JP2002055535A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002055535A
JP2002055535A JP2000243706A JP2000243706A JP2002055535A JP 2002055535 A JP2002055535 A JP 2002055535A JP 2000243706 A JP2000243706 A JP 2000243706A JP 2000243706 A JP2000243706 A JP 2000243706A JP 2002055535 A JP2002055535 A JP 2002055535A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境条件が変動しても生産性への影響の少な
い画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 トナー像を担持して搬送する感光体ドラ
ム1と、感光体ドラム1からトナー像の転写を受けて二
次転写部T2に搬送する中間転写体2と、感光体ドラム
1上のトナー像を中間転写体2に転写する一次転写ロー
ル9と、中間転写体2上のトナー像を記録媒体Pに転写
する二次転写装置20と、電源投入時の画像形成装置内
の環境条件を測定する装置内環境センサ30と、装置内
環境センサ30による測定結果に基づき画像形成装置1
0内の環境条件が定常状態となるまでの所要時間を予測
する所要時間予測手段31と、所要時間予測手段31に
より得られた所要時間が経過するまでの間は、二次転写
装置20における転写条件を、電源投入からの経過時間
または画像形成枚数に応じて変更する転写条件変更手段
32とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機やプリンタ
などに用いられる画像形成装置において、感光体上に形
成された複数色のトナー像を中間転写ベルトに順次一次
転写し、中間転写ベルト上に形成された多色トナー像
を、転写ロールを用いた一括転写装置により記録媒体に
一括して二次転写する中間転写方式の画像形成装置が知
られている(例えば、特開平2−213879号公報な
ど)。
【0003】この中間転写方式の画像形成装置における
一括転写装置は、例えば中間転写ベルトの表面側に転写
ロールを圧接配置すると共に、この転写ロールに接する
中間転写ベルトの裏面側に、例えば中間転写ベルトの掛
け渡しロールを兼ねたバックアップロールを配置するこ
とにより構成され、この転写ロールとバックアップロー
ルとの間に転写電界を形成することにより中間転写ベル
ト上の多色トナー像を記録媒体側へ一括転写するもので
ある。多色トナー像が一括転写された記録媒体は、一括
転写装置の直後に配置された用紙ガイドによって中間転
写ベルトから剥離され、一括転写装置の下流側に配置さ
れた搬送ベルト等の用紙搬送デバイスヘ案内された後、
定着装置へ送られるという方式が通常採用されている。
【0004】このような従来の中間転写方式の画像形成
装置における、転写ロールに印加する二次転写電圧の制
御方法として、定電圧制御方法、あるいは定電流制御方
法が考えられるが、定電流制御方法には、転写サイズに
より電流値を変更しなくてはならないという問題があ
り、また、記録媒体として広く用いられる用紙の場合は
吸湿性が高いため、高湿下で抵抗値が低下し、二次転写
部で付与された電荷が用紙を通じて失われてしまい転写
不良を起こしやすいという問題があることから、通常は
定電圧制御方法が採用されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式の画像形成
装置の二次転写に関連する部材の中には、温度や湿度な
どの環境条件の変化により物性値が変化するものがあ
る。例えば、特開平9−236964号公報に記載され
ているように、用紙等の記録媒体の抵抗値やバックアッ
プロールの表面抵抗率が湿度によって変化し、二次転写
部が低湿度の雰囲気下にある場合は、主に記録媒体の表
面に帯電電荷が集まり、記録媒体の帯電面と中間転写体
との距離が長くなるために記録媒体と中間転写ベルトと
の間の静電容量が小さくなって両者間における電界強度
は弱くなることが知られている。
【0006】一方、二次転写部が高湿度の雰囲気下にあ
る場合は、記録媒体の内部まで帯電電荷が入り込むの
で、記録媒体の帯電面と中間転写ベルトとの距離が短く
なり、記録媒体と中間転写ベルトとの静電容量が大きく
なって両者間における電界強度は強くなる。そのため、
二次転写に関連する部材の抵抗率は、低温湿雰囲気下で
は高く、高温湿雰囲気では低くする必要がある。
【0007】バックアップロールについては、表面抵抗
率(LogΩ/cm)が問題であり、バックアップロー
ルの表面抵抗率が変化すると二次転写部における転写電
流値が変化してしまう。通常用いられるバックアップロ
ールは、低温湿雰囲気下では抵抗率が高くなり、高温湿
雰囲気下では抵抗率は低くなる。このようなバックアッ
プロールを使用すると、低温湿雰囲気下では二次転写電
流が流れ難いため二次転写電界が弱くなってしまい、一
方、高温湿雰囲気下では二次転写電流が流れ易いため二
次転写電界が強くなる。このようなバックアップロール
を使用するためには、低温湿雰囲気下では二次転写電圧
を低くすることにより、所定の転写状態が維持されるよ
う制御する必要がある。
【0008】そこで、特開平6−308844号公報に
開示されているように、二次転写部に一定の電圧を印加
した時の電流値を検知する動作を一定時間間隔毎に行
い、その検知結果によって次の転写出力値を決定すると
