JP2002084665A - 待機電力を削減する電源システム - Google Patents

待機電力を削減する電源システム

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JP2002084665A
JP2002084665A JP2000277741A JP2000277741A JP2002084665A JP 2002084665 A JP2002084665 A JP 2002084665A JP 2000277741 A JP2000277741 A JP 2000277741A JP 2000277741 A JP2000277741 A JP 2000277741A JP 2002084665 A JP2002084665 A JP 2002084665A
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charging
switch
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Toshitaka Takei
敏孝 丈井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等の電源システムでは、充電電源と
セットは通常は分離されていて、充電時に接続して使用
する。充電しない時、すなわちセットが充電電源から外
されている時やメイン電池が満充電になっている時には
充電電源の電源をオフして待機電力を削減したい。しか
し従来充電電源を安定して起動するために、電源スイッ
チのコントロール回路に常時50mW程度の電力を供給
する必要があった。この電力を極力ゼロに近づけるのが
課題である。 【解決手段】 消費電力が微小な微小電源を準備する。
そしてセットを充電電源に接続した時、微小電源回路が
閉回路になる事で充電電源を駆動するコントロール回路
を起動する。すると電源スイッチが発振し充電電源が作
動する。さらに微小電源回路の一部に起動スイッチを入
れる。そしてセットのメイン電池が満充電された時には
オフし、所定電圧以下になるとオンして充電電源を起動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池で動作するセッ
トで、充電電源とセットは通常は分離されていて、充電
時あるいはセットを充電電源で駆動する時に接続して使
用する電源システムにおいて、充電電源の待機電力を削
減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】充電電源とセットは通常は分離されてい
て、充電時あるいはセットを充電電源で駆動する時に接
続して使用する電源システムの形態について、図1に示
す携帯電話の電源システムを例にとって説明する。先ず
家庭用商用電源に接続するコンセントプラグ1が繋がっ
たACアダプター2からコネクタープラグ3の付いたコー
ド4が延びている。また置台5はコネクタープラグ3を
はめ込む事ができる差込口6が付いて、充電ピン7,8
も付いているのが一般的である。そして携帯電話で代表
するセット9に内蔵、あるいは嵌め込まれているメイン
電池10とバックアップ用電池11を充電するためや、セッ
ト9を駆動するための接続方法がいくつか存在する。接
続方法1としてコネクタープラグ3を置台5の差込口6
に差し込み、セット9を置台5に乗せ充電ピン7,8と
接触させる方法。接続方法2としてコネクタープラグ3
を直接セット9に差し込む方法。接続方法3としてACア
ダプター2が置台5の中に組み込まれて充電器になり、
セット9を充電器になった置台5に乗せるだけの方法。
の3種類に分類することができる。そして待機電力削減
を実現するためには、セットによっては一種類の接続方
法に対応すれば良いものも有る。しかし通常は、携帯電
話等、一般的な充電システムでは複数の接続方法に対応
して待機電力を削減する必要がある。
【0003】そして充電電源の待機電力を削減する従来
技術として、充電電源の2次側から出力する負荷の情報
を1次側にフィードバックして、負荷を駆動する必要最
小限の電力を1次側から2次側に供給する方法が提案さ
れている。この技術に関しては例えば松下電子工業
(株)からDIL-8なる型名で販売されているICで実現
している。その技術概要は同社のホームページで公開さ
れている。またさかのぼって同社から、この技術に関す
る特願平6−144639や特願平7−146611が
