JP2002075520A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2002075520A
JP2002075520A JP2000267647A JP2000267647A JP2002075520A JP 2002075520 A JP2002075520 A JP 2002075520A JP 2000267647 A JP2000267647 A JP 2000267647A JP 2000267647 A JP2000267647 A JP 2000267647A JP 2002075520 A JP2002075520 A JP 2002075520A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
    • H01R13/5208Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/10Details of socket shapes

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子の端子挿入部への挿入時にエッヂ部によ
る防水栓の損傷を防止し、かつ端子の組付作業の作業性
を低減することがない。 【解決手段】 複数の端子収容室を有したハウジング本
体21と、前記ハウジング本体21に形成され、防水栓
3を有した端子5がそれぞれ挿入される複数の端子挿入
部23、23と、複数の端子挿入部23、23の隣接間
をそれぞれ区画する複数の共用壁部25と、前記複数の
端子挿入部23、23の開口縁にそれぞれ設けられたテ
ーパ面27とを備え、隣接した前記端子挿入部23、2
3の前記テーパ面27の最大径部39が前記共用壁部2
5上で少なくとも接している防水コネクタ19であっ
て、前記共用壁部25上の隣接した前記端子挿入部2
3、23のテーパ面27、27同士が接している部分に
前記端子5の端子挿入部23、23への挿入時に前記防
水栓3の損傷を防止する損傷防止部29、30を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水栓を有する端
子を端子収容室に収容するときに、防水栓を損傷するこ
とがない防水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防水コネクタは、複数の端子収容
室を有したハウジング本体と、このハウジング本体に形
成された複数の端子挿入部とを備えている。この従来の
防水コネクタは、図6に示すように、電線端末1に組み
付けられて防水栓3を有した端子5が、図示しない端子
収容室内に収容されると共に防水栓3が端子挿入部7の
内周面9に密着して組み付けられ、電線端末1と端子挿
入部7の内周面9との間が防水される。
【0003】端子挿入部7、7は、図6、図7に示すよ
うに、筒状体で形成されて複数の端子収容室からそれぞ
れ延設されている。これらの端子挿入部7、7は、外周
面11、11が相互に接した状態に一体成形され、隣接
間が共用壁部13により区画されている。また、端子挿
入部7、7は、開口縁にそれぞれテーパ面15、15が
設けられている。
【0004】このような端子挿入部7、7には、防水コ
ネクタに端子5が組み付けられるとき、端子5が挿入さ
れる。端子5を端子挿入部7内に所定位置まで挿入する
と、防水栓3がテーパ面15に当接する。この状態で端
子5を端子挿入部7内に挿入すると、防水栓3がテーパ
面15に沿って摺接して端子挿入部7内に案内される。
この結果、端子5が端子収容室に収容されると共に防水
栓3が端子挿入部7の内周面9に密着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
防水コネクタでは、小型化のために隣接した端子挿入部
7、7が外周面11、11を相互に接した状態で一体成
形されていると共に、共用壁部13の肉厚を薄く形成さ
れて、隣接した端子挿入部7、7間の距離Pが短く形成
されている。
【0006】このため、隣接した端子挿入部7、7のテ
ーパ面15、15同士が共用壁部13上で接し、テーパ
面15、15により共用壁部13上に鋭角を有するエッ
