JP2002040249A - 偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム - Google Patents

偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム

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JP2002040249A
JP2002040249A JP2000223444A JP2000223444A JP2002040249A JP 2002040249 A JP2002040249 A JP 2002040249A JP 2000223444 A JP2000223444 A JP 2000223444A JP 2000223444 A JP2000223444 A JP 2000223444A JP 2002040249 A JP2002040249 A JP 2002040249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏光板検査時において、異物混入や欠陥を見落
とす原因である光透過と光干渉色を最小限に押さえた昜
検査性に優れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステル
フィルムを提供する。 【解決手段】最大配向角が5°以上の延伸ポリエステル
フィルムにおいて、下記式(1)で示されるレターデイ
ション(Re)のバラツキを200nm以下としたこと
を特徴とする偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフ
ィルム。 Re=Δn・d ………式(1) (ただし、式(1)で、Δnは、波長λ=590nmに
おけるフィルム面内方向の複屈折であり、dはフィルム
の厚み(nm)である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光フィルム貼り
合わせ用のポリエステルフィルムに関するものであり、
さらに詳しくは本発明は、偏光板、位相差偏光板または
位相差板の目視検査による異物や欠陥の発見を容易に可
能とする離型フィルム等として用いるのに好適な偏光フ
ィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、従来のCRT(Cathode
Ray Tube)に比べ薄型軽量、低消費電力、高画
質の利点を有する液晶ディスプレイ(Liquid Crysta
l Display)の重要が急速に伸びつつある。特に、大
画面のTFT(Thin Film Transist
or)方式やSTN(Super Twisted N
ematic)方式では、不良品発生率が高く、コスト
面での改善が急務となっている。偏光板、位相差偏光板
または位相差板は、LCDの透過光に明暗をつけること
や、色相を変化させるために必要不可欠の部品である
が、これらについても品質の安定維持が重要課題とされ
ている。
【0003】偏光板は通常、図1に示す如く偏光フィル
ム1、表面保護フィルム2、粘着剤層および離型フィル
ム4より構成される。偏光フィルム1は、沃素や二色性
染料などの偏光素子を、ポリビニルアルコール系フィル
ムの如き親水性フィルムなどに吸着配向せしめた偏光軸
と吸着軸とを有する偏光子を上下よりセルロース系フィ
ルムで被覆するか、あるいはアクリル系樹脂をコーティ
ングして設けられる。表面保護フィルム2は、ポリエス
テルフィルムのような透湿性が少なく、伸び等の変形が
少ない透明なプラスチックフィルムが使用されている。
表面保護フィルム2と偏光フィルム1は接着剤(図示省
略)で被着されており、該接着剤は表面保護フィルム2
とは強固に接着するが、偏光フィルム1とは経日でも容
易に剥離し得るものが使用されている。粘着剤層3は偏
光フィルム1を液晶セル(図示省略)に粘着するための
感圧型粘着剤等よりなり、離型フィルム4はポリエステ
ルフィルム等で構成されている。
【0004】このような偏光板の製造に際しては、予め
原料である偏光フィルム1の光の透過率や偏光度あるい
はヘイズ等の光学特性を検査し使用してはいるものの、
偏光板への製造工程での偏光フィルムへの機械的応力、
異物混入あるいは付着等により欠陥が生じる可能性があ
る。このため最終製品での異物混入や欠陥検査では、図
2に示すが如くクロスニコル法(偏光板を2枚、延伸軸
を直交させ、その間に離型フィルムの長手、幅方向をそ
れぞれ直交する偏光板の延伸軸に合わせて挟まれた状態
での透過光を観察する方法)による人間の目視検査を行
なっている。実際の偏光板の目視検査においては、正常
な検光子7に、その偏光方向に対して偏光方向が直角に
なるように偏光板を、図2の偏光子5と離型フイルムで
あるフィルム6の位置に、重ねておくと、原理的に、偏
