暫定
的に仮収納部に収納して、収納容器が新たな収納容器に
交換されるに伴って、その仮収納部から交換された新た
な収納容器に収納するように構成されていることを特徴
としている。
【0028】前記補正処理として、総重量を許容重量に
するのに適正でないとされた被選別物を暫定的に仮収納
部に収納しておいて、収納容器が新たな収納容器に交換
されるに伴って、その仮収納部から交換された新たな収
納容器に収納するようにしているので、例えば、夫々の
収集部において前記被選別物を収納するための別の収納
容器を設置するような構成とすると容器交換手段の台数
が多く必要であり構成が複雑化する不利があるが、仮収
納部に収納しておいて新たな収納容器に収納するように
して、構成の複雑化を招くことなく補正処理を適正に実
行することができる。
【0029】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記複数の収集部夫々において、前記搬送
手段により仕分けられて前記収納位置にセットされてい
る収納容器へ搬送される途中の被選別物を一時貯留する
貯留手段が備えられ、前記管理手段は、前記収納容器を
新たな収納容器に交換するときに、その新たな収納容器
に収納すべき被選別物を前記貯留手段に貯留させ、新た
な収納容器に交換された後に、前記貯留手段に貯留して
いる被選別物を新たな収納容器に収納させるように構成
されていることを特徴としている。
【0030】すなわち、収納位置にセットされている収
納容器を新たな収納容器に交換するとき、その交換して
いる途中で、被選別物が仕分け搬送されて供給される
と、被選別物が適切に収納容器内に収納されないおそれ
があるので、貯留手段に貯留させておいて、新たな収納
容器に交換された後に貯留している被選別物を新たな収
納容器に収納させるのである。従って、この種の農産物
の選別収集装置において、作業能率を向上させるために
搬送手段による搬送速度を高速にさせるようにしても、
容器交換作業を適正に行うことが可能となり、農産物の
選別収集作業を良好に行うことが可能となる。
【0031】請求項5によれば、冒頭に記載した農産物
の選別収集装置において、前記受入部から前記複数の収
集部に向けて搬送される途中の被選別物夫々の重量を計
測する重量計測手段が設けられ、前記複数の収集部とし
て、前記複数段階の選別区分の全ての段階の選別区分に
対応する収集部に加えて、選別区分の割り当てを変更で
きる収集部が備えられ、前記管理手段が、前記定重量収
納処理において、前記複数の収集部夫々の収納位置にセ
ットされている複数の収納容器の夫々について、その内
部に収納された又は収納される予定の被選別群の総重量
を、前記重量計測手段にて計測された各被選別物の個別
重量を加算することより求めて、その総重量が前記許容
重量となる状態に被選別物が収納容器に受け入れられる
に伴って、収納容器を新たな収納容器に交換するように
前記容器交換手段を作動させるように構成され、さら
に、前記複数段階の選別区分夫々における被選別物の存
在数情報に基づいて、選別区分の割り当てを変更できる
収集部についての選別区分の割り当てを変更するように
構成されていることを特徴としている。
【0032】上記構成の農産物の選別収集装置において
は、受入部から複数の収集部に向けて搬送される搬送途
中にて、被選別物の夫々について、仕分け情報判別部に
て仕分け情報が判別されるとともに、重量計測手段にて
重量が計測される。そして、管理手段は、次に説明する
ように搬送手段及び容器交換手段の作動を制御すること
になる。
【0033】すなわち、各被選別物の夫々について、仕
分け情報判別部にて判別された判別情報に基づいて複数
の収集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標とし
て定めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集
部に搬送されるように搬送手段を作動させることによっ
て、被選別物を対応する収集部に仕分け搬送して、各収
集部の収納位置にセットされている収納容器に収納させ
る。そして、複数の収集部夫々の収納容器に収納された
又は収納される予定の被選別物群の総重量を、重量計測
手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算するこ
とによって求め、その求めた総重量が前記許容重量とな
る状態に被選別物が収納容器に受け入れられるに伴っ
て、収納容器を新たな収納容器に交換するように前記容
器交換手段を作動させる。
【0034】尚、前記許容重量としては、例えば、設定
目標重量を越えた重量としたり、設定目標重量を越えて
且つ設定目標重量との重量差が設定量以下の重量とした
り、設定目標重量に対して重量大側に設定範囲を有し且
つ重量小側に設定範囲を有するような許容範囲が設定さ
れてその許容範囲内にある重量とすること等が考えられ
る。
【0035】従って、受入部から複数の収集部に向けて
搬送される途中に備えられた重量計測手段にて被選別物
の夫々の重量を計測して、その計測結果を加算すること
で、収納容器に収納される被選別物の総重量を求めるよ
うにしたので、従来のように、複数の収集部の夫々に重
量計測手段を各別に備えさせる構成に比べて、重量計測
手段の個数を少なくすることができ、それだけ設備全体
としての構成を簡素化することができる。
【0036】しかも、前記選択された被搬送物を収納す
るとき、該当する収集部に到達する前に予め収集すべき
ものとして選択される構成であり、従来技術のように応
答遅れ等によって収納すべきでない被選別物を収納容器
内に過剰に供給する等の不都合がないので、搬送手段に
よる単位時間あたりの搬送量を大にして作業能率を向上
させるようにしながらも、前記選択された被搬送物を確
実にその収集部に収納することができ、農産物の選別収
集作業を良好に行うことができるものとなる。
【0037】又、前記複数の収集部として、前記複数段
階の選別区分の全ての段階の選別区分に対応する収集部
に加えて、選別区分の割り当てを変更できる収集部が備
えられ、管理手段が、複数の収集部夫々にて収納容器内
に許容重量の被選別物群が収納されるように管理する定
重量収納処理を実行するときにおいて、複数段階の選別
区分夫々における被選別物の存在数情報に基づいて、選
別区分の割り当てを変更できる収集部についての選別区
分の割り当てを変更する構成となっている。
【0038】仕分け情報判別処理の対象となる農産物に
おける性状のバラツキの分布状態は、気候条件等によっ
て変化することがあるが、そのような性状のバラツキの
分布状態の変動によって発生頻度の大きい選別区分が異
なることがあっても、選別区分の割り当てを変更できる
収集部について、その都度、発生頻度の大きい選別区分
に割り当てを変更することができる。
【0039】従って、搬送手段の搬送速度を遅くして作
業能率を低下させたり、全ての選別区分に対して各々複
数の収集個所を割り当てるように構成して発生頻度の少
ない選別区分の収集部では不必要な収集部が発生して設
置スペースを無駄にするといった不都合を回避して、被
選別物の選別収集作業を良好に行うことが可能となっ
た。
【0040】その結果、設備構成の簡素化及び作業能率
の向上を図ることを可能としながら、収納容器内に極力
精度よく前記許容重量の被選別物群を収納できるように
して、農産物の選別収集作業を良好に行えるようにする
ことができる農産物の選別収集装置を提供できるに至っ
た。
【0041】請求項6によれば、冒頭に記載した農産物
の選別収集装置において、前記受入部から前記複数の収
集部に向けて搬送される途中の被選別物夫々の重量を計
測する重量計測手段が設けられ、前記複数の収集部夫々
において、前記搬送手段による仕分け用の分岐個所から
前記収納位置にセットされている収納容器へ搬送される
被選別物を一時貯留する貯留手段が備えられ、前記管理
手段が、前記定重量収納処理において、前記複数の収集
部夫々の収納位置にセットされている複数の収納容器の
夫々について、その内部に収納された又は収納される予
定の被選別物群の総重量を、前記重量計測手段にて計測
された各被選別物の個別重量を加算することより求め
て、その総重量が前記許容重量となる状態に被選別物が
収納容器に受け入れられるに伴って、収納容器を新たな
収納容器に交換するように前記容器交換手段を作動させ
るように構成され、且つ、前記収納容器を新たな収納容
器に交換するときに、その新たな収納容器に収納すべき
被選別物を前記貯留手段に貯留させ、前記容器交換処理
が終了した後に、前記貯留手段に貯留している被選別物
を新たな収納容器に収納させるように構成されているこ
とを特徴としている。
【0042】上記構成の農産物の選別収集装置において
は、受入部から複数の収集部に向けて搬送される搬送途
中にて、被選別物の夫々について、仕分け情報判別部に
て仕分け情報が判別されるとともに、重量計測手段にて
重量が計測される。そして、管理手段は、次に説明する
ように搬送手段及び容器交換手段の作動を制御すること
になる。
【0043】すなわち、各被選別物の夫々について、仕
分け情報判別部にて判別された判別情報に基づいて複数
