JP2001134109A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001134109A
JP2001134109A JP31259799A JP31259799A JP2001134109A JP 2001134109 A JP2001134109 A JP 2001134109A JP 31259799 A JP31259799 A JP 31259799A JP 31259799 A JP31259799 A JP 31259799A JP 2001134109 A JP2001134109 A JP 2001134109A
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Ushio Okuyama
潮 奥山
Teruaki Koizumi
輝昭 小泉
Shigeki Nishimura
重樹 西村
Koshi Hamabe
幸志 浜部
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーとして流動性付与用の外添剤が外添さ
れたトナーを使用する場合でも、ゴースト現象を誘発す
ることなく転写時の中抜け現象をより簡易な構成でもっ
て防止することが可能な中間転写方式の画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 中間転写体20の少なくとも転写可能領
域20aの全面に上記トナーを一様に付着させるための
トナー像の形成及び1次転写を行い、最後にその1次転
写されたトナー像Qを中間転写体20から取り除く一連
の動作を実行する制御手段を具有させた。また、中間転
写体20を、その2次転写ロール30に当接させた状態
で空回動させる擬似的な2次転写動作を実行する制御手
段を具有させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体に形成す
るトナー像を中間転写体に1次転写してから記録保持材
に二次転写する中間転写方式を採用した複写機、プリン
タ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式等を利用したカラー
プリンタ、カラー複写機等の画像形成装置として、中間
転写方式を採用するタイプのものが増えつつある。かか
る中間転写方式を採用したカラー画像形成装置は、基本
的に、その感光体等の像担持体に電子写真プロセス等に
より形成する複数色のトナー像をその像担持体の1次転
写位置で当接しながら回動するベルト状又はドラム状の
中間転写体に静電的に1次転写させた後、その中間転写
体に転写されたトナー像をその中間転写体の二次転写位
置で当接するように供給される記録用紙、OHPシート
等の記録保持材に静電的に二次転写させることにより、
所望のカラー画像等を形成するようになっている。
【0003】ところが、このような中間転写方式を採用
する画像形成装置にあっては、線画像や点画像や文字画
像を形成する場合に、かかる画像の中央部分が線状又は
孔状に抜けた状態となる、いわゆる「中抜け現象」が発
生するという問題がある。
【0004】この中抜け現象は、その線画像や文字画像
ではベタ状(面状)の画像よりもトナーの堆積高さ(ト
ナー像の厚さ)が高くなるように形成されるため、1次
転写時における像担持体と中間転写体との当接や2次転
写時における中間転写体と記録保持材との当接により生
じる機械的圧力をそれぞれ集中的に受けて像担持体や中
間転写側に強く付着し、この結果、その中央部のトナー
が正常に転写されないことによって発生しているものと
認められている。特に、記録保持材としてOHPシート
や厚紙等を使用した場合には、その2次転写時において
中抜け現象が発生しやすくなる傾向にある。
【0005】そこで、従来においても、このような転写
時における中抜け現象を防止することを目的とした中間
転写方式の画像形成装置についての提案がなされてい
る。
【0006】例えば、特開平9−101626号公報に
は、トナーとして、その流動性を良好にする観点でシリ
コーンオイル等にて表面処理したシリカ等の無機微粒子
(外添剤)をトナーに外添したものを使用し、これによ
りトナーが像担持体や中間転写体から離れやすい(転写
効率があがる)ようにした画像形成装置が示されてい
る。また、特開平9−106294号公報には、中間転
写体に定期的に潤滑剤と塗布するとともに2次転写時に
おける中間転写体と記録保持材(転写材)の線速度を異
ならせ、これによりトナーが中間転写体から離れやすい
ようにした画像形成装置が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置においても次のような課題があ
る。すなわち、前者の画像形成装置にあっては、中抜け
現象の防止効果が不十分であり、そればかりか、特に同
一の画像を複数回形成した直後にハーフトーン画像を形
成した場合には、ハーフトーン画像のなかに先の同一画
像が視認できる程度に薄っすらと再現されてしまう、い
わゆるポジゴーストが発生する。一方、後者の画像形成
装置にあっては、潤滑剤を塗布する塗布装置を別途設け
る必要があるため、その分装置が複雑となったりコスト
高となり、また、中間転写体に潤滑剤を塗布した際の塗
布ムラによって画像に濃度差が生じてしまう等の2次障
害が新たに発生する。
【0008】ちなみに、本発明者らの研究によれば、上
述したゴースト現象等は主に以下のような要因により発
生しているものと推測されている。
【0009】つまり、図15に示すように、トナーT0
が転写時に像担持体や中間転写体(主に中間転写体)a
から離れるときに、かかるトナーに外添されている流動
性付与用の外添剤を構成する成分の一部(例えばシリコ
ーンオイル)が残留物bとして中間転写体a等に残留
し、この残留物bの存在によりトナーTの中間転写体a
からの離れやすさ(転写効率)が変動する。すなわち、
より離れやすくなる。このため、同一画像が連続して形
成される場合には、中間転写体aの同じ位置にトナー像
が繰り返し1次転写されるとともに2次転写される結
果、その一部分において残留物bが次々と堆積し、その
部分の転写効率も大幅に変動することになる。特にこの
ようなケースは、1つの像担持体上で複数色のトナー像
を順次形成し、それら各トナー像を中間転写体に順次重
ね合わせるように1次転写する方式(例えば4サイクル
タイプ)のカラー画像形成装置において多く発生し得
る。
【0010】そして、このようにして残留物bが局所的
に付着した中間転写体b等に対してその直後にハーフト
ーン画像THが全面的に形成されると、図16や図17
に示すように、この残留物bが存在する部分では他の部
分にくらべてトナーの転写効率が良くなって多めに転写
されるようになり、この結果、その残留物bが存在する
部分(前記同一画像TT(例えばアルファベットの
「G」の文字)が形成された部分とほぼ相応した領域)
の画像部分mだけが相対的に濃くなって現れることによ
るものと考えられる。なお、複数の像担持体を用いてそ
れら各像担持体上で各色のトナー像を別々に形成した
後、その各像担持体の1次転写位置でそれぞれ当接する
ように回動する中間転写体に順次重ね合わせるように1
次転写する方式(タンデムタイプ)のカラー画像形成装
置においても、そのプロセス方向(中間転写体の回動時