光板中の異物混入や欠陥という欠点箇所が輝点として現
れるので、目視により欠点が検査できるというものであ
る。 しかしながら、従来の偏光板は、離型フィルムと
して用いている偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステル
フィルムとして二軸配向ポリエステルフイルムを用いて
いるためにその光学的異方性が原因で、光漏れが生じや
すく、正確な目視検査が困難となり、輝点としての異物
混入や欠陥を見落とす問題が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、偏光板用の離型
フィルムとして、その透明性、強度、耐熱性および平面
性などの点に優れている偏光フィルム貼り合わせ用ポリ
エステルフィルム(以下、単に「ポリエステルフィル
ム」ということがある)が用いられている。しかしなが
らそのポリエステルフィルムは、クロスニコル法による
偏光板目視検査において、配向主軸が二枚の偏光板で作
られる直交座標からずれると、複屈折が原因で図2の如
く偏光板を観察すると光透過および光干渉色が生じるこ
とが知られている。特に、製膜フィルム全幅において、
中央部から端部へ移行するほどボーイングが原因でフィ
ルムの配向角のずれ(フィルム長手方向と幅方向でなす
直交座標軸と配向主軸となす角度のうち小さい方の角
度)が大きくなり、光透過および光干渉が濃厚になる。
【0006】この光干渉色が生じると偏光板自体が虹色
に明るく色付いて見えるため、輝点として現れる異物混
入や欠陥を発見することが困難となる。ここでいうボー
イングとは、従来からポリエステルフィルム製膜工程に
おいて広く用いられているテンタ法(フィルムの両端部
をレール上を走行するクリップで把持して熱風オーブン
等に導き、幅方向延伸および熱処理を行う方法)では、
熱処理時にフィルム長手方向に生じる応力差の結果、テ
ンタ前でフィルム幅方向にマジック(登録商標)で引い
た直線が熱処理後には、フィルム長手方向に弓なり状に
引き戻された形をして出てくる現象をいう。
【0007】現在、偏光板製造工程における製品管理な
どの面でポリエステルフィルムは、離型フィルムとして
必要不可欠な存在である。そのため、光干渉色は、良質
な生産性の良い偏光板用の離型フィルムを得るには非常
に重要な解決すべき問題である。この原因は、ポリエス
テルフィルムのレターデイションに依存していることが
理解されており、その光干渉色とレターデイションの関
係は従来からMichel−Levy干渉色図表がある
ことからも明らかである。
【0008】直線偏光した光が延伸されたポリエステル
フィルムなどの複屈折体に入射すると、一般に互いに直
交する振動方向を有し、しかも速度を異にする2つの偏
光波のみが通過する。この速度を異にすることから2つ
の偏光波に生じる位相差をレターデイションとよぶ。光
干渉色は、そのレターデイションにより決定されるが、
一般に、レターデイションのバラツキが大きければ大き
いほど、クロスニコル法による目視検査において複数の
干渉色を観察することになる。このレターデイションの
バラツキは、製膜工程上やもえず生じるフィルムの長手
及び幅方向の分子構造および厚みのバラツキ等のフィル
ム物性の位置依存性が原因で生じる。また、ポリエステ
ルフィルムのレターデイションが大きいほど可視光の波
長依存性がなくなるため白色化し、その数は減少するこ
とが知られている。
【0009】かかる事情下に鑑み、鋭意検討した結果、
本発明の課題は、偏光板検査時において、異物混入や欠
陥を見落とす原因である光透過と光干渉色を最小限に押
さえた昜検査性に優れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリ
エステルフィルムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、最大配向角が5°以上の延伸ポリエステ
ルフィルムにおいて、下記の式(1)で示されるレター
デイション(Re)のバラツキを200nm以下とした
ことを特徴とする偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステ
ルフィルムとしたものである。
【0011】Re=Δn・d ………式(1) (ただし、式(1)で、Δnは、波長λ=590nmに
おけるフィルム面内方向の複屈折であり、dはフィルム
の厚み(nm)である。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステルフィルム
は、複屈折計で測定した最大配向角が5°以上でフィル
ム長手方向および幅方向においてレターデイション(R
e)のバラツキが200nm以下のポリエステルフィル
ムである。
【0013】ここでの最大配向角とは、製膜フィルム幅
方向にサンプルを幾つか取りだし、そのサンプル内の配
向角の最大値である。通常、離型フィルムとして該ポリ