の収集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標とし
て定めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集
部に搬送されるように搬送手段を作動させることによっ
て、被選別物を対応する収集部に仕分け搬送して、各収
集部の収納位置にセットされている収納容器に収納させ
る。そして、複数の収集部夫々の収納容器に収納された
又は収納される予定の被選別物群の総重量を、重量計測
手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算するこ
とによって求め、その求めた総重量が前記許容重量とな
る状態に被選別物が収納容器に受け入れられるに伴っ
て、収納容器を新たな収納容器に交換するように前記容
器交換手段を作動させる。
【0044】尚、前記許容重量としては、例えば、設定
目標重量を越えた重量としたり、設定目標重量を越えて
且つ設定目標重量との重量差が設定量以下の重量とした
り、設定目標重量に対して重量大側に設定範囲を有し且
つ重量小側に設定範囲を有するような許容範囲が設定さ
れてその許容範囲内にある重量とすること等が考えられ
る。
【0045】従って、受入部から複数の収集部に向けて
搬送される途中に備えられた重量計測手段にて被選別物
の夫々の重量を計測して、その計測結果を加算すること
で、収納容器に収納される被選別物の総重量を求めるよ
うにしたので、従来のように、複数の収集部の夫々に重
量計測手段を各別に備えさせる構成に比べて、重量計測
手段の個数を少なくすることができ、それだけ設備全体
としての構成を簡素化することができる。
【0046】しかも、前記選択された被搬送物を収納す
るとき、該当する収集部に到達する前に予め収集すべき
ものとして選択される構成であり、従来技術のように応
答遅れ等によって収納すべきでない被選別物を収納容器
内に過剰に供給する等の不都合がないので、搬送手段に
よる単位時間あたりの搬送量を大にして作業能率を向上
させるようにしながらも、前記選択された被搬送物を確
実にその収集部に収納することができ、農産物の選別収
集作業を良好に行うことができるものとなる。
【0047】又、収納位置にセットされている収納容器
を新たな収納容器に交換するとき、その交換している途
中で、被選別物が仕分け搬送されて供給されると、被選
別物が適切に収納容器内に収納されないおそれがあるの
で、貯留手段に貯留させておいて、新たな収納容器に交
換された後に貯留している被選別物を新たな収納容器に
収納させる構成としている。従って、この種の農産物の
選別収集装置において、作業能率を向上させるために搬
送手段による搬送速度を高速にさせるようにしても、容
器交換作業を適正に行うことが可能となり、農産物の選
別収集作業を良好に行うことが可能となる。
【0048】その結果、設備構成の簡素化及び作業能率
の向上を図ることを可能としながら、収納容器内に極力
精度よく前記許容重量の被選別物群を収納できるように
して、農産物の選別収集作業を良好に行えるようにする
ことができる農産物の選別収集装置を提供できるに至っ
た。
【0049】請求項7によれば、冒頭に記載した農産物
の選別収集装置において、前記受入部から前記複数の収
集部に向けて搬送される途中の被選別物夫々の重量を計
測する重量計測手段が設けられ、前記複数の収集部とし
て、前記複数段階の選別区分の全ての段階の選別区分に
対応する収集部に加えて、選別区分の割り当てを変更で
きる収集部が備えられ、前記複数の収集部夫々におい
て、前記搬送手段による仕分け用の分岐個所から前記収
納位置にセットされている収納容器へ搬送される被選別
物を一時貯留する貯留手段が備えられ、前記管理手段
が、前記定重量収納処理において、前記複数の収集部夫
々の収納位置にセットされている複数の収納容器の夫々
について、その内部に収納された又は収納される予定の
被選別群の総重量を、前記重量計測手段にて計測された
各被選別物の個別重量を加算することより求めて、その
総重量が前記許容重量となる状態に被選別物が収納容器
に受け入れられるに伴って、収納容器を新たな収納容器
に交換するように前記容器交換手段を作動させるように
構成され、且つ、前記複数段階の選別区分夫々における
被選別物の存在数情報に基づいて、選別区分の割り当て
を変更できる収集部についての選別区分の割り当てを変
更するように構成され、さらに、前記収納容器を新たな
収納容器に交換するときに、その新たな収納容器に収納
すべき被選別物を前記貯留手段に貯留させ、前記容器交
換処理が終了した後に、前記貯留手段に貯留している被
選別物を新たな収納容器に収納させるように構成されて
いることを特徴としている。
【0050】上記構成の農産物の選別収集装置において
は、受入部から複数の収集部に向けて搬送される搬送途
中にて、被選別物の夫々について、仕分け情報判別部に
て仕分け情報が判別されるとともに、重量計測手段にて
重量が計測される。そして、管理手段は、次に説明する
ように搬送手段及び容器交換手段の作動を制御すること
になる。
【0051】すなわち、各被選別物の夫々について、仕
分け情報判別部にて判別された判別情報に基づいて複数
の収集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標とし
て定めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集
部に搬送されるように搬送手段を作動させることによっ
て、被選別物を対応する収集部に仕分け搬送して、各収
集部の収納位置にセットされている収納容器に収納させ
る。そして、複数の収集部夫々の収納容器に収納された
又は収納される予定の被選別物群の総重量を、重量計測
手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算するこ
とによって求め、その求めた総重量が前記許容重量とな
る状態に被選別物が収納容器に受け入れられるに伴っ
て、収納容器を新たな収納容器に交換するように前記容
器交換手段を作動させる。
【0052】尚、前記許容重量としては、例えば、設定
目標重量を越えた重量としたり、設定目標重量を越えて
且つ設定目標重量との重量差が設定量以下の重量とした
り、設定目標重量に対して重量大側に設定範囲を有し且
つ重量小側に設定範囲を有するような許容範囲が設定さ
れてその許容範囲内にある重量とすること等が考えられ
る。
【0053】従って、受入部から複数の収集部に向けて
搬送される途中に備えられた重量計測手段にて被選別物
の夫々の重量を計測して、その計測結果を加算すること
で、収納容器に収納される被選別物の総重量を求めるよ
うにしたので、従来のように、複数の収集部の夫々に重
量計測手段を各別に備えさせる構成に比べて、重量計測
手段の個数を少なくすることができ、それだけ設備全体
としての構成を簡素化することができる。
【0054】しかも、前記選択された被搬送物を収納す
るとき、該当する収集部に到達する前に予め収集すべき
ものとして選択される構成であり、従来技術のように応
答遅れ等によって収納すべきでない被選別物を収納容器
内に過剰に供給する等の不都合がないので、搬送手段に
よる単位時間あたりの搬送量を大にして作業能率を向上
させるようにしながらも、前記選択された被搬送物を確
実にその収集部に収納することができ、農産物の選別収
集作業を良好に行うことができるものとなる。
【0055】又、前記複数の収集部として、前記複数段
階の選別区分の全ての段階の選別区分に対応する収集部
に加えて、選別区分の割り当てを変更できる収集部が備
えられ、管理手段が、複数の収集部夫々にて収納容器内
に許容重量の被選別物群が収納されるように管理する定
重量収納処理を実行するときにおいて、複数段階の選別
区分夫々における被選別物の存在数情報に基づいて、選
別区分の割り当てを変更できる収集部についての選別区
分の割り当てを変更する構成となっている。
【0056】仕分け情報判別処理の対象となる農産物に
おける性状のバラツキの分布状態は、気候条件等によっ
て変化することがあるが、そのような性状のバラツキの
分布状態の変動によって発生頻度の大きい選別区分が異
なることがあっても、選別区分の割り当てを変更できる
収集部について、その都度、発生頻度の大きい選別区分
に割り当てを変更することができる。
【0057】従って、搬送手段の搬送速度を遅くして作
業能率を低下させたり、全ての選別区分に対して各々複
数の収集個所を割り当てるように構成して発生頻度の少
ない選別区分の収集部では不必要な収集部が発生して設
置スペースを無駄にするといった不都合を回避して、被
選別物の選別収集作業を良好に行うことが可能となっ
た。
【0058】さらに、収納位置にセットされている収納
容器を新たな収納容器に交換するとき、その交換してい
る途中で、被選別物が仕分け搬送されて供給されると、
被選別物が適切に収納容器内に収納されないおそれがあ
るので、貯留手段に貯留させておいて、新たな収納容器
に交換された後に貯留している被選別物を新たな収納容
器に収納させる構成としている。従って、この種の農産
物の選別収集装置において、作業能率を向上させるため
に搬送手段による搬送速度を高速にさせるようにして
