JP2002077917A - 画像データ処理装置及び画像データ処理方法 - Google Patents

画像データ処理装置及び画像データ処理方法

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JP2002077917A
JP2002077917A JP2000208936A JP2000208936A JP2002077917A JP 2002077917 A JP2002077917 A JP 2002077917A JP 2000208936 A JP2000208936 A JP 2000208936A JP 2000208936 A JP2000208936 A JP 2000208936A JP 2002077917 A JP2002077917 A JP 2002077917A
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Hiroshi Kobayashi
博 小林
Kyoko Fukuda
京子 福田
Masami Tomita
真巳 冨田
Masanari Miyata
勝成 宮田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの画質を向上する。 【解決手段】 符号化時に画像データを画像の符号化難
易度に応じて適応型プリフィルタ35により適応的にフ
ィルタリング処理を施し、復号後に画像データを画像の
符号化難易度に応じて適応型画質補正回路50により適
応的に補償処理を施すことにより、符号化雑音を低減す
るとともに適正な画質補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ処理装置
及び画像データ処理方法に関し、例えば入力される画像
データを圧縮符号化して光ディスクに記録する記録再生
装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを圧縮符号化する方式
として、MPEG(Moving Picture Experts Group)規
格に基づく符号化方式がある。このMPEG規格に基づ
く符号化方式は、同一フレーム内における空間的な相関
関係や異なるフレーム間における時間的な相関関係を利
用して画像データの情報量を削減するようになされてい
る。
【0003】したがって、このMPEG規格に基づく符
号化方式を採用した記録再生装置は、入力される画像デ
ータをMPEG規格に基づいて圧縮符号化して圧縮画像
データを生成し、これを光ディスクに記録する。そして
記録再生装置は、再生時、光ディスクから圧縮画像デー
タを再生してこれを伸長復号化することにより元の画像
データを復元する。このように記録再生装置は、MPE
G規格に基づく符号化方式を用いて、膨大な情報量の画
像データを効率的に光ディスクに記録するようになされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる構成
の記録再生装置においては、画像データを圧縮符号化す
る前に当該画像データに対して適応的にフィルタリング
処理を施すことにより、圧縮画像データの情報量を一定
に保つことが考えられている。すなわち記録再生装置
は、画像データを構成する各フレームのうち時間的な相
関関係が低いフレームについては、当該フレームの高周
波成分の情報量を削減した上で圧縮符号化するのに対し
て、当該時間的な相関関係が高いフレームについては、
当該フレームの情報量を削減せずに圧縮符号化する。
【0005】このように記録再生装置は、フレーム間の
時間的な相関関係が低いため圧縮画像データの情報量が
増大することが予測される場合には、人間の視覚にとっ
て画質の劣化が目立たない高周波成分の情報量を削減し
た上で画像データの圧縮符号化処理を行うことにより、
圧縮画像データの情報量を一定にしている。
【0006】ところで、画像の圧縮率が高い場合には、
符号化雑音による画質劣化を少なくするために、視覚
上、画像の鮮鋭度の低下が目立つくらいに、高周波成分
の情報量を削減することがある。高周波成分の情報削減
処理は、符号化前処理あるいは符号化処理時に行われ
る。そして、この高周波成分の情報削減に対する補償処
理が復号処理後に行われる。
【0007】しかしながら、圧縮符号化する前のフィル
タリング処理を適応的に施した場合には、絵柄によって
フィルタリング処理の強さが異なるため、復号処理後に
高周波成分の情報削減に対する補償処理を一様に施す
と、補償処理が絵柄によって不適切になってしまうこと
があった。
【0008】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
ので、従来に比して一段と画像データの画質を向上し得
る画像データ処理装置及びその画像データ処理方法を提
案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、符号化時に画像データを画像の符
号化難易度に応じて適応的にフィルタリング処理を施
し、復号後に画像データを画像の符号化難易度に応じて
適応的に補償処理を施すことにより、符号化雑音を低減
するとともに適正な画質補正を行う。
【0010】すなわち、本発明に係る画像データ処理装
置は、入力画像データから符号化難易度を計算する符号
化難易度計算手段と、上記入力画像データから算出され
た符号化難易度に基づいて、上記入力画像データに適応
的にフィルタリング処理を施すフィルタリング手段と、
上記フィルタリング処理が施された入力画像データに圧
縮符号化処理を施す圧縮符号化手段と、上記圧縮符号化
処理が施されたされた画像データに復号処理を施す復号
手段と、上記復号処理が施された復号画像データから符
号化難易度を計算する符号化難易度計算手段と、上記復
号画像データから算出された符号化難易度に基づいて、
上記復号画像データに適応的に画質補正処理を施す画質
補正手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る画像データ処理方法
は、入力画像データから符号化難易度を計算する符号化
難易度計算工程と、上記入力画像データから算出された
符号化難易度に基づいて、上記入力画像データに適応的
にフィルタリング処理を施すフィルタリング工程と、上
記フィルタリング処理が施された入力画像データに圧縮
符号化処理を施す圧縮符号化工程と、上記圧縮符号化処
理が施されたされた画像データに復号処理を施す復号工
程と、上記復号処理が施された復号画像データから符号
化難易度を計算する符号化難易度計算手段と、上記復号
画像データから算出された符号化難易度に基づいて、上
記復号画像データに適応的に画質補正処理を施す画質補
