JP2002086029A - ポンプ式泡出し容器 - Google Patents

ポンプ式泡出し容器

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JP2002086029A JP2000277659A JP2000277659A JP2002086029A JP 2002086029 A JP2002086029 A JP 2002086029A JP 2000277659 A JP2000277659 A JP 2000277659A JP 2000277659 A JP2000277659 A JP 2000277659A JP 2002086029 A JP2002086029 A JP 2002086029A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液室の上端出口の逆止弁として棒状弁体を使
用したポンプ式泡出し容器において、棒状弁体の上部が
液用ピストンの軸芯位置から偏ることで吐出する泡が不
均質になることがないようにする。 【解決手段】 混合室Cに連通する液室Bの上端出口を
開閉するための逆止弁が、棒状弁体15の上端付近に形
成された弁体部15aと、液用ピストン8の上端付近に
形成された弁座部8aとにより構成されているポンプ式
泡出し容器1において、空気室Aと混合室Cを連通する
ために空気用ピストン7と液用ピストン8の間に形成さ
れる空気通路Dを、その円周方向で均等な通路面積にす
ると共に、ピストン体7,8が下降して棒状弁体15の
弁体部15aと液用ピストン8の弁座部8aとが離れて
いる状態で、液室Bの上端出口の間隙が円周方向で均等
となるように、棒状弁体15の上部が液用ピストン8の
軸芯位置に位置決めされるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体に一体的
に設置された泡出しポンプのノズル体を押し下げること
により、容器内に収容されている液体を、容器外から吸
入した空気と混合して泡立てた状態で、ノズル体の泡通
路を通して吐出するようにした、シャンプー,ハンドソ
ープ,洗顔料,整髪料,毛髪脱色剤,ひげ剃り剤等の容
器として使用されるポンプ式泡出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器本体に一体的に設置された泡出しポ
ンプのノズル体をスプリングの付勢力に抗して押し下げ
(及び押し下げ解除)操作することにより、容器内に収
納されているシャンプー,ハンドソープ,洗顔料,整髪
料,毛髪脱色剤,ひげ剃り剤等の液体を、泡出しポンプ
内に吸い上げて容器外から吸入した空気と混合すること
で泡状にしてから、ノズル体の泡通路を通して容器外に
吐出させるようにしたポンプ式泡出し容器については、
従来から様々なものが提案されており、その一つのタイ
プとして、例えば、実開平6−69161号公報,実開
平6−70851号公報,特開平7−315409号公
報,特開平9−220502号公報,特開平10−32
4357号公報,特表平11−513308号公報等に
より、容器内に収納されている液体を泡出しポンプに吸
い上げて該ポンプの混合室(液体と空気を混合する室)
に送り込むために該ポンプの筒状の液用ピストンと液用
シリンダの内側に連続して形成される液室に対して、そ
の内部に棒状の弁体を設置した構造のものが従来から公
知となっている。
【0003】すなわち、上記のような各引用公報により
開示されているポンプ式泡出し容器では、大径の空気用
シリンダと小径の液用シリンダを同心的に一体成形した
二重シリンダと、空気用シリンダに摺接する空気用ピス
トンと液用シリンダに摺接する液用ピストンを一体化し
たピストン体とにより、容器外の空気を吸入する空気室
と、容器内の液体を吸い上げる液室と、空気室からの空
気と液室からの液体を混合して泡立てる混合室と、空気
室と混合室を連通する空気通路とが形成されて、空気室
の吸気孔と液室の入口及び出口に対してそれぞれ逆止弁
が配設されるように構成された泡出しポンプが、ピスト
ン体の上端に連結されるノズル体が容器上方に突出する
ように、二重シリンダの上端部を容器の口部に固定する
ことで容器本体に対して一体的に設置されている。
【0004】そして、筒状の液用ピストンと液用シリン
ダの内側に連続して形成された液室内に、所定範囲だけ
上下動可能なように液用シリンダの下部で保持された棒
状弁体が設置されており、液室の上端出口を開閉するた
めの逆止弁が、棒状弁体の上端付近の外周面に形成され
た逆円錐状の弁体部と、液用ピストンの上端付近の内周
面に形成された擂鉢状の弁座部とによって構成されてい
て、棒状弁体が所定範囲だけ上下動可能なように液用シ
リンダの下部で保持されていることで、二重シリンダと
ピストン体の間に圧縮されたスプリングが介装されてい
ても、二重シリンダに対するピストン体の上動範囲が規
制されるようになっている。
【0005】なお、上記のようなポンプ式泡出し容器に
よれば、空気室の吸気孔と空気通路の入口と液室の入口
及び出口に対してそれぞれ逆止弁が配設されていること
により、二重シリンダに対してノズル体とピストン体が
上昇することで空気室内と液室内が負圧になると、容器
外の空気が空気室に吸入されると共に容器内の液体が液
室に吸い上げられ、また、二重シリンダに対してノズル
体とピストン体が下降することで空気室内と液室内が加
圧されると、空気室の空気と液室の液体が混合室に導入
されて、混合室で泡にされてからノズル体の泡通路を通
