JP2008241511A - 光検出装置および電気光学装置 - Google Patents

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隆志 國森
Masanori Yasumori
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泰志 山崎
Toshihiko Tanaka
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Abstract

【課題】光センサの構成が相違している場合でも、回路を共通化することのできる光検出装置、およびこの光検出装置を備えた電気光学装置を提供すること。
【解決手段】電気光学装置100において、光センサ部310は液晶パネル100pに用いた素子基板10上に形成されているが、検出回路320は、素子基板10とは別体の制御用IC500(ディスクリート部品)に構成されているため、素子基板10の構成が変わっても、検出回路320および制御用IC500については、同一のものを用いることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光検出装置、およびこの光検出装置を備えた電気光学装置に関するものである。
電気光学装置を表示装置として搭載したパーソナルコンピュータや携帯電話機などの電子機器は、外光の強度が異なる様々な環境下で使用される。従って、外光に変化に応じて、電気光学装置での駆動条件を変化させれば、画像品位の向上や低消費電力化を図ることができる。例えば、代表的な電気光学装置である透過型または半透過反射型の液晶装置では、液晶パネルの背面にバックライト装置が設けられており、バックライト装置からの出射光が液晶パネルによって変調される。このような液晶装置において、バックライト装置の消費電力は大きい。
そこで、液晶装置に用いる素子基板に対して、ポリシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタ(TFT/Thin Film Transistor)を形成する工程を利用して、pin型ダイオードからなる光センサ、および計数回路(検出回路)を素子基板上に形成し、光センサでの検出結果を計数回路から素子基板外にPWM信号として出力することが提案されている。かかる技術によれば、外光(環境光)に応じた光量をバックライト装置から出射することができるので、画像の品位を低下させずに、低消費電力化を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−118965号公報
液晶装置としては、画素スイッチング素子として、例えば、ポリシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタを用いたタイプの他、アモルファスシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタを用いたタイプがある。これらの液晶装置のうち、アモルファスシリコン膜を用いたタイプでは、アモルファスシリコン膜を用いてダイオード素子を形成することができ、かかるダイオード素子は光感度が高いという利点がある一方、アモルファスシリコン膜を用いた薄膜トランジスタでは検出回路を構成できないという欠点がある。これに対して、ポリシリコン膜を用いたタイプでは、検出回路を構成することはできるという利点がある一方、ポリシリコン膜を用いてダイオード素子やTFTを構成すると、温度により特性が変化しやすい傾向にある。それ故、従来は、ポリシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタを用いた液晶装置と、アモルファスシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタを用いた液晶装置とでは、光センサ部以外の回路であっても共通化できないので、双方の液晶装置を製造する者は、多数の電子部品を準備しておく必要があり、製造コストが増大するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、光センサの構成が相違している場合でも、回路を共通化することのできる光検出装置、およびこの光検出装置を備えた電気光学装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、対象光および外乱光が入射する基板への前記対象光の入射光量を検出する光検出装置において、前記対象光および前記外乱光が入射する主センサと、外乱光が入射する副センサとがノードを介して直列に電気的接続された光センサ部と、前記ノードに電気的に接続され、前記主センサと前記副センサとの差動を検出可能な検出回路と、を有し、前記光センサ部は前記基板上に形成され、前記検出回路は、前記基板とは別体のディスクリート部品に構成されていることを特徴とする。本発明において、「対象光」とは、検出の対象となる光の意味であり、例えば、外光などの環境光である。これに対して、「外乱光」とは、検出の対象とならない光の意味であり、例えば、バックライト光などの背景光が該当する。
本発明では、光センサ部は基板上に形成されているが、検出回路は、基板とは別体のディスクリート部品に構成されているため、基板側の構成が変わっても、検出回路については、同一のものを用いることができる。例えば、ポリシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタと光センサ部を同時形成した液晶装置と、アモルファスシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタと光センサ部を同時形成した液晶装置の各々を製造する場合において、これらの液晶装置において光検出に用いる検出回路として同一のものを用いることができ、使用する部品の共通化を図ることができる。