正工程とを有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】本発明は、例えば図1に示すような構成の
記録再生装置1に適用される。
【0014】この記録再生装置1では、外部からNTS
C(National Television System Commmittee )方式の
画像信号S1をアナログ/ディジタル(A/D)変換回
路2に入力し、当該A/D変換回路2においてアナログ
ディジタル変換を施すことにより得られた画像データD
2をNTSCデコーダ3に送出する。NTSCデコーダ
3は、このNTSC方式の画像データD2を輝度信号及
び色信号に分離し、当該分離された輝度信号及び色信号
でなる画像データD3をノイズ低減回路4及びシーンチ
ェンジ検出回路5に送出する。
【0015】ノイズ低減回路4は、図2に示すように、
動き補償フィールド巡回型ノイズ低減回路6、符号化難
易度算出回路7、マルチプレクサ回路8及びフィールド
メモリ9からなる。このノイズ低減回路4は、NTSC
デコーダ3から画像データD3が動き補償フィールド巡
回型ノイズ低減回路6に供給されるとともに、シーンチ
ェンジ検出回路5から例えば映画やドラマなどでなる画
像データD3中にシーンチェンジがあったか否かを示す
シーンチェンジデータD26が符号化難易度算出回路7
に供給される。
【0016】動き補償フィールド巡回型ノイズ低減回路
6は、図3に示すように、画像データD3が減算器10
及びVフィルタ11に入力される。また動き補償フィー
ルド巡回型ノイズ低減回路6は、ノイズ低減回路4(図
2)のフィールドメモリ9から画像データD3を1フィ
ールド遅延させたフィールド遅延画像データD5がVフ
ィルタ13に入力される。
【0017】Vフィルタ11は、インタレース(飛び越
し)走査方式の画像データD3に対して垂直方向におけ
るフィールド遅延画像データD5との間の位相補償を施
し、その結果得た画像データD6を動き補償回路14に
送出する。同様にしてVフィルタ13は、インタレース
(飛び越し)走査方式のフィールド遅延画像データD5
に対して垂直方向における画像データD3との間の位相
補償を施し、その結果得たフィールド遅延画像データD
7を動き補償回路14に送出する。
【0018】すなわち図4に示すように、Vフィルタ1
1は、画像データD3の偶数フィールドにおいて、水平
方向の位相が同一であってかつ隣接する偶数ライン上に
存在する2つの画素の画素値を基に、当該各画素を垂直
方向に対して所定の比(例えば3:1)で分割した位相
の画素の画素値を算出する。これとともにVフィルタ1
3は、フィールド遅延画像データD5の奇数フィールド
において、水平方向の位相が同一であってかつ隣接する
奇数ライン上に存在する2つの画素の画素値を基に、当
該各画素を垂直方向に対して所定の比(例えば1:3)
で分割した位相の画素の画素値を算出する。これにより
画像データD3及びフィールド遅延画像データD5の垂
直方向の位相が一致し、位相補償が行われる。
【0019】相関度算出手段としての動き補償回路14
は、まず画像データD6を所定の大きさのブロックに分
割する。そして動き補償回路14は、これら各ブロック
の中から1つの参照ブロックを抽出し、フィールド遅延
画像データD7の所定のサーチエリア内に存在する候補
ブロックの中から当該参照ブロックに最も類似する類似
候補ブロックを探索し、当該探索された類似候補ブロッ
クとの差分すなわちノイズを算出する。そして動き補償
回路14は、画像データD6内のすべてのブロックにつ
いて類似候補ブロックとの差分を算出し、これを動き補
償残差データD8としてアダマール変換回路15及び符
号化難易度算出回路7(図2)に送出する。
【0020】アダマール変換回路15は、動き補償回路
14から送出される動き補償残差データD8を例えば8
つの水平周波数成分に分離し、当該各水平周波数成分の
動き補償残差データD9を非線形回路16に送出する。
非線形回路16は、非線形のリミッタ回路でなり、各水
平周波数成分の動き補償残差データD9に適用される各
リミッタ値を、当該各水平周波数の周波数帯域に応じて
適応的に変化させ、各動き補償残差データD9の上限値
をそれぞれ制限することにより、各水平周波数成分のノ
イズデータD10を生成して逆アダマール変換回路17
に送出する。すなわち、水平周波数成分が低域の動き補
償残差データD9は、ノイズとして目立つためリミッタ
値を高く設定するのに対して、水平周波数成分が高域の
動き補償残差データD9は、ノイズとして目立たないた
めリミッタ値を低く設定する。
【0021】逆アダマール変換回路17は、各水平周波
数成分のノイズデータD10を時間軸のノイズデータD
11に変換し、これを減算器10に送出する。減算器1
0は、NTSCデコーダ3(図1)から供給される画像
データD3からノイズデータD11を減算することによ
り、異なるフィールド間において時間的な相関関係がな
いノイズが低減されたノイズ低減画像データD12を生
成し、これをマルチプレクサ回路8(図2)に送出す
る。
【0022】このように動き補償フィールド巡回型ノイ
ズ低減回路6は、画像データD3のノイズを予め低減す
ることにより、圧縮符号化処理や伸長復号化処理を実行
する際に生じる、各ブロックの境界が不連続となるブロ
ック歪みやエッジ周辺に現れるリンキング状のモスキー
トノイズを低減するようになされている。
【0023】符号化難易度算出回路7は、図5に示すよ
うに、動き補償フィールド巡回型ノイズ低減回路6(図
2)から供給される動き補償残差データD8を加算平均
回路28に入力する。加算平均回路28は、動き補償残
差データD8を1フィールド分加算することにより、1
フィールド毎のフィールド符号化難易度データD29を
算出する。1フィールド毎のフィールド符号化難易度デ
ータD29は、テンポラルフィルタ回路29に入力さ
れ、時間軸方向のフィルタリング処理が施される。次の
式(1)に示すような伝達関数Fを用いて時間軸方向の
フィルタリング処理を施すことによりフィールド符号化
難易度データD28を生成する。
【0024】
【数1】
【0025】なお、Kは0<K<1の定数でフィルタの
時定数を決定する。Z-Fは1フィールド遅延を表す。
【0026】また、動き補償残差データD8は、Hブロ
ックフィルタ回路21にも供給される。Hブロックフィ
ルタ回路21は、図6(A)に示すように、動き補償残
差データD8を構成する各ブロックデータdmc[m,
n]それぞれに対して、式(2)に示すような水平方向
のブロック間におけるフィルタリング処理を施すことに
より、水平方向の平滑化が行われたブロックデータdm
c_hfil[m,n]からなる動き補償残差データD
