JP2002060620A - 保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材 - Google Patents

保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材

Info

Publication number
JP2002060620A
JP2002060620A JP2000248797A JP2000248797A JP2002060620A JP 2002060620 A JP2002060620 A JP 2002060620A JP 2000248797 A JP2000248797 A JP 2000248797A JP 2000248797 A JP2000248797 A JP 2000248797A JP 2002060620 A JP2002060620 A JP 2002060620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide
solution
film
based adhesive
solution according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000248797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsuji
宏之 辻
Takeshi Kikuchi
剛 菊池
Hiroyuki Furuya
浩行 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2000248797A priority Critical patent/JP2002060620A/ja
Publication of JP2002060620A publication Critical patent/JP2002060620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた保存安定性を有するポリイミド溶液、
ポリイミド系接着剤溶液およびそれから成るフィルム状
積層部材の提供を目的とする。 【解決手段】 可溶性熱可塑性ポリイミド樹脂溶液にお
いてイミド化率90%以上にコントロールすることによ
り、常温保存1ヶ月以上の優れた保存安定性を有するポ
リイミド溶液が得られる。また熱硬化性樹脂および硬化
剤を配合することにより得られるポリイミド系接着剤溶
液においても、同様に長期保存後も高い接着力を維持す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド溶液、
ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフ
ィルム状積層部材に関する。更に詳しくは、フレキシブ
ル印刷回路基板、TAB(Tape Automate
d bonding)用テープ、複合リードフレーム、
積層材料等の耐熱性、接着性が要求される分野で有用
な、保存安定性の良いポリイミド溶液、耐熱性と接着性
に優れたポリイミド系接着剤およびそれを用いて得られ
るフィルム状積層部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の高機能化、高性能化、
小型化が進んでおり、それらに伴って用いられる電子部
品に対する小型化、軽量化が求められてきている。その
ため半導体素子パッケージ方法やそれらを実装する配線
材料または配線部品も、より高密度、高機能かつ高性能
なものが求められるようになってきた。特に、半導体パ
ッケージ、COLおよびLOCパッケージ、MCM(M
ulti Chip Module)等の高密度実装材
料や多層FPC等のプリント配線板材料、さらには航空
宇宙材料として好適に用いることのできる、良好な接着
性を示す材料が求められている。
【0003】この分野において、フェノール系およびエ
ポキシ系の接着剤に無い柔軟性、アクリル系の接着剤に
無い耐熱性を有する接着剤として、ポリイミド系の接着
剤が次第に用いられるようになっている。
【0004】ポリイミドは、種々の有機ポリマーの中で
も耐熱性に優れているため、宇宙、航空分野まで幅広く
用いられ、接着材料としても用いられている。しかし、
耐熱性の高いポリイミド系接着剤は接着するために30
0℃前後の高温と高圧力を要し、接着力もそれほど高い
とはいえない。そこで、有機溶媒可溶な熱可塑性ポリイ
ミドに対してエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を配合し、
接着力の向上させた接着剤がでてきている。しかしなが
ら、熱可塑性ポリイミドを製造する際、イミド化が十分
でないと、ポリイミドの前駆体であるポリアミック酸が
存在するため、保存状態により、時間がたつとポリイミ
ドの分子量低下等を引き起こしたり、接着剤を調合した
後、配合する熱硬化性樹脂との反応が生じたりすること
により、接着強度の低下、接着剤の脆化等の特性の悪化
を引き起こす恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
上記課題を解決し、保存安定性の良いポリイミド溶液、
それを用いたポリイミド系接着剤溶液、およびその接着
剤溶液を用いて得られるフィルム状積層部材を提供する
ことを目的とし、鋭意研究を行った結果、本発明を完成
するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成から
