JP2002072920A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002072920A
JP2002072920A JP2000254819A JP2000254819A JP2002072920A JP 2002072920 A JP2002072920 A JP 2002072920A JP 2000254819 A JP2000254819 A JP 2000254819A JP 2000254819 A JP2000254819 A JP 2000254819A JP 2002072920 A JP2002072920 A JP 2002072920A
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light
ambient light
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display
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JP2000254819A
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English (en)
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Moritaka Nakamura
守孝 中村
Kentaro Ryu
憲太郎 劉
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲光強度が異なる多様な環境下で十分なレ
ベルの表示品位を維持できるとともに、消費電力が低い
表示装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも周囲光を用いた表示が可能な
表示パネル10と、表示パネル10に観察者側から入射
する周囲光の強度を検出するフォトセンサ20と、表示
パネル10に表示のための照明光を出射する照明装置3
0と、フォトセンサと照明装置とに接続された制御回路
40とを有する。制御回路40は、フォトセンサ20が
検出した周囲光の強度に応じて、周囲光の強度が強いほ
ど照明光の強度が低いという予め決められた関係に基づ
いて、照明装置30の出射光強度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に関し、特
に、反射型液晶表示装置、および透過反射両用型液晶表
示装置や半透過型液晶表示装置のように、少なくとも周
囲光を用いた表示が可能な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の電気機器や自動車等の表示
装置の小型化、軽量化および低消費電力化が進んでい
る。これらの特長を有する表示素子として、液晶表示装
置(以下、「LCD」と称する。)が多様な用途に用い
られている。
【0003】LCDは、バックライトから照射される照
明光を用いて表示を行う透過型LCDと、周囲光(太陽
光や屋内照明光を含む)を用いて表示を行う反射型LC
Dとに大別される。なお、反射型LCDのなかには、周
囲光が弱い環境で表示を行うためのフロントライトを備
えるものもある。さらに、近年、透過反射両用型LCD
(例えば、特開平11−101992号公報参照)や半
透過型LCD(例えば、特開2000−19501号公
報参照)のように、バックライトからの照明光を用いた
表示モード(透過モード)と周囲光を用いた表示モード
(反射モード)との両方で表示が可能なLCDが提案さ
れている。
【0004】上述したLCDなどの表示装置の表示品位
(画像の見易さ)は、反射型に限らず周囲光の影響を受
ける。そこで、周囲光の強度に応じて表示品位を最適化
するための試みがなされている。
【0005】例えば、透過型LCDについては、周囲光
が強い場合にはバックライトの出射光強度を上昇し、周
囲光が弱い場合にはバックライトの出射光強度を低下さ
せる機能を備えるものがある。また、この周囲光の強度
に応じたバックライトの出射光強度の調整を自動的に行
うLCDも提案されている(例えば、特開平6−332
385号公報)。また、バックライトは、制御条件(電
圧値やデューティ比)を一定にしていても、周囲の温度
や点灯時間によって、出射光強度が変化することがある
ので、バックライトの出射光強度をフォトセンサを用い
て検出し、フィードバック制御することによって、出射
光強度を安定化させた照明装置も提案されている(例え
ば、特開平5−127602号公報)。
【0006】一方、反射型LCDを備えた情報処理装置
の低消費電力化を目的として、周囲光の強度に応じてフ