ヂ部17が形成される場合がある。この場合には、端子
5の端子挿入部7への挿入時に防水栓3がエッヂ部17
に当接して損傷し、電線端末1と端子挿入部7との間を
防水することができないおそれがあった。
【0007】また、隣接した端子挿入部7、7のテーパ
面15、15同士が共用壁部13上で接しないようにテ
ーパ面15、15の寸法Sを小さくすると、テーパ面1
5、15の端子5の端子挿入部7への案内性能が低下し
て端子5の防水コネクタへの組付作業に手間が掛かって
いた。
【0008】そこで、本発明は、端子の端子挿入部への
挿入時にエッヂ部による防水栓の損傷を防止して、電線
端末と端子挿入部との間を確実に防水することができ、
かつ端子の組付作業の作業性を低下することがない防水
コネクタの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の端子収容室を有した
ハウジング本体と、前記ハウジング本体に形成されると
共に前記複数の端子収容室から延設され、電線端末に組
み付けられて防水栓を有した端子がそれぞれ挿入される
複数の端子挿入部と、この複数の端子挿入部の隣接間を
それぞれ区画する複数の共用壁部と、前記複数の端子挿
入部の開口縁にそれぞれ設けられて前記端子の端子挿入
部への挿入を案内するテーパ面とを備え、隣接した前記
端子挿入部の前記テーパ面の最大径部が前記共用壁部上
で少なくとも接している防水コネクタであって、前記共
用壁部上の隣接した前記端子挿入部のテーパ面同士が接
している部分に形成されて前記端子の端子挿入部への挿
入時に前記防水栓の損傷を防止する損傷防止部を備えた
ことを特徴とする。
【0010】このように構成された請求項1記載の発明
では、電線端末に組み付けられて防水栓を有した端子を
端子挿入部に挿入すると、防水栓がテーパ面に当接す
る。この状態で端子を端子挿入部に挿入すると、防水栓
がテーパ面に沿って摺接して端子挿入部内に案内され
る。そこで、端子が端子収容室内に収容されると、防水
栓の外周面が端子挿入部の内周面に密着する。
【0011】また、端子が全体として共用壁部側に偏っ
て端子挿入部に挿入された場合には、防水栓が共用壁部
に当接する。このとき、防水栓は、共用壁部の隣接した
端子挿入部のテーパ面同士が接している部分に当接して
も、損傷防止部により損傷が防止される。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
防水コネクタであって、前記損傷防止部が、内周面がテ
ーパ面と鈍角を形成する凹状の段部からなることを特徴
とする。
【0013】このように構成された請求項2記載の発明
では、端子が全体として共用壁部側に偏って端子挿入部
に挿入された場合、防水栓が共用壁部に当接する。この
とき、防水栓は、一部が共用壁部上に形成された段部の
内周面に当接する。
【0014】請求項3記載の発明では、前記損傷防止部
を、隣接した前記端子挿入部のテーパ面同士を接続する
曲面で形成したことを特徴とする。
【0015】このように構成された請求項3記載の発明
では、端子が全体として端子挿入部の共用壁部側に偏っ
て端子挿入部に挿入された場合、防水栓が共用壁部に当
接する。このとき、防水栓は、一部が共用壁部上に形成
された曲面に当接する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る防水コネクタ
の実施形態について説明する。なお、従来の構成と同一
構成部分には、同一符号を付して重複した説明は省略す
る。
【0017】<第1実施形態>図1は、本発明に係る防
水コネクタの第1実施形態を示す斜視図である。図2
は、図1に示す防水コネクタの端子挿入部の斜視図であ
る。図3は、図2に示す端子挿入部のA−A線断面図で
ある。図4は、図2に示す端子挿入部のB−B線断面図
である。
【0018】防水コネクタは、図1に示すように、ハウ
ジング本体21と、このハウジング本体21に形成され
た複数の端子挿入部23、23と、これらの端子挿入部
23、23をそれぞれ区画する共用壁部25と、複数の
端子挿入部23、23の開口縁にそれぞれ設けられたテ
ーパ面27、27と、共用壁部に形成された損傷防止部