本発明において、前記基板にはフレキシブル配線基板が接続され、当該フレキシブル配線基板に、前記検出回路が構成された前記ディスクリート部品が実装されている構成を採用することができる。
本発明において、例えば、前記ノードに電気的に接続された蓄積容量を備え、当該蓄積容量は、前記ノードの電圧変化に対応する電荷を蓄積する構成を採用することができる。
本発明において、前記検出回路は、前記ノードの電圧を所定の電圧にリセットした後、前記ノードの電圧が所定の閾値電圧まで変化するまでの時間を形成する構成を採用することができる。
本発明において、前記蓄積容量は、前記基板上に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記蓄積容量は、前記基板とは別体のディスクリート部品からなる構成を採用してもよい。このように構成すると、基板上に薄膜などにより形成した蓄積容量に比して信頼性の高い蓄積容量を用いることができるなどの利点がある。ここでいうディスクリート部品とは、基板と別体であることを意味しており、前記蓄積容量が構成されたディスクリート部品は、前記検出回路が構成されたディスクリート部品と同一、あるいは別の部品のいずれであってもよい。
本発明において、前記ノードと前記検出回路とを電気的に接続する出力線は、前記基板上に形成されている部分の少なくとも一部が導電層により周りが囲まれていることが好ましい。このように構成すると、出力線にノイズが侵入することを防止することができる。
本発明において、主センサおよび副センサのうち、主センサの一方の端子が接地されていることが好ましい。このように構成すると、副センサを用いないタイプの光検出装置に対して同一の検出回路をそのまま用いることができる。
本発明に係る光検出装置は電気光学装置に用いられ、この電気光学装置においては、前記光検出装置による前記対象光の検出結果に基づいて駆動条件が調整されることが好ましい。例えば、前記電気光学装置が液晶装置である場合、当該液晶装置は、前記基板に対向配置された対向基板と前記基板との間に液晶が保持された液晶パネルと、当該液晶パネルにバックライト光を出射するバックライト装置とを備え、前記対象光の検出結果に基づいて、前バックライト装置から出射される光量が調整されることが好ましい。
本発明を適用した電気光学装置は、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話機、情報携帯端末等の電子機器に用いることができる。
以下に、図面を参照して本発明について説明する。以下の実施形態は、代表的な電気光学装置であるTFTアクティブマトリクス駆動形式の液晶装置に本発明に係る光検出装置を構成したものである。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に示す電気光学装置100は、全透過型の液晶装置であり、液晶パネル100pと、この液晶パネル100pにバックライト光を照射するバックライト装置600と、液晶パネル100pおよびバックライト装置600に接続されたフレキシブル配線基板108とを備えている。液晶パネル100pには、駆動用IC400が実装されており、この駆動用IC400には、画像処理回路、タイミング発生回路、および電源回路などが構成されている。駆動用IC400において、タイミング発生回路では、液晶パネル100pの各画素100aを駆動するためのドットクロックが生成され、このドットクロックに基づいて、クロック信号、反転クロック信号、転送開始パルスが生成される。画像処理回路は、外部から入力画像データが入力されると、この入力画像データに基づいて画像信号を生成し、出力する。電源回路は、複数の電源を生成して出力する。
フレキシブル配線基板108には、バックライト装置600に対する制御用IC500が実装されており、制御用ICは、液晶パネル100pとは別体のディスクリート部品として構成されている。制御用IC500には、液晶パネル100pに形成された光センサ部310とともに光検出装置300を構成する検出回路320と、バックライト装置600からの出射光量を制御するための調光回路650とが構成されている。
電気光学装置100において、表示画像の見え易さは環境の明るさによって左右されるので、例えば、日中の自然光の下では、バックライト装置600の発光輝度を高く設定し、明るい画面を表示する必要がある一方、夜間の暗い環境の下では、バックライト装置600の発光輝度が日中ほど高くなくても鮮明な画像を表示することができる。従って、バックライト装置600の発光輝度を外光の照度に応じて調整することが望ましい。そこで、本形態の電気光学装置100において、光検出装置300は、外光の照度を計測する一方、調光回路500は、光検出装置300により得られた照度データに応じた最適輝度でバックライト装置600が発光するように制御する。かかる光検出装置300の具体的な構成は後述する。
液晶パネル100pは、その中央領域に複数の画素100aがマトリクス状に配列された画素領域10b(画素配列領域)を備えている。かかる液晶パネル100pにおいて、後述する素子基板10には、画素領域10bの内側で複数本のデータ線6aおよび複数本の走査線3aが縦横に延びており、それらの交点に対応する位置に画素100aが構成されている。複数の画素100aの各々には、画素スイッチング素子としての薄膜トランジスタ30および画素電極9aが形成されている。薄膜トランジスタ30のソースにはデータ線6aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のドレインには画素電極9aが電気的に接続されている。
素子基板10において、画素領域10bの外側領域には走査線駆動回路104およびデータ線駆動回路101が構成されている。データ線駆動回路101はデータ線6aに電気的に接続しており、画像信号を各データ線6aに順次供給する。走査線駆動回路104は走査線3aに電気的に接続しており、走査信号を各走査線3aに順次供給する。
