JP2002080447A - 第四級アンモニウム塩化合物、その製造法及び応用 - Google Patents

第四級アンモニウム塩化合物、その製造法及び応用

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JP2002080447A
JP2002080447A JP2000263216A JP2000263216A JP2002080447A JP 2002080447 A JP2002080447 A JP 2002080447A JP 2000263216 A JP2000263216 A JP 2000263216A JP 2000263216 A JP2000263216 A JP 2000263216A JP 2002080447 A JP2002080447 A JP 2002080447A
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JP2000263216A
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English (en)
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Hiroki Koma
寛紀 高麗
Tsuneyuki Sato
恒之 佐藤
Mineaki Kabayama
峰明 樺山
Hironori Takechi
博憲 武知
Tadashi Tsumura
忠 津村
Toshio Nonomura
俊夫 野々村
Toshiya Kori
寿也 郡
Makiko Senoo
真紀子 妹尾
Tomoya Fukui
智也 福井
Takuya Maeda
拓也 前田
Junichi Kenki
順一 釼木
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TOKUSHIMA PREFECTURE CHIIKI SA
TOKUSHIMA PREFECTURE CHIIKI SANGYO GIJUTSU KAIHATSU KENKYU KIKO
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TOKUSHIMA PREFECTURE CHIIKI SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】一般式(1): 【化1】 [式中、R1及びR2は、同一又は異なって炭素数1〜3
のアルキル基を示す。R 3は、置換されていることのあ
る炭素数6〜18のアルキル基を示す。R4、R5及びR
6は、同一又は異なって水素原子又は炭素数1〜3のア
ルキル基を示す。Xは、有機酸又は無機酸の残基を示
す。h、i及びkは、同一又は異なって0〜17の整数
を示し、jは0又は1を示し、h、i、j及びkの和は
17以下である。lは、0〜18の整数を示す。mは、
0又は1を示す。]で表わされる第四級アンモニウム塩
化合物、その製造方法及びその応用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第四級アンモニウム
塩化合物、その製造方法及びその応用に関する。
【0002】
【従来の技術】抗菌剤、耐電防止剤などの表面処理剤と
しては種々のものが提案されているが、環境への流出を
防ぐために、高分子材料などに容易に表面特性を付与す
る手段が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、抗菌
性、帯電防止性などの表面特性を有する化合物、特に高
分子材料に抗菌性、帯電防止性などの表面特性を付与し
得る化合物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の各項に
示す発明に係る。 項1 一般式(1):
【0005】
【化8】
【0006】[式中、R1及びR2は、同一又は異なっ
て、炭素数1〜3のアルキル基を示す。R3は、置換さ
れていることのある炭素数6〜18のアルキル基を示
す。R4、R 5及びR6は、同一又は異なって、水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。Xは、有機酸又
は無機酸の残基を示す。h、i及びkは、同一又は異な
って0〜17の整数を示し、jは0又は1を示し、h、
i、j及びkの和は17以下である。lは、0〜18の
整数を示す。mは0又は1を示す。]で表わされる第四
級アンモニウム塩化合物。 項2 項1に記載の化合物を有効成分として含有する抗
菌剤。 項3 項1に記載の化合物を有効成分として含有する耐
電防止剤。 項4 一般式(1)で表される第四級アンモニウム塩化