なる新規なポリイミド溶液、それを用いたポリイミド系
接着剤溶液、およびその接着剤溶液を提供するものであ
り、これにより上記目的が達成される。 1) イミド化率が90%以上であり、テトラヒドロフ
ラン、1,4−ジオキサン、ジオキソラン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドか
ら選ばれる少なくとも一種の溶媒に対する、20#Cにお
ける溶解度が10%以上である熱可塑性ポリイミドが有
機溶剤に溶解した熱可塑性ポリイミド溶液であって、2
0#C、60%RH環境下で1ヶ月放置後の分子量の低下
が30%以下であることを特徴とする熱可塑ポリイミド
溶液。 2)前記熱可塑性ポリイミドが酸二無水物を原料とする
ポリイミドであって、全酸二無水物の50モル%以上が
一般式(1)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Xは−(CH2)k−、または芳
香環を含む二価の基を示し、kは1以上10以下の整数
である。)で表されるエステル酸二無水物であることを
特徴とする1)記載の熱可塑ポリイミド溶液。 3) 熱可塑性ポリイミドが、前記一般式(1)で表さ
れるエステル酸二無水物と下記一般式(2)
【0009】
【化5】
【0010】(式中、Yは同一または異なって、−C
(=O)−、−SO2−、−O−、−S−、−(CH2
m−、−NHCO−、−C(CH32−、−C(CF3
2−、−C(=O)O−、または単結合から選ばれる少
なくとも一種に結合を示す。mおよびnは1以上5以下
の整数である。)で表されるジアミン化合物を原料とし
て得られるポリイミドであることを特徴とする1)また
は2)に記載の熱可塑性ポリイミド溶液。 4) 熱可塑性ポリイミドが、下記式(3)
【0011】
【化6】
【0012】で表されるエステル酸二無水物と、前記一
般式(2)で表されるジアミン化合物を原料として得ら
れるポリイミドであることを特徴とする3)に記載のポ
リイミド溶液。 5)1)〜4)に記載のポリイミド溶液に熱硬化性樹脂
と硬化剤を混合して得られるポリイミド系接着剤溶液。 6) 熱硬化性樹脂がエポキシ系樹脂であることを特徴
とする5)記載のポリイミド系接着剤溶液。 7)5)または6)記載のポリイミド系接着剤溶液であ
って、常温で1ヶ月放置後の分子量の低下が30%以下
であることを特徴とするポリイミド系接着剤溶液。 8)5)〜7)のいずれか一項に記載のポリイミド系接
着剤溶液を、支持体上に流延または塗布し、乾燥後の接
着剤塗膜を支持体より引き剥がして得られるフィルム状
積層部材。 9) 5)〜7)に記載のポリイミド系接着剤溶液を、
ポリイミドフィルムの少なくとも片面に流延または塗布
し、その後乾燥して得られるポリイミド系接着剤層を表
面に有するフィルム状積層部材。 10) ポリイミド系接着剤層が5〜30μmである
9)に記載のフィルム状積層部材。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の熱可塑性ポリイミド溶液
は、イミド化率が少なくとも90%以上であり、有機溶
剤に対する溶解度が %以上である熱可塑性ポリイミ
ドが有機溶剤に溶解した熱可塑性ポリイミド溶液である
ことが必須であり、常温で1ヶ月放置後の分子量の低下
が30%以下である熱可塑ポリイミド溶液である。この
熱可塑ポリイミド溶液は、ポリアミック酸の残留が少な
く、長期間保存した後も分子量低下や他の配合物との反
応が生じないため、例えば、この溶液にエポキシ樹脂な
どの熱硬化性樹脂を配合して得られるポリイミド系接着
剤や積層部材を用いた場合に、接着力の低下等の接着剤
の特性悪化のない優れた安定性を有する。
【0014】本発明の熱可塑性ポリイミド溶液およびそ
れより得られるポリイミド系接着剤溶液に用いる溶剤と
しては、接着剤として用いたときの加工性の面から、テ
トラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン、ジ
オキソラン等の環状エーテル系溶媒が好ましく用いられ
得る。また、複数の溶媒を混合した混合有機溶媒を用い
る場合には、極性有機溶媒と組み合わせた方が好ましい
が、環状エーテル系溶媒を30重量%以上、好ましくは
50重量%以上含有するほうが望ましい。なお環状エー
テル系溶媒と組み合わせる有機極性溶媒としては、ジメ
チルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキ
シド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジエチルホルムアミド等のホルムアミド系溶媒、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミ
ド等のアセトアミド系溶媒が挙げられる。
【0015】これらの溶媒に対する溶解性がよいという
点から、本発明における熱可塑性ポリイミドは酸二無水
物を原料とする熱可塑性ポリイミドであって、全酸二無
水物の50モル%以上が一般式(1)
【0016】
【化7】
【0017】(式中、Xは−(CH2)k−、または芳
香環を含む二価の基を示し、kは1以上10以下の整数
である。)で表されるエステル酸二無水物であることが
好ましい。
【0018】一般式(1)で表される酸二無水物の好ま
しい例としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンジベンゾエート−3,3’,4,4’−テ