各画素100aにおいて、画素電極9aは、後述する対向基板に形成された共通電極に対して液晶を介して対向し、液晶容量50aを構成している。各画素100aには、液晶容量50aで保持される画像信号がリークするのを防ぐために、液晶容量50aと並列に保持容量60が付加されている。本形態では、保持容量60を構成するために、走査線3aと並列するように容量線3bが形成されており、かかる容量線3bは共通電位線(図示せず)に接続され、所定の電位に保持されている。なお、保持容量60は前段の走査線3aとの間に形成される場合もある。また、共通電極9aおよび画素電極の双方が素子基板10に形成されることもある。
(液晶パネル100pの具体的構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図2(a)、(b)に示すように、電気光学装置100の液晶パネル100pでは、所定の隙間を介して素子基板10と、ガラスなどを基材とする透光性の対向基板20とがシール材107(図2(a)において右下がりの斜線を付した領域)によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の外周縁に沿うように配置されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。対向基板20のコーナー部などにおいては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材(図示せず)が形成されている。
素子基板10において、シール材107の内周縁より外側領域では、駆動用IC400の実装位置の近傍で素子基板10の一辺に沿うようにデータ線駆動回路101、およびフレキシブル基板108が接続された複数の端子102が形成されており、この一辺に隣接する辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。なお、素子基板10には、画素領域10b、データ線駆動回路101および走査線駆動回路104を静電気から保護するための保護回路や検査回路が構成される場合もあるが、それらの説明は省略する。
詳しくは後述するが、素子基板10には、画素電極9aがマトリクス状に形成されている。これに対して、対向基板20には、シール材107の内側領域に額縁状の遮光膜23b(図2(a)において右上がりの斜線を付した領域)が形成され、その内側が画像表示領域10aとされている。また、対向基板20では、素子基板10の画素電極9aの縦横の境界領域と対向する領域にブラックマトリクス、あるいはブラックストライプなどと称せられる遮光膜23aが形成され、その上層側には、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなる対向電極21が形成されている。なお、画素領域10bには、遮光膜23bと重なる領域にダミーの画素が構成される場合があり、この場合、画素領域10bのうち、ダミー画素を除いた領域が画像表示領域10aとして利用されることになる。本形態では、シール材107として光硬化性接着剤を用いたため、対向基板20側からの光照射が可能なように、遮光膜23bとシール材107とをずれた位置に形成したが、素子基板10側からの光照射によりシール材107を光硬化させる場合や、シール材107に熱硬化性接着剤を用いた場合には、遮光膜23bとシール材107とが重なった位置に形成されている構成を採用することもできる。
シール材107より囲まれた空間内には電気光学物質としての液晶50が封入されている。液晶50は、画素電極9aからの電界が印加されていない状態で、素子基板10および対向基板に形成された配向膜16、22(図3(b)参照)により所定の配向状態をとる。液晶50は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合したものなどからなる。
電気光学装置100において、素子基板10の背面側にはバックライト装置600が配置されており、バックライト装置600から出射された光は、素子基板10の側から液晶パネル100pに入射して対向基板20の側から出射される間に変調され、対向基板20の側から表示光として出射される。バックライト装置600としては面発光装置を採用することができるとともに、本形態のように、LED素子610と導光板620とを用いた面光源装置を採用することもできる。
液晶パネル100pにおいて、素子基板10上には、画像表示領域10aを挟んでフレキシブル基板108が接続されている側と対向する位置に光センサ部310が配置されている。本形態において、光センサ部310は、後述するように、素子基板10上に形成された受光素子からなる。対向基板20に形成された遮光膜23bは、一部が切り欠かれており、素子基板10において遮光膜23bの切り欠き23cと重なる領域には、対象光(外光)と外乱光(バックライト光など)とが入射する主センサ310Aが形成されている。また、遮光膜23bと重なる領域には、外乱光が入射する副センサ310Bが形成されている。
このように形成した電気光学装置100は、例えば、図2(b)に示すケース40などに収納された状態で電子機器に搭載される。ここで、電気光学装置100が、後述するモバイルコンピュータ、携帯電話機、液晶テレビなどといった電子機器のカラー表示装置として用いられる場合、対向基板20には、カラーフィルタ(図示せず)や保護膜が形成される。また、対向基板20および素子基板10の光入射側の面あるいは光出射側には、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モード等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが所定の向きに配置される。電気光学装置100は、透過型に限らず、半透過反射型として構成される場合がある。
(各画素の構成)