合物の製造方法であって、一般式(2):
【0007】
【化9】
【0008】[式中、R1、R2、R3、X、h、i、
j、k及びlは、それぞれ上記項1と同じ。]で表わさ
れる第4級アンモニウム塩化合物と、一般式(3)で表
される化合物
【0009】
【化10】
【0010】[式中、R4、R5、R6及びmは、それぞ
れ上記項1と同じ。]とを反応させることを特徴とする
方法。 項5 一般式(4)
【0011】
【化11】
【0012】[式中、R1及びR2は、同一又は異なっ
て、炭素数1〜3のアルキル基を示す。R3は、置換さ
れていることのある炭素数6〜18のアルキル基を示
す。R4、R 5及びR6は、同一又は異なって、水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。Xは、有機酸又
は無機酸の残基を示す。h、i及びkは、同一又は異な
って0〜17の整数を示し、jは0又は1を示し、h、
i、j及びkの和は17以下である。lは、0〜18の
整数を示す。mは0又は1を示す。]で表される繰返し
単位を含むポリマー。 項6 一般式(4)で表される繰返し単位を含むポリマ
ーであることを特徴とする抗菌剤。 項7 一般式(4)で表される繰返し単位を含むポリマ
ーであることを特徴とする帯電防止剤。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0014】上記一般式中に示される各基は、より具体
的には、それぞれ以下の通りである。
【0015】炭素数1〜3のアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基が挙
げられる。
【0016】炭素数が6〜18のアルキル基としては、
直鎖状又は分枝鎖状のいずれであってもよく、例えば、
n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−
デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−ト
リデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル
基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オ
クタデシル基、イソヘキシル基、2−エチルヘキシル基
等が挙げられる。これらの中でも、炭素数8〜18のア
ルキル基が、殺菌力に優れているのでより好ましい。
【0017】炭素数が6〜18のアルキル基が置換され
ている場合、その置換基としては、塩素原子,臭素原
子,ヨウ素原子等のハロゲン原子、水酸基、アルコキシ
基等が挙げられる。
【0018】炭素数6〜18のアルキル基は、これら置
換基を1〜3個、好ましくは1〜2個有することができ
る。
【0019】Xは、有機酸又は無機酸の残基を示す。本
願明細書において、“残基”とは、有機酸又は無機酸か
ら水素原子を除いた残りの部分を意味する。具体的に
は、有機酸の残基としては、RCOOで表されるカルボ
ン酸残基が挙げられる。ここで、Rは、炭素数1〜6の
アルキル基を示し、Rがメチル基(即ち、XがCH3
OO)となる場合が好ましい。無機酸の残基としては、
I、Br、Cl、NO3等の無機酸の残基が挙げられる。
一般式(1)で表される化合物の残基としては、I,B
r及びClが好ましい。
【0020】式(1)においては、これら残基は負に荷
電し、X-(アニオン)となっている。
【0021】上記一般式(1)で表わされる第四級アン
モニウム塩化合物の好ましい化合物群を、以下に示す。
【0022】jが0である一般式(1)の第四級アンモ
ニウム塩化合物。
【0023】R1及びR2が同一又は異なってメチル基,
エチル基又はn−プロピル基、R3が炭素数6〜18の
直鎖状のアルキル基、R4がメチル基、R5及びR6が水
素原子、hが0〜8の整数、iが0〜8の整数、jが
0、kが0〜8の整数、h,i,j及びkの和が0〜
8、lが0〜3の整数である一般式(1)の第四級アン
モニウム塩化合物。
【0024】一般式(1)で表される化合物のうち、特
に好ましい化合物としては、具体的には、R1及びR2
メチル基、R3がオクチル、デシル、ドデシル、テトラ
デシル又はヘキサデシル基、R4がメチル基、R5及びR
6が水素原子、h及びlが1、i,j、k及びmが0で
ある一般式(1)の第四級アンモニウム塩化合物が挙げ
られる。
【0025】一般式(1)で表わされる化合物は、例え
ば、下記反応式−Iに示す方法により製造される。
【0026】
【化12】
【0027】一般式(2)で表わされるアルコールとし
ては、2,3−ビス(ジメチルオクチルアンモニウムブ
ロマイド)−1−プロパノール、2,3−ビス(ジメチ
