JP2002082396A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002082396A
JP2002082396A JP2000272937A JP2000272937A JP2002082396A JP 2002082396 A JP2002082396 A JP 2002082396A JP 2000272937 A JP2000272937 A JP 2000272937A JP 2000272937 A JP2000272937 A JP 2000272937A JP 2002082396 A JP2002082396 A JP 2002082396A
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stepping motor
reading apparatus
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Yoshihiro Sakai
良博 堺
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は走査光学系を搭載した走行体を移動さ
せる駆動モータの脱調による位置ズレを防止して画像品
質を向上させる画像読取装置を提供する。 【解決手段】画像読取装置1は、画像読取を行うために
フォワード方向に移動したパルス分だけリターンするた
めに、ステッピングモータを反転させて上記パルス分だ
け走行体をリターン方向に移動させ、HPセンサがオン
すると、HPセンサがオンしたときのステッピングモー
タに与えたパルス数が規定のパルス数であるかチェック
し、規定パルス数であると、脱調が発生していないと判
断する。ステッピングモータに与えたパルス数が規定の
パルス数でないときには、HPセンサがオンしたときに
ステッピングモータに与えたパルス数と規定のパルス数
との差によって、フォワード方向とリターン方向のいず
れで脱調が発生しているか判断するとともに、位置補正
を行うパルス数を設定する(ステップS201〜S20
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、詳細には、走査光学系を搭載した走行体を原稿の副
走査方向に移動させる駆動モータの脱調による位置ズレ
を防止して、画像品質を向上させる画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写装置やファクシミリ装置等の画像読
取装置においては、走査光学系を搭載した走行体を、コ
ンタクトガラス上にセットされた原稿の副走査方向に移
動させて、主走査及び副走査して、原稿の画像を読み取
っている。
【0003】そして、この走行体を駆動する駆動モータ
としては、制御特性に優れたステッピングモータが採用
される場合が多い。
【0004】ところが、画像読取装置においては、光学
系(原稿読取走査光学系)の経年変化の負荷増大等も考
慮に入れて、通常、オーバースペックのステッピングモ
ータが用いられ、コストが増大化するとともに、オーバ
ースペックのステッピングモータを用いたとしても、画
像読取装置の設置、使用環境等により、何らかの理由に
よる脱調が起こり得る可能性があり、この脱調による画
像品質の劣化が生じるおそれがある。
【0005】そこで、従来、原稿画像を走査して読み込
む走査手段と、この走査手段を所定方向に往復動させる
駆動手段と、この駆動手段を所定ステップ数で所定走査
速度に立ち上げるための立上げパターンを複数記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶された1つの立上げパ
ターンを選択して、前記駆動手段の加速または減速を制
御する制御手段と、前記駆動手段の駆動により走査され
る前記走査手段の所定走査位置を検知する位置検知手段
と、この位置検知手段による前記所定走査位置検知状態
から前記駆動手段の脱調を判定する判定手段と、この判
定手段が前記駆動手段が脱調したと判定した場合に、前
記制御手段が前記記憶手段から選択した立上げパターン
とは異なる他の立上げパターンに変更する変更手段とを
有する画像読取り装置が提案されている(特開平8−2
04908号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、駆動手段を所定ス
テップ数で所定走査速度に立ち上げるための立上げパタ
ーンを複数記憶する記憶手段を必要とするとともに、ス
イッチングの正転用、逆転用及び変倍等の各種のパター
ンに対応した立ち上げパターンを記憶しようとすると、
記憶手段の記憶容量が増えるとともに、立上がりパター
ンの変更により、ステッピングモータのcpmが変わっ
てしまい、ホームポジションをサーチしない限り、脱調