ロントライトを自動的に点灯/消灯制御する機能を備え
る情報処理装置が提案されている(特開平11−344
958号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−332385号公報に開示されている透過型L
CDに代表される透過型表示装置は、バックライトによ
る照明が不可欠であり、且つ、周囲が明るいときにはバ
ックライトの出射光強度を上昇するので、消費電力が特
に多くなる。それに対し、上記特開平5−127602
号公報の反射型LCDは、周囲が暗い場合にのみフロン
トライトを点灯するので消費電力は少ないものの、フロ
ントライトを点灯/消灯制御するだけなので、周囲の明
るさの程度に応じた高品位の表示を提供することが出来
ない。
【0008】本発明は、上記の状況に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、周囲光強度が異なる多様な環境
下で十分なレベルの表示品位を維持できるとともに、消
費電力が低い表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、少
なくとも周囲光を用いた表示が可能な表示パネルと、前
記表示パネルに観察者側から入射する周囲光の強度を検
出するフォトセンサと、前記表示パネルに表示のための
照明光を出射する照明装置と、前記フォトセンサと前記
照明装置とに接続された制御回路とを有し、前記制御回
路は、前記フォトセンサが検出した周囲光の強度に応じ
て、前記周囲光の強度が強いほど前記照明光の強度が低
いという予め決められた関係に基づいて、前記照明装置
の出射光強度を制御する構成を有し、そのことによって
上記目的が達成される。
【0010】前記表示パネルは反射型液晶パネルであっ
て、前記照明装置はフロントライトであってもよい。あ
るいは、前記表示パネルは透過反射両用型液晶パネルで
あって、前記照明装置はバックライトであってもよい。
【0011】前記バックライトの出射光強度を検出する
さらなるフォトセンサを有し、前記制御回路は、前記フ
ォトセンサが検出した周囲光の強度に応じて、前記さら
なるフォトセンサが検出する前記バックライトの出射光
強度が所定の値となるように、前記照明装置の出射光強
度を制御することが好ましい。
【0012】前記表示パネルが基板上に形成されたスイ
ッチング素子を備えるアクティブマトリクス型表示パネ
ルの場合、前記フォトセンサは前記基板上に形成されて
いる構成とすることが好ましい。前記フォトセンサのカ
ソードとアノードとを接続する配線は前記基板上に形成
されており、前記制御回路は前記配線を流れる電流の値
に基づいて前記照明装置の出射光強度を制御する構成と
することが好ましい。
【0013】本発明の照明システムは、周囲光の強度を
検出するフォトセンサと、照明光を出射する照明装置
と、前記フォトセンサと前記照明装置とに接続された制
御回路とを有し、前記制御回路は、前記フォトセンサが
検出した周囲光の強度に応じて、前記周囲光の強度が強
いほど前記照明光の強度が低いという予め決められた関
係に基づいて、前記照明装置の出射光強度を制御する構
成を備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による実施形態の
表示装置の構造と動作を説明する。以下の例では、絵素
ごとにTFT(薄膜トランジスタ)を有するアクティブ
マトリクス型液晶表示パネルを有する表示装置を例示す
るが、本発明はこれに限れず、周囲光を用いて表示を行
うことが可能な公知の表示装置に広く適用され得る。
【0015】本発明による実施形態のLCD100を模
式的に図1に示す。
【0016】LCD100は、アクティブマトリクス型
液晶表示パネル10と、フォトセンサ20と、照明装置
30と、制御回路40とを有する。
【0017】アクティブマトリクス型液晶表示パネル1
0は、少なくとも周囲光を用いて表示を行うことが可能
な表示パネルであり、具体的には、反射型LCD、透過
反射両用型LCDまたは半透過型LCDに用いられる公
知の表示パネルであり得る。両用型LCDは、絵素ごと
に、透過モードで表示を行う透過領域と、反射モードで
表示を行う反射領域とを有している。典型的には、絵素
電極は透明電極と反射電極とを有し、透過領域は透明電
極で規定され、反射領域は反射電極で規定される(上記
特開平11−101992号公報参照)。半透過LCD
は、入射した光の一部を透過し且つ一部を反射する半透
過膜(ハーフミラー)を有する(上記特開2000−1
9501号公報参照)。
【0018】表示パネル10は、少なくとも周囲光を用
いて、すなわち反射モードで表示を行うことができる。
反射型表示パネルは、周囲光とフロントライトから出射
される照射光とを用いて表示を行う。両用型表示パネル
