JP2002038631A - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

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JP2002038631A
JP2002038631A JP2000222510A JP2000222510A JP2002038631A JP 2002038631 A JP2002038631 A JP 2002038631A JP 2000222510 A JP2000222510 A JP 2000222510A JP 2000222510 A JP2000222510 A JP 2000222510A JP 2002038631 A JP2002038631 A JP 2002038631A
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JP
Japan
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bracket
heat insulating
fixed
wall structure
steel frame
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JP2000222510A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yamamori
智広 山盛
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 壁面のずり下り、及び熱橋が生じることがな
く、しかも壁面の厚みも小さい鉄骨における外壁構造を
提供する 【解決手段】 鉄骨40のフランジ41に対しブラケッ
ト42が溶接により固着され、熱絶縁材46を介してC
チャンネルよりなる縦胴縁50が固定される。ブラケッ
ト42と縦胴縁50との結合部を覆うようにウレタン吹
付けを施す。断熱ボードを装着した後、切込にウレタン
を注入し、その後防水シートを縦胴縁50の外面に留め
付け、下地板取付金具を用いて下地板を縦胴縁50に固
定し、この下地板にタイルを取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄骨建物の外壁構造
に係り、特に鉄骨と胴縁との間に発泡合成樹脂等よりな
る断熱ボードを介在させた外断熱方式の外壁構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の建物に発泡合成樹脂断熱ボー
ドを鉄骨の外側に配設した外断熱方式の外壁構造の従来
例について第11図(a)、第12図、第13図を参照
して説明する。
【0003】第11図(a)、第12図及び第13図の
いずれにおいても、鉄骨(図示略)に対しCチャンネル
(C形軽量形鋼)10が上下方向に延在するように取り
付けられており、このCチャンネルの外側に発泡合成樹
脂(例えば発泡スチロール)製の断熱ボード12が配設
されている。
【0004】第11図(a)にあっては、この断熱ボー
ド12の外面に木製の縦胴縁14が配設され、テクスビ
ス(刃付ビス)16をCチャンネル10のフランジにね
じ込むことによって該胴縁14が該Cチャンネル10に
固定されている。この縦胴縁14に対し下地板22が釘
(図示略)によって固定され、この下地板22にタイル
24が取り付けられている。
【0005】第12図にあっては、アングル18を介し
てCチャンネル20が固定されている。このCチャンネ
ル20に対し下地板22がビス(図示略)によって金具
固定され、この下地板22にタイル24が取り付けられ
ている。
【0006】第13図にあっては、木製の横胴縁26が
Cチャンネル10にビス28によって固着され、該横胴
縁26に対し木製縦胴縁14が釘30によって固定され
ている。この胴縁14に対し下地板22が釘(図示略)
によって固定され、この下地板22にタイル24が取り
付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第11図に示す従来例
にあっては、Cチャンネル10のフランジの肉厚が小さ
いので、ビス16のCチャンネル10への取付剛性が不
足し易い。例えば、断熱ボード12が厚い場合や、外装
材(下地板22及びタイル24)の重量が大きいときに
は、第11図(b)に示すようにビス16が水平線Hよ
りも下向きに傾くようになり、外壁面が全体として下方
にずり下りがちとなる。
【0008】第12図の外壁構造にあっては、Cチャン
ネル20を用いているため、第11図(a)との対比か
らも明らかな通り、外壁の仕上がり厚みがかなり大き