も、容器交換作業を適正に行うことが可能となり、農産
物の選別収集作業を良好に行うことが可能となる。
【0059】その結果、設備構成の簡素化及び作業能率
の向上を図ることを可能としながら、収納容器内に極力
精度よく前記許容重量の被選別物群を収納できるように
して、農産物の選別収集作業を良好に行えるようにする
ことができる農産物の選別収集装置を提供できるに至っ
た。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る農産物の選別
収集装置について図面に基づいて説明する。図1に、被
選別物を搬送しながら重量や品質情報を計測して、その
計測結果に基づいて仕分けるように構成された農産物の
選別用設備が示されている。この設備は、受入部Uから
受け入れた被選別物(例えば、ミカン)を、仕分け情報
判別部Hを経由して、複数段階の選別区分に応じて備え
られる複数の収集部1に仕分け搬送する搬送手段として
の農産物搬送コンベア2と、複数の収集部1夫々におけ
る被選別物収納位置にセットされて、搬送されてくる被
選別物を順次受け入れて収納する収納容器3についての
交換作動を行う容器交換手段としての容器搬送コンベア
4、この農産物搬送コンベア2及び容器搬送コンベア4
の作動を制御する管理手段としての制御部5とを備えて
構成されている。
【0061】前記仕分け情報判別部Hは、農産物搬送コ
ンベア2にて搬送される被選別物Nを撮像してその外観
品質情報を計測する外観品質情報計測部6、及び、農産
物搬送コンベア2にて搬送される被選別物Nの重量を計
測する重量計測部7を備えて構成され、仕分け情報とし
ての外観品質情報及び重量計測情報を判別するように構
成されている。そして、制御部5は、これらの情報に基
づいて、各被選別物の夫々について、複数の選別区分の
うちのいずれに対応するかを判断し、複数の収集部1の
うちのいずれに搬送すべきかを搬送目標として定めて、
各被選別物Nが定められた搬送目標とする収集部1に搬
送するように制御する。
【0062】具体的には、外観品質情報に基づいて、被
選別物Nの等級がAランク(優)であるかBランク
(秀)であるかを判別し、重量計測部7の計測情報に基
づいて、被選別物Nの階級がLランク(大)、Mランク
(中)、Sランク(小)のいずれであるかを判別する。
そして、仕分けるための複数の選別区分としては、等級
と階級との組み合わせにより6個の選別区分(AL,A
M,AS,BL,BM,BS)が予め設定され、各被選
別物Nがいずれの選別区分に対応するかが判別される。
この実施形態では、この6個の選別区分が、搬送手段に
て搬送されてくる被選別物について予め予測される全て
の選別区分に対応することになる。
【0063】前記複数の収集部1は、複数段階の選別区
分の全ての段階の選別区分に対応する収集部1に加え
て、選別区分の割り当てを変更できる収集部1を備える
ように構成され、制御部5は、選別区分の割り当てを変
更できる収集部1についての選別区分の割り当てを変更
するように構成されている。すなわち、複数の収集部1
として、図1に示すように、8個の収集部1が設けら
れ、前記6個の選別区分(AL,AM,AS,BL,B
M,BS)の全てに対応する6個の収集部1に加えて、
選別区分の割り当てを変更できる収集部1aとして2個
の収集部が備えられ、制御部5は、複数段階の選別区分
夫々における被選別物Nの存在数情報に基づいて、その
2個の収集部1についての選別区分の割り当てを変更す
る。例えば、この2個の収集部1についての選別区分の
初期設定として選別区分AM,BMが設定されている状
態で、仕分け搬送が行われた結果、複数段階の選別区分
夫々における被選別物の存在数情報に基づいて、例えば
発生頻度が高い選別区分がAS,BSであれば、制御部
5が前記2個の収集部1についての選別区分の割り当て
を、選別区分AM,BMから選別区分AS,BSに変更
することになる。
【0064】次に前記農産物搬送コンベア2の構成につ
いて説明する。農産物搬送コンベア2は、一定方向に張
設されて回動される無端回動チェーン9に所定ピッチで
複数の円形皿状のバケット10が装着され、このバケッ
ト10に被選別物Nを載置しながら搬送するように構成
されている。前記バケット10は、上下方向に沿う軸芯
Y周りで回転自在に、並びに、前記無端回動チェーン9
の長手方向と交差する横方向並びに上下方向の夫々に沿
って所定範囲内で移動自在に、更には、被選別物Nを載
置する載置姿勢と、被選別物Nを放出する傾斜姿勢とに
姿勢変更自在に、無端回動チェーン9に支持されてい
る。
【0065】前記バケット10の支持構造について詳述
すると、図2〜図5に示すように、無端回動チェーン9
に一定ピッチで支持部材としての側面視略U字形のブラ
ケット11が取付け固定されており、このブラケット1
1に、無端回動チェーンの長手方向、すなわち、搬送方
向に沿う軸芯X1周りで、バケット10が載置姿勢にな
る搬送状態と、バケット10が傾斜姿勢になる傾斜状態
とにわたり回動自在に傾動部材12が支持されており、
しかも、この傾動部材12に対して、バケット10を上
下方向に沿う軸芯Y周りで相対回転自在に支持する中継
部材13が、搬送方向と直交する横方向、並びに、上下
方向の夫々に沿って所定範囲内で移動自在に支持される
構成となっている。
【0066】図5に、前記ブラケット11の連結個所に
おける中央部における切り欠いた状態と、中継部材13
とバケット10との分解した状態を示している。この図
に示すように、前記ブラケット11には、バネ14によ
り弾性的に回動付勢される係止具15が搬送方向に沿う
軸芯X2周りで枢支されており、この係止具15が前記
傾動部材12に形成された係止ピン16に係合すること
で、傾動部材12が前記搬送状態に維持されるととも
に、バケット10が載置姿勢になるように構成されてい
る。そして、適宜個所に設けられるソレノイドSLによ
って強制的に係止具15を回動させて係止状態を解除さ
せると、前記軸芯X1が中心位置よりも少し片側に偏っ
て設けられており、傾動部材12が中継部材13及びバ
ケット10と共に前記軸芯X1周りに自重で傾動して傾
斜状態に切り換わるように構成されている(図6参
照)。尚、傾斜姿勢にある傾動部材12は、外部からの
操作、例えば、接当式ガイド部材による摺動案内や人為
操作により、強制的に搬送状態に復帰回動させることに
より、係止具15が係止ピン16に弾性的に係合して自
動的にその状態が維持されるようになっている。傾動部
材12には、前記傾動操作状態において、弾性付勢力に
より係止具15が大きく位置ずれしないように摺接案内
しながら位置規制する円弧状の案内部17を形成してい
る。
【0067】又、前記中継部材13には、図3〜図5に
示すように、搬送方向両側部に夫々縦壁面13a,13
bが形成されており、前後の縦壁面13a,13bには
夫々左右両側に合計4個の略T字形の係合孔18が形成
され、前記傾動部材12には前記各係合孔18に対応さ
せてそれらに内方側から挿通する状態で係止する係止片
19が夫々形成されている。そして、中継部材13は各
係合孔18と係止片19との係合によって支持される構
成となっている。又、係止片19は係合孔18よりも小
形に形成されており、略T字形の係合孔18に係止した
状態で前記横方向並びに上下方向の夫々に沿って所定範
囲内での移動を許容する状態で係合する構成となってい
る。尚、前記係止片19にて荷重が受け止め支持される
ことになる前記各係合孔18の上部側の内縁18aに
は、係止片19が係合孔18の横方向の中央部に位置す
る状態で位置規制するとともに、作業者による手動操作
にて容易に移動操作可能なように一対の小形の係止突起
20が形成されている。
【0068】前記バケット10は、図5に示すように、
金属製のバケット本体10aとこのバケット本体10a
の上部にゴム製の載置パッド10bを装着して構成され
ている。前記中継部材13における上部側のバケット載
置部には、図2に示すように所定径の円形の挿通孔21
が形成されており、この挿通孔21に対して、バケット
本体10aの底部に周方向に沿って並べて複数形成され
た係止爪22の先端部22aが係合して抜け外れを阻止
した状態で入り込み装着されており、この係合状態によ
って、バケット10が、抜け外れが阻止される状態で上
下軸芯Y周りで相対回動自在に中継部材13に支持され
る構成となっている。
【0069】従って、上記バケット10は、中継部材1
3と共に前記横方向に沿って3位置に変更調節自在であ
り、図8(イ)、(ロ)に示すように、上方側に持ち上
げ移動自在であり、更には、図6(イ)、(ロ)に示す
ように、中継部材13並びに傾動部材12と共に、載置
している被選別物Nを放出すべく傾動操作自在に構成さ
れている。
【0070】又、無端回動チェーン9の長手方向に沿っ
て配備されている支持フレーム23から立設された左右
のガイドレール24に対して、前記ブラケット11に形
成された受止め部11aが受止め支持された状態で摺動
移動しながら農産物搬送コンベア2の荷重が支持され、
且つ、左右の係止部11bにより横方向の位置ずれが規
制される状態で搬送される構成となっている。
【0071】そして、前記各収集部1の夫々に対応させ
て前記係止具15の係止状態を解除させるソレノイドS