トラカルボン酸二無水物、p−フェニレンビス(トリメ
リット酸モノエステル無水物)、4,4’−ビフェニレ
ンビス(トリメリット酸モノエステル無水物)、1,4
−ナフタレンビス(トリメリット酸モノエステル無水
物)、1,2−エチレンビス(トリメリット酸モノエス
テル無水物)、1,3−トリメチレンビス(トリメリッ
ト酸モノエステル無水物)、1,4−テトラメチレンビ
ス(トリメリット酸モノエステル無水物)、1,5−ペ
ンタメチレンビス(トリメリット酸モノエステル無水
物)、1,6−ヘキサメチレンビス(トリメリット酸モ
ノエステル無水物)等が挙げられるが、得られるポリイ
ミドの可溶性が良好であり耐熱性とのバランスがよいと
いう点から式(3)
【0019】
【化8】
【0020】で表される2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンジベンゾエート−3,3’,4,
4’−テトラカルボン酸二無水物は特に好ましい。
【0021】また、上記の酸二無水物と反応させるジア
ミン成分としては下記一般式(2)
【0022】
【化9】
【0023】(式中、Yは同一または異なって、−C
(=O)−、−SO2−、−O−、−S−、−(CH2
m−、−NHCO−、−C(CH32−、−C(CF3
2−、−C(=O)O−、または単結合から選ばれる少
なくとも一種の結合を示す。mおよびnは1以上5以下
の整数である。)で表されるジアミン化合物、特にビス
(アミノフェノキシフェニル)スルフォンや1,3−ビ
ス(3−アミノフェノキシ)ベンゼンが好ましい。な
お、一般式(2)において、複数個のYは各繰り返し単
位間で同一であっても異なっていても良く、各ベンゼン
環の水素は当業者の考え得る範囲内で種々の置換基で適
宜置換され得る。例えば、メチル基、エチル基等の炭化
水素基やBr、Cl等のハロゲン基を挙げることができ
るが、これらの置換基に限定されない。さらに、一般式
(2)で表されるジアミン化合物中、メタ位にアミノ基
を有するジアミン化合物は、それを用いた熱可塑性ポリ
イミドの有機溶媒への溶解性が良好なため加工性に優れ
た接着剤溶液が得られて好ましい。なお、一般式(2)
で表されるジアミン化合物は、2種以上を混合して用い
ても良い。
【0024】本発明のポリイミド系接着剤溶液に溶解す
る熱可塑性ポリイミドは、その前駆体であるポリアミド
酸重合体を脱水閉環して得られる。このポリアミド酸溶
液は、前記した酸二無水物と前記したジアミン化合物と
が実質的に等モルになるように使用し、有機極性溶媒中
で重合して得られる。
【0025】このポリアミド酸は、まず、アルゴン、窒
素などの不活性雰囲気中において、ジアミン化合物およ
び酸二無水物を有機極性溶媒中に溶解または拡散させて
得られる。
【0026】各成分の添加順序は特に限定されず、酸二
無水物を有機極性溶媒中に先に加えておき、ジアミン化
合物を添加し、ポリアミド酸重合体の溶液としても良い
し、ジアミン化合物の一部を有機極性溶媒中に先に適量
加えて、次に酸二無水物を加え、最後に残りのジアミン
化合物を加えて、ポリアミド酸重合体の溶液としても良
い。この他にも、当業者に公知の様々な重合方法があ
る。
【0027】ポリアミド酸溶液の生成反応に用いられる
有機極性溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシ
ド、ジエチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホル
ムアミド等のホルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルア
セトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド等のアセト
アミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン等のピロリ
ドン系溶媒、フェノール、o−,m−またはp−クレゾ
ール、キシノール、ハロゲン化フェノール、カテコール
等のフェノール系溶媒、あるいはヘキサメチルホスホル
アミド、γ−ブチロラクトン等を挙げることができる。
更に必要に応じて、これらの有機極性溶媒とキシレンあ
るいはトルエン等の芳香族炭化水素とを組み合わせて用
いることもできる。
【0028】上記で得られたポリアミド酸重合体を、熱
的または化学的方法により、脱水閉環し、熱可塑性ポリ
イミドを得る。イミド化の方法としては、ポリアミド酸
溶液を加熱処理して脱水する熱的方法、脱水剤を用いて
脱水する化学的方法のいずれも用いられるが、イミド化
率が90%以上であることが必須である。化学的方法に
よる脱水剤としては、例えば、無水酢酸等の脂肪族酸無
水物、および芳香族酸無水物が挙げられる。また、触媒
としては、トリエチルアミン等の脂肪族第3級アミン
類、ジメチルアニリン等の芳香族第3級アミン類、ピリ
ジン、イソキノリン等の複素環第3級アミン類等が挙げ
られる。上記のようにして得られた熱可塑性ポリイミド
はそのまま溶液として本発明のポリイミド系接着剤溶液
の調製に用いることができる。あるいはポリアミド酸の
重合に用いた、溶媒を良く溶かすが、ポリイミドが溶解
しにくい貧溶媒中に、ポリイミド溶液を投入して、ポリ
イミド樹脂を析出させて未反応モノマーを取り除いて精
製し、乾燥させ固形のポリイミド樹脂としてから、適
宜、本発明の接着剤溶液に用いることもできる。用いる
