JPS6316758Y2 - - Google Patents

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JPS6316758Y2
JPS6316758Y2 JP1985114337U JP11433785U JPS6316758Y2 JP S6316758 Y2 JPS6316758 Y2 JP S6316758Y2 JP 1985114337 U JP1985114337 U JP 1985114337U JP 11433785 U JP11433785 U JP 11433785U JP S6316758 Y2 JPS6316758 Y2 JP S6316758Y2
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JP
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mortar
base plate
waterproof sheet
mortar wall
synthetic resin
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JP1985114337U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築物の内外装の耐火性と断熱性と遮
音性と施工性、耐震性の向上とモルタルの亀裂、
剥落を防止したモルタル壁断熱構造に関するもの
である。
例えば、木造建築、特に戸建住宅においては外
壁の6割がモルタル壁によつて形成されている。
しかしながら、モルタル壁はモルタル壁とラスと
防水シートと木摺り板によつて構成されている。
その構造体の熱伝導率は1.3kcal/m・h・℃位
であり、断熱性に欠けるものである。そのため耐
火性にはすぐれているが、断熱性と防水性、およ
び結露性、施工性において劣ると共に、工期が長
くなる欠点があつた。また、温度の高低差により
室内側からの湿気、もしくは凍結融解がモルタル
壁に直接影響し、しかも伸縮の異なる下地材と一
体のため亀裂がより多く発生したりする不都合が
あつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、断熱
性と非結露性を強化すると共に、モルタル壁の亀
裂、剥落を構造体との相乗効果によつて大幅に低
減したモルタル壁断熱構造を提供するものであ
る。
以下に、図面を用いて本考案に係るモルタル壁
断熱構造の一実施例について詳細に説明する。第
1図は建築物等のモルタル壁部分の横断面を示す
説明図であり、1は主柱、2は間柱で総称して躯
体という。3は内装下地板、4は胴縁、5はモル
タル下地板である。この下地板5は例えば第2図
a,b、およびcに示すように合成樹脂発泡体6
を硬質基材7と防水シート8でサンドイツチし、
一体に形成した構造の複合板体である。すなわ
ち、a図は全構成材を同一寸法に形成した複合体
構造であり、b図は防水シート8の2辺8a,8
bが他の構成材より突出し、これを装着した場合
に重合片として機能させ、より目地部の防水性を
改善したものである。また、第2図cは防水シー
ト8の一辺のみを突出させた重合片8cを有する
ものである。モルタル下地板5の標準寸法はL1
=1800mm、W1=900mm位である。さらに説明する
と、合成樹脂発泡体6としては透湿率、例えば
0.00061〜0.005g/m・h・r・mm・H・g、吸
水率が約5%以下、吸湿率が約0.5gcm厚/m3
h・mm・H・g以下程度のものである。また、熱
伝導率としては0.017〜0.05kcal/m・h・℃等
の物性を有し、具体例としては硬質ポリウレタン
フオーム、ポリイソシアヌレートフオーム、フエ
ノールフオームの1種からなるものであり、主に
現場発泡を用いる。さらに、合成樹脂発泡体6と
しては独立気泡率が約50%以上の発泡組織であ
る。硬質基材7としては防水加工の合板、スレー
ト板、シージングボード、合成樹脂板等の1種か
らなるものである。また、防水シート8としては
アスフアルトフエルト、クラフト紙、合成樹脂フ
イルム、例えばポリエチレンシート、クラフト紙
に防水処理を施したものに金属箔をラミネートし
た防水シートである。防水シート9はアスフアル
トフエルト、合成樹脂フイルムの1種からなり、
接着剤(図示せず)で硬質基板7に固着したもの
である。11はセメントモルタル壁であり、合板
7上に防水シート(アスフアルトフエルト)9、
ラス材10を装着し、その上にセメントモルタル
壁材をスラリー状等で塗着したものである。この
セメントモルタル壁11の肉厚は約20〜25mm位で
ある。
次に実施例につき説明する。
内装下地材3……石膏ボード(9mm厚) モルタル下地板5、硬質ポリウレタンフオー
ム(密度30Kg/m3)……厚さ113mm 金属箔の防水シート8……アルミニウム箔に
クラフト紙 防水シート9……アスフアルトフエルト 硬質基材7……合板(9mm) モルタル壁11……市販のモルタル組成物 この外壁の構造は第1図の横断面であり、縦断