における進行方向)に沿って形成される線画像を複数回
連続して形成する場合には、上述した同じ要因によって
ゴーストが発生する。図15〜図17における符号pは
記録保持材、rは2次転写ロールを示す。
【0011】本発明は、以上述べたような事情に鑑みて
なされたものであり、トナーとして流動性付与用の外添
剤が外添されたトナーを使用する場合であっても、少な
くともゴースト現象を誘発することのない中間転写方式
の画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
ための本発明(第1発明)の画像形成装置は、回動する
像担持体にトナー像を形成し、この像担持体上のトナー
像を回動する中間転写体に1次転写し、さらにこの中間
転写体上のトナー像を記録保持材に2次転写して画像の
形成を行う装置であって、そのトナーとして流動性付与
用の外添剤が外添されたトナーを使用する画像形成装置
を前提とし、前記中間転写体の少なくとも転写可能領域
の全面に前記トナーを一様に付着させるためのトナー像
の形成及び1次転写を行い、最後にその1次転写された
トナー像を中間転写体から取り除く一連の動作を実行す
る制御手段を有していることを特徴とするものである。
この場合、一連の動作において形成するトナー像は、中
間転写体の少なくとも転写可能領域の全面に流動性付与
用の外添剤が外添されたトナーを一様に付着させること
が可能なトナー像であれば特に制約されないが、一般に
は各種濃度のベタ状画像(ハーフトーン画像を含む)で
ある。
【0013】このような第1発明の画像形成装置によれ
ば、上記制御手段による一連の動作が実行されると、中
間転写体の少なくとも転写可能領域の全面に、流動性付
与用の外添剤を有するトナーが1次転写され、最後に除
去される。この結果、中間転写体の少なくとも転写可能
領域の全面には、そのトナーに外添されていた流動性付
与用外添剤の成分が均一に残留して付着する。したがっ
て、中間転写体の少なくとも転写可能領域の全面におけ
るトナーの離れやすさ(転写効率)がほぼ同等になると
ともに高められ、これにより前述した中抜け現象及びゴ
ースト現象の発生が防止される。
【0014】そして、この第1発明の画像形成装置にお
ける制御手段は、その一連の動作におけるトナー像の中
間転写体からの除去について、通常の2次転写動作を実
行して記録保持材にそのトナー像を2次転写させて取り
除くように設定することも可能であるが、好ましくは、
その一連の動作におけるトナー像の形成及び1次転写を
実行している際には2次転写動作を実行しないように設
定するとともに、その1次転写が終了した後には前記中
間転写体の周囲に配設されてその中間転写体の転写面を
清掃するクリーニング手段のクリーニング動作を実行す
るように設定する。
【0015】このように構成した場合には、中間転写体
の転写可能領域全面にトナー像が均一かつ確実に1次転
写されるとともに、そのトナー像が最後にクリーニング
手段によって確実に除去される。これにより、そのトナ
ー像を記録保持材に2次転写させて取り除く場合に比べ
て、記録保持材の無駄な消費がなくなることは勿論のこ
と、ベタ画像のための余分な定着作業を行う必要がなっ
かたり、無用なベタ画像が形成された記録保持材を出力
する必要もなくなる。
【0016】また、この第1発明の画像形成装置におけ
る制御手段は、その一連の動作を、必要とされる適切な
時期に手動又は自動で実行するように適宜設定すること
が可能であるが、例えば、新規使用開始時(ユーザが初
めて使用する時など)、長期非使用後の使用再開時、一
定量以上の画像形成後、同一画像の連続形成後、一定の
温度湿度到達後という各条件のうち少なくとも1つを満
たした時点で自動的に実行するように設定するとよい。
【0017】一方、上記の目的を達成し得るための本発
明(第2発明)の画像形成装置は、第1発明で前提とし
た前記画像形成装置において、前記記録保持材の供給を
行うことなく、前記中間転写体を、その2次転写位置に
配設されて記録保持材をその中間転写体に押し付けて通
過させる2次転写用押圧部材に当接させた状態で空回動
させる擬似的な2次転写動作を実行する制御手段を有し
ていることを特徴とするものである。
【0018】このような第2発明の画像形成装置によれ
ば、上記制御手段による擬似的な2次転写動作が実行さ
れると、中間転写体が2次転写用押圧部材に当接した状
態で空回動する。この結果、中間転写体の転写面に付着
する付着物が2次転写用部材側に移行して取り除かれる
ため、トナーに外添されていた流動性付与用外添剤の成
分の残留付着物も中間転写体から取り除かれる。したが
って、中間転写体の転写面におけるトナーの剥がれやす
さ(転写効率)が局所的に(特に同じ画像が連続して転
写された箇所とそれ以外の箇所との間で)異なることが
なく、その転写可能領域の全面においてほぼ同等とな
り、これにより前述したゴースト現象の発生が少なくと
も防止される(特に普通紙等の記録保持材に対しては前
述した中抜け現象の発生についても併せて防止され
る)。
【0019】そして、この第2発明の画像形成装置にお
ける制御手段は、その擬似的な2次転写動作を実行する
際には前記中間転写体にトナー像を記録保持材に転写さ
せる方向の転写電界が形成される2次転写バイアスを印
加するように設定するとよい。この場合、その2次転写
のバイアス印加は、中間転写体の表面又は裏面のいずれ
か一方の側から行うように構成することができ、また、
そのバイアス印加は前記2次転写用押圧部材を介して行
うかあるいは他のバイアス印加用部材を用いて行うよう
に構成することができる。
【0020】このように構成した場合には、中間転写体
に帯電した状態で付着している付着物(特に流動性付与
用外添剤の成分の残留付着物)が2次転写バイアスの印
加で発生する静電的作用により2次転写用押圧部材側に
移行(静電転写)する。これにより、その付着物は中間
転写体からより確実に取り除かれるようになる。
【0021】また、この第2発明の画像形成装置におけ
る2次転写用押圧部材は、ブラシ状のものやウエブ状の
ものなどであってもよいが、好ましくは、ロール表面を
清掃するクリーニング手段が配設された回転ロールであ
る。
【0022】また、この第2発明の画像形成装置におけ
る制御手段は、その擬似的な2次転写動作を、必要とさ
れる適切な時期に手動又は自動で実行するように適宜設
定することが可能であるが、例えば、電源投入時、再起
動時、一定量以上の画像形成後、同一画像の連続形成
後、一定の温度湿度到達後、および、他のプロセス制御
実行時という各条件のうち少なくとも1つを満たした時
点で自動的に実行するように設定するとよい。
【0023】さらに、この第2発明の画像形成装置にお
ける制御手段は、その擬似的な2次転写動作を実行する
際には前記中間転写体の周囲に配設されてその中間転写
体の転写面を清掃するクリーニング手段のクリーニング
動作を実行するように設定するとよい。
【0024】このように構成した場合には、中間転写体
に付着している付着物(特に流動性付与用外添剤の成分
の残留付着物)が2次転写用押圧部材により除去される
ことに加え、クリーニング手段によっても除去される。
これにより、その付着物は中間転写体からより一層確実
にかつ効率よく取り除かれるようになる。
【0025】また、このクリーニング動作を実行する上