して位置がずれたままとなる。その結果、ステッピング
モータの脱調による画像品質の劣化がなお発生するおそ
れがあるとともに、記憶手段の大容量化により価格が高
くなるという問題があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、原稿に光
を照射して主走査する走査光学系の搭載された走行体を
駆動モータにより副走査方向に移動させて、原稿の画像
を読み取るに際して、走行体の位置を位置検出手段で検
出し、当該位置検出手段の検出結果に基づいて駆動モー
タの脱調の有無を判別して、駆動モータの脱調が発生し
ていると、当該脱調の発生状態に基づいて、待機状態か
ら予め設定された所定時間内に走行体の位置を補正する
ことにより、位置ずれを修正するとともに、原稿の読み
取りを中断することなく、継続して原稿の画像の読み取
りを行い、立ち上げパターンの変更を不要にして、多数
のパターンの記憶を不要にして、安価で読取画像の画像
品質が良好な画像読取装置を提供することを目的として
いる。
【0008】請求項2記載の発明は、駆動モータの出力
トルクを上げることで、走行体の位置補正を行うことに
より、短時間で走行体の位置補正を行い、安価で読取画
像の画像品質がより一層良好な画像読取装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、画像読取タイミン
グをずらすことで、走行体の位置補正を行うことによ
り、走行体の位置補正をより一層簡単に行い、より一層
安価で読取画像の画像品質が良好な画像読取装置を提供
することを目的としている。
【0010】請求項4記載の発明は、駆動モータの脱調
が発生していると、駆動モータの出力を変更することに
より、その後の脱調を防止し、安価で読取画像の画像品
質がより一層良好な画像読取装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿に光を照射して主走査する走査光学
系が走行体に搭載され、当該走行体を駆動モータにより
副走査方向に移動させて、原稿の画像を読み取る画像読
取装置において、前記走行体の位置を位置検出手段で検
出し、当該位置検出手段の検出結果に基づいて前記駆動
モータの脱調の有無を判別して、前記駆動モータの脱調
が発生していると、当該脱調の発生状態に基づいて、待
機状態から予め設定された所定時間内に前記走行体の位
置を補正することにより、上記目的を達成している。
【0012】上記構成によれば、原稿に光を照射して主
走査する走査光学系の搭載された走行体を駆動モータに
より副走査方向に移動させて、原稿の画像を読み取るに
際して、走行体の位置を位置検出手段で検出し、当該位
置検出手段の検出結果に基づいて駆動モータの脱調の有
無を判別して、駆動モータの脱調が発生していると、当
該脱調の発生状態に基づいて、待機状態から予め設定さ
れた所定時間内に走行体の位置を補正するので、位置ず
れを修正することができるとともに、原稿の読み取りを
中断することなく、継続して原稿の画像の読み取りを行
うことができ、立ち上げパターンの変更を不要にして、
多数のパターンの記憶を不要にして、画像読取装置を安
価で読取画像の画像品質が良好なものとすることができ
る。
【0013】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記画像読取装置は、前記駆動モータの出力トル
クを上げることで、前記走行体の位置補正を行うもので
あってもよい。
【0014】上記構成によれば、駆動モータの出力トル
クを上げることで、走行体の位置補正を行うので、短時
間で走行体の位置補正を行うことができ、画像読取装置
を安価で読取画像の画像品質がより一層良好なものとす
ることができる。
【0015】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記画像読取装置は、画像読取タイミングをずらす
ことで、前記走行体の位置補正を行うものであってもよ
い。
【0016】上記構成によれば、画像読取タイミングを
ずらすことで、走行体の位置補正を行うので、走行体の
位置補正をより一層簡単に行うことができ、画像読取装
置をより一層安価で読取画像の画像品質が良好なものと
することができる。
【0017】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記画像読取装置は、前記駆動モータの脱調が発生
していると、前記駆動モータの出力を変更するものであ
ってもよい。
【0018】上記構成によれば、駆動モータの脱調が発
生していると、駆動モータの出力を変更するので、その
後の脱調を防止することができ、画像読取装置を安価で
読取画像の画像品質がより一層良好なものとすることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0020】図1〜図6は、本発明の画像読取装置の一