貧溶媒としては、アセトン、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、ベンゼン、メチルセロソルブ、メチ
ルエチルケトン等が挙げられる。
【0029】熱的方法としては、例えば、ポリアミド酸
を重合した後に真空オーブン中に投入し、減圧下で加熱
することによってイミド化を行い、固形のポリイミド樹
脂として取り出す手法が挙げられる。
【0030】本発明の熱可塑性ポリイミド溶液に配合し
うるエポキシ樹脂は、ポリイミド溶液に溶解するもので
あれば特に限定はなく、エピコート828(油化シェル
社製)等のビスフェノールA型樹脂、YX4000H
(油化シェル社製)等のビフェノール型樹脂180S6
5(油化シェル社製)等のオルソクレゾールノボラック
樹脂、157S70(油化シェル社製)等のビスフェノ
ールAノボラック樹脂、1032H60(油化シェル社
製)等のトリスヒドロキシフェニルメタンノボラック樹
脂、ESN375等のナフタレンアラルキルノボラック
樹脂、ESN−375(新日鉄化学社製)等のナフタレ
ンアラキルノボラック樹脂、テトラフェニロールエタン
1031S(油化シェル社製)、YGD414S(東都
化成)、トリスヒドロキシフェニルメタンEPPN50
2H(日本化薬)、特殊ビスフェノールVG3101L
(三井化学)、特殊ナフトールNC7000(日本化
薬)、TETRAD−X,TETRAD−C(三菱瓦斯
化学社製)等のグリシジルアミン型樹脂などが代表例と
して挙げられる。
【0031】エポキシ樹脂の混合割合は、熱可塑性ポリ
イミドの樹脂固形分100重量部に対して、1〜50重
量部、好ましくは5〜30重量部が望ましい。少なすぎ
ると接着強度が低く、多すぎると可撓性、耐熱性に劣る
傾向にある。
【0032】また、本発明の熱可塑性ポリイミド溶液に
配合しうる硬化剤としては、ポリイミド溶液に溶解する
ものであればよく、一般にエポキシ樹脂用の硬化剤とし
て用いられているものであれば何でも良い。硬化剤は、
吸水性、耐熱性、接着性等の向上のために接着剤溶液に
加えられ、代表的には酸二無水物系、アミン系、イミダ
ゾール系等のエポキシ用の一般的な硬化剤、促進剤、あ
るいは種々のカップリング剤が挙げられる。
【0033】以上、本発明のポリイミド系接着剤溶液の
各組成についての説明をしたが、接着剤溶液の濃度は溶
液重量を分母とする固形分(熱可塑性ポリイミド+エポ
キシ樹脂+硬化剤)量で5〜50重量%、好ましくは1
0〜40重量%、特に好ましくは15〜30重量%であ
る。また、溶解の手順等は作業性等を考慮し適宜決めれ
ばよい。
【0034】本発明のフィルム状積層部材を得る方法と
しては、上記のポリイミド接着剤溶液を高分子フィルム
や金属製の支持体上に流延または塗布し、乾燥後の接着
剤塗膜を支持体より引き剥がして得る方法、或いはポリ
イミド系接着剤溶液をポリイミドフィルムの少なくとも
片面に流延または塗布し、その後乾燥してポリイミド系
接着剤層を表面に有するポリイミドフィルムベースのフ
ィルム状積層部材として得る方法が挙げられる。前者の
場合に得られるフィルム状積層部材はポリイミド系接着
剤の単層フィルムであり、これをポリイミドフィルムと
ラミネートして後者と同様の構成のフィルム状積層部材
にすることも出来るが、いずれにせよポリイミドフィル
ムベースのフィルム状積層部材表面のポリイミド系接着
剤層の厚みとしては5〜30μmが適当である。厚みが
薄すぎると接着性が低下することがあり、厚みが厚すぎ
ると有機溶媒の乾燥除去が困難になったり発泡が生じた
りする。
【0035】上記のようにして得られる本発明にかかる
フィルム状積層部材は、TAB用テープ、複合リードフ
レーム、積層材料等に好適に用いられ得る特性を有す
る。具体的には、低吸水率を示し、また半田耐熱性に優
れ、且つ耐熱性、接着性ともに優れており、接着剤とし
て使用する際に約250℃以下の温度で接着可能であ
る。
【0036】本発明のフィルム状積層部材は、上記フィ
ルム状積層部材に金属箔や別のフィルム、印刷回路基板
等を加熱加圧して接着することで得られる。金属箔とし
ては、例えば銅箔・アルミ箔・42合金等が挙げられ
る。フィルムの種類は特に限定されず、例えばポリイミ
ドフィルムやポリエステルフィルム等が挙げられる。従
来のポリイミド系接着剤は、銅箔等の金属やポリイミド
等の樹脂フィルムに対して接着性が十分でなく、またエ
ポキシ樹脂との混合は、その難溶性により困難であった
が、本発明にかかるフィルム状積層部材は、銅箔等の金
属箔やポリイミドフィルムとの接着性が良好であり、さ
らに低温で接着しうる等、使用に際し加工性に優れる。
この場合の接着条件の一例を挙げると、加熱温度150
℃〜250℃、圧力0.1〜10MPaで加熱時間5〜
20分程度の条件である。
【0037】
【実施例】(実施例1) 容量1000mlのガラス製
フラスコにジメチルホルムアミド(以下、DMFとい
う)263gに3,3’−ビス(アミノフェノキシフェ
ニル)スルフォン(以下、BAPS−Mという)0.1
12molを加え、窒素雰囲気下で攪拌しながら、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジベンゾ
エート−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水
物(以下、ESDAという)0.112molを徐々に
添加した。氷浴下で30分間攪拌し、粘度が1500p
oiseに達したところで攪拌をやめ、ポリアミド酸溶
液を得た。このポリアミド酸溶液にDMF113g、β