ルデシルアンモニウムブロマイド)−1−プロパノー
ル、2,3−ビス(ジメチルドデシルアンモニウムブロ
マイド)−1−プロパノール、2,3−ビス(ジメチル
テトラデシルアンモニウムブロマイド)−1−プロパノ
ール、2,3−ビス(ジメチルヘキサデシルアンモニウ
ムブロマイド)−1−プロパノール(以下、“iPr−
16”とする)等が好ましく例示される。
【0028】一般式(2)の化合物は、例えば特開2000
-80064号公報に記載されている方法に従って製造するこ
とができる。
【0029】一般式(3)で表わされる化合物として
は、メタクリロイルイソシアネート(以下、“MAI”
とする)、メタクリル酸(2−イソシアナートエチル)
などを使用するのが好ましい。一般式(3)の化合物
は、工業的に容易に入手できる。
【0030】一般式(2)の化合物と、一般式(3)の
化合物との反応は、通常溶媒中又は無溶媒のいずれであ
っても行うことができるが、溶媒中で行うのが好まし
い。使用される溶媒としては、有機溶媒が好ましく、例
えば、酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン
類、酢酸、蟻酸等のカルボン酸類が挙げられる。また、
溶媒の使用量は、特に限定はされないが、一般式(2)
の化合物1重量部当たり通常1〜100重量部程度が好
ましい。
【0031】一般式(2)の化合物と、一般式(3)の
化合物との使用割合は、通常(2)に対して(3)を1
〜50倍モル程度とするのがよい。
【0032】反応は、通常0〜80℃程度で、常圧にて
1〜40時間程度行われる。
【0033】一般式(1)で表わされる化合物の他の製
造方法としては、下記反応式−IIに示す方法も挙げられ
る。
【0034】
【化13】
【0035】即ち、 一般式(1)
【0036】
【化14】
【0037】[式中、R1及びR2は、同一又は異なっ
て、炭素数1〜3のアルキル基を示す。R3は、置換さ
れていることのある炭素数6〜18のアルキル基を示
す。R4、R 5及びR6は、同一又は異なって、水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。Xは、有機酸又
は無機酸の残基を示す。h、i及びkは、同一又は異な
って0〜17の整数を示し、jは0又は1を示し、h、
i、j及びkの和は17以下である。lは、0〜18の
整数を示す。mは0又は1を示す。]で表される第四級
アンモニウム塩化合物の製造方法であって、一般式
(5):
【0038】
【化15】
【0039】[式中、X、h、i、j、k及びlは、そ
れぞれ前記と同じ。]で表わされるアルコールと、一般
式(3)
【0040】
【化16】
【0041】[式中、R4、R5、R6及びmは、それぞ
れ前記と同じ。]で表される化合物とを反応させ、一般
式(6)
【0042】
【化17】
【0043】[式中、R4、R5、R6、X、h、i、
j、k、l及びmは、それぞれ前記と同じ。]で表され
る化合物を得る工程;及び一般式(6)で表される化合
物と、一般式(7)
【0044】
【化18】
【0045】[式中、R1、R2及びR3は、それぞれ前
記と同じ。]で表される化合物とを反応させて一般式
(1)で表わされるダイマー型の第四級アンモニウム塩
化合物を得る工程、を含むことを特徴とする方法によっ
ても、一般式(1)の化合物を得ることができる。
【0046】一般式(5)で表わされる化合物として
は、例えば、2,3−ジブロモ−1−プロパノール、
2,3−ジクロロ−1−プロパノール2,3−ジヨード
−1−プロパノール等が使用できる。
【0047】一般式(7)で表される化合物としては、
ジメチルオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメ
チルドデシルアミン、ジメチルテトラデシルアミン、ジ
メチルヘキサデシルアミン等が好ましく例示される。
【0048】一般式(5)及び(7)の化合物は、工業
的に容易に入手することができる。
【0049】一般式(5)の化合物と一般式(3)の化
合物との反応は、通常溶媒中又は無溶媒のいずれであっ
ても行うことができるが、本発明においては、溶媒中で
行うのが好ましい。使用される溶媒としては、有機溶媒
が好ましく、例えば、酢酸エチル等のエステル類、アセ
トン等のケトン類、酢酸、蟻酸等のカルボン酸類等が挙
げられる。また、溶媒の使用量は、特に限定はされない
が、一般式(5)の化合物1重量部当たり通常1〜20
重量部程度が好ましい。一般式(5)の化合物と一般式
(3)の化合物との使用割合は、通常(5)の化合物1
モルに対して(3)を1〜3モル程度である。第1工程
における反応は、通常0〜80℃程度で、常圧にて0.