および半透過型表示パネルは、それぞれ、反射電極およ
び半透過膜で反射される周囲光を用いて反射モードの表
示を行い、透明電極および半透過膜を透過するバックラ
イトからの照明光を用いて透過モードの表示を行う。
【0019】フォトセンサ20は、表示パネル10に観
察者側から入射する周囲光の強度を検出するために設け
られている。フォトセンサ20は、例えば、フォトダイ
オードである。
【0020】例示しているように、アクティブマトリク
ス型表示パネル10を用いる構成においては、アクティ
ブマトリクス型表示パネル10のスイッチング素子(こ
こではTFT)を形成する基板(例えばガラス基板)上
に、スイッチング素子を形成するプロセスと同様のプロ
セスを用いて形成することが可能で、こうすることによ
って、フォトセンサ20を後から表示パネルに実装した
り、引き回しのために配線を設ける必要が無くなり、消
費電力を低減できるとともに、コストの上昇を抑制する
ことができる。さらに、フォトセンサ20としてフォト
ダイオードを用いる場合には、フォトダイオードに生じ
た光起電力を電流に変換するために負荷(抵抗)として
機能する配線を同一基板上に形成することが好ましい。
【0021】照明装置30は、例えば、バックライトま
たはフロントライトであり、それぞれ、例えば蛍光管で
構成される。照明装置30は、表示パネル10のタイプ
に応じて適宜選択される。
【0022】制御回路40は、フォトセンサ20と照明
装置30とに接続されており、フォトセンサ20が検出
した周囲光の強度に応じて、周囲光の強度が強いほど照
明光の強度が低いという予め決められた関係に基づい
て、照明装置30の出射光強度を制御する。すなわち、
周囲光が強い場合には照明装置30から出射される照明
光が弱くても十分な表示品位が得られるので、制御回路
40は、照明装置30の出射光強度を低下させる。一
方、周囲光が弱い場合には、制御回路40は、十分な表
示品位が得られるように、照明装置30の出射光強度を
上昇させる。このように、照明装置30を制御すること
によって、周囲光強度が異なる多様な環境下で、十分な
表示品位を維持するとともに、不要な照明光の照射をな
くすことによって消費電力が抑えられる。
【0023】周囲光の強度と照明光の強度との関係は、
表示パネル10の種類および用途などに基づいて予め決
定される。予め決められたこの関係は、制御回路40が
有するメモリ(不図示)などに記憶される。
【0024】照明装置30の制御は、例えば、以下の様
にして行われる。
【0025】フォトセンサ20は、検出した周囲光強度
に応じて第1強度信号ALS1を制御回路40に出力す
る。一方、照明装置30には、制御回路40で生成され
る、所定の出力電圧Voutが印加され、照明光を出射
する。周囲光の強度が変化すると第1強度信号ALS1
の値が変化し、制御回路40は、変化した第1強度信号
ALS1の値に応じた出力電圧Voutを生成し、照明
装置30に出力する。このとき、第1強度信号ALS1
とそれに対応する出力電圧Voutとの関係は、上述し
たように予め決められており、制御回路40が有するメ
モリ(不図示)などに記憶される。制御回路40は、例
えば、演算回路を用いて、予め決められた関係と第1強
度信号ALS1の値に対応する出力電圧Voutを生成
する。演算を用いずに、第1強度信号ALS1とそれに
対応する出力電圧Voutとの関係を示すルクアップテ
ーブル(LUT)を用いてもよい。
【0026】上記の制御方法は、照明装置30に入力さ
れる出力電圧Voutと照明装置30の出射光強度が良
い対応関係(一対一対応)を有する場合には、簡便で且
つ十分な制御を実現できる。しかしながら、蛍光管を用
いる照明装置30の出射光強度は、周辺の温度や点灯時
間の影響を受けて変化する。すなわち、同じ出力電圧V
outが入力されていても同じ出射光強度が得られると
は限らない。このような場合には、図2に示すように、
照明装置30の出射光強度を検出し、検出した出射光強
度に応じた第2強度信号ALS2を制御回路40に出力
するフォトセンサ50をさらに設け、第1強度信号AL
S1と、第2強度信号ALS2と、現在の出力電圧Vo
utとに基づいて、新たな出力電圧Voutを生成する
ように構成することが好ましい。
【0027】図3(a)および(b)を参照しながら、
本発明の実施形態の両用型LCD300Aおよび300
Bの構成と動作を説明する。
【0028】図3(a)に示した両用型LCD300A
は、両用型液晶表示パネル10aと、フォトダイオード
20aと、バックライト30aと、制御回路40aとを
有する。
【0029】両用型LCD300Aが有する両用型液晶
表示パネル10aは、絵素ごとに反射領域(反射電極)
と透過領域(透明電極)とを有する公知のアクティブマ