−ピコリン26g、無水酢酸45gを加え30分間撹拌
した後、さらに100℃下で1時間撹拌し、イミド化さ
せた。その後、高速で撹拌したメタノール中にこの溶液
を少しづつ垂らした。メタノール中に析出した糸状のポ
リイミドをミキサーで粉砕し、メタノールでソックスレ
ー洗浄を行い、110℃で2時間乾燥させ、ポリイミド
粉末を得た。このポリイミド粉末のイミド化率は94%
であった。また、得られたポリイミドの20℃における
ジオキソランに対する溶解度が10%以上であることを
確認した。
【0038】上記で得たポリイミド粉末を20g、エピ
コート1032H60(油化シェル社製)を5g、4,
4’−ジアミノジフェニルスルフォン(硬化剤)1.5
gを102gのTHFに添加し、攪拌を行って溶解さ
せ、ポリイミド系接着剤溶液を得た(固形分濃度:SC
=20%)。 (実施例2) ジアミンとして1,3−ビス(3−アミ
ノフェノキシ)ベンゼンを用いる以外は実施例1と同様
にしてポリイミド粉末を得た。このポリイミド粉末のイ
ミド化率は93%であった。また、得られたポリイミド
の20℃におけるジオキソランに対する溶解度が10%
以上であることを確認した。得られたポリイミド粉末を
用い実施例1と同様にポリイミド系接着剤溶液を得た。 (実施例3) 実施例1と同様にポリアミック酸溶液を
得た。このポリアミド酸溶液300gを、テフロン(登
録商標)コートしたバットにとり、真空オーブンで、1
50℃1時間、180℃1時間、200℃で3時間、5
mmHgの圧力で減圧加熱した。得られたポリイミド樹
脂のイミド化率は97%であった。得られたポリイミド
粉末を用い実施例1と同様にポリイミド系接着剤溶液を
得た。 (実施例4) 有機溶媒としてTHFの代わりに1,4
−ジオキサンを使用した以外は実施例1と同じ手順でポ
リイミド系接着剤溶液を得た(固形分濃度:SC=20
%)。 (実施例5) 有機溶媒としてTHFの代わりにジオキ
ソランを使用した以外は実施例1と同じ手順でポリイミ
ド系接着剤溶液を得た(固形分濃度:SC=20%)。 (実施例6) 実施例1で得たポリイミド粉末を20
g、ナフタレンアラキルノボラック樹脂ESN−375
(新日鉄化学社製)を5g、4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフォン(硬化剤)1.5gを102gのTHF
に添加し、攪拌を行って溶解させ、ポリイミド系接着剤
溶液を得た(固形分濃度:SC=20%)。 (実施例7) 実施例1で得たポリイミド粉末を20
g、ビフェノールタイプエポキシ樹脂YX4000H
(油化シェル社製)を5g、4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフォン(硬化剤)1.5gを102gのTHF
に添加し、攪拌を行って溶解させ、ポリイミド系接着剤
溶液を得た(固形分濃度:SC=20%)。 (比較例1) 実施例1で得たポリアミック酸溶液30
0gを、テフロンコートしたバットにとり、真空オーブ
ンで、150℃、1時間、180℃で1時間、5mmH
gの圧力で減圧加熱した。得られたポリイミド樹脂のイ
ミド化率は75%であった。得られたポリイミド粉末を
用い実施例1と同様にポリイミド系接着剤溶液を得た。 (比較例2) 実施例1で得たポリアミック酸溶液30
0gを、テフロンコートしたバットにとり、真空オーブ
ンで、150℃1時間、180℃1時間、200℃で1
時間、5mmHgの圧力で減圧加熱した。得られたポリ
イミド樹脂のイミド化率は82%であった。得られたポ
リイミド粉末を用い実施例1と同様にポリイミド系接着
剤溶液を得た。 (比較例3) 酸二無水物成分をベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物(BTDA)にする以外は実施例1
と同様にポリイミド粉末を得た。このポリイミド粉末の
イミド化率は92%であった。このポリイミド粉末はT
HF、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソランに溶
解しなかった。 (比較例4) 酸二無水物成分をピロメリット酸二無水
物(PMDA)、ジアミン成分をジアミノジフェニルエ
ーテル(ODA)にする以外は実施例1と同様にポリイ
ミド粉末を得た。このポリイミド粉末のイミド化率は9
4%であった。このポリイミド粉末はTHF、1,4−
ジオキサン、1,3−ジオキソランに溶解しなかった。
【0039】(フィルム状積層部材の作製) 各例で得
たポリイミド系接着剤溶液を25μm厚のポリイミドフ
ィルム(アピカル25AH、鐘淵化学工業社製)上に流
延し、100℃で10分間乾燥後、180℃で10分間
乾燥し、厚み30μmのフィルム状積層部材を得た。
【0040】なお、溶解しなかった比較例2、比較例3
に対応するフィルム状積層部材は作成しなかった。 (ポリイミドのイミド化率の評価)イミド化率は、赤外
線吸光分析法を用いて、式1から算出される。 (A/B)×100/(C/D)…・式1 式1中、A,B,C,Dは以下のものを表す。 A:対象物の1780cm-1の吸収ピーク高さ B:対象物の1500cm-1の吸収ピーク高さ C:化学イミド化ポリイミドの1780cm-1の吸収ピ
ーク高さ D:化学イミド化ポリイミドの1500cm-1の吸収ピ
ーク高さ 化学イミド化ポリイミド;対象とする熱可塑ポリイミ
ドを化学キュア法にて120℃、150℃、200℃、
300#C、350℃で各3分イミド化反応させたポリイ