29とを備えている。ハウジング本体21は、内部に図
示しない複数の端子収容室が並設され、これらの複数の
端子収容室にそれぞれ端子5が収容される。また、ハウ
ジング本体21は、一側に図示しない相手側のハウジン
グ本体と嵌合される嵌合部31を有しており、他側に複
数の端子挿入部23が一体成形されている。
【0019】複数の端子挿入部23、23は、図1、図
2に示すように、それぞれ筒状に形成されており、端子
収容室から延設されてハウジング本体の他側から外方に
突出している。これらの端子挿入部23、23は、端子
収容室に端子5が収容された状態で防水栓3が内周面9
に密着する。また、端子挿入部23、23は、隣接間の
外周面11が相互に接している状態に一体成形されて共
用壁部25により相互に区画されている。この共用壁部
25は、端面33が端子挿入部23の端面35に面一に
形成されている。このように形成された端子挿入部2
3、23は、筒状の壁部26により外周面11の周囲を
覆われている。
【0020】上述したように、複数の端子挿入部23、
23の開口縁に沿ってそれぞれ形成されたテーパ面2
7、27は、すり鉢状の環状斜面で形成されている。こ
れらのテーパ面27、27は、端子挿入部23、23の
内周面9、9から端子挿入部23、23の開口縁側に向
かって次第に径が大きくなり、開口縁で径が最も大きく
なった最大径部39となっている。また、隣接した端子
挿入部23、23のテーパ面27、27は、最大径部3
9同士が共用壁部25の端面33上で接するように形成
されている。この共用壁部25の端面33上の隣接した
端子挿入部23のテーパ面27同士が接する部分には、
損傷防止部29が設けられている。
【0021】損傷防止部29は、図2〜図4に示すよう
に、凹状の段部41からなり、共用壁部25の端面33
上のテーパ面27、27同士が接する部分を切り欠いた
状態に形成されている。この段部41は、内周面43の
幅方向の両側が隣接した端子挿入部23、23のテーパ
面27、27にそれぞれ連設されている。
【0022】段部41の内周面43は、テーパ面27、
27と共にそれぞれ鈍角を形成しており、一対の斜面4
5、47と、底面49とからなる。斜面45、47は、
図2、図4に示すように、平面状に形成されており、上
方と下方に相対して設けられている。上方の斜面45
は、一側が共用壁部25の端面33に連設されており、
他側が端子挿入部23の開口縁に対して端子挿入部23
の内側に配置されている。この上方の斜面45は、一側
に対して他側が下方に配置されて共用壁部25の端面3
3と鈍角を形成して傾斜している。また、下方の斜面4
7は、一側が共用壁部25の端面33に連設されてお
り、他側が端子挿入部23の開口縁に対して端子挿入部
23の内側に配置されている。この下方の斜面47は、
一側に対して他側が上方に配置されて共用壁部25の端
面33と鈍角を形成して傾斜している。これらの斜面4
5、47は、他側間を底面49により接続されている。
【0023】底面49は、平面状に形成されており、上
下方向の両側が斜面45、47の他側に連設されて斜面
45、47とそれぞれ鈍角を形成している。この底面4
9は、幅方向の両側がそれぞれ端子挿入部23、23の
形状にならって弧状となっている。
【0024】このように形成された防水コネクタ19を
組み付けるときには、まず、端子5を端子収容室内に収
容して端子5をハウジング本体21に組み付けた状態と
し、その後、ハウジング本体21と図示しない相手側の
ハウジング本体とを嵌合接続する。
【0025】端子5を端子挿入部23に収容するときに
は、端子5を端子挿入部23の近傍に配置し、端子5の
先端と端子挿入部23の開口縁とを合わせる。そして、
防水栓3の断面形状を端子挿入部23の開口縁に一致さ
せて端子5を位置決め状態とする。
【0026】そこで、端子5を端子挿入部23内に所定
位置まで挿入すると、防水栓3がテーパ面27に当接す
る。このとき、端子5の位置決め状態が解除されて端子
5が全体として共用壁部25側に偏っている場合には、
端子5を端子挿入部23内に所定位置まで挿入すると、
防水栓3が共用壁部25の端面33に当接して撓み、防
水栓3の一部が段部41の内周面43に当接する。
