JP2002065589A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2002065589A
JP2002065589A JP2000261446A JP2000261446A JP2002065589A JP 2002065589 A JP2002065589 A JP 2002065589A JP 2000261446 A JP2000261446 A JP 2000261446A JP 2000261446 A JP2000261446 A JP 2000261446A JP 2002065589 A JP2002065589 A JP 2002065589A
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endoscope
optical system
observation
illumination
light guide
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JP2000261446A
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English (en)
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Hideo Ito
秀雄 伊藤
精介 ▲高▼瀬
Seisuke Takase
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる視野範囲の観察光学系で観察対
象部位を観察する内視鏡装置は、観察光学系と照明光学
系を個別に設ける必要が有り、挿入部の外径が大径とな
り、体腔内挿入時に苦痛が生じる要因となっている。 【解決手段】 本発明の内視鏡装置は、観察対象部位を
照明するための照明光学系25と、前記観察対象を異な
る視野方向から観察するための2つの観察光学系23,
24とを有し、前記2つの観察光学系23,24のそれ
ぞれに設けられた対物レンズ23a,24aを有する観
察窓の間に、前記照明光学系25の照明レンズを有する
出射端部を配設し、前記照明光学系25の照明範囲は、
前記観察光学系23,24の観察視野方向をカバーす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡装置に関
し、特に観察対象に対して、2つの観察対物光学系を設
け、単一の照明光学系で観察対象を照明可能とする内視
鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内に挿入して観察対象を観察する内
視鏡装置は、主に体腔内の観察対象部位を照明する照明
光を案内照射するライトガイド部材と、そのライトガイ
ド部材から照射された光で照明された体腔内の観察対象
部位を視認するイメージガイド部材、又は電子画像化す
る電子撮像部材からなっており、前記ライトガイド部材
とイメージガイド部材又は電子撮像部材は、1対1の関
係となるように設けられ、前記ライトガイド部材から観
察対象部位への照明光の照射方向と、前記イメージガイ
ド部材又は電子撮像部材への観察対象部位からの反射光
の入射方向は同一方向となるように設定されている。
【0003】しかし、近年の内視鏡装置は、体腔内の観
察対象部位に対して、同時に異なる角度から観察可能と
して、観察対象部位を異なる角度で観察を行う内視鏡装
置が求められるようになっている。
【0004】このため、内視鏡装置の体腔内に挿入する
挿入部の先端部には、観察対象部位を正面方向から観察
するための直視用のメージガイド部材又は電子撮像部材
と、前記観察対象部位を側面方向から観察するための側
視用のイメージガイド部材又は電子撮像部材を配置する
ことが行われている。
【0005】具体的には、実開昭50−14277号公
報に開示されているように、内視鏡装置の挿入部先端に
直視用のイメージガイドと側視用のイメージガイドをそ
れぞれ配置し、かつ、前記直視用と側視用のイメードガ
イドに併設してそれぞれ直視用のライトガイドと側視用
のライトガイドが設けられている。
【0006】また、特開平9−313435号公報に開
示されているように、電子内視鏡装置において、観察対
物部位を側視と直視観察するためのそれぞれの電子撮像
光学系を設け、その電子撮像光学系それぞれが撮像する
観察対象部位に照明光を照射する照明光学系を各電子撮
像光学系にそれぞれ併設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記実開昭50−14
277号公報及び特開平9−313435号公報に開示
された内視鏡装置は、観察範囲を広くするために2つの
観察用光学系を備えて、その視野方向は側視と直視の異
なった視野範囲をカバーするもので、それぞれの視野方
向に照明光を照射させる照明光学系が併設されている。
【0008】このため、内視鏡挿入部の先端部には、少
なくとも直視と側視の異なる視野範囲の観察光学系と照
明光学系を別々に設けることが必要となり、先端部と挿
入部の外径が太くなり、内視鏡挿入部を体腔内挿入時に
苦痛が生じる要因となっている。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑み、観察視野範
囲が広く、内視鏡装置の挿入部及び先端部の外径を細径
化することにより体腔内挿入時の体腔内壁との接触摩擦
による苦痛を軽減し、挿入操作性の優れた内視鏡装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
観察対象を照明するための照明光学系と前記観察対象を
異なる視野方向から観察するために少なくとも2つの対
物光学系とを有する内視鏡装置において、前記少なくと
も2つの対物光学系のそれぞれに設けられた観察窓の間
に前記照明光学系の出射端部を配設したことを特徴とす
る。
【0011】本発明により、単一の照明光学系から照射
された照明光の基で、2つの異なる視野方向の観察対象
の観察が可能となり、内視鏡装置の挿入部と先端部の細
径が可能となった。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
内視鏡装置の先端部の一実施形態を示しており、図1
(a)は内視鏡挿入部の先端部外観を示す斜視図、図1
(b)は内視鏡挿入部の先端部の内部構成を示す図1
(a)のA−A切断線の断面図で、図2は本発明の内視
鏡挿入部の先端部の内部構成を示す図1(a)のB−B
切断線の断面図で、図3は本発明に係る内視鏡装置の全
体構成を示す説明図で、図4は本発明の係る内視鏡装置
の先端部の第1の変形例を示す断面図で、図5は本発明
の係る内視鏡装置の先端部の第2の変形例を示す断面図
である。
【0013】図3を用いて本発明の内視鏡装置の全体構