して吐出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に泡出しポンプの液室内に棒状弁体が設置されているポ
ンプ式泡出し容器について、ノズル体の下降と上昇と繰
り返すことにより、ノズル体から次々と泡を吐出させ
て、各回毎にノズル体から吐出される泡の状態を詳細に
観察した結果、ノズル体の泡通路に泡を均質化させるた
めの多孔体が設けられているにもかかわらず、複数の容
器のうちの幾つかに泡の均質でないものがあり、また、
同じ容器についても、吐出を繰り返している間に均質で
ない泡を吐出するもののあることが判った。
【0007】そこで、そのような不均質の泡ができる原
因を究明したところ、液室から混合室に液体を送り込む
ために開閉される逆止弁として長い棒状の弁体の上端部
を使用していることにより、ノズル体を押し下げてピス
トン体を下降させることで液室の上端出口の逆止弁が開
いて液体が混合室に送り込まれる際に、棒状弁体の下部
は常に液用シリンダの下部で保持されているものの、棒
状弁体の上部については、棒状弁体の弁体部が液用ピス
トンの弁座部から離れることでフリーな状態となるた
め、その時に液用ピストンの軸芯位置からずれる可能性
があることが判った。
【0008】すなわち、本発明者の研究により、液室の
上端出口を開閉する逆止弁の弁体として棒状弁体を使用
した場合、ボール弁を使用した場合に比べて、容器が転
倒しても液室の上端出口を開口することがないという利
点がある反面、棒状弁体が樹脂製であることから、金属
製のボール弁と比べると軽量であり、しかも撓み性があ
るため、ノズル体を押し下げて液室の上端出口を開口さ
せた時に、棒状弁体の上部が弁座の中心(液用ピストン
の軸芯位置)からずれ易いという欠点のあることが判明
した。
【0009】そして、そのように棒状弁体の上部が液用
ピストンの軸芯位置から偏った場合には、液室の上端出
口を開閉する逆止弁の弁体と弁座の間隔が円周方向で不
均等な幅となるため、弁体と弁座の間隙を通って混合室
に入る液体の流れが、混合室の内部で円周方向の位置の
違いにより不均一な流量となって、その結果、円周方向
で均等な通路面積になっている空気通路を通して空気室
から混合室に圧送される加圧空気に対して、液室から混
合室に流入する液体が円周方向で不均一に混合されるこ
とで泡が不均質になるということが判明した。
【0010】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするもので、具体的には、液室の上端出口の逆止弁と
して棒状弁体を使用したポンプ式泡出し容器において、
棒状弁体の上部が液用ピストンの軸芯位置から偏ること
で吐出する泡が不均質になることがないようにすること
を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、大径の空気用シリンダと小径の
液用シリンダを同心的に一体成形した二重シリンダと、
空気用シリンダに摺接する空気用ピストンと液用シリン
ダに摺接する液用ピストンを一体化したピストン体とに
より、容器外の空気を吸入する空気室と、容器内の液体
を吸い上げる液室と、空気室からの空気と液室からの液
体を混合して泡立てる混合室と、空気室と混合室を連通
する空気通路とが形成されており、少なくとも空気室の
吸気孔と液室の入口及び出口に対してそれぞれ逆止弁が
配設されていて、筒状の液用ピストンと液用シリンダの
内側に、液用シリンダに対して所定範囲だけ上下動可能
なように保持された状態で棒状弁体が設置され、混合室
に連通する液室の上端出口を開閉するための逆止弁が、
棒状弁体の上端付近に形成された弁体部と、液用ピスト
ンの上端付近に形成された弁座部とにより構成されてい
るポンプ式泡出し容器において、空気室と混合室を連通
するために空気用ピストンと液用ピストンの間に形成さ
れる空気通路を、その円周方向で均等な通路面積にする
と共に、ピストン体が下降して棒状弁体の弁体部と液用
ピストンの弁座部とが離れている状態で、液室の上端出
口の間隙が円周方向で均等となるように、棒状弁体の上
部が液用ピストンの軸芯位置に位置決めされるように構
成することを特徴とするものである。
【0012】なお、棒状弁体の上部を液用ピストンの軸
芯位置に位置決め(芯出し)するための具体的な構造に
ついては、例えば、液室の上方に位置する混合室の内周
面に円周方向で等間隔となるように放射状に設けられて
いる複数本の縦リブの下端面を同じ形状に傾斜させるこ
とで、各縦リブの下端の傾斜面に棒状弁体の上端が当接
したときに、棒状弁体の上部が液用ピストンの軸芯位置
に位置決めされるようにしたり、或いは、液用ピストン
の弁座部の下方内周面、又は、棒状弁体の弁体部の下方
外周面に、棒状弁体の上部が液用ピストンの軸芯位置に
保持されるように、複数本の縦リブを円周方向で等間隔
となるように放射状に設けたりすることが考えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のポンプ式泡出し容
器の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本発明の一実施形態に係るポンプ式泡出し容
器について、図1は、不使用時における全体の内部構造
を示し、図2は、泡出しポンプの押し下げ操作時の作動
状態を部分的に示し、図3は、泡出しポンプの押し下げ
解除時の作動状態を部分的に示し、図4(A),(B)
は、泡出しポンプの第3逆止弁とその構成部品である弾
性弁体とを示し、図5(A),(B)は、泡出しポンプ