15をVブロックフィルタ回路22及びマルチプレクサ
回路23に送出する。
【0027】
【数2】
【0028】ここでmは各ブロックの水平方向のアドレ
スを示し、nは垂直方向のアドレスを示す。
【0029】Vブロックフィルタ回路22は、図6
(B)に示すように、Hブロックフィルタ回路21から
供給される動き補償残差データD15の各ブロックデー
タdmc_hfil[m,n]それぞれに対して、シリ
アル/パラレル変換回路24から供給される動き補償残
差多重化データD16に含まれるブロックデータdmc
_hfil[m,n−1]を用いて、式(3)に示すよ
うな垂直方向のブロック間におけるフィルタリング処理
を施すことにより、次式(4)に示すような水平及び垂
直方向の平滑化が行われたブロックデータdmc_hv
fil[m,n]からなる動き補償残差データD17を
生成し、これをマルチプレクサ回路23に送出する。
【0030】
【数3】
【0031】
【数4】
【0032】したがって動き補償残差データD17は、
図6(C)に示すように、動き補償残差データD8を構
成する各ブロックデータdmc[m,n]に対して空間
的な平滑化を行うことによって生成されたデータであ
る。
【0033】マルチプレクサ回路23は、図7に示すよ
うに、水平方向の平滑化が行われた動き補償残差データ
D15と水平及び垂直方向の平滑化が行われた動き補償
残差データD17をブロック毎に多重化し、その結果得
た動き補償残差多重化データD18をパラレルシリアル
変換回路25に送出する。パラレルシリアル変換回路2
5は、4ビットの動き補償残差多重化データD18をパ
ラレルシリアル変換し、その結果得た1ビットの動き補
償残差多重化データD19をセレクタ回路26に送出す
る。
【0034】セレクタ回路26は、パラレルシリアル変
換回路25から供給される動き補償残差多重化データD
19とメモリ27から読み出された動き補償残差多重化
データD20とを切り換え、当該切り換えたいずれか一
方のデータを動き補償残差多重化データD21としてメ
モリ27に送出して記憶する。メモリ27は、書き込ん
だ動き補償残差多重化データD21を所定のタイミング
で読み出し、これを動き補償残差多重化データD20と
してセレクタ回路26及びシリアルパラレル変換回路2
4に送出する。シリアルパラレル変換回路24は、1ビ
ットの動き補償残差多重化データD21をシリアルパラ
レル変換し、その結果得た4ビットの動き補償残差多重
化データD16をVブロックフィルタ回路22及びテン
ポラルフィルタ回路30に送出する。
【0035】相関度平滑化手段としてのテンポラルフィ
ルタ回路30は、シリアルパラレル変換回路24から供
給される動き補償残差多重化データD16のうち水平及
び垂直方向の平滑化が行われた動き補償残差データをd
fc_inとするとともに、フィールドメモリ9(図
2)から供給される、当該動き補償残差データdfc_
inを1フィールド遅延させた動き補償残差データでな
るフィールド遅延符号化難易度データD25を動き補償
残差データdfc_fdとして、時間軸方向のフィルタ
リング処理を施すことにより、符号化難易度算出回路7
に入力された動き補償残差データD8に対して水平及び
垂直並びに時間軸方向の平滑化を施し、これをブロック
毎のブロック符号化難易度データと定義している。
【0036】具体的にはテンポラルフィルタ回路30
は、水平及び垂直方向の平滑化が行われた動き補償残差
データdfc_in及び当該動き補償残差データdfc
_inを1フィールド遅延させた動き補償残差データd
fc_fdとを基に、次の式(5)に示すような時間軸
方向のフィルタリング処理を施すことによりブロック符
号化難易度データtfilを生成する。
【0037】
【数5】
【0038】ここで、dif_fdは動き補償残差デー
タdfc_inと動き補償残差データdfc_fdとの
差分データを示し、adif_fdは差分データdif
_fdの絶対値を示す。s_dif_fdは差分データ
dif_fdの符号ビットを示し、当該符号ビットs_
dif_fdが0のときは差分データdif_fdが正
であることを示し、符号ビットs_dif_fdが1の
ときは差分データdif_fdが負であることを示す。
c_tmp_fil_h、c_tmp_fil_lは定
数を示す。
【0039】すなわちテンポラルフィルタ回路30は、
水平及び垂直方向の平滑化が行われた動き補償残差デー
タdfc_inと当該動き補償残差データdfc_in
を1フィールド遅延させた動き補償残差データdfc_
fdとの差分データdif_fdが所定の範囲内に存在
する場合には動き補償残差データdfc_in及びdf
c_fdの平均値をブロック符号化難易度データtfi
lとする一方、所定の範囲外に存在する場合には動き補
償残差データdfc_fdに対して所定の定数を加算又
は減算した結果をブロック符号化難易度データtfil
とする。
【0040】ところで符号化難易度算出回路7(図2)
は、シーンチェンジ検出回路5(図1)から例えば映画
やドラマなどでなる画像データD3中にシーンチェンジ
があったか否かを示すシーンチェンジデータD26が供
給されており、当該供給されたシーンチェンジデータD
26をテンポラルフィルタ回路30に入力するようにな
されている。この場合、シーンチェンジ検出回路5は、
シーンチェンジを検出したときはシーンチェンジデータ
D26として1を出力し、それ以外は0を出力する。
【0041】そこでテンポラルフィルタ回路30は、上
述のブロック符号化難易度データtfilをブロック符
号化難易度データD27としてシフトレジスタ31に送
出する際、当該ブロック符号化難易度データD27の垂
直帰線消去期間にシーンチェンジデータD26を時分割
でシフトレジスタ31に送出する。シフトレジスタ31
は、シーンチェンジデータD26及びブロック符号化難
易度データD27を一旦保持し、所定のタイミングでノ
イズ低減回路4のマルチプレクサ回路8に送出する。
【0042】マルチプレクサ回路8は、動き補償フィー
ルド巡回型ノイズ低減回路6から供給されるノイズ低減
画像データD12を出力する際、当該ノイズ低減画像デ
ータD12の水平帰線消去期間を利用してシーンチェン
ジデータD26、ブロック符号化難易度データD27及
びフィールド符号化難易度データD28を出力すること
によりノイズ低減画像データD12、シーンチェンジデ
ータD26、ブロック符号化難易度データD27及びフ
ィールド符号化難易度データD28を多重化し、当該多
重化されたノイズ低減画像データD12、シーンチェン
ジデータD26、ブロック符号化難易度データD27及
びフィールド符号化難易度データD28をフィールドメ
モリ9に送出して書き込む。