Lが設けられ、バケット10に載置されて搬送される被
選別物Nが、計測結果に基づいて対応する収集部1に達
すると、制御部5が、そこに設けられたソレノイドSL
を作動させて前記係止具15の係止状態を解除させ、バ
ケット10を傾動させて被選別物Nを横外側方へ排出さ
せる構成となっている。従って、ソレノイドSL及び前
記バケット10の傾動操作構造により被選別物Nを排出
させる排出手段が構成される。
【0072】前記各収集部1の下方側には、夫々、図1
0に示すように、上部側が開口された収納容器3が、容
器搬送コンベア4にて農産物搬送コンベア2の搬送方向
と交差する方向に沿って間欠的に搬送される状態で備え
られている。すなわち、ダンボール箱等からなる収納容
器3が、容器搬送コンベア4にて農産物搬送コンベア2
にて縦列状に搬送され、ひとつの収納容器3が各収集部
1夫々における被選別物収納位置にセットされて、搬送
されてくる被選別物を順次受け入れて収納することがで
きるように搬送を停止した状態で設けられる。そして、
収納容器3内にその総重量が許容重量となるように被選
別物が収納されると、その収納容器3に代えて新たな収
納容器3が収納位置にセットされるように容器搬送コン
ベア4にて間欠的に搬送作動が行われるのである。
【0073】次に、重量計測部7の構成について説明す
る。重量計測部7においては、図7、図8に示すよう
に、固定側に設けられる左右両側のガイド部材27に対
して、中継部材13の横方向両側に形成された載置支持
部28が載置案内され、中継部材13が傾動部材12に
対して少し上方に持ち上げた状態で搬送されることにな
る。前記ガイド部材27に連なるように固定側に設けら
れている計量レール29に載置支持部28が載置案内さ
れることにより、中継部材13、バケット10及び被選
別物Nの合計の重量が、この計量レール29に支持され
る状態となるが、この計量レール29は、略Y字状の支
持アーム29aにより支持される構成となっており、そ
れに掛かる重量に対応する下方変位量の情報が重量計測
手段としての計量装置30に伝えられて前記重量を計測
することができる構成となっている。尚、中継部材13
及びバケット10の重量は予め定まっている一定の値で
あるから、被選別物Nの重量を計測することができるの
である。この計量装置30にて計測された被選別物Nの
判別情報としての重量計測情報は、図11に示すように
制御部5に入力される。
【0074】次に、外観品質情報計測部6の構成につい
て説明する。図9に示すように、この外観品質情報計測
部6は、農産物搬送コンベア2にて搬送される被選別物
Nを上方側から撮像するカラー式のCCDカメラ31
と、このCCDカメラ31の撮像画像を画像処理する画
像処理部32とを備えて構成されている。又、被選別物
Nの左右両横側に位置させて、被選別物Nの横側側から
の画像がCCDカメラ31にて撮像されるように反射す
る反射鏡35が設けられている。図に示す符号41は、
被選別物Nを照明するための間接式の照明装置である。
画像処理部32は、撮像された画像を公知技術である画
像処理手法を用いて画像処理することにより、被選別物
Nの外表面上の傷の存否やその大きさ等の判別情報とし
ての外観計測情報を制御部5に出力する。
【0075】前記制御部5は、マイクロコンピュータを
備えて構成され、外観品質情報計測部6から入力される
情報、及び、計量装置30から入力される情報と、予め
設定されている等級や階級の判定基準とに基づいて、前
記6個の選別区分のうちのいずれに該当するかを判定し
て、複数の収集部1のうちのいずれに搬送すべきかを搬
送目標として定め、各被選別物Nが定められた搬送目標
とする収集部1に搬送されるように管理し、複数の収集
部1夫々の収納位置にセットされている収納容器3内
に、設定目標重量を基準に許容条件に基づき定められる
許容重量の被選別物群が収納されるように管理する定重
量収納処理を実行するように構成されている。この実施
形態において前記許容条件に基づき定められる許容重量
とは設定目標重量を越える重量のことである。従って、
収納容器に収納される総重量が設定目標重量を越えてい
る必要があるが、設定目標重量との重量差が大き過ぎる
と、多数の農産物が処理されるに伴って上記したような
重量差が累積されて全体として大きな差異が発生するこ
とになるので、上記重量差はできるだけ少ない方がよ
い。
【0076】すなわち、制御部5は、農産物搬送コンベ
ア2にて搬送されて外観品質情報計測部6及び重量計測
部7を通過した被選別物Nの夫々について、それが収集
部1に至るまでの間に、その被選別物Nがいずれの選別
区分に該当するかを判別するとともに、該当する選別区
分として排出させるべき収集部1を決定する。そして、
農産物搬送コンベア2の移動量を検出するロータリエン
コーダや各部に備えられるリミットスイッチ等からなる
位置検出手段Rの計測情報に基づいて、各バケット10
に載置されている被選別物Nの搬送位置を、上記判別結
果に対応付けて管理しながら、その被選別物Nが該当す
る収集部1に至ると、そこに設けられたソレノイドSL
を作動させてバケット10を傾動させ被選別物Nを横外
側方へ排出させるのである。
【0077】そして、制御部5は、前記定重量収納処理
において、複数の収集部1夫々の収納位置にセットされ
ている複数の収納容器3の夫々について、その内部に収
納される予定の被選別物群の総重量を、計量装置30に
て計測された各被選別物Nの個別重量を加算することよ
り求めて、その総重量の設定目標重量に対する不足重量
が設定値以下になるまでは、搬送目標の収集部1に向け
て搬送される被選別物Nをその搬送順にて搬送目標の各
収集部1における収納容器3内に受け入れるように搬送
すべく農産物搬送コンベア2を作動させ、且つ、不足重
量が設定値以下になると、搬送目標の収集部1に向けて
搬送される被選別物Nのうちで、搬送目標の収集部1に
おける収納容器3についての総重量を許容重量にするの
に適正となる被選別物Nを選択して、その選択した被搬
送物を収納容器3に受け入れるように搬送すべく農産物
搬送コンベア2を搬送作動させる搬送処理、及び、その
搬送処理にて、前記選択された被搬送物が搬送目標の収
集部1における収納容器3に受け入れられて、その収納
容器についての前記総重量が前記許容重量になるに伴っ
て、収納容器3を新たな収納容器3に交換するように容
器搬送コンベア4を作動させる容器交換処理を実行する
ように構成されている。さらに、制御部5は、前記搬送
処理において、前記搬送目標の収集部1に向けて搬送さ
れる被選別物Nのうちで、搬送目標の収集部1における
収納容器3についての前記総重量を前記許容重量にする
のに適正でないとされた被選別物Nについて、その収納
容器3以外の収納容器3に収納させるための補正処理を
実行するように構成されている。
【0078】前記各収集部1には、図10に示すよう
に、農産物搬送コンベア2により仕分けられて収納位置
にセットされている収納容器3へ搬送される途中の被選
別物Nを一時貯留する貯留状態と、その貯留している被
選別物Nを収納容器3に収納させる排出状態とに切り換
え自在な2つの貯留部Q1,Q2が備えられるととも
に、各貯留部Q1,Q2の夫々の底部36、37が各々
電動モータM1,M2により開閉操作自在に構成され、
この底部36、37を閉じて被選別物Nを仮収納する状
態と、底部36、37を開放して収納した被選別物Nを
下方側に設置された収納容器3に向けて放出する状態と
に切り換え自在に構成されている。又、電動モータM3
の操作により、当該収集部1に収集された被選別物Nを
一方の貯留部Q1に収納する状態と、他方の貯留部Q2
に収納する状態とに切り換え操作自在な収納切換え具3
8が備えられている。前記各電動モータM1,M2,M
3は制御部5の制御指令に基づいて制御される構成とな
っている。
【0079】次に、制御部5による搬送処理、容器交換
処理、補正処理について、選別区分AMに対応する収集
部1を例にとって具体例に説明する。図12に示すよう
に、制御部5は、農産物搬送コンベア2にて搬送されて
くる被選別物Nのうち当該選別区分(例えば、AM)に
対応する被選別物Nをその搬送順にて全て貯留部Q1に
向けて搬送する作業を実行するとともに、搬送される被
選別物Nの夫々について計量装置30にて計測された各
々の重量を加算する。このように貯留部Q1に向けて被
選別物Nが搬送されるときには、図10に示すように、
貯留部Q1の底部36は開放させておいて、そのまま収
納容器3内に被選別物が収納されるようにしている。
尚、貯留部にて被選別物を貯留しながら収集作業を継続
するようにしてもよい。そして、貯留部Q1に収集され
た被選別物Nの加算重量の設定目標重量(10Kg)に
対する不足重量が設定値(例えば200g)以下になっ
たときに、言い換えると、加算重量が9.8Kgを越え
たときに、前記総重量を許容重量にするのに適正となる
被選別物として、その時点で既に重量計測が終了して自
己が収集されるべき収集部1にまで至っていない選別区
分AMに対応する被選別物Nの中から、現在の加算重量
にさらに加算すると、設定目標重量にもっとも近くなる
ような重量の2個の被選別物Nを選択する。そして、上
述したように選択された被搬送物を貯留部Q1に仕分け
搬送して、収納容器3に収納された被選別物Nの加算重