記制御手段においては、前記クリーニング手段のクリー
ニング動作を実行する際には一定のトナー像の形成及び
1次転写を同時に実行するように設定してもよい。この
場合、一定のトナー像としては、クリーニング動作によ
りそのトナー像のトナーが中間転写体の少なくとも転写
可能領域の全面に均一に拡散されやすいような状態の画
像が好ましく、例えば、中間転写体の回動方向と直交す
る方向に一様に形成される帯状の画像などが挙げられ
る。
【0026】このように構成した場合には、トナーに外
添された流動性付与用外添剤の成分が中間転写体に残留
物として一旦付着することになるが、それと同時に2次
転写動作により除去もされる。この結果、中間転写体の
転写可能領域の全面には、流動性付与用外添剤の成分の
残留物が、その付着量は第1発明の画像形成装置におけ
る一連の動作を行った場合の結果に比べて少なくなるも
のの、均一に付着する。したがって、中間転写体の少な
くとも転写可能領域の全面におけるトナーの離れやすさ
(転写効率)がほぼ同等になるとともに高められ、これ
により前述したゴースト現象の発生が少なくとも防止さ
れる。
【0027】また、クリーニング手段として中間転写体
の転写面にクリーニングブレードを摺接するタイプのも
のを使用した場合には、1次転写される一定のトナー像
におけるトナーが潤滑剤として機能し、この結果、その
クリーニングブレードが中間転写体の転写面との摩擦抵
抗によりめくれ上がってクリーニング不良、ひいては流
動性付与用外添剤の成分の残留物が中間転写体上に不均
一に付着することが防止される。
【0028】なお、この画像形成装置において、上記像
担持体はトナー像が形成され得るものであればよく、例
えばドラム状又はベルト状の感光体又は誘電体であり、
また、その数量については単数、複数のいずれであって
もよい。カラー画像形成装置とする場合、そのカラー画
像を構成する各色のトナー像は、1つの像担持体上で順
次形成するように構成しても、あるいは複数の像担持体
上でそれぞれ1色ずつ形成するように構成してもよい。
一方、上記中間転写体はベルト状又はドラム状のいずれ
かの形態からなるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1に係るカラー画像形成装置の要部を示す
ものである。このカラー画像形成装置はカラープリンタ
として使用可能なもののほか、複写機やファクシミリや
各種機能を複合させた複合機等の作像部および出力部と
して使用可能なものである。
【0030】図1において、符号10は矢線A方向に所
定の速度で回転駆動される像担持体としての感光ドラム
であり、この感光ドラム11の周囲には、帯電器(例え
ばコロナ放電器)11、レーザビーム方式の潜像書き込
み装置(レーザビームスキャナ)12、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(B)の各色のトナーが1色ずつ収容される現像器14
Y,14M,14C,14Kを回転支持体13aの周面
にそって等間隔で配置してなるロータリー式の現像装置
14、中間転写体としての中間転写ベルト20、1次転
写後の感光ドラム11の表面を清掃するドラム用クリー
ナ15等がこの順に配設されている。
【0031】上記転写ベルト20は、感光ドラム10の
1次転写位置となる表面に当接するような状態で複数の
ロール22〜24(例えば、駆動ロール21、従動ロー
ル22、テンションロール23、バックアップロール2
4)に張架され、矢線B方向へ所定の速度で回転駆動す
るように配設されている。
【0032】この中間転写ベルト20の感光ドラム10
と当接する1次転写位置には、そのベルト裏面20b側
からそのベルト20を感光ドラム10に当接させて一時
転写当接部N1を形成し、静電転写を実現する1次転写
器としての1次転写バイアスロール25が配設されてい
る。このバイアスロール25は、1次バイアス電源26
と接続されており、かかる電源26からトナーの帯電極
性と逆極性の1次バイアス電圧が印加されるようになっ
ている。また、中間転写ベルト20の周囲には、そのベ
ルト表面を2次転写後において清掃するベルト用クリー
ナ27(27aはクリーニングブレードを示す)や、そ
のベルト20面に形成又は貼付される基準位置マークを
検出するベルト位置検知センサ28が配設されている。
【0033】この中間転写ベルト20のバックアップロ
ール24に張架されている2次転写位置には、そのベル
ト表面20a側からそのベルト20をバックアップロー
ル24に当接して2次転写当接部N2を形成し、2次転
写時に後述の記録シートを保持して中間転写ベルト20
に当接させる2次転写用押圧部材としての2次転写ロー
ル30が配設されている。また、この2次転写位置で
は、バックアップロール24の周面に当接する給電ロー
ル31が配設されており、2次バイアス電源32からト
ナーの帯電極性と同極性の2次バイアス電圧を、その給
電ロール31を介してバックパップロール24に印加
(供給)するようになっている。したがって、バックア
ップロール24は2次転写器の一部として機能する。図
中の符号33は、2次転写ロール30の表面を清掃する
ロール用クリーナである(33aはクリーニングブレー
ドを示す)。
【0034】上記ベルト用クリーナ27及び2次転写ロ
ール30は、中間転写ベルト20と接離自在に配設され
ている(すなわち、図1中の両方向矢印で示すように変
位する)。この実施形態では、カラー画像を形成する場
合、そのカラー画像を構成する1色目のトナー像の1次
転写前から最終色のトナー像が中間転写ベルト20に1
次転写されるまでの間、そのクリーナ27及び2次転写
ロール30をベルト20から離間させるように設定して
いる。
【0035】また、符号35は、記録保持材としての記
録シートPを収容するシート収容トレイ、36はこのト
レイ35から記録シートPを送り出すフィードロール、
37は記録シートPを搬送する搬送ロール、38は記録
シートPを一旦停止させた後に2次転写タイミングに合
わせて前期2次転写位置の中間転写ベルト20と二次転
写ロール30との間に送りこむレジストロール38であ
る。図1中の一点鎖線は記録シートPの搬送経路を示
す。
【0036】さらに、符号40は、記録シートPに2次
転写されたトナー像を定着処理するための定着装置40
であり、圧接した状態で回転する加熱ロール41と加圧
ロール42を備えている。また、符号43は定着後の記
録シートPを装置外へ排出する排出ロール43である。
【0037】そして、この画像形成装置においては、図
2に示すように、トナー像を作成する作像プロセスの各
動作については作像プロセス用制御部50により制御さ
れ、トナー像の1次転写及び2次転写については中間転
写プロセス用制御部60により制御されるようになって
いる。
【0038】このうち上記作像プロセス用制御部50に
は、感光ドラム10を回転させる駆動用モータM1の動
作内容を制御するモータ用ドライバ51、帯電器11の
動作内容(例えば帯電電圧の条件)を制御する帯電用ド
ライバ52、像書き込み装置12の動作内容(例えば画
像データ内容や静電潜像の電位条件)を制御するROS
用ドライバ53、現像装置13の動作内容(例えば現像
バイアスの電圧条件)を制御する現像用ドライバ54等
が主に接続されている。図中の符号13cは現像バイア
ス用電源を示す。