実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像読取
装置の一実施の形態を適用した画像読取装置1の要部斜
視図である。
【0021】図1において、画像読取装置1は、主走査
方向に延在して配設された第1走行体2と第2走行体
3、第1走行体2と第2走行体3の両端部に副走査方向
に配設された一対のワイヤ4、第1走行体2と第2走行
体3の両端側にそれぞれ副走査方向に一対ずつ配設され
ワイヤ4を支持するワイヤプーリ5a〜5d、ワイヤ4
の主走査方向に配設された駆動軸6、駆動軸6の両端部
付近に取り付けられワイヤ4の巻き付けられた一対のワ
イヤプーリ7、駆動軸6の一方側の先端部に取り付けら
れたタイミングベルトプーリ8、タイミングベルトプー
リ8とタイミングベルト9で連結されたタイミングベル
トプーリ10、タイミングベルトプーリ10を回転駆動
するステッピングモータ11、走行体2、3のホームポ
ジション位置近傍に配設されたホームポジションセンサ
(以下、HPセンサという。)12及び第1走行体2に
取り付けられHPセンサ12により検出される検出部1
3等を備えている。
【0022】画像読取装置1は、ステッピングモータ1
1の回転を制御することにより、第1走行体2と第2走
行体3を副走査方向に移動させつつ、主走査して、原稿
の画像を読み取る。
【0023】すなわち、ステッピングモータ11が回転
駆動されると、タイミングベルトプーリ10が回転して
タイミングベルト9を介してタイミングベルトプーリ9
及び駆動軸6が回転し、駆動軸6に連結されたワイヤプ
ーリ7が回転して、ワイヤプーリ5a〜5dに支持され
たワイヤ4が回転する。ワイヤ4が回転することで、ワ
イヤ4に連結されている第1走行体2及び第2走行体3
が副走査方向に移動する。このとき、第1走行体2と第
2走行体3は、第2走行体3が第1走行体2の1/2の
速度で従動して、第1走行体2と第2走行体3の2対1
の速度比による副走査系が構築されている。
【0024】これら走行体2、3等は、図2に示すよう
に、コンタクトガラス14の下方の画像読取装置1内に
配設されており、コンタクトガラス14上には、読取対
象の原稿がセットされる。
【0025】上記第1走行体2は、コンタクトガラス1
4上にセットされた原稿に光を照射する露光ランプ15
と、原稿で反射された反射光を第2走行体3方向に反射
する第1ミラー16と、を搭載しており、第2走行体3
は、第1走行体2からの反射光をホームポジション方向
に反射する第2ミラー17と第3ミラー18を搭載して
いる。
【0026】画像読取装置1内には、さらに、結像レン
ズ19、CCD(Charge Coupled Device )20、スキ
ャナ制御板21及び駆動制御板22等が配設されてい
る。
【0027】結像レンズ19には、上記第2走行体3の
第3ミラー18からの反射光が入射され、結像レンズ1
9は、入射光をCCD20に結像させる。CCD20
は、入射光を光電変換して、スキャナ制御板21に画像
データとして転送し、スキャナ制御板21は、転送され
てきた画像データに必要な画像処理を施す。
【0028】画像読取装置1は、電源スイッチがオンさ
れると、ホーミングのために、ステッピングンモータ1
1が駆動を開始し、第1走行体2と第2走行体3が図1
に矢印で示すフォワード側に移動して、一定距離移動す
ると、逆転(リターン)を開始して、HPセンサ12が
第1走行体2の下部に設けられている検知部13を検知
すると、一定パルス分移動して停止する。この位置がホ
ームポジションHPであり、このホームポジションHP
で待機して、画像読取装置1の操作部のスタートキーが
走査されて読取指令が発せられると、読取動作を開始す
る。
【0029】そして、ステッピングモータ11は、図3
に示すように、上記駆動制御板22によりその駆動が制
御され、駆動制御板22には、上位のCPUを搭載した
スキャナ制御板21からステッピングモータ駆動クロッ
ク、正逆転信号及び駆動電流切換信号が入力される。駆
動制御板22は、これらの信号に基づいてステッピング
モータ11の各相に流れる駆動電流を制御して、ステッ
ピングモータ11の駆動を制御する。
【0030】このステッピングモータ11の速度は、駆
動クロックの周波数で決定される。すなわち、駆動制御
板22は、駆動ロック周波数によってステッピングモー
タ11の相切換えタイミングを制御し、駆動クロック周
波数が高いと、ステッピングモータ11の回転速度が速
くなり、駆動クロック周波数が低いと、ステッピングモ
ータ11の回転速度が遅くなる。そして、この駆動クロ
ック周波数を制御することにより多種多様のスローアッ
プを行うことができる。また、駆動電流を制御すること
ができ、駆動制御板22は、スローアップ、スローダウ