いう制御方法が一般に採用されている。しかしながら、
この制御方法では、ジョブ中に電流値検知動作が行われ
ることにより作像動作が中断されるので生産性を低下さ
せるという問題がある。
【0009】そこで、ジョブ中の電流値検知動作の代わ
りに、ジョブの前に検知動作を行うようにしたとしても
電源投入後の1枚目のプリントの排出時間が遅くなるな
どいずれにしても生産性への影響は避けられない。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、環境条件が変
動しても生産性への影響の少ない画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の画像形成装置は、表面にトナー像が形成され
形成されたトナー像を担持して所定の一次転写部に向け
て搬送する像担持体と、上記一次転写部において上記像
担持体からトナー像の転写を受けて所定の二次転写部に
向けて搬送する中間転写体と、上記一次転写部において
上記像担持体上のトナー像を上記中間転写体に転写する
一次転写手段と、上記二次転写部において上記中間転写
体上のトナー像を所定の記録媒体に転写する二次転写手
段とを有する画像形成装置において、電源投入時の画像
形成装置内の環境条件を測定する環境条件測定手段と、
上記環境条件測定手段による測定結果に基づき画像形成
装置内の環境条件が定常状態となるまでの所要時間を予
測する所要時間予測手段と、上記所要時間予測手段によ
り得られた所要時間が経過するまでの間は、上記一次転
写手段および二次転写手段のうちの少なくとも二次転写
手段における転写条件を、電源投入からの経過時間また
は画像形成枚数に応じて変更する転写条件変更手段とを
備えたことを特徴とする。
【0012】また、上記目的を達成する本発明の第2の
画像形成装置は、表面にトナー像が形成され形成された
トナー像を担持して所定の一次転写部に向けて搬送する
像担持体と、上記一次転写部において上記像担持体から
トナー像の転写を受けて所定の二次転写部に向けて搬送
する中間転写体と、上記一次転写部において上記像担持
体上のトナー像を上記中間転写体に転写する一次転写手
段と、上記二次転写部において上記中間転写体上のトナ
ー像を所定の記録媒体に転写する二次転写手段とを有す
る画像形成装置において、上記二次転写部の抵抗値を検
知する抵抗値検知手段と、電源投入時の画像形成装置内
の環境条件を測定する環境条件測定手段と、上記環境条
件測定手段による測定結果に基づいて、上記抵抗値検知
手段による抵抗値検知のタイミングを決定する抵抗値検
知タイミング決定手段と、上記抵抗値検知タイミング決
定手段により決定されたタイミングで上記抵抗値検知手
段により検知された抵抗値に基づいて、上記二次転写部
に供給される二次転写電圧を決定する二次転写電圧決定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、抵抗値検知タイミング決定手段
は、上記環境条件測定手段による測定結果に基づいて、
上記抵抗値検知手段により抵抗値を再度検知するまでの
環境条件の変動幅を決定し、環境条件が決定した変動幅
だけ変化するタイミングを決定するものであってもよ
く、また、抵抗値検知タイミング決定手段は、上記環境
条件測定手段による測定結果に基づいて、上記抵抗値検
知手段により抵抗値を再度検知するまでの一定の時間幅
からなるタイミングを決定するものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 [第1の実施形態]図1は、本発明の第1の実施形態を示
す概略構成図である。
【0015】この第1の実施形態は、本発明の第1の画
像形成装置を電子写真方式のカラー画像形成装置に適用
した場合の一例を示すものである。
【0016】図1に示すように、この第1の実施形態の
画像形成装置10は、表面にトナー像が形成され、形成
されたトナー像を担持して一次転写部T1に向けて搬送
する感光体ドラム1と、一次転写部T1において感光体
ドラム1からトナー像の転写を受けて二次転写部T2に
向けて搬送するベルト状の中間転写体2と、一次転写部
T1において感光体ドラム1上のトナー像を中間転写体
2に転写する一次転写ロール9と、二次転写部T2にお
いて中間転写体2上のトナー像を記録媒体Pに転写する
二次転写装置20とを備えた電子写真方式のカラー画像
形成装置である。
【0017】なお、本実施形態における感光体ドラム1
は、本発明にいう像担持体に相当するものであり、ま
た、本実施形態における一次転写ロール9は、本発明に
いう一次転写手段に相当するものであり、また、本実施
形態における二次転写装置20は、本発明にいう二次転
写手段に相当するものである。この二次転写装置20
は、二次転写ロール21、バックアップロール22、コ
ンタクトロール27、および電源28からなる。
【0018】さらに、この第1の実施形態の画像形成装
置10は、電源投入時の画像形成装置内の環境条件を測
定する装置内環境センサ30と、装置内環境センサ30
による測定結果に基づき画像形成装置10内の環境条件
が定常状態となるまでの所要時間を予測する所要時間予
測手段31と、所要時間予測手段31により得られた所
要時間が経過するまでの間は、上記一次転写手段および
二次転写手段のうちの少なくとも二次転写手段における
転写条件を、電源投入からの経過時間または画像形成枚
数に応じて変更する転写条件変更手段32とを備えてい
る。
【0019】なお、本実施形態における装置内環境セン
サ30は、本発明にいう環境条件測定手段に相当するも
のである。
【0020】次に、この第1の実施形態の画像形成装置
10の動作について説明する。
【0021】この画像形成装置10には、ブラック(B