エステルフィルムを接着せしめる偏光板は、レターデイ
ション(Re)のバラツキを上記の範囲とすることによ
ってクロスニコル法での目視検査における光干渉色を最
小限に抑えることができる。このレターデイションのバ
ラツキとは、下記式(1)で表される物性値レターデイ
ションの変動である。
【0014】Re=Δn・d ………式(1) (ただし、式(1)で、Δnは、波長λ=590nmに
おけるフィルム面内方向の複屈折であり、dはフィルム
の厚み(nm)である。) さらに、光干渉色を抑える観点から該レターデイション
のバラツキが100nm以下であることがより好まし
い。
【0015】また、本発明のポリエステルフィルムは、
フィルム長手方向の厚みむらが8%以下であることが好
ましい。ポリエステルフィルムの厚みむらを8%以下と
すれば複数の光干渉色が現れないため、目視検査性に優
れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムと
して使用することができる。厚みむらが10%以上であ
ると、品質上、安定した物性を有する延伸製膜技術では
ないため不安定な構造をもつフィルムが得られる。その
ためクロスニコル法の目視検査においては、複数の光干
渉色を生じてしまい偏光フィルム貼り合わせ用ポリエス
テルフィルムとしては不適切である。ここでの不安定な
構造とは、平面性の悪さ、主配向軸のずれおよび製膜フ
イルム物性の不均一性等である。厚みむらのより好まし
い範囲は6%以下である。
【0016】さらに、本発明のポリエステルフィルムの
フィルム長手方向の厚み変動の標準偏差が0.09以下
であることが好ましい。本発明によれば、標準偏差が
0.09以下の場合、複数の光干渉色が現れないため、
目視検査に優れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステ
ルフィルムとして使用することができる。この観点から
より好ましくは、標準偏差が0.08以下である。
【0017】さらに、本発明のポリエステルフィルムの
平均レターデイション(Re(ave))は、335n
m以上745nm以下であることが好ましい。該ポリエ
ステルフィルムの幾つかの測定点のレターデイションの
平均値が335nm以上745nm以下であると最大配
向角が18°以下においても光線透過率が低いため、光
干渉色が確認し難く、目視検査に優れた偏光フィルム貼
り合わせ用ポリエステルフィルムとして使用することが
できる。この観点から平均レターデイションが、420
nm以上660nm以下であることがより好ましい。
【0018】また、本発明のポリエステルフィルムの平
均レターデイション(Re(ave))が、1000n
m以上1250nm以下であることも好ましい範囲に挙
げられる。ポリエステルフィルムの幾つかの測定点のレ
ターデイションの平均値が1000nm以上1250n
m以下であると、最大配向角が9°以下においても光線
透過率が低いため、光干渉色が確認し難く、目視検査に
優れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム
として使用することができる。この観点から、平均レタ
ーデイションは、1075nm以上1175nm以下で
あることがより好ましい。
【0019】これらの平均レターデイションの範囲は、
クロスニコル下における光線透過率のレターデイション
の周期的依存性から明らかであるように思われる。この
関係式として、下記の式(2)で表されることからもそ
のことが裏付けされる。
【0020】 T={(sin2θ)(sinπRe/λ)}2 ・・・式(2) (式中、Tは光線透過率、θは複屈折体の配向角、Re
はレターデイション、λは用いる光線の波長である)。
従って、光線透過率を低くする条件としては、下記の
(a)および(b)が挙げられる。 (a)配向角θを5度以下、さらには3度以下に小さく
した場合 (b)Re/λが0または自然数1,2,3,…の場合 これらの内容は従来から既存の事実であり、また、特開
平7−101026号公報においても開示されている。
【0021】しかしながら、本発明は、かかる従来の事
実とは異なり、実験的にレターデイションの範囲による
昜検査性を維持する配向角の最大値の許容条件を示して
おり、さらには、偏光板目視検査に用いている光源が、
波長分布をもつため、上記式(2)で表された単色光
(波長λ)でなく、そのため周期性も僅かにずれること
を考慮したことである。その裏付けとして、請求項4の
平均レターデイションの範囲の中点は、540nmに対
して、請求項5では1125nmであり、必ずしも整数
倍とはなっていないことからも新規性が示される。
【0022】本発明のポリエステルフィルムを偏光フィ
ルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムとして用いる場