面図的には第3図aのように装着し、t1=12mm、
t2=105mm、t3=25mm、t4=25mm、t5=20〜25mmと
する。この全構造体の熱貫流率は0.814kcal/
m2・h・℃であり、従来品は約2.6kcal/m2
h・℃であり、その性能からも明らかなように高
断熱性であることが解る。また結露現象について
は高断熱性のためと金属箔付の防水シート8、防
水シート9による低吸湿性、低透湿性の形成でほ
とんど認められなかつた。さらに、水分によつて
断熱材、躯体が腐食する等の不都合もなかつた。
また、遮音性については1000Hzで530dBであり、
さらにモルタル壁の亀裂、防震性、クツシヨン
性、防水性の点で大幅に改善されていた。
以上説明したのは本考案に係るモルタル壁断熱
構造の一実施例にすぎず、第3図bに示すように
重合片を形成できるし、さらに、第4図aに示す
ように空隙にグラスウール等の断熱材12を充填
することも可能である。この場合、全体構造の熱
貫流率は0.436kcal/m3・h・℃である。さらに、
第4図bに示すようにモルタル下地板5の合成樹
脂発泡体6の片面にパーライト、シラスバルー
ン、シリカゲル等の固着物13を混在させ、この
面にモルタル壁を付着させ、硬質基板7を主柱に
取付けることもできる。この際には防水シート9
とラス材10が不要となる。
上述したように本考案に係るモルタル壁断熱構
造によれば、躯体の外側上に防水性、断熱性、
耐振性に富むモルタル下地板を敷設、固定し、か
つ、躯体の内側に内装下地板を固定したため、断
熱性、防震性に富む特徴がある。また、躯体の
外側面に防湿性の金属箔付の防水シートを設けた
ため、室内外側からの湿気が躯体内側に結露せ
ず、躯体、胴縁を腐食することがない特徴があ
る。地震、外部からの振動がモルタル壁に、直
接伝動されず大幅に低減されること、および結露
と凍結によるクラツクもなくなる特徴がある。
さらに、壁全体としては施工性、防水性、断熱性
に富む特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るモルタル壁断熱構造の一
実施例を示す横断面図、第2図a〜cは上記に使
用するモルタル下地板の一実施例を示す斜視図、
第3図a,bは本考案に係るモルタル壁断熱構造
の一実施例を示す縦断面図、第4図a,bはその
他の実施例を示す説明図である。 5……モルタル下地板、9……モルタル壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主柱、または間柱からなる躯体と、該躯体に設
    けた胴縁と、該胴縁上に下記する金属箔面を接触
    して固設したモルタル下地板と、該下地板の硬質
    基材上に敷設した防水シートと、該防水シート上
    にフツク等により固定したラス材と、該ラス材上
    に形成したモルタル壁と、前記躯体の内側に固定
    した内装下地板からなるモルタル壁断熱構造にお
    いて、前記モルタル下地板が金属箔をラミネート
    した防水シートと硬質基材間に合成樹脂発泡体を
    介在させ、これら構成材を合成樹脂発泡体の現場
    発泡により一体にサンドイツチしたことを特徴と
    するモルタル壁断熱構造。
JP1985114337U 1985-07-24 1985-07-24 Expired JPS6316758Y2 (ja)

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JPS6165108U JPS6165108U (ja) 1986-05-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613940Y2 (ja) * 1986-08-23 1994-04-13 株式会社アイジー技術研究所 断熱・防水性を有する段葺状モルタル壁

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JPS5273524A (en) * 1975-12-16 1977-06-20 Takashi Ishikawa Method of repairing or improving metal roofing
JPS5235118B2 (ja) * 1972-10-27 1977-09-07

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JPS5844185Y2 (ja) * 1975-09-03 1983-10-06 イシカワ タカシ ケンチクヨウイタ
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Patent Citations (2)

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JPS6165108U (ja) 1986-05-02

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