2〜5時間程度行われる。
【0050】一般式(5)の化合物と一般式(3)の化
合物との反応終了後、通常、得られた反応混合物から一
般式(6)の化合物を精製し、第2工程に供する。
【0051】一般式(7)の化合物の使用量は、通常、
第1工程で用いた一般式(5)の化合物1モルに対して
2〜4モル程度である。第2工程における反応は、通常
0〜80℃程度で、常圧又は50〜500MPa程度の加
圧条件下にて10〜96時間程度行われる。
【0052】反応生成物である一般式(1)の化合物
は、通常の分離、精製手段、例えば再結晶、溶媒抽出
法、カラムクロマトグラフィー法等を用いて、容易に単
離、精製することができる。
【0053】一般式(1)で表される化合物は、各種の
菌(緑膿菌、大腸菌等のグラム陰性菌;黄色ブドウ球
菌、枯草菌等のグラム陽性菌;或いはカビ、酵母等)に
対して優れた抗菌作用を有している。また、一般式
(1)の化合物は、帯電防止性を有している。
【0054】従って、本発明の一般式(1)の化合物
は、抗菌剤又は耐電防止剤の有効成分として使用するこ
とができ、本発明は、一般式(1)で表わされる化合物
を有効成分として含有する抗菌剤及び帯電防止剤(以
下、「本発明抗菌剤」、「本発明帯電防止剤」という場
合がある。)も含むものである。尚、本発明において、
抗菌剤とは、殺菌作用又は静菌作用を奏し得る製剤を意
味する。従って、本発明の抗菌剤は、殺菌剤として使用
することもできる。
【0055】本発明の一般式(1)の化合物を抗菌剤及
び帯電防止剤の有効成分として用いる場合は、他の成分
を加えずそのまま使用してもよいが、通常は、抗菌剤又
は耐電防止剤に通常用いられる固体担体、液体担体等と
混合し、必要に応じて界面活性剤、その他の成分を添加
して、乳剤、水和剤、粒剤、微粒剤、粉剤、塗布剤、ス
プレー剤、エアゾール、煙霧剤等の形態に調製して使用
する。
【0056】本発明において、上記各種形態に調製する
に当たり、一般式(1)の化合物の配合量はその形態に
応じて適宜設定することができ、約0.0001〜10
0重量%、好ましくは約0.001〜10重量%とする
ことができる。調製された製剤は、目的に応じて、その
ままで、又は担体若しくは水で希釈して用いることがで
きる。希釈する場合は、その目的に応じた濃度に希釈す
ればよいが、好ましくは、本発明の一般式(1)の化合
物を、0.00001〜50重量%含有するように希釈
して使用するのがよい。
【0057】本発明抗菌剤及び帯電防止剤は、上記した
ような液体製剤を、ガーゼ、不織布、綿、紙等に保持さ
せて使用することもできる。上記抗菌剤の1回の使用量
は、製剤の種類、使用場所、使用方法、対象となる菌の
種類等によって異なり、特に限定されるものではなく、
例えば、本発明抗菌剤を容器等の抗菌ないし殺菌に用い
る場合は、上記したような濃度の製剤をそのまま又は上
記したような濃度に希釈して、適宜量用いることができ
る。例えば、ガーゼ等に保持させて使用する場合は、ガ
ーゼ等に1m2当たり0.0001〜10gとなるよう
な量で用いることが好ましい。耐電防止剤についても、
用途に応じた量を適宜設定すればよい。
【0058】本発明一般式(1)の化合物を抗菌剤や耐
電防止剤として用いる場合、上記した使用法以外にも、
抗菌剤や耐電防止剤の慣用されている使用法、例えば、
高分子材料に配合するなどして用いることができる。
【0059】また、一般式(1)で表される化合物は殺
藻剤、防腐剤、繊維または繊維の後処理剤、紙処理剤、
凝集剤、洗浄剤などの用途にも用いることができる。こ
れら用途においても、常法に従って一般式(1)の化合
物を使用すればよい。
【0060】一般式(1)の化合物は分子中に二重結合
を有しているので、常法に従って重合させ、一般式
(4)で表される繰返し単位を含むポリマー(以下、単
に“本発明のポリマー”という場合がある)を得ること
ができる。
【0061】本発明のポリマーは、一般式(4)で表さ
れる繰返し単位のみからなるホモポリマーであってもよ
いが、通常、他の繰返し単位を含むコポリマーである。
本発明のポリマーは、一般式(1)で表される化合物
と、必要に応じて当該化合物と共重合しうる単量体(例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル等のアクリル系単量体、スチ
レン、酢酸ビニル、塩化ビニル等のビニル系単量体、エ
チレン、プロピレン等のオレフィン系単量体)とを、常
法に従って重合することにより得ることができる。本発
明のポリマーがコポリマーである場合、一般式(4)で
表される繰返し単位と、他の単量体に由来する繰返し単
位との割合(モル比)は、通常1:10〜1:10,0
00程度である。
【0062】本発明のポリマーの分子量は、その種類、
用途に応じて適宜設定できるものであるが、通常、数平
均分子量で1,000〜1,000,000程度、好まし
くは、3,000〜30,000程度である。