の第2逆止弁を構成する棒状弁体が位置決めされている
状態を示し、図6(A),(B)は、棒状弁体が位置決
めされる前の状態を示し、図7(A),(B)は、棒状
弁体を位置決めするための構造の他の具体例を示すもの
である。
【0014】本実施形態のポンプ式泡出し容器1では、
図1に示すように、容器本体2の口部に冠着されるベー
スキャップ3を貫通して、泡出しポンプの上端吐出部で
あるノズル体4がベースキャップ3よりも上方に突出し
ており、該ノズル体4を上方から覆うように、ベースキ
ャップ3に対してオーバーキャップ5が嵌着されてい
る。
【0015】合成樹脂製の容器本体2は、シャンプー,
ハンドソープ,洗顔料,整髪料,毛髪脱色剤,ひげ剃り
剤等の界面活性剤を含有する液体を収容するもので、該
容器本体2には、その口部2aの外周面に雄ネジ部が形
成されており、スカート部31の内周面に雌ネジ部を形
成したベースキャップ3が、泡出しポンプを容器本体2
に対して固定すると共に容器本体2内の気密を保つよう
な状態で、パッキン11を介して、容器本体2の口部2
aに螺合により冠着されている。
【0016】泡出しポンプは、操作部及び吐出部となる
ノズル体4と、シリンダ体である二重シリンダ6と、ピ
ストン体である空気用ピストン7及び液用ピストン8と
を主要な構成部品とするものであり、二重シリンダ6の
上端周縁部が容器本体2の口部2aとベースキャップ3
とにより挟持されることで、容器本体2に対して固定さ
れているもので、以下、そのような泡出しポンプの各部
分の具体的な構造について説明する。
【0017】泡出しポンプの二重シリンダ6は、一つの
部品として射出成型法により合成樹脂で一体成形された
ものであり、同心的に配置された大径の空気用シリンダ
61と小径の液用シリンダ62とが連結部分63を介し
て一体的に成形されたものであって、空気用シリング6
1の上端開口縁部には、環状のパッキン11を介して容
器本体2の口部2a上端に載置される円環状のフランジ
部64が形成されている。
【0018】二重シリンダ6の空気用シリンダ61は、
フランジ部64に続いて容器本体2の口部2aの上端部
の内径と同等若しくは少し小径の外径を有する短い大径
部分と、それより僅かに小径で均一な内径の長いシリン
ダ壁とからなる筒状であって、該シリンダ壁の下端から
上方に反転して、連結部分63が径方向内方に延びてい
る。
【0019】二重シリンダ6の液用シリンダ62は、そ
の上端が連結部分63の径方向内端に連なって該連結部
分63から下方に延びているもので、同一内径をもつ円
筒形のシリンダ壁62aの下端に、内径を小さくしなが
ら、後述する筒状係止体の下端の受け部となる円環状の
台座部62bが形成され、その下方でボール弁12の弁
座となる漏斗状の弁座部62cが形成され、さらにその
下方に、容器本体2内から液用シリンダ62内に液体を
導くための導液管13を圧入するための円筒形の下部穴
部62dが形成されていて、下部穴部62dに圧入され
た導液管13は、容器本体2の底部付近にまで延びてい
る。
【0020】泡出しポンプの空気用ピストン7と液用ピ
ストン8は、それぞれが別個の部品として合成樹脂で射
出成型法により成形され、その後で一つのピストン体と
して同心的に一体連結されているものであって、二重シ
リンダ6に対して、空気用ピストン7の摺動シール部7
4が空気用シリンダ61のシリンダ壁内面に沿って摺動
し、液用ピストン8の摺動シール部8bが液用シリンダ
62のシリンダ壁62aの内面に沿って摺動するように
設置されており、空気用ピストン7の上端にはノズル体
4が連結されている。
【0021】空気用ピストン7は、軸心部の上部小径部
71と、該上部小径部71と同心的に配置された下部大
径部72とを、中間連結部73を介して一体的に形成し
たもので、下部大径部72の上端から径方向内側に中間
連結部73が形成され、中間連結部73の内側周縁部か
ら上部小径部71が上方に立ち上がっていて、下部大径
部72の下端には、空気用シリンダ61のシリンダ内面
との間で充分に気密性を確保でき、且つ、該シリンダ内
面に対して上下方向に摺動できるように、摺動シール部
74が一体的に形成されている。
【0022】液用ピストン8は、全体が略円筒形状をし
ており、その軸心中空部は上部側の内径が下部側の内径
よりも小さく形成されていて、上端部の内面側には、内
径が上方に行く程大径となる擂鉢状(又は漏斗状)の弁
座部8aが形成され、中途部の外周面には、後述する弾
性弁体17の内方弁部との接触面となる環状突部8cが
形成され、下端部には、液用シリンダ62のシリンダ壁
62a内面を液密状態で上下動する摺動シール部8bが
形成されていて、摺動シール部8bの内側は、後述する
コイルスプリング14の上端側の受け部となるように円
環状に形成されている。
【0023】空気用ピストン7と液用ピストン8は、液
用ピストン8の上端部分が空気用ピストン7の上部小径
部71の下部内側に圧入されることで、一つのピストン
体として一体的に連結されており、そのように一体化さ
れたピストン体7,8は、上記の二重シリンダ6に対し
て、空気用ピストン7を空気用シリンダ61内に挿入
し、液用ピストン8を液用シリンダ62内に挿入するこ
とによって、一体的に上下動が可能なように組み付けら
れている。
【0024】なお、泡出しポンプのピストン体7,8と
二重シリンダ6の間には、圧縮された状態のコイルスプ
リングが介装されている。すなわち、液用シリンダ62
の下端付近と液用ピストン8の下端付近との間に、筒状
係止体16の下端に形成された円環状の受け部16aを