出願されている。このシステムでは負荷が零になると、
電源スイッチをコントロールするICを起動しておくた
めに、間欠充電で最小限の電力だけ供給している。しか
し負荷がかかった時、電源スイッチを安定して発振させ
充電電源を起動させるためには、間欠充電中にも常時5
0mW程度の電力は供給しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来ポータブル機器の
充電システムの待機電力が50mW前後で限界になって
いるのを、さらに大幅に削減する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、充電電源にセットを取り付けていない時、あるいは
メイン電池が満充電になって充電をストップしている時
には、電源スイッチのバイアスあるいは電源スイッチを
コントロールするコントロール回路の電源をオフする。
そしてセットに充電電源を取り付けた時に、微小電源が
コントロール回路に繋がる微小電源回路を閉回路にする
事で、充電電源の電源スイッチをオンする特徴がある。
またセットを駆動するメイン電池をセットに付けない
で、メイン電池単体を充電する場合もあるが、本発明に
おいてはその場合もセットとして表現する。
【0006】請求項2の発明においては、微小電源のプ
ラスを該充電電源の電源側信号出力端子に接続し、電源
側信号入力端子はコントロール回路に接続する。またセ
ット側信号入力端子は起動スイッチを通してセット側信
号出力端子に接続する。そしてセットに充電電源を取り
付けた時は、電源側信号出力端子とセット側信号入力端
子および電源側信号入力端子とセット側信号出力端子が
接続してコントロール回路をオンする特徴がある。充電
電源とセットの接続端子数に余裕がある時に有効であ
る。
【0007】請求項3の発明においては、電源側信号入
力端子は電流増幅回路に接続して、電流増幅回路を介し
てコントロール回路をオンオフする事を特徴としてい
る。微小電源の供給電力を極小にすると、コントロール
回路を正常に動作させることができなくなる。そこで先
ず微小電源で電流増幅回路をオンして、コントロール回
路には増幅された電力を入力する。するとコントロール
回路は正常な動作ができるようになる。
【0008】請求項4の発明においては、微小電源と電
流増幅回路のさらに具体的な内容を提示する。すなわち
充電電源の1次側の電圧を複数の抵抗で抵抗分割して電
源にする。微小電源と電流増幅回路を簡略にできて、安
いコストでできる。
【0009】請求項5の発明においては、微小電源のプ
ラスを充電電源の正極出力端子に接続し、電源側信号出
力端子と正極出力端子、電源側信号入力端子と負極出力
端子を共通にする。またセット側信号入力端子と正極入
力端子、セット側信号出力端子と負極入力端子を共通に
する。すると充電電源側とセット側それぞれ4個の端子
数を要していたところを、それぞれ2個の端子数に削減
する事ができる。従来の電源システムの端子数と同じに
して、端子数増加によるスペースの増加とコストアップ
を防ぐ事ができる。
【0010】請求項6の発明においては、微小電源から
入力する信号がプラスだとオンする電流増幅回路スイッ
チと該信号がマイナスだとオンする電流増幅回路逆スイ
ッチを並列にし、電流増幅回路に直列に接続する特徴が
有る。請求項5の接続では、微小電源でコントロール回
路をオンした時、微小電源の電圧が充電電源の2次側の
出力電圧より低いと、電流増幅回路スイッチのバイアス
にマイナスの電圧が印加される。するとコントロール回
路はオフして充電電源は起動して直後に動作を停止す
る。そこでマイナスバイアスでオンする電流増幅回路逆
スイッチを電流増幅回路スイッチに並列に接続し、マイ
ナスバイアス時でもコントロール回路のオンを持続でき
るようにした。
【0011】請求項7の発明においては、セットに付い
ているメイン電池が満充電されると、起動スイッチをオ
フし、メイン電池が所定容量以下になると起動スイッチ
をオンする特徴が有る。従来のシステムではメイン電池
が満充電になると充電をストップし、メイン電池が所定
容量以下になると再度充電に入るのが一般的である。従
って本発明によって従来システムの充電パターンを踏襲
する事ができる。
【0012】請求項8の発明においては、内蔵電池を微
小電源とした事に特徴が有る。微小電源の電力を充電電
源からとると、微小とは言え、常時微小電源を立ち上げ
ておくための待機電力を必要とする。電池にする事で待