図3(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置100に用いた素子基板10において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置100を切断したときの断面図である。
図3(a)、(b)に示すように、素子基板10には、ガラスなどからなる透光性基板10dの表面にシリコン酸化膜などからなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側において、画素電極9aに隣接する位置にNチャネル型の薄膜トランジスタ30(画素スイッチング用の薄膜トランジスタ)が形成されている。薄膜トランジスタ30において、島状の半導体膜1aには、ソース側からドレイン側に向かって、高濃度ソース領域1d、チャネル形成領域1b、高濃度N型領域1g、チャネル形成領域1c、および高濃度ドレイン領域1eがこの順に配置されている。半導体膜1aの上層にはシリコン酸化膜などからなるゲート絶縁膜2が形成され、ゲート絶縁膜2の上層には走査線3aが形成されている。走査線3aの一部は、ゲート電極としてゲート絶縁膜2を介してチャネル形成領域1bに対向している。
半導体膜1aは、透光性基板10dに対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどによりポリシリコン化されたポリシリコン膜(LTPS/Low‐Temperature Poly‐Silicon)であり、いわゆる低温プロセスにより構成される。また、高濃度ソース領域1dおよび高濃度ドレイン領域1eは、走査線3a(ゲート電極)をマスクとして約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純物(リンイオンなど)を導入することにより形成された半導体領域である。
薄膜トランジスタ30の上層側には、層間絶縁膜7、8が形成されている。層間絶縁膜7の表面にはデータ線6aおよびドレイン電極6bが形成され、データ線6aは、層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホール7aを介して高濃度ソース領域1dに電気的に接続している。層間絶縁膜8の表面にはITO膜からなる画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜8に形成されたコンタクトホール8aを介してドレイン電極6bに電気的に接続し、このドレイン電極6bは、層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホール7bを介して高濃度ドレイン領域1eに電気的に接続している。画素電極9aの表面側にはポリイミド膜からなる配向膜16が形成されている。高濃度ドレイン領域1eからの延設部分1f(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3aと同層の容量線3bが上電極として対向することにより、保持容量60が構成されている。本形態において、走査線3aおよび容量線3bは、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。また、データ線6aおよびドレイン電極6bも、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。
(駆動回路の構成)
再び図2(a)において、本形態の電気光学装置100では、素子基板10の表面側のうち、画素領域10bの周辺領域を利用してデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104などの内部回路が形成されている。このようなデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104のシフトレジスタなどを構成するにあたっては、図示を省略するが、薄膜トランジスタ30と同様、ポリシリコン膜を用いて、Nチャネル型の薄膜トランジスタとPチャネル型の薄膜トランジスタとを備えた相補型薄膜トランジスタが用いられる。
(光センサおよびその周辺部分の構成)
図4(a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置に構成した光検出装置の等価回路図、およびその検出原理を示す説明図である。図1に示す電気光学装置100に用いた液晶パネル100p(素子基板10)には対象光と外乱光とが入射光として入射するが、本形態の光検出装置300は、対象光に応じた出力に基づいて、対象光の強度を検出する。すなわち、本形態の光検出装置300は、図4(a)に示すように、入射光(対象光および外乱光)が入射する主センサ310Aと、外乱光が入射する副センサ310BとがノードQを介して直列に電気的接続されたセンサ部310を備えている。ここで、副センサ310Bには、遮光層23bが配置されているため、外乱光は入射するが、対象光は入射しない。これに対して、主センサ310Aには、遮光層23bが配置されていないため、対象光および外乱光が入射する。
本形態において、主センサ310Aおよび副センサ310Bはいずれもフォトダイオードであり、副センサ310Bのカソード側には、第1電圧VH、例えば+4Vが印加され、主センサ310Aのアノードは接地され、電圧VGNDになっている。従って、光センサ部310の両端には第1電圧VHが印加され、主センサ310Aおよび副センサ310Bには逆バイアスが印加されている。また、主センサ310Aと副センサ310BとのノードQには、主センサ310Aおよび副センサ310Bの差動を検出する検出回路320(差動検出回路)が出力線330を介して電気的に接続されている。また、出力線330を介してノードQには、蓄積容量340が電気的に接続されているとともに、出力線330にはスイッチ360を介して第2電圧VCHが印加されるようになっている。また、図1および図2(a)に示すように、本形態では、光センサ部310から制御用IC500まで出力線330が長く延びているので、その出力線330が外部のノイズの影響を受けないように、出力線330には、複数の容量素子381、382が接続されている。ここで、センサ部310(主センサ310Aおよび副センサ310B)、スイッチ360、蓄積容量340、および容量素子381は液晶パネル100pの素子基板10上に形成されているのに対して、検出回路320は、素子基板10とは別体の制御用IC500に構成されている。なお、容量素子382は、図2(a)、(b)に示すフレキシブル配線基板108上に実装されたディスクリート部品からなる。