合は、ポリエステルフィルムに離型処理を施すことが剥
離性の点で好ましい。かかる離型処理としては、特に限
定されないが、シリコーンコーティング処理が好まし
い。中でも、硬化シリコーン樹脂塗膜を形成する処理が
好ましく用いられる。この硬化シリコーン樹脂塗膜は、
硬化性シリコーン樹脂を含む塗液をフィルムの少なくと
も片面に塗布し、乾燥、硬化により成形することができ
る。
【0023】本発明のポリエステルフィルムの厚みは、
離型フィルムとしての使い勝手のよさの観点から10μ
m以上60μm以下とすることが好ましく、より好まし
くは20μm以上50μm以下である。
【0024】本発明のポリエステルフィルムは、下記に
説明する製膜方法で製造することができる。本発明にお
けるポリエステルフィルムに用いられるポリエステルと
は、芳香族ジカルボン酸または脂肪族ジカルボン酸とジ
オールを主たる構成成分とするポリエステルである。こ
こで、芳香族ジカルボン酸として、例えば、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカ
ルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカル
ボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸、
4,4′−ジフェニルスルホンジカルボン酸等を挙げる
ことができる。また、脂肪族ジカルボン酸としては、例
えば、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン
ジオン酸等を挙げることができる。中でも、好ましくは
テレフタル酸とイソフタル酸を挙げることができる。こ
れらの酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用し
てもよく、さらには、ヒドロキシ安息香酸等のオキシ酸
等を一部共重合してもよい。また、ジオール成分として
は、例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3
−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリアルキレングリコール、2,2−ビス
(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等を挙げ
ることができる。中でも、エチレングリコールが好まし
く用いられる。これらのジオール成分は1種のみ用いて
もよく、2種以上併用してもよい。
【0025】本発明のポリエステルフィルムに用いられ
るポリエステルとして好ましくは、ポリエチレンテレフ
タレート、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタ
レートとの共重合体、ポリブチレンテレフタレートおよ
びその共重合体、ポリブチレンナフタレートおよびその
共重合体、さらにはポリヘキサメチレンテレフタレート
およびその共重合体、ポリヘキサメチレンナフタレート
およびその共重合体等を挙げることができ、特に耐熱性
と透明性および機械強度のバランスの点からポリエチレ
ンテレフタレートが好ましく用いられる。
【0026】本発明におけるポリエステルは、従来公知
の方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオ
ール成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生
成物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつ
つ重縮合させることによって製造する方法や、酸成分と
してジアルキルエステルを用い、これとジオール成分と
でエステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させ
ることによって製造する方法等がある。この際、必要に
応じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アル
カリ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモ
ン、ゲルマニウムおよびチタン化合物を用いることがで
きる。
【0027】本発明に於けるポリエステルには、必要に
応じてさらに難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等
の有機滑剤あるいはシロキサン等の消泡剤等を配合する
ことができる。
【0028】さらには必要に応じて、本発明のポリエス
テルフィルムに易滑性を付与することもできる。易滑性
を付与するには、ポリエステルフィルムにおいて従来よ
り公知の技術、例えば、ポリエステルに、クレー、マイ
カ、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、カオリン、