機電力をほぼゼロにする事ができる。
【0013】請求項9の発明においては、内蔵電池を充
電する充電回路を充電電源の1次側に設けた事に特徴が
有る。内蔵電池が1次電池である場合、消費電力が微小
であるとはいっても、いずれは電池容量が空になる。本
発明のように内蔵電池を充電できる2次電池にして充電
回路を付けると、電池容量は空にならないので、取り替
える必要がなくなる。
【0014】請求項10の発明においては、セットを動作
させるメイン電池あるいはバックアップ電池を、コント
ロール回路をオンオフさせる内蔵電池としても使用し、
本来のセットを駆動する機能と共用する事を特徴として
いる。新たに内蔵電池を設けなくても済む効果が有る。
【0015】請求項11の発明においては、電流増幅回路
スイッチと並列にメカスイッチを設ける。すると万が一
コントロール回路をオンオフする電池が空になって、電
圧がゼロになった時でも、緊急時にメカスイッチを押す
事で、充電電源を起動する事ができる特徴がある。
【0016】請求項12の発明においては、メカスイッチ
をオンすると、所定時間オンして後、自動的にオフする
遅延回路を設けた事を特徴としている。メカスイッチの
押しっぱなしを防止する。
【0017】請求項13の発明においては、微小電源と電
流増幅回路とコントロール回路の三つの回路の内、少な
くとも二つの回路を1チップに収めたICである事を特
徴としている。これら三つの回路の組み合わされた回路
はまったく新規な本発明の特徴である。その特徴を一部
でも含んだICは小型化とコスト低減に欠かせない。従
って部品であるICでも本発明の電源システムから逸脱
しない。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は家庭用商用電源12に接続し
て使用する本発明の電源システムの実施の形態1を示
す。本発明は大きくはトランス13を挟んで1次側14と2
次側15からなる充電電源16と、この充電電源16で動作す
るセット9で構成する。1次側14には整流平滑回路17と
電源スイッチ18と微小電源19と起動スイッチ20とコント
ロール回路21を入れる。充電電源16とセット9を取り付
けると、微小電源19の出力は起動スイッチ20を介してコ
ントロール回路21の電源端子22に入力して、一点鎖線で
囲む微小電源回路23を構成する。コントロール回路21は
電源スイッチバイアス24に接続する。さらに詳細に説明
すると、微小電源19のプラス25を電源側信号出力端子26
に接続し、マイナス27は1次側14のアース28に接続す
る。電源端子22は電源側信号入力端子29に接続する。セ
ット側9にはセット側信号入力端子30とセット側信号出
力端子31を起動スイッチ20を介して付ける。また充電電
源16には正極出力端子32と負極出力端子33を付け、セッ
ト9側に正極入力端子34と負極入力端子35をつける。さ
らにセット9には充電マネジメント回路36を設けて、起
動スイッチ20と充電スイッチ37に接続する。ところで図
面には示さないが、電源側信号出力端子26と負極出力端
子33、セット側信号入力端子30と負極入力端子35を接続
して共通にする事で、端子数を減らす事ができる。
【0019】その作用を図2を用いて説明すると、家庭
用商用電源12に接続した充電電源16にセット9を取り付
けると、電源側信号出力端子26とセット側信号入力端子
30が接続し、電源側信号入力端子29とセット側信号出力
端子31が接続する。もちろん充電電源16の正極出力端子
32とセット9の正極入力端子34および充電電源16の負極
出力端子33とセット9の負極入力端子35も接続される。
この段階では起動スイッチ20はメイン電池10の電力でオ
ンに設定している。従って電源端子22には微小電源19の
電圧が印加され、コントロール回路21のコントロール信
号が電源スイッチバイアス24に入力し、電源スイッチ18
が発振する事で、充電電源16が起動する。充電電源16が
起動すると、セット9に正極入力端子34と負極入力端子
35から電力が供給される。さらにはセット9を駆動する
メイン電池10は充電スイッチ37を通して充電され満充電
に達する。その時、メイン電池10で動作する充電マネジ
メント回路36の指令で、起動スイッチ20をオフさせる。
すると電源端子22に印加していた微小電源19の電圧は遮
断されるので、電源スイッチ18の発振はストップし、充
電電源16に流れる電流は微小電源19の消費電力だけにな
り待機電力を小さくできる。従って充電電源16とセット