【0043】フィールドメモリ9は、NTSCデコーダ
3から供給された画像データD3を1フィールド遅延さ
せ、そのフィールド遅延画像データD5を動き補償フィ
ールド巡回型ノイズ低減回路6及びシーンチェンジ検出
回路5に送出し、ブロック符号化難易度データD27を
1フィールド遅延させ、そのフィールド遅延ブロック符
号化難易度データD25を符号化難易度算出回路7に送
出し、当該フィールド遅延ブロック符号化難易度データ
D25、フィールド遅延符号化難易度データD28及び
シーンチェンジデータD26を適応型プリフィルタ35
(図1)に送出し、ノイズ低減画像データD12を1フ
ィールド遅延させ、そのフィールド遅延ノイズ低減画像
データD30を適応型プリフィルタ35に送出する。
【0044】ここでこのフィールドメモリ9に対する各
データの書き込み及び読み出しタイミングを図8(A)
〜(H)に示す。
【0045】図8(A)はノイズ低減画像データD12
がフィールドメモリ9に書き込まれるタイミングを示
し、図8(B)はブロック符号化難易度データD27が
フィールドメモリ9に書き込まれるタイミングを示し、
図8(C)フィールド符号化難易度データD28がフィ
ールドメモリ9に書き込まれるタイミングを示し、図8
(D)はシーンチェンジデータD26がフィールドメモ
リ9に書き込まれるタイミングを示す。図8(E)はフ
ィールド遅延ノイズ低減画像データD30をフィールド
メモリ9から読み出すタイミングを示し、図8(F)は
フィールド遅延符号化難易度データD25をフィールド
メモリ9から読み出すタイミングを示し、図8(G)は
フィールド符号化難易度データD28をフィールドメモ
リ9から読み出すタイミングを示し、図8(H)はシー
ンチェンジデータD26をフィールドメモリ9から読み
出すタイミングを示す。
【0046】適応型プリフィルタ35は、フィールド遅
延ブロック符号化難易度データD25、フィールド符号
化難易度データD28及びシーンチェンジデータD26
に基づいてフィールド遅延ノイズ低減画像データD30
に対して、式(6)に示すような伝達関数Hを用いて適
応的にフィルタリング処理を施すことにより、フィール
ド遅延ノイズ低減画像データD30を構成する各フィー
ルドの時間的な相関関係に応じて当該フィールド遅延ノ
イズ低減画像データD30の情報量を削減し、その結果
得たノイズ低減画像データD31をMPEGエンコーダ
36に送出する。
【0047】
【数6】
【0048】なお伝達関数Gは、図9に示すように、注
目する画素の画素値に対して当該画素の周囲に存在する
画素の画素値に所定の係数を乗算したものを加算するこ
とにより重み付け演算を行うようになされている。
【0049】ここで、フィルタ係数αはフィールド遅延
ブロック符号化難易度データD25、フィールド符号化
難易度データD28及びシーンチェンジデータD26の
値に応じて0〜1の範囲内で決定される値である。すな
わちフィルタ係数αは、フィールド遅延ブロック符号化
難易度データD25及びフィールド符号化難易度データ
D28の値が所定レベル以上であってかつシーンチェン
ジデータD26の値が0の場合には1に近い値が設定さ
れ、フィールド遅延ブロック符号化難易度データD25
及びフィールド符号化難易度データD28の値が所定レ
ベル以下であってかつシーンチェンジデータD26の値
が0の場合には0が設定されるが、シーンチェンジデー
タD26の値が1の場合にはフィールド遅延ブロック符
号化難易度データD25及びフィールド符号化難易度デ
ータD28の値にかかわらず強制的に0が設定される。
【0050】ここで、フィルタ係数αとブロック符号化
難易度データD25との関係を具体例として図12に示
す。すなわち、フィルタ係数αは、ブロック単位に得ら
れるブロック符号化難易度データの値に応じて図12に
示すように制御される。図12中のテーブル番号(Tab.
No)は、画像伝送速度毎に、図13に示すフィールド符
号化難易度データD28の値に応じて最適な設定テーブ
ルが選択される。例えば、画像伝送速度が4Mbpsの
とき、フィールド毎に得られるフィールド符号化難易度
データD28の値が14であったとするとに、テーブル
番号(Tab.No)15が選択される。そして、テーブル番
号(Tab.No)15の設定に従って、フィルタ係数αが画
面内のブロック毎に得られるブロック符号化難易度デー
タD25により制御される。
【0051】このように適応型プリフィルタ35は、図
10に示すように、時間的な相関関係が低いフィールド
及び領域に対しては、フィルタ係数αに1に近い値を設
定して当該フィールドの高周波成分の情報量を削減する
のに対して、時間的な相関関係が高いフィールド及び領
域に対しては、フィルタ係数αに0に近い値を設定して
当該フィールドの情報量の削減を行わないようにするこ
とにより、フィールド遅延ノイズ低減画像データD30
に対して適応的にフィルタリング処理を施し、後段のM
PEGエンコーダ36によって得られる圧縮画像データ
D36の情報量をほぼ一定に保っている。
【0052】これにより適応型プリフィルタ35は、フ
ィールド間の時間的な相関関係が低いため圧縮画像デー
タD36の情報量が増大することが予測される場合に
は、人間の視覚にとって画質の劣化が目立たない高周波
成分の情報量を削減した上でフィールド遅延ノイズ低減
画像データD30の圧縮符号化処理を行うことにより、
圧縮画像データD36の情報量をほぼ一定にしている。
【0053】その際、適応型プリフィルタ35は、シー
ンチェンジが発生したフィールドすなわち直前のフィー
ルドと時間的な相関関係が全くないフィールドに対して
は、フィルタ係数αに強制的に0を設定して当該フィー
ルドの情報量の削減を行わないようにする。これにより
記録再生装置1では、適応型プリフィルタ35によって
得られたノイズ低減画像データD31を圧縮符号化及び
伸長復号化する際、シーンチェンジ直後の画像データが
劣化することがない。
【0054】MPEGエンコーダ36は、DCT(Disc
rete Cosine Tranform:離散コサイン変換)符号化方式
に基づいてノイズ低減画像データD31を圧縮符号化す
ることにより、画像データに例えば量子化スケール等の
符号化情報が付加されてなる圧縮画像データD32をE
CC(Error Correcting Circuit)エンコーダ37に送
出する。
【0055】ECCエンコーダ37は、圧縮画像データ
D32に対して誤り訂正符号を付加し、その結果得た圧
縮画像データD33を8−14変調回路38に送出す
る。8−14変調回路38は、所定の8−14変調方式
に基づいて圧縮画像データD33に対して変調処理を施
し、その結果得た圧縮画像データD34をRFアンプ3