【0027】防水栓3が共用壁部25の端面33に当接
すると、防水栓3が段部41の開口51に跨っている状
態となる。そこで、端子5に挿入方向の力が加わると、
防水栓3は、一部が撓み、開口51から撓んだ部分が斜
面45、47に沿って摺接して段部41内に膨出する。
このとき、段部41は、斜面45、47が共用壁部25
と鈍角を形成しており、斜面45、47と底面49とが
鈍角を形成しているため、防水栓3を損傷することはな
い。
【0028】そこで、さらに端子5に挿入方向の力が加
わると、開口51から段部41内に膨出した防水栓3が
底面49に当接して端子5の端子挿入部23内への挿入
が規制される。
【0029】この状態で、端子5を全体として防水栓3
の断面形状と端子挿入部23の開口縁とを一致させる方
向に移動すると、防水栓3がテーパ面27に当接する。
このとき、斜面45、47および底面49がテーパ面2
7、27と鈍角を形成しているため、斜面45、47お
よび底面49とテーパ面27、27とが接する部分によ
り防水栓3が損傷することはない。
【0030】そして、端子5を端子挿入部23に挿入す
ると、防水栓3がテーパ面27に沿って摺接して端子挿
入部23内に案内されて、テーパ面27により端子5の
端子挿入部23への挿入が案内される。このため、端子
5が端子収容室内に収容されると共に、端子挿入部23
の内周面9に防水栓3が密着し、ハウジング本体21に
端子5を組み付けた状態となる。
【0031】その後、ハウジング本体21の嵌合部31
に図示しない相手側のハウジング本体を嵌合接続して、
ハウジング本体21の端子5と相手側ハウジング本体の
端子とを導通接続する。
【0032】上記のように本実施形態の防水コネクタ1
9では、共用壁部25の端面33上の隣接した端子挿入
部23、23のテーパ面27、27同士が接する部分に
段部41が形成されている。このため、端子5が全体と
して共用壁部25側に偏って端子挿入部23に挿入され
た場合には、段部41の内周面43に当接して、従来の
ように端子5の端子挿入部23への挿入時に防水栓3が
エッヂ部により損傷することが防止される。
【0033】従って、端子5が防水コネクタ19に組み
付けられた状態では、防水栓3が端子挿入部23の内周
面9に密着して電線端末1と端子挿入部23との間を防
水栓3により確実に防水することができる。
【0034】また、段部41が共用壁部25の端面33
上の隣接した端子挿入部23、23のテーパ面27、2
7同士が接する部分に形成されており、従来のようにテ
ーパ面27、27の寸法Sを小さくすることなく共用壁
部25の端面33上にエッヂ部が形成されることを防止
できる。このため、本実施形態の防水コネクタ19で
は、テーパ面27、27による端子5の端子挿入部2
3、23への案内性能が低下することがなく、端子5の
組付作業の作業性が低下することを防止できる。
【0035】さらに、テーパ面27の寸法Sを自由に設
定することができ、テーパ面27、27の寸法Sを最適
寸法にすることで端子5の組付作業性を向上させること
ができる。
【0036】なお、本実施形態では、隣接した端子挿入
部23、23のテーパ面27、27の最大径部39、3
9同士が共用壁部25の端面33上で接するように形成
したが、テーパ面27、27の最大径部39、39と最
小径部との間が共用壁部25の端面33上で接するよう
に形成することもできる。
【0037】上記実施形態では、損傷防止部29を凹状
の段部41により形成したが、曲面により形成すること
もできる。
【0038】<第2実施形態>以下、本発明の第2実施
形態を図5を用いて説明する。なお、上記実施形態と同
一構成部分には、同一符号を付して重複した説明を省略
する。図5は、本発明に係る防水コネクタ19の第2実
施形態を示す断面図である。
【0039】防水コネクタ19は、ハウジング本体21
と、このハウジング本体21に形成された複数の端子挿
入部23と、これらの端子挿入部23をそれぞれ区画す
る共用壁部25と、複数の端子挿入部23の開口縁にそ
れぞれ設けられたテーパ面27と、共用壁部23に形成
された損傷防止部30とを備えている。
【0040】損傷防止部30は、図5に示すように、曲