k)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、およびサイア
ン(C)の各色に対応する4つの感光体ドラム1が備え
られている。これらの各感光体ドラム1は矢線A方向に
回転し、帯電装置4により表面が一様に帯電される。次
に、周知の電子写真プロセスにより画情報に応じた上記
各色に対応する露光光が、各露光装置3により各感光体
ドラム1表面に照射されて上記各色に対応する静電潜像
が各感光体ドラム1表面に形成される。これらの静電潜
像は、上記各色のトナーが収納された現像器5Bk,5
Y,5M,5Cにより現像され、各感光体ドラム1上に
は上記各色のトナー像が形成される。
【0022】各感光体ドラム1の一次転写部T1におい
て各感光体ドラム1の表面に当接する、バックアップロ
ール22、テンションロール23、従動ロール24、駆
動ロール25などにより張架されて矢線B方向へ回動す
るベルト状の中間転写体2が配置されており、各感光体
ドラム1上に形成された上記各色のトナー像は、それぞ
れの一次転写部T1において中間転写体2上に順次一次
転写される。各一次転写部T1には、中間転写体2の、
感光体ドラム1に接する表面側に対する裏面側には一次
転写ロール9が配設されており、この一次転写ロール9
にトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を印加することに
より、各感光体ドラム1上のトナー像は中間転写体2に
静電吸引される。
【0023】トナー像が中間転写体2に一次転写された
後の各感光体ドラム1の表面はクリーナ6により清浄化
された後、次の画像形成サイクルにおいて帯電装置4に
よる一様帯電工程以降の一連の動作が開始される。
【0024】この画像形成装置10で単色画像を形成す
る場合には、中間転写体2に一次転写されたトナー像
は、二次転写装置20により直ちに記録媒体Pに二次転
写されるが、この画像形成装置10でカラー画像を形成
する場合には、各感光体ドラム1上での各色のトナー像
形成並びにこれらのトナー像の一次転写の工程が色数分
だけ繰り返されて中間転写体2上に複数色のトナー像が
重ね合わされてなる多色トナー像が形成される。例え
ば、ブラック、イエロー、マゼンタ、およびサイアンの
4色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成す
る場合は、各感光体ドラム1上に1回転毎にそれぞれの
色のトナー像が形成され、それらトナー像が中間転写体
2に順次一次転写される。すなわち、中間転写体2は、
最初に一次転写された第1色目のブラックトナー像を保
持したまま感光体ドラム1と同一周期で矢線B方向へ移
動し、第2色目のイエロートナー像を担持する感光体ド
ラム1の一次転写部T1において、ブラックトナー像の
上にイエロートナー像が重ね合わされるように一次転写
される。以下順次マゼンタおよびサイアンのトナー像が
重ねて転写され、中間転写体2上には最終的に4色の多
色トナー像が形成される。
【0025】こうして中間転写体2に一次転写されたト
ナー像は、中間転写体2の矢線B方向への移動に伴って
記録媒体Pの搬送経路11に面した二次転写部T2へと
搬送される。
【0026】二次転写部T2には、二次転写ロール2
1、バックアップロール22、コンタクトロール27、
および電源28を有する二次転写装置20が設置されて
いる。
【0027】中間転写体2上に一次転写されたトナー像
が二次転写部T2へと搬送されるタイミングに合わせ
て、トレイ12から搬出された記録媒体Pが二次転写ロ
ール21と中間転写体2との間に挟み込まれる。
【0028】二次転写部T2における中間転写体2の裏
面側には二次転写ロール21の対向電極をなすバックア
ップロール22が配設されており、バックアップロール
22に接するコンタクトロール27に接続された電源2
8から、トナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加さ
れることにより、中間転写体2に担持されたトナー像は
記録媒体Pに静電的に二次転写される。
【0029】二次転写ロール21は中間転写体2に従動
回転しており、二次転写ロール21に付着した汚れは、
ウレタンゴム製のクリーニングブレード26によって除
去され、記録媒体Pの裏面が汚れるのを防止している。
【0030】トナー像が転写された記録媒体Pは、二次
転写部T2の後方で中間転写体2から剥離され、シュー
ト29、および搬送ベルト14によって定着器15に送
り込まれてトナー像の定着処理が行われる。一方、トナ
ー像の二次転写が終了した中間転写体2はベルトクリー
ナ16によって表面に残留したトナーが除去される。
【0031】なお、二次転写ロール21およびベルトク
リーナ16は、中間転写体2とは接離自在に配設されて
おり、カラー画像が形成される場合には最終色のトナー
像が二次転写ロール21およびベルトクリーナ16を通
過するまでは、これらの部材は中間転写体2から離間す
るようになっている。
【0032】中間転写体2は、ポリイミド、ポリカー
ボ、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等
を適当量含有させて体積抵抗率が106〜1015Ω・c
mとなるように形成したものであり、その厚みは、例え
ば0.1mmに設定される。
【0033】バックアップロール22には、金属芯材の
外周に、内側に発泡弾性体層、外側に導電層を被覆して
なる2層構成のEPDM(エチレンプロピレンジエンゴ
ム)を用いている。外側の導電層はカーボンブラックを
15wt%〜35wt%分散した厚さ0.5mm〜1.