成について説明する。内視鏡装置1は、内視鏡2、ビデ
オプロセッサ3、及び光源装置4から構成されている。
内視鏡2は、挿入部5、操作部6、ユニバーサルコード
部7、コネクター部8から構成されている。
【0014】挿入部5は、体腔内に挿入される部分で、
先端部12、湾曲部13、及び軟性部14からなり、前
記先端部12には、後述する体腔内の観察対象部位を観
察するための電子撮像素子であるCCDを有する観察光
学系と、前記観察対象部位を照明する照明光学系と、及
び観察対象部位の採取や治療、送水及び汚物吸引を行う
各種鉗子用挿通孔が配置されている。
【0015】湾曲部13は、図示しない操作ワイヤの牽
引によって上下左右に湾曲するように構成されている。
【0016】軟性部14は、前記先端部12に配置され
た前記観察光学系の駆動制御信号や観察対象部位の映像
信号を授受する後述する信号ケーブルと、前記照明光学
系に照明光を供給する後述するライトガイドファイバー
と、前記鉗子用挿通孔に接続された鉗子挿通チャンネル
と、及び前記湾曲部13を湾曲させる操作ワイヤー等が
内装配置され、全体が軟性部材で形成されている。
【0017】この軟性部14の基端は、操作部6に接続
されている。この操作部6には、前記湾曲部13を湾曲
させる操作ワイヤーを連結するXアングルノブ15aと
Yアングルノブ15bに接続されている。このXアング
ルノブ15aを回転させることで、このXアングルノブ
15aに接続された操作ワイヤーを牽引させて、前記湾
曲部13を左右方向(X方向)に湾曲させるもので、Y
アングルノブ15bを回転させることで、このYアング
ルノブ15bに接続された操作ワイヤーを牽引させて、
前記湾曲部13を上下方向(Y方向)に湾曲させるもの
である。
【0018】さらに、前記操作部6には、前記先端部1
2から前記軟性部14を介して配置されている前記鉗子
挿通チャンネルに前記観察対象部位の採取や治療の鉗子
を挿入するための鉗子挿入口が設けられると共に、前記
観察光学系の信号ケーブルと前記照明光学系のライトガ
イドファイバー及び吸水ならびに汚物吸引用鉗子チャン
ネルが配置されている。
【0019】この操作部6には、ユニバーサルコード部
7の一端が接続され、このユニバーサルコード部7に
は、前記観察光学系の信号ケーブルと前記照明光学系の
ライトガイドファイバーが配置されていると共に、前記
鉗子挿通チャンネルの送水及び汚物吸引用のチャンネル
も配置されている。
【0020】このユニバーサルコード7の他端は、コネ
クタ部8に接続されている。このコネクタ部8は、前記
送水チャンネルに接続された送水タンク9と、前記汚物
吸引チャンネルに吸引器11を接続する吸引チューブ1
0と、前記観察光学系の信号ケーブルを前記ビデオプロ
セッサ3に接続するスコープケーブル17a,17b
と、及び前記ライトガイドファイバーを前記光源装置4
に接続する部分とを有している。
【0021】前記ビデオプロセッサ3は、前記信号ケー
ブルを介して前記観察光学系を駆動させて観察対象部位
の電子撮像動作を行わせ、その映像信号を生成すると共
に、その電子撮像された映像信号をモニタ18に画面表
示する表示信号を生成したり、あるいは前記映像信号を
図示していないメモリに記憶させたる機能を有してい
る。
【0022】前記光源装置4は、照明光源を有し、その
照明光源の点灯制御と、照明光源からの照明光を前記ラ
イトガイドファイバーに投射するものである。
【0023】前記送水タンク9は、前記先端部12の前
記観察光学系や照明光学系の窓部分の洗浄を行う送水の
ための水を貯蔵するもので、前記吸引器11は、前記送
水タンク9から体腔内に送水した洗浄水を吸引排水した
り、あるいは体腔内の汚物を吸引排出するものである。
【0024】なお、この内視鏡装置1は、挿入部5の先
端部12に配置される観察光学系として、電子撮像素子
であるCCDを用いた電子内視鏡を例としているが、イ
メージガイドファイバーと対物レンズとを用いて、前記
操作部6に接眼レンズを配置して術者が直接目視した
り、あるいは操作部6の接眼レンズに電子カメラを配置
して、その接眼レンズに表示される観察対象部位を電子
カメラで映像信号化して前記モニタ8に表示する内視鏡
装置でも良い。
【0025】次に、図1を用いて前記内視鏡装置1の先
端部12の構成を詳述する。この先端部12は、図1
(a)に示すようにステンレス部材を用いて、全体形状
が略円筒状で、略平面状の端部21と円筒部を一部切り
欠いた斜面部22から形成されている。前記端部21に
は、第1の観察光学系23が配置され、前記斜面部22
には、第2の観察光学系24が配置されている。この第
1の観察光学系23と第2の観察光学系24の間で、か
つ、前記斜面部22には、照明光学系25が配置されて
いる。
【0026】前記第1の観察光学系23と第2の観察光
学系24及び照明光学系25の関係及び構成は、図1
(b)に示す図1(a)のA−A切断線から切断した断
面図を用いて説明する。
【0027】前記第1の観察光学系23は、前記端部2
1に水密的に設けられた観察窓に配置された対物レンズ
である第1レンズ23aと、この第1レンズ23aの光
軸上に、第2レンズ23b、間隔環23c、第3レンズ
23d、第4レンズ23eが順次配置され、その第4レ
ンズ23eから出射された観察対象部位の映像光が投影
されて、かつ、その映像光を電子映像信号に変換する第
1の電子撮像素子であるCCD(以下、単に第1CCD
と称する)28が設けられ、この第1CCD28には、
CCDを駆動させる駆動信号を供給する駆動信号線29
aとCCDで変換された電子映像信号を取り込む映像信
号線29bを有する第1信号ケーブル29が接続された
構成となっている。
【0028】前記第2の観察光学系24は、前記斜面部
22に水密的に設けられた観察窓に配置された対物レン
ズである第1レンズ24aと、この第1レンズ23aの
光軸上に、第2レンズ24b、プリズム24c、及び後
群レンズ24dが順次配置され、その後群レンズ24e
から出射された観察対象部位の映像光が投影されて、か
つ、その映像光を電子映像信号に変換する第2CCD3
0が設けられ、この第2CCD30には、CCDを駆動
させる駆動信号を供給する駆動信号線31aとCCDで
変換された電子映像信号を取り込む映像信号線31bを
有する第2信号ケーブル31が接続された構成となって
いる。
【0029】つまり、前記第1の観察光学系23は、前
記先端部12の軸方向と同じ直視方向の観察対象部位の
映像光を取り込み、かつ、電子映像信号を生成するもの
で、前記第2の観察光学系24は、第1と第2レンズ2
4a,24bは、斜面部22に配置されているために、
先端部12の軸方向に対して図中前方上方である斜視方
向の観察対象部位の映像光を取り込み、かつ、電子映像
信号を生成するものである。
【0030】前記照明光学系25は、前記第1の観察光