このように構成した測定系において、制御用IC500には、例えば、駆動用IC400から光検出のタイミング信号や各種電源などが入力される。そして、制御用IC500において、スイッチ360が一旦閉じてノードQの電圧を電圧VHと電圧GNDとの中間にすると、蓄積容量340の端子間電圧が電圧VCH(VHとGNDとの中間電圧)になる。また、主センサ310Aでは、入射光(対象光および外乱光)の光量に応じた電流Iphが流れる一方、副センサ310Bでは、外乱光の光量に応じた電流が流れる。さらに、センサ部310において、温度に起因する背景電流Ith(暗電流)は、主センサ310Aおよび副センサ310Bに共通なので両者を貫通するように流れる。
ここで、PINダイオードからなる主センサ310Aおよび副センサ310BのVI特性はオームの法則に従うようなものではないが、外光が入射した主センサ310Aは、副センサ310Bに比較してインピーダンスが低くなる。その結果、ノードQの電圧は低下する。その電圧をVとするとVの変動幅がある程度小さくて外光の強度が変化しない条件下において、Iphはその電圧範囲でほぼ一定とみなすことができる。従って、蓄積容量340の静電容量をCとし、経過時間をtとすると、電圧V、静電容量および経過時間tは、以下の関係式
V=(Iph/C)・t
で表わされ、電圧Vは、経過時間tに対して直線的な変化を示す。それ故、Vresによりスイッチ360を一旦閉じた後、再び開いてから、検出回路320によって、電圧Vが所定の閾値電圧Vthまで下がるまでの時間txを計測する。ここで、先の関係式から、以下の式
tx=(C/Iph)・(VCHG−Vth)
が成り立つので、時間txは、外光に応じた電流Iphと反比例している。それ故、検出回路320によれば、暗電流や外乱光の影響をうけずに外光(対象光)の光量に対応する値を得ることができ、かかる値に基づいて、調光回路650は、予め規定されている条件に沿ってバックライト装置600の光源であるLED素子610の駆動条件を最適な条件に調整する。それ故、日中の自然光の下では、バックライト装置600の発光輝度を高く設定して明るい画面を表示する一方、夜間の暗い環境の下では、バックライト装置600の発光輝度を低下させることができる。
(主センサ部の具体的構成)
図5(a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置に用いた光センサ部およびその近傍の平面図、およびそのB−B′断面図であり、図5(b)には、駆動回路において相補型薄膜トランジスタを構成するNチャネル型の薄膜トランジスタおよびPチャネル型の薄膜トランジスタのうち、Nチャネル型の薄膜トランジスタも示してある。
本形態において、主センサ310Aおよび副センサ310Bは、画素スイッチング用の薄膜トラジスタ30、およびデータ線駆動回路を構成する薄膜トランジスタと同一のプロセスで素子基板10上に形成される。従って、主センサ310Aおよび副センサ310Bは、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ30、および駆動回路用の薄膜トランジシスタと略共通した構造を有している。
すなわち、図5(b)に示すように、駆動用回路のNチャネル型の薄膜トランジスタ80は、薄膜トランジスタ30を構成する半導体膜1aと同時形成されたポリシリコン膜1gにチャネル領域1tが形成されているとともに、その両側に高濃度N型領域からなるソース領域1sおよびドレイン領域1uを備えている。また、ゲート絶縁層2の上層には、チャネル領域1tと重なる領域にゲート電極3cを備え、層間絶縁膜7、8の層間には、層間絶縁膜7およびゲート絶縁層2を貫通するコンタクトホールを介してソース領域1sおよびドレイン領域1uに接続するソース電極6cおよびドレイン電極6dを備えている。
一方、主センサ310Aおよび副センサ310Bは、図5(a)に示すように、ガラス製の透光性基板10d上で互いに近接した位置に同一素子サイズをもって形成され、各々が、複数の受光素子を配線6h、6i、6jによって並列に電気的に接続した構造を有している。本形態において、主センサ310Aおよび副センサ310Bはいずれも、図5(b)に示すように、下地保護膜12、ゲート絶縁膜2、層間絶縁膜7、および層間絶縁膜8の各層間のうち、下地保護膜12とゲート絶縁膜2との層間に形成されたPIN接合型ダイオードであり、半導体膜1wには高濃度N型領域1x、真性領域1yおよび高濃度P型領域1zが順に並んでいる。主センサ310Aおよび副センサ310Bに対しては、層間絶縁膜7の上層に形成された配線6h、6i、6jが各々、コンタクトホール7h、7i、7j、7kを介して高濃度N型領域1xおよび高濃度P型領域1zに電気的に接続している。
半導体膜1wは、薄膜トランジスタ30を構成する半導体膜1aと同時形成されたポリシリコン膜である。従って、高濃度N型領域1xは、薄膜トランジスタ30および相補型薄膜トランジスタの高濃度N型領域と同様、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純物(リンイオンなど)を導入することにより形成された半導体領域である。高濃度P型領域1zは、相補型薄膜トランジスタの高濃度P型領域と同様、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度P型の不純物(ボロンイオンなど)を導入することにより形成された半導体領域である。配線6h、6i、6kは、データ線6aおよびドレイン電極6bと同時形成された金属膜であり、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。このため、コンタクトホール7h、7i、7j、7kは、遮光性の配線6h、6i、6jで埋められているので、余計な光が側方から主センサ310Aおよび副センサ310Bに入射することがない。
