JPS625444Y2 - - Google Patents

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JPS625444Y2
JPS625444Y2 JP5886081U JP5886081U JPS625444Y2 JP S625444 Y2 JPS625444 Y2 JP S625444Y2 JP 5886081 U JP5886081 U JP 5886081U JP 5886081 U JP5886081 U JP 5886081U JP S625444 Y2 JPS625444 Y2 JP S625444Y2
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heat insulating
insulation
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studs
width direction
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JP5886081U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建築物、特に一般家屋の壁、天井、
床の内部に充填する建築用断熱板に関する。
近年建築物の壁、天井、床内部に断熱材を充填
して建築物を断熱施工することが行なわれてい
る。
従来のこの種の断熱施工は、たとえば第5図の
壁部の施工例に示すように、柱や間柱12,1
2′と板野縁13とで形成される凹部内にグラス
ウールやポリスチレンフオーム板、硬質ウレタン
フオーム板などのあらかじめ一定のサイズに形成
された断熱材2を充填し、釘14などで板野縁1
3に固定し、あるいは内壁板15によつて挾着し
たりして施工している。
しかしながら、従来のこの種の施工方法では、
断熱材2のサイズは規格品で一定であるのに対
し、これを充填設置すべき間柱12,12′の間
隔は画一化されているわけではなく、また建築作
業によつても正確にならない場合が多く、それぞ
れの間柱12,12′の間隔は相違しいるのが通
例である。従つて従来では第5図に示すように断
熱材2の幅と間柱12,12′の間隔が一致する
ことは殆どなく、間柱12,12′の間隔の方が
広いときは隙間16が生じてしまい、断熱効果の
低下をもたらすだけでなく、結露するようなこと
さえ生じてしまうという欠点があつた。これを防
ぐためには、生じた隙間16の部分に、別の断熱
材規格品からサイズ合せをして裁断した断熱材を
充填することによつて隙間をなくすのであるが、
断熱材規格品を裁断する手間が非常にかかり、か
つ断熱材にロスが発生してしまうという別の欠点
があつた。
上記欠点を解消するため、実願昭55−167313号
(本願出願人の出願にかかる、以下前願考案とい
う)が提唱されたが、これによれば、断熱板の巾
方向両側端部を斜めに切欠するため、切欠された
部分に熱損失が発生し、木口から吸湿し、断熱板
端部に結露を生ずることすらある。上記考案は、
間柱12,12′間隔のバラツキを吸収して断熱
材を隙間なく充填することを目的としているが、
バラツキ吸収にも限界があり、実験によれば、断
熱板の両側端部のつぶし代は概ね5mm〜10mm位で
あり、その程度のバラツキ吸収しかできない。し
かもこうして吸収したとしても、充填後、温度や
湿度の変化により断熱材2(表面材3や裏面材4
が貼着している場合はその面材も含む)が収縮、
膨張し、断材板1の幅が変化する結果、建物等構
造体の側面部の密着度合いが変わり、とくに乾燥
による収縮が発生すると断熱板1の保持力が低下
する。また間柱12,12′の間隔が広い方へば
らついていると、隙間が発生し断熱性能が低下す
る。
この考案は、硬質断熱材からなる断熱板であつ
て、幅方向両側端部にV字状溝を形成し両側端末
部を折返し自在とし、幅方向ほぼ中央部に切込み
を形成し、少なくとも断熱板のV字状溝および切
込み部分の裏面に裏面材を貼着することにより、
前願考案の有する欠点を解消するとともに、間柱
間あるいは根太間に隙間なく完全に充填し、施工
の手間のかからない断熱板を提供することを目的
とする。
図面に示す実施例に基づいてこの考案を説明す
ると、1は硬質断熱材2および表裏面材3,4か
らなる断熱板で、幅方向両側端部には90゜以下の
V字状溝5,6を形成し、両側端末部7,8を折
返し自在とし、幅方向ほぼ中央部には切込み9を
形成してなる。硬質断熱材2としては、硬質ウレ
タンフオーム、ポリスチレンフオーム、エポキシ
フオーム、フエノールフオームなどの硬質合成樹
脂発泡体や高密度のグラスウールマツト、ロツク
ウールマツトなど単独で板形状を保持する程度の
硬さを有するものを使用し、特に独立気泡性の合
成樹脂発泡体が防湿性にすぐれているために好ま
しい。表面材3及び裏面材4としてはクラフト
紙、ポリスチレンフイルム、ビニルフイルムなど
の合成樹脂フイルム、アルミ箔、鉄箔などの金属
箔、不織布などを使用することができ、断熱材2
の表面及び裏面に貼着し、断熱材2の補強と表面
保護及び防水の機能を果す。しかし防水性を余り
要求されないような場合はあえて表面材3を使用
する必要はない。また裏面材4は図示例のように
全面に亘つて貼着しなくともよく、少なくとも断
熱板1のV字状溝5,6および切込み9部分の反
対面に当る裏面に、V字状溝5,6および切込み
9の幅よりも広幅で貼着すればよい。V字状溝
5,6は断熱材2の下面に垂直な線aに対して対
称となる90゜あるいは間柱12,12′間隔のバ
ラツキ吸収のため90゜より小さい90゜の近似角の
切欠溝とするのが望ましい。端末部7,8はV字
状溝5,6の頂点10,11を境として折返し自
在となつている。切込み9の深さは断熱材2の厚
さより短かくても充分効果があり、厚さ以内の深
さであれば断熱板1の断熱材2が一体に連続して
いるから、板形状を保ち易く取り扱いや保存、運
搬などには便利である。しかし断熱材2を2以上