学系23と第2の観察光学系24の間で、かつ、前記斜
面部22に水密的に設けられた照明窓に配置された照明
レンズ25aと、この照明レンズ25aに前記光源装置
4からの照明光を導くライトガイドファイバー25bか
らなっている。
【0031】この照明光学系25のライトガイドファイ
バー25bに前記光源装置4からの導かれた照明光は、
前記照明レンズ25aから観察対象部位に照射される。
この照明光学系25の照明レンズ25aから照射される
照明光の照射角度lは、前記第1の観察光学系23の観
察範囲角度r1と前記第2の観察光学系24の観察範囲
角度r2をカバーするように設定されている。
【0032】これにより、前記照明光学系25から照射
される照明光によって照明された観察対象部位が前記第
1の観察光学系23と前記第2の観察光学系24で観察
撮像可能となり、直視と斜視の両観察対象部位の映像光
が得られ、前記第1CCD28と第2CCD30で変換
生成された電子撮像映像信号は、前記第1と第2の信号
ケーブル29,31を介して、前記コネクタ部8のスコ
ープケーブル17a,17bに伝送され、このスコープ
ケーブル17a,17bの何れかを前記ビデオプロセッ
サ3に接続し、このビデオプロセッサ3で表示映像信号
処理を行うことで、前記モニタ18に観察対象部位の第
1の観察光学系23で撮像した直視映像又は第2の観察
光学系24で撮像した斜視映像が表示される。また、前
記スコープケーブル17a,17bを共にビデオプロセ
ッサ3に接続して、ビデオプロセッサ3で直視と斜視の
両表示映像信号処理を行い、前記モニタ18に直視と斜
視の両画像を同時に表示することも可能となる。
【0033】この実施形態において、照明光学系25か
ら照射される照明光は広い照射角度を有し、直視と斜視
の観察光学系23,24を有していても観察対象部位に
十分な照明光を照射可能となり、広い範囲の観察が可能
となる。また、それぞれの観察光学系23,24に個別
に照明光学系を配設するよりも、共通照明である照明光
学系25を直視と斜視の観察光学系23,24の間のデ
ッドスペースを有効に活用して配置するだけで十分な照
明が得られ、前記先端部12と軟性部14の細径化が可
能となる。これにより体腔内への挿入時の苦痛が軽減で
き、さらに術者は、観察対象部位の直視と斜視の画像に
よって、観察対象部位の詳細観察が可能となる。
【0034】なお、前記先端部12の端部21にスペー
ス的に余裕が生じたり、又はデッドスペースがある場合
には、図1(a)に示すようにその端部21の余裕又は
デッドスペースに、補助照明光学系26を配置すること
も可能である。この補助照明光学系26は、図2に示す
ように、前記端部21に水密的に設けられた照明窓に配
置された照明レンズ26aに前記光源装置4に接続され
たライトガイドファイバー26bの端部を接続させ、前
記光源装置4からの照明光を前記照明レンズ26aから
直視方向に照射させて、前記照明光学系25からの照明
光の照射範囲から外れた観察対象部位の補助照明を行う
ことも可能である。
【0035】次に、本発明の内視鏡装置の第1の変形例
について図4を用いて説明する。この第1の変形例にお
いて、前記内視鏡装置1の先端部12は、観察対象部位
を直視する後述する第1の観察光学系23’を配置する
第1の端部21aと、この第1の端部21aの基端から
傾斜させて、後述する照明光学系25’を配置する斜面
部22’と、この斜面部22’の基端から後述する観察
対象部位を側視する第2の観察光学系24’を設ける平
面部21bと前記第1の端部21aと平行な第2の端部
21cとからなる形状に形成されている。
【0036】前記先端部12の第1の端部21aには、
第1の観察光学系23’の対物レンズである第1レンズ
23a’が水密的に設けられた観察窓に配置され、この
第1レンズ23a’の光軸上に第2レンズ23b’、間
隔環23c’,第3レンズ23d’,第4レンズ28
e’及び第1CCD28’が順次配置されている。この
第1CCD28’には、CCDを駆動させる駆動信号を
供給する駆動信号線とCCDで変換された電子映像信号
を取り込む映像信号線を有する第1信号ケーブル29’
が接続された構成となっている。
【0037】前記平面部21bには、第2の観察光学系
24’の対物レンズである第1レンズ24a’が水密的
に設けられた観察窓に配置され、この第1レンズ24
a’の光軸上に、第2レンズ24b’、プリズム24
c’、後群レンズ24d’、及び第2CCD30’が順
次配置されている。この第2CCD30’には、CCD
を駆動させる駆動信号を供給する駆動信号線とCCDで
変換された電子映像信号を取り込む映像信号線を有する
第2信号ケーブル31’が接続された構成となってい
る。
【0038】前記斜面部22’には、前記第1の観察光
学系23’と第2の観察光学系24’の間で位置するよ
うに、前記斜面部22’に水密的に設けられた照明窓に
配置された照明レンズ25a’と、この照明レンズ25
a’に前記光源装置4からの照明光を導くライトガイド
ファイバー25b’からなっている。
【0039】つまり、前記第1の観察光学系23’は、
前記先端部12の軸方向と同じ直視方向の観察対象部位
の映像光を取り込み、かつ、電子映像信号を生成するも
ので、前記第2の観察光学系24’は、第1と第2レン
ズ24a’,24b’は、前記先端部12の軸方向と平
行な平面部21bに配置されているために、図中上方で
ある側視方向の観察対象部位の映像光を取り込み、か
つ、電子映像信号を生成するものである。
【0040】さらに、照明光学系25’のライトガイド
ファイバー25b’に前記光源装置4からの導かれた照
明光は、前記照明レンズ25a’から観察対象部位に照
射される。この照明光学系25’の照明レンズ25a’
から照射される照明光の照射角度lは、前記第1の観察
光学系23’の観察範囲角度r1と前記第2の観察光学
系24’の観察範囲角度r2をカバーするように設定さ
れている。
【0041】これにより、前記照明光学系25’から照
射される照明光によって照明された観察対象部位が前記
第1の観察光学系23’と前記第2の観察光学系24’
で観察撮像可能となり、観察対象部位の直視と側視の両
映像光が得られ、前記第1CCD28’と第2CCD3
0’で変換生成された電子撮像映像信号は、前記第1と
第2の信号ケーブル29’,31’を介して、前記スコ
ープケーブル17a,17bに伝送され、このスコープ
ケーブル17a,17bの何れか又は両方を前記ビデオ
プロセッサ3に接続し、このビデオプロセッサ3で表示
映像信号処理を行うことで、前記モニタ18に観察対象
部位の第1の観察光学系23’や第2の観察光学系2
4’で撮像した直視又は側視あるいは両映像が表示され
る。
【0042】次に、図5を用いて本発明に係る内視鏡装
置の第2の変形例を説明する。この第2の変形例におい