このように構成した光センサ部310において、主センサ310Aは、対向基板20に形成された遮光膜23bの切り欠き23cと重なっており、対向基板20の側から入射してくる外光(対象光)、および透光性基板10dなどを介して入射してくる外乱光の双方を検出可能である。これに対して、副センサ310Bは、対向基板20に形成された遮光膜23bと重なっている、このため、副センサ310Bでは、対向基板20の側から入射してくる外光(対象光)が遮光膜23bで遮られるため透光性基板10dなどを介して入射してくる外乱光のみ検出可能である。なお、遮光膜23bは、ブラックマトリクスを構成する遮光膜23a(図2(b)、図3(b)参照)と同時形成されたモリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの単層膜あるいは積層膜などからなる。
半導体膜1wに対して透光性基板10dが位置する側、本形態では、透光性基板10dと下地保護膜12との層間には、主センサ310Aおよび副センサ310Bを含む領域と重なるように、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、クロム膜などの単層膜あるいは積層膜などからなる遮光膜11aが形成されている。このため、バックライト装置600からの光が直接、真性領域1yに入射しないので、主センサ310Aおよび副センサ310Bのいずれに対しても、外乱光の入射光量を低く抑えてある。なお、遮光膜11aについては、図示を省略するが、素子基板10上の定電位線に電気的に接続し、電位を固定しておくことが好ましい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100では、光センサ部310は液晶パネル100pに用いた素子基板10上に形成されているが、検出回路320は、素子基板10とは別体の制御用IC500(ディスクリート部品)に構成されているため、素子基板10の構成が変わっても、検出回路320および制御用IC500については、同一のものを用いることができる。すなわち、本形態において、検出回路320および制御用IC500については、ポリシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタ30、80と光センサ部30とを素子基板10上に同時形成した電気光学装置100に用いることができるととともに、アモルファスシリコン膜を能動層とする薄膜トランジスタと光センサ部を同時形成した電気光学装置についても用いることができる。それ故、タイプの異なる電気光学装置を製造する場合でも、検出回路320および制御用IC500については、双方で共通化することができる。
また、ポリシリコン膜を用いて薄膜トランジスタによって、検出回路320を構成すると、薄膜トランジスタの温度特性の影響で測定精度が低下するが、本形態によれば、検出回路320を制御用IC500内に構成するので、かかる温度特性の問題を回避することができる。さらに、検出回路320を素子基板10上に形成すると、その分、液晶パネル100pにおいて画像表示領域10aの外側領域、いわゆる額縁領域をある程度、広幅に形成する必要があるが、本形態によれば、検出回路320を額縁領域に形成する必要がないので、額縁領域が狭くてよいという利点がある。
また、本形態では、ポリシリコン膜を用いて光センサ部310を形成したが、主光センサ30Aと副センサ30Bを直列接続し、そのノードQから差動出力を得たので、ポリシリコン膜を用いて光センサ部310を形成した場合に問題となる温度依存性の影響を受けずに光検出を行うことができる。
しかも、本形態では、副センサ310Bのカソード側に第1電圧VHを印加し、主センサ310Aのアノードを接地したため、検出回路320および調光回路650などを内蔵する制御用IC500をそのまま、アモルファスシリコン膜によって光センサ部を形成した電気光学装置に用いることができる。すなわち、アモルファスシリコン膜によって光センサ部を形成した場合、温度依存性の影響が少ないので、図4を参照して説明したセンサ部310において、副センサ310Bを省略でき、主センサ310Aのみで光検出することができるが、この場合でも、主センサ310Aのカソードに対して検出回路320を電気的接続すればよい。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に構成した光検出装置の等価回路図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図6に示すように、本形態の電気光学装置1100に用いた光検出装置300でも、実施の形態1と同様、光センサ部310の主センサ310Aおよび副センサ310Bはいずれもポリシリコン膜を用いたPINフォトダイオードであり、副センサ310Bのカソード側には、第1電圧VHが印加され、主センサ310Aのアノードは接地され、電圧VGNDになっている。従って、光センサ部310の両端には第1電圧VHが印加され、主センサ310Aおよび副センサ310Bには逆バイアスが印加されている。また、主センサ310Aと副センサ310BとのノードQには、主センサ310Aおよび副センサ310Bの差動を検出する検出回路320が出力線330を介して電気的に接続されている。また、出力線330を介してノードQには、蓄積容量340が電気的に接続されているとともに、出力線330にはスイッチ360を介して第2電圧VCHが印加されるようになっている。また、本形態でも、実施の形態1と同様、図1および図2(a)に示すように、本形態では、光センサ部310から制御用IC500まで出力線330が長く延びているので、その出力線330が外部のノイズの影響を受けないように、出力線330には、複数の容量素子381、382が接続されている。