5mmの半導電性のEPDM発泡ゴムであり、表面抵抗
率は107Ω/口〜1010Ω/口に制御されている。こ
のように構成されたバックアップロール22にSUS製
のコンタクトロール27を当接させ、このコンタクトロ
ール27にトナーと同極性の所定の電圧を印加すること
により二次転写ロール21を対向電極として転写電界を
発生させている。
【0034】二次転写ロール21は、芯金とこの芯金の
周囲に固着されたカーボンブラック分散発泡EPDM材
料からなるコア層にスキン層を介して5μm〜20μm
の厚みのカーボンブラック分散のフッ素樹脂系材料をコ
ーティングしたものであり、芯金とコーティング層との
体積抵抗率は104Ω・cmないし106Ω・cmであ
り、ロール硬度はアスカC硬度で20°から45°であ
る。
【0035】次に、第1の実施形態の画像形成装置10
における二次転写手段の転写条件の変更操作について説
明する。
【0036】図2は、第1の実施形態における転写条件
の変更操作のフローチャートである。
【0037】図2に示すように、この画像形成装置の装
置電源がオン(ステップS01)になると同時に、装置
内環境センサ30による画像形成装置内の環境条件の測
定が開始される(ステップS02)。所要時間予測手段
31は、装置内環境センサ30による測定結果を基に、
装置内飽和予測温度と予測時間とを決定する。すなわ
ち、所要時間予測手段31には、次に示すような装置電
源オン時の温度別の装置内の温度変化を示す装置内温度
変化データがテーブルの形式で格納されたデータベース
が用意されており、このテーブルを基に、装置電源オン
時の温度から、装置内飽和予測温度と予測時間とを読み
取ることができるようになっている。
【0038】一方、この画像形成装置の電源オンと同時
に二次転写部における抵抗を検知する抵抗検知サイクル
が実行され(ステップS04)、検知された抵抗値は所
定の記憶装置に記憶される。
【0039】図3は、装置電源オン時の温度別の装置内
温度変化のデータを示すグラフである。
【0040】図3に示すように、装置内温度は、画像形
成装置の電源がオンになってから、装置電源オン時との
温度差を保ったままほぼ同様のパターンで上昇してい
き、電源オンから約1時間程度でほぼ飽和温度に達しそ
の後は飽和温度のままほとんど変化しない。すなわち、
画像形成装置の動作待機中の温度変化は少なく、画像形
成装置の装置内の所定時間経過後の温度は、装置電源オ
ン時の温度によってほぼ決定される。例えば、装置電源
オン時の温度が20℃であった場合は、飽和温度は約2
8℃であり、飽和時間は約3時間であることがわかる。
【0041】そこで、この第1の実施形態では、画像形
成装置の電源オン時の温度を測定し、その測定結果に基
づき画像形成装置内の環境条件が定常状態となるまでの
所要時間を予測し、その所要時間が経過するまでの間
は、一次転写手段および二次転写手段のうちの少なくと
も二次転写手段における転写条件を、電源投入からの経
過時間または画像形成枚数に応じて変更するように構成
されている。
【0042】図2に示したフローチャートにおけるステ
ップS03では、前述のデータベースに格納された、温
度別の装置内温度変化テーブルの中から装置内環境セン
サ30による測定結果に最も近い温度変化を示している
テーブルを選び出し、このテーブルにより得られた所要
時間が経過するまでの間は、一次転写手段および二次転
写手段のうちの少なくとも二次転写手段における二次転
写印加電圧の出力値を、電源投入からの経過時間または
画像形成枚数に応じて変更する。
【0043】図4は、電源オン時の装置内温度別の二次
転写印加電圧の出力値を示すグラフである。