い。
【0009】また、第11図及び第12図のいずれにお
いても、ビス16又はアングル18が熱橋となり、断熱
性能が低下したり、結露を引き起したりするおそれがあ
る。
【0010】第13図のように木製の横胴縁26を採用
すれば、壁面のずり下がりや熱橋の問題はないが、建物
の不燃化の点において難があり、不燃下地には採用し難
い。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決し、壁
面のずり下り、及び熱橋が生じることがなく、しかも壁
面の厚みも小さい鉄骨における外壁構造を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の外壁構造は、鉄
骨に対しブラケットを介して胴縁が固定され、この胴縁
に外装材が取り付けられた外壁構造であって、該鉄骨と
胴縁との間に熱絶縁材が介在されており、該鉄骨と胴縁
との間に断熱ボードが配設されていることを特徴とする
ものである。
【0013】かかる本発明の外壁構造にあっては、鉄骨
に対しブラケットを介して胴縁が固定されており、構造
が堅固であり、壁面のずり下りが生じない。また、この
鉄骨と胴縁との間に熱絶縁材を介在させているので、熱
橋も生じない。加えて、木製横胴縁を採用しないので、
不燃特性にも優れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。第1図は第1の実施の形態に係る外
壁構造を示す分解斜視図、第2図、第3図及び第4図は
施工途中の斜視図、第5図は外壁構造を示す縦断面図で
ある。
【0015】H鋼よりなる鉄骨40のフランジ41に対
しブラケット42(この実施の形態では、Lアングルを
所定長さに切断したもの)の一端が溶接により固着さ
れ、ブラケット42が鉄骨40から直角に壁面前方へ向
って突設されている。このブラケット42には長孔より
なるボルト挿通孔44が設けられている。
【0016】このブラケット42に対し硬質ゴムなどよ
りなる小板状の熱絶縁材46を介してCチャンネルより
なる縦胴縁50が固定される。縦胴縁50には長孔より
なるボルト挿通孔52が設けられており、熱絶縁材46
には円形のボルト挿通孔48が設けられている。
【0017】これらのボルト挿通孔44,48,52に
ボルト54が硬質ゴム等よりなる断熱リング56を介し
て挿通され、ワッシャ58を介してナット60が締め込
まれ、これにより縦胴縁50がブラケット42に堅固に
固定される。熱絶縁材46及び断熱リング56が介在さ
れているので、ブラケット42と縦胴縁50とは熱的に
絶縁されている。
【0018】第2図の通り、このブラケット42と縦胴
縁50との結合部を覆うようにウレタン吹付け62を施
す。これは、アングル42の先端側が露出することを防
止するためである。
【0019】次に、第3図及び第4図の通り、断熱ボー
ド64を鉄骨40と縦胴縁50との間に配設する。断熱
ボード64の辺縁のうち、アングル42と干渉する部分
については切込66を設けておく。断熱ボード64を装
着した後、この切込66にウレタンを注入して閉鎖す
る。
【0020】その後防水シート68を縦胴縁50の外面
に留め付け、下地板取付金具69(第5図)を用いて下
地板22を縦胴縁50に固定し、この下地板22にタイ
ル24(第1〜5図では図示略)を取り付ける。
【0021】かかる外断熱方式の鉄骨造における外壁構
造にあっては、縦胴縁50が鉄骨40に対しブラケット
42を介して堅固に固定されており、下地板22やタイ
ル重量が大きくても壁面のずり下りは全くない。また、
熱絶縁材46、断熱リング56、ウレタン吹付62、及
び切込66へのウレタン注入を採用しており、ブラケッ
ト42が熱橋となることが全くない。さらに、木材を用
いておらず、不燃性にも優れる。
【0022】第6図及び第7図を参照して第2の実施の
形態について説明する。
【0023】この実施の形態では、鉄骨40に対し第1
のブラケット70の先端側が溶接等によって固着され、
この第1のブラケット70の先端側に第2のブラケット
72が硬質ゴム等よりなる熱絶縁材74を介して連結さ
れている。
【0024】この熱絶縁材74は、L形のブラケット7
0,72の水平片及び鉛直片の双方に当接するように2
枚用いられているが、1個のL形の熱絶縁材を用いても
よい。
【0025】この熱絶縁材74にはボルト挿通孔76が
設けられている。ボルト78が硬質ゴム等よりなる断熱
リング79を介して該ボルト挿通孔76及びブラケット
70,72のボルト挿通孔80,82に挿通され、ナッ
ト締めされることによりブラケット70,72同士が堅
固に連結される。第1図〜第5図と同様に断熱ボード6
4を配設した後、この第2のブラケット72の先端側に
