JP2002058424A - 鮮度賦活方法および装置 - Google Patents

鮮度賦活方法および装置

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JP2002058424A JP2000251029A JP2000251029A JP2002058424A JP 2002058424 A JP2002058424 A JP 2002058424A JP 2000251029 A JP2000251029 A JP 2000251029A JP 2000251029 A JP2000251029 A JP 2000251029A JP 2002058424 A JP2002058424 A JP 2002058424A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、葉物野菜類等の生鮮品について、
劣化の症状が見られた時に、それらを収容した水槽にお
いてノズルからの水が気体を混合して噴射することによ
って活性化処理を行なう、鮮度を賦活する方法及び装置
を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 本発明は、マイナスイオン及びオゾン
から成る気体を混合した微細気泡を伴って送出される噴
射水を水槽21内に収容した葉物野菜に対し、その側面
部から水平方向に,その底面部から垂直方向にそれぞれ
噴出して振動させるようにして成る方法であり、また上
部を解放した水槽において、互いに対向する側面方向及
び底面より上部方向に向って、それぞれマイナスイオン
及びオゾンから成る気体を混合して噴出するノズル4,
5を設け、水槽の左右両側部に水位調整用排水口6を有
する水タンク17を設け、この水タンクと前記水槽は底
部を同通し、水槽にはその底部中央部に排水口28を設
けて成る装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、葉物野菜類等の生
鮮品について、劣化の症状が見られた時に、それらを収
容した水槽においてノズルからの水が気体を混合して噴
射することによって活性化処理を行なう、鮮度を賦活す
る方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ある種の野菜,果物,穀類等を洗
浄するための洗浄機や、それらの鮮度を賦活・保持する
ことを目的とした装置は知られている。
【0003】また、水をポンプで加圧してノズルから噴
出するジェット水力を利用し、米をジェット水流の中で
洗浄するも知られている。
【0004】野菜については、カット野菜類の洗浄につ
いてはシステム化されているが、葉物野菜を収穫したま
まの状態のものを、人手を介さずに洗浄する装置はまだ
存しないのが現状である。
【0005】葉物野菜の洗浄装置は誰もが開発を試みて
はいるが、完成までに至らずにいるのがこれまでの経過
である。
【0006】現在、鮮度賦活・保持に関しては、冷凍機
を組み込んだ装置を介して冷水を作り、それを噴霧ある
いは冷蔵する冷気・冷水法が主流となっている。
【0007】このような状況の中で、葉物野菜は農産物
の中でも一年を通して店頭に置かれているものであり、
種類・販売量においても主役商品であり、欠かすことの
できない必需品であるにもかかわらず、店頭における展
示時間が日中を持たずに萎れてしまうことが問題となっ
ていた。
【0008】それらの萎れを少しでも防止するために、
活性剤を添加した水を噴霧したり、また保冷システムを
採用している。
【0009】畑から抜き取った葉物野菜の鮮度を保つこ
とに対して効果的なものは保冷であるが、収穫から保冷
システムへの保管までの時間が長かったり、既に萎れ傾
向を示しているものは、保冷システムにおいて保管して
も、鮮度が収穫時までの状態に回復するわけではなく、
萎れて商品価値が無くなるに至るまでの時間の幾らかの
延長に過ぎない。
【0010】そこで、葉物野菜に萎れが見られた時点
で、鮮度賦活処理をすることにより葉物野菜が採り立て
の状態に再現される鮮度賦活方法が待たれていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要求から開発を進めたたものであり、葉物野菜に鮮度を