【0039】一方、上記中間転写プロセス用制御部60
には、中間転写ベルト20の駆動ロール22を回転させ
る駆動モータM2の動作内容を制御するモータ用ドライ
バ61、1次転写バイアス用電源26の動作内容(例え
ば1次転写バイアスの電圧条件)を制御する1次バイア
ス用ドライバ62、2次転写バイアス用電源32の動作
内容(例えば2次転写バイアスの電圧条件)を制御する
第2バイアス用ドライバ63、中間転写ベルト20と接
離させるために2次転写ロール30を変位させる第1ソ
レノイド67の動作内容(例えばON,OFF)を制御
する第1ソレノイド用ドライバ64、中間転写ベルト2
0と接離させるためにベルト用クリーナー27を変位さ
せる第2ソレノイド68の動作内容(例えばON,OF
F)を制御する第2ソレノイド用ドライバ65、ベルト
位置検知用センサ28の検知信号を検出するセンサ検出
部66等が接続されている。
【0040】また、上記作像プロセス用制御部50と中
間転写プロセス用制御部60は、この画像形成装置の全
動作について総括して制御する中央制御部70に接続さ
れている。また、この中央制御部70には、センサの検
知情報が入力されるように先のセンサ検出部66が接続
されているとともに、画像形成内容などの各動作条件等
について入力する操作パネル71や、画像形成装置本体
の内部における温度及び湿度を検出する温度湿度センサ
72なども接続されている。さらに、中央制御部70に
は、後述する各制御動作に必要となる情報(新規使用開
始時の情報、開閉扉の開閉情報など)D1が入力される
ようになっている。特に、上記操作パネル71からは画
像形成動作の開始指令、画像形成の条件(枚数、種類、
濃度など)等の情報が入力されるようになっている。
【0041】そして、この画像形成装置においては、中
間転写時におけるゴースト及び中抜け現象の発生を防止
するため、図3や図4に示すように前記中央制御部70
が所定の時期に達したことを判断(検知)した時点で、
以下のような一連の動作を実行するような制御を制御プ
ログラムAに沿って行うようになっている。
【0042】すなわち、この実施形態1では、図5aに
例示するように中間転写ベルト20の少なくとも転写可
能領域20aの全面にトナーT0を一様に付着させるた
めのトナー像Qの形成及び1次転写を行い、最後にその
1次転写されたトナー像Qを中間転写ベルト20から取
り除く一連の動作を実行する設定がなされている。図5
中の符号20bは非転写領域である。
【0043】この場合、トナー像Qの形成は、画像形成
プロセスにより感光ドラム10上においてなされる。こ
のトナー像Qは、所定の濃度からなるベタ状の画像又は
ハーフトーン画像である。また、このトナー像Qの形成
は、像書き込み装置12によりベタ状又はハーフトーン
の画像を得るための潜像を形成することによって行う
か、あるいは、帯電器11の帯電電圧や現像装置14に
おける現像バイアス電圧を制御してトナーをかぶらせる
ことにより行う。トナー像Qの単位面積当たりのトナー
量を十分なものとしかつ均一にすることができるという
観点からは、上記潜像形成により行う方法よりも、上記
帯電電圧又は現像バイアス電圧を制御してトナーかぶり
現象を誘発させて形成する方法の方が効果的である。一
方、このトナー像Qの1次転写は、1次転写バイアスロ
ール25に第1バイアス電源26から所要の1次転写バ
イアスを印加することによりなされる。
【0044】また、トナー像Qの中間転写ベルト20か
らの除去は、その一連の動作におけるトナー像Qの形成
及び1次転写を実行している際には2次転写動作を実行
しない(2次転写ロール30を中間転写ベルト20から
離間させるとともに2次バイアス電源32からの2次転
写バイアスの印加を行わない)ようにし、その1次転写
が終了した後には中間転写ベルト20のベルト用クリー
ナ27によるクリーニング動作を実行する(クリーナー
27を中間転写ベルト20に当接させる)ことにより行
うように設定されている。
【0045】さらに、この一連の動作を実行する時期と
しては、ユーザーが本画像形成装置を新規に購入して初
めて使用するとき(新規使用開始時)や、長期間使用し
なかった後で久しぶりに使用するとき(長期非使用後の
使用再開時)、予め定めた規定枚数の画像形成を行った
とき(一定量以上の画像形成後)や、同じ画像形成を数
多く連続して行ったとき(同一画像の連続形成後)や、
予め定めた規定の温度や湿度の条件(しきい値)を満た
すとき(一定の温度湿度到達後)という各条件のうち少
なくとも1つを満たした時点で実行される。
【0046】また、上記現像装置13の各現像器14に
収容されているトナーT0として、流動性付与用の外添
剤(例えばシリコーンオイルで表面改質処理されたシリ
カ微粒子)が外添されたトナー粒子からなるトナーを使
用している。流動性付与用の外添剤としては、
【0047】次に、この画像形成装置の主な動作につい
て説明する。
【0048】まず、例えば、操作パネル71においてユ
ーザーによる画像形成開始の操作がなされることによっ
て画像形成プロセス開始の指示を受けると、画像形成プ
ロセス用制御部50がトナー像形成のために必要な各動
作を実行させる制御を開始する。すなわち、感光ドラム
10が駆動モータM1によって回転し始め、その表面が
帯電器(例えばコロナ放電器)11によって所定の暗電
位まで帯電された後、潜像書き込み装置12から画像信
号に応じて発せられた光ビームBmによって露光がなさ
れて静電潜像が形成される。続いて、現像装置13が、
その回転支持体13aを所定の角度だけ回転させて、静
電潜像の色に対応するトナーが収容されている現像器1
4を感光ドラム11と対向して隣接する位置まで移動さ
せ、その状態で現像バイアスを印加させて現像電界を発
生させつつ当該静電潜像をその対応する色のトナーで現
像する。この現像により、感光ドラム10上に所定の色
成分のトナー像Tが形成される。
【0049】次いで、感光ドラム10に形成されたトナ
ー像Tは、その感光ドラム10の回転に伴なって感光ド
ラム10と中間転写ベルト20が当接する1次転写当接
部N1まで搬送され、また、このタイミングに合わせて
1次バイアス電源26から1次転写バイアスが1次バイ
アスロール25に印加される。これにより、トナー像T
は、その転写バイアスの印加により形成される転写電界
による静電的作用を受けて感光ドラム10から中間転写
ベルトの表面20aに1次転写される。
【0050】ここで、単色画像を形成する場合は、中間
転写ベルト20に1次転写された当該単色のトナー像T
が直ちに記録シートPに2次転写されるが、複数色のト
ナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、
前記した感光ドラム10上での当該各トナー像の形成並
びにそのトナー像の1次転写の工程が色数分だけ繰り返
される。例えば、4色のトナー像を重ね合わせたフルカ
ラー画像を形成する場合、感光ドラム10では順次イエ
ロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像Ty,
Tm,Tc,Tkが形成され、その形成順で中間転写ベ
ルト20に1次転写される。一方、中間転写ベルト20
は、最初に1次転写されたイエローのトナー像Tyを保
持したまま感光ドラム10と同一周期で回転し、その1
次転写位置においてマゼンタ、シアン及びブラックのト