て、前記内視鏡装置1の先端部12には、この先端部1
2の軸方向の斜め前方の観察対象部位を斜視する後述す
る第1の観察光学系23”と後述する照明光学系25”
を配置する斜面部22”と、この斜面部22”の基端か
ら先端部12の軸方向と平行に設けられ、前記観察対象
部位を側視する後述する第2の観察光学系24”を設け
る平面部21b”と、この平面部21b”の基端から先
端部12の軸方向と垂直に設けられた第2の端部21
c”からなる形状に形成されている。
【0043】前記先端部12の斜面部22”の図中上方
には、第1の観察光学系23”の対物レンズである第1
レンズ23a”が水密的に設けられた観察窓に配置さ
れ、この第1レンズ23a”に入射した光束を変更する
プリズム32と、このプリズム32の出射側に配置され
た第2レンズ23b”、間隔環23c”,第3レンズ2
3d”,第4レンズ28e”及び第1CCD28”が順
次配置されている。この第1CCD28”には、CCD
を駆動させる駆動信号を供給する駆動信号線とCCDで
変換された電子映像信号を取り込む映像信号線を有する
第1信号ケーブル29”が接続配置されている。
【0044】前記斜面部22”の図中下方には、水密的
に設けられた照明窓に配置された照明レンズ25a”
と、この照明レンズ25a”に前記光源装置4からの照
明光を導くライトガイドファイバー25b”が配置され
ている。
【0045】前記平面部21b”には、第2の観察光学
系24”の対物レンズである第1レンズ24a”が水密
的に設けられた観察窓に配置され、この第1レンズ24
a”の光軸上に、第2レンズ24b”、プリズム24
c”、後群レンズ24d”、及び第2CCD30”が順
次配置されている。この第2CCD30”には、CCD
を駆動させる駆動信号を供給する駆動信号線とCCDで
変換された電子映像信号を取り込む映像信号線を有する
第2信号ケーブル31”が接続配置されている。
【0046】つまり、前記第1の観察光学系23”は、
前記先端部12の軸方向に対して図中斜め前方の観察対
象部位の斜視映像光を取り込み、かつ、電子映像信号を
生成するもので、前記第2の観察光学系24”は、第1
レンズ24a”と第2レンズ24b”が前記平面部21
b”に配置されているために、図中上方である側視方向
の観察対象部位の映像光を取り込み、かつ、電子映像信
号を生成するものである。
【0047】さらに、照明光学系25”のライトガイド
ファイバー25b”に前記光源装置4からの導かれた照
明光は、前記照明レンズ25a”から観察対象部位に照
射される。この照明光学系25”の照明レンズ25a”
から照射される照明光の照射角度lは、前記第1の観察
光学系23”の観察範囲角度r1と前記第2の観察光学
系24”の観察範囲角度r2をカバーするように設定さ
れている。
【0048】これにより、前記照明光学系25”から照
射される照明光によって照明された観察対象部位が前記
第1の観察光学系23”と前記第2の観察光学系24”
で観察撮像可能となり、斜視と側視の両観察対象部位の
映像光が得られ、前記第1CCD28”と第2CCD3
0”で変換生成された電子撮像映像信号は、前記第1と
第2の信号ケーブル29”,31”を介して、前記スコ
ープケーブル17a,17bに伝送され、このスコープ
ケーブル17a,17bの何れか又は両方を前記ビデオ
プロセッサ3に接続し、このビデオプロセッサ3で表示
映像信号処理を行うことで、前記モニタ18に観察対象
部位の第1の観察光学系23”や第2の観察光学系2
4”で撮像した斜視及び側視又は両映像が表示される。
【0049】前述した各変形例において、照明光学系2
5’,25”から照射される照明光は広い照射角度を有
し、直視又は斜視及び側視の複数の観察光学系を有して
いても観察対象部位に十分な照明光が照射可能となり、
広い範囲の観察が可能となる。
【0050】また、それぞれの観察光学系に個別の照明
光学系を配設することなく、共通照明光学系を直視又は
斜視と、側視の観察光学系の間のデッドスペースを有効
に活用して配置することにより十分な照明が得られ、前
記先端部12と軟性部14の細径化が可能となった。
【0051】ところで、内視鏡装置1は、イメージガイ
ド部材又は電子撮像光学系、及びライトガイド部材又は
照明光学系を配置した挿入部5を細径化しても、体腔内
に挿入する際に、体腔内壁と挿入部5とが接触し、その
接触摩擦により挿入操作性が損なわれ、かつ、患者に対
して苦痛を与えることになる。このため、内視鏡装置1
の挿入部5に潤滑剤を塗布して体腔内壁と挿入部5の接
触摩擦を低減させて挿入操作性の改善と患者の苦痛を低
減させることが行われている。
【0052】しかしながら、内視鏡装置1の挿入部5に
潤滑剤を塗布すると、内視鏡装置1の操作する術者の手
と挿入部5との間の摩擦も低減されるために、内視鏡装
置1を操作する術者のハンドリング性が低下してしま
う。
【0053】このため、実開昭50−36391号公報
に開示されているように、内視鏡装置の挿入部を挿通さ
せる挿入孔と、その挿入孔に挿通した前記挿入部を把持
する握持部からなる挿入具を設け、前記潤滑剤を塗布し
た前記挿入部を挿入具の挿入孔に挿通後、前記握持部を
介して前記挿入部を術者が把持しながら体腔内に挿入さ
せる内視鏡挿入具が提案されている。
【0054】さらに、口腔から体腔内に内視鏡装置の挿
入部を挿入する際に用いる内視鏡用マウスピースについ
て、実開昭63−176403号公報で提案されてい
る。この内視鏡用マウスピースは、口腔の歯で噛んで保
持され、内視鏡挿入部を挿通案内する挿通孔を有し、前
記挿通孔の内壁面に多数の摩擦軽減用突起を形成させた
もので、マウスピースの挿通孔内壁面の摩擦軽減用突起
により内視鏡挿入部のマウスピースとの挿通摩擦を低減
するようになっている。
【0055】しかしながら、前記実開昭63−1764
03号公報に開示されているマウスピースを用いて口腔
から体腔内に内視鏡挿入部を挿入する際に、マウスピー
スと内視鏡挿入部との摩擦は軽減されるが、内視鏡挿入
部を体腔内挿入時に体腔内壁との摩擦を軽減するために
は、内視鏡挿入部に潤滑剤を塗布すると、術者がマウス
ピースに挿入時に内視鏡挿入部が滑りやすくなりハンド
リング性が阻害される。
【0056】さらに、前記実開昭50−36391号公
報に開示されている内視鏡挿入具を用いると、潤滑剤が
塗布された内視鏡挿入部を術者の手が直接触れないため
に、内視鏡挿入部が滑ることはなくなるが、前記内視鏡
挿入部を体腔内に挿入時の体腔内の複雑な形状での挿入
反応が挿入具を介することにより、術者に十分伝達され
ず、挿入操作が円滑に実行できない課題もあった。
【0057】そこで、術者のハンドリング性が良好で、
かつ体腔内に内視鏡挿入部を挿入される際に苦痛が軽減
される内視鏡用の挿入補助具を図6乃至図12を用いて
説明する。図6は内視鏡用の挿入補助具の構成を示す断