賦活するために、マイナスイオン(以下、イオンとい
う。)及びオゾンから成る気体を混合した微細気泡を伴
ってノズルから送出される噴射水と、葉物野菜どうしの
絡み合いを防止しまんべんなくそれらを水中で振動させ
ること、アームを介しての網体の開閉との組み合わせに
よって、葉物野菜の鮮度賦活を可能にした葉物野菜の鮮
度賦活方法および装置を提供することを目的とするもの
である。
【0012】葉物野菜の鮮度賦活方法および装置として
の機能を十分果たすためには、対象物の鮮度賦活をさせ
る作用とその構成が要求されるところ、野菜類は約90
%が水分であることから、細胞水の活性化と不必要な水
分の除去が必要であり、野菜が好んで吸収する水を十分
に供給して素早く吸収させなければならない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、鮮度賦活対象
物を収容する鮮菜室となる水槽を設け、その水槽の前後
側面部及び底面部に、それぞれ前記気体を混合した水を
水槽内に噴出する噴射用ノズルを設置し、水槽の底面部
に設置のノズルは水槽の上方部に向って噴射し、水槽の
前後側面部に設置のノズルは水槽の内部に向って噴射
し、水槽内において垂直方向と水平方向との2つの噴射
水流を構成する。
【発明の実施の形態】
【0014】イオン発生装置から発生するイオンとオゾ
ンを、各ノズルの気体導入孔から水槽中に送り込むこと
により、イオンの生物活性効果とオゾンの殺菌効果とが
相乗的に作用して植物活性を促進し、これらのノズルの
数と設置位置、噴出力と間欠・時差噴出等を、葉物野菜
への活性化、即ち鮮度賦活との関係に導き出すものであ
る。
【0015】いま水槽内に野菜が収容されていると、底
面部からの噴出水流によって上方部に押し上げられて水
面に広がろうとするし、同時に、側面部からの噴出水流
によって中央部に戻されるようになるから、水流と野菜
とが接触によって揉み合うようになる。
【0016】この時、葉物野菜が水面へ浮上しようとす
るから、そこにノズルからの噴出水圧が直接当ったり、
他の外的な力がかかると、葉物野菜は簡単に損傷するこ
とになり、ノズルからの噴出水圧による損傷等を防ぐた
めに、浮上野菜を水中に戻す必要がある。そのために
は、あらかじめ水槽の内壁面より小サイズの網体を内蓋
(うちぶた)態様にし、これをアームによって水槽上面
に下方回動することにより、水槽内部の葉物野菜をゆっ
くり下方に押し下げ、水槽の一定位置に達した時、網体
を素早く上方回動して元位置に戻すようにする。
【0017】葉物野菜は水槽の下方部に押し下げられる
と、再度、浮力と底面部からの噴出水流によって押し上
げられて浮上するから、上記のような作用を繰返し受け
ることになる。
【0018】ノズルからの噴出水は、ノズル内径の段差
部分において、負圧を発生する構造となっている(図5
参照)から、そこに通ずる外筒の気体導入口から気体を
吸入し、ノズル内径の段差部分で気体を吸引し、水に混
合して噴出させることになる。その気体は微細気泡とな
って水中に存在するから、これがクッション作用をして
野菜間の接触衝撃を緩和し、ダメージを極力抑制するよ
うになる。
【0019】また、ノズル内径の段差部分に設ける開口
は、大小の径差以内のサイズとし、2個以上が望まし
い。
【0020】葉物野菜が受けるノズルから噴出する気泡
を含む高速水流や、網体の上下作動によって発生する外
的な振動衝撃に対し、野菜自体に身を守るための活力が
要求され、それが細胞活性に作用し、野菜そのものの活
性化を引き起こすものと推測される。
【0021】単に、水中に浸漬しておいただけでは、鮮
度の回復が見込めないぬるま湯状態の水でも、本方法を
とることによって鮮度賦活が可能となる。
【0022】したがって、水槽内に噴出する微細気泡水
は、水のクラスターが細分化され、かつイオン+オゾン
発生装置からの生成気体を吸引混合しているため、これ
はイオン効果等の結果として、植物に対し好適な水環境
を提供し、活発な細胞水の移動−置換を行なう要因とな
り、それらは野菜の受ける外的な振動衝撃に対抗するた
めの作用と一致し、さらに強力な植物の細胞組織を形成
するものと推測される。
【0023】なお、野菜の受ける外的な振動衝撃が鮮度
賦活に作用する点からは、エアーポンプによって、ノズ
ルから気泡を噴出させることや超音波発生装置等も効果