【0063】本発明のポリマーは、例えば、一般式
(1)の化合物、アゾビスイソブチロニトリル,過酸化
ベンゾイル,t−ブチルヒドロペルオキシド,過硫酸カ
リウム,ジt−ブチルペルオキシド,トリブチルホウ素
/O2(B(Bu)3/O2)などの開始剤(通常、全単量体
100重量部に対して0.01〜1重量部程度使用)及
び必要に応じて前記に例示した他の単量体との混合物
を、キシレン,ベンゼン、トルエン、メチルアルコー
ル、アセトン、テトラヒドロフランなどの溶媒(通常、
全単量体100重量部に対して0〜10,000重量部
程度使用)中にて、−80〜140℃程度にて、或いは
光照射下にて1〜48時間程度重合させることにより得
ることができる。ポリマーが得られたことは、NMR、
IR、元素分析、分子量測定により確認することができ
る。
【0064】一般式(1)の化合物は、抗菌性や帯電防
止性を有しているが、一般式(1)の化合物を用いて得
られたポリマー、即ち、一般式(4)を繰返し単位とし
て含むポリマーも、それ自体抗菌作用や帯電防止作用を
有している。
【0065】従って、本発明ポリマーは、ポリマー型の
抗菌剤、耐電防止剤などとして、他の高分子材料(例え
ば、ポリオレフィン系重合体、アクリル系重合体、ビニ
ル系重合体)に常法に従って練り込んで(ブレンドし
て)、各種成形品とすることができる。本発明のポリマ
ーが一般式(1)の化合物と他の単量体とを共重合させて
得られた共重合体である場合には、他の単量体を繰返し
単位として含む高分子に配合すると相溶しやすくなる。
また、本発明のポリマーが共重合体であれば、抗菌性や
帯電防止性などの表面処理機能が直接導入されており、
それ自体抗菌作用、帯電防止作用などを有しているの
で、該共重合体をそのまま常法に従って成形すれば、抗
菌性や帯電防止性有する成形体[例えば、電子部品材
料、耐電防止用包装材(フィルムや容器)、抗菌性包装
材(フィルムや容器)]が得られる。
【0066】他の高分子に配合する場合の配合量は、所
望の表面特性(抗菌性ないし帯電防止性)に応じて適宜
設定することができるが、通常、他の高分子100重量
部に対して本発明のポリマー0.01〜10重量部程度
である。
【0067】また、一般式(4)を繰返し単位として含
むポリマーも、殺藻剤、防腐剤、繊維または繊維の後処
理剤、紙処理剤、凝集剤、洗浄剤などに使用可能である
ことが期待できる。
【0068】このように、本発明のポリマーは抗菌作
用、帯電防止作用などの種々の作用を有しており、従っ
て、該ポリマーを各種高分子材料の成型時に混合ないし
混練することにより、高分子材料に配合して抗菌、帯電
防止などの処理をした成型品を容易に製造することが可
能になる。また、ポリマーとして配合した場合は環境中
に溶出しにくく、効果の持続性及び人体、環境等に対す
る安全性の向上が期待できる。さらに、本発明のポリマ
ーが一般式(1)の化合物と他の単量体とを共重合させて
得られた共重合体をそのまま成形した成形品も、効果の
持続性などに優れている。
【0069】
【実施例】以下、本発明を実施例及び試験例により説明
する。
【0070】実施例1 2,3−ビス(ジメチルヘキサデシルアンモニウムブロ
マイド)−1−プロパノール(i−Pr−16)1g
(1.32mmol)を、酢酸50ml中に攪拌分散させ、
氷冷後、MAI 1.5g(13.5mmol)を加えた。0
℃で3時間、さらに室温で2時間攪拌した。次いで、6
0℃に加熱して均一系とした後、数分間攪拌した。その
後、反応混合物を室温まで冷却し、析出物を濾別し、酢
酸エチルから再結晶した(収率約20%)。
【0071】m.p.:132−135℃ 元素分析 実測値;C:60.77,H:10.05,N:4.51 計算値;C:60.96,H:10.44,N:4.84
【0072】実施例2 実施例2−1 2,3−ジブロモプロパノール(DBP) 2.14g
(9.8mmol)を、酢酸エチル10mlに溶かし、氷冷
下で、MAI 1.7g(14.9mmol)を滴下して加
え、15分間反応させた後、濃縮し、残留物を酢酸エチ
ル/ヘキサン混合物から再結晶した(収率約60%)。
一般式(6)において、X=臭素原子、h、j、k及び
m=0、i及びl=1、R4、R5及びR6=水素原子で
ある化合物が得られたことを、1H−NMR及び元素分
析で確認した。
【0073】m.p.:90℃ 元素分析 実測値;C:29.50,H: 3.29,N:4.48 計算値;C:29.21,H: 3.37,N:4.26
【0074】実施例2−2 ジメチルヘキサデシルアミン2.69g(10mmol)
と、上記実施例2−1で得られた化合物1.64g(5
mmol)、溶媒としてエタノール(5ml)を高圧パック
に充填し、これを超高圧反応装置に入れて、68℃、2
00MPaの条件下で48時間反応させた。反応混合物
をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮し、析出