【0044】図4には、電源オン時の装置内温度10
℃、20℃、25℃、28℃などの場合の経過時間に応
じた二次転写印加電圧の出力値が示されている。例え
ば、上記のように電源オン時の装置内温度が20℃であ
った時の二次転写印加電圧出力値の初期値は2.0KV
となり、時間経過に応じて増加させていき、飽和時間で
ある3時間経過後の最終目標出力値は2.2KVとな
る。
【0045】従って、第1の実施形態の転写条件変更手
段32は、二次転写出力値は所要時間が経過する迄の間
は0.5時間ごとに30V〜35Vづつ出力を増加させ
ていくことになる。
【0046】図2のフローチャートに戻り説明を続け
る。
【0047】ステップS02における装置内環境センサ
30による測定結果を基に、所要時間予測手段31は、
装置内飽和予測温度と予測時間とを決定する。すなわ
ち、温度別の装置内温度変化テーブルの中から選び出さ
れた、測定結果に最も近いテーブルを選択する(ステッ
プS03)。
【0048】次に、転写条件変更手段32は、ステップ
S04で検知された二次転写部の抵抗値と、装置内環境
センサ30による温度測定結果に最も近いテーブルのデ
ータとに基づき二次転写印加電圧を決定し、二次転写部
への出力値を変更するようにしている。なお、この二次
転写印加電圧を決定するに当たっては、用紙坪量、コー
ト紙/非コート紙の別、カラーモード/白黒モードの
別、および片面コピー/両面コピーの別などの画像形成
条件の設定値の確認が行われ(ステップS05)、これ
らの要因に基づいて二次転写印加電圧が決定される(ス
テップS06)。
【0049】以下に、この二次転写印加電圧の決定に当
たって行われる用紙坪量その他の画像形成条件の設定値
の確認について説明する。すなわち、例えば、この画像
形成装置がプリンタとして使用される場合には、接続さ
れたパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器から
記録媒体Pの用紙種類(例えば、コート紙/普通紙の
別)、用紙坪量(例えば、64gsm〜280gs
m)、プリントモード(例えば、フルカラー/白黒の別
や片面プリント/両面プリントの別)などの画像形成条
件に関する情報が、画像情報と共に通信回線を介してこ
の画像形成装置に送られてくる。
【0050】これらの画像形成条件に関する情報と、上
記の第1の実施形態で測定された装置内環境センサ30
による環境条件の検知結果と、ステップS04(図2参
照)において得られた二次転写部抵抗値の検知結果とに
基づき、次に示す演算式により二次電圧出力値Vout
が求められる。
【0051】 Vout=A*B*Vmonitor+C*D*E … (1) ここで、定数Aは用紙種類に関する定数であり、コート
紙と普通紙の2種類の用紙についてそれぞれ係数を設定
しておく。定数Bは画像形成装置内の環境条件に関する
定数であり10に区分された係数を設定しておく。定数
Cは片面プリントモード/両面プリントモードに関する
定数であり、片面モード=1、両面モード=2のように
2つの係数を設定しておく。定数Dは用紙坪量に関する
定数であり、64gsm〜280gsmの間を5つに区
分してそれぞれ係数を設定しておく。定数Eはカラーモ
ードに関する定数であり、フルカラーモードと白黒モー
ドについてそれぞれの係数を設定しておく。
【0052】例えば、コート紙/片面プリントモード/
84gsm/フルカラーモードが選択された場合、画像
形成装置内環境条件が、温度20℃、湿度40%であ
り、二次転写部に60μAの定電流を印加したときの二
次転写電圧が1.2KVであった場合の二次転写電圧の
出力値Voutは、 Vout=1.2×1×1.2+1×0.7×1=2.