に切断分離してしまうような切込みであつても裏
面材4が分離した断熱材2を接合しているので、
板形状を保ちにくい欠点は生じるが、本考案の作
用、効果は充分達成するものである。切込み9は
断熱板のほぼ中央部に長手方向に直線材に形成す
るが、スリツト状溝あるいはV字状溝に形成して
もよい。
図示例では切込み9は断熱材2のほぼ中央部に
1か所設けただけであるが、切込み9の数は2か
所以上設けてもよい。断熱板の横幅は充填すべき
間柱の間隔よりも若干広く形成しておく。
この考案の断熱板を建築物に設置するには、壁
部への取付けを例示すると、第3図イに示すよう
に間柱12,12′及び板野縁13で形成される
凹部内に、間柱12,12′の間隔よりも若干幅
広い断熱板を切込み9部分から裏面側に折り返し
て間柱12,12′間に挿入し、次いで第3図ロ
に示すように切込み9付近の表面中央部分を下側
に押しつけると、断熱板1の両側端末部7,8は
V字状溝5,6の頂点10,11を境として折返
し(V字状溝5,6が90゜の近似角の場合は頂点
10,11付近を境として折返す)断熱板1は間
柱12,12′間に容易に密着し充填される。こ
の場合断熱板1の浮き上りを防止するため必要に
応じて釘を14等の固定具で断熱板1を板野縁1
3(第3図例の場合)あるいは間柱12,12′
(第4図例の場合)に固着する。しかして、取付
け後にいて乾燥による断熱材2表裏面材3,4の
収縮があつても、断熱材の反発力及び断熱材2の
両側端部のV字状溝5,6部の折曲げの反発力が
相まつて、間柱12,12′間の密着性が保持さ
れる。また断熱材2の厚みが薄く、間柱12,1
2′間隔が広くなつてもV字状溝5,6部の折曲
げ後の端末部7,8が強度を増強する要素となる
から、断熱板1の変形、脱落等がなく、安定した
保持力が得られる。さらに、両側端末部7,8は
中間部と同等(第1、第3図例)ないし同等以上
(第2、第4図例)の断熱性を有し、性能差がな
いから、端部に結露等が発生せず、表裏面材3,
4への水分の影響がなくなる。
このようにこの考案によれば、きわめて簡単な
作業で間柱間に隙間なく断熱板を充填することが
でき、取付け後に密着性したがつて断熱性能が低
下せず、結露を生じることもないという効果があ
る。また断熱板の端部強度が低下せず、変形、脱
落等がなく、保持が安定するという効果がある。
さらに断熱板に半端材などの無駄が生じることが
ない。この考案の建築用断熱板は断熱板として材
質的に防水性の高い硬質断熱材を使用しているの
で、特に断熱板の表裏面に防水性表面材を貼着し
なくても耐湿性の良好な断熱材として使用するこ
とができ、安価で性能の良い断熱板となる。特に
耐湿性が余り要求されない場所においては簡易に
使用することができるといつた種々の効果があ
る。
なお、上記説明では主として壁内へ断熱施工す
る場合を述べたが、この考案は壁内への適用だけ
でなく、床の場合も根太間に同様にして充填する
ことができ、また天井の場合も野縁間に同様にし
て充填することができるものであり、きわめて有
用、便利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す幅方向断面
図、第2図は他の実施例を示す幅方向断面図、第
3図は第1図例を取付ける場合の断面図で、イは
取付け前を示し、ロは取付け後を示す。第4図は
第2図例を取付けた場合の断面図、第5図は従来
の取付けを示す断面図である。 1……断熱板、2……硬質断熱材、3……表面
材、4……裏面材、5,6……V字状溝、7,8
……端末部、9……切込み、10,11……頂点
(V字状溝の)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質断熱材からなる断熱板であつて、幅方向両
    側端部にV字状溝を形成し両側端末部を折返し自
    在とし、幅方向ほぼ中央部に切込みを形成し、少
    なくとも断熱板のV字状溝および切込み部分の裏
    面に裏面材を貼着したことを特徴とする建築用断
    熱板。
JP5886081U 1981-04-23 1981-04-23 Expired JPS625444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5886081U JPS625444Y2 (ja) 1981-04-23 1981-04-23

Applications Claiming Priority (1)

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JP5886081U JPS625444Y2 (ja) 1981-04-23 1981-04-23

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JPS57171010U JPS57171010U (ja) 1982-10-28
JPS625444Y2 true JPS625444Y2 (ja) 1987-02-07

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ID=29855253

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JP5886081U Expired JPS625444Y2 (ja) 1981-04-23 1981-04-23

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JP2012012767A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Misawa Homes Co Ltd 床下断熱構造

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JPS57171010U (ja) 1982-10-28

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