面図で、図7は前記内視鏡用の挿入補助具の使用状態を
説明する説明図で、図8は前記内視鏡用の挿入補助具の
包装状態を説明する説明図で、図9は前記内視鏡用の挿
入補助具の変形例を説明する説明図で、図10は前記内
視鏡用の挿入補助具の変形例の使用状態を説明する説明
図で、図11は内視鏡用の挿入補助マウスピースの構成
を示し、図11(a)は外観形状を示す斜視図、図11
(b)は断面形状を示す断面図で、図12は前記内視鏡
用の補助マウスピースの使用状態を説明する説明図であ
る。
【0058】最初に、直腸及び大腸等を内視鏡装置を用
いて観察する際の内視鏡挿入補助具の全体構成を図6を
用いて説明する。
【0059】挿入補助具60は、直腸及び大腸の観察時
に、肛門から直腸及び大腸に内視鏡装置1の挿入部5を
挿入する際に用いるもので、内視鏡装置1の挿入部5が
先端部12から挿入される貫通孔65を有した円筒状の
患者固定部62と、この患者固定部62の一方の端部に
は、鍔部61が一体に形成され、患者固定部62の他方
の端部の外周面には、傾斜面64が形成されている。
【0060】この患者固定部62と鍔部61は、生体適
合材料であるステンレス等の金属、または、ポリサルフ
ォン、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリアセタール等のプラ
スチック材料で形成され、患者固定部62は、肛門内に
挿入され、鍔部61は肛門近傍の臀部に接触して、前記
患者固定部62が直腸及び大腸に迷入しないようにする
ものである。
【0061】また、前記患者固定部62の傾斜面64
は、患者固定部62が肛門に挿入する際に挿入を容易に
するために設けた斜面である。
【0062】前記患者固定部62と鍔部61に設けた貫
通孔65の内周面には、天然ゴム、ポリウレタンゴム、
シリコンゴムのような弾性力のある材質で構成された略
円筒形状のカバー部63が嵌合されている。このカバー
部63の基端側は、前記患者固体部62と鍔部61に設
けた貫通孔65に内挿され、かつ、前記鍔部61に折り
返し装着されてカバー部63の弾性力で密着固定され、
カバー部63の先端側は前記患者固定部62の先端から
外部に延出されている。前記カバー部63の前記貫通孔
65に内挿される部分は、貫通孔65の内径と略等しく
内径D2を有しており、この内径D2は前記患者固定部
62の先端から延出する部分も同一内径D2で形成され
ているが、カバー部63の先端部66は前記内径D2よ
りも若干小さめの内径D1に形成されている。前記内径
D2は、前記内視鏡2の先端部12の外径D3よりも充
分大きく、前記内径D1は、前記内視鏡2の先端部12
の外径D3よりも小さいD1<D3<D2の関係となる
ように形成されている。
【0063】なお、前記患者固定部62から延出してい
る前記カバー部63は、所望の観察対象部位に届く長さ
を有しており、かつ、折りたたみ、あるいは収縮可能と
なっており、さらに、内外周面には親水潤滑処理層63
aが設けてある。
【0064】このような構成の挿入補助具60を用いた
内視鏡2の操作について図7を用いて説明する。前記カ
バー部63を装着した挿入補助具60の患者固定部62
を肛門に挿入セットし、内視鏡2の先端部12を前記鍔
部61側から挿入すると、内視鏡2の先端部12の外径
D3よりも前記貫通孔65の内径D1は充分大きいため
に容易に挿入でき、かつ、前記カバー部63の先端部6
6の内径D1は前記内視鏡2の先端部12の外径D3よ
り小さいために、前記カバー部63の先端部66は弾性
力によって内視鏡2の先端部12に密着する。この状態
で、内視鏡2の先端部12をさらに直腸及び大腸の腸管
71に沿って所望の観察対象部位へと挿入させる。
【0065】この挿入補助具60を用いて内視鏡2の先
端部12を体腔内に挿入する際に、前記患者固定部62
から延出されている前記カバー部63の内外周面の親水
潤滑処理層63aによって、カバー部材63と体腔内壁
の間と、及びカバー部材63と内視鏡2の先端部12を
含む挿入部5との間の摩擦抵抗が軽減され挿入が滑らか
で、かつ挿入操作が速やかに実行できる。また、前記カ
バー部63は弾力性のある材質で形成しているために、
前記内視鏡2の挿入部5を捻じったり、又は体腔内壁等
に押し引きしたりしても破れることはない。
【0066】さらに、前記内視鏡2の挿入部5を前記挿
入補助具60を用いて体腔内への挿入操作において、術
者がハンドリングする内視鏡2の挿入部5には、潤滑剤
は塗布されていないために、術者が直接手で触れて操作
する際のハンドリング性が向上する。
【0067】また、前記内視鏡2の挿入部5は、カバー
部63で覆われているために、体腔内の汚物が付き難
く、その結果洗浄時の手間が省ける利点もあり、かつ、
前記カバー部63の材質は、前述のような材質であるた
めに、カバー部63自体の滅菌も可能で、非常に衛生的
である。
【0068】なお、前記内視鏡2の先端部12に突堤1
2aを設けることにより、前記カバー部63の先端部6
6との密着性をさらに向上させることも可能である。
【0069】さらにまた、前記挿入補助具60にカバー
部63を装着状態で滅菌処理後、図8に示すように、包
装部材73で包装し、内視鏡2による観察直前にその包
装部材73から前記挿入補助具60を取り出し使用する
ことで、非常に衛生的な挿入補助具60を常時使用でき
る。
【0070】次に図9と図10を用いて前記挿入補助具
60の変形例を説明する。なお、図6と図7と同一部分
は同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0071】前記挿入補助具60は、図9に示すよう
に、前記患者固定部62の先端部側で、かつ前記貫通孔
65の内周面に前記カバー部63の収納部72を設け
る。この収納部72に前記カバー部63の前記患者固定
部62から延出するカバー部63を折りたたみ収納し、
かつ、カバー部63の先端部66は、前記患者固定部6
2の先端部の外周面に折り返し装着された状態とする。
【0072】このような状態の挿入補助具60を 図1
0に示すように、前記鍔部61側の貫通孔65に内視鏡
2の挿入部5を先端部12から挿入させ、かつ、前記患
者固定部62の先端側の外周面に折り返されていた前記
カバー部63の先端部66を折り戻し、前記内視鏡2の
先端部12に被せて密着させる。この状態で、前記挿入
補助具60の患者固定部62と内視鏡2の先端部12を
共に、体腔内に挿入し、前記鍔部61が体腔の所定位置
に配置させた後、さらに内視鏡2の挿入部5で前記収納
部72に折りたたみ収納されている前記カバー部65を
引き出しながら前記内視鏡挿入部5を所望の観察対象部
位まで挿入する。
【0073】なお、この変形例で説明した挿入補助具6
0は、事前滅菌処理後、前記包装部材73で包装するこ
とで、挿入補助具60を常時衛生状態が良好な保管がで
き、使用する際には、包装部材73から取り出した直後