の程度は別にして利用することができる。
【0024】この結果として、従来は冷却によってのみ
野菜の活性化が検討されていたが、本方法からの結果で
は、野菜の鮮度賦活の長期活性化は、野菜が細胞に取り
込む水質、および受ける外的なエネルギーに影響され、
野菜が外圧に打ち勝つための細胞活性と一致したときに
鮮度の賦活が表われ、それはその後の保存期間にも影響
することになるものと推測される。
【0025】したがって、野菜の鮮度賦活には、水の流
れやノズルの噴出速度が関係することから、例えば、各
所に取り付けられているノズルの噴出を制御し、即ち、
前後両側面部から水槽中央部に向かう水流を交互に噴射
させるならば、対象物は流れに乗って、前後両方向を往
復移動するようになる。
【0026】ただし、水槽内部に向けて噴射させるノズ
ルは、上段の一列は必ず水面に近い位置に噴射するよう
にすることが望ましく、この場合、必ず水面以下であ
り、かつ平行であることが必要で、中空に向けて放出さ
せないようにすべきである。
【0027】ノズルの設置は、水中に噴射させる限りど
の面からでも構わないが、側面に設置する場合は水平方
向に噴射させることが最も効果的である。
【0028】
【実施例】本体1には鮮菜室となる水槽21を設け、そ
の水槽21には前後両側部に給水口25,25が設けら
れ、その給水ライン11,11は電磁弁23及び給水弁
2を経由して給水源に接続されている。この電磁弁23
を有する給水ライン11,11は、大量の水を供給する
もので、主目的は水槽21内部に素早く規定量の水を貯
水するものであり、規定量の水が確保されると電磁弁2
3を閉止する。
【0029】一方、少量の水が供給される別給水ライン
12は前記給水弁2の後段で分岐して水量調節弁13及
び電磁弁24を備えて設け、これは、水槽21の左右両
側部に、画板16によって形成された水位調節タンク1
7,17に接続する。この水位調節タンクに供給される
水量は装置の稼働中常時保持されるものであり、常に新
鮮な水を水槽21に送水することになる。
【0030】水槽21に規定量の水が確保されると、水
位調節タンク17,17内に取付けられているレベルゲ
ージ22が作動し、給水ライン11,11の電磁弁23
が閉止する。
【0031】電磁弁24はそのまま開放を続けて少量の
水を左右両側部の水位調節タンク17,17に流入さ
せ、少量の給水分は排水口6,6からオーバーフローす
るようになる。これによって準備完了となる。
【0032】そこで、操作盤14にある鮮菜スイッチ9
を「ON」すると、送水ポンプ3を稼働し、水位調節タ
ンク17に付設したポンプ吸水口26から吸水し、ポン
プ吐き出し水はノズル系へ流れ、水槽21の底部ノズル
4,4及び前後側部ノズル5,5から噴出する。
【0033】この時、別給水ライン12より少量給水口
27に供給された水は、ポンプ吸水口26に隣接するか
ら直接吸引される。その供給分の水量は、水槽21の左
右両側部に設けられた画板16,16の下端にある通水
口18,18から、水位調節タンク17,17を経由し
て排水口6,6からオーバーフローしながら、新鮮な水
と置換される循環経路を形成するようになる。
【0034】前記水系とは別に、前記水槽21上にアー
ム7'を介して開閉する網体7は一定の周期をもって上
下に作動する。
【0035】水槽21が、図1に示すように中央に仕切
板31を介装して二分している場合には、アーム7'及
び網体7の設置は2個となるし、この仕切板31は着脱
自在に構成することによって、大きさの異なる野菜に合
わせて水槽を使用することができる。
【0036】終了時には、鮮菜スイッチを「OFF」に
すれば、水槽21内の水は底部中央の排水口28からす
べて排出される。
【0037】いま、野菜の鮮度賦与操作をしようとする
ときは、装置の給水弁2を開き、メーンスイッチ10を
「ON」にすると、給水用の電磁弁23,24が開き、
水槽21に水が溜まる。規定水位が保たれると、レベル
ゲージ22が作動してブザーが鳴り、給水用の電磁弁2
3が閉止し、電磁弁24のみの給水量となり、余分の水
量は排水口6,6よりオーバーフローし、排水管32,
32から排水する。
【0038】ここで、鮮度賦活対象物を鮮菜カゴ15に
入れ、カゴごと水槽21に収容した後、アーム7'を介
して網体7を水槽21上に載置し、鮮菜スイッチ9を