トリクス型液晶表示パネルである(例えば、上記特開平
11−101992号公報参照)。両用型LCD300
Aは、観察者側から入射する周囲光を用いて反射モード
で表示を行うとともに、バックライト30aからの照明
光を用いて透過モードの表示を行うことができる。勿
論、周囲が明るい環境では、バックライト30aを使用
せず、反射モードのみで表示を行うことができる。反射
領域と透過領域との面積の割合は、両用型LCD300
Aの用途によって適宜設定されている。
【0030】フォトダイオード20aは、例えば、図4
(a)に示すように、両用型液晶パネル10aのTFT
基板12に形成されており、フォトダイオード20aの
受光面は、当然、TFT基板12に形成されている反射
電極(不図示)と同様に、観察者側(図面上側)に向け
られている。
【0031】図4(b)に示すように、フォトダイオー
ド20aは、TFT基板12のガラス基板12a上にこ
の順に形成された、下層電極(例えばAl層)22/半
導体積層構造(例えばSi)24/上層電極(例えばI
TO)28を有している。半導体積層構造24は、n型
またはp型半導体層23/真性半導体層25/n型半導
体層27がこの順で積層された構造を有している。フォ
トダイオード20aは、ガラス基板12a上に、TFT
を形成するプロセスと並行して公知の方法で形成され得
る。フォトダイオード20aのアノードとカソードに接
続されている負荷22として機能する配線も、TFT基
板12に形成されており、例えば、ゲート配線やソース
配線(不図示)を形成するプロセスで形成される。
【0032】制御回路40aは、演算回路42と、PW
M電圧発生回路44と、インバータ46とを有してい
る。演算回路42は、例えばユーザの入力に応じて生成
された設定制御信号CTLと、フォトダイオード20a
から出力される、周囲光の強度を示す第1強度信号AL
S1とを受け取り、予め決められた関係に基づいて、制
御信号ICSを生成する。制御信号ICSと第1強度信
号との関係は、両用型LCD300Aの仕様に応じて、
周囲光強度に対応する適切な照射光強度が得られるよう
に設定され、この関係は、例えば演算回路42内のメモ
リ(不図示)に記憶されている。なお、設定制御信号C
TLは、制御信号ICSと第1強度信号との関係を調整
するために外部信号で、演算回路の構成によっては、設
定制御信号CTLを省略することもできる。
【0033】PWM電圧発生回路44は、制御信号IC
Sを受け取り、制御信号ICSに従って、標準電圧をパ
ルス幅変調することによって所定の電圧に変換し、イン
バータ46に出力する。インバータ46はPWM電圧発
生回路44から受け取った電圧を変換した後、バックラ
イト30aに出力する。このようにして、バックライト
30aの出射光強度は、周囲光の強度に応じた適切な強
さに制御される。
【0034】演算回路42は、例えば、図5(a)に示
すように、オペアンプOP1と、オペアンプOP1の逆
相入力端子と出力端子との間に並列に接続された抵抗R
1と、抵抗R1に並列に接続された容量C1とによって
構成され得る。フォトダイオード20aは、周囲光の強
度に応じた(典型的には比例する)光起電力を発生し、
負荷22を流れる光電流ILを生成する。この光電流I
LはオペアンプOP1の逆相入力端子に導入され、−I
L×R1で表される制御電圧ISCとして、PWM電圧
発生回路44に出力される。制御電圧ISCは、光電流
ILに逆比例する。
【0035】PWM電圧発生回路44は、例えば、図5
(b)に示すように、2つのオペアンプOPaおよびO
Pbと、4つの抵抗Ra、Rb、RcおよびRdで構成
され得る。抵抗RaはオペアンプOPbの逆相入力端子
に接続されており、抵抗RbはオペアンプOPbの逆相
入力端子と出力端子との間に並列に接続されている。オ
ペアンプOPbの出力端子は、抵抗Rcを介してオペア
ンプOPaの逆相入力端子に接続されており、オペアン
プOPaの正相入力端子には、演算回路42の出力端子
が接続されており、制御信号ICSが供給される。ま
た、オペアンプOPaの逆相入力端子と出力端子との間
には、抵抗Rdが並列に接続されている。
【0036】標準電圧Vaは、抵抗Raを介してオペア
ンプOPbの逆相入力端子に印加され、オペアンプOP
bの出力部の電圧Vbは−(Rb/Ra)・Vaとな
り、オペアンプOPaの出力部の電圧Vcは、{(Rb
・Rd/Ra・Rc)・Va}+ICS(ICS=−I
L×R1)となる。このようにして、PWM電圧発生回
路44は、光電流の増大とともに減少する電圧Vcを出
力する。
【0037】両用型LCD300Aにおける、周囲光強
度に対応する適切な照射光強度との関係の例を図6に示
す。図6に示したように、両用型LCD300Aの制御