14KV となる。このように画像形成条件に関する情報を加えて
転写条件を変更することにより二次転写電圧はさらに最
適な電圧に制御されることになる。
【0053】こうして、所要時間予測手段31により得
られた所要時間が経過するまでの間は、二次転写ロール
21における転写条件が、電源投入からの経過時間また
は画像形成枚数に応じて変更され、その変更された二次
転写電圧がコンタクトロール27、バックアップロール
22、および中間転写体2を介して二次転写ロール21
に印加される。
【0054】なお、上記の実施形態の説明においては、
画像形成装置内の環境条件として温度のみを対象とした
例について説明したが、環境条件としては、温度のみに
限定されるものではなく、湿度、あるいは、温度と湿度
の双方を対象としたものであってもよい。
【0055】図5は、装置電源オン時の湿度(相対湿
度)別の装置内湿度変化のデータを示す図である。
【0056】図5に示すように、装置電源オン時の装置
内湿度が高かった場合は時間の経過に伴う装置内湿度の
低下分は大きく、装置電源オン時の装置内湿度が高かっ
た場合は時間の経過に伴う装置内湿度の低下分は小さい
という点が装置内温度の場合とは若干異なるが、装置内
温度の場合と同様、画像形成装置の装置内の所定時間経
過後の湿度は、装置電源オン時の湿度によってほぼ決定
される。例えば、装置電源オン時の湿度が50%であっ
た場合は、飽和湿度は約30%であり、飽和時間は約3
時間であることがわかる。
【0057】そこで、第1の実施形態の変形例として、
画像形成装置の電源オン時の湿度を測定し、その測定結
果に基づき画像形成装置内の湿度が定常状態となるまで
の所要時間を予測し、その所要時間が経過するまでの間
は、二次転写ロール21の転写条件を、電源投入からの
経過時間または画像形成枚数に応じて変更するように構
成してもよい。また、他の変形例として、画像形成装置
の電源オン時の温度および湿度双方を測定し、それらの
測定結果に基づき画像形成装置内の温度および湿度双方
が定常状態となるまでの所要時間を予測し、その所要時
間が経過するまでの間は、二次転写ロール21の転写条
件を、電源投入からの経過時間または画像形成枚数に応
じて変更するように構成してもよい。
【0058】なお、上記の第1の実施形態では、二次転
写ロール9の転写条件を変更する例について説明した
が、この実施形態のように一次転写手段として転写ロー
ル9を用いている場合は、二次転写ロール21と同様の
条件で転写条件変更を実施するようにしてもよい。 [第2の実施形態]次に、本発明の第2の画像形成装置に
ついての実施形態を説明する。
【0059】図6は、本発明の第2の画像形成装置が適
用されたカラー電子写真複写機についての実施形態を示
す概略構成図である。
【0060】図6に示すように、第2の実施形態の画像
形成装置50は、第1の実施形態の画像形成装置10と
同様に、表面にトナー像が形成され、形成されたトナー
像を担持して一次転写部T1に向けて搬送する感光体ド
ラム1と、一次転写部T1において像担持体1からトナ
ー像の転写を受けて二次転写部T2に向けて搬送するベ
ルト状の中間転写体2と、一次転写部T1において感光
体ドラム1上のトナー像を中間転写体2に転写する一次
転写ロール9と、二次転写部T2において中間転写体2
上のトナー像を記録媒体Pに転写する二次転写ロール2
1およびバックアップロール22とを有する。
【0061】さらに、この第2の実施形態の画像形成装
置50は、電源投入時の画像形成装置50内の環境条件
を測定する装置内環境センサ30と、二次転写部T2の
抵抗値を検知する抵抗値検知手段51と、装置内環境セ
ンサ30による測定結果に基づいて、抵抗値検知手段5
1による抵抗値検知のタイミングを決定する抵抗値検知
タイミング決定手段52と、抵抗値検知タイミング決定
手段52により決定されたタイミングで抵抗値検知手段
51により検知された抵抗値に基づいて、二次転写部T
2に供給される二次転写電圧を決定する二次転写電圧決
定手段53とを備えている。
【0062】なお、この第2の実施形態における装置内
環境センサ30は本発明にいう環境条件測定手段に相当
するものである。
【0063】抵抗値検知手段51は、二次転写部T2に
流れる二次転写電圧の大きさを連続的に検出し、検出さ
れた値のうち少なくとも二次転写ロール21の1回転に
対応した間の平均値を演算で求めるようになっている。
二次転写電圧決定手段53は、抵抗値検知タイミング決
定手段52により決定されたタイミングで抵抗値検知手
段51により検知された抵抗値に基づいて、二次転写部
T2に供給される二次転写電圧を決定する。こうして決
定された二次転写電圧は、コンタクトロール27、バッ
クアップロール22、および中間転写体2を介して二次
転写ロール21に印加される。
【0064】この第2の実施形態における抵抗値検知タ
イミング決定手段52は、装置内環境センサ30による
測定結果に基づいて、抵抗値検知手段51により抵抗値
を再度検知するまでの環境条件の変動幅を決定し、環境
条件が決定した変動幅だけ変化するタイミングを決定す
るよう構成されている。
【0065】図7は、第2の実施形態における転写条件
の変更操作のフローチャートである。
【0066】図7に示すように、この画像形成装置50
の電源がオン(ステップS11)になると同時に装置内
環境センサ30による温度測定が開始される(ステップ
S12)。その測定結果を基に装置内飽和予測温度と予
測時間が決定され、抵抗値検知手段51による二次転写
部の抵抗値検知のタイミングを決定する(ステップS1
3)。例えば、装置電源オン時の装置内温度が10℃で
あった場合、図3のグラフに示したように、装置電源オ
ンから0.5時間の間が装置内温度が大きく変化するこ
とから、装置電源オンから0.5時間の間は3〜5分間