の滅菌状態の挿入補助具60が使用できる。
【0074】次に、図11と図12を用いて内視鏡装置
1の挿入補助具であるマウスピースのについて説明す
る。
【0075】図11において、ポリアセタール等の滑り
性の良好な樹脂で形成された肉厚で扁平筒状体のマウス
ピース75は、前記扁平筒状体の内孔から前記内視鏡2
の挿入部5を挿通する挿通孔76が形成されている。さ
らに、前記扁平筒状体の前後両端には、鍔部78,79
が形成されている。このマウスピース75を使用する際
に、図12に示すように、扁平筒状体の上下の平坦部7
7a,77bを口腔内の上下前歯81,82によってく
わえて保持する。そして、このマウスピース75の挿通
孔76に前記内視鏡2の挿入部5を先端部12から挿通
させて、体腔内に挿通進退させる。
【0076】なお、前記マウスピース75の平坦部77
a,77bを前歯でくわえた際に、唇側に位置する鍔部
78の形状寸法は、口腔内に位置する鍔部79の形状寸
法よりも大きい形状寸法に形成されている。
【0077】前記マウスピース75の挿通孔76の断面
形状は、図11(b)に示すように前記鍔部76から鍔
部79に対して、円弧状の形状で形成されている。この
円弧状の表面には、図中一点鎖線で示したブラスト加工
された接触部76a,76bが設けられている。この接
触部76a,76bは、前記挿通孔76の内壁面と前記
内視鏡2の挿入部5とが接触する部分で、前記内視鏡2
の挿入部5と前記挿通孔76の接触部76a,76bと
の摩擦抵抗を少なくするために前記ブラスト加工を施し
て、微少な凹凸が形成して、表面をザラザラした状態と
している。
【0078】このブラスト加工された接触部76a,7
6bにより、前記内視鏡2の挿入部5の接触面積が小さ
いために、摩擦抵抗が軽減されて、内視鏡2の挿入部1
5の体腔内への挿入装置が容易になると共に、前記接触
部76a,76bに潤滑剤を塗布すると、その潤滑剤は
前記ブラスト加工された微少な凹部に入り込み前記内視
鏡2の挿入部5との摩擦抵抗が一層少ない状態が維持さ
れ、前記内視鏡2の挿入部5の挿入操作性が向上し、ま
た、術者は潤滑剤の塗布されていない内視鏡2の挿入部
5を直接手で触れて操作するためにハンドリング性も向
上する。
【0079】なお前記接触部76a,76bの表面加工
法は、ブラスト加工以外に、ヤスリ掛け、あるいは梨地
とする方法もある。
【0080】ところで、前記内視鏡装置1は、前記光源
装置4からユニバーサルコード部7、操作部6及び挿入
部5を介して、内視鏡2の先端部12の照明レンズ25
aに照明光を案内するライトガイドファイバー25bが
用いられている。
【0081】このライトガイドファイバー25bは、図
13に示すように、外装チューブ82にライトガイド
(LG)繊維83が充填されて構成されている。この外
装チューブ82は、薄肉で伸縮性があり、座屈しないシ
リコン等の素材が使われており、ライトガイドファイバ
ー25bが湾曲した時にLG繊維83が潰れないように
形成されている。
【0082】このようなライトガイドファイバー25b
は、前記内視鏡2の挿入部5に配置する際に、特に前記
挿入部5の先端部12と湾曲部13に配置するに当た
り、保護チューブ81を被せている。この保護チューブ
81は、前記湾曲部13を前記操作部6に設けたXアン
グルノブ15a及びYアングルノブ15bを操作して、
これらアングルノブ15に接続された操作ワイヤーを牽
引して前記湾曲部13を左右上下方向に湾曲操作した際
に、前記湾曲部13及び先端部12に配置された前記ラ
イトガイドファイバー25b自体の座屈や潰れの防止
と、ライトガイドファイバー25b以外の内蔵物(例え
ば、信号ケーブル29,31、あるいは鉗子用チャンネ
ルなど)で前記ライトガイドファイバー25bを傷付け
たりすることを防止保護するために設けられている。こ
の保護チューブ81は、ポリテトラフルオロエチレン等
の多孔材質で形成し、柔軟に曲がるが、座屈や潰れ等の
変形は生じにくい肉厚を考慮して形成されている。
【0083】特に、前記保護チューブ81の内径t1
は、前記ライトガイドファイバー25bの外径t2に比
して大きいt1>t2の関係を前記保護チューブ81が
湾曲したり潰れたりしても維持できるように形成されて
いる。
【0084】これにより、前記湾曲部13の湾曲操作時
に保護チューブ81の変形による前記ライトガイドファ
イバー25bの座屈や潰れ等の生じない内視鏡装置1の
提供が可能となった。ところで、前記内視鏡装置1の内
視鏡2は、操作部6から挿入部5との間には、図1乃至
図4を用いて説明したように、ライトガイドファイバー
25b、信号ケーブル29,31や図示していない鉗子
用チャンネル等の内蔵物が配置されている。
【0085】これら内蔵物の内、例えば、ライトガイド
ファイバー25bは、図14(a)に示すように、内視
鏡2の挿入部5の先端部12に固定され、前記湾曲部1
3及び軟性部14内を内通して操作部6へと配置されて
いる。前記湾曲部13を操作部6に設けられている図示
していないアングルノブ(図3に示すアングルノブ15
参照)を操作することで、所望の方向に湾曲させること
が可能となっている。
【0086】ライトガイドファイバー25bと先端部1
2は固定されており、前記湾曲部13が湾曲した時には
内側の弧と外側の弧の長さで差があるため、前記湾曲部
13の湾曲動作に応じて、前記挿入部5に内蔵されてい
るライトガイドファイバー25bは、前記挿入部5の軸
方向に摺動移動する。この湾曲部13の湾曲動作による
ライトガイドファイバー25bの摺動移動について、図
14(b)を用いて説明する。
【0087】この図14(b)は、図14(a)のA−
A切断線で切断した断面図で、例えば、ライトガイドフ
ァイバー25bが図中UP方向側にずらして位置してい
る場合、前記湾曲部13を図中UP方向に湾曲させた際
に、前記ライトガイドファイバー25bは、先端部12
に押されて湾曲部13と軟性部14内を摺動移動して操
作部6側に押し込むような力がライトガイドファイバー
25bに生じる。一方、前記湾曲部13を図中DOWN
方向に湾曲させると、前記ライトガイドファイバー25
bは先端部12側に引き戻すような引っ張り力がライト
ガイドファイバー25bに生じる。
【0088】このようにライトガイドファイバー25b
には、湾曲部1の湾曲動作により、先端部12によって
操作部6側に押し出される力と、先端部12側に引っ張
られる力が加わる。
【0089】前記ライトガイドファイバー25bのLG
繊維は、引っ張りの力に対してある程度の強度を有して
いるが、ある区間で圧縮するような力が掛かったときに
は非常に脆くLG繊維折れを引き起こす課題があった。
特に、前記内視鏡2の軟性部14に配置されているライ
トガイドファイバー25bを含む内蔵物が高い密度で配
置されている場合、ライトガイドファイバー25bが先