回路40aは、周囲光の強度が弱いときには、バックラ
イト30aからの照射光強度を強くして透過モードの表
示の寄与が多く、逆に周囲光の強度が強いときには、バ
ックライト30aの照射光強度を低下させ反射モードの
表示の寄与が多くなるように、バックライト30aの照
射光強度を制御する。このように周囲光強度に応じたフ
ィードバック制御を行うことによって、周囲光強度の異
なる環境下で優れた表示品位の表示が可能で、且つ、不
必要な照明光を照射しないので、消費電力を低減でき
る。
【0038】図示した例では、1つのフォトダイオード
30aを用いた例を示したが、周囲光強度の分布を考慮
して、複数のフォトダイオードを設けてもよい。また、
フィードバック制御の基礎となる関係は、図6に示した
ように、ある周囲光強度以上で照明光強度が直線的に低
下する関係に限られず、周囲光強度の上昇に伴って階段
状に照射光強度が低下する関係など、種々の関係に設定
できる。
【0039】なお、バックライト30aに入力される出
力電圧Voutとバックライト30aの出射光強度が良
い対応関係(一対一対応)を有する場合には、上述の方
法で、簡便で且つ十分な制御を実現できる。しかしなが
ら、蛍光管を用いるバックライト30aの出射光強度
は、周辺の温度や点灯時間の影響を受けて変化する。す
なわち、同じ出力電圧Voutが入力されていても同じ
出射光強度が得られるとは限らない。このような場合に
は、図3(b)に示す両用型LCD300Bように、バ
ックライト30aの出射光強度を検出し、検出した出射
光強度に応じた第2強度信号ALS2を制御回路40b
に出力するフォトダイオード50aをさらに設けること
が好ましい。このフォトダイオード50aは、制御回路
40bの演算回路42に第2強度信号ALS2を出力
し、演算回路42は、第1強度信号ALS1と、第2強
度信号ALS2と、現在の制御信号ICSとに基づい
て、新たな制御信号ICSを生成するように構成されて
いる。このように、バックライト30aの出射光強度を
モニタするフォトダイオード50aを用いた制御を行う
ことによって、表示品位をさらに向上することができ
る。
【0040】次に、図7を参照しながら、本発明の実施
形態の反射型LCD400の構成と動作を説明する。
【0041】図7に示した反射型LCD400は、反射
型液晶表示パネル10bと、フォトダイオード20b
と、フロントライト30bと、制御回路40bとを有す
る。
【0042】反射型LCD400が有する反射型液晶表
示パネル10bは、絵素ごとに反射反射電極を有する公
知のアクティブマトリクス型液晶表示パネルである。反
射型LCD400は、観察者側から入射する周囲光と、
フロントライト30bからの照明光を用いて反射モード
の表示を行うことができる。勿論、周囲が明るい環境で
はフロントライト30bを使用せず、周囲光のみを用い
て表示を行うことができる。
【0043】反射型LCD400においても、上述した
両用型LCD300Aと同様に、図6に示したように、
周囲光の強度が弱いときにはバックライト30bの照射
光強度を強くし、周囲光の強度が強いときにはバックラ
イト30bの照射強度を弱くすることによって、良好な
表示品位を維持できるとともに、消費電力を低減でき
る。反射型LCD400の制御回路40bとして、両用
型LCD300Aの制御回路40aと実質的に同じ構成
で同じように動作する制御回路が用いられる。また、両
用型LCD300Bと同様に、フロントライト30bの
出射光強度を直接モニタするフォトダイオードをさらに
設け、制御回路40bと実質的に同じ構成で同じように
動作する制御回路を用いてもよい。
【0044】さらに、図3(a)および(b)に示した
両用型LCD300Aおよび300Bにおける両用型液
晶表示パネル10aおよび10bに代えて、公知の半透
過型液晶表示パネル(例えば上記特開2000−195
01号公報参照)を用いることによって、上述した両用
型LCD300Aおよび300Bと同様の効果を有する
半透過型LCDを得ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明による表示装置は、周囲光の強度
が強いときに照射装置の出射光強度を弱め、周囲光の強
度が弱いときに照明装置の出射光強度を強めることによ
って、周囲の明るさに応じて必要な強さの照明光を表示
パネルに照射する。従って、本発明によると、周囲光強
度が異なる多様な環境下で十分なレベルの表示品位を維
持できるとともに、消費電力が低い表示装置が提供され
る。
【0046】さらに、アクティブマトリクス型表示パネ
ルを用いる構成においては、周囲光の強度を検出するた
めのフォトセンサをアクティブマトリクス型表示パネル
のスイッチング素子が形成される基板に形成することに