量(総重量)が許容重量になると、その収納容器3への
収納処理が終了する。このような処理が搬送処理に対応
する。
【0080】具体例で説明を加えると、選択するときの
加算重量Wkが9840g(不足重量が160g)であ
り、未到達の選別区分AMに対応する被選別物Nの平均
的な重量が約100gであるとすると、設定目標重量
(10Kg)を越えて且つその設定目標重量との差が最
も少ない重量になるためには、2個の被選別物が必要と
なるから、現在の加算重量にさらに加算すると、設定目
標重量にもっとも近くなるような重量の2個の被選別物
Nを選択する。つまり、選択個数が2個になる。説明を
加えると、その時点で既に重量計測が終了して自己が収
集されるべき収集部1にまで至っていない選別区分AM
に対応する被選別物Nの設定個数の中から2個づつの組
み合わせにおける重量を演算にて求めて、そのうち現在
の加算重量にさらに加算したときに設定目標重量を越え
ており且つ設定目標重量に最も近くなるような組み合わ
せとなる2個の被選別物を選択するのである。
【0081】例えば、図12に示すように、100g,
120g,70gの被選別物Nがその順序で搬送されて
おり、前記設定個数として3個を設定しておくと、その
うち100gのものと、70gのものとを2個選択し、
120gのものは選択しない。選択した100gの被選
別物Nと70gの被選別物Nとを前記貯留部Q1に搬送
することで加算重量が5010gとなり、この場合には
設定目標重量との重量差が10gに抑えられる。順番通
りに100gのものと120gのものとを収納すると、
加算重量は5060gとなり設定目標重量に対する重量
差が、100gのものと70gのものとを選択する場合
に比べて大きくなる。このようにして、収納容器3内に
収納される被選別物Nの総重量が、設定目標重量を越え
た重量であって且つ設定目標重量との重量差ができるだ
け少ない状態で、被選別物Nを収納することができる。
前記設定個数は3個に限らず、前記選択個数よりも多い
個数であれば、どのような個数でもよい。
【0082】一方、選択されなかった120gの被選別
物Nは貯留部Q2に搬送するように収納切換え具38を
切り換え操作すべく電動モータM3の作動を制御するこ
とになる(図10参照)。この処理が補正処理に対応す
るのであり、このときには、貯留部Q2が、前記適正で
ないとされた被選別物Nを暫定的に収納する仮収納部と
して機能することになる。さらに、選択された被選別物
Nが収納容器3に受け入れられるに伴って、収納容器3
を新たな収納容器3に交換して、その新たな収納容器3
が収納位置にセットされるように容器搬送コンベア4を
作動させて搬送を停止させる。この処理が容器交換処理
に対応する。尚、この容器交換処理が行われている間、
新たな収納容器3に収納すべき被選別物Nは貯留部Q2
に貯留されることになる。従って、このとき、貯留部Q
2が収納容器3へ搬送される途中の被選別物Nを一時貯
留する貯留手段として機能することになる。その後、容
器交換処理が終了すると、貯留部Q2の底部37が開放
されて、被選別物Nが収納容器3に収納されることにな
る。以後、同様にして搬送処理、容器交換処理、補正処
理が実行されることになる。
【0083】この実施形態では、被選別物Nの平均的な
重量が約100gであって、かつ、不足重量に対する設
定値として200gを設定したが、例えば、この設定値
として100gを設定しておくと、前記選択個数が1個
となる。又、設定個数として4個以上の値を設定してお
いて、不足重量に対する設定値として例えば300gを
設定すると、前記選択個数が3個となる。このように、
前記設定個数や前記選択個数は適宜、変更させて実施す
ることができる。
【0084】そして、制御部5は、いずれかの選別区分
に収集されている被選別物Nの加算重量が許容重量にな
り、収納容器3への収納が終了すると、複数段階の選別
区分夫々における被選別物Nの存在数情報に基づいて、
選別区分の割り当てを変更できる収集部1aとして設け
られた前記2個の収集部1の割り当てを更新するように
構成されている。例えば、いずれかの収集部1において
被選別物Nの加算重量が許容重量になる発生頻度が他の
ものよりも高いものと判断すると、前記2個の収集部1
の割り当てを更新するのである。前記2個の収集部1
は、初期設定として、選別区分AM,BMが設定されて
いるが、それとは異なる選別区分、例えば、ASやBS
の発生頻度が高いと判断すると、図1に示すように、上
記2個の収集部1を夫々、選別区分AS,BSに設定す
ることになる。このようにして選別区分数より多く設け
られる収集部1にこれらの選別区分を割り当てることに
より、被選別物Nの選別区分の分布が変化するような場
合でも、全ての選別区分に対して予備の収集部1を設け
る必要がなく、設備の設置スペースを少なくしながら
も、被選別物Nを選別収集することができる。
【0085】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0086】(1)上記実施形態では、前記複数段階の
選別区分の全ての段階の選別区分に対応する収集部とし
て、前記6個の選別区分(AL,AM,AS,BL,B
M,BS)の全てに対応して1個づつ合計6個の収集部
1を備えて、選別区分の割り当てを変更できる収集部と
して2個の収集部を備える構成を例示したが、このよう
な構成に限らず、次の〜に示すような各種の形態で
実施するものでもよい。 前記複数の選別区分としては6個に限らず、5個以
下であったり、又は、7個以上であってもよい。 前記全ての段階の選別区分に対応する収集部とし
て、予め予測される全ての選別区分の夫々に対応させて
収集部が1個づつ設けられるものでなく、2個以上設け
られる構成としてもよい。 選別区分の割り当てを変更できる収集部としては、
2個に限らず、1個でもよく、又、3個以上でもよい。
あるいは、このような選別区分の割り当てを変更できる
収集部を備えない構成としてもよい。 前記全ての段階の選別区分に対応する収集部として
設定されている複数の収集部の夫々が、自己が収集すべ
き選別区分を適宜変更できる構成としてもよい。例え
ば、上記実施形態の構成を用いて具体例で説明すると、
被選別物の性状についての分布情報が予め予測される場
合、例えば、選別区分として選別対象となる被選別物は
全て等級がAランクであり、Bランクは存在しないこと
が明らかなような場合、選別区分としては、被選別物N
の階級がAL、AM、ASのいずれであるかを選別する
だけでよく、この場合においては、選別区分数が3個に
なる。そこで、このような場合には、作業の開始に先立
って、前記6個の収集部についての選別区分を、(A
L,AM,AS,BL,BM,BS)と設定されている
状態から、例えば、(AL、AL、AM、AM、AS、
AS)となるように変更設定したり、又は、選別区分A
Lに対応する収集部と、選別区分ASに対応する収集部
とを夫々1個づつとして、選別区分AMに対応する収集
部を4個に設定する等、適宜、変更できる構成としても
よい。
【0087】(2)上記実施形態では、前記補正処理と
して、前記2つの貯留部Q1,Q2のうち収集していな
い他方側の貯留部を仮収納部として、その仮収納部に前
記搬送処理にて選択されなかった被選別物Nを暫定的に
収納する構成としたが、前記補正処理としては、このよ
うな構成に限らず、他の各種の形態で実施することがで
きる。
【0088】例えば、図13に示すように、複数の収集
部1として、各選別区分に対して夫々設定個数づつの収
集部1を備える構成として、前記搬送処理にて該当する
設定個数の収集部1のうちのいずれかの収集部1に被選
別物Nを収納しているときに、前記選択されなかった被
選別物Nを該当する設定個数の収集部1のうちの他の収
集部1に被選別物Nを収納させる構成としてもよい。こ
の構成においては、上記実施形態のように、各収集部1
に複数の貯留部を備える必要がなく、各収集部に搬送さ
れる被選別物は直接、収納容器に収納することができ
る。
【0089】又、図14に示すように、複数の収集部1
として、各選別区分に対して夫々1つの収集部1を備え
る構成として、前記搬送処理にて該当する選別区分に対
応する被選別物を収集部1にて収集しているときに、前
記搬送処理にて選択された被選別物だけを収集すると収
納作業を終了するようにして、選択されなかった被選別
物Nは、収集することなく搬送手段2により更に搬送方
向下手側に向けて搬送して、循環経路を通して受入部に
まで戻して循環搬送させる構成としてもよい。
【0090】(3)上記実施形態では、各収集部1に、
貯留状態と排出状態とに切り換え自在な2つの貯留部Q
1,Q2を備えて、それらが、前記仮収納部としての機
能に加えて、収納容器3を新たな収納容器3に交換する
ときに、その新たな収納容器3に収納すべき被選別物N
を貯留するための貯留手段も兼用する構成としたが、こ
のような構成に限らず、貯留手段として機能するような
専用の貯留部を別途備える構成としてもよい。例えば、
図14に示すように、収集部1に収集される被選別物を
一次貯留する遮蔽状態と、開放する開放状態とに電動モ
ータM4,M5により切換え自在な両開き回動式の一対
の遮蔽板39a,39bを備えて、収納容器3を交換す