アクリル、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼンなどか
らなる無機あるいは有機の微粒子を添加する方法、ポリ
エステル重合時の触媒が失活して形成される粒子による
方法、ポリエステルフィルム製膜中あるいは製膜後にフ
ィルム表面に界面活性剤や離型剤、微粒子を含有したポ
リマーをコーティングする方法などがある。
【0029】また、本発明においては、ポリエステルフ
ィルムのレターデイションのバラツキを200nm以下
とすれば、単層で構成されたフィルムでも、複数の組成
による層から積層されたフィルムでも用いることができ
る。
【0030】かかるポリエステルを、上記溶融ポリマー
を押出機に供給して、T型口金等を用いてシート状に溶
融押出しする。その後、キャスティングドラム上で冷却
固化した未延伸フィルムを、ポリエステルのガラス転移
点以上の温度で延伸する。延伸方法は、いかなる方法で
あってもよく、長手方向に一軸に延伸する方法、幅方向
に一軸に延伸する方法、長手方向に延伸した後幅方向に
延伸する方法、幅方向に延伸した後長手方向に延伸する
方法、あるいは長手方向、幅方向同時に延伸する方法、
また長手方向の延伸、幅方向の延伸を複数回組み合わせ
て行ってもよい。長手方向の延伸倍率は、樹脂の種類、
用途などにより異なるが通常、2〜15倍である。特
に、ポリエチレンテレフタレートの偏光フィルム貼り合
わせ用ポリエステルフィルムの場合、1〜5倍程度であ
る。また、幅方向の延伸倍率は、樹脂の種類、用途など
による異なるが、通常2〜10倍である。特に、ポリエ
チレンテレフタレートの偏光フィルム貼り合わせ用ポリ
エステルフィルムの場合、2〜5倍程度である。
【0031】次いで、延伸されたフィルムを熱処理す
る。熱処理温度は、延伸温度より高く結晶融点より低い
温度でなされるのが一般的であるが、あまり高くすると
ボーイングが大きくなりやすいのでポリエチレンテレフ
タレートである場合は130℃ないし230℃の範囲で
あることが好ましい。
【0032】また、幅方向延伸と熱処理を連続した熱風
オーブンで行なう場合には、ボーイングを低減させる種
々の方法を採用することが出来る。
【0033】フィルムのボーイングを低減させる方法と
しては、幅方向延伸後に一旦ポリエステルのガラス転移
温度以下に冷却した後熱処理する方法、幅方向延伸後に
ニップロールを設ける方法、熱処理室を複数のゾーンに
分けて段階的に昇温する方法、幅方向に温度分布を設け
て熱処理ゾーンに導く方法、熱処理室でも幅方向に1.
1倍程度の延伸を行なう方法などがある。
【0034】このとき、延伸温度や延伸倍率、熱処理温
度およびその方法の組み合わせを種々調整することでレ
ターデイションのバラツキを満足するように調整するこ
とができる。例えば、高温低倍率の長手方向の延伸はレ
ターデイションのバラツキおよび厚みむらを引き起こし
易いので、長手方向の延伸温度が115℃以上のとき
は、3.2倍以上延伸することが好ましく、また115
℃以下では、2.3倍以上延伸することが好ましい。さ
らにそのときの幅方向の延伸倍率は、レターデイション
のバラツキおよび厚みむらを修正し易い観点から3.5
倍以上にすることが好ましい。
【0035】また、平均レターデイションは、特に、長
手および幅方向の延伸温度・倍率を変化させることで調
整することが出来るが、最大配向角が大きくても光線透
過率が低くできる観点から、ニ軸延伸フイルムが好まし
い。この観点から、長手方向の延伸倍率は2.8倍以
上、横手方向の延伸倍率は3.2倍以上が好ましい。本
発明のポリエステルフィルムの破断強度、破断伸度およ
び弾性率は、フィルム長手方向および幅方向とも、それ
ぞれ130MPa以上、200%以下、2GPa以上と
することが離型処理のし易さや寸法安定性の点から好ま
しい。 さらに、また本発明のポリエステルフィルム
は、偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムと
しての使い易さの点で、150℃で10分間保持したと
きの熱収縮率が長手方向および幅方向とも3%以下であ
ることが好ましい。
【0036】[特性の測定方法]本発明において、フィ
ルムの特性は以下の方法で測定した。
【0037】(1)厚みむら フィルムシックネステスタKG601Aおよび電子マイ
クロメータK306(アイリツ株式会社製)を用い、フ
ィルムの幅方向の中央部からフィルムの幅、長手方向に
50mm幅、25cm長にサンプリングしたフィルムを
連続的に厚みを測定した。フィルムの搬送速度は、50
mm/minとした。厚みむらは、通常の偏光板の最大
寸法が50×130cmの観点から測定長17cmでの
厚みの最大値T(max)と最小値T(min)の差を
平均値T(ave)で除して、100を乗じることによ
り求めた。