ン、読取り動作時、リターン時及び待機時などの状態に
より、電流を切換制御を行う。
【0031】そして、画像読取装置1は、コンタクトガ
ラス14に原稿が載置され、スタートキーが押下される
と、所定タイミングでスキャナ制御板21から駆動制御
板22へ駆動クロックを出力し、ステッピングモータ1
1の駆動を開始すると同時に、第1走行体2と第2走行
体3をホームポジションHPからフォワード側に移動を
開始させる。
【0032】駆動制御板22は、図4に示すようなステ
ッピングモータ11の速度パターンに基づいてステッピ
ングモータ11の駆動制御を行う。
【0033】すなわち、第1走行体2と第2走行体3が
ステッピングモータ11の駆動によりフォワード方向に
走行を開始してコンタクトガラス14上に載置れた原稿
を露光ランプ14により照射し、その反射光を第1ミラ
ー16、第2ミラー17及び第3ミラー18を介して結
像レンズ19によりCCD20に結像して、原稿の画像
を読み取る。CCD20は、読み取った画像データをス
キャナ制御板21に転送し、スキャナ制御板21で必要
な画像処理を行う。
【0034】そして、図4に示すように、ステッピング
モータ11のスローアップを経て、第1走行体2及び第
2走行体3を一定速度で走行させる期間に原稿の先端か
ら後端までを読み取るので、この期間が最も速度を安定
させる必要がある。
【0035】原稿の読み取りを完了すると、リターン過
程へと移り、駆動制御板22は、ステッピングモータ1
1を逆転させて、第1走行体2を高速で移動させるとと
もに、第2走行体3をその半分の速度で高速リターンさ
せる。
【0036】そして、第1走行体2に設けられた検知部
13をHPセンサ12が検知すると、駆動制御板22
は、ステッピングモータ11を一定パルス移動させて、
HP位置で停止させる。
【0037】そして、この第1走行体2及び第2走行体
3をホームポジションHPに移動させるホーミングは、
電源投入時、紙詰まり処理終了後及び異常処理終了後等
に行い、図5に示すように処理が行われる。
【0038】すなわち、HPセンサ12がオン(検知板
11が入っている)しているか、オフ(検知板11が抜
けている)しているかをチェックし(ステップS10
1)、HPセンサ1212がオンしていると、第1走行
体2及び第2走行体3をHPセンサ12がオフする方向
(フォワード方向)に、HPセンサ12がオフするまで
移動する(ステップS101、S102)。
【0039】ステップS101で、HPセンサ12がオ
フすると、規定パルス分移動して停止した後(ステップ
S103)、HPセンサ12がオンする方向(リターン
方向)に移動を開始し(ステップS104)、HPセン
サ12がオンすると、規定のパルス分だけリターン方向
に移動して停止する。この位置が第1走行体2及び第2
走行体3のホームポジションHPとなる。
【0040】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像読取装置1は、ステッピングモータ1
1の脱調を検出すると、ホームポジションHPからの位
置ズレ量を検出して第1走行体2及び第2走行体3の位
置補正を行って、連続読取動作を正確に行うところにそ
の特徴がある。
【0041】すなわち、画像読取装置1は、図4に示し
たように、ステッピングモータ11により第1走行体及
び第2走行体3をフォワード方向に移動を開始し、画像
読取処理を行う。画像読取装置1は、規定のパルス量を
移動した後、フォワード方向に移動したパルス分だけリ
ターンするために動作を開始し、HPセンサ12に検知
板11が入ってHPセンサ12がオンすると、規定量リ
ターン方向に移動して停止する。
【0042】この図4に示した一連の動作中に、ステッ
ピングモータ11が脱調すると、第1走行体2及び第2
走行体3のホームポジションHPがずれる。
【0043】そこで、本実施の形態の画像読取装置1
は、HPセンサ12がオンしたときにステッピングモー
タ11に与えたパルス数が規定のパルス数であるかどう
かで脱調の有無を判別して、脱調が発生していると、ホ
ームポジションHPからの位置ズレ量を検出して第1走
行体2及び第2走行体3の位置補正を行って、正確な連
続読取動作を可能としている。
【0044】すなわち、画像読取装置1は、図6に示す
ように、上述のように、画像読取を行うためにフォワー
ド方向に移動したパルス分だけリターンするために、ス
テッピングモータ11を反転させて上記パルス分だけ第
1走行体2及び第2走行体3をリターン方向に移動させ
ると、HPセンサ12に検知板11が入ってHPセンサ
12がオンしたかチェックし(ステップS201)、オ
ンしていないときには、HPセンサ12がオンするま
で、ステッピングモータ11を反転させる。
【0045】ステップS201で、HPセンサ12がオ
