JP2002061734A - 円盤状合成樹脂成形品 - Google Patents

円盤状合成樹脂成形品

Info

Publication number
JP2002061734A
JP2002061734A JP2000251748A JP2000251748A JP2002061734A JP 2002061734 A JP2002061734 A JP 2002061734A JP 2000251748 A JP2000251748 A JP 2000251748A JP 2000251748 A JP2000251748 A JP 2000251748A JP 2002061734 A JP2002061734 A JP 2002061734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
synthetic resin
disk
ribs
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000251748A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyobumi Hiroi
清文 廣井
Yasuhiro Yao
保博 八尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tigers Polymer Corp
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tigers Polymer Corp filed Critical Tigers Polymer Corp
Priority to JP2000251748A priority Critical patent/JP2002061734A/ja
Publication of JP2002061734A publication Critical patent/JP2002061734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボスとリム間を連結する肉抜きさ
れたディスクに複数のリブを放射状に一体成形した円盤
状合成樹脂成形品を、高い寸法精度で射出成形する。 【解決手段】 リムの径方向における肉厚を円周
方向に沿って周期的に変化させ、リブの端部が連結する
リムの部分を最小の肉厚に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状合成樹脂成
形品、特に寸法精度の高い円盤状合成樹脂成形品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、金属代替品として汎用されている
エンジニアリングプラスチックにより射出成形される合
成樹脂歯車、プーリー等の円盤状合成樹脂成形品は、外
周面や内周面の真円度に厳しい精度が要求されている。
しかし、外周に歯部を備えた合成樹脂歯車は、歯幅が大
きくなるにつれて合成樹脂の収縮作用により成形歯車の
歪が大きくなり、歯部の寸法精度を悪くする問題があ
る。
【0003】そこで、歯車のディスクを肉抜きして薄肉
にするとともに、ディスクの内周部に形成したボスとデ
ィスクの外周面に形成したリム(その外周部に歯部が形
成されている)との間に放射状に配置した複数の補強用
のリブを連結して、剛性の低下を補うようにした構造が
広汎に採用されている。ところが、このような構造の成
形歯車においても、合成樹脂の収縮作用による精度悪化
の問題が残る。
【0004】すなわち、補強効果を大きくするためリブ
の肉厚を厚く(例えばリブの端部が連結するリムの部分
の肉厚と同等かそれ以上の肉厚)した場合には、リブと
リムの連結部分がリブの配置されていない部分に比べ
て、相対的に樹脂充填量が多くなりそのぶん樹脂の冷却
固化が遅れるため、収縮量が大きく内径方向に歪を生じ
て歯部の寸法精度が悪くなることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑み、ボスとリム間を連結する肉抜きされたディスク
に複数のリブを放射状に一体成形した円盤状合成樹脂成
形品を高い寸法精度で射出成形することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、ディスクの内周部にボスが形成されるとと
もに外周部にリムが形成され、前記ボスと前記リムとの
間のディスク上に複数のリブが放射状に一体成形された
円盤状合成樹脂成形品において、前記リムの径方向にお
ける肉厚を円周方向に沿って周期的に変化させてあり、
前記リブの端部が連結するリムの部分を最小の肉厚に形
成してあることを手段とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の合成樹脂成形品の実施形
態としては外歯歯車や円盤状成形品が挙げられるが、以
下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0008】
【実施例】本発明による合成樹脂成形品を外歯歯車に応
用した一実施例について、その平面形状を示す図1およ
びそのX−X矢視断面構造を示す図2を参照して説明す
る。
【0009】本実施例における合成樹脂歯車11は、図
示しない回転軸がその軸孔に一体的に嵌着される円筒状
のボス12と、このボス12の外周からその半径方向に
延びる肉抜きされた円形のディスク13と、このディス
ク13の外周から半径方向に広がる円環状のリム14と
からなり、リム14の外周には所定ピッチの歯部15が
形成されている。さらに、ディスク13面にボス12か
らリム14へ向けて放射方向に複数(本実施例では円周
方向に沿って等間隔で6つ)のリブ16が一体に形成さ
れ、各リブ16の一端部17はボス12の外周面に連結
され、他端部18はリム14の内周面に連結されてい
る。
【0010】上記合成樹脂歯車11は、リム14が円周
方向に沿ってその径方向における肉厚を周期的に変化さ
せてあり、各リブ16の端部18が連結された部分が最