このように構成した光検出装置300において、本形態では、光センサ部310(主センサ310Aおよび副センサ310B)、スイッチ360、ノイズ対策用の容量素子581は、液晶パネル100pに用いた素子基板10上に形成されているが、蓄積容量340は、検出回路320と同様、制御用IC500に構成されている。このため、静電容量が数百pFの比較的大きな蓄積容量340が必要となった場合でも、液晶パネル100pの小型化を図ることができる。すなわち、液晶パネル100pに用いた素子基板10に、静電容量が数百pFの比較的大きな蓄積容量340を形成すると、蓄積容量340が素子基板10上では広い面積を占有してしまい、液晶パネル100pの小型化を妨げるという問題点が発生するが、本形態によれば、問題を回避することができる。
[実施の形態2の改良例]
上記実施の形態2では、蓄積容量340を、検出回路320と同様、制御用IC500に構成したが、蓄積容量340については、制御用IC500とは別のディスクリート部品としてフレキシブル配線基板108上に実装してもよい。静電容量が数百pFの比較的大きな蓄積容量340の場合、制御用IC500や素子基板10に対して薄膜によって作りこむと、静電気などの影響で短絡などの不具合が発生しやすいが、蓄積容量340として、制御用IC500とは別のディスクリート部品を用いた場合にはかかる問題を回避することができる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に構成した光検出装置の等価回路図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
上記実施の形態1、2では、主センサ310Aおよび副センサ310Bを各々、1つずつ用いたが、図6に示すように、主センサ310Aおよび副センサ310Bを各々、複数ずつ直列に電気的に接続してセンサ部310を構成してもよい。このように構成すると、電圧Vの変化がある程度大きくても、一定の電流Iphを流すことができる。すなわち、直列数を増大させると、その分、PINダイオードの電流が、そのバイアスの変化に対して一定に近い領域が広くなる。その結果、第1電圧VHにより高い電圧を与えることが可能になり、大きな電圧Vの変化を検出することができる。すなわち、検出回路320では、微小な電圧の検出をしなくてもよいので、検出精度の向上を図ることができる。なお、図7には、実施の形態1に係る構成を基本にして、主センサ310Aおよび副センサ310Bを各々、2つずつ直列に電気的に接続した構成を示したが、実施の形態2に係る構成を基本にして、主センサ310Aおよび副センサ310Bを各々、2つずつ直列に電気的に接続した構成を採用してもよい。
[実施の形態4]
図8(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に構成した出力線330に対するシールド構造を示す断面図である。図1および図2(a)に示すように、本形態の電気光学装置100では、光センサ部310のノードQと検出回路320とを電気的に接続する出力線330は長く、ノイズが侵入しやすい。そこで、出力線330にノイズが侵入するのを防止する目的で、図8(a)、(b)に示すように、出力線330のうち、素子基板10上に形成した部分の少なくとも一部の周りを導電層で囲むことが好ましい。
まず、図8(a)に示す例では、素子基板10上において、ゲート絶縁層2と層間絶縁膜7との層間に、図3(a)、(b)に示す走査線3aと同時形成された導電層によって出力線330を形成した場合には、その全体あるいはその一部の周りを導電層11b、3t、3u、6e、6sで覆ってある。導電層11bは、図5(b)に示す遮光膜11aと同時形成した導電膜であり、導電層6eは、図3(a)、(b)に示すデータ線6aと同時形成された導電膜である。導電層3t、3uは、図3(a)、(b)に示す走査線3aと同時形成された導電膜であり、ゲート絶縁層2および下地保護膜12を貫通するコンタクトホール2c、2dを介して導電層11bに電気的に接続している。また、導電層6eは、層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホール7d、7eを介して導電層3t、3uに電気的に接続している。
また、図8(b)に示す例では、素子基板10上において、層間絶縁膜7、8との層間に、図3(a)、(b)に示すデータ線6aと同時形成された導電層によって出力線330を形成した場合には、その全体あるいはその一部の周りを導電層11b、3f、3g、6f、6g、9bで覆ってある。導電層11bは、図5(b)に示す遮光膜11aと同時形成した導電膜であり、導電層3f、3gは、図3(a)、(b)に示す走査線3aと同時形成された導電膜である。導電層6f、6gは、図3(a)、(b)に示すデータ線6aと同時形成された導電膜であり、導電層9bは、図3(a)、(b)に示す画素電極9aと同時形成された導電膜である。ここで、導電層3f、3gは、ゲート絶縁層2および下地保護膜12を貫通するコンタクトホール2f、2gを介して導電層11bに電気的に接続し、導電層6f、6gは、層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホール7f、7gを介して導電層3f、3gに電気的に接続し、導電層9bは、層間絶縁膜8を貫通するコンタクトホール8f、8gを介して導電層6f、6gに電気的に接続している。