介して、コイルスプリング14が介装されていて、この
コイルスプリング14のバネ力によりピストン体7,8
は二重シリンダ6に対して常に上方に付勢されている。
【0025】上記のような構造の二重シリンダ6とピス
トン体(空気用ピストン7及び液用ピストン8)とによ
り、空気用シリンダ61および連結部分63と空気用ピ
ストン7と液用ピストン8とに囲まれて空気室Aが形成
され、液用シリンダ62と液用ピストン8の内側に液室
Bが形成され、液室Bの上方で空気用ピストン7の上部
小径部71の上部の内側に混合室Cが形成されていると
共に、空気室Aから混合室Cに空気を送り込むための空
気通路Dが形成されている。
【0026】すなわち、空気用ピストン7の上部小径部
71は、その上部内側が混合室Cになり、その下部内側
が液用ピストン8の圧入部になっていると共に、液用ピ
ストン8が圧入される上部小径部71の下部内面には、
同一幅で同一深さの縦溝部が円周方向で等間隔に複数本
設けられることで、液用ピストン8の外面との間に、空
気通路Dが円周方向で均等な通路面積となるように形成
されており、上部小径部71の上部で混合室Cとなる部
分の内周面には、複数本の縦リブ71aが円周方向で等
間隔となるように放射状に設けられ、混合室Cの上端は
ノズル体4の泡通路Gに連通している。
【0027】上部小径部71の下部で空気通路Dとなる
各縦溝部を形成するための各縦リブ(各溝部の両側)
は、液用ピストン8が圧入可能なように、その内面を結
ぶ仮想円の内径が(各縦リブの上端付近を除いて)液用
ピストン8の外径と略等しくされていると共に、各縦リ
ブの上端付近(縮径された上部の直下)では、各縦リブ
の内面を結ぶ仮想円の内径が、液用ピストン8を圧入で
きないように縮径された上部の内径と略等しくされてい
て、それにより、上部小径部71の下部に液用ピストン
8が圧入された状態で、各縦溝部により断面逆L字状の
空気通路Dが形成されている。なお、空気通路Dを形成
するための縦溝部(縦リブ)については、空気用ピスト
ン7の上部小径部71の内面側ではなく、液用ピストン
8の外面側に設けても良い。
【0028】ピストン体の上端(空気用ピストン7の上
部小径部71)に連結されるノズル体4は、側壁部が内
筒部4aと外筒部4bの二重壁に形成され、内筒部4a
内を通って上方で屈曲するようにL字形の貫通孔が泡通
路Gとして形成されているもので、ピストン体7,8を
組み付けた二重シリンダ6にベースキャップ3を冠着し
た後、ノズル体4の内筒部4aの下端部を空気用ピスト
ン7の上部小径部71の上端に外嵌させて固着すること
で、ノズル体4とピストン体7,8は一体的に連結さ
れ、空気用ピストン7の上部小径部71の上部内側に形
成された混合室Cとノズル体4の泡通路Gが連通され
る。
【0029】ノズル体4の泡通路Gには、空気用ピスト
ン7との連結に先立って、シート状の多孔体9a,9b
を両端に張設した多孔体ホルダー9が、混合室Cの下流
側で泡通路G内に挿着されており、この多孔体ホルダー
9は、例えば、合成樹脂製の糸を編んだ網体をシート状
の多孔体9a,9bとして、筒状の合成樹脂製スペーサ
ー9cの両端に該網体を溶着して取付けたようなもので
あって、上流側(混合室Cに近い側)の多孔体9aの網
目よりも下流側(吐出口に近い側)の多孔体9bの網目
の方が細かくなるように形成されている。
【0030】泡出しポンプを容器本体2の口部2aと挟
持して固定するためのベースキャップ3については、中
央部を開口した頂壁部3aと、頂壁部3aの外周縁部か
ら垂下して途中で外面側に段差部を形成したスカート部
3bと、頂壁部3aの開口縁部から直立した直立壁3c
とからなり、頂壁部3aの下面には、空気用シリンダ6
1の大径部内面と接触する環状の筒部と、それよりも小
径で環状の筒部がそれぞれ垂下形成されている。
【0031】ベースキャップ3のスカート部3bは、段
差部よりも下方の内周面が雌ネジ部となっていて、スカ
ート部3bの雌ネジ部が容器本体2の口部2aの外周面
に形成された雄ネジ部に螺合されることで、ベースキャ
ップ3は容器本体2の口部2aに冠着され、更に、ベー
スキャップ3のスカート部3bの段差部には、オーバー
キャップ5が嵌着される。
【0032】また、ベースキャップ3の頂壁部3aの開
口縁部から直立した直立壁3cは、その先端部の厚さが
先細りとなり、且つ、該先端部の内径が次第に小径とな
っていて、ピストン体7,8に対して上方から固着する
ノズル体4は、その外筒部4bが、空気が通過できる僅
かな隙間をもって、直立壁3cの先端部により案内され
ることとなる。
【0033】上記のような構造の各部品を備えた本実施
形態のポンプ式泡出し容器1には、更に、ベースキャッ
プ3の直立壁3cの内周縁とノズル体4の外筒部4bの
外周面との間隙を介して、容器本体2のヘッドスペース
(液面Wよりも上方の空間部)に外部の空気を導入する
ために、空気用シリンダ61のシリンダ壁上部に空気孔
Eが開設されており、空気用ピストン7の摺動シール部
74は、ピストン体(空気用ピストン7)が上限位置に
ある状態で、空気孔Eの部分を内側から覆うように、断
面が浅いコの字形状となるように形成されている。
【0034】また、液室Bに対して、液用シリンダ62
の下端付近の漏斗状の弁座部62c上にはボール弁12
が載置されており、この弁座部62cとボール弁12と
によって液室Bの負圧時に液室Bの下端入口を開口する
第1逆止弁が構成されていると共に、液用ピストン8と
液用シリンダ62の内側には合成樹脂製の棒状弁体15
が設置され、液用シリンダ62の下部には棒状弁体15