端部12側に引っ張られて引き戻された後、先端部12
によって操作部6側に押し出される力がライトガイドフ
ァイバー25bに加わると、ライトガイドファイバー2
5bは前記内視鏡2の軟性部14内で操作部6側に滑ら
かに摺動移動できずに湾曲部13内で弛み、ライトガイ
ドファイバー25bに圧縮力が加わりLG繊維の折れが
生じてしまう課題があった。
【0090】そこで、図14(a)に示すように、内視
鏡2の操作部6にライトガイドファイバー25bを貫通
する貫通孔を有し、かつ、前記操作部6内に固定された
第1の固定部材85を設け、前記内視鏡2の挿入部5の
軟性部14には、ライトガイドファイバー25bを直接
固定する第2の固定部材86を設け、前記第1の固定部
材85と前記第2の固定部材との間には、前記ライトガ
イドファイバーの25bを内通する粗巻きのコイル状の
スプリング87が接続固定され、前記ライトガイドファ
イバー25bを図中の矢印Xで示す操作部6方向に張力
が与えられるようになっている。
【0091】つまり、前記湾曲部13がUP方向に湾曲
して、前記ライトガイドファイバー25bは先端部12
側から操作部6側に押し出される時、前記スプリング8
7は、前記ライトガイドファイバー25bを図中矢印X
で示す操作部6方向に摺動移動させるように引っ張るた
め、ライトガイドファイバー25bの動きが軟性部14
内で阻害されて圧縮折れを引き起こしてしまうことを防
ぐことができる。また、逆に湾曲部13がDOWN方向
に湾曲して、前記ライトガイドファイバー25bに引っ
張り力が加わった際も、前記スプリング87は前記ライ
トガイドファイバー25bを図中矢印Xで示す操作部6
方向に摺動移動させるように引っ張るが、前述したよう
にライトガイドファイバー25bは、引っ張りの力には
ある程度の強度を有しているのでLG繊維の折れは発生
しない。
【0092】なお、前記第1の固定部材85は、鋼材に
形成され、前記スプリング87とは半付け等で固定され
ている。また、前記第2の固定部材86は、前記スプリ
ング87を前記ライトガイドファイバー25bに直接固
定するもので、例えば熱収縮性チューブ等で硬質化固定
している。さらに、前記スプリング87は、軟性部14
の湾曲を阻害しない粗巻きのコイル状とすることが望ま
しいが、スプリング87に代えて、ゴムチューブ等を用
いることも可能であり、ライトガイドファイバー25b
を操作部6方向に対して弾性付勢できるいかなる弾性体
であっても良い。 また、前記湾曲部13の湾曲動作に
応じて、ライトガイドファイバー25bに対してスプリ
ング87で摺動移動の補助力を与えているが、前記挿入
部5に内蔵配置される図示していない送気チューブや送
水チューブ及び信号ケーブル29,31等に適用するこ
とも可能である。
【0093】これにより、湾曲操作時の挿入部5の内蔵
物の動きをスムーズにし、内蔵物の圧縮折れを防ぎ耐久
性の優れた内視鏡装置が得られる。
【0094】次に、前述の湾曲部13の湾曲動作に応じ
たライトガイドファイバー25bの摺動移動に対する変
形例を図15を用いて説明する。
【0095】前記湾曲部13は、前記操作部6のアング
ルノブ15(図3参照)に接続された操作ワイヤー91
が前記挿入部5の軟性部14に設けたワイヤコイル94
のコイル内を介して、前記湾曲部13に設けたワイヤ固
定部材92に固定されている。前記ワイヤコイル94の
前記湾曲部13側の端部93は、前記軟性部14に固定
されている。つまり、前記アングルノブ15が操作され
ると、操作ワイヤー91は前記ワイヤコイル94内を摺
動し、前記湾曲部13のワイヤ固定部材92が前記ワイ
ヤコイル94の端部93に接近したり、離間したりし
て、前記湾曲部13が図中上下方向に湾曲する。
【0096】一方、前記操作部6には前記操作ワイヤー
91とライトガイドファイバー25bを共に固定する連
結部材95が設けられている。つまり、この連結部材9
5は、前記操作ワイヤー91の摺動移動によって、ライ
トガイドファイバー25bも共に摺動移動できるように
連結固定するものである。
【0097】このような構成において、前記アングルノ
ブ15によって、操作ワイヤー91を図中矢印Y方向に
引っ張ると、前記湾曲部13は図中上方に湾曲する。こ
の時、この湾曲部13の上方の湾曲により生じる先端部
12から操作部6側へ押し出されるライトガイドファイ
バー25bの動きは、前記連結部材95の矢印Y方向へ
の摺動移動で補助される。そのため、ライトガイドファ
イバー25bの動きが軟性部14内で阻害されて圧縮折
れを引き起こしてしまうことが防止される。また、アン
グルワイヤー91が図中の矢印Y方向と逆方向に繰り出
されると、前記湾曲部13は図中下方向に湾曲する。こ
の湾曲部13の湾曲により生じる先端部12側へ引き込
まれるライトガイドファイバー25の動きは、連結部材
95の矢印Y方向の逆方向への摺動移動により補助され
るので、ライトガイドファイバー25bの折れが防止さ
せる。
【0098】なお、前記連結部材95は、金属もしくは
樹脂製の剛体で、操作ワイヤー91に半田付け、ライト
ガイドファイバー25bに接着剤等で固定されており、
前記操作ワイヤー91とワイヤー固定部材92とは半田
付け等で固定され、さらに、ワイヤーコイル94の端部
93は、軟性部14と接着剤で固定され、かつ、軟性部
14の略全域に亘って配置されているために、軟性部1
4の略座屈が生じない。
【0099】前述の湾曲部13の湾曲動作時の操作ワイ
ヤー91の配置位置は、図14(b)の示すUP側に配
置した例を用いて説明したが、DOWN,RIGHT,
及びLEFT側に配置した際には、その配置位置によっ
て前記ライトガイドファイバー25bの配置位置を代え
るのみで同じ効果が得られる。
【0100】[付記]以上詳述した本発明の実施形態に
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0101】(付記1) 観察対象を照明するための照
明光学系と前記観察対象を異なる視野方向から観察する
ために少なくとも2つの対物光学系とを有する内視鏡装
置において、前記少なくとも2つの対物光学系のそれぞ
れに設けられた観察窓の間に前記照明光学系の出射端部
を配設したことを特徴とする内視鏡装置。
【0102】(付記2) 前記対物光学系の異なる視野
方向は、観察対象を直視方向と斜視方向から観察可能す
ることを特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
【0103】(付記3) 前記対物光学系の異なる視野
方向は、直視方向と側視方向から観察可能であることを
特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
【0104】(付記4) 前記対物光学系の異なる視野
方向は、斜視方向と側視方向から観察可能であることを