ミド(この状態をイミド化率100%とする)。 (ポリイミド溶液の保存安定性評価)ポリイミド樹脂を
THFに固形分濃度20%で溶解させた後、20#C、6
0%RH環境下で1ヶ月放置したときの分子量変化を評
価した。 ●分子量評価 GPC条件: カラム:SHODEX KF−G 移動相:THF カラム温度:40℃ 流量:1.0ml/min. 検出器:RI (ポリイミド系接着剤溶液の保存安定性評価)ポリイミ
ド系接着剤を調合した後、1ヶ月放置した後、これを用
い銅張フレキシブル積層板を作製した。得られた銅張り
フレキシブル積層板の引き剥し強度を、JIS C64
81に従って測定し、放置前後の接着強度の変化をオー
トグラフS−110−C(島津製作所(株)製)にて評
価した。但し導体幅は3mmで測定した。
【0041】(フィルム状積層部材の特性評価) ●引剥強度測定 以下の手順で積層部材と銅箔を接着し
たときの引剥強度の測定を行った。
【0042】フィルム状積層部材と18μmの電解銅箔
を、温度200℃、圧力3MPaで20分間加熱加圧
し、銅張フレキシブル積層板を得た。得られた銅張りフ
レキシブル積層板の引き剥し強度を、JIS C648
1に従って測定した。但し導体幅は3mmで測定した。
【0043】実施例および比較例のフィルム状積層部材
の特性評価結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明のポリイミド溶液は保存安定性に
優れ、常温放置下においても、分子量低下を生じない。
また、このポリイミド溶液を用いたポリイミド系接着剤
溶液も長期保存後でも優れた接着力を発現する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/00 C08K 5/00 C09J 163/00 C09J 163/00 179/08 179/08 Z // B29K 79:00 B29K 79:00 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F100 AK49B AK53B AL05B AT00A BA02 CA02B CA02H CB03B GB41 JB16B JJ03 JK13B JL11 JL12B 4F205 AA39 AA40K AG01 GA07 GB02 GE24 GF24 GN29 4J002 CM041 EL066 EL106 EP016 FD206 GJ01 HA03 4J040 EC002 EH031 KA16 KA23 LA01 LA06 LA08 NA19 4J043 PA02 PA04 PA19 QB15 QB26 RA35 SA06 SB01 SB02 TA22 TA32 TB01 TB02 UA132 UA141 UA151 UA152 UA262 UB011 UB012 UB021 UB022 UB061 UB121 UB151 UB161 UB162 UB221 UB281 UB301 UB402 VA031 VA032 VA061 VA062 VA101 VA102 XA16 XA17 XA19 YA06 YA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イミド化率が90%以上であり、テトラ
    ヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジオキソラン、
    N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
    トアミドから選ばれる少なくとも一種の溶媒に対する、
    20#Cにおける溶解度が10%以上である熱可塑性ポリ
    イミドが有機溶剤に溶解した熱可塑性ポリイミド溶液で
    あって、20#C、60%RH環境下で1ヶ月放置後の分
    子量の低下が30%以下であることを特徴とする熱可塑
    ポリイミド溶液。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性ポリイミドが酸二無水物を原
    料とするポリイミドであって、全酸二無水物の50モル
    %以上が一般式(1) 【化1】 (式中、Xは−(CH2)k−、または芳香環を含む二
    価の基を示し、kは1以上10以下の整数である。)で
    表されるエステル酸二無水物であることを特徴とする請
    求項1記載の熱可塑ポリイミド溶液。
  3. 【請求項3】 熱可塑性ポリイミドが、前記一般式
    (1)で表されるエステル酸二無水物と下記一般式
    (2) 【化2】 (式中、Yは同一または異なって、−C(=O)−、−
    SO2−、−O−、−S−、−(CH2m−、−NHC
    O−、−C(CH32−、−C(CF32−、−C(=
    O)O−、または単結合から選ばれる少なくとも一種に
    結合を示す。mおよびnは1以上5以下の整数であ
    る。)で表されるジアミン化合物を原料として得られる
    ポリイミドであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の熱可塑性ポリイミド溶液。
  4. 【請求項4】 熱可塑性ポリイミドが、下記式(3) 【化3】 で表されるエステル酸二無水物と、前記一般式(2)で
    表されるジアミン化合物を原料として得られるポリイミ
    ドであることを特徴とする請求項3に記載のポリイミド
    溶液。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載のポリイミド溶液に