の上昇を制限する合成樹脂製の筒状係止体16が設置さ
れていて、棒状弁体15の上端付近と液用ピストン8の
上端付近とによって液室Bの加圧時に液室Bの上端出口
を開口する第2逆止弁が構成されている。
【0035】すなわち、液用ピストン8と液用シリンダ
62の内側に設置される棒状弁体15は、その上部側が
大径で下部側が小径に形成されていると共に、液用ピス
トン8の上端付近の内周面に形成されている擂鉢状の弁
座部8aに対して、棒状弁体15の上端付近の外周面に
は、更に大径で逆円錐状の弁体部15aが、少なくとも
その最大外径部が液用ピストン8の弁座部8aの最小内
径部よりも大径となるように形成されていて、この棒状
弁体15の弁体部15aと液用ピストン8の弁座部8a
とによって第2逆止弁が構成されている。
【0036】棒状弁体15の小径の下端部には、その上
部に対して段差部を形成するような径大部15bが下端
を先細りとした状態で形成されており、この径大部15
bが筒状係止体16により所定範囲だけ上下動可能なよ
うに保持されていることで、棒状弁体15は、液用シリ
ンダに対して所定範囲だけ上下動可能なように保持され
ていて、そのような棒状弁体15によって液用ピストン
8(および空気用ピストン7)の上限位置が規制されて
いる。
【0037】すなわち、筒状係止体16は、液用シリン
ダ62下部の台座部62bに支えられた状態で立設され
ており、その下端部には円環状の受け部16aが形成さ
れ、その上方は液通路となる縦方向の開口溝(又は割
溝)16bを放射状に複数本設けた筒部として形成さ
れ、更にその上方は完全な(無孔の)円筒部16cとし
て形成され、その上端部には内向環状突起16dが形成
されていて、下端部の受け部16aがコイルスプリング
14の下端側の受け部となっている。
【0038】そのような筒状係止体16の上端部に形成
された内向環状突起16dにより、棒状弁体15の下端
の径大部15bを係止して、棒状弁体15の上昇を阻止
することで、棒状弁体15の弁体部15aが液用ピスト
ン8の弁座部8aに当接することと共働して、コイルス
プリング14により上方に付勢されている液用ピストン
8(および空気用ピストン7)の上限位置が規制されて
いる。なお、この筒状係止体16の下端部によって第1
逆止弁のボール弁12の上昇距離が規制されている。
【0039】上記のように液室Bの下端入口と上端出口
にそれぞれ逆止弁が設けられている泡出しポンプにおい
て、更に、空気用ピストン7の中間連結部73に開設さ
れた吸気孔Fと、空気用ピストン7と液用ピストン8の
圧入連結部分に形成された空気通路Dの入口側(空気室
A側)とに対して、空気室Aの負圧時にのみ吸気孔Fか
ら空気室A内に空気を吸入し、且つ、空気室Aの加圧時
にのみ空気室Aと空気通路Dを連通させるように作動す
る第3逆止弁が設けられている。
【0040】この第3逆止弁は、空気用ピストン7の中
間連結部73の外周側下面と、液用ピストン8の外周面
に形成された環状突部8cの上面と、空気用ピストン7
の中間連結部73に取り付けられた軟質合成樹脂製の弾
性弁体17とによって構成されており、弾性弁体17
は、図4(A)に示すように、短い円筒状の筒状基部1
7aに対して、筒状基部17aの下端部近傍から外方に
延びる薄肉で円環状の外方弁部17bと、筒状基部17
aの下端部近傍から内方に延びる薄肉で円環状の内方弁
部17cを一体的に形成したものである。
【0041】この弾性弁体17は、図4(B)に示すよ
うに、空気用ピストン7の中間連結部73に形成された
弁体固定部73aにより筒状基部17aが固定されてい
る状態で、外方弁部17bの上面側外縁部が、吸気孔F
よりも径方向外側で中間連結部73の下面(空気室A
側)に接触すると共に、内方弁部17cの下面側内縁部
が、液用ピストン8に形成された環状突部8cの上面と
接触するように、空気室Aの上部に設置されていて、弾
性弁体17の内方弁部17cは、その上方の中間連結部
73の下面に対して、上方へ変位するのに十分な間隔を
もっている。
【0042】上記のように弾性弁体17が設置された第
3逆止弁では、通常は、外方弁部17bの外縁部が中間
連結部73の下面に接触して、空気室Aと外気の連通路
である吸気孔Fを閉鎖し、また、内方弁部17cの内縁
部が液用ピストン8の環状突部8cに接触して、空気室
Aから空気通路Dへの入口部分を閉鎖していて、空気用
ピストン7が下降して空気室Aが加圧されると、弾性弁
体の内方弁部17cが上方に変位(弾性変形)して環状
突部8cから離れることにより、空気通路Dの入口を開
口し、また、逆に空気用ピストン7が上昇して空気室A
が負圧になると、弾性弁体の外方弁部17bが下方に変
位(弾性変形)して中間連結部73の下面から離れるこ
とにより、吸気孔Fを開口するようになっている。
【0043】上記のように各部分が構成されている本実
施形態のポンプ式泡出し容器1の作動状態について以下
に説明する。
【0044】ポンプ式泡出し容器1は、その組み立て完
成時から容器本体2内に液体が充填されて消費者が使用
を開始する直前まで、図1に示すように、ピストン体
7,8がコイルスプリング14の付勢力により上限位置
まで上昇している状態で、容器本体2のヘッドスペース
への外気導入手段として空気用シリンダ7のシリンダ壁
の上部に開設された空気孔Eは、空気用ピストン7の摺
動シール部74によって閉じられている。
【0045】また、第1逆止弁では、ボール弁12が弁
座部62cに密着して液室Bの下端入口が閉鎖されてお
り、第2逆止弁では、棒状弁体15の弁体部15aが擂