「ON」にする。
【0039】ポンプが稼働すると、水槽21において、
底部ノズル4および側部ノズル5から噴射する噴出水
が、マイナスイオン発生装置8から発生する大量のイオ
ンとそれに伴い発生するオゾンを吸引して、微細気泡と
して混合したものとなる。このような内容の噴出水(い
わば電子水)を介して、野菜の「水中での緩やかな揉み
合い」が成立する。余分の水は排水口6,6から排出さ
れる。
【0040】この時、前後側部ノズル5から、水槽21
の中央方向に噴射する水流の中にある野菜は、アームを
介しての網体7の下方部に押しつけられる。すると、野
菜は、それ自体の浮力と底部ノズル4の噴出流によっ
て、再度上方に押し上げられるから、そのような作用を
繰返して受けるようになる。
【0041】この水槽21の前後側部ノズルから噴射す
る水流を、相対位置において交互に噴出すること、及び
野菜種によって噴出圧を調節することも鮮度賦活に影響
を与える。
【0042】また、マイナスイオン発生装置8が発生す
る気体は、ノズルから高圧水を噴出するとき、自動的に
吸引される構造となっているため、この気体が野菜間の
衝突を緩和してくれることや、それ自体が水中に溶解
し、鮮度賦活対象物に対して接触しながら、あるいは水
と共に吸収されることが活性化に寄与することになる。
【0043】野菜の鮮度賦活時間は、5〜6分間稼働さ
せることで十分である。
【0044】33はタイマーである。
【0045】活性化処理終了品は、水槽21から鮮菜カ
ゴ15と共に取り出し、付着している水分の水切りをす
る。10〜20分後から野菜の鮮度賦活状態が見られ
る。
【0046】また、本発明にかかる鮮度賦活法は葉物野
菜の洗浄に有効であり、この場合は、装置底部のノズル
からの噴出を中止し、前後側部下段のノズルを常時噴出
させ、前後側部上段のノズルは交互に噴出させることが
最も洗浄効果が上がる。根付き野菜でも茎の合わさり部
分も洗浄可能であるが、泥付きの場合は、泥分がポンプ
サクションストレーナーやノズルに詰りを発生させるか
ら、予め軽い洗浄が必要となる。
【0047】この場合、同時に鮮度も賦活する。
【0048】本発明は、特に葉物野菜の鮮度賦活を考慮
して、短時間に決められた作業を正しく実行するよう方
法を提供するものである。本方法における鮮度賦活効果
の要件は、底部からの垂直方向の噴射水流と水面に近接
する部分での側部からの水平方向の噴射水流であり、か
つ各ノズルからの噴射水流が有するイオン・オゾン(酸
素)を含む微細気泡の介在した高速水流が相互にもみ合
い、水のクラスターを細分化し、植物に対して好適な水
環境を提供し、活発な細胞水の移動−置換が行なわれ、
それによって、野菜の受ける外的な振動・衝撃に打ち勝
つことのできる活性力が植物自体に備わるものと推測さ
れる。
【0049】葉物野菜等の対象物の絡み合いによる損傷
を未然に防止するために、一定の間隔により水面から底
部方向に押し下げるアームによる網体の作用とこれをは
ね上げようとすることの相乗効果による活性化作用が鮮
度を賦活する。
【0050】例1 早朝、畑から収穫し泥分をあらかじ
め洗い落としたホーレン草(30cm丈)を室内に放置し
ておき、萎れが見られた夕方、約1kg分を鮮菜カゴに入
れ水槽(40cm径×長60cm×深50cm)内にセット
し、下記の条件で鮮菜を行なった。
【0051】水噴射は、水槽の前後側部の水平方向ノズ
ル、底部の垂直方向ノズルの全噴射。但し、水平方向噴
射のノズルは前後片方づつ15秒毎に交互に噴出するよ
うにし、網体アームは5秒程度に1回水中に押し込むよ
うに作動させた。
【0052】5分間洗浄を続けた後、水噴射を止め、鮮
菜カゴを取出して水を振り切った後、ホーレン草の状態
を鮮菜前のものと比較した。
【0053】結果は、早朝の採り立て時と同等又はそれ
以上の外観を示し、また葉の損傷もほとんどなく、新鮮
な状態の仕上がりとなった。
【0054】葉物野菜を、紙に軽く包んでビニール袋に
入れ、冷蔵庫の野菜室に保管しておいたところ、10日
間経っても新鮮状態が継続した。
【0055】例2 スーパーマーケットから購入して来
た透明袋入りのモロヘイヤの若菜を、室内に1時間ほど
さらし(室内温度24℃)、萎れ傾向となった時、使用
例1と同様の条件で鮮菜した。
【0056】結果は、購入時のものよりも葉も茎も勢い