特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
【0105】(付記5) 体腔内に装着する円筒状の患
者固定部と、この患者固定部の基端部に一体に形成さ
れ、前記患者固定部が体腔内への迷入を防止する鍔部
と、及び前記円筒状の患者固定部と前記鍔部に設けた内
視鏡挿入部が挿通される挿通孔とからなる挿入補助具
と、前記患者固定部の挿通孔内に基端が嵌合され、前記
患者固定部の先端から延出し前記内視鏡先端部を密着被
覆する円筒状のカバー部と、前記患者固定部の先端から
延出された前記カバー部の先端に設けた前記内視鏡先端
部外径よりも小さい内径を有するカバー先端部と、を具
備し、前記患者固定部を体腔内に装着すると共に、前記
カバー部で前記内視鏡挿入部を密着被覆して、体腔内に
挿入補助を行うことを特徴とする内視鏡装置用補助具。
【0106】(付記6) 前記患者固定部の先端から延
在する前記カバー部には、親水潤滑処理されていること
を特徴とする付記5記載の内視鏡装置用補助具。
【0107】(付記7) 前記カバー部の基端側の径
は、内視鏡挿入部の外径よりも大径としたことを特徴と
する付記5及び6記載の内視鏡装置用補助具。
【0108】(付記8) 前記患者固定部の挿通孔内に
前記カバー部の先端側を折りたたみ収納する収納部を有
することを特徴とした付記5乃至7記載の内視鏡装置補
助具。
【0109】(付記9) 前記挿入補助具と前記カバー
部とを滅菌処理後、包装体で包装されていることを特徴
とする付記5乃至8記載の内視鏡装置用補助具。
【0110】(付記10) 口腔内の歯で噛んで保持
し、内視鏡挿入部を挿通案内する挿通孔を有する内視鏡
マウスピースにおいて、前記挿通孔の内壁面に微少な凹
凸面を有する接触部を設け、この接触部に親水潤滑剤を
塗布したことを特徴とする内視鏡装置用補助具。
【0111】(付記11) 前記挿通孔の接触部は、ブ
ラスト加工、ヤスリ研磨加工、梨地としたことを特徴と
する付記10記載の内視鏡装置用補助具。
【0112】(付記12) 体腔内に挿入する内視鏡挿
入部とこの内視鏡挿入部を操作する操作部に内装された
ライトガイドファイバーと、前記操作部に内蔵された前
記ライトガイドファイバーを挿通するスプリング部材の
基端を固定する第1の固定部材と、前記内視鏡挿入部に
内蔵された前記ライトガイドファイバーと前記スプリン
グ部材の他端をを固定する第2の固定部材と、を具備
し、前記操作部の操作により、前記内視鏡挿入部を湾曲
操作する際に、前記ライトガイドファイバーに生じる圧
縮力及び引っ張り力を前記スプリング部材で緩和又は付
勢することを特徴とする内視鏡装置。
【0113】(付記13) 体腔内に挿入する内視鏡挿
入部とこの内視鏡挿入部を操作する操作部に内装された
ライトガイドファイバーと、前記操作部から前記内視鏡
挿入部の湾曲部に挿通配置された操作ワイヤーと、前記
内視鏡挿入部の湾曲部と前記操作部との間の軟性部内に
配置され、前記操作ワイヤーを内通させたワイヤコイル
と、前記操作部内に配置された前記操作ワイヤーと前記
ライトガイドファイバーとを共に固定保持する固定連結
部材と、を具備し、前記操作部の操作によって、前記操
作ワイヤーの牽引して、前記内視鏡操作部の湾曲部を湾
曲操作すると共に、前記操作ワイヤーの牽引に応じて、
前記連結部材によって、前記ライトガイドファイバーを
牽引することを特徴とする内視鏡装置。
【0114】(付記14) 前記スプリング部材又は前
記ワイヤコイルは、粗巻きのコイル状で前記内視鏡挿入
部の軟性を阻害しない弾性力を有することを特徴とした
付記12記載の内視鏡装置。
【0115】
【発明の効果】本発明の内視鏡装置は、異なる複数の視
野方向を観察する観察光学系の間に、広範囲の照明光の
照射範囲を有する照明光学系を配置することにより、観
察対象部位の異なる方向からの観察が可能となり、観察
対象部位の詳細情報が容易に入手可能となった。
【0116】また、異なる複数の視野方向の観察光学系
を有する内視鏡挿入部の先端部は、細径形状化が可能と
なり、被観察者の体腔内への内視鏡先端部の挿入時の苦
痛が軽減できる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡装置の先端部の一実施形態
を示しており、図1(a)は内視鏡挿入部の先端部外観
を示す斜視図、図1(b)は内視鏡挿入部の先端部の内
部構成を示す図1(a)のA−A切断線の断面図。
【図2】本発明の内視鏡挿入部の先端部の内部構成を示
す図1(a)のB−B切断線の断面図。
【図3】本発明に係る内視鏡装置の全体構成を示す説明
図。
【図4】本発明の係る内視鏡装置の先端部の第1の変形
例を示す断面図。
【図5】本発明の係る内視鏡装置の先端部の第2の変形
例を示す断面図。
【図6】本発明の内視鏡装置に用いる挿入補助具の構成
を示す断面図。
【図7】内視鏡用の挿入補助具の使用状態を説明する説
明図。
【図8】内視鏡用の挿入補助具の包装状態を説明する説
明図。
【図9】内視鏡用の挿入補助具の変形例を説明する説明
図。
【図10】内視鏡用の挿入補助具の変形例の使用状態を
説明する説明図。
【図11】本発明に係る内視鏡装置に用いる内視鏡用の
挿入補助マウスピースの構成を示し、図11(a)は外
観形状を示す斜視図、図11(b)は断面形状を示す断
面図。
【図12】内視鏡用の補助マウスピースの使用状態を説
明する説明図。
【図13】本発明に係る内視鏡装置に用いるライトガイ
ドファイバーの構成を示す断面図。
【図14】本発明に係る内視鏡装置のライトガイドファ
イバーの内蔵配置状態を示し、図14(a)はライトガ
イドファイバーの内挿配置を説明する説明用断面図で、
図14(b)は図14(a)のA−A切断線で切断した
断面図。
【図15】本発明に係る内視鏡装置の操作ワイヤーとラ
イトガイドファイバーとの内蔵配置状態を説明する説明
断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡鏡 3…ビデオプロセッサ 4…光源装置 5…挿入部 6…操作部 7…ユニバーサルコード部 8…コネクター部 12…先端部 13…湾曲部 14…軟性部 21…端部 22…斜面部 23…第1の観察光学系 24…第2の観察光学系 25…照明光学系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察対象を照明するための照明光学系と前
    記観察対象を異なる視野方向から観察するために少なく
    とも2つの対物光学系とを有する内視鏡装置において、 前記少なくとも2つの対物光学系のそれぞれに設けられ
    た観察窓の間に前記照明光学系の出射端部を配設したこ
    とを特徴とする内視鏡装置。
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