るときは、この遮蔽板39a,39bを遮蔽状態として
この遮蔽板39a,39bにて塞き止められて被選別物
を貯留する部分が貯留手段として機能するように構成し
て、容器交換作業が終了すると、開放状態に切り換える
ような構成としてもよい。
【0091】(4)上記実施形態では、農産物搬送コン
ベア2による搬送経路が一列である場合を例示したが、
このような構成に限らず、複数の搬送経路が並列して配
備される構成でもよい。例えば、図15に示すように、
農産物搬送コンベア2が複数(4列)並列して配備され
る状態で備えられる構成として、各搬送経路にて夫々前
記重量計測部6や前記品質計測部7等が備えられるとと
もに、前記各選別区分毎に対応する複数の収集部1にて
被選別物Nを放出する構成である点は上記実施形態と同
様であるが、この実施形態では、前記各収集部1の下方
側には、図16にも示すように、複数の搬送経路にて放
出される同一選別区分の被選別物Nを受け止めて、前記
搬送経路と直交する方向に沿って載置搬送して収納容器
3に収納させる2つのベルトコンベア40a,40bが
夫々独立して搬送駆動及び停止自在な状態で設けられて
いる。更に、前記各搬送経路における夫々の収集部1に
は、被選別物Nをいずれのベルトコンベア上に収集する
かを切り換える切換え操作具41が、各別に電動モータ
M4にて操作自在に設けられている。
【0092】つまり、搬送を停止しているベルトコンベ
ア上に被選別物Nを一時貯留しておいて、前記加算重量
が許容重量になると、そのベルトコンベアを作動させて
収納容器3内に収納させることになり、その後は他方の
ベルトコンベア上に収集されることになるので、前記各
ベルトコンベアが上記実施形態の2つの貯留部と同様な
機能を有することになる。
【0093】この実施形態においては、前記搬送処理を
実行するとき、複数列にて搬送されている被選別物Nの
中から、前記総重量を許容重量にするのに適正となる被
選別物Nを選択することになる。具体例で説明すると、
一方のベルトコンベア40aによる貯留部Q3に被選別
物Nを収集しているときに、貯留部Q3に収集された被
選別物Nの加算重量の設定目標重量に対する不足重量が
設定値(例えば200g)以下になったときに、前記総
重量を許容重量にするのに適正となる被選別物Nとし
て、その時点で既に重量計測が終了して収集部1にまで
至っていない選別区分AMに対応する被選別物Nの中か
ら、現在の加算重量にさらに加算すると、設定目標重量
にもっとも近くなるような重量の2個の被選別物Nを選
択する。具体例で説明を加えると、選別するときの加算
重量Wkが9810g(不足重量が190g)であり、
未到達の選別区分AMに対応する被選別物Nが平均的な
重量が約100gであるとすると、設定目標重量(10
Kg)を越えて且つその設定目標重量との差が最も少な
い重量になるためには、2個の被選別物が必要となるか
ら、現在の加算重量にさらに加算すると、設定目標重量
にもっとも近くなるような重量の2個の被選別物Nを選
択する。つまり、選択個数が2個となる。説明を加える
と、その時点で既に重量計測が終了して自己が収集され
るべき収集部1にまで至っていない選別区分AMに対応
する被選別物Nの設定個数の中から2個づつの組み合わ
せにおける重量を演算にて求めて、そのうち現在の加算
重量にさらに加算したときに設定目標重量を越えており
且つ設定目標重量に最も近くなるような組み合わせとな
る2個の被選別物を選択するのである。
【0094】例えば、図17に示すように、第1列に1
20g,110gの被選別物Nがその順序で搬送されて
おり、前記設定個数として例えば5個を設定しておく
と、第3列には110g、90gの被選別物Nがその順
序で搬送され、第4列には75gの被選別物Nが搬送さ
れているものとすると、そのうち第1列の120gのも
のと、第4列の75gのものとを選択して、それ以外の
ものは選択しない。選択した120gの被選別物Nと7
5gの被選別物Nとを、前記貯留部Q3に収集させるこ
とで、加算重量が5005gとなり、設定目標重量との
重量差が5gに抑えられる。順番通りに120gのもの
と110gのものとを収集すると、加算重量は5040
gとなり設定目標重量に対する重量差が、120gのも
のと75gのものとを選択する場合に比べて大きくな
る。設定個数としては、上記したような5個に限定され
るものではなく、選択される個数よりも多い個数であれ
ばどのような個数でもよい。尚、選択されない被選別物
Nは他方のベルトコンベアによる貯留部Q4に仮収納さ
れることになり、このときは貯留部Q4が仮収納部に対
応し、選択されない被選別物Nが貯留部Q3に収納され
るときは、貯留部Q3が仮収納部に対応する。又、前記
各ベルトコンベアは、収納位置にセットされている収納
容器3が新たな収納容器3に交換されるときに、その新
たな収納容器3に収納すべき被選別物Nを一時貯留する
貯留手段として機能することになる。搬送経路の列数と
しては4列に限るものではなく、2列構成、3列構成や
5列以上の構成でもよい。
【0095】この実施形態では、被選別物Nの平均的な
重量が約100gであって、かつ、不足重量に対する設
定値として200gを設定したが、例えば、この設定値
として100gを設定しておくと、選択処理にて選択さ
れる被選別物としては設定個数(5個)の中から1個の
被選別物が選択されることになる。又、設定個数として
6個以上の値を設定しておいて、不足重量に対する設定
値として例えば300gを設定すると、選択処理にて選
択される被選別物としては3個のものが選択されること
になる。このように、前記設定個数や前記選択個数は適
宜、変更させて実施してもよい。
【0096】(5)上記実施形態では、定重量収納処理
において、前記総重量の前記設定目標重量に対する不足
重量が設定値以下になると、搬送目標の収集部1に向け
て搬送される被選別物Nのうちで、総重量を許容重量に
するのに適正となる被選別物Nを選択して、その選択し
た被搬送物だけを収納位置にセットされている収納容器
3に受け入れるように構成するものを例示したが、この
ような構成に限らず、下記〜のいずれかの構成とし
てもよい。
【0097】 設備の各部の構成は、下記に記載する
ように制御部による制御内容が異なる他は、上記実施形
態の場合と同様の構成を備えるもの。以下、上記実施形
態と異なる制御内容について説明する。制御部は、搬送
目標の収集部に向けて搬送される被選別物は全て、その
搬送順に搬送目標の収集部に収納させる構成として、制
御部が、被選別物群の総重量を、前記重量計測手段にて
計測された各被選別物の個別重量を加算することより求
めて、その総重量が前記許容重量となる状態に被選別物
が収納容器に受け入れられるに伴って、容器交換処理を
行う構成とする。すなわち、被選別物Nは、選択される
ことなく、全て、その搬送順に搬送目標の収集部に向け
て搬送される構成である。この実施形態においては、前
記総重量が前記許容重量となる状態に被選別物が収納容
器に受け入れられて容器交換処理が行われるときに、新
たな収納容器に収納すべき被選別物を前記2つの貯留部
のうちの他の貯留部にて一時貯留するようにするとよ
い。
【0098】 上記の実施形態においては、各収集
部に夫々2つの貯留部が備えられ、2つの貯留部のうち
の他の貯留部にて一時貯留する構成となっているが、こ
のような構成に代えて、複数の収集部の構成として、次
のような構成を有するもの。すなわち、複数の収集部と
して、各選別区分に対して夫々設定個数(2以上の個
数)づつの収集部を備える構成として、一つの収集部に
て、前記総重量が前記許容重量となる状態に被選別物が
収納容器に受け入れられて容器交換処理が行われるとき
に、引き続いて搬送されてくる当該選別区分の被選別物
を、その選別区分に対応する他の収集部に収納させる構
成とする。すなわち、一つの収集部に複数の一時貯留用
の貯留部を備えさせる構成ではなく、一つの収集部に搬
送される被選別物は、一時貯留されることなく、そのま
ま収納容器に収納される構成である。
【0099】 上記の実施形態、又は、の実施形
態においては、複数段階の選別区分夫々における被選別
物の存在数情報に基づいて、選別区分の割り当てを変更
できる収集部についての選別区分の割り当てを変更する
構成となっているが、このような構成に代えて、選別区
分の割り当てを変更できる収集部を備えない構成。つま
り、複数の収集部1は、複数の選別区分の全ての段階の
選別区分に対応する収集部1だけとする構成である。例
えば、選別区分数が6個であれば、収集部1として夫々
の選別区分に対応させて6個備える構成や、各選別区分
に対して夫々設定個数づつの収集部1を備える構成等、
要するに、全ての収集部1が夫々に対応する選別区分が
定まっている構成である。
【0100】 上記〜に記載した実施形態におい
て、搬送手段(農産物搬送コンベア2)は一列でもよく
複数列であってもよい。
【0101】上記〜に記載した実施形態では、収納
容器3に収納される被選別物の総重量において、前記設
定目標重量に対して最大1個分の重量差が発生するおそ
れがあるが、複数個の被選別物が過剰に収納されるおそ
れはなく、選別収集作業を良好に行えるものとなる。
【0102】(6)上記実施形態では、仕分け情報判別
部として、被選別物の重量を計測する重量計測部7を備