鉢状の弁座部8aと密着して液室Bの上端出口が閉鎖さ
れており、第3逆止弁では、弾性弁体17の外方弁部が
吸気孔Fより外周側の中間連結部73の下面に接触し
て、吸気孔Fが閉鎖されていると共に、弾性弁体17の
内方弁部が液用ピストン8の環状突部8cの上面に接触
して、空気通路Dの入口が閉鎖されている。
【0046】そのような状態から、消費者が使用を開始
して、ノズル体4を押し下げると、図2に示すように、
該ノズル体4に上部が連結されている空気用ピストン7
と、この空気用ピストン7の上部小径部71内にその上
部が圧入されている液用ピストン8が、ピストン体とし
て一体的に下降するのに対して、棒状弁体15は、空気
用ピストン7の上部小径部71上部の混合室Cに形成さ
れた縦リブ71aの下端面に当接するまでは下降せず
(当接してからは縦リブ71aに押し下げられて下降す
る)、したがって、第2逆止弁では、ピストン体(空気
用ピストン7と液用ピストン8)が降下し始めると、棒
状弁体15の弁体部15aと液用ピストン8の弁座8a
とが離れて、液室Bの上端出口は開口される。
【0047】このとき、第1逆止弁では、ボール弁12
が弁座部62cに密着したままで液室Bの下端が閉鎖さ
れており、また、第3逆止弁では、空気ピストン7の下
降により加圧された空気室Aの空気圧により、弾性弁体
17が中間連結部73側への押圧力を受けるため、中間
連結部73に筒状基部が固定された弾性弁体17は、そ
の外方弁部が中間連結部73の下面に更に強く接触さ
れ、その内方弁部が上方へ撓んで液用ピストン8の環状
突部8cの上面から離れるため、吸気孔Fは閉鎖状態を
維持し、空気通路Dの入口は開口される。
【0048】そのため、消費者が使用を開始して、最初
にノズル体4を押し下げたときには、空気室Aから混合
室Cに空気が送り込まれると共に、液室Bからは溜まっ
ていた空気だけが混合室Cに送り込まれることから、ノ
ズル体4の泡通路Gからは空気だけが吐出されることと
なる。
【0049】そのような最初のノズル体4の押し下げを
解除すると、コイルスプリング14の付勢力により液用
ピストン8が上昇し、これと一体的に空気用ピストン7
も直ちに上昇すると共に、その僅か後で、上昇した液用
ピストン8の弁座部8aが棒状弁体15の弁体部15a
に接触して上方への力を付与するために、棒状弁体15
も上昇を開始して、図3に示すように、ピストン体7,
8は上限位置にまで戻る。
【0050】そのようにノズル体4の押し下げを解除す
ることで空気用ピストン7と液用ピストン8が一体的に
上昇することにより、空気室Aが負圧状態となると共
に、第2逆止弁では、棒状弁体15の弁体部15aと液
用ピストン8の弁座部8aとが密着して、液室Bの上端
出口(混合室Cの入口)が閉鎖され、しかも、液用ピス
トン8と一体的に棒状弁体15が上昇するため、液室B
も負圧状態となる。
【0051】そうすると、液室Bの負圧状態により、第
1逆止弁では、ボール弁12が弁座部62cから離れて
液室Bの下端入口が開口され、また、第3逆止弁の弾性
弁体17では、その外方弁部が下方へ撓んで中間連結部
73の下面から離れ、その内方弁部が下方に復帰して液
用ピストンの環状突部22の上面に接触するため、吸気
孔Fは開口され、空気通路Dの入口は閉鎖される。
【0052】その結果、液室Bには、導液管13を通し
て容器本体内の液体が吸い上げられると共に、ノズル体
4の外筒部4bの外周面とベースキャップ3の直立壁3
cの内周面との隙間から進入した外部の空気が、吸気孔
Fを通して空気室Aに吸入されて、泡出しの準備状態が
完了される。
【0053】なお、容器本体内から液室Bに液体が吸い
上げられることで、その分だけ容器本体のヘッドスペー
スの容積が増加するため、そのままではヘッドスペース
が負圧状態となるが、図2の状態から図3の状態になる
までの間は、空気孔Eが開口したままであり、ノズル体
4の外筒部4bの外周面とベースキャップ3の直立壁3
cの内周面との隙間から進入した外部の空気が、外気導
入手段としての空気孔Eから直ちに容器本体2内へ吸い
込まれるため、そのようなヘッドスペースが負圧状態は
直ちに解消される。
【0054】上記のように液室Bに液体が満たされて、
且つ、図1に示した状態に戻った段階で、再びノズル体
4を押し下げると、泡出しポンプのピストン体7,8お
よび各逆止弁(第1〜第3逆止弁)は、上記の押し下げ
操作時と同様に作動して、その結果、ピストン体7,8
の下降に連れて空気室Aと液室Bが加圧されることで、
円周方向で等間隔であり同一の大きさに形成されている
(円周方向で均等な通路面積になっている)複数個の空
気通路Dを通って、空気室Aの空気が混合室Cに圧送さ
れると共に、液室Bの液体が混合室Cに液体が送り込ま
れて、両者は混合室Cで混ざり合って泡立てられてか
ら、ノズル体4の泡通路Gに配設されたシール状の多孔
体(網体)9a,9bを、目の粗い方9aから目の細か
い方9bへと順に通過して、細かく均質な泡に再形成さ
れた後、ノズル体4の先端開口部から吐出される。
【0055】そして、ノズル体4の押し下げ操作を解除
すると、泡出しポンプのピストン体7,8および各逆止
弁(第1〜第3逆止弁)は、上記の押し下げ操作の解除
時と同様に作動して、その結果、液室Bには、再び容器
本体2内の液体が導液管13を通して吸い込まれると共
に、空気室Aには、容器外部の空気が吸気孔Fから吸い
込まれて泡出しの準備状態となり、以後、ノズル体4の
押し下げ操作と該操作の解除を繰り返すことによって、
ノズル体4の泡通路Gの開口部から所望量の泡を吐出さ