9が接続している状態でも、メイン電池10が満充電にな
れば待機電力を小さくできるので、さらに待機電力削減
の効果が上がる。また電源側信号出力端子26と負極出力
端子33、セット側信号入力端子30と負極入力端子35を接
続して共通にして端子数を減少しても、充電電源16の負
極出力端子33とセット9のグランドラインである負極入
力端子35の電位が微小電源19のプラス25の電位と同じに
なるだけで、作用は同じである。従って端子数を4個か
ら3個に削減する事ができる。
【0020】次に実施の形態2を図3に示す。実施の形
態1と大筋は同じであるが、違いは実施の形態2では電
流増幅回路スイッチ38を直列に接続した電流増幅回路39
を設ける。そして電源側信号入力端子29を電流増幅回路
スイッチバイアス40に接続し、電源端子22には電流増幅
回路39のアウトプット41から出力して接続する。
【0021】また実施の形態2の作用を図3を使って説
明するが、その大筋も実施の形態1の作用と同じなので
異なる点について説明する。充電電源16にセット9を取
り付けると、微小電源19の電力は起動スイッチ20を通し
て電流増幅回路スイッチバイアス40に入力して電流増幅
回路スイッチ38をオンする。すると電流増幅回路39で電
源スイッチ18を発振させるのに十分な電力が電源端子22
に入力して、電源スイッチ18を発振させて充電電源16を
起動する。またMOS−FETを電流増幅回路スイッチ
38に使用すると、ごく微小な電流で電流増幅回路スイッ
チ38をオンオフできるので微小電源19の消費電力を極端
に減らすことができる。ところで図面には示さないが、
電源側信号出力端子26と負極出力端子33を共通にして、
端子数を減らす事ができるのは実施の形態1の場合と同
じである。
【0022】次に実施の形態3を図4に示す。ここでは
整流平滑回路17の後に1次側14のDC電圧を、抵抗39-1、3
9-2、で抵抗分割して、間に電流増幅回路スイッチ38を
直列に接続し、電流増幅回路39とする。ところで抵抗39
は複数の抵抗であって、末尾に通し番号を付けて区別す
る。但し区別する必要のない時は、電流増幅回路39と同
じ符号を附して、まとめて抵抗39のように表現する。ま
た図4では分かりやすくするために、抵抗39は抵抗39-1
と抵抗39-2の2個だけで示した。そして電源側信号入力
端子29を電流増幅回路スイッチバイアス40に接続し、電
源端子22は電流増幅回路スイッチ38と抵抗39-2の間のア
ウトプット41に接続する。同様に抵抗19-1と抵抗19-2を
直列に接続して微小電源19とし、抵抗19-1と抵抗19-2の
間にプラス25を設定する。
【0023】実施の形態3の作用は実施の形態2の作用
と同じである。微小電源19と電流増幅回路39の一例とし
て抵抗分割で製作したものである。
【0024】次に実施の形態4を図5を用いて説明する
と、微小電源19のプラス25を充電電源16の正極出力端子
32に接続して、電源側信号出力端子26と正極出力端子32
を共通にし、電源側信号入力端子29と負極出力端子33も
共通にする。同様にセット9の正極入力端子34とセット
側信号入力端子30、および負極入力端子35とセット側信
号出力端子31も共通にする。起動スイッチ20は正極入力
端子34から負極入力端子35に向かって電流が流れる向き
に高抵抗体44を介して直列に入れる。但しプラス25と正
極出力端子32の間にダイオード45を挿入し、トランス13
と正極出力端子32の間にもダイオード46を挿入して、正
極出力端子32の方向からの逆流を防止する。その他は実
施の形態3と同じである。そして微小電源19の出力電圧
を充電電源16の2次側15に出力する電圧より高くする。
例えば正極出力端子32に出力する電圧が5Vであれば、
微小電源19の出力電圧を7V〜10V程度にする。
【0025】その作用を説明するのに、微小電源19の出
力電圧が10Vであり、充電電源16の出力電圧が5Vで
あるとする。微小電源19のプラス25は正極出力端子32と
共通なので同じ電位になる。また負極出力端子33と電源
側信号入力端子29が共通なので、電源側信号入力端子29
は正極出力端子32の電位より5V低い。従って電流増幅
回路スイッチバイアス40には10Vから5Vを引いた電
圧5Vがバイアス電圧として印可され電流増幅回路スイ
ッチ38をオンする。充電電源16が起動していない時は1
0Vがそのままバイアス電圧として電流増幅回路スイッ
チ38をオンする。いずれにしても充電電源16とセット9