える構成として、被選別物の重量情報を仕分け情報とし
て用いるようにしたが、このような構成に限らず、重量
情報を仕分け情報として利用しない構成でもよく、この
場合には、重量計測手段の計測情報は、収納容器内の総
重量を加算演算するための情報のみとして利用されるこ
とになる。
【0103】(7)上記実施形態では、仕分け用の情報
情報として、被選別物の外観品質情報や被選別物の重量
を用いる場合を例示したが、このような構成に代えて、
例えば、糖度、酸度、又は、食味値等に代表されるよう
な農産物の内部品質情報を計測する内部品質情報計測部
を備えて、その計測情報を用いる構成としてもよい。こ
の内部品質情報計測部としては、例えば、分光分析装置
を用いた成分解析により農産物の内部品質情報を計測す
る構成が挙げられる。そして、仕分け情報判別部として
は、上記したような外観品質情報計測部と重量計測部と
を備える構成に限らず、外観品質情報計測部、重量計測
部、及び、内部品質情報計測部のうちいずれか1つを備
える構成、又は、それらのうちのいずれか2つのものを
備える構成、及び、それら3個計測部を全て備える構成
のいずれの構成で実施してもよい。因みに、この実施形
態において、重量情報を仕分け情報として利用しない場
合には、重量計測手段の計測情報は、収納容器内の総重
量を加算演算するための情報のみとして利用されること
になる。
【0104】(8)上記実施形態では、前記総重量を前
記許容重量にするのに適正となる状態として、前記総重
量が、設定目標重量を越えて且つその設定目標重量との
差が最も少ない重量になる場合を例示したが、このよう
な構成に限らず、次のような各種の状態を設定してもよ
い。 前記総重量が、前記設定目標重量を越えて且つ設定
目標重量との重量差が設定量以下の重量となっており、
しかも、前記設定目標重量との差が最も少ない重量にな
る場合。 前記総重量が、前記設定目標重量を上回ることなく
且つ設定目標重量との重量差が設定量以下の重量となっ
ており、しかも、前記設定目標重量との差が最も少ない
重量になる場合。 前記総重量が、前記設定目標重量に対して重量大側
に設定された上限値と、前記設定目標重量に対して重量
小側に設定された下限値とにより設定される許容範囲内
にあり、且つ、前記設定目標重量との差が最も少ない重
量になる場合。
【0105】(9)上記実施形態では、搬送手段とし
て、無端回動チェーンに被選別物を載置搬送自在なバケ
ットを傾動自在に備えるバケット式コンベアにて構成し
たが、このような構成に限らず、1個づつ被選別物を把
持しながらハンドリング搬送する搬送ロボットであって
もよく、その搬送構成は限定されない。
【0106】(10)上記実施形態では、被選別物Nと
してミカンを例示したが、ミカンに限らず、りんご、梨
等のミカン以外の果実やナス等の野菜類でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】農産物の選別用設備の概略構成を示す平面図
【図2】バケット支持構造を示す平面図
【図3】バケット支持構造を示す正面図
【図4】バケット支持構造を示す側面図
【図5】バケット支持構造を示す一部を切り欠いた分解
状態を示す図
【図6】バケットの傾動状態を示す正面図
【図7】重量計測部の構成を示す側面図
【図8】重量計測部におけるバケットの上下移動状態を
示す正面図
【図9】品質情報計測部の構成を示す正面図
【図10】収集部の構成を示す図
【図11】制御ブロック図
【図12】選別収集状態を示す図
【図13】別実施形態の収集部の構成を示す図
【図14】別実施形態の収集部の構成を示す図
【図15】別実施形態の収集部の構成を示す図
【図16】別実施形態の収集部の構成を示す図
【図17】別実施形態の選別収集状態を示す図
【符号の説明】
1 収集部 2 搬送手段 3 収納容器 4 容器交換手段 5 管理手段 30 重量計測手段 H 仕分け情報判別部 N 被選別物 Q1,Q2 貯留手段 U 受入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新岡 孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 南部 邦男 京都府長岡京市勝竜寺八ノ坪1番地6 株 式会社ナベル内 Fターム(参考) 2F046 AA02 BA06 DA06 FA01 3F079 AC06 CA21 CA29 CA42 CB12 CB25 CB29 CC09 CC12 DA18 DA21 DA28 EA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受入部から受け入れた被選別物を、仕分
    け情報判別部を経由して、複数段階の選別区分に応じて
    備えられる複数の収集部に仕分け搬送する搬送手段と、 前記複数の収集部夫々における被選別物収納位置にセッ
    トされて、搬送されてくる被選別物を順次受け入れて収
    納する収納容器についての交換作動を行う容器交換手段
    と、 前記搬送手段及び前記容器交換手段の作動を制御する管
    理手段とが設けられ、その管理手段は、 前記仕分け情報判別部にて判別された被選別部夫々の判
    別情報に基づいて、各被選別物の夫々について、複数の
    収集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標として
    定めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集部
    に搬送されるように、及び、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている収
    納容器内に、設定目標重量を基準に許容条件に基づき定
    められる許容重量の被選別物群が収納されるように管理
    する定重量収納処理を実行するように構成されている農
    産物の選別収集装置であって、 前記受入部から前記複数の収集部に向けて搬送される途
    中の被選別物夫々の重量を計測する重量計測手段が設け
    られ、 前記管理手段が、前記定重量収納処理において、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている複
    数の収納容器の夫々について、その内部に収納された又
    は収納される予定の被選別物群の総重量を、前記重量計
    測手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算する
    ことより求めて、その総重量の前記設定目標重量に対す
    る不足重量が設定値以下になるまでは、前記搬送目標の
    収集部に向けて搬送される被選別物をその搬送順にて搬
    送目標の各収集部における収納容器内に受け入れるよう
    に搬送すべく前記搬送手段を作動させ、且つ、前記不足
    重量が設定値以下になると、前記搬送目標の収集部に向
    けて搬送される被選別物のうちで、搬送目標の収集部に
    おける収納容器についての前記総重量を前記許容重量に
    するのに適正となる被選別物を選択して、その選択した
    被搬送物を収納容器に受け入れるように搬送すべく前記
    搬送手段を搬送作動させる搬送処理、及び、 その搬送処理にて、前記選択された被搬送物が搬送目標
    の収集部における収納容器に受け入れられて、その収納
    容器についての前記総重量が前記許容重量になるに伴っ
    て、収納容器を新たな収納容器に交換するように前記容
    器交換手段を作動させる容器交換処理を実行するように
    構成され、さらに、 前記搬送処理において、前記搬送目標の収集部に向けて
    搬送される被選別物のうちで、搬送目標の収集部におけ
    る収納容器についての前記総重量を前記許容重量にする
    のに適正でないとされた被選別物について、その収納容
    器以外の収納容器に収納させるための補正処理を実行す
    るように構成されている農産物の選別収集装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の収集部は、前記複数段階の選
    別区分の全ての段階の選別区分に対応する収集部に加え
    て、選別区分の割り当てを変更できる収集部を備えるよ
    うに構成され、 前記管理手段は、前記定重量収納処理において、 前記複数段階の選別区分夫々における被選別物の存在数
    情報に基づいて、選別区分の割り当てを変更できる収集
    部についての選別区分の割り当てを変更するように構成
    されている請求項1記載の農産物の選別収集装置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段は、前記補正処理として、
    搬送目標の収集部における収納容器についての前記総重
    量を前記許容重量にするのに適正でないとされた被選別
    物を、暫定的に仮収納部に収納して、収納容器が新たな
    収納容器に交換されるに伴って、その仮収納部から交換
    された新たな収納容器に収納するように構成されている