【0038】(2)厚み変動の標準偏差 厚み測定点を標本点として統計処理計算して求めた。
【0039】(3)レターデイション(Re)のバラツ
キ サンプルは、フイルム幅方向から切り取ったA4サイズ
のフィルムの長手、幅方向からいくつか、長手4.0×
幅3.5cmの寸法に切り出し、それぞれのレターデイ
ションを自動複屈折計(新王子製KOBRA−21AD
H)を用いて測定し、その最大値Re(max)と最小
値Re(min)の差をレターデイションのバラツキと
した。
【0040】また、それらの平均値を平均レターデイシ
ョンとした。
【0041】(4)配向角 サンプルは、フイルム幅方向から切り取ったA4サイズ
のフィルムの長手、幅方向からいくつか、長手4.0×
幅3.5cmの寸法に切り出し、それぞれの配向角を自
動複屈折計(新王子製KOBRA−21ADH)を用い
て測定した。
【0042】(5)機械強度特性 サンプルは、フィルムの幅方向の中央部から、長手方向
と、幅方向にそれぞれ1.5×15cmで切り出した。
弾性率、破断強度、破断伸度は、引張試験機(東洋測機
社製テンシロンUTM−III)で、試験長10cmで
把持し、速度20cm/minで引っ張り、応力−歪み
曲線を記録することにより求めた。
【0043】(6)熱寸法変化率 サンプルは、フィルムの幅方向の中央部から、長手方向
と、幅方向にそれぞれ1×16cmで切り出し、サイン
ペンで端から3cmの位置にそれぞれ、マーキングを施
した。熱寸法変化率は、ギアオーブン(TABAI社製
GHPS−222)で150℃、10分間の条件下で熱
処理した前後のフィルム長手、幅方向、それぞれのマー
キングの間隔を万能投影機(77−7ニコン社製E0
4)で測長することにより求めた。
【0044】(7)偏光板検査性 図2のクロスニコル法において、光源部にフジカラーラ
イトボックス100V8W(k.k進光社製)を用いて
目視検査を行なった。このとき、観察面側の寸法幅28×
縦34cmの偏光板の偏光軸方向とA4カットサンプルのフィ
ルムの長手方向を一致させた。目視検査評価基準は以下
のように定めた。 ○:光干渉なしで検査可能。 △:光干渉はあるが検査可能 ×:光干渉あり検査不可能。
【0045】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限られるものではない。
【0046】[実施例1]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、85℃に加熱したロールとラジ
エーションヒーターによってフィルムを加熱して、延伸
することにより長手方向に2.8倍延伸し、続いてテン
タにて幅方向に110℃で3.53倍延伸し、さらに該
テンタの後続する熱処理ゾーンで200℃で熱処理する
ことにより厚み38.2μmのポリエステルフィルムを
得た。得られたフィルムの破断強度、破断伸度、弾性率
は、長手方向、幅方向にそれぞれ、189MPa、26
0MPa、200%、105%、3.9GPa、5.5
GPaであった。
【0047】[実施例2]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず110℃に加熱したロール
とラジエーションヒーターによってフィルムを加熱して
複数回延伸することにより長手方向に4.8倍延伸し、
続いてテンタにて幅方向に110℃で4.1倍延伸し、
さらに該テンタの後続する熱処理ゾーンで200℃で熱
処理することにより厚み14.8μmのポリエステルフ
ィルムを得た。
【0048】[実施例3]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず118℃に加熱したロール
とラジエ−ションヒータによって複数回延伸することに
より長手方向に2.3倍に延伸し、続いてテンタにて幅
方向に90℃で3.7倍延伸し、さらに、もう一度13
5℃に加熱したロールによって長手方向に1.56倍延
伸し、第2のテンタに導入して熱処理ゾーンで205℃
で熱処理することによりポリエステルフィルムを得た。
【0049】[実施例4]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず95℃に加熱したロールに
よってフィルムを加熱して長手方向に2.5倍延伸し、
続いてテンタにて幅方向に100℃で3.7倍延伸し、
さらに該テンタの後続する熱処理ゾーンで220℃で熱
処理することにより厚み39μmのポリエステルフィル
ムを得た。
【0050】[実施例5]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず100℃に加熱したロール
によってフィルムを長手方向に3.0倍延伸し、続いて
テンタにて幅方向に85℃で3.53倍延伸し、さらに
該テンタの熱処理ゾーンで180℃で熱処理することに
よりポリエステルフィルムを得た。