9に送出する。RFアンプ39は、圧縮画像データD3
4を所定レベルに増幅し、その結果得た圧縮画像データ
D35を光ピックアップ40を介して光ディスク41に
記録する。
【0056】これに対して再生時、記録再生装置1は、
光ディスク41から光ピックアップ40を介して圧縮画
像データD40を再生し、これをRFアンプ45に送出
する。RFアンプ45は、圧縮画像データD40を所定
のレベルに増幅し、その結果得た圧縮画像データD41
を8−14復調回路46に送出する。8−14復調回路
46は、所定の8−14復調方式に基づいて圧縮画像デ
ータD41を復調し、その結果得た圧縮画像データD4
2をECCデコーダ47に送出する。
【0057】ECCデコーダ47は、ECCエンコーダ
37において付加された誤り訂正符号を用いて誤り訂正
を行い、その結果得た圧縮画像データD43をMPEG
デコーダ48に送出する。MPEGデコーダ48は、圧
縮画像データD43を伸長復号化することにより元の画
像データD44を復元し、これをノイズ低減回路49に
送出する。その際、MPEGデコーダ48は、量子化ス
ケールなどの符号化情報データD45を抽出し、当該符
号化情報データD45もノイズ低減回路49に送出す
る。
【0058】ノイズ低減回路49は、符号化情報データ
D45を用いて画像データD44に対してフィルタリン
グ処理を施すことにより当該画像データD44に生じた
ブロック歪みやモスキートノイズを低減し、その結果得
た画像データD46を画質補正回路50に送出する。ま
た、記録系のノイズ低減回路4と同様に再生系のノイズ
低減回路49においても、ブロック符号化難易度データ
D50をブロック毎に算出するとともにフィールド符号
化難易度データD51をフィールド毎に算出し適応型画
質補正回路50に供給する。
【0059】適応型画質補正回路50は、ブロック符号
化難易度データD50及びフィールド符号化難易度デー
タD51に基づいて、画像データD46に対して、式
(7)に示すような伝達関数Hを用いて適応的に画質補
正処理を施す。
【0060】
【数7】
【0061】ここで、フィルタ係数αとブロック符号化
難易度データD50との関係は、記録系と同様に図12
及び図13にて示される。すなわち、フィルタ係数α
は、ブロック単位に得られるブロック符号化難易度デー
タの値に応じて図12に示すように制御される。図12
中のテーブル番号(Tab.No)は、画像伝送速度毎に、図
13に示すフィールド符号化難易度データD28の値に
応じて最適な設定テーブルが選択される。例えば、画像
伝送速度が4Mbpsのとき、フィールド毎に得られる
フィールド符号化難易度データD51の値が14であっ
たとするとに、テーブル番号(Tab.No)15が選択され
る。そして、テーブル番号(Tab.No)15の設定に従っ
て、フィルタ係数αが画面内のブロック毎に得られるブ
ロック符号化難易度データD50により制御される。な
お、再生系で用いるテーブルは、記録系で用いた図12
及び図13にて示されるテーブルと特性が異なっていて
もよい。また、画質補正処理において符号化難易度で制
御するパラメータは、フィルタ係数αだけに限定される
ことなく、例えばフィルタの周波数特性やコアリングの
レベル等についても適用してもよい。
【0062】適応型画質補正回路50は、適応的に画質
補正処理を施した画像データD47をNTSCエンコー
ダ51に送出する。NTSCエンコーダ51は、画像デ
ータD47をNTSC方式の画像データD48に変換
し、これをディジタルアナログ(D/A)変換回路52
に送出する。D/A変換回路52は、NTSC方式の画
像データD48をディジタルアナログ変換し、その結果
得た画像信号S49を外部に出力する。
【0063】ところで操作入力部55は、ブロック歪み
の低減を行うか否かを選択するためのスイッチや、画質
補正を制御するためのスイッチが設けられ、ユーザの入
力操作に応じた入力データD55を生成し、これを制御
回路56に送出する。制御回路56は、操作入力部55
から供給される入力データD55を基に制御データD5
6を生成し、これをノイズ低減回路49及び画質補正回
路50に送出し当該ノイズ低減回路49及び画質補正回
路50の動作を制御する。
【0064】以上の構成において、シーンチェンジ検出
回路5は、NTSCデコーダ3から供給される画像デー
タD3と当該画像データD3を1フィールド遅延させた
フィールド遅延画像データD5との間の相関関係を解析
することにより当該画像データD3に含まれるシーンチ
ェンジを検出し、当該シーンチェンジの有無を示すシー
ンチェンジデータD26を適応型プリフィルタ35に送
出する。
【0065】またノイズ低減回路4は、画像データD3
とフィールド遅延画像データD5との間の相関関係を解
析して動き補償残差データD8を生成した後、当該動き
補償残差データD8に対して水平及び垂直並びに時間軸
方向の平滑化処理を施すことによりフィールド遅延符号
化難易度データD25を生成し、これを適応型プリフィ
ルタ35に送出する。
【0066】適応型プリフィルタ35は、供給されるフ
ィールド遅延符号化難易度データD25及びシーンチェ
ンジデータD26に基づいて、ノイズ低減回路4から順
次供給されるフィールド遅延ノイズ低減画像データD3
0の各フィールド画像のうち、1フィールド前のフィー
ルド画像との間の相関関係が低いフィールド画像に対し
ては不要な周波数成分を除去する帯域制限の度合いを強
くするのに対して、相関関係が高いフィールド画像に対
しては帯域制限の度合いを弱くするが、シーンチェンジ
が発生し1フィールド前のフィールド画像との間の相関
関係が全くないフィールド画像に対しては強制的に帯域
制限の度合いを弱めることにより、フィールド遅延ノイ
ズ低減画像データD30を構成する各フィールド画像の
情報量を必要に応じて削減する。
【0067】なお上述の実施の形態においては、フィー
ルドメモリ9を用いてシーンチェンジ検出回路5、動き
補償フィールド巡回型ノイズ低減回路6、符号化難易度
算出回路7及び適応型プリフィルタ35それぞれに供給
するデータの読み出しタイミングを制御する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、フレームメモリを
用いて各回路に供給するデータの読み出しタイミングを
制御するようにしても良い。
【0068】この場合のフレームメモリにおける各デー
タの書き込み及び読み出しタイミングを図11(A)〜
(H)に示す。図11(A)はノイズ低減画像データD
12がフレームメモリに書き込まれるタイミングを示
し、図11(B)はブロック符号化難易度データD27
がフレームメモリに書き込まれるタイミングを示し、図