    請求項1又は2記載の農産物の選別収集装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の収集部夫々において、前記搬
    送手段により仕分けられて前記収納位置にセットされて
    いる収納容器へ搬送される途中の被選別物を一時貯留す
    る貯留手段が備えられ、 前記管理手段は、前記収納容器を新たな収納容器に交換
    するときに、その新たな収納容器に収納すべき被選別物
    を前記貯留手段に貯留させ、前記容器交換処理が終了し
    た後に、前記貯留手段に貯留している被選別物を新たな
    収納容器に収納させるように構成されている請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の農産物の選別収集装置。
  5. 【請求項5】 受入部から受け入れた被選別物を、仕分
    け情報判別部を経由して、複数段階の選別区分に応じて
    備えられる複数の収集部に仕分け搬送する搬送手段と、 前記複数の収集部夫々における被選別物収納位置にセッ
    トされて、搬送されてる被選別物を順次受け入れて収納
    する収納容器についての交換作動を行う容器交換手段
    と、 前記搬送手段及び前記容器交換手段の作動を制御する管
    理手段とが設けられ、その管理手段は、 前記仕分け情報判別部にて判別された被選別部夫々の判
    別情報に基づいて、各被選別物の夫々について複数の収
    集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標として定
    めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集部に
    搬送されるように、及び、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている収
    納容器内に、設定目標重量を基準に許容条件に基づき定
    められる許容重量の被選別物群が収納されるように管理
    する定重量収納処理を実行するように構成されている農
    産物の選別収集装置であって、 前記受入部から前記複数の収集部に向けて搬送される途
    中の被選別物夫々の重量を計測する重量計測手段が設け
    られ、 前記複数の収集部として、前記複数段階の選別区分の全
    ての段階の選別区分に対応する収集部に加えて、選別区
    分の割り当てを変更できる収集部が備えられ、前記管理
    手段が、前記定重量収納処理において、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている複
    数の収納容器の夫々について、その内部に収納された又
    は収納される予定の被選別物群の総重量を、前記重量計
    測手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算する
    ことより求めて、その総重量が前記許容重量となる状態
    に被選別物が収納容器に受け入れられるに伴って、収納
    容器を新たな収納容器に交換するように前記容器交換手
    段を作動させるように構成され、さらに、 前記複数段階の選別区分夫々における被選別物の存在数
    情報に基づいて、選別区分の割り当てを変更できる収集
    部についての選別区分の割り当てを変更するように構成
    されている農産物の選別収集装置。
  6. 【請求項6】 受入部から受け入れた被選別物を、仕分
    け情報判別部を経由して、複数段階の選別区分に応じて
    備えられる複数の収集部に仕分け搬送する搬送手段と、 前記複数の収集部夫々における被選別物収納位置にセッ
    トされて、搬送されてる被選別物を順次受け入れて収納
    する収納容器についての交換作動を行う容器交換手段
    と、 前記搬送手段及び前記容器交換手段の作動を制御する管
    理手段とが設けられ、その管理手段は、 前記仕分け情報判別部にて判別された被選別部夫々の判
    別情報に基づいて、各被選別物の夫々について複数の収
    集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標として定
    めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集部に
    搬送されるように、及び、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている収
    納容器内に、設定目標重量を基準に許容条件に基づき定
    められる許容重量の被選別物群が収納されるように管理
    する定重量収納処理を実行するように構成されている農
    産物の選別収集装置であって、 前記受入部から前記複数の収集部に向けて搬送される途
    中の被選別物夫々の重量を計測する重量計測手段が設け
    られ、 前記複数の収集部夫々において、前記搬送手段による仕
    分け用の分岐個所から前記収納位置にセットされている
    収納容器へ搬送される被選別物を一時貯留する貯留手段
    が備えられ、 前記管理手段が、前記定重量収納処理において、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている複
    数の収納容器の夫々について、その内部に収納された又
    は収納される予定の被選別物群の総重量を、前記重量計
    測手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算する
    ことより求めて、その総重量が前記許容重量となる状態
    に被選別物が収納容器に受け入れられるに伴って、収納
    容器を新たな収納容器に交換するように前記容器交換手
    段を作動させるように構成され、 且つ、前記収納容器を新たな収納容器に交換するとき
    に、その新たな収納容器に収納すべき被選別物を前記貯
    留手段に貯留させ、新たな収納容器に交換された後に、
    前記貯留手段に貯留している被選別物を新たな収納容器
    に収納させるように構成されている農産物の選別収集装
    置。
  7. 【請求項7】 受入部から受け入れた被選別物を、仕分
    け情報判別部を経由して、複数段階の選別区分に応じて
    備えられる複数の収集部に仕分け搬送する搬送手段と、 前記複数の収集部夫々における被選別物収納位置にセッ
    トされて、搬送されてる被選別物を順次受け入れて収納
    する収納容器についての交換作動を行う容器交換手段
    と、 前記搬送手段及び前記容器交換手段の作動を制御する管
    理手段とが設けられ、その管理手段は、 前記仕分け情報判別部にて判別された被選別部夫々の判
    別情報に基づいて、各被選別物の夫々について複数の収
    集部のうちのいずれに搬送すべきかを搬送目標として定
    めて、各被選別物が定められた搬送目標とする収集部に
    搬送されるように、及び、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている収
    納容器内に、設定目標重量を基準に許容条件に基づき定
    められる許容重量の被選別物群が収納されるように管理
    する定重量収納処理を実行するように構成されている農
    産物の選別収集装置であって、 前記受入部から前記複数の収集部に向けて搬送される途
    中の被選別物夫々の重量を計測する重量計測手段が設け
    られ、 前記複数の収集部として、前記複数段階の選別区分の全
    ての段階の選別区分に対応する収集部に加えて、選別区
    分の割り当てを変更できる収集部が備えられ、 前記複数の収集部夫々において、前記搬送手段による仕
    分け用の分岐個所から前記収納位置にセットされている
    収納容器へ搬送される被選別物を一時貯留する貯留手段
    が備えられ、 前記管理手段が、前記定重量収納処理において、 前記複数の収集部夫々の収納位置にセットされている複
    数の収納容器の夫々について、その内部に収納された又
    は収納される予定の被選別物群の総重量を、前記重量計
    測手段にて計測された各被選別物の個別重量を加算する
    ことより求めて、その総重量が前記許容重量となる状態
    に被選別物が収納容器に受け入れられるに伴って、収納
    容器を新たな収納容器に交換するように前記容器交換手
    段を作動させるように構成され、 且つ、前記複数段階の選別区分夫々における被選別物の
    存在数情報に基づいて、選別区分の割り当てを変更でき
    る収集部についての選別区分の割り当てを変更するよう
    に構成され、 さらに、前記収納容器を新たな収納容器に交換するとき
    に、その新たな収納容器に収納すべき被選別物を前記貯
    留手段に貯留させ、前記容器交換処理が終了した後に、
    前記貯留手段に貯留している被選別物を新たな収納容器
    に収納させるように構成されている農産物の選別収集装
    置。
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