    熱硬化性樹脂と硬化剤を混合して得られるポリイミド系
    接着剤溶液。
  6. 【請求項6】 熱硬化性樹脂がエポキシ系樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のポリイミド系接着剤溶
    液。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載のポリイミド系接着
    剤溶液であって、常温で1ヶ月放置後の分子量の低下が
    30%以下であることを特徴とするポリイミド系接着剤
    溶液。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれか一項に記載のポリ
    イミド系接着剤溶液を、支持体上に流延または塗布し、
    乾燥後の接着剤塗膜を支持体より引き剥がして得られる
    フィルム状積層部材。
  9. 【請求項9】 請求項5〜7に記載のポリイミド系接着
    剤溶液を、ポリイミドフィルムの少なくとも片面に流延
    または塗布し、その後乾燥して得られるポリイミド系接
    着剤層を表面に有するフィルム状積層部材。
  10. 【請求項10】 ポリイミド系接着剤層が5〜30μm
    である請求項9に記載のフィルム状積層部材。
JP2000248797A 2000-08-18 2000-08-18 保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材 Pending JP2002060620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248797A JP2002060620A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248797A JP2002060620A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002060620A true JP2002060620A (ja) 2002-02-26

Family

ID=18738640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000248797A Pending JP2002060620A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002060620A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004094499A1 (ja) * 2003-04-18 2004-11-04 Kaneka Corporation 熱硬化性樹脂組成物、それを用いてなる積層体、回路基板
JP2005047995A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Kaneka Corp 難燃性を向上させた耐熱性樹脂組成物およびその利用
JP2006137102A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kaneka Corp 表面性に優れたポリイミド積層体の製造方法
JP2006291179A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Daicel Chem Ind Ltd ポリエーテルイミド系樹脂を含有する液状組成物
JP2012162680A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Hitachi Chemical Co Ltd 半導体用接着フィルム、接着シート、半導体ウエハ及び半導体装置
JP2020001393A (ja) * 2015-03-31 2020-01-09 旭化成株式会社 ポリイミドフィルムの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329246A (ja) * 2000-05-25 2001-11-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 耐湿特性が改良された接着剤用硬化性樹脂組成物、それより得られる硬化物およびその製造方法。
JP2002053818A (ja) * 2000-08-04 2002-02-19 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 接着剤組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329246A (ja) * 2000-05-25 2001-11-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 耐湿特性が改良された接着剤用硬化性樹脂組成物、それより得られる硬化物およびその製造方法。
JP2002053818A (ja) * 2000-08-04 2002-02-19 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 接着剤組成物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004094499A1 (ja) * 2003-04-18 2004-11-04 Kaneka Corporation 熱硬化性樹脂組成物、それを用いてなる積層体、回路基板