した結晶をジエチルエーテルで洗浄後、エタノールから
再結晶を行い、結晶を精製して目的化合物を得た(収率
約50%)。
【0075】m.p.:132−135℃ 元素分析: 実測値;C:60.77,H:10.22,N:4.63 計算値;C:60.96,H:10.44,N:4.84
【0076】実施例3 アゾビスイソブチルニトリル0.05gを重合開始剤と
して用い、実施例2で得られた化合物1g、メタクリル
酸メチル5gを70℃にて2時間重合させた。得られた
ポリマーを元素分析及びIRにかけ、実施例2で得られ
た化合物とメタクリル酸メチルが共重合したポリマーが
得られた。
【0077】元素分析 実測値;C:24.66, H:8.11,N:0.3
3 得られたポリマーの数平均分子量(GPCにより測定)
は、8000であった。
【0078】実施例4(LAS法による4級化率の測
定) 実施例3で得られたポリマーと、ポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)をそれぞれ0.05gずつ量り取り、そ
れらに20mlの0.1mM LAS水溶液(直鎖ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムの水溶液;LAS 0.
017g−蒸留水 500ml)を加え、5分間撹拌し
た。その後、未反応のLAS水溶液を洗い流すために、
30mlの蒸留水中で撹拌しながら洗浄した。その濾液
をそれぞれ50mlにメスアップした。これらの溶液の
OD223を測定し、逆滴定検量線法により4級化率(μm
ol/g)を測定した。
【0079】
【表1】
【0080】試験例1 殺菌試験 保存培地からEscherichia coli K12 W3110 及びStaphyl
ococcus aureus IFO 12732 を別々のNB培地5mlに
接種し、37℃で18時間静置培養した定常期細胞を、
無菌水でOD660=0.1となるように調製し、無菌水
で100倍希釈したものを菌体懸濁液として使用した。
200mlの三角フラスコに菌体懸濁液40mlを加
え、さらに実施例3のポリマーと、PMMAを別々に各
々0.2gずつ加えた。それらを37℃で振盪培養し、3
0分後に培養液を0.5mlずつ取り、Nutrient Agar
に塗布し、37℃で24時間静置培養した後、コロニー
数を測定した。
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】実験例2 実施例3で得られたポリマー及びPMMAをそれぞれフ
ィルムに成形し、JISK 6911に従って表面抵抗を測定し
た。またオネストメーター法により、10kV帯電圧に
おける半減時間を求めた。結果を表4に示す。
【0084】
【表4】
【0085】本願発明のポリマーには帯電防止機能が認
められた。
【0086】
【発明の効果】一般式(1)で表される第4級アンモニ
ウム塩化合物は、抗菌活性及び帯電防止作用を有し、ま
た、一般式(1)で表される化合物を用いて得られた、
一般式(4)で表される繰返し単位を含むポリマーも抗
菌活性及び帯電防止作用を有する。ポリマー型の抗菌剤
及び帯電防止剤は、樹脂に混練して成形品とした場合、
あるいはそれ自体を成形品とした場合、環境中に流出し
にくく、抗菌性及び帯電防止性が持続するので好まし
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 269/02 C07C 269/02 C08F 20/34 C08F 20/34 C09K 3/16 104 C09K 3/16 104E 104C (72)発明者 樺山 峰明 徳島県鳴門市瀬戸町明神丸山85番地の1 富田製薬株式会社内 (72)発明者 武知 博憲 徳島県徳島市雑賀町西開11番地の2 徳島 県立工業技術センター内 (72)発明者 津村 忠 徳島県徳島市雑賀町西開11番地の2 徳島 県立工業技術センター内 (72)発明者 野々村 俊夫 徳島県徳島市雑賀町西開11番地の2 徳島 県立工業技術センター内 (72)発明者 郡 寿也 徳島県徳島市雑賀町西開11番地の2 徳島 県立工業技術センター内 (72)発明者 妹尾 真紀子 徳島県徳島市南常三島町2丁目1番地 徳 島大学工学部化学応用工学科内 (72)発明者 福井 智也 徳島県徳島市南常三島町2丁目1番地 徳 島大学工学部化学応用工学科内 (72)発明者 前田 拓也 徳島県徳島市南常三島町2丁目1番地 徳 島大学工学部生物工学科内 (72)発明者 釼木 順一 徳島県徳島市南常三島町2丁目1番地 徳 島大学工学部生物工学科内 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 FA03 MA04 NA14 ZB35 4C206 AA01 AA02 AA03 AA04 FA42 HA18 MA04 NA14 ZB35 4H006 AA01 AA03 AB03 BB16 BB17 4H011 AA02 AD01 BA01 BB13 BB19 DD01 DF03 4J100 AL08P BA08P BA32P BA34P BD00P CA01 DA58 DA71 JA43 JA50 JA57