ンしていると、HPセンサ12がオンしたときのステッ
ピングモータ11に与えたパルス数が規定のパルス数で
あるかチェックし(ステップS202)、規定パルス数
であると、脱調が発生していないため、位置補正を行う
必要がないので、補正処理を終了する。
【0046】ステップS202で、HPセンサ12がオ
ンしたときのステッピングモータ11に与えたパルス数
が規定のパルス数でないときには、HPセンサ12がオ
ンしたときにステッピングモータ11に与えたパルス数
が規定のパルス数よりも少ないか否かチェックし(ステ
ップS203)、規定パルス数よりも少ないと、フォワ
ード方向で脱調が発生しており、第1走行体2がホーム
ポジションHPよりもフォワード方向に行き過ぎている
と判断して、位置補正量をプラスするパルス数を設定し
て、補正処理を終了する(ステップS204)。
【0047】ステップS203で、HPセンサ12がオ
ンしたときにステッピングモータ11に与えたパルス数
が規定のパルス数よりも多いと、リターン方向で脱調が
発生しており、第1走行体2がホームポジションHPよ
りも手前で停止していると判断して、位置補正量をマイ
ナスするパルス数を設定して、補正処理を終了する(ス
テップS205)。
【0048】このステップS204及びステップS20
5におけるパルス量の補正設定を行った場合、以下のよ
うに第1走行体2及び第2走行体3の位置補正を行う。
【0049】すなわち、補正量としてプラスパルス数を
設定した場合には、図4に示した待機時間内に、プラス
するパルス数分だけフォワード方向にステッピングモー
タ11を駆動させて、第1走行体2及び第2走行体3を
移動させ、次のフォワード駆動開始まで待機する。
【0050】また、補正量としてマイナスパルス数を設
定した場合には、図4に示した次のフォワード方向への
駆動開始のクロックが設定したマイナスパルス分だけ出
力された直後のクロックからフォワード方向への駆動を
開始するように制御する。
【0051】このようにすると、位置ずれを修正するこ
とができるとともに、原稿の読み取りを中断することな
く、継続して原稿の画像の読み取りを行うことができ、
立ち上げパターンの変更を不要にして、多数のパターン
の記憶を不要にして、画像読取装置1を安価で読取画像
の画像品質が良好なものとすることができる。
【0052】また、画像読取装置1は、補正量としてプ
ラスパルス数を設定した場合、短い待機時間内(50m
s)で数パルスから数十パルスを移動させてより高速に
補正する必要があるため、高トルクが必要となる。
【0053】そこで、ステッピングモータ11の駆動電
流を上げて出力トルクを上げて補正動作を行い、補正動
作が終了すると、ステッピングモータ11や駆動制御板
22のドライバの温度上昇を避けるために、駆動電流を
通常の駆動電流に下げる。
【0054】このようにすると、短時間で走行体2、3
の位置補正を行うことができ、画像読取装置1を安価で
読取画像の画像品質がより一層良好なものとすることが
できる。
【0055】さらに、画像読取装置1は、脱調検出処理
により脱調を検出して、補正量として、プラスパルス数
を設定した場合、図4に示した画像読取開始タイミング
をプラスパルス分の時間だけ遅らせて画像読取を開始す
る。次に、補正量としてマイナスパルス数を設定した場
合には、図4に示示した画像読取開始タイミングをマイ
ナスパルス分の時間だけ速く読取を開始する。
【0056】このようにすると、走行体2、3の位置補
正をより一層簡単に行うことができ、画像読取装置1を
より一層安価で読取画像の画像品質が良好なものとする
ことができる。
【0057】また、脱調検出処理で脱調を検出し、HP
センサ12がオンしたときにステッピングモータ11に
与えたパルス数が規定のパルス数より少なければ、ほぼ
フォワード方向で脱調しているので、フォワード方向へ
駆動するときのステッピングモータ11の電流を上げ
て、ステッピングモータ11の出力を上げて脱調を防止
する。そして、HPセンサ12がオンしたときにステッ
ピングモータ11に与えたパルス数が規定のパルス数よ
り多ければ、ほぼリターン方向で脱調しているので、リ
ターン方向へ駆動するときのステッピングモータ11の
電流を上げて、ステッピングモータ11の出力を上げ
て、脱調を防止する。
【0058】このようにすると、その後の脱調を防止す
ることができ、画像読取装置1を安価で読取画像の画像
品質がより一層良好なものとすることができる。
【0059】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、原稿に光を照射して主走査する走査光学系の搭載
された走行体を駆動モータにより副走査方向に移動させ
て、原稿の画像を読み取るに際して、走行体の位置を位
置検出手段で検出し、当該位置検出手段の検出結果に基
づいて駆動モータの脱調の有無を判別して、駆動モータ