せることができる。
【0056】ところで、上記のように作動する本実施形
態のポンプ式泡出し容器1において、ノズル体4やピス
トン体(空気用ピストン7と液用ピストン8)の上限位
置を規制すると共に、液室Bの上端出口を開閉する第2
逆止弁を構成するために液室B内に設置されている棒状
弁体15は、その弁体部15aと液用ピストン8の弁座
部8aが離れて第2逆止弁が開いている状態で、棒状弁
体15の上部が液室Bの軸中心位置に位置決め(芯出
し)されているように構成されている。
【0057】すなわち、本実施形態では、図5(A)に
示すように、液室Bの上方に位置する混合室Cの内周面
に円周方向で等間隔となるように放射状に設けられてい
る複数本の縦リブ71aについて、各縦リブ71aの下
端面を同じ形状に傾斜させており、それによって、ノズ
ル体4の押し下げ操作でピストン体7,8を下降させる
ことで、棒状弁体15の弁体部15aが液用ピストン8
の弁座部8aから離れて第2逆止弁が開いた時に、図6
(A),(B)に示すように、棒状弁体15の上部が液
室Bの軸中心位置から偏るようにずれたとしても、各縦
リブ71aの下端の傾斜面により棒状弁体15の弁体部
15aの上端が押し下げられることにより、図5
(A),(B)に示すように、棒状弁体15の上部は自
動的にずれが補正されて液室Bの軸中心位置に位置決め
(芯出し)されるようになっている。
【0058】なお、棒状弁体15を液室Bの軸中心位置
に位置決め(芯出し)するための具体的な構造について
は、図5(A)に示したような構造に限らず、例えば、
図7(A)に示すように、複数本の縦リブ71aの下端
に形成される傾斜面の傾斜方向が逆であっても良いし、
更には、混合室Cの内周面に設けた複数本の縦リブ71
aにより自動的にずれを補正して芯出しするのではな
く、図7(B)に示すように、液用ピストン8の弁座部
8aの下方内周面(又は、棒状弁体15の弁体部15a
の下方外周面)に、棒状弁体15の上部を液室Bの軸中
心位置に保持するための複数本の縦リブ8d(又は15
d)を形成するようにしても良い。
【0059】上記のように第2逆止弁が開いている状態
で棒状弁体15の上部が液室Bの軸中心位置に位置決め
(芯出し)されている本実施形態のポンプ式泡出し容器
1によれば、第2逆止弁が開いて液室Bから混合室Cに
液体が流れ込む時に、棒状弁体15の上部が液室Bの軸
中心位置から偏るようなことがないため、常に混合室C
の内部の円周方向で均等な流量且つ流速となるように液
体を流入させることができ、一方、空気通路Dも円周方
向で均等な通路面積になっていて、混合室Cの内部の円
周方向で均等な流量且つ流速となるように空気が圧入さ
れていることから、混合室Cの内部の何処でも液体と空
気が均一に混合されて、液体と空気の混合比率が均一な
泡が形成されることから、液体と空気が不均一に混合さ
れることで泡が不均質になるというような問題が起きる
のを防止することができる。
【0060】以上、本発明のポンプ式泡出し容器の一実
施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態
に示した具体的な構造にのみ限定されるものではなく、
棒状弁体が設置されているタイプのポンプ式泡出し容器
である限りにおいて、例えば、空気室の吸気孔を開閉す
る逆止弁(第3逆止弁)については、空気通路の開閉弁
を兼ねるような弾性弁体を使用したものに限らず、別々
の逆止弁を使用したものでも、吸気弁の開閉だけをする
ボール弁等を使用したものでも良く、また、容器本体の
ヘッドスペースに外気を導入するための外気導入手段に
ついても、空気用シリンダのシリンダ壁上部に開設され
る空気孔に限らず、空気用シリンダの上端の一部を切欠
くか、又は空気用シリンダの上端部分とベースキャップ
の下面との間に隙間を設けるようにして、ノズル体の押
し下げを解除してノズル体とピストン体が上昇する際
に、外気(ベースキャップの内部で空気用ピストンの上
方に流入した空気)が該切欠きや隙間から容器本体のヘ
ッドスペースに流入するようにしても良い(勿論、ピス
トン体が上限位置にある時に、容器本体内に収容されて
いる液体が該切欠きや隙間から漏れないように、適宜形
状の逆止弁を装着しておく)等、その他の構成部分につ
いては適宜設計変更可能なものであることは言うまでも
ない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したような本発明のポンプ式泡
出し容器によれば、泡出しポンプの液室から混合室に液
体を一方的に送り込むための逆止弁として棒状弁体が設
置されている場合に、この棒状弁体の上部が液用ピスト
ンの軸芯位置から偏ることによって起きる不均質な泡の
発生を防止することができて、常に均質な泡を吐出させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンプ式泡出し容器の一実施形態につ
いて、不使用時における全体の内部構造を示す縦断面
図。
【図2】図1に示したポンプ式泡出し容器について、泡
出しポンプの押し下げ操作時の作動状態を部分的に示す
縦断面図。
【図3】図1に示したポンプ式泡出し容器について、泡
出しポンプの押し下げ解除時の作動状態を部分的に示す
縦断面図。
【図4】図1に示したポンプ式泡出し容器の第3逆止弁
(吸気孔と空気通路入口を開閉する逆止弁)について、
(A)弾性弁体自体の形状を示す斜視図、および(B)
弾性弁体による第3逆止弁の構造を示す縦断面図。
【図5】図1に示したポンプ式泡出し容器の第2逆止弁