ナー像Tm,Tc,Tkがイエローのトナー像Tyに重
ね合わせられるようにして順次転写される。
【0051】続いて、中間転写ベルト20側に1次転写
されたトナー像Tは、そのベルト20の回転に伴なって
中間転写ベルト20と2次転写ロール30とが当接する
2次転写当接部N2まで搬送され、また、このタイミン
グに合わせて2次転写ロール30が中間転写ベルト20
に当接するとともに、2次バイアス電源32から2次転
写バイアスが給電ロール31を介してバックアップロー
ル24に印加される。さらに、このタイミングに合わせ
て、記録シートPがシート収容トレイ36から各ロール
36〜38の搬送力により搬送されて、中間転写ベルト
20と2次転写ロールとの間に送り込まれる。これによ
り、トナー像Tは、その転写バイアスの印加により形成
される転写電界による静電的作用を受けて中間転写ベル
ト20から記録シートPに2次転写される。
【0052】最後に、すべてのトナー像T(Ty,T
m,Tc,Tk)が2次転写された後の記録シートP
は、定着装置40に送り込まれる。そして、その加熱ロ
ール41と加圧ロール42の圧接部であるニップ部を通
過することによってトナー像の定着が行われ、しかる
後、排出ロール43等により装置外へ排出される。この
ようにして、基本的な画像形成プロセスが完了する。
【0053】次に、図3や図4を参照しながら、中間転
写時におけるゴースト及び中抜け現象の発生を防止する
ための制御プログラムAに沿った一連の動作について説
明する。
【0054】まず、中央制御部70において、この一連
の動作を実行すべき時期が到来したことが検出されると
(ステップ101(以下「S101」と略称する))、
作像プロセス用制御部50及び中間転写プロセス用制御
部60に一連の動作を実行するための制御信号が送信さ
れ、前記したトナー像Qのための作像プロセス動作がス
タンバイ状態になる(S102)とともに、1次転写プ
ロセス動作がスタンバイ状態になる(S103)。すな
わち、例えば新規の使用が開始されたときや一定量の画
像形成が実行されたときや同一画像が連続して形成され
たときなどが検出されると、駆動モータM1が始動して
感光ドラム10が回転し、帯電器11が帯電を開始し、
所定の色の現像器14が感光ドラム10と近接対向する
現像位置まで移動したりする(図2参照)。また、駆動
モータM2が始動して中間転写ベルト20が回転すると
ともに、1次バイアス電源26から1次転写バイアスが
1次バイアスロール25に印加され、さらに第2ソレノ
イド68がON状態となり1色目のトナー像の1次転写
が開始される前までベルト用クリーナ27が中間転写ベ
ルト20に当接するよう変位する。
【0055】次いで、この各スタンバイ状態になると、
図4aに示すように、作像プロセス用制御部50及び転
写プロセス用制御部60によってトナー像Qの形成とそ
の1次転写の実行に移る(S104)。図4中の符号2
6aは第1バイアスの印加の有無を決定するスイッチ、
32aは第2バイアスの印加の有無を決定するスイッチ
である。この実施形態では、フルカラー画像を構成する
イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック色からなるベ
タ状(ハーフトーン画像を含む)のトナー像Ty,T
m,Tc,Tkを最大画像サイズで感光ドラム10に順
次形成し、この4つのトナー像を中間転写ベルト20に
重ね合わせるように1次転写することによって、図4b
や図5に示すように中間転写ベルト20の転写可能領域
20aの全面にトナー像Qを形成するようにしている
(なお、図4bは便宜上ベルト20の全面にトナー像Q
が形成されている状態を図示している)。ここで、トナ
ー像Qは、上記一部の色のトナー像のみで形成すること
も可能であるが、4色のトナーを均等にかつ必要最低限
の量でもって消費して一部の色のトナーが急激に減少す
ることを避ける観点からは、この実施形態のように4色
のベタ状トナー像を重ね合わせるようにして形成するこ
とが好ましい。
【0056】そして、中間転写ベルト20の少なくとも
転写可能領域20aの全面にトナー像Qが形成されると
(厳密には最終色のトナー像の1次転写が終了した時点
で)、図4cに示すように、ベルト用クリーナー27が
第2ソレノイド68のON動作により中間転写ベルト2
0に当接した状態となり、これにより上記トナー像Qを
ベルト20上からクリーニング除去する。以上のトナー
像Qの形成及び1次転写ならびにその除去が行われる工
程が「一連の動作」の1サイクル(1回分)に相当す
る。
【0057】中央制御部70では、この一連の動作の回
数が予め定めた所要のサイクル数に達するか否かを判断
し(S105)、その所要サイクル数に達するまで当該
一連の動作を繰り返し、所要サイクル数に達した場合に
は、上記作像動作、1次転写動作及びトナー像除去動作
の終了動作がなされて完了する(S106)。すなわ
ち、感光ドラム10の回転停止、帯電動作の停止、現像
器のホームポジションへの復帰、1次転写バイアスの印
加停止、ベルト用クリーナ27のベルト20からの離間
などが行われる。
【0058】このような一連の動作が実行されることに
より、図6aに示すように、この一連の動作が行われず
線や文字等の画像の形成や同一画像の連続形成がなされ
た場合には、中間転写ベルト20上(転写面)の当該画
像形成相当領域にトナーT0の外添剤Eが局所的に残留
付着していたのに対し、この一連の動作後は、図6bに
示すように、中間転写ベルト20上の少なくとも転写可
能領域の全面にはトナー像Qの外添剤Eがほぼ均一に残
留付着した状態となる。この結果、この一連の動作実行
後に画像形成を行った場合には、線や文字等の画像形成
を(厚紙やOHPシート等の記録保持材に対して)行っ
たときでも転写時に中抜け現象が発生しなくなり、それ
ばかりか同一の画像を大量に連続形成した後にハーフト
ーン画像等の異なる画像形成を続けて行ったときでも、
その同一画像によるゴースト現象が発生することがな
い。
【0059】したがって、この実施形態の画像形成装置
にあっては、トナーとして流動性付与用の外添剤を有す
るトナーを使用した場合であっても、上記一連の動作を
実行することにより、ゴースト現象を発生させることな
く転写時の中抜け現象を防止することが可能となる。
【0060】[試験1]以下、この画像形成装置を用い
て行った中抜け現象及びゴーストの防止効果に関する試
験について説明する。
【0061】中抜け防止効果に関する試験は、温度28
℃、湿度85%RHの環境下で、線状のブラックトナー
像をA3版のOHPシートに形成する際、前記した一連
の動作を行わない場合と何回か行った場合においてOH
Pシート上にそれぞれ形成された線状画像を観察し、そ
の中抜け現象の発生状況について調べ官能評価による独
自のグレード付けをした。この際、一連の動作における
トナー像Qとしては、ハーフトーン画像(濃度30%)
を同じシアンのトナーにより形成した。また、このとき
のグレード「0.5」は中抜け現象が目視でほとんど確
認できないレベルであって許容上限値であり、グレード
「2以上」は目視で中抜け現象を確認できるレベルであ
ってその数値が大きくなるにつれてより悪化した現象で
あることを示す。この結果を図7に示す。
【0062】図7の結果から明らかなように、一連の動