が接続されていて、しかも起動スイッチ20がオンしてい
れば、充電電源16からセット9への電力供給を維持する
事ができる。すなわち実施例4においては、充電電源16
とセット9の端子数を従来と同じ2端子で済ませる事が
可能になる。
【0026】次に実施の形態5を図6で説明する。電流
増幅回路スイッチ38に並列に電流増幅回路逆スイッチ42
を接続する。電流増幅回路スイッチ38は電流増幅回路ス
イッチバイアス40がプラスでオンするが、電流増幅回路
逆スイッチ42は電流増幅回路逆スイッチバイアス43がマ
イナスでオンする。そして電源側信号出力端子26と正極
出力端子32を共通にし、電源側信号入力端子29と負極出
力端子33も共通にする。従ってセット9の正極入力端子
34とセット側信号入力端子30、および負極入力端子35と
セット側信号出力端子31も共通にする。起動スイッチ20
は正極入力端子34から負極入力端子35に向かって電流が
流れる向きに高抵抗体44を介して直列に入れる。但しプ
ラス25と正極出力端子32の間にダイオード45を挿入し、
正極出力端子32とトランス13の間にもダイオード46を挿
入して、正極出力端子32の方向からの逆流を防止する。
ただここでは実施の形態4と異なり、微小電源19の出力
電圧を充電電源16の出力電圧より低くい場合を想定して
いる。また微小電源19のアースは電流増幅回路39と電流
増幅回路スイッチ38に接続する。
【0027】その作用を図6を使用して説明するが、分
かり易くするために充電電源16は出力電圧5VのACア
ダプターであるとする。そして微小電源19の出力電圧は
3Vであるとする。先ず充電電源16の出力電圧を家庭用
商用電源12に接続する。この段階では充電電源16は起動
しない。次にセット9を接続すると、起動スイッチ20は
オンしているので微小電源19のプラス25から出力する5
Vの電圧は正極出力端子32から正極入力端子34に入り、
起動スイッチ20を通って、負極入力端子35から負極出力
端子33に入る。すると電流増幅回路スイッチバイアス40
と電流増幅回路逆スイッチバイアス43にはプラス3V電
圧が印加される。電流増幅回路スイッチ38はオンし電流
増幅回路逆スイッチ42はオフしたままである。電流増幅
回路スイッチ38がオンすると電流増幅回路39から増幅さ
れた電流が流れ、電源端子22に入力する。すると電源ス
イッチ18は発振を開始し、充電電源16は起動し、正極出
力端子32から5Vが出力される。すると電流増幅回路ス
イッチバイアス40と電流増幅回路逆スイッチバイアス43
には3Vから5Vを引いた−2Vがバイアス電圧として
印加される事になる。すると今度は電流増幅回路スイッ
チ38はオフし、電流増幅回路逆スイッチ42がオンし、電
流増幅回路39はオンの状態を維持できる。従って充電電
源16は動作を維持できる。次にメイン電池10が満充電に
なった時、充電マネジメント回路36の指令で起動スイッ
チ20をオフさせる。すると電流増幅回路スイッチバイア
ス40および電流増幅回路逆スイッチバイアス43の電圧は
ゼロになり、電流増幅回路スイッチ38と電流増幅回路逆
スイッチ42は共にオフするので電流増幅回路39はオフす
る。すると電源スイッチ18も発振を停止し、充電電源16
に流れる待機電力は微小電源19で消費する極小電力だけ
になる。もしメイン電池10の容量が徐々に減って所定電
圧を切れば、メイン電池10の電力で作動している充電マ
ネジメント回路36からの指令で起動スイッチ20をオンし
て充電電源16を再起動し、メイン電池10を充電する。こ
の実施の形態5では実施の形態4と同様に待機電力削減
のための新たな端子の追加を必要としない。
【0028】次に実施の形態6を、充電電源16の1次側
14を抜き出し図7に示すが、内蔵電池19を微小電源19と
した構成なので、内蔵電池19も微小電源19と同じ符号を
用いて説明する。また上記してきた実施例と変わらない
ので、詳細な説明は省略する。その作用を説明すると、
微小電源19を起動しておくためには、待機中でも微小な
消費電力が必要である。しかし内蔵電池19は電池自身で
電力を持っているので、電流増幅回路スイッチ38等をオ
ンオフする極小電力だけで済む。従って待機電力はほぼ
ゼロにする事ができる。
【0029】次に、内蔵電池19の内蔵電池充電回路47を
追加した実施の形態7を図7を使用して示す。先ずアウ
トプット41から内蔵電池充電回路47の電源を取り、内蔵
電池19は充電できるニッカド電池やリチウムコイン2次