KR100797689B1 (ko) * 2003-04-18 2008-01-23 가부시키가이샤 가네카 열경화성 수지 조성물, 이를 이용한 적층체 및 회로 기판
US7521511B2 (en) 2003-04-18 2009-04-21 Kaneka Corporation Thermosetting resin composition, multilayer body using same, and circuit board
US8501874B2 (en) 2003-04-18 2013-08-06 Kaneka Corporation Thermosetting resin composition, multilayer body using same, and circuit board
JP2005047995A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Kaneka Corp 難燃性を向上させた耐熱性樹脂組成物およびその利用
JP2006137102A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kaneka Corp 表面性に優れたポリイミド積層体の製造方法
JP2006291179A (ja) * 2005-03-18 2006-10-26 Daicel Chem Ind Ltd ポリエーテルイミド系樹脂を含有する液状組成物
JP2012162680A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Hitachi Chemical Co Ltd 半導体用接着フィルム、接着シート、半導体ウエハ及び半導体装置
JP2020001393A (ja) * 2015-03-31 2020-01-09 旭化成株式会社 ポリイミドフィルムの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743732B2 (ja) 線材被覆用接着性積層フィルム
JP6593649B2 (ja) 接着剤組成物、フィルム状接着材、接着層、接着シート、樹脂付銅箔、銅張積層板、フレキシブル銅張積層板、プリント配線板、フレキシブルプリント配線板、多層配線板、プリント回路板、及びフレキシブルプリント回路板
JP2016069651A (ja) ポリイミド樹脂組成物、接着剤組成物、プライマー組成物、積層体及び樹脂付き銅箔
JP4426774B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、及びそれを用いてなる積層体、回路基板
JP4875794B2 (ja) 樹脂組成物
WO2012178111A2 (en) Printed wiring board encapsulated by adhesive laminate comprising a di-isoimide, and process for preparing same
JP2003027014A (ja) 接着性フィルム
JP2002060620A (ja) 保存安定性に優れたポリイミド溶液、ポリイミド系接着剤溶液およびそれを用いて得られるフィルム状積層部材
JP4109500B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、熱硬化性樹脂溶液、および熱硬化性樹脂シート
JP4169978B2 (ja) 低誘電接着剤及びそれから成るフィルム状接合部材
JP2001329246A (ja) 耐湿特性が改良された接着剤用硬化性樹脂組成物、それより得られる硬化物およびその製造方法。
JP2002069420A (ja) Fpc補強板用接着性フィルム
WO2001034678A1 (fr) Polyimide soluble et composition contenant ce dernier, feuille de liaison, film lamine adhesif utilise pour recouvrir un tube de faisceau d'accelerateur et film lamine adhesif utilise pour recouvrir un fil conducteur destine a un dispositif de chauffe refroidissant un accelerateur
JP4071958B2 (ja) ポリイミド樹脂組成物
JP4620834B2 (ja) ボンディングシート
JP3531082B2 (ja) フレキシブル銅張積層板
JP2009001793A (ja) 接着剤
JP3493363B2 (ja) 新規な共重合体とその製造方法
JPH09302091A (ja) 新規な高弾性ポリイミド樹脂組成物
JP4077621B2 (ja) 低誘電接着剤、フィルム状接合材、および接着性積層材
JP2000143981A (ja) 樹脂組成物
JP2004285103A (ja) 熱可塑性ポリイミド及びそれを含有する接着剤
JP2003011308A (ja) フィルム状積層部材
JP3531080B2 (ja) フレキシブル銅張積層板
JP4180292B2 (ja) フィルム状接着剤、及び該接着剤を積層した積層部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101221