隔で抵抗値検知サイクルを実行させ(ステップS1
4)、装置電源オン0.5時間から1時間の間は15分
間隔で抵抗値検知サイクルを実行させる(ステップS1
4)ようにすることが望ましい。さらに、装置電源オン
1時間以降は装置内温度が飽和状態に達することからそ
れ以降は抵抗値検知サイクルは実行しないで済ますこと
ができる。
【0067】また、装置内環境センサ30により測定さ
れた湿度によって同様な制御を行った場合でも図5に示
したグラフから装置内飽和予測湿度と予測時間を決定
し、抵抗値検知手段51による二次転写部の抵抗値検知
タイミングを決定することができる。例えば、装置電源
オン時の装置内湿度が55%であった場合は、装置電源
オンから1時間の間が装置内湿度が大きく変化すること
から、装置電源オンから1時間の間は3〜5分間隔で抵
抗値検知サイクルを実行させ、装置電源オン1時間以降
は装置内湿度が飽和状態であることから以降は抵抗値検
知サイクルは実行しないで済ますことができる。
【0068】さらに、装置内環境センサ30により温度
および湿度の双方を測定し、その双方に基づいて二次転
写部の抵抗検知タイミングを決定するようにしてもよ
い。
【0069】一方、この画像形成装置の電源オンと同時
に二次転写部における抵抗を検知する抵抗検知サイクル
が実行され(ステップS14)、検知された抵抗値は所
定の記憶装置に記憶される。
【0070】次に、用紙坪量、コート紙/非コート紙の
別、カラーモード/白黒モードの別、および片面コピー
/両面コピーの別などの画像形成モードの確認が行われ
(ステップS15)、これらの要因、およびステップS
14で検知された二次転写部の抵抗値に基づいて二次転
写部への二次転写印加電圧が決定され(ステップS1
6)、決定された二次転写電圧がコンタクトロール2
7、バックアップロール22、および中間転写体2を介
して二次転写ロール21に印加される。
【0071】次に、抵抗値検知手段51に備えられたタ
イマーにより、ステップS13で決定された二次転写部
の抵抗値検知タイミングを検知し(ステップS17)、
抵抗値検知タイミングが検知されるとステップS14に
戻り抵抗値検知サイクルを実行し、ステップS15以降
の処理を繰り返す。
【0072】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の実
施形態について説明する。
【0073】第3の実施形態は、図6に示した第2の実
施形態とほぼ同様の機器構成を有しているが、第2の実
施形態と異なる点は、第3の実施形態では、抵抗値検知
タイミング決定手段52が、装置内環境センサ30によ
る測定結果に基づいて、抵抗値検知手段51により抵抗
値を再度検知するまでの一定の時間幅からなるタイミン
グを決定するよう構成されている点である。
【0074】図8は、第3の実施形態における転写条件
の変更操作のフローチャートである。
【0075】図8に示すように、この実施形態では、装
置電源オン(ステップS21)とほぼ同時に装置内環境
センサ30による温度測定が開始され(ステップS2
2)、その測定値と前回の測定値との差が所定の閾値以
上であるか否かが判定される(ステップS23)。
【0076】ステップS23における判定の結果、今回
の測定値と前回の測定値との差が所定の閾値以下である
場合はステップS25にスキップするが、今回の測定値
と前回の測定値との差が所定の閾値以上である場合はス
テップS24に進み二次転写部における抵抗を検知する
抵抗検知サイクルが実行される(ステップS24)。
【0077】ステップS25では、用紙坪量、コート紙
/非コート紙の別、カラーモード/白黒モードの別、お
よび片面コピー/両面コピーの別などの画像形成モード
の確認が行われ(ステップS25)、これらの要因を考
慮に入れた上で、ステップS24で検知された二次転写
部の抵抗値に基づき二次転写部への二次転写印加電圧が
決定され(ステップS26)、決定された二次転写電圧
がコンタクトロール27、バックアップロール22、お
よび中間転写体2を介して二次転写ロール21に印加さ
れる。
【0078】次に、抵抗値検知手段51に備えられたタ
イマーで二次転写部の抵抗値検知タイミングを検知し
(ステップS27)、抵抗値検知タイミングが検知され
るとステップS22に戻り装置内環境センサ30による
温度測定が開始され、次いで、ステップS23以降の処
理が繰り返される。
【0079】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の第1の
画像形成装置によれば、環境条件測定手段による測定結
果に基づき画像形成装置内の環境条件が定常状態となる
までの所要時間を予測する所要時間予測手段と、所要時
間予測手段により得られた所要時間が経過するまでの間
は、一次転写手段および二次転写手段のうちの少なくと
も二次転写手段における転写条件を、電源投入からの経
過時間または画像形成枚数に応じて変更する転写条件変
更手段とを備えたことにより、環境条件が変動しても生
産性への影響の少ない画像形成装置を実現することがで
きる。
【0080】また、本発明の第2の画像形成装置によれ
ば、二次転写部の抵抗値を検知する抵抗値検知手段と、
電源投入時の画像形成装置内の環境条件を測定する環境
条件測定手段と、環境条件測定手段による測定結果に基
づいて、抵抗値検知手段による抵抗値検知のタイミング
を決定する抵抗値検知タイミング決定手段と、抵抗値検
知タイミング決定手段により決定されたタイミングで前
記抵抗値検知手段により検知された抵抗値に基づいて、
二次転写部に供給される二次転写電圧を決定する二次転
写電圧決定手段とを備えたことにより、本発明の第1の
画像形成装置におけると同様、環境条件が変動しても生