縦胴縁50が固着され、この縦胴縁50に下地板22が
固定され、タイルが該下地板22に取り付けられる。
【0026】なお、この実施の形態では、第1のブラケ
ット70と第2のブラケット72とが熱絶縁材74によ
って熱的に絶縁されているので、第2のブラケット72
の先端にウレタン吹付は施されていない。断熱ボード6
4の切込へのウレタン注入は施されている。
【0027】この外壁構造のその他の構成は前記実施の
形態と同様であり、第7図のその他の符号は第5図と同
一部分を示している。
【0028】この外壁構造において、ブラケット70,
72が熱絶縁材74及び断熱リング79を介して連結さ
れており、ブラケット70,72が熱橋となることはな
い。もちろん、縦胴縁50の固定も堅固であり、壁面の
ずり下りが無い。また、不燃性にも優れる。
【0029】第1〜7図は平部の納まりを示すものであ
るが、建物の隅部等においても同様に熱絶縁材が用いら
れる。
【0030】第8図は出隅部の納まり示すものであり、
鉄骨90に第1のブラケット91が溶接等により固着さ
れ、この第1のブラケット91に対し熱絶縁材93を介
して第2のブラケット92が連結され、出隅の縦胴縁9
4が該第2のブラケット92に固定されている。
【0031】第9図は、入隅部の納まりを示すものであ
り、第1、第2のブラケット70,72及びそれらの間
の熱絶縁材(符号図示略)を介して縦胴縁50が鉄骨4
0に固定されている。
【0032】第10図は基礎95付近の納まりを示すも
のであり、Cチャンネルよりなる土台96は、鉄骨97
に対し第1のブラケット98と第2のブラケット99と
を介して連結されており、これらのブラケット98,9
9間に熱絶縁材100が介在されている。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明の外壁構造は、縦胴
縁の固定が堅固であり、壁面がずり下がることがない。
また、断熱性及び不燃性にも優れると共に、厚みも小さ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る外壁構造を示す分解斜
視図である。
【図2】図1の施工途中の斜視図である。
【図3】図1の施工途中の斜視図である。
【図4】図1の施工途中の斜視図である。
【図5】図1の外壁構造を示す縦断面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る外壁構造を示す斜視図
である。
【図7】第2の実施の形態に係る外壁構造を示す縦断面
図である。
【図8】出隅部の斜視図である。
【図9】入隅部の斜視図である。
【図10】基礎付近の斜視図である。
【図11】従来例を示す縦断面図である。
【図12】従来例を示す縦断面図である。
【図13】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
40 鉄骨 42 ブラケット 46 熱絶縁材 50 縦胴縁 54 ボルト 56 断熱リング 64 断熱ボード 70 第1のブラケット 72 第2のブラケット 74 熱絶縁材 79 断熱リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/80 E04B 1/80 M T

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨に対しブラケットを介して胴縁が固
    定され、この胴縁に外装材が取り付けられた外壁構造で
    あって、 該鉄骨と胴縁との間に熱絶縁材が介在されており、 該鉄骨と胴縁との間に断熱ボードが配設されていること
    を特徴とする外壁構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、熱絶縁材は該ブラケ
    ットと胴縁との間に介在されていることを特徴とする外
    壁構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、該ブラケットは、後
    端が該鉄骨に固着された第1のブラケットと、該第1の
    ブラケットに対し熱絶縁材を介して固定された第2のブ
    ラケットとからなり、 該第2のブラケットに前記胴縁が固定されていることを
    特徴とする外壁構造。
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KR20030008723A (ko) * 2001-07-19 2003-01-29 문석주 철골구조 건축물용 석재 외벽 판넬 및 그 제조방법
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