小の厚みmで、隣接するリブ16、16間における部分
の肉厚は厚みmより徐々に大きくなり中間部において最
大の厚みnに形成されるように、リム14の肉厚の変化
が周方向に繰り返されている。
【0011】上記実施例においては、リブ16、16間
のリム14の肉厚がリブ16の端部18が連結されたリ
ブ14の部分よりも厚肉にされているので、リブ16、
16間のリム14部分における溶融樹脂の成形収縮がよ
り大きくなる結果、全体として成形樹脂の収縮度が調整
され、合成樹脂歯車11外周面の変形が小さく真円度の
高い製品が得られる。
【0012】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されるものでなく、円
盤状合成樹脂成形品として歯車のほか、円周カム、プー
リー、ウォーム等であってもよく、また、歯車も平歯車
形態に限られず傘歯車、はすば歯車等の形態であっても
よい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ボスとリム間を連結す
るようディスク面に複数のリブを放射状に一体成形した
円盤状合成樹脂成形品であっても、リブを配置した部分
と配置していない部分のリムをほぼ均等に成形収縮させ
ることができ、外周部の寸法精度や真円度を良好に維持
でき、高精度のプラスチック成形品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による円盤状プラスチック成形品を外歯
歯車に応用した一実施例の外観を示す平面図である。
【図2】図1中のX−X矢視断面図である。
【符号の説明】 11 合成樹脂歯車 12 ボス 13 ディスク 14 リム 15 歯部 16 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの内周部にボスが形成されると
    ともに外周部にリムが形成され、前記ボスと前記リムと
    の間のディスク上に複数のリブが放射状に一体成形され
    た円盤状合成樹脂成形品において、前記リムの径方向に
    おける肉厚を円周方向に沿って周期的に変化させてあ
    り、前記リブの端部が連結するリムの部分を最小の肉厚
    に形成してあることを特徴とする円盤状合成樹脂成形
    品。
JP2000251748A 2000-08-23 2000-08-23 円盤状合成樹脂成形品 Pending JP2002061734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251748A JP2002061734A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 円盤状合成樹脂成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251748A JP2002061734A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 円盤状合成樹脂成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002061734A true JP2002061734A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18741105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000251748A Pending JP2002061734A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 円盤状合成樹脂成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002061734A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104806727B (zh) 多部件齿轮
US6070484A (en) Mold type plastic gear
US20020043124A1 (en) Plastic gear and method of producing the same
US11680632B2 (en) Gear ring carrier part for a two- or multi-component gear and two- or multi-component gear with such a gear ring carrier part
JP3910022B2 (ja) 環状樹脂成形品
JP2003035355A (ja) 樹脂製多段歯車及び樹脂製歯車
JP2002061734A (ja) 円盤状合成樹脂成形品
JP5264447B2 (ja) 環状樹脂成形品
JP2002130428A (ja) 円盤状合成樹脂成形品
JPH10196766A (ja) 成形歯車
JP2005022368A (ja) 合成樹脂製歯車
JP2000110919A (ja) 合成樹脂製の成形歯車
JP3763449B2 (ja) プラスチック成形品
JP2011031470A (ja) 樹脂成形品
JP4311527B2 (ja) 射出成形樹脂ギヤ,射出成形樹脂回転体及び射出成形体
JP3596131B2 (ja) 射出成形歯車
JP2000000852A (ja) プラスチック成形品
JP4104318B2 (ja) 合成樹脂歯車
CN209925559U (zh) 一种大壁厚注塑齿轮
JPH11325220A (ja) プラスチック成形品
JP2815489B2 (ja) プラスチック成形部品
JP4860650B2 (ja) 合成樹脂成形品
JP2590225B2 (ja) プラスチツクモールドギヤ
JP4274464B2 (ja) 局部加圧構造を有する射出成形金型及び射出成形方法
JPH10246315A (ja) タイミングプーリ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011