電池等で、それぞれの電池の充電電圧にレギュレートし
てプラス25に接続する。但し内蔵電池19が安全に充電で
きる電池であれば、アウトプット41とプラス25を接続し
ておくだけでも良い。この場合は電流増幅回路39が内蔵
電池充電回路47 を兼ねる事になる。
【0030】その作用は電流増幅回路スイッチ38あるい
は電流増幅回路逆スイッチ42がオンして充電電源16が起
動している間、内蔵電池充電回路47もオンして、消耗し
た内蔵電池19の電池容量を補充する。従って定格容量の
小さい内蔵電池19を選択できるので、小型軽量低コスト
化に効果がある。
【0031】次にセット9に付いているメイン電池10あ
るいはバックアップ用電池11を微小電源19として使用す
る実施の形態8を図8で説明する。メイン電池10のプラ
ス25を起動スイッチ20を通してセット側信号出力端子31
に接続する。起動スイッチ20と充電スイッチ37は共に充
電マネジメント回路36に接続する。電源側信号入力端子
29は電流増幅回路スイッチバイアス40に接続する。また
電源端子22はアウトプット41に接続する共に、負極出力
端子33にも接続する。
【0032】その作用は充電電源16にセット9が取り付
けられていない時は、電源端子22に電源スイッチ18を発
振させる電力が入力されないので、充電電源16は起動し
ない。従って待機電力はゼロである。次に充電電源16を
家庭用商用電源12に接続して、セット9を取り付ける
と、電流増幅回路スイッチバイアス40にメイン電池10の
電圧がかかって電流増幅回路スイッチ38がオンし、アウ
トプット41から電源端子22に電力が供給されるので、コ
ントロール回路21がオンする。すると電源スイッチ18は
発振を開始して充電電源16が起動する。メイン電池10が
満充電になると充電マネジメント回路36が充電スイッチ
37に充電ストップのオフ指令を出すと共に、起動スイッ
チ20にもオフ指令を出す。すると電源端子22に入力する
電力がなくなるので、電源スイッチ18は発振を停止し、
充電電源16は待機電力ゼロの待機モードに入る。ここで
微小電源19がメイン電池10と同一の前提で説明したが、
バックアップ用電池11であっても、あるいは別の専用電
池を使用しても発明の趣旨は同じである。
【0033】次に実施の形態9を図7を使用して説明す
る。実施の形態9は電流増幅回路スイッチ38と並列にメ
カスイッチ48および遅延回路49を追加したものである。
【0034】その作用は、実施の形態6から8では、内
蔵電池19の電池容量が空になってしまうと充電電源16を
起動させる事ができない。もちろんできるだけ空になら
ない充電システムとして説明してきたが、内蔵電池19の
不良、あるいは特に高温下で長期間放置して自己放電し
てしまった時などに電池容量が空になる可能性がある。
そのような時メカスイッチ48をマニュアルでオンすると
アウトプット41に電流を流す事ができ、充電電源16を起
動させる事ができるので、万一の時の対策になる。遅延
回路49はなくても良いが、付ける事で遅延回路49が作動
している間に内蔵電池19が十分充電される。また遅延回
路49が作動を終了するとメカスイッチ48の回路を自動的
にオフし、元の待機電力ゼロのモードに戻る効果があ
る。
【0035】実施の形態10は図5に一点鎖線で囲って示
すように、微小電源19と電流増幅回路39とコントロール
回路21の三つの回路の内、少なくとも二つの回路を1チ
ップに収めたIC50である。これら三つの回路の組み合
わされた回路はまったく新規な本発明の特徴である。そ
の特徴を一部でも含んだICは小型化とコスト低減に欠
かせない。従って部品であるICでも本発明の電源シス
テムから逸脱しない。もちろん電流増幅回路スイッチ38
や電源スイッチ18まで含めて一つのモジュールにする事
も本発明の範囲である。
【0036】
【発明の効果】従来の技術では携帯電話等の充電電源16
のコントロール回路21を常時立ち上げておくための、必
要最小限の電力を供給する必要があった。充電電源16を
安定して起動するためには、その電力は50mW前後は必要
であり、わずかな電力ではあるが、ACアダプターだけ
に限っても膨大な数量が使用されていて、無視できない
電力になる。本発明では充電電源16にセット9を取り付
けて、しかも必要な時だけ微小電源回路23をコントロー
ル回路21に接続し、最小限の電力を微小電源19から供給
してコントロール回路21を立ち上げる。従って待機時は