11(C)はフレーム符号化難易度データD28がフレ
ームメモリに書き込まれるタイミングを示し、図11
(D)はシーンチェンジデータD26がフレームメモリ
に書き込まれるタイミングを示す。図11(E)はフレ
ーム遅延ノイズ低減画像データをフレームメモリから読
み出すタイミングを示し、図11(F)はフレーム遅延
ブロック符号化難易度データをフレームメモリから読み
出すタイミングを示し、図11(G)はフレーム遅延符
号化難易度データをフレームメモリから読み出すタイミ
ングを示し、図11(H)はシーンチェンジデータD2
6をフレームメモリから読み出すタイミングを示す。
【0069】また、上述の実施の形態においては、符号
化難易度データを動き補償残差データより算出したが、
近隣のブロックにおける動きベクトル同士より動きベク
トルの差分値を求め、この動きベクトル差分値と上記動
き補償残差値との合成を行い符号化難易度データを算出
してもよい。
【0070】また、上述の実施の形態においては、記録
系と再生系で独立にノイズ低減回路、適応型プリフィル
タ回路と適応型画質補正回路を設けたが、記録(符号
化)と再生(復号化)を同時に行わない場合は、上記回
路を兼用することができる。
【0071】さらに上述の実施の形態においては、本発
明を記録再生装置1に適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、画像データを圧縮符号化する前
に当該画像データに対して適応的にフィルタリング処理
を施し、画像データを伸張復号化した後に当該画像デー
タに対して適応的な画質補正処理を施す画像データ処理
装置に本発明を広く適用し得る。
【0072】ここで、フィールド毎の符号化難易度Kp_F
i の算出過程において、上記時間軸方向のフィルタリン
グ処理を施す前に、静止画検出、シーンチェンジ検出、
時間軸フィルタ処理を施す例について、図14,図15
及び図16を参照して説明する。
【0073】すなわち、この例において、ステップS1
では、入力画像が静止画であるか否かを判定する。例え
ば符号化難易度Kp_Fi の値が複数フィールド間、同じ値
あるいは近い値で連続する場合に静止画であると判定す
る。
【0074】上記ステップS1において、入力画像が静
止画であると判定した場合には、ステップS2に進み、
符号化難易度減衰値dに例えば定数2を加算する。ま
た、入力画像が静止画でないと判定した場合には、ステ
ップS3に進み、符号化難易度減衰値dに定数2を減算
する。
【0075】図15のタイミングチャートに示す例で
は、フィールド毎の符号化難易度Kp_Fi の値が16フィ
ールド連続した場合に静止画であると判定しており、静
止画がフィールド番号[n+1] 〜フィールド番号[n+23]ま
で連続したとすると、フィールド番号[n+16]から符号化
難易度減衰値dが定数2ずつカウントアップされる。こ
の例では、話を簡略化するために符号化難易度Kp_Fi[0]
の値が常に10であったとすると、符号化難易度減衰値
dはフィールド番号[n+20]からフィールド番号[n+23]ま
で10となる。そして、フィールド番号[n+24]から静止
画でないと判定された結果、符号化難易度減衰値dはカ
ウントダウンされる。
【0076】次のステップS4では、フィールド毎の符
号化難易度Kp_Fi から符号化難易度減衰値dを減算す
る。
【0077】そして、ステップS5,S6では、上記ス
テップS4での減算結果Kp_Fi_stlが負にならないよう
に制限する。すなわち、ステップS5ではステップS4
での減算結果Kp_Fi_stl[0] が0よりも小さいか否かを
判定し、減算結果Kp_Fi_stl[0] が0よりも小さい場合
にはステップS6でKp_Fi_stl[0]=0,d=Kp_Fi[0]と
する。また、ステップS5ではステップS4での減算結
果Kp_Fi_stl[0] が符号化難易度Kp_Fi[0]よりも大きい
否かを判定し、減算結果Kp_Fi_stl[0] が0よりも符号
化難易度Kp_Fi[0]よりも大きい場合にはステップS6で
Kp_Fi_stl[0]=Kp_Fi[0],d=0とする。
【0078】次のステップS7では、シーンチェンジ点
か否かの判定を行う。シーンチェンジ点の判定結果を示
すフラグxsc[0]は、図16のタイミングチャートに示す
ように、シーンチェンジ点の後1フィールド間Lowレ
ベルになる。そして、フラグxsc[0]は、1フィールド前
のフラグxsc[F]及び2フィールド前のフラグxsc[2F]と
の論理積演算により、時間軸上で伸張されて、シーンチ
ェンジ点の後3フィールド間をLowレベルで示すシー
ンチェンジ信号xsc[0]&xsc[F]&xsc[2F] とされる。
【0079】上記シーンチェンジ信号xsc[0]&xsc[F]&
xsc[2F] がLowレベルのとき、すなわち、上記ステッ
プS7における判定結果がYESの場合にシーンチェン
ジ処理を行い、ステップS8で1フィールド前のシーン
チェンジ符号化難易度Kp_Fi_sc[F]を保持する。一方、
上記シーンチェンジ信号xsc[0]&xsc[F]&xsc[2F]がH
ighレベルのとき、すなわち、上記ステップS7にお
ける判定結果がNOの場合には、ステップS9に進んで
静止画処理を行った符号化難易度Kp_Fi_stl[0]をシーン
チェンジ処理後の符号化難易度Kp_Fi_sc[0] とする。
【0080】そして、次のステップS10では、上記シ
ーンチェンジ符号化難易度Kp_Fi_sc[0],Kp_Fi_sc[F]
を用いて、上記式(1)に示した伝達関数Fを用いて時
間軸方向のフィルタリング処理を施す。
【0081】以上の図12、図13はリアルタイム伝送
の例であり画像伝送速度に応じた適応処理について説明
したが、リアルタイム伝送においては画像伝送速度と画
像圧縮率は一定の関係にあるので画像圧縮率に応じて適
応的に制御してもよいことは勿論である。
【0082】また非リアルタイム伝送においては画像伝
送速度の代わりに画像圧縮率に応じた適応制御を行う。
【0083】例えば図1に示した記録再生装置1では、
光ディスクを用いた光ディスクドライブの例であるが、
ハードディスクドライブとし、MPEGエンコーダ及び
MPEGデコーダにおけるMPEG圧縮率がハードディ
スクの記録/再生速度と異なり、MPEGエンコーダや
変調回路及び復調回路やMPEGデコーダ内のバッファ
メモリで圧縮率と記録/再生速度の違いを吸収する場合
などが非リアルタイム伝送の例として挙げられる。この
場合、ハードディスクユニットとMPEGエンコーダ及
びMPEGデコーダとの間をデジタル伝送系を介して接
続したり、ハードディスクユニットに代えて半導体メモ