よって、消費電力の上昇やコストの上昇を抑えることが
できる。本発明は、透過反射両用型のアクティブマトリ
クス型LCDに適用することによって、最も優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態のLCD100を模式的
に示す図である。
【図2】本発明による実施形態の他のLCD200を模
式的に示す図である。
【図3】(a)および(b)は、本発明による実施形態
の両用型LCD300Aおよび300Bを模式的に示す
図である。
【図4】(a)は、両用型液晶パネルに形成されたフォ
トダイオードを模式的に示す図であり、(b)は、フォ
トダイオードの断面を模式的に示す図である。
【図5】(a)は、演算回路の例を模式的に示すブロッ
ク図であり、(b)は、PWM電圧発生回路の例を模式
的に示すブロック図である。
【図6】本発明に実施形態のLCDの照明装置の制御に
用いられる周囲光強度と照明光強度との関係の例を示す
グラフである。
【図7】本発明による実施形態の反射型LCD400を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 表示パネル 10a 両用型液晶表示パネル 10b 反射型液晶表示パネル 20、50 フォトセンサ 20a、20b、50a フォトダイオード 22 フォトダイオードの負荷(配線) 30 照明装置 30a バックライト 30b フロントライト 40 制御回路 42 演算回路 44 PWM電圧発生回路 46 インバータ 100、200 表示装置 300A、300B 両用型LCD 400 反射型LCD
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H091 FA42Z FA45Z GA13 LA18 2H093 NC28 NC34 NC42 NC49 NC50 NC55 NC56 ND05 ND09 ND39 NE06 5C006 AF69 BB11 BB28 BF25 BF38 EA01 FA21 FA47 5C080 AA10 BB05 DD04 DD26 JJ02 JJ03 JJ05 5G435 AA01 AA04 AA16 BB12 BB15 BB16 EE22 EE25 EE30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも周囲光を用いた表示が可能な
    表示パネルと、前記表示パネルに観察者側から入射する
    周囲光の強度を検出するフォトセンサと、前記表示パネ
    ルに表示のための照明光を出射する照明装置と、前記フ
    ォトセンサと前記照明装置とに接続された制御回路とを
    有し、 前記制御回路は、前記フォトセンサが検出した周囲光の
    強度に応じて、前記周囲光の強度が強いほど前記照明光
    の強度が低いという予め決められた関係に基づいて、前
    記照明装置の出射光強度を制御する、表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示パネルは反射型液晶パネルであ
    って、前記照明装置はフロントライトである、請求項1
    に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示パネルは透過反射両用型液晶パ
    ネルであって、前記照明装置はバックライトである、請
    求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記バックライトの出射光強度を検出す
    るさらなるフォトセンサを有し、 前記制御回路は、前記フォトセンサが検出した周囲光の
    強度に応じて、前記さらなるフォトセンサが検出する前
    記バックライトの出射光強度が所定の値となるように、
    前記照明装置の出射光強度を制御する、請求項3に記載
    の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示パネルは、基板上に形成された
    スイッチング素子を備えるアクティブマトリクス型表示
    パネルであって、前記フォトセンサは前記基板上に形成
    されている、請求項1から4のいずれかに記載の表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フォトセンサのカソードとアノード
    とを接続する配線が前記基板上に形成されており、前記
    制御回路は前記配線を流れる電流の値に基づいて前記照
    明装置の出射光強度を制御する、請求項5に記載の表示
    装置。
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