(液室の上端出口を開閉する逆止弁)について、棒状弁
体が位置決めされている状態を示す(A)縦断面図、お
よび(B)横断面図説明図。
【図6】図1に示したポンプ式泡出し容器の第2逆止弁
について、棒状弁体が位置決めされる前の状態を示す
(A)縦断面図、および(B)横断面図説明図。
【図7】図1に示したポンプ式泡出し容器の第2逆止弁
について、棒状弁体を位置決めするための構造の他の具
体例(A),(B)をそれぞれ示す縦断面図。
【符号の説明】
1 ポンプ式泡出し容器 2 容器(容器本体) 3 ベースキャップ 4 ノズル体 6 二重シリンダ 7 空気用ピストン(ピストン体) 8 液用ピストン(ピストン体) 8a (液用ピストンの)弁座部 8d (液用ピストンの弁座部の下方内周面の)縦
リブ 12 ボール弁(第1逆止弁) 15 棒状弁体(第2逆止弁) 15a (棒状弁体の)弁体部 15d (棒状弁体の弁体部の下方外周面の)縦リブ 17 弾性弁体(第3逆止弁) 61 空気用シリンダ(二重シリンダの) 62 液用シリンダ(二重シリンダの) 71a (混合室の内周面の)縦リブ A 空気室 B 液室 C 混合室 D 空気通路 E 空気孔 F 吸気孔 G 泡通路
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月31日(2000.10.
31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】上記のように液室Bに液体が満たされて、
且つ、図1に示した状態に戻った段階で、再びノズル体
4を押し下げると、泡出しポンプのピストン体7,8お
よび各逆止弁(第1〜第3逆止弁)は、上記の押し下げ
操作時と同様に作動して、その結果、ピストン体7,8
の下降に連れて空気室Aと液室Bが加圧されることで、
円周方向で等間隔であり同一の大きさに形成されている
(円周方向で均等な通路面積になっている)複数個の空
気通路Dを通って、空気室Aの空気が混合室Cに圧送さ
れると共に、液室Bの液体が混合室Cに液体が送り込ま
れて、両者は混合室Cで混ざり合って泡立てられてか
ら、ノズル体4の泡通路Gに配設されたシー状の多孔
体(網体)9a,9bを、目の粗い方9aから目の細か
い方9bへと順に通過して、細かく均質な泡に再形成さ
れた後、ノズル体4の先端開口部から吐出される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 AB01 BA03 CA01 CC03 DA01 DB12 DC03 FA09 FB01 GA04 GA08 GB04 GB12 HA03 HB09 HD01 KA01 KB05 LA18 LB02 LC01 LC06 LD22 LD25 LD26 4F033 AA04 BA03 DA01 EA01 GA02 GA11 NA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径の空気用シリンダと小径の液用シリ
    ンダを同心的に一体成形した二重シリンダと、空気用シ
    リンダに摺接する空気用ピストンと液用シリンダに摺接
    する液用ピストンを一体化したピストン体とにより、容
    器外の空気を吸入する空気室と、容器内の液体を吸い上
    げる液室と、空気室からの空気と液室からの液体を混合
    して泡立てる混合室と、空気室と混合室を連通する空気
    通路とが形成されており、少なくとも空気室の吸気孔と
    液室の入口及び出口に対してそれぞれ逆止弁が配設され
    ていて、筒状の液用ピストンと液用シリンダの内側に、
    液用シリンダに対して所定範囲だけ上下動可能なように
    保持された状態で棒状弁体が設置され、混合室に連通す
    る液室の上端出口を開閉するための逆止弁が、棒状弁体
    の上端付近に形成された弁体部と、液用ピストンの上端
    付近に形成された弁座部とにより構成されているポンプ
    式泡出し容器において、空気室と混合室を連通するため
    に空気用ピストンと液用ピストンの間に形成される空気
    通路が、その円周方向で均等な通路面積になっていると
    共に、ピストン体が下降して棒状弁体の弁体部と液用ピ
    ストンの弁座部とが離れている状態で、液室の上端出口
    の間隙が円周方向で均等となるように、棒状弁体の上部
    が液用ピストンの軸芯位置に位置決めされるように構成
    されていることを特徴とするポンプ式泡出し容器。
  2. 【請求項2】 液室の上方に位置する混合室の内周面に
    円周方向で等間隔となるように放射状に設けられている
    複数本の縦リブの下端面を同じ形状に傾斜させること
    で、各縦リブの下端の傾斜面に棒状弁体の上端が当接し
    たときに、棒状弁体の上部が液用ピストンの軸芯位置に
    位置決めされるように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のポンプ式泡出し容器。
  3. 【請求項3】 液用ピストンの弁座部の下方内周面、又
    は、棒状弁体の弁体部の下方外周面に、棒状弁体の上部
    が液用ピストンの軸芯位置に保持されるように、複数本
    の縦リブが円周方向で等間隔となるように放射状に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ式
    泡出し容器。
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