リを用いるなどの変形例も考えられる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、符号化
時に画像データを画像の符号化難易度に応じて適応的に
フィルタリング処理を施すことにより符号化雑音を低減
することができ、復号後に画像データを画像の符号化難
易度に応じて適応的に補償処理を施すことにより適正な
画質補正を行うことができる。また、画面全体の符号化
難易度と画面内の局所的な符号化難易度を用いて適応的
なフィルタリング処理を施すことにより、より効果的に
情報量を削減することができる。
【0085】したがって、本発明によれば、従来に比し
て一段と画像データの画質を向上し得る画像データ処理
装置及びその画像データ処理方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記記録再生装置に設けられたノイズ低減回路
の構成を示すブロック図である。
【図3】上記ノイズ低減回路に設けられた動き補償フィ
ールド巡回型ノイズ低減回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】上記動き補償フィールド巡回型ノイズ低減回路
におけるVフィルタによる位相補償の説明に供する略線
図である。
【図5】上記ノイズ低減回路に設けられた符号化難易度
算出回路の構成を示すブロック図である。
【図6】上記動き補償フィールド巡回型ノイズ低減回路
における水平及び垂直方向のフィルタリング処理の説明
に供する略線図である。
【図7】上記ノイズ低減回路における多重化処理の説明
に供する略線図である。
【図8】上記ノイズ低減回路におけるフィールドメモリ
に対する各データの書き込み及び読み出しタイミングの
説明に供する略線図である。
【図9】上記記録再生装置に設けられた適応型プリフィ
ルタにおける伝達関数Gによるフィルタリング処理の説
明に供する略線図である。
【図10】上記適応型プリフィルタにおける伝達関数H
によるフィルタリング処理の説明に供する略線図であ
る。
【図11】フレームメモリに対する各データの書き込み
及び読み出しタイミングの説明に供する略線図である。
【図12】フィルタ係数とブロック符号化難易度データ
との関係を示す図である。
【図13】上記フィルタ係数を設定するためのテーブル
とフィールド符号化難易度データとの関係を示す図であ
る。
【図14】フィールド毎の符号化難易度の算出過程にお
いて、静止画検出、シーンチェンジ検出、時間軸フィル
タ処理を施す場合の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図15】符号化難易度減衰値の変化を示すタイミング
チャートである。
【図16】シーンチェンジ処理後の符号化難易度の変化
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 記録再生装置、4 ノイズ低減回路、5 シーンチ
ェンジ検出回路、6動き補償フィールド巡回型ノイズ低
減回路、7 符号化難易度算出回路、8 マルチプレク
サ回路、9 フィールドメモリ、14 動き補償回路、
21 Hブロックフィルタ回路、22 Vブロックフィ
ルタ回路、23 マルチプレクサ回路、24 シリアル
パラレル変換回路、25 パラレルシリアル変換回路、
26セレクタ回路、27 メモリ、28 加算平均回
路、29,30 テンポラルフィルタ、31 シフトレ
ジスタ回路、35 適応型プリフィルタ、36 MPE
Gエンコーダ、41 光ディスク、48 MPEGデコ
ーダ、49 ノイズ低減回路、50 適応型画質補正回
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 真巳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 宮田 勝成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA03 CC09 CC10 DD04 5C059 KK01 KK03 MA00 MA23 NN01 NN08 NN11 NN27 NN28 PP04 RF01 RF04 SS13 TA68 TA69 TB08 TC11 TC14 TD01 UA02 UA05 UA11 5J064 AA01 BA13 BB01 BB07 BB12 BC02 BC06 BC12 BC25 BC27 BD03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データから符号化難易度を計算
    する符号化難易度計算手段と、 上記入力画像データから算出された符号化難易度に基づ
    いて、上記入力画像データに適応的にフィルタリング処
    理を施すフィルタリング手段と、 上記フィルタリング処理が施された入力画像データに圧
    縮符号化処理を施す圧縮符号化手段と、 上記圧縮符号化処理が施されたされた画像データに復号
    処理を施す復号手段と、 上記復号処理が施された復号画像データから符号化難易
    度を計算する符号化難易度計算手段と、 上記復号画像データから算出された符号化難易度に基づ
    いて、上記復号画像データに適応的に画質補正処理を施
    す画質補正手段とを備えることを特徴とする画像データ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化難易度計算手段は、画像デー
    タから動き補償残差を算出する動き補償残差算出手段を
    備え、上記動き補償残差算出手段により算出された動き
    補償残差に基づいて符号化難易度を計算することを特徴
    とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記符号化難易度計算手段は、近隣のブ
    ロックにおける動きベクトル同士より動きベクトルの差
    分を算出する動きベクトル差分算出手段を備え、上記動
    きベクトル差分算出手段により算出された動きベクトル
    差分に基づいて符号化難易度を計算することを特徴とす
    る請求項1記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記符号化難易度計算手段は、動き補償
    残差を算出する動き補償残差算出手段と、近隣のブロッ
    クにおける動きベクトル同士より動きベクトルの差分を
    算出する動きベクトル差分算出手段を備え、上記動き補
    償残差算出手段により算出された動き補償残差と上記動
    きベクトル差分算出手段により算出された動きベクトル
    差分に基づいて符号化難易度を計算することを特徴とす