作を5回行った場合には、目視では確認されないレベル
の中抜け防止効果が得られることが確認された。
【0063】続いて、ゴーストの防止効果に関する試験
は、初めにゴースト現象が発生するときの画像形成条件
を設定するための試験を行った。すなわち、その試験
は、上記試験と同じ環境条件下でゴースト確認用チャー
ト画像(「G」の文字で構成されたチャート画像)を計
300枚分一般の記録用紙に形成し、その100枚形成
した毎にハーフトーン画像(濃度30%)を形成して得
られた画像を観察し、そのときのゴースト現象の発生状
況についてそれぞれ調べ官能評価による独自のグレード
付けをした。このときのグレード「0.5」は目視でゴ
ースト発生がわずかながら確認できるレベルである。こ
の結果を図8aに示す。図8a中の括弧内の数字は、発
生したゴースト画像とハーフトーン画像の濃度差を示
す。
【0064】上記試験結果(図8a)より同じ環境条件
下で前記ゴースト確認用チャート画像を100枚形成し
た後に同じハーフトーン画像を形成する場合を選択し、
かかる画像形成を行うに先立って、前記した一連の動作
を行い、そのときに得られるハーフトーン画像中にゴー
スト現象が発生しないレベル(グレード0.75より小
さい値)になるまでに必要となった一連動作の実行回数
について調べた。一連の動作は、ベタ状のトナー像Q
(濃度100%)を形成する場合と、ハーフトーンのト
ナー像Q(濃度50%)を形成する場合とで行った。こ
の結果を図8bに示す。
【0065】この図8bの結果から明らかなように、一
連の動作を実行することによりゴースト現象を防止でき
ることがわかる。また、その一連の動作で中間転写ベル
ト上に形成するトナー像Qはその濃度が濃いほど、ゴー
ストを防止するに必要な実効回数を少なくすることが可
能であることも確認された。
【0066】[実施の形態2]実施形態2では、前記し
た実施形態1に係る画像形成装置において、中間転写時
におけるゴースト及び中抜け現象の発生を防止するた
め、図9〜図11に示すように前記中央制御部70が所
定の時期に達したことを判断した時点で、以下のような
擬似的な2次転写動作を実行するような制御を制御プロ
グラムBに沿って行うよう設定して変更した以外は、実
施形態1の装置と同じ構成にした。
【0067】すなわち、この実施形態2では、図9や図
10に示すように、記録シートPの少なくとも2次転写
当接部N2への供給を行うことなく、中間転写ベルト2
0を、その2次転写ロール30に当接させた状態で空回
動させる擬似的な(ダミー)2次転写動作を実行する設
定がなされている。
【0068】この場合、ダミー2次転写動作を実行する
際には、2次転写バイアスの印加は行わないようにする
ことも可能であるが、ダミー2次転写動作の実行回数が
より少ない回数でゴーストや中抜け現象を防止できると
いう観点からは、2次バイアス電源32から給電ロール
31を介してバックアップロール24に2次転写バイア
スを印加する。このときの2次転写バイアスとしては、
通常の2次転写時に印加するバイアスと同じ極性でかつ
同じ電圧を印加する。これは、中間転写ベルト20上に
残留付着するトナーの外添剤がトナーの帯電極性と同じ
極性に帯電しているからである。また、ベルトクリーナ
ー27は、中間転写ベルト20から離間させてクリーニ
ング動作させない設定にしてもよいが、ゴーストや中抜
け現象の防止効果をより迅速で的確に得ることができる
という観点からは、図9や図11に示すように上記ダミ
ー2次転写動作とともにクリーニング動作を行うように
設定する。なお、このダミー2次転写実行時には、1次
転写バイアスロール25への1次転写バイアスの印加は
行わないようにしている。
【0069】また、このダミー2次転写動作を実行する
時期としては、基本的に、実施形態1における一連の動
作を実行する時期と同じ条件でよいが、例えば制御用パ
ッチ画像が中間転写ベルト20上に形成される濃度調整
サイクル等のような他のプロセス制御実行時(後)とい
う時期に行うとよい。つまり、この場合には、その中間
転写ベルト20上に形成されるパッチ画像等のようなト
ナー像に応じてそのベルト20面に残留付着する外添剤
についてもダミー2次転写動作の実行により確実に除去
することが可能となる。
【0070】次に、図9〜図11を参照しながら、中間
転写時におけるゴースト及び中抜け現象の発生を防止す
るための制御プログラムBに沿ったダミー2次転写動作
について説明する。
【0071】まず、中央制御部70において、この一連
の動作を実行すべき時期が到来したことが検出されると
(ステップ201(以下「S201」と略称する))、
中間転写プロセス用制御部60にダミー2次転写動作を
実行するための制御信号が送信され、そのガミー2次転
写用の2次転写プロセス動作がスタンバイ状態になる
(S202)。すなわち、例えば画像濃度調整用のプロ
セス制御動作が実行された後や一定量の画像形成が実行
されたときや同一画像が連続して形成されたときなどが
検出されると、図10等に示すように、駆動モータM1
が始動して感光ドラム10が回転するとともに、駆動モ
ータM2が始動して中間転写ベルト20が回転する。ま
た、第1ソレノイド67がON状態となり2次転写ロー
ル30が(バックアップロール24に支持されている)
中間転写ベルト20に当接するように変位する。さら
に、2次バイアス電源32から2次転写バイアスがバッ
クアップロール24に印加される。しかも、設定内容に
よっては、図11に示すように、第2ソレノイド68が
ON状態になってベルト用クリーナー27が中間転写ベ
ルト20に当接するように変位する。
【0072】次いで、この各スタンバイ状態になると、
図10や図11に示すように、転写プロセス用制御部6
0によってダミー2次転写動作の実行に移る(S20
3)。この際、中間転写ベルト20は、2次転写バイア
スが印加された状態にある2次転写ロール30に当接し
た状態で空回転するとともに、ベルト用クリーナー27
によるクリーニング動作を受けることになる。以上のよ
うな中間転写ベルト20の空回転状態がベルト4周分
(フルカラー画像形成時の回転数)行われる工程が「ダ
ミー2次転写動作」の1サイクル(1回分)に相当す
る。
【0073】そして、中央制御部70では、このダミー
2次転写動作の回数が予め定めた所要のサイクル数に達
するか否かを判断し(S204)、その所要サイクル数
に達するまで当該ダミー2次転写動作を繰り返し、所要
サイクル数に達した場合には、上記ダミー2次転写動作
に関する終了動作がなされて完了する(S205)。し
なわち、感光ドラム10や中間転写ベルト20等の回転
停止、2次転写ロール30の離間、二次転写バイアスの
印加停止、さらにはベルト用クリーナ27のベルト20
からの離間などが行われる。
【0074】このようなダミー2次転写動作が実行され
ることにより、図12に示すように、中間転写ベルト2
0上(転写面)に局所的に残留付着しているトナーT0
の外添剤Eが、2次転写電界による静電的作用を受けつ
つ2次転写ロール30側に移行(転写)される。これに
より、中間転写ベルト20上に付着する外添剤Eの残留
付着物は除去される。しかも、このとき2次転写ロール
30側に移行した外添剤Eの残留付着物についてはロー
ル用クリーナー33(そのブレード33a)によって除
去される。また、このダミー2次転写動作時においてベ