の脱調が発生していると、当該脱調の発生状態に基づい
て、待機状態から予め設定された所定時間内に走行体の
位置を補正するので、位置ずれを修正することができる
とともに、原稿の読み取りを中断することなく、継続し
て原稿の画像の読み取りを行うことができ、立ち上げパ
ターンの変更を不要にして、多数のパターンの記憶を不
要にして、画像読取装置を安価で読取画像の画像品質が
良好なものとすることができる。
【0061】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、駆動モータの出力トルクを上げることで、走行体の
位置補正を行うので、短時間で走行体の位置補正を行う
ことができ、画像読取装置を安価で読取画像の画像品質
がより一層良好なものとすることができる。
【0062】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、画像読取タイミングをずらすことで、走行体の位置
補正を行うので、走行体の位置補正をより一層簡単に行
うことができ、画像読取装置をより一層安価で読取画像
の画像品質が良好なものとすることができる。
【0063】請求項4記載の発明の画像読取装置によれ
ば、駆動モータの脱調が発生していると、駆動モータの
出力を変更するので、その後の脱調を防止することがで
き、画像読取装置を安価で読取画像の画像品質がより一
層良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の一実施の形態を適用し
た画像読取装置の光学走査系の斜視図。
【図2】図1の画像読取装置の要部正面断面図。
【図3】図2の駆動制御板とステッピングモータの制御
系を示す図。
【図4】図1の画像読取装置による走行体の走行制御速
度パターンの一例を示す図。
【図5】図1の画像読取装置によるホーミング制御処理
を示すフローチャート。
【図6】図1の画像読取装置による脱調検出・補正量検
出処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 第1走行体 3 第2走行体 4 ワイヤ 5a〜5d ワイヤプーリ 6 駆動軸 7 ワイヤプーリ 8、10 タイミングベルトプーリ 9 タイミングベルト 11 ステッピングモータ 12 HPセンサ 13 検出部 14 コンタクトガラス 15 露光ランプ 16 第1ミラー 17 第2ミラー 18 第3ミラー 19 結像レンズ 20 CCD 21 スキャナ制御板 22 駆動制御板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/107

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿に光を照射して主走査する走査光学系
    が走行体に搭載され、当該走行体を駆動モータにより副
    走査方向に移動させて、原稿の画像を読み取る画像読取
    装置において、前記走行体の位置を位置検出手段で検出
    し、当該位置検出手段の検出結果に基づいて前記駆動モ
    ータの脱調の有無を判別して、前記駆動モータの脱調が
    発生していると、当該脱調の発生状態に基づいて、待機
    状態から予め設定された所定時間内に前記走行体の位置
    を補正することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記画像読取装置は、前記駆動モータの出
    力トルクを上げることで、前記走行体の位置補正を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記画像読取装置は、画像読取タイミング
    をずらすことで、前記走行体の位置補正を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記画像読取装置は、前記駆動モータの脱
    調が発生していると、前記駆動モータの出力を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
    載の画像読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279256A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置
JP2016032272A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置
JP2016032217A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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