【0051】[実施例6]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず85℃に加熱したロールに
よってフィルムを長手方向に1.05倍延伸し、続いて
テンタにて幅方向に100℃で3.53倍延伸し、さら
に該テンタの後続する熱処理ゾーンで130℃で熱処理
することにより厚み58.9μmのポリエステルフィル
ムを得た。
【0052】上記実施例1〜6の特性を各種評価した結
果を表1に示す。
【0053】[比較例1]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず85℃に加熱したロールに
よってフィルムを長手方向に2.5倍延伸し、続いてテ
ンタにて幅方向に110℃で3.53倍延伸し、さらに
該テンタの後続する熱処理ゾーンで230℃で熱処理す
ることにより厚み37.5μmのポリエステルフィルム
を得た。
【0054】[比較例2]ポリエチレンテレフタレート
を溶融して口金から押出し、25℃のキャスティングド
ラムで冷却固化した後、まず85℃に加熱したロールに
よってフィルムを長手方向に2.3倍延伸し、続いてテ
ンタにて幅方向に110℃で3.53倍延伸し、さらに
該テンタの熱処理ゾーンで230℃で熱処理することに
より厚み47.9μmのポリエステルフィルムを得た。
【0055】上記比較例1と2の特性を各種評価した結
果を表1に示す。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、偏光板目視検査におい
て、異物混入や欠陥の障害となる光干渉色を最小限に抑
えた昜検査性に優れた偏光フィルム貼り合わせ用として
有用なポリエステルフィルムを得ることができる。
【0057】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 偏光板の構成を例示する断面図である。
【図2】 クロスニコル法による目視検査の方法を説明
する図である。
【符号の説明】
1:偏光フィルム 2:表面保護フィルム 3:粘着剤層 4:離型フィルム 5:偏光子 6:フィルム 7:検光子 8:白色光源 9:検査する人の目
フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BA42 BB23 BB43 BB54 BC03 BC21 2H091 FA08X FA08Z FC30 GA01 GA16 KA02 LA12 LA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大配向角が5°以上の延伸ポリエステ
    ルフィルムにおいて、次式(1)で示されるレターデイ
    ション(Re)のバラツキを200nm以下としたこと
    を特徴とする偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフ
    ィルム。 Re=Δn・d ………式(1) (ただし、式(1)において、Δnは、波長λ=590
    nmにおけるフィルム面内方向の複屈折であり、dはフ
    ィルムの厚み(nm)である。)
  2. 【請求項2】 フィルム長手方向の厚みむらが8%以下
    であることを特徴とする請求項1記載の偏光フィルム貼
    り合わせ用ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 フィルム長手方向の厚み変動の標準偏差
    が0.09以下であることを特徴とする請求項2記載の
    偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 平均レターデイション(Re(av
    e))が、335nm以上745nm以下である請求項
    1ないし3のいずれかに記載の偏光フィルム貼り合わせ
    用ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 平均レターデイション(Re(av
    e))が、1000nm以上1250nm以下である請
    求項1ないし3のいずれかに記載の偏光フィルム貼り合
    わせ用ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 ポリエステルフィルムは、表面に離型処
    理されて用いられるものである請求項4または5記載の
    偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 ポリエステルフィルムが、ポリエチレン
    テレフタレートフィルムである請求項1ないし6のいず
    れかに記載の偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフ
    ィルム。
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