ルト用クリーナー27のクリーニング動作を実行した場
合には、図13に示すように、中間転写ベルト20上
(転写面)に局所的に残留付着しているトナーT0の外
添剤Eが、ベルト用クリーナー27によっても除去され
る。これにより、中間転写ベルト20上の外添剤Eの残
留付着物がより確実に除去されるようになる。この結
果、このダミー2次転写動作実行後に画像形成を行った
場合には、中間転写ベルト20上に外添剤Eの残留付着
物がないため、かかる残留付着物の存在に起因した中抜
け現象やゴースト現象が発生することがない。
【0075】したがって、この実施形態2の画像形成装
置にあっては、トナーとして流動性付与用の外添剤を有
するトナーを使用した場合であっても、上記ダミー2次
転写動作を実行することにより、特に普通紙等の記録保
持材に対してはゴースト現象を発生させることなく転写
時の中抜け現象を防止することが可能となる。
【0076】[試験2]以下、この画像形成装置を用い
て行ったゴーストの防止効果に関する試験について説明
する。
【0077】このときのゴースト防止効果に関する試験
は、実施形態1の試験1と同じ条件(記録保持材として
はOHPシートを使用している)で、ゴースト確認用チ
ャート画像を100枚形成した後に同じハーフトーン画
像を形成するようにし、その両画像形成を行うに先立っ
て下記条件A〜Dの動作を行い、そのときに得られるハ
ーフトーン画像中にゴースト現象が発生しないレベル
(グレード0.75より小さい値)になるまでに必要と
なったダミー2次転写動作の実行回数について調べた。
結果を図14に示す。
【0078】上記の条件Aは、中間転写ベルト20を2
次転写ロール30に当接した状態で空回転させただけの
(2次転写バイアスの印加とベルト用クリーナー27に
よるクリーニング動作を行わない)場合である。条件B
は、中間転写ベルト20を2次転写ロール30に当接し
た状態で空回転させるとともにベルト用クリーナー27
によるクリーニング動作を行った(2次転写バイアスの
印加を行わない)場合である。条件Cは、2次転写バイ
アスの印加を行いつつ中間転写ベルト20を2次転写ロ
ール30に当接した状態で空回転させた(ベルト用クリ
ーナー27によるクリーニング動作を行わない)場合で
ある。条件Dは、2次転写バイアスの印加を行いつつ中
間転写ベルト20を2次転写ロール30に当接した状態
で空回転させるとともにベルト用クリーナー27による
クリーニング動作を行った場合である。
【0079】この図14の結果から明らかなように、条
件A,Bのダミー2次転写動作を実行した場合に比べ
て、2次転写バイアスを印加する条件Cのダミー2次転
写動作を実行した場合、さらには条件Cにさらにクリー
ニング動作を併行した条件Dのダミー2次転写動作を実
行した場合は、ダミー2次転写動作の実行回数が次第に
少なくなってもゴースト防止効果が得られることがわか
る。したがって、ゴースト防止効果を確実に得る回転か
らは、ダミー2次転写において2次転写バイアスの印加
やクリーニング動作を行うことが有効であることがわか
る。
【0080】なお、この試験2のように記録保持材とし
てOHPシートを使用してダミー2次転写を行った場
合、ゴースト現象の発生防止については上記した結果が
示すごとく十分な改善効果が得られることが確認できた
が、中抜け現象の発生防止について調べたところ十分な
改善効果が得られないこともあることが確認された。し
たがって、OHPシートのような記録保持材に対して、
中抜け現象とゴースト現象の双方について十分な改善効
果を得るためには前記実施形態2のような手段(一連の
動作の実行)が有効であることが判明した。ちなみに、
このダミー2次転写を行う手段は、普通紙のような記録
材に対しては、ゴースト現象と中抜け現象の双方の改善
効果が十分に得られることが確認された。
【0081】[実施の形態3]実施形態3では、前記し
た実施形態2に係る画像形成装置において、中間転写時
におけるゴースト及び中抜け現象の発生を防止するた
め、前記したクリーニング動作を伴なうダミー2次転写
動作を実行する際に間欠的に一定のトナー像(ベルト幅
方向に伸びる帯状の画像:トナーバンド)の形成及びそ
の1次転写を同時に実行するような制御プログラムCに
沿って行うよう設定して変更した以外は、実施形態2の
装置と同じ構成にした。すなわち、そのトナー像とし
て、中間転写ベルト20の幅方向に伸びる帯状の画像
(トナーバンド)を作像プロセスによって、例えば中間
転写ベルト1周に対して1回の割合で形成するようにし
た。
【0082】そして、この制御プログラムCに沿ったダ
ミー2次転写動作を実行した場合には、実施形態2にお
ける作用効果が発揮されると同時に、中間転写ベルト2
0にトナーバンドが間欠的に1次転写されて、そのトナ
ー像が2次転写ロール30に少々転写されるが、最終的
にはベルト用クリーナ27によって除去される。なお、
このトナーバンドが2次転写ロールを通過する際には2
次転写バイアスの印加は行わないように設定すればよ
い。
【0083】この結果、そのトナーバンドにおけるトナ
ーが潤滑剤として機能するため、ベルト用クリーナ27
のクリーニングブレード27aが中間転写ベルト20の
転写面との摩擦抵抗によりめくれ上がってクリーニング
不良を起こすことがなく、ひいては流動性付与用外添剤
Eの成分の残留付着物が中間転写ベルト20上に不均一
に付着することが確実に防止されるようになる。また、
このようなダミー2次転写動作を実行した場合には、そ
の後の画像形成時において少なくともゴースト現象が発
生することがない。
【0084】ちなみに、このトナーバンドを形成しなが
らダミー2次転写を実行した場合のゴースト現象に対す
る改善効果について、前記した試験2と同じ条件で試験
を行った。このときのトナーバンドは、通常のカラー画
像形成時においてそのカラー画像を構成する各色のトナ
ー像の形成タイミングで細い帯状のトナー像を形成し
た。この結果を図14に条件Eとして併せて示す。
【0085】[他の実施形態]実施の形態1では、中間
転写体としてベルト形態からなる中間転写ベルト20を
使用する場合についてのみ説明したが、本発明ではドラ
ム形態からなる中間転写ドラムを使用してもよく、その
場合においても中間転写ベルトの場合とほぼ同様の効果
が得られる。
【0086】また、1つの感光ドラム10を用いて作像
プロセスを4回(サイクル)繰り返すことによりカラー
画像を形成するタイプの画像形成装置を例示したが、本
発明は複数の感光ドラムを用いてその各感光ドラムにカ
ラー画像を構成する各色のトナー像を別々に形成してそ
の各感光ドラムから中間転写体に順次1次転写する、い
わゆるタンデムタイプの画像形成装置であってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、その一連の動作又は擬似的な2次転写動
作が実行することにより、中間転写体の少なくとも転写
可能領域にはトナーの流動性付与用外添剤の成分による
残留付着物が全面的に均一に存在するか又は除去される
ようになっているため、トナーとして流動性付与用の外
添剤が外添されたトナーを使用する場合であっても、ゴ
ースト現象を誘発することなく転写時の中抜け現象をよ
り簡易な構成でもって防止することがほぼ可能である。
【0088】したがって、この画像形成装置を使用した
場合には、転写時の中抜け現象はもとよりゴースト現象