微小電源19に供給する極小電力だけになる。また微小電
源回路23とコントロール回路21の間に電流増幅回路39を
入れる事で、微小電源19の出力を極小にする事が可能に
なる。さらに微小電源19を内蔵電池にすれば待機電力は
ほぼゼロになるので、電力削減の効果は大きい。この電
源システムは、従来の技術の項で説明した三つの接続方
法の全てに対応できるので、有効性は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の電源システムの接続形態を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態2を示す回路図
【図4】本発明の実施の形態3を示す回路図
【図5】本発明の実施の形態4を示す回路図
【図6】本発明の実施の形態5を示す回路図
【図7】本発明の実施の形態6、7、9を示す回路図
【図8】本発明の実施の形態8を示す回路図
【符号の説明】
2はACアダプター 3はコネクタープラグ 5は置き台 9は携帯電話 10はメイン電池 16は充電電源 18は電源スイッチ 19は微小電源 20は起動スイッチ 21はコントロール回路 23はメカスイッチ 39は電流増幅回路 47は内蔵電池充電回路 49は遅延回路 50はIC

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メイン電池の付いたセットと充電電源は通
    常は分離されていて、充電時あるいは該セットを該充電
    電源で駆動する時に接続して使用する機器において、該
    充電電源の1次側に電源スイッチ、および該電源スイッ
    チをオンオフするコントロール回路を有し、さらに該充
    電電源あるいは該セットの中に、該充電電源と該セット
    にまたがる微小電源回路に接続する微小電源を有し、該
    微小電源で該コントロール回路を立ち上げる電源システ
    ム。
  2. 【請求項2】該微小電源のプラスを該充電電源の電源側
    信号出力端子に接続し、電源側信号入力端子は該コント
    ロール回路に繋がり、セット側信号入力端子は起動スイ
    ッチを介してセット側信号出力端子に接続し、該充電電
    源に該セットを取り付けた時は、電源側信号出力端子と
    セット側信号入力端子および該電源側信号入力端子と該
    セット側信号出力端子が接続する請求項1の電源システ
    ム。
  3. 【請求項3】該微小電源でオンオフする電流増幅回路を
    有する請求項1の電源システム。
  4. 【請求項4】該微小電源と該電流増幅回路の内、一方あ
    るいは共に該1次側の電圧を抵抗分割する請求項1の電
    源システム。
  5. 【請求項5】該微小電源のプラスを該充電電源の正極出
    力端子に接続し、該電源側信号出力端子と該正極出力端
    子、該電源側信号入力端子と負極出力端子、該セット側
    信号入力端子と正極入力端子、該セット側信号出力端子
    と負極入力端子を共通にした請求項1の電源システム。
  6. 【請求項6】該微小電源から入力する信号がプラスだと
    オンする電流増幅回路スイッチと該信号がマイナスだと
    オンする電流増幅回路逆スイッチを並列にし、該電流増
    幅回路に直列に接続する請求項3の電源システム。
  7. 【請求項7】該メイン電池が満充電されると該起動スイ
    ッチをオフし、該メイン電池が所定容量以下になると該
    起動スイッチをオンする請求項1の電源システム。
  8. 【請求項8】内蔵電池を該微小電源とした請求項1の電
    源システム。
  9. 【請求項9】該内蔵電池を充電する充電回路を該1次側
    に設けた請求項8の電源システム。
  10. 【請求項10】該セットを動作させる該メイン電池ある
    いはバックアップ電池を該内蔵電池とした請求項8の電
    源システム。
  11. 【請求項11】該電流増幅回路スイッチと並列にメカス
    イッチを設けた請求項8の電源システム。
  12. 【請求項12】該メカスイッチをオンすると、所定時間
    オンして後、自動的にオフする遅延回路を設けた請求項
    11の電源システム。
  13. 【請求項13】該微小電源と該電流増幅回路と該コント
    ロール回路の三つの回路の内、少なくとも二つの回路を
    1チップに収めたIC。
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