面53からなる。この曲面53は、幅方向の両側が隣接
した端子挿入部23、23のテーパ面27、27に連設
されて、テーパ面27、27を相互に接続している。ま
た、曲面53は、幅方向の中間部が共用壁部23の端面
33と略同一平面上に形成され、上下方向の両側が共用
壁部25の端面33に連設されている。
【0041】このように形成された防水コネクタ19を
組み付けるときには、まず、端子5をハウジング本体2
1に組み付けた状態とし、その後、ハウジング本体21
と図示しない相手側のハウジング本体とを嵌合接続す
る。
【0042】端子5をハウジング本体21に組み付ける
ときには、端子5を端子挿入部23に挿入して端子5を
端子収容室内に収容する。
【0043】端子5を端子挿入部23内に所定位置まで
挿入すると、防水栓3がテーパ面27に当接する。この
とき、端子5が全体として共用壁部25側に偏っている
場合には、端子5を端子挿入部23内に所定位置まで挿
入すると、防水栓3が共用壁部25の端面33に当接す
ると共に、防水栓3の一部が曲面53の中間部に当接す
る。
【0044】そこで、端子5に端子挿入部23への挿入
方向に力が加えられると、防水栓3は撓むと共に曲面5
3に沿って摺接する。このため、端子5が全体として端
子挿入部23の中心側に移動して防水栓3がテーパ面2
7に当接する。この状態で端子5を端子挿入部23内に
挿入すると、防水栓3がテーパ面27に沿って摺接して
端子挿入部23内に案内され、端子5が端子収容室内に
収容されると共に、端子挿入部23の内周面9に防水栓
3が密着し、ハウジング本体21に端子5を組み付けた
状態となる。
【0045】上記のように本実施形態の防水コネクタ1
9では、共用壁部25の端面33上の隣接した端子挿入
部23、23のテーパ面27、27同士が接する部分に
曲面53が形成されている。このため、端子5が全体と
して共用壁部25側に偏って端子挿入部23に挿入され
た場合には、曲面53に当接して、従来のように端子5
の端子挿入部23への挿入時に防水栓3がエッヂ部によ
り損傷することが防止される。
【0046】従って、端子5が防水コネクタ19に組み
付けられた状態では、防水栓3が端子挿入部23の内周
面9に密着して電線端末1と端子挿入部23との間を防
水栓3により確実に防水することができる。
【0047】また、共用壁部25の端面33上の隣接し
た端子挿入部23、23のテーパ面27、27同士が接
する部分に曲面53が形成されており、従来のようにテ
ーパ面27、27の寸法Sを小さくすることなく共用壁
部25の端面33上にエッヂ部が形成されることを防止
できる。このため、テーパ面27、27による端子5の
端子挿入部23、23への案内性能が低下することがな
く、端子5の組付作業の作業性が低下することを防止で
きる。
【0048】さらに、テーパ面27の寸法Sを自由に設
定することができ、テーパ面27、27の寸法Sを最適
寸法にすることで端子5の組付作業性を向上させること
ができる。
【0049】また、本実施形態の防水コネクタ19で
は、端子5が全体として共用壁部25側に偏って挿入さ
れた場合、防水栓3の一部が曲面53の中間部に当接し
て、撓むと共に曲面53に沿って摺接する。このため、
端子5が全体として端子挿入部23の中心側に移動して
テーパ面27により防水栓3が端子挿入部23内に案内
される。
【0050】従って、端子5が共用壁部25側に偏って
挿入されても、端子5を端子挿入部23への挿入方向に
力を加えるだけで端子5を確実に端子収容室内に収容す
ることができ、防水コネクタ19への端子5の組付作業
の作業性を向上させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、共用壁部上の隣接した端子挿入部のテーパ面同士が
接する部分に損傷防止部が形成されているため、端子が
全体として共用壁部側に偏って端子挿入部に挿入された
場合、端子の端子挿入部への挿入時に共用壁部上の隣接
した端子挿入部のテーパ面同士が接する部分により防水
栓が損傷することを防止することができる。
【0052】このため、端子が防水コネクタに組み付け
られた状態では、防水栓が端子挿入部の内周面に密着し