もほとんど発生しない、画質良好な画像形成を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係るカラー画像形成装置の要部
を示す概要図。
【図2】 図1の画像形成装置における制御系の一部を
示す説明図。
【図3】 中抜け及びゴースト防止のための「一連の動
作」を実行する際の主な手順を示すフローチャート。
【図4】 「一連の動作」の主な動作工程の状態を示す
概念図。
【図5】 中間転写ベルトの転写可能領域とその領域に
形成するトナー像との関係を示す平面説明図。
【図6】 「一連の動作」を実行しない場合(a)と実
行した場合(b)の中間転写ベルト表面の状態を示す要
部断面図。
【図7】 試験1の中抜け目防止効果の試験結果を示す
グラフ図。
【図8】 試験1のゴスト発生レベルの試験結果(a)
とゴースト防止効果の試験結果(b)を示すグラフ図。
【図9】 実施形態2に係るカラー画像形成装置におけ
る中抜け及びゴースト防止のための「ダミー2次転写動
作」を実行する際の主な手順を示すフローチャート。
【図10】 「ダミー2次転写動作」の構成例(クリー
ニング動作を実行しない場合)を示す概念図。
【図11】 「ダミー2次転写動作」の他の構成例(ク
リーニング動作を実行する場合)を示す概念図。
【図12】 「ダミー2次転写動作」の実行により2次
転写部で得られる効果を示す要部説明図。
【図13】 「ダミー2次転写動作」の実行によりベル
ト用クリーニング部で得られる効果を示す要部説明図。
【図14】 試験2のゴースト防止効果の試験結果を示
すグラフ図。
【図15】 トナーに外添される外添剤の成分の残留付
着物が発生する状態を示す要部概略断面図。
【図16】 図15で示す外添剤の成分の残留付着物に
起因したゴースト現象等が発生する状態を示す要部概略
断面図。
【図17】 図16で示すゴースト現象が発生する画像
形成パターン例を示す概略平面図。
【符号の説明】
10…感光ドラム(像担持体)、20…中間転写ベルト
(中間転写体)、20a…転写可能領域、30…2次転
写ロール(2次転写用押圧部材)、32…2次転写バイ
アス用電源、50…作像プロセス用制御部(制御手段の
一部)、60…転写プロセス用制御部(制御部の一
部)、70…中央制御部(制御手段の一部)、T…トナ
ー像、P…記録シート(記録保持材)、T0…トナー、
E…外添剤(の成分)、Q…一連の動作時に全面形成す
るトナー像。
フロントページの続き (72)発明者 西村 重樹 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 浜部 幸志 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA33 EA03 EB04 EC14 EC19 ED24 EE06 EF01 EF12 HB19 ZA07 2H032 AA05 AA15 BA05 BA09 BA23 BA30 CA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する像担持体にトナー像を形成し、
    この像担持体上のトナー像を回動する中間転写体に1次
    転写し、さらにこの中間転写体上のトナー像を記録保持
    材に2次転写して画像の形成を行う装置であって、その
    トナーとして流動性付与用の外添剤が外添されたトナー
    を使用する画像形成装置において、 前記中間転写体の少なくとも転写可能領域の全面に前記
    トナーを一様に付着させるためのトナー像の形成及び1
    次転写を行い、最後にその1次転写されたトナー像を中
    間転写体から取り除く一連の動作を実行する制御手段を
    有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、その一連の動作におけ
    るトナー像の形成及び1次転写を実行している際には2
    次転写動作を実行しないように設定されているととも
    に、その1次転写が終了した後には前記中間転写体の周
    囲に配設されてその中間転写体の転写面を清掃するクリ
    ーニング手段のクリーニング動作を実行するように設定
    されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、その一連の動作を、新
    規使用開始時、長期非使用後の使用再開時、一定量以上
    の画像形成後、同一画像の連続形成後、一定の温度湿度
    到達後という各条件のうち少なくとも1つを満たした時
    点で実行するように設定されていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回動する像担持体にトナー像を形成し、
    この像担持体上のトナー像を回動する中間転写体に1次
    転写し、さらにこの中間転写体上のトナー像を記録保持
    材に2次転写して画像の形成を行う装置であって、その
    トナーとして流動性付与用の外添剤が外添されたトナー
    を使用する画像形成装置において、 前記記録保持材の供給を行うことなく、前記中間転写体
    を、その2次転写位置に配設されて記録保持材をその中
    間転写体に押し付けて通過させる2次転写用押圧部材に
    当接させた状態で空回動させる擬似的な2次転写動作を
    実行する制御手段を有していることを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、その擬似的な2次転写
    動作を実行する際には前記中間転写体にトナー像を記録
    保持材に転写させる方向の転写電界が形成される2次転
    写バイアスを印加するように設定されていることを特徴
    とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記2次転写用押圧部材が、ロール表面
    を清掃するクリーニング手段が配設された回転ロールで
    あることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、その擬似的な2次転写
    動作を、電源投入時、再起動時、一定量以上の画像形成
    後、同一画像の連続形成後、一定の温度湿度到達後、お
    よび、他のプロセス制御実行時という各条件のうち少な
    くとも1つを満たした時点で実行するように設定されて
    いることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、その擬似的な2次転写
    動作を実行する際には前記中間転写体の周囲に配設され
    てその中間転写体の転写面を清掃するクリーニング手段
    のクリーニング動作を実行するように設定されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記クリーニング手段
    のクリーニング動作を実行する際には一定のトナー像の
    形成及び1次転写を同時に実行するように設定されてい
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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