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、主センサ310Aおよび副センサ310BのPINフォトダイオードを用いたが、N型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオード、あるいはP型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオードを光センサ部310に用いた場合に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、液晶装置において光検出装置300での検出結果に基づいて、バックライト装置からの出射光量を制御したが、光検出装置300での検出結果に基づいて、各画素100aに供給される信号を制御してもよい。また、上記実施形態では、電気光学装置100として液晶装置を例に説明したが、有機エレクトロルミネッセンス装置において、光検出装置300での検出結果に基づいて、各画素に供給される信号を制御してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図9(a)に、電気光学装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図9(b)に、電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図9(c)に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図9に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置の液晶パネルを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板10において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置を切断したときの断面図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置に構成した光検出装置の等価回路図、およびその検出原理を示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した電気光学装置に用いた光センサ部およびその近傍の平面図、およびそのB−B′断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に構成した光検出装置の等価回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に構成した光検出装置の等価回路図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に構成した出力線に対するシールド構造を示す断面図である。 本発明を適用した電気光学装置を備えた電子機器の説明図である。
符号の説明
10・・素子基板、10a・・画像表示領域、20・・対向基板、30・・画素スイッチング用の薄膜トランジスタ、100・・電気光学装置、100p・・液晶パネル、300・・光検出装置、300・・光検出装置、310・・光センサ部、310A・・主センサ、310B・・副センサ、320・・検出回路、330・・出力線、500・・制御用IC(ディスクリート部品)、600・・バックライト装置

Claims (10)

  1. 対象光および外乱光が入射する基板への前記対象光の入射光量を検出する光検出装置において、
    前記対象光および前記外乱光が入射する主センサと、外乱光が入射する副センサとがノードを介して直列に電気的接続された光センサ部と、前記ノードに電気的に接続され、前記主センサと前記副センサとの差動を検出可能な検出回路と、を有し、
    前記光センサ部は前記基板上に形成され、前記検出回路は、前記基板とは別体のディスクリート部品に構成されていることを特徴とするとする光検出装置。
  2. 前記基板にはフレキシブル配線基板が接続され、
    当該フレキシブル配線基板に、前記検出回路が構成された前記ディスクリート部品が実装されていることを特徴とする請求項1に記載の光検出装置
  3. 前記ノードに電気的に接続された蓄積容量を備え、
    当該蓄積容量は、前記ノードの電圧変化に対応する電荷を蓄積することを特徴とする請求項1または2に記載の光検出装置。
  4. 前記検出回路は、前記ノードの電圧を所定の電圧にリセットした後、前記ノードの電圧が所定の閾値電圧まで変化するまでの時間を形成することを特徴とする請求項3に記載の光検出装置。
  5. 前記蓄積容量は、前記基板上に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の光検出装置。
  6. 前記蓄積容量は、前記基板とは別体のディスクリート部品に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の光検出装置。
  7. 前記ノードと前記検出回路とを電気的に接続する出力線は、前記基板上に形成されている部分の少なくとも一部が導電層により周りが囲まれていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の光検出装置。
  8. 前記主センサおよび前記副センサのうち、主センサの一方の端子が接地されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の光検出装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の光検出装置を備えた電気光学装置であって、
    前記光検出装置による前記対象光の検出結果に基づいて駆動条件が調整されることを特徴とする電気光学装置。
  10. 前記基板に対向配置された対向基板と前記基板との間に液晶が保持された液晶パネルと、当該液晶パネルにバックライト光を出射するバックライト装置とを備え、
    前記対象光の検出結果に基づいて、前バックライト装置から出射される光量が調整されることを特徴とする請求項9に記載の電気光学装置。
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