産性への影響の少ない画像形成装置を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】第1の実施形態における転写条件の変更操作の
フローチャートである。
【図3】装置電源オン時の温度別の装置内温度変化のデ
ータを示すグラフである。
【図4】電源オン時の装置内温度別の二次転写印加電圧
の出力値を示すグラフである。
【図5】電源オン時の装置内温度別の二次転写印加電圧
の出力値を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の画像形成装置が適用されたカラ
ー電子写真複写機についての実施形態を示す概略構成図
である。
【図7】第2の実施形態における転写条件の変更操作の
フローチャートである。
【図8】第3の実施形態における転写条件の変更操作の
フローチャートである。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 中間転写体 3 露光装置 4 帯電装置 5Bk,5Y,5M,5C 現像器 6 クリーナ 9 一次転写ロール 10 画像形成装置 11 搬送経路 12 トレイ 14 搬送ベルト 15 定着器 16 ベルトクリーナ 20 二次転写装置 21 二次転写ロール 22 バックアップロール 23 テンションロール 24 従動ロール 25 駆動ロール 26 クリーニングブレード 27 コンタクトロール 28 電源 29 シュート 30 装置内環境センサ 31 所要時間予測手段 32 転写条件変更手段 50 画像形成装置 51 抵抗値検知手段 52 抵抗値検知タイミング決定手段 53 二次転写電圧決定手段 P 記録媒体 T1 一次転写部 T2 二次転写部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 高橋 政明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 宮本 陽子 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2H027 DA01 DA11 DA14 DA38 EA03 EC06 ED24 EE02 EF01 2H030 AB02 AD17 BB42 BB54 2H032 AA05 AA15 BA09 CA02 CA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成され形成されたト
    ナー像を担持して所定の一次転写部に向けて搬送する像
    担持体と、前記一次転写部において前記像担持体からト
    ナー像の転写を受けて所定の二次転写部に向けて搬送す
    る中間転写体と、前記一次転写部において前記像担持体
    上のトナー像を前記中間転写体に転写する一次転写手段
    と、前記二次転写部において前記中間転写体上のトナー
    像を所定の記録媒体に転写する二次転写手段とを有する
    画像形成装置において、 電源投入時の画像形成装置内の環境条件を測定する環境
    条件測定手段と、 前記環境条件測定手段による測定結果に基づき画像形成
    装置内の環境条件が定常状態となるまでの所要時間を予
    測する所要時間予測手段と、 前記所要時間予測手段により得られた所要時間が経過す
    るまでの間は、前記一次転写手段および二次転写手段の
    うちの少なくとも二次転写手段における転写条件を、電
    源投入からの経過時間または画像形成枚数に応じて変更
    する転写条件変更手段とを備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 表面にトナー像が形成され形成されたト
    ナー像を担持して所定の一次転写部に向けて搬送する像
    担持体と、前記一次転写部において前記像担持体からト
    ナー像の転写を受けて所定の二次転写部に向けて搬送す
    る中間転写体と、前記一次転写部において前記像担持体
    上のトナー像を前記中間転写体に転写する一次転写手段
    と、前記二次転写部において前記中間転写体上のトナー
    像を所定の記録媒体に転写する二次転写手段とを有する
    画像形成装置において、 前記二次転写部の抵抗値を検知する抵抗値検知手段と、 電源投入時の画像形成装置内の環境条件を測定する環境
    条件測定手段と、 前記環境条件測定手段による測定結果に基づいて、前記
    抵抗値検知手段による抵抗値検知のタイミングを決定す
    る抵抗値検知タイミング決定手段と、 前記抵抗値検知タイミング決定手段により決定されたタ
    イミングで前記抵抗値検知手段により検知された抵抗値
    に基づいて、前記二次転写部に供給される二次転写電圧
    を決定する二次転写電圧決定手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗値検知タイミング決定手段は、
    前記環境条件測定手段による測定結果に基づいて、前記
    抵抗値検知手段により抵抗値を再度検知するまでの環境
    条件の変動幅を決定し、環境条件が決定した変動幅だけ
    変化するタイミングを決定するものであることを特徴と
    する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗値検知タイミング決定手段は、
    前記環境条件測定手段による測定結果に基づいて、前記
    抵抗値検知手段により抵抗値を再度検知するまでの一定
    の時間幅からなるタイミングを決定するものであること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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