    る請求項1記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記動き補償残差算出手段は、ブロック
    単位の動き補償残差を算出することを特徴とする請求項
    2記載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記動き補償残差算出手段は、画面単位
    の動き補償残差を算出することを特徴とする請求項2記
    載の画像データ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記動き補償残差算出手段は、ブロック
    単位の動き補償残差を算出する手段と、画面単位の動き
    補償残差を算出する手段を有することを特徴とする請求
    項2記載の画像データ処理装置。
  8. 【請求項8】 上記動きベクトル差分算出手段は、ブロ
    ック単位の動きベクトルの差分を算出することを特徴と
    する請求項3記載の画像データ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記動きベクトル差分算出手段は、画面
    単位の動きベクトルの差分を算出することを特徴とする
    請求項3記載の画像データ処理装置。
  10. 【請求項10】 上記動きベクトル差分算出手段は、ブ
    ロック単位の動きベクトルの差分を算出する手段と、画
    面単位の動きベクトルの差分を算出する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像データ処理装置。
  11. 【請求項11】 上記フィルタリング手段は、符号化の
    圧縮率と上記入力画像データから算出された符号化難易
    度に基づいて、上記入力画像データに適応的にフィルタ
    リング処理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像
    データ処理装置。
  12. 【請求項12】 上記圧縮符号化処理が施されたされた
    画像データを記録媒体を介して記録/再生する記録/再
    生手段を備え、 上記復号手段は、上記記録/再生手段により記録媒体か
    ら再生された画像データに復号処理を施すことをことを
    特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  13. 【請求項13】 入力画像データから符号化難易度を計
    算する符号化難易度計算工程と、 上記入力画像データから算出された符号化難易度に基づ
    いて、上記入力画像データに適応的にフィルタリング処
    理を施すフィルタリング工程と、 上記フィルタリング処理が施された入力画像データに圧
    縮符号化処理を施す圧縮符号化工程と、 上記圧縮符号化処理が施されたされた画像データに復号
    処理を施す復号工程と、 上記復号処理が施された復号画像データから符号化難易
    度を計算する符号化難易度計算手段と、 上記復号画像データから算出された符号化難易度に基づ
    いて、上記復号画像データに適応的に画質補正処理を施
    す画質補正工程とを有することを特徴とする画像データ
    処理方法。
  14. 【請求項14】 上記符号化難易度計算工程では、画像
    データから動き補償残差を算出し、算出した動き補償残
    差に基づいて符号化難易度を計算することを特徴とする
    請求項13記載の画像データ処理方法。
  15. 【請求項15】 上記符号化難易度計算工程では、画像
    データから近隣のブロックにおける動きベクトル同士よ
    り動きベクトルの差分を算出し、算出した動きベクトル
    差分に基づいて符号化難易度を計算することを特徴とす
    る請求項13記載の画像データ処理方法。
  16. 【請求項16】 上記符号化難易度計算工程では、画像
    データから動き補償残差と近隣のブロックにおける動き
    ベクトル同士より動きベクトルの差分を算出し、算出し
    た動き補償残差と動きベクトル差分に基づいて符号化難
    易度を計算することを特徴とする請求項13記載の画像
    データ処理方法。
  17. 【請求項17】 上記フィルタリング工程において、符
    号化の圧縮率と上記入力画像データから算出された符号
    化難易度に基づいて、上記入力画像データに適応的にフ
    ィルタリング処理を施すことを特徴とする請求項13記
    載の画像データ処理方法。
  18. 【請求項18】 上記圧縮符号化処理が施されたされた
    画像データを記録媒体を介して記録/再生する記録/再
    生工程をさらに備え、 上記復号工程では、上記記録/再生工程により記録媒体
    から再生された画像データに復号処理を施すことを特徴
    とする請求項13記載の画像データ処理方法。
  19. 【請求項19】 入力画像データから符号化難易度を計
    算する符号化難易度計算手段と、 上記入力画像データから算出された符号化難易度と画像
    圧縮率に基づいて、上記入力画像データに適応的にフィ
    ルタリング処理を施すフィルタリング手段と、 上記フィルタリング処理が施された入力画像データに圧
    縮符号化処理を施す圧縮符号化手段と、 上記圧縮符号化処理が施されたされた画像データに復号
    処理を施す復号手段と、 上記復号処理が施された復号画像データから符号化難易
    度を計算する符号化難易度計算手段と、 上記復号画像データから算出された符号化難易度と画像
    圧縮率に基づいて、上記復号画像データに適応的に画質
    補正処理を施す画質補正手段とを備えることを特徴とす
    る画像データ処理装置。
  20. 【請求項20】入力画像データから符号化難易度を計算
    する符号化難易度計算工程と、 上記入力画像データから算出された符号化難易度と画像
    圧縮率に基づいて、上記入力画像データに適応的にフィ
    ルタリング処理を施すフィルタリング工程と、 上記フィルタリング処理が施された入力画像データに圧
    縮符号化処理を施す圧縮符号化工程と、 上記圧縮符号化処理が施されたされた画像データに復号
    処理を施す復号工程と、 上記復号処理が施された復号画像データから符号化難易
    度を計算する符号化難易度計算手段と、 上記復号画像データから算出された符号化難易度と画像
    圧縮率に基づいて、上記復号画像データに適応的に画質
    補正処理を施す画質補正工程とを有することを特徴とす
    る画像データ処理方法。
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