が良くなり、葉全体の膨らみを増した。それを1時間ほ
ど室温に保ったが、ほとんど変化がなかった。しかし、
本作業をとらなかったものは、そのまま萎れの度合いを
増し完全に萎れた。
【0057】鮮度賦活後のものを冷蔵庫にて保管したと
ころ、10日間経っても新鮮状態が継続していた。
【0058】
【発明の効果】本発明は、野菜・特に葉物野菜の鮮度賦
活方法として、鮮菜する水槽に大量のイオン・オゾン
(酸素)を含む微細気泡が介在した水が野菜に吸収された
り、高速水流が相互にもみ合い、それらのエネルギーが
野菜類の鮮度活性に効果を示すことになった。
【0059】また、微細気泡は気泡がクッションの役割
をすること、及び洗浄室内での要鮮度賦活物の絡まりに
よる損傷等を防止するために、アームの作動による網体
によってそれを水中に押し戻してやるようにしているた
め、人手を要することなく決められた時間に一定の鮮度
賦活作業をすることが可能となった。
【0060】この結果から、例えば、葉物野菜類をはじ
めとする農産物については、早朝等の収穫時間を気にせ
ずに収穫し、その後に室内において本発明にかかる作業
をすることにより鮮度が賦活された商品として出荷する
ことが可能となる。
【0061】また、保存期間が延長されるので、葉物野
菜類の取扱いが、きわめて容易かつ有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の一部切欠斜視図
【図2】全体の一部切欠側面図
【図3】水槽部を中心とした配管図
【図4】野菜の収容箱
【図5】要部となるノズル部
【図6】全体の配管回路図
【符号の説明】
1 本体 2 給水弁 3 送水ポンプ 4 底部ノズル 5 本体容器周囲部ノズル 6 排水口 7 網体 7' アーム 8 イオン発生装置 9 鮮菜スイッチ 10 メインスイッチ 11 大量給水ライン 12 少量給水ライン 13 水量調節弁 14 操作盤 15 鮮菜カゴ 16 画板 17 水位調節タンク 18 通水口 19 ノズル用電磁弁 20 アーム用動力 21 水槽 22 レベルゲージ 23 給水電磁弁 24 給水電磁弁 25 大量給水口 26 少量給水口 27 送水ポンプ吸込口 28 排水口 29 吸気口 30 排水用電磁弁 31 仕切板 32 排水管 33 タイマー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月25日(2000.8.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオン及びオゾンから成る気体
    を混合した微細気泡を伴って送出される噴射水を水槽内
    に収容した葉物野菜に対し、その側面部から水平方向
    に,その底面部から垂直方向にそれぞれ噴出して振動さ
    せるようにして成る鮮度賦活方法。
  2. 【請求項2】 上部を解放した水槽において、互いに対
    向する側面方向及び底面より上部方向に向って、それぞ
    れマイナスイオン及びオゾンから成る気体を混合して噴
    出するノズルを設け、水槽の左右両側部に水位調整用排
    水口を有する水タンクを設け、この水タンクと前記水槽
    は底部を同通し、水槽にはその底部中央部に排水口を設
    けて成る鮮度賦活装置。
  3. 【請求項3】 水槽の上方部において、この水槽内に納
    まる大きさの網体を、水中の一定の深さと水面上方の一
    定位置にアームを介して作動するように設けて成る特許
    請求の範囲第2項に記載した鮮度賦活装置。
  4. 【請求項4】 ノズル機構は、ノズルの中央部付近で、
    入口側の内径より出口側の内径をやや大きくして形成
    し、その段差接合部に近い位置の内径部分にノズルの外
    部に通ずる開口を設け、このノズルを外筒に収納し、収
    納したノズルに設けた開口部は外筒の気体導入口に接し
    て成る特許請求の範囲第2項に記載した鮮度賦活装置。
  5. 【請求項5】 ノズル部の気体導入口にはマイナスイオ
    ン及びオゾン発生機構の出口を接続し、同機構から発生
    する気体を水槽内の水中に混合溶解するように成る特許
    請求の範囲第2項に記載した鮮度賦活装置。
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