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 [式中、R1及びR2は、同一又は異なって、炭素数1〜
    3のアルキル基を示す。R3は、置換されていることの
    ある炭素数6〜18のアルキル基を示す。R4、R 5及び
    6は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。Xは、有機酸又は無機酸の残基を
    示す。h、i及びkは、同一又は異なって0〜17の整
    数を示し、jは0又は1を示し、h、i、j及びkの和
    は17以下である。lは、0〜18の整数を示す。mは
    0又は1を示す。]で表わされる第四級アンモニウム塩
    化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化合物を有効成分とし
    て含有する抗菌剤。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の化合物を有効成分とし
    て含有する耐電防止剤。
  4. 【請求項4】 一般式(1) 【化2】 [式中、R1及びR2は、同一又は異なって、炭素数1〜
    3のアルキル基を示す。R3は、置換されていることの
    ある炭素数6〜18のアルキル基を示す。R4、R 5及び
    6は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。Xは、有機酸又は無機酸の残基を
    示す。h、i及びkは、同一又は異なって0〜17の整
    数を示し、jは0又は1を示し、h、i、j及びkの和
    は17以下である。lは、0〜18の整数を示す。mは
    0又は1を示す。]で表される第四級アンモニウム塩化
    合物の製造方法であって、一般式(2): 【化3】 [式中、R1、R2、R3、X、h、i、j、k及びl
    は、それぞれ前記と同じ。]で表わされる第4級アンモ
    ニウム塩化合物と、一般式(3)で表される化合物 【化4】 [式中、R4、R5、R6及びmはそれぞれ前記と同
    じ。]とを反応させることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 一般式(4) 【化5】 [式中、R1及びR2は、同一又は異なって、炭素数1〜
    3のアルキル基を示す。R3は、置換されていることの
    ある炭素数6〜18のアルキル基を示す。R4、R 5及び
    6は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。Xは、有機酸又は無機酸の残基を
    示す。h、i及びkは、同一又は異なって0〜17の整
    数を示し、jは0又は1を示し、h、i、j及びkの和
    は17以下である。lは、0〜18の整数を示す。mは
    0又は1を示す。]で表される繰返し単位を含むポリマ
    ー。
  6. 【請求項6】 一般式(4) 【化6】 [式中、R1及びR2は、同一又は異なって、炭素数1〜
    3のアルキル基を示す。R3は、置換されていることの
    ある炭素数6〜18のアルキル基を示す。R4、R 5及び
    6は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。Xは、有機酸又は無機酸の残基を
    示す。h、i及びkは、同一又は異なって0〜17の整
    数を示し、jは0又は1を示し、h、i、j及びkの和
    は17以下である。lは、0〜18の整数を示す。mは
    0又は1を示す。]で表される繰返し単位を含むポリマ
    ーであることを特徴とする抗菌剤。
  7. 【請求項7】 一般式(4) 【化7】 [式中、R1及びR2は、同一又は異なって、炭素数1〜
    3のアルキル基を示す。R3は、置換されていることの
    ある炭素数6〜18のアルキル基を示す。R4、R 5及び
    6は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。Xは、有機酸又は無機酸の残基を
    示す。h、i及びkは、同一又は異なって0〜17の整
    数を示し、jは0又は1を示し、h、i、j及びkの和
    は17以下である。lは、0〜18の整数を示す。mは
    0又は1を示す。]で表される繰返し単位を含むポリマ
    ーであることを特徴とする帯電防止剤。
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