て電線端末と端子挿入部との間を防水栓により確実に防
水することができると共に、防水栓の損傷を防止するた
めにテーパ面の寸法を小さくする必要がなく、端子の組
付作業の作業性が低減することを防止できる。
【0053】請求項2記載の発明は、損傷防止部が段部
からなるため、端子が全体として共用壁部側に偏って端
子挿入部に挿入された場合、防水栓が段部の内周面に当
接して、端子の端子挿入部への挿入時に共用壁部上の隣
接した端子挿入部のテーパ面同士が接する部分により防
水栓が損傷することを防止することができる。
【0054】このため、端子が防水コネクタに組み付け
られた状態では、防水栓が端子挿入部の内周面に密着し
て電線端末と端子挿入部との間を防水栓により確実に防
水することができると共に、防水栓の損傷を防止するた
めにテーパ面の寸法を小さくする必要がなく、端子の組
付作業の作業性が低減することを防止できる。
【0055】請求項3記載の発明は、損傷防止部が曲面
からなるため、端子が全体として共用壁部側に偏って端
子挿入部に挿入された場合、防水栓が曲面に当接して撓
むと共に曲面に沿って摺接する。このため、端子が全体
として端子挿入部の中心側に移動してテーパ面により防
水栓が端子挿入部内に案内される。
【0056】従って、端子が共用壁部側に偏って挿入さ
れても、端子を端子挿入部へ挿入するだけで端子を確実
に端子収容室内に収容することができ、防水コネクタへ
の端子の組付作業の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る防水コネクタの第1実施
形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す防水コネクタの端子挿入部
の斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す端子挿入部のA−A線断面
図である。
【図4】図4は、図2に示す端子挿入部のB−B線断面
図である。
【図5】図5は、本発明に係る防水コネクタ19の第2
実施形態を示す断面図である。
【図6】図6は、従来の防水コネクタの端子挿入部に端
子を挿入するときを示す斜視図である。
【図7】図7は、図6に示す端子挿入部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電線端末 3 防水栓 5 端子 19 防水コネクタ 21 ハウジング本体 23 端子挿入部 25 共用壁部 27 テーパ面 29、30 損傷防止部 39 最大径部 41 段部 43 内周面 53 曲面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子収容室を有したハウジング本
    体と、前記ハウジング本体に形成されると共に前記複数
    の端子収容室から延設され、電線端末に組み付けられて
    防水栓を有した端子がそれぞれ挿入される複数の端子挿
    入部と、この複数の端子挿入部の隣接間をそれぞれ区画
    する複数の共用壁部と、前記複数の端子挿入部の開口縁
    にそれぞれ設けられて前記端子の端子挿入部への挿入を
    案内するテーパ面とを備え、隣接した前記端子挿入部の
    前記テーパ面の最大径部が前記共用壁部上で少なくとも
    接している防水コネクタであって、 前記共用壁部上の隣接した前記端子挿入部のテーパ面同
    士が接している部分に形成されて前記端子の端子挿入部
    への挿入時に前記防水栓の損傷を防止する損傷防止部を
    備えたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、 前記損傷防止部を、内周面がテーパ面と鈍角を形成する
    凹状の段部で形成したことを特徴とする防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の防水コネクタであって、 前記損傷防止部を、隣接した前記端子挿入部のテーパ面
    同士を接続する曲面で形成したことを